B 2005-3-1:2005 (IEC 60534-3-1:2001)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本バルブ工業会(JVMA)から,工
業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済
産業大臣が制定した日本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60534-3-1:2001,Industrial-process
control valves−Part 3-1 : Dimensions−Face-to-face dimensions for flanged, two-way, globe-type, straight pattern
and centre-to-face dimensions for flanged, two-way, globe-type, angle pattern control valves を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 2005の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 2005-1 第1部:調節弁用語及び一般的必要条件
JIS B 2005-2-1 第2部:流れの容量−第1節:取付け状態における流れのサイジング式
JIS B 2005-2-3 第2部:流れの容量−第3節:試験手順
JIS B 2005-2-4 第2部:流れの容量−第4節:固有流量特性及びレンジアビリティ
JIS B 2005-3-1 第3部:寸法−第1節:フランジ形二方ストレート形グローブ調節弁の面間寸法及びア
ングル形グローブ調節弁の中心-面間寸法
JIS B 2005-3-2 第3部:寸法−第2節:バタフライ弁を除く回転形調節弁の面間寸法
JIS B 2005-3-3 第3部:寸法−第3節:突合せ溶接形二方ストレート形グローブ調節弁の面間寸法
JIS B 2005-5 第5部:表示
JIS B 2005-6-1 第6部:調節弁へのポジショナの取付けの詳細−第1節:直線運動駆動部への
ポジショナの取付け
JIS B 2005-6-2 第6部:調節弁へのポジショナの取付けの詳細−第2節:回転運動駆動部への
ポジショナの取付け
JIS B 2005-7 第7部:調節弁データシート
JIS B 2005-8-1 第8部:騒音−第1節:調節弁の空気力学的流動騒音の実験室における測定
B 2005-3-1:2005 (IEC 60534-3-1:2001)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 定義 ······························································································································ 2
4. 呼び径及び定格圧力 ········································································································· 2
4.1 呼び径 ························································································································· 2
4.2 定格圧力 ······················································································································ 2
5. 面間寸法及び中心-面間寸法 ······························································································ 2
6. 許容差 ··························································································································· 2
7. フランジ接合面 ··············································································································· 2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 2005-3-1:2005
(IEC 60534-3-1:2001)
工業プロセス用調節弁−
第3部:寸法−第1節:フランジ形
二方ストレート形グローブ調節弁の面間寸法及び
アングル形グローブ調節弁の中心-面間寸法
Industrial-process control valves−Part 3-1: Dimensions−Face-to-face
dimensions for flanged, two-way, globe-type, straight pattern and
centre-to-face dimensions for flanged, two-way, globe-type, angle pattern
control valves
序文 この規格は,2001年に第1版として発行されたIEC 60534-3-1,Industrial-process control valves−Part
3-1:Dimensions−Face-to-face dimensions for fianged, two-way, globe-type, straight pattern and centre-to-face
dimensions for flanged, two-way, globe-type, angle pattern control valves を翻訳し,技術的内容及び規格票の様
式を変更することなく作成した日本工業規格である。
1. 適用範囲 この規格は,フランジ形二方ストレート形グローブ調節弁(以下,ストレート形調節弁と
いう。)及びフランジ形二方アングル形グローブ調節弁(以下,アングル形調節弁という。)の呼び径並び
に定格圧力に対応する面間寸法(FTF)及び中心-面間寸法(CTF)について規定する。
なお,適用する呼び径は,ストレート形調節弁のDN 15〜DN 400及びアングル形調節弁のDN 25〜DN
400とする。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している), NEQ(同等でない)とする。
IEC 60534-3-1:2001,Industrial-process control valves−Part 3-1 Dimensions−Face-to-face
dimensions for flanged, two-way, globe-type, straight pattern and centre-to-face dimensions for
flanged, two-way, globe-type, angle pattern control valves (IDT)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 2005-1 工業プロセス用調節弁−第1部:調節弁用語及び一般的必要条件
備考 IEC 60534-1,Industrial-process control valves−Part 1: Control valve terminology and general
