サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

B 2005-6-1:2004 (IEC 60534-6-1:1997) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本バルブ工業会(JVMA)から,工業標準原

案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣

が制定した日本工業規格である。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60534-6-1:1997,Industrial-process 

control valves−Part 6 : Mounting details for attachment of positioners to control valves−Section 1 : Positioner 

mounting on linear actuatorsを基礎として用いた。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 2005-6-1:2004 

(IEC 60534-6-1:1997) 

工業プロセス用調節弁− 

第6部:調節弁へのポジショナの取付けの詳細− 
第1節:直線運動駆動部へのポジショナの取付け 

Industrial-process control valves−Part 6 : Mounting details for attachment of 

positioners to control valves−Section 1 : Positioner mounting on linear 

actuators 

序文 この規格は,1997年に第1版として発行されたIEC 60534-6-1:1997,Industrial-process control valves

−Part 6 : Mounting details for attachment of positioners to control valves−Section 1 : Positioner mounting on 

linear actuatorsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。 

1. 適用範囲 この規格は,直接又は中間にマウンティング ブラケットを用いて,調節弁を直線運動する

調節弁駆動部に取り付けられるポジショナの取付けの詳細を規定する。この規格は,駆動部とポジショナ

との間の互換性が要求される場合に適用する。 

次の項目は,製造業者と使用者の指針として,この規格の意図する適用範囲を明らかにするものである。 

1.1 

この規格の取付方法は,駆動部の側面に取り付けられるポジショナだけに適用する。 

1.2 

この規格の取付方法は,一般にトラベルが10〜100 mmまでの駆動部に適用する。 

1.3 

この規格の取付方法は,駆動部の設計に関して,次の三つの基本的なタイプを含むように設計され

ている(図1を参照)。 

a) 調節弁に駆動力ユニットを接続するために,鋳造又は溶接製のヨークをもつもの。 

b) 調節弁に駆動力ユニットを接続するために,円筒形のヨークを用いるもの。 

c) 調節弁に駆動力ユニットを接続するために,2本又はそれ以上の円柱から構成されているヨークを用

いるもの。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修

正している),NEQ(同等でない)とする。 

IEC 60534-6-1:1997,Industrial-process control valves−Part 6 : Mounting details for attachment of 

positioners to control valves−Section 1 : Positioner mounting on linear actuators (IDT) 

2. 定義 この規格で用いる用語の定義は,JIS B 2005の他の部に規定されている定義を適用する。 

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3. 基本設計方針 この規格の目的は,異なる製造業者の製品の適合性を確保するために,駆動部の側面

へのポジショナの取付方法を規定することである。 

3.1 

この目的のために,駆動部の製造業者は図1〜図4までに記述されている設計基準を遵守しなければ

ならない。これら設計基準は一つ又は二つ以上の駆動部ヨークへの取付方法から成る。 

a) 固定穴をもつ一つ又は二つ以上のリブ(図1eを参照)。 

b) 四つの外向きのめねじの二つ又はそれ以上を使用して,ポジショナが取り付けられる平面座(図2c

を参照)。 

c) 図3cに示すUボルトを使用して,ポジショナが固定できる適切な形状。 

一方から他の側にポジショナを取り付けられるように,同じ設計の二つの取付方法をヨークの両側に備

えることが望ましい。ただし,駆動部ヨークを変更することなく180°回転できるものの場合には,一方

だけ取付方法を限定してもよい。 

3.2 

ポジショナの取付方法の設計は,次の規定を保証するものでなければならない。 

a) 駆動部ステムに対してポジショナの位置を正しく決める。 

b) ポジショナを強固に取り付ける。 

3.3 

ポジショナの製造業者は,この規格に適合する取付方法の一つを取り入れてポジショナを設計する

ことができる。また,この規格の取付方法に適合するマウンティング プレートを供給してもよい。 

4. フィードバック コネクション 駆動部に対するフィードバック取付器具は,それぞれの穴に直径

10mm 以上の平面をもつ4個のM6のめねじのある接続金具を供給しなければならない(図2を参照)。フ

ィードバック取付器具のその他の設計については,規定されず,製造業者の設計による。接続金具を180°

回転できるものの場合は,片面に2個のめねじがあればよい。 

ポジショナの製造業者は,上記の接続金具を使って駆動部ステムの動きをポジショナへ伝達する適切な

方法を提供しなければならない。 

5. マウンティング プレートの設計 ポジショナは,直接取付けるか,又は図4に示すマウンティング プ

レートを用意しなければならない。強さを確保するための材料の厚さ,ポジショナの取付方法などの詳細

は,規定しない。マウンティング プレートの設計は,3.2b)の目的を達成するために,リブ又は平面座と

十分な接続を確保するものでなければならない。 

6. 駆動部ヨークの取付け 駆動部ヨークは,ポジショナを取付けるために,次に示すいずれか一つの方

法を備えていなければならない。 

a) 断面が図1eに示すリブで,関連する位置が図1a,図1b及び図1cに示される方法。 

b) 図3c及び図5に示す2本のUボルトで,支柱の直径が20〜35 mmの間にある 

方法。 

c) 適切な表面の上に,ブラケットに設けられた固定用の穴のうち,任意の2個を用いる方法。 

background image

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997)  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考 フィードバック接続は,弁棒の中間トラベル位置に図示する。 

図 1a 鋳造又は組立てヨーク設計 

図 1 駆動部の寸法 

単位 mm 

background image

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考 フィードバック接続は,弁棒の中間トラベル位置に図示する。 

図 1b セントラル チューブ設計 

図 1 駆動部の寸法(つづき) 

単位 mm 

background image

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997)  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考 フィードバック接続は,弁棒の中間トラベル位置に図示する。 

図 1c ピラー ヨーク設計 

図 1 駆動部の寸法(つづき) 

単位 mm 

background image

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 1d Uボルト仕様のピラー ヨーク 

図 1e リブの詳細 

図 1 駆動部の寸法(つづき) 

単位 mm 

background image

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997)  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考 フィードバック接続は,弁棒の中間トラベル位置に図示する。 

図 2a リブ ヨーク設計 

図 2 フィードバック接続に対する穴あけ及び寸法 

単位 mm 

background image

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考 フィードバック接続は,弁棒の中間トラベル位置に図示する。 

図 2b Uボルト取付けに対するピラー ヨーク設計 

図 2 フィードバック接続に対する穴あけ及び寸法(つづき) 

単位 mm 

単位 mm 

background image

10 

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997)  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考1. フィードバック接続は,弁棒の中間トラベル位置に図示する。 

2. 少なくとも四つあるM8のめねじのうち,二つはヨーク上にある。 

 
 

図 2c 平面座ヨーク設計 

図 2 フィードバック接続に対する穴明け及び寸法(つづき) 

単位 mm 

background image

11 

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3a リブ上の取付け                図3b 平面座上の取付け        

図 3c ピラー上の取付け 

図 3 マウンティング プレートの取付け 

background image

12 

B 2005-6-1:2004(IEC 60534-6-1:1997)  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

  

            

       

図 4 マウンティング プレートの寸法 

 
 

図 5 Uボルトの寸法 

単位 mm 

単位 mm