B 2206:2006
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この追補は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正したもの
で,これによって,JIS B 2206:1995は改正され,一部が置き換えられた。
B 2206:2006
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
白 紙
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 2206:2006
アルミニウム合金製管フランジの計算基準
(追補1)
Basis for calculation of aluminium alloy pipe flanges
(Amendment 1)
JIS B 2206:1995を,次のように改正する。
箇条1. (適用範囲)の備考3. を削除する。したがって,この規格から{ }を付けて示してある単位,
数値及び計算式を削除する。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“無機質充てん剤を含むふっ素樹脂 (PTFE)(3)”を“無機質充てん剤
を含むふっ素樹脂 (PTFE)(4)”に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“ふっ素樹脂 (PTFE) 被覆ガスケット(3)(4)”を“ふっ素樹脂 (PTFE)
被覆ガスケット(3)(4)(5)”に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“ふっ素樹脂 (PTFE) 被覆ガスケット(3)(4)(被覆に融着などの接合
面のある場合)”を“ふっ素樹脂 (PTFE) 被覆ガスケット(3)(4)(5)(被覆に融着などの接合面のある場合)”
に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“布又は多くの石綿を含まないゴムシート”を“布又は多くの繊維
を含まないゴムシート(3)”に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“石綿ジョイントシート”を“ジョイントシート(3)”に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“石綿布入ゴムシート(金線入又はなし)”を“綿布以外の布入ゴム
シート(金線入又はなし)(3)”に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“渦巻形ガスケット(5)(石綿又は他の非金属フィラー)”を“渦巻形
ガスケット(3)(6)”に置き換える。また,“渦巻形ガスケット(5)(石綿又は他の非金属フィラー)”の右欄の
“軟質アルミニウム又は軟質銅”を削除する。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“石綿糸入り金属波形ガスケット又は波形メタルジャケット形ガス
ケット(石綿板入)”を“繊維入金属波形ガスケット又は波形メタルジャケット形ガスケット(板状クッシ
2
B 2206:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ョン材入)(3)”に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“平形メタルジャケット形ガスケット(石綿板入)”を“平形メタル
ジャケット形ガスケット(板状クッション材入)(3)”に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“平形メタルジャケット形ガスケット(石綿板入)”の“座面の形状
(付表2参照)”欄の“注(6)”を“注(7)”に置き換える。
付表1の“ガスケットの材料”欄の“リングジョイントガスケット”の“最小設計締付圧力y”欄の値
“124.46”を“124.16”に置き換える。
付表1の説明欄の“注(3)”を“注(4)”に置き換え,以下番号を繰り下げ,新たに“注(3) これらのガス
ケットには石綿を使用したものを含まない。また,これらのガスケットを使用する場合には,mの値,y
の値及び適用可能温度範囲を確認すること。”を追加する。
付表1の説明欄の注(5)[修正後の注(6)]の表中の“最小締付圧力”欄の“石綿紙フィラー”を削除する。
したがって,付表1を,次の表に置き換える。
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B 2206:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表1 ガスケットの材料と接触面
ガスケットの材料
ガスケ
ット係
数m(2)
最小設計
締付圧力
y(N/mm2)
ガスケットの形
状
座面の
形
状
(付表2
参照)
ガスケ
ット座
の基本
幅(付
表2参
照)
セルフシールガスケット
(Oリング,金属,ゴム,その他セルフシーリングとみ
なされるもの)
0
0
−
−
−
無機質充てん剤を含む
ふっ素樹脂(PTFE)(4)
厚さ 3.0 mm
厚さ 2.0 mm
厚さ 1.5 mm
厚さ 1.0 mm
2.5
3.0
3.2
3.5
19.6
19.6
22.5
24.5
1a,7,
8
Ⅱ
ふっ素樹脂(PTFE)被覆ガスケット(3)(4)(5)
3.5
14.7
ふっ素樹脂(PTFE)被覆ガスケット(3)(4)(5)
(被覆に融着などの接合面のある場合)
4.0
19.6
布又は多くの繊維を含