considerationsが,この規格と一致している。
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B 2005-3-1:2005 (IEC 60534-3-1:2001)
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3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 2005-1によるほか,次による。
3.1
面間寸法(FTF)(ストレート形調節弁)[face-to-face dimension(FTF) (for straight pattern valves)] ガ
スケットを締め付けるフランジ面間の距離。
3.2
中心-面間寸法(CTF)(アングル形調節弁)[centre-to-face dimension (CTF) (for angle pattern valves)]
接続口の軸線に直交する端面と他の接続口の軸線間との距離。
図 1 面間寸法及び中心-面間寸法
4. 呼び径及び定格圧力
4.1
呼び径 呼び径は,表 1〜表 4による。
4.2
定格圧力 定格圧力は,表 1〜表 4のとおり,クラス呼び圧力及びPN呼び圧力に区分する。
5. 面間寸法及び中心-面間寸法 面間寸法は,表1及び表2,並びに中心-面間寸法は,表3及び表4に
よる。これらの表は,表に示す呼び径と定格圧力とを関連付けて使用する。
調節弁の面間寸法及び中心-面間寸法は,同じ定格圧力では等しくする。しかし,この規格で規定する調
節弁は,表1〜表4に示す以外の点では違いがあってもよい。
備考 面間寸法及び中心-面間寸法の数を制限するため,定格圧力を表1〜表4のとおりのグループ分
けとする。
6. 許容差 面間寸法及び中心-面間寸法の許容差は,表1〜表 4による。
7. フランジ接合面 この規格は,全面座又は大平面座フランジ付き調節弁の面間寸法(FTF)及び中心-面
間寸法(CTF)だけについて規定する。面間寸法(FTF)及び中心-面間寸法(CTF)は,フランジの規格に規定す
る大平面座の座面を含む。
リングジョイント座,タング座又はグルーブ座のような特殊なフランジ付き調節弁には,この規格を適
用しない。
3
B 2005-3-1:2005 (IEC 60534-3-1:2001)
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表1 PN呼び圧力によるストレート形調節弁の面間寸法
単位 mm
呼び径
DN
面間寸法(FTF)
許容差
PN 10又はPN 16
PN 25又はPN 40
PN 63又はPN 100
15
20
25
32
40
50
65
80
100
125
150
200
250
130
150
160
180
200
230
290
310
350
400
480
600
730
−
−
184
−
222
254
−
298
352
−
451
543
673
130
150
160
180
200
230
290
310
350
400
480
600
730
−
−
197
−
235
267
−
317
368
−
473
568
708
−
−
210
−
251
286
−
337
394
−
508
610
752
210
230
230
260
260
300
340
380
430
500
550
650
775
±2
300
350
400
850
980
1 100
737
889
1 016
850
980
1 100
775
927
1 057
819
972
1 108
900
1 025
1 150
±3
基本系列
1
37
1
38
39
2
−
備考 基本系列は,EN 558-1よる。
表 2 クラス呼び圧力によるストレート形調節弁の面間寸法
単位 mm
呼び径
DN
面間寸法(FTF)
許容差
クラス 125又は150
クラス 250又は300
クラス 600
25
40
50
80
100
150
200
250
160
200
230
310
350
480
600
730
184
222
254
298
352
451
543
673
160
200
230
310
350
480
600
730
197
235
267
317
368
473
568
708
210
251
286
337
394
508
610
752
230
260
300
380
430
550
650
775
±2
300
350
400
850
980
1 100
737
889
1 016
850
980
1 100
775
927
1 057
819
972
1 108
900
1 025
1 150
±3
基本系列
1
37
1
38
39
2
−
備考 基本系列は,EN 558-2よる。
4
B 2005-3-1:2005 (IEC 60534-3-1:2001)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 3 PN呼び圧力によるアングル形調節弁の中心-面間寸法
単位 mm
呼び径
DN
中心-面間寸法(CTF)
許容差
PN 10又はPN 16
PN 25又はPN 40
PN 63又はPN 100
25
40
50
80
100
150
200
250
100
115
125
155
175
225
275
325
92
111
127
149
176
225
272
337
100
115
125
155
175
225
275
325
98
117
133
159
184
236
284
354
105
125
143
168
197
254
305
376
115
130
150
190
215
275
325
−
±2
300
350
400
375
425
475
368
445
508
375
425
475
387
464
529
410
486
554
−
−
−
±3
基本系列
8
40
8
41
42
9
−
備考 基本系列は,EN 558-1よる。
表 4 クラス呼び圧力によるアングル形調節弁の中心-面間寸法
単位 mm
呼び径
DN
中心-面間寸法(CTF)
許容差
クラス 125又は150
クラス 250又は300
クラス600
25
40
50
80
100
150
200
250
70
83
102
121
146
203
248
311
92
111
127
149
176
225
272
337
98
117
133
159
184
236
284
354
102
114
133
159
178
222
279
311
105
125
143
168
197
254
305
376
108
121
146
178
216
279
330
394
±2
300
350
400
349
394
457
368
445
508
387
464
529
356
−
−
410
486
554
419
−
−
±3
基本系列
11
40
41
32
42
24
−
備考 基本系列は,EN 558-2よる。
5
B 2005-3-1:2005 (IEC 60534-3-1:2001)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考文献
1) EN 558-1:1996, Industrial valves−Face-to-face and centre-to-face dimensions of metal valves for use in flanged
pipe systemes−Part 1:PN-designated valves
2) EN 558-2:1996, Industrial valves−Face-to-face and centre-to-face dimensions of metal valves for use in flanged
pipe systemes−Part 2:Class-designated valves