B 2062:2018
(1)
目 次
ページ
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 種類及び呼び径 ················································································································ 2
5 流体の温度及び最高許容圧力 ······························································································ 2
6 品質······························································································································· 2
6.1 性能 ···························································································································· 2
6.2 構造,形状及び寸法 ······································································································· 2
6.3 外観 ···························································································································· 7
7 材料······························································································································· 7
7.1 一般 ···························································································································· 7
7.2 弁箱,蓋,弁体,パッキン箱,パッキン押さえ及びキャップの材料 ········································· 7
7.3 その他の材料 ················································································································ 7
8 塗装······························································································································· 8
8.1 一般 ···························································································································· 8
8.2 塗料 ···························································································································· 8
8.3 塗装方法 ······················································································································ 8
8.4 塗膜の厚さ ··················································································································· 9
9 試験······························································································································· 9
9.1 弁箱の耐圧試験 ············································································································· 9
9.2 弁座の漏れ試験 ············································································································· 9
9.3 作動試験 ······················································································································ 9
9.4 寸法試験 ······················································································································ 9
9.5 材料試験 ······················································································································ 9
10 検査 ····························································································································· 9
11 製品の呼び方 ················································································································ 10
12 表示 ···························································································································· 10
13 出荷 ···························································································································· 10
B 2062:2018
(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
バルブ工業会(JVMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS B 2062:1994
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本工業規格 JIS
B 2062:2018
水配管用仕切弁
Sluice valves for ordinary water piping
1
適用範囲
この規格は,呼び圧力7.5Kの水配管(農業用水道,工業用水道など)に使用する仕切弁(以下,バルブ
という。)について規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0100 バルブ用語
JIS B 1054-1 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第1部:ボルト,小ねじ及び植込みボル
ト
JIS B 1054-2 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第2部:ナット
JIS B 1180:2014 六角ボルト
JIS B 1181:2014 六角ナット
JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径
JIS B 2002 バルブの面間寸法
JIS B 2003 バルブの検査通則
JIS B 2004 バルブの表示通則
JIS B 2401-1 Oリング−第1部:Oリング
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS H 5121 銅合金連続鋳造鋳物
JIS K 6920-1 プラスチック−ポリアミド(PA)成形用及び押出用材料−第1部:呼び方のシステム
及び仕様表記の基礎
2
B 2062:2018
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0100による。
4
種類及び呼び径
バルブの種類及び呼び径は,次による。
a) 接続端形式は,フランジ形とする。
b) 設置形式は,立形設置とする。
c) 弁棒形式は,内ねじ式とする。
d) 呼び圧力は,7.5Kとする。
e) 呼び径は,50,75,100,125,150,200,250,300,350,400,450,500とする。
5
流体の温度及び最高許容圧力
流体の温度は60 ℃以下,最高許容圧力は1.3 MPaとする。
6
品質
6.1
性能
6.1.1
耐圧性能
バルブの耐圧部は,9.1によって試験を行ったとき,各部に漏れ,その他の異常があってはならない。
6.1.2
弁座漏れ性能
バルブの弁座部は,9.2によって試験を行ったとき,漏れがあってはならない。
6.1.3
作動性能
バルブの各運動部は,9.3によって試験を行ったとき,円滑に作動し全開及び全閉しなければならない。
6.2
構造,形状及び寸法
バルブの構造及び形状は,目視によって確認し,寸法は9.4によって試験を行ったとき,次の項目を満
足しなければならない。
a) バルブの構造は,立形設置内ねじ式とし,構造及び形状の例を図1〜図3に示す。
b) バルブの口径はJIS B 2001,面間寸法はJIS B 2002の系列番号201とし,主要寸法は,表1による。
表中の記号は,図1〜図3の寸法記号に対応する。
c) バルブの開閉は,左回り開き・右回り閉じとする。ただし,受渡当事者間の協定によって右回り開き・
左回り閉じとすることができる。
なお,左回り開き・右回り閉じのバルブのキャップはつば付き,右回り開き・左回り閉じのバルブ
のキャップはつばなしとし,その形状及び寸法は,それぞれ図4のとおりとする。ハンドル車の場合
には,開閉方向を矢印で表示する。矢印とともに“OPEN”などを併記してもよい。
d) バルブを全閉した場合は,弁体の弁座面中心が弁箱の弁座面中心から開側になければならない。また,
バルブを全開したとき,弁体が弁箱付き弁座の口径内に残ってはならない。
e) 弁箱は,次のとおりとする。
1) 弁箱には強度上必要な場合,リブを設ける。
2) 弁箱には,弁箱付き弁座を設ける。
3) 弁箱には,弁体を誘導するガイドを設ける。
3
B 2062:2018
注記 図中の番号は,表2の部品番号1〜17を表す。
図1−構造及び形状(呼び径50〜200)
4
B 2062:2018
注記 図中の番号は,表2の部品番号1〜17を表す。
図2−構造及び形状(呼び径250〜350)
5
B 2062:2018
注記 図中の番号は,表2の部品番号1〜17を表す。
図3−構造及び形状(呼び径400〜500)
単位 mm
左回り開き・右回り閉じ 右回り開き・左回り閉じ
図4−キャップの形状及び寸法
6
B 2062:2018
表1−主要寸法
単位 mm
呼
び
径
弁箱,蓋,パッキン箱
フランジ
高さ
(参考)
H
口径
d
面間
寸法
L
厚さ
a
T2
T3
T4
F
F2
F3
d4
外径
D
ガス
ケッ
ト座
外径
g
ボルト穴
ボルト
の呼び
厚さ
中心
円
の径
C
数 穴径
h
t
f
50
50
180 10.0
15
−
− 42.0 57
29
36 155
96
120 4 19
M16
20
2
340
75
75
240 10.5
20
−
− 60.0 76
38
45 211
125