まないゴムシート(3)
スプリング硬さ(JIS A)75未満
スプリング硬さ(JIS A)75以上
0.50
1.00
0
1.37
1a,1b,
1c,1d,
4,5,7,
8
ジョイントシート(3)
厚さ 3.2 mm
厚さ 1.6 mm
厚さ 0.8 mm
2.00
2.75
3.50
10.98
25.50
44.82
綿布入ゴムシート
1.25
2.75
綿布以外の布入ゴムシ
ート(金線入又はなし)
(3)
三重
二重
一重
2.25
2.50
2.75
15.20
20.01
25.50
植物繊維
1.75
7.55
渦巻形ガスケット(3)(6)
炭素鋼
ステンレス鋼又はモネル
2.50
3.00
68.89
68.89
1a,1b,
7,8,9,
10
繊維入金属波形ガスケ
ット又は波形メタルジ
ャケット形ガスケット
(板状クッション材入)
(3)
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6%Cr鋼
ステンレス鋼
2.50
2.75
3.00
3.25
3.50
20.01
25.50
30.99
37.95
44.82
1a,1b,
7,8
金属波形ガスケット
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6%Cr鋼
ステンレス鋼
2.75
3.00
3.25
3.50
3.75
25.50
30.99
37.95
44.82
52.37
1a,1b,
1c,1d,
7,8
平形メタルジャケット
形ガスケット(板状クッ
ション材入)(3)
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル
4〜6%Cr鋼
ステンレス鋼
3.25
3.50
3.75
3.50
3.75
3.75
37.95
44.82
52.37
55.11
62.08
62.08
1a,1b,
1c*
,
1d*,
2*(7),7,
8
4
B 2206:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表1 ガスケットの材料と接触面(続き)
ガスケットの材料
ガスケ
ット係
数m(2)
最小設計
締付圧力
y(N/mm2)
ガスケットの形
状
座面の
形
状
(付表2
参照)
ガスケ
ット座
の基本
幅(付
表2参
照)
のこ歯形ガスケット
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6%Cr鋼
ステンレス鋼
3.25
3.50
3.75
3.75
4.25
37.95
44.82
52.37
62.08
69.63
1a,1b,
1c,1d,
2,3
Ⅱ
金属平形ガスケット
軟質アルミニウム
軟質の銅又は黄銅
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6%Cr鋼
ステンレス鋼
4.00
4.75
5.50
6.00
6.50
60.70
89.63
124.16
150.34
179.27
1a,1b,
1c,1d,
2,3,4,
5,7,8
Ⅰ
リングジョイントガス
ケット
軟質アルミニウム
軟鋼又は鉄
モネル又は4〜6%Cr鋼
ステンレス鋼
4.00
5.50
6.00
6.50
60.70
124.16
150.34
179.27
6
注(2) ガスケット係数mは,ガスケットが全部ボルト穴の内側から内方にだけあるものに適用する。
(3) これらのガスケットには石綿を使用したものを含まない。また,これらのガスケットを使用する場合には,m
の値,yの値及び適用可能温度範囲を確認すること。
(4) このガスケットは,過大な締付けによって樹脂がコールドフローを起こす場合がある。そのため,全面座及び
平面座フランジでの使用に当たっては,フランジと接触しているガスケットの投影面積当たりの締付力Wg/Ag
として,次の表に示す最大許容締付圧力を上回らないよう注意が必要である。
ふっ素樹脂系ガスケットの最大締付圧力
ガスケットの材料
最大許容締付圧力 N/mm2
無機質充てん剤を含むふっ素樹脂(PTFE)
39〜69
ふっ素樹脂(PTFE)被覆ガスケット(被覆に接合面のある場合を含む。)
39〜59
備考 この値は,常温の場合に適用する。
(5) この表の値は,グラスライニングフランジには適用しない。
(6) 渦巻形ガスケットのボルト荷重算出に際して,この表に示すm及びyによって求められるボルト荷重Wm1及び
Wm2では,十分な密封性が得られないと予想される場合,ボルト締付力として次の表に示すガスケット投影面積
当たりの締付力Wg/Agで与えられた最小締付圧力を満足する必要がある。
渦巻形ガスケットの最小締付圧力
流体の性状
最小締付圧力 N/mm2
黒鉛質フィラー
ふっ素樹脂(PTFE)フィラー
水蒸気,液体
34.3
34.3
気体
68.6
49.0
(7) ガスケットの重なりがある面は,*を付けた座面形状のナビン(突起した接触面)がある側(付表2の座面の形
状参照。)に向けてはならない。
備考1. この表には,一般に多く用いるガスケットの材料とその接触面の形状を,2.に示すガスケット座の有効幅bを
使ったときに実際に使用して満足であることが一般的に明らかなmとyの推奨数値と共に示す。
2. この表の値は,各ガスケット材料についての代表的特性値を示したものであって,同形式のガスケットすべ
てを包括するものではない。したがって,この表の値は,形式の差によって幅をもつと考えられる。
3. アルミニウム合金製管フランジに異種金属ガスケットを選定する場合は,腐食に対する十分な配慮が必要で
5
B 2206:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ある。