168 4 19
M16
24
3
450
100
100
250 12.0
20
−
− 73.0 90
44
51 238
152
195 4 19
M16
25
3
530
125
125
260 13.5
21
−
− 87.5 101
50
57 263
177
220 6 19
M16
25
3
600
150
150
280 15.0
21
−
− 102.0 106
52
61 290
204
247 6 19
M16
26
3
660
200
200
300 17.0
22
−
− 129.0 126
60
71 342
256
299 8 19
M16
27
3
770
250
250
380 18.0
23
22
22 157.0 136
64
75 410
308
360 8 23
M20
29
3
880
300
300
400 20.0
25
23
23 186.0 148
68
81 464
362
414 10 23
M20
31
4
980
350
350
430 22.0
27
24
24 213.0 164
76
89 530
414
472 10 25
M22
32
4 1 090
400
400
470 25.0
28
25
25 243.0 206
78
92 582
466
524 12 25
M22
34
4 1 230
450
450
500 27.0
30
27
27 273.0 216
80
97 652
518
585 12 27
M24
35
4 1 340
500
500
530 30.0
33
30
30 304.0 236
82
101 706
572
639 12 27
M24
36
4 1 440
呼
び
径
弁体
弁座
弁棒
めねじこま
ボルト
N
N2
N3
N4
d2
θ
(度)
ねじ
呼び
d3
長さ
(参考)
l
K
K2
K3
K4
植込みボルト
蓋ボルト
弁箱ボルト
呼び
d5
数
呼び
d6
数
呼び
d7
数
50
44
7
36
10
66
10
20
217 28 35 11
10
M10
2
−
−
M12
4
75
60
9
44
11
97
10
26
304 36 46 16
14
M12
2
−
−
M16
4
100
70
11
50
13
124
10
28
365 42 53 19
16
M12
2
−
−
M16
4
125
80
12
54
14
151
10
32
416 46 60 20
18
M16
2
−
−
M16
6
150
84
14
58
16
178
10
35
458 50 66 22
20
M16
2
−
−
M16
6
200
98
15
68
18
230
10
40
540 57 74 26
22
M16
2
−
−
M20
6
250
110
15
66
20
284
10
44
623 62 82 28
24
M16
2
M16
6
M20
8
300
116
18
80
22
338
8
46
690 70 90 32
26
M20
2
M20
6
M20
12
350
124
20
86
24
390
8
50
776 70 90 35
30
M20
2
M20
8
M24
12
400
150
22
96
27
444
8
52
875 80 102 44
36
M20
3
M24
8
M24
12
450
158
24
100
30
498
8
56
949 82 106 46
38
M24
3
M24
8
M24
14
500
170
27
106
33
554
8
58
1 029 86 110 47
41
M24
3
M24
8
M24
14
注記 接続端に対応するフランジ規格は,呼び径50はJIS B 2239,呼び径125はJIS G 3443-2,その他の呼び径はJIS G
5527である。
f)
弁体は,次のとおりとする。
1) 弁体には,強度上必要な場合,リブを設ける。
2) 弁体は,くさび形とし,弁体には弁体付き弁座を設ける。
3) 弁体とめねじこまとの引っかかり部は,十分な強度をもつものとする。
4) 弁体には,弁箱の弁体誘導に対応するガイドを設ける。
g) 蓋及びパッキン箱は,次のとおりとする。
7
B 2062:2018
1) 蓋及びパッキン箱には,強度上必要な場合,リブを設ける。
2) パッキン箱には,内部からの漏水防止にパッキンを取り付ける。そのパッキンは,グランド式,又
は円環体シールリング式(Oリングなど)のいずれかを使用してもよい。
なお,円環体シールリング式の場合には,同一種類のパッキンを二つ以上使用する。
3) 蓋とパッキン箱とは,一体形にしてもよい。
h) 弁棒及びめねじこまは,次のとおりとする。
1) 弁棒及びめねじこまのねじ部は,円滑に作動しなければならない。
2) 弁棒には,つば部を設け,十分な強さをもつものとする。
3) バルブの弁棒頂部には,通常,キャップを取り付ける。
4) 弁棒及びめねじこまのねじは,台形ねじとし,基準山形,ねじ公差,ねじの呼びとピッチの組合せ
は,製造業者の仕様による。
i)
弁座は,次のとおりとする。
1) 弁箱付き弁座及び弁体付き弁座は,圧入又はねじ込み等によって強固に取り付ける。
2) 弁箱付き弁座及び弁体付き弁座のしゅう動面は,平滑でなければならない。
3) 呼び径100以下の弁体付き弁座は,弁体と一体形としてもよい。
6.3
外観
6.3.1
塗装前の外観
バルブの塗装前の外観は,鋳肌の表面が滑らかで,使用上有害な鋳巣,割れ,きず,鋳ばり,その他の
欠陥があってはならない。ただし,鋳巣,きずなどで軽微なものについては,溶接又は充塡材等で補修を
行ってもよい。
6.3.2
塗装後の外観
バルブの塗装後の外観は,塗り残し,泡,膨れ,剝離,異物の付着,著しい塗りた(溜)まり,その他
有害な欠陥があってはならない。ただし,軽微なものについては補修を行ってもよい。受渡当事者間の協
議によって確認事項が別途定められている場合は,それに従う。
7
材料
7.1
一般
バルブの材料は,通常の使用及び施工に十分耐えられる強度及び耐久性をもち,かつ,水質に悪影響を
及ぼさないものとし,9.5によって試験を行う。
7.2
弁箱,蓋,弁体,パッキン箱,パッキン押さえ及びキャップの材料
弁箱,蓋,弁体,パッキン箱,パッキン押さえ及びキャップの材料は,次による。
a) 弁箱,蓋,弁体,パッキン箱,パッキン押さえ及びキャップの材料は,JIS G 5501のFC200とする。
b) a)以外の材料を使用する場合は,JIS G 5502のFCD450-10などJIS G 5501のFC200と同等以上の機械
的性質をもつ材料とする。
c) 弁体付き弁座と弁体が一体の場合,弁体の材料は弁体付き弁座と同一の材料又は同一種類の鋳造材料
とする。
7.3
その他の材料
その他の材料は,表2によるほか,次による。
a) JIS H 3250のC 3771,C 3604は,JIS H 3250のC 3531又はC 6801,C 6802,C 6803,C 6804及びそ
の耐脱亜鉛腐食用としてもよい。
8
B 2062:2018
b) JIS H 5120のCAC406は,JIS H 5120のCAC411,CAC901,CAC902,CAC903B,CAC911,CAC912
又はJIS H 5121のCAC406C,CAC411C,CAC901C,CAC902C,CAC903C,CAC904C,CAC911Cと
してもよい。
表2−主要部品の材料
番号
部品名称
材料
1
弁箱
7.2による。
2
蓋
7.2による。
3
パッキン箱
7.2による。
4
弁体
7.2による。
5
弁体付き弁座
JIS H 5120のCAC406a)
6
弁箱付き弁座
JIS H 5120のCAC406a)
7
弁棒
JIS H 3250のC 3771a)
8
めねじこま
JIS H 3250のC 3771又はJIS H 5120のCAC406
9
弁棒受け
JIS H 5120のCAC406
10
パッキン押さえ
7.2による。
11
ブシュ
JIS H 5120のCAC406
12
キャップ
7.2による。
13
パッキン
JIS K 6920-1のポリアミド(PA)樹脂,JIS B 2401-1のNBR又は受渡当事者
間の協議によるもの
14
パッキン押さえボルト JIS H 3250のC 3604又はJIS B 1054-1の鋼種区分A2
15
パッキン押さえナット JIS H 3250のC 3604又はJIS B 1054-2の鋼種区分A2
16
六角ボルト
JIS G 3101のSS400,JIS G 4051のS25C,
JIS B 1180の附属書JA(ISO 4014〜ISO 4018,ISO 8676及びISO 8765によら
ない六角ボルト)の強度区分4.6以上又はJIS B 1054-1の鋼種区分A2
17
六角ナット
JIS G 3101のSS400,JIS G 4051のS25C,
JIS B 1181の附属書JA(ISO 4032〜ISO 4036及びISO 8673〜ISO 8675によら
ない六角ナット)の強度区分4T以上又はJIS B 1054-2の鋼種区分A2
注記 番号は,図1〜図3の部品番号①〜⑰を示す。
注a) JIS G 4303のSUS304,SUS403又はSUS420J2とすることができる。
8
塗装
8.1
一般
バルブの鉄部には塗装を施す。塗装は,異物の混入,塗りむら,ピンホール,塗りもれなどの欠陥がな
く,表面が滑らかで均一な塗膜が得られるようにする。
8.2
塗料
塗料は,次の要求事項を満足しなければならない。
a) 使用者及び周囲の環境に有害な影響を及ぼさない。
b) 硬化・乾燥後,水に浸されない。
c) 内面の塗料は,水質に使用上の有害な影響を与えない。
d) 寒暖によって性能に異常を生じない。
注記 主に用いられる塗料として,エポキシ系,アクリル系合成樹脂塗料などがある。
8.3
塗装方法
8.3.1
被塗装面の前処理
被塗装面の前処理は,次の事項を行う。使用する塗料ごとに定められた要求事項がある場合は,それに
9
B 2062:2018
従う。
a) さび(錆)こぶ,さび,その他塗装に有害な付着物,突起などは除去し,ブラスト処理によって仕上
げる。
b) 被塗装面の軽微なきず,くぼみ等は,充塡材等で下地処理してもよい。
c) 前処理を行った鋳鉄面は,塗装するまでの間,再びさびたり,ほこり,油分,水分等が付着しないよ
うに保護する。
8.3.2
塗装方法
バルブの塗装方法は,塗料の種類によって最も適切な方法を選択する。
注記 主に用いられる方法として,はけ塗り,吹付け塗りなどがある。
8.4
塗膜の厚さ
内面及び外面の塗膜の厚さは,塗料の種類に応じてその性能を満たす厚さとする。
9
試験
9.1
弁箱の耐圧試験
バルブの弁箱耐圧試験は,JIS B 2003の9.2(弁箱耐圧検査)の水圧試験による。ただし,試験圧力は,
表3による。
表3−弁箱耐圧試験圧力
単位 MPa
呼び径
試験圧力
50〜350
1.75
400〜500
1.4
9.2
弁座の漏れ試験
バルブの弁座漏れ試験は,JIS B 2003の9.3(弁座漏れ検査)の水圧試験による。ただし,試験圧力は,
0.75 MPaとする。
9.3
作動試験
バルブの作動試験は,バルブの組立て後,無負荷の状態で全開及び全閉作動を行う。
9.4
寸法試験
バルブの寸法試験は,JIS B 2003の箇条6(寸法検査)による。
9.5
材料試験
バルブの材料試験は,JIS B 2003の箇条8(材料検査)による。
10 検査
バルブの検査は,次の各項について行い,箇条6〜箇条8及び箇条12の規定に適合しなければならない。
a) 弁箱耐圧検査
b) 弁座漏れ検査
c) 作動検査
d) 構造,形状及び寸法検査
e) 外観検査
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f)
材料検査
g) 塗装検査
h) 表示検査
11 製品の呼び方
バルブの呼び方は,規格番号又は規格名称及び呼び径による。
例 呼び径200の場合
JIS B 2062 200又は水配管用仕切弁200
12 表示
バルブの表示は,次による。
a) 弁箱の外側の一定の場所に,次の各項目を明瞭に鋳出しする。
1) 刻印座
2) 呼び径
3) 製造業者名又はその略号
4) 弁箱及び蓋の材料記号(弁箱及び蓋の材料がJIS G 5501以外の場合)
b) バルブの製造年又はその略号は,弁箱の外側の一定の場所に,容易に消えない方法で明示する。
c) 上記以外の表示が必要な場合は,JIS B 2004による。
13
出荷
バルブは,次の状態で出荷する。
a) 試験後,水を抜き清掃する。
b) 弁体は,軽く閉状態とする。
c) バルブは,全体を包装するか又はフランジ端部に適切なカバーを施す。
11
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参考文献
JIS B 2239 鋳鉄製管フランジ
JIS G 3443-2 水輸送用塗覆装鋼管−第2部:異形管
JIS G 5527 ダクタイル鋳鉄異形管