2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 2004-1994
バルブの表示通則
General rules for marking on valves
1. 適用範囲 この規格は,JIS B(機械)部門に規定するバルブの表示通則について規定する。
備考1. この規格は,他の部門のバルブにも適用することが望ましい。
2. この規格の引用規格を,付表6に示す。
3. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 5209-1977 General purpose industrial valves−Marking
IEC 534-5-1982 Industrial-process control valves, Part 5 : Marking
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0100によるほか,次による。
(1) 必す(須)表示項目 バルブに必ず表示しなければならない表示項目。
(2) 選択表示項目 個別のバルブの製品規格で選択して規定する表示項目。
3. 表示
3.1
一般事項 表示の一般事項は,次のとおりとする。
(1) 表示は,バルブに適応した大きさ,形状とし,バルブの構造及び強度に無理のない方法で行い,明確
に読め,また,永続性がなければならない。
(2) 表示項目の使用区分を,付表1に示す。
(3) 表示項目の表示位置及び表示方法を,付表2に示す。
(4) この規格で規定する以外の表示項目については,個別の製品規格の規定による。
3.2
表示項目 表示項目は,次のとおりとする。
(1) 製造業者名又は商標 製造業者名は,略号を用いてもよい。
(2) 呼び圧力
(3) 呼び径 呼び径は,原則としてJIS B 2001の規定によるA呼びを用いる。ただし,ねじ込み形弁は,
B呼びを用いてもよい。
(4) 弁箱及びふたの材料 弁箱及びふたの材料は,材料を表す記号又はその略号を用いて表示し,略号は,
付表3に示す表示記号を用いる。
(5) 流体の流れ方向を示す矢印 流体の流れ方向に対し,一方向しか使用できないバルブは,流体の流れ
方向を示す矢印を表示する。
(6) 開閉を示す文字と矢印 開閉を示す文字と矢印は,次のとおりとする。
2
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(a) バルブの開閉を示す文字と矢印を併せて表示する。
(b) 開,閉の両方向を表示できない大きさ,形状などのバルブの場合は,開方向だけの表示としてもよ
い。
(c) 開閉方向を示す文字は,原則として次による。
開
閉
OPEN
SHUT
O
S
(7) 製造年
(8) 製造番号 製造番号は,製品の経歴が分かるものとする。
(9) 溶解番号 溶解番号は,記号を用いてもよい。
(10) トリムの材料 弁棒,弁座面などバルブのトリム材料は,付表4に示す表示記号を用いて表示する。
(11) ふたボルト及びナットの材料 ふたボルト及びナットの材料は,付表5に示す表示記号を用いて表示
する。
(12) 接続端のねじの種類
(13) バルブの用途 製品規格に規定されたバルブの用途を示す記号を表示する。
例
水道用の場合 水
鋳鋼弁の場合 一般機械装置用はM,化学装置用はC
(14) リング番号 両端フランジ又はふたフランジがリングジョイント形の場合,使用するリングジョイン
トガスケットのリング番号を表示する。
(15) ライニング及びコーティングの材料 ライニング及びコーティングの材料などを表示する。
(16) 最高使用温度 通常の使用状態におけるバルブの最高使用温度を表示する。
なお,温度は,℃で表示する。
(17) 最高許容圧力 バルブの最高使用温度に対応する最高許容圧力を表示する。
なお,圧力単位は,MPaを使用する。
(18) 容量係数 容量係数は,原則としてバルブを全開したときのAv,Kv又はCvのいずれかで表示する。
(19) 最高流速 最高流速は,バルブが全開したときの許容できる流速の最大値で,バルブの呼び径に等し
い断面積に相当する平均流速で表す。
なお,単位は,m/sとする。
3.3
表示位置 表示の位置は,次のとおりとする。
(1) 弁箱への表示は,弁箱の見やすい表面とする。
(2) 銘板は,弁箱の表面,ふたの表面,ヨーク,ハンドルの上面,操作機の表面など見やすい位置に取り
付ける。
(3) ハンドルへの表示は,ハンドルの見やすい表示とする。
(4) ボルトは,端面,ナットは,上面又は側面に表示する。
3.4
表示方法 表示の方法は,次のとおりとする。
(1) 表示は,鋳出し,刻印,鍛造打出し,銘板のいずれかの方法(1)による。
注(1) 給水栓は,腐食(エッチング),印刷又はサンドブラストによってもよい。
(2) 明確に現れなかった表示は,適切な方法で修正し,再現してもよい。
(3) 刻印する場合は,き裂の原因になったり,その部分が許容厚さ以下になるなどバルブに悪影響を与え
てはならない。
3
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なお,これらの問題がある場合は,刻印座を設けて表示する。
また,樹脂粉体塗装などによって,刻印が不可能な場合は,押印による方法でもよい。
(4) 銘板は,原則としてJIS Z 8304によるもので,容易に脱落しないように適切な方法で取り付ける。
なお,銘板の材料は,個別規格で規定する。
関連規格 JIS B 2011 青銅弁
JIS B 2031 ねずみ鋳鉄弁
JIS B 2032 ウェハー形ゴムシートバタフライ弁
JIS B 2051 可鍛鋳鉄10Kねじ込み形弁
JIS B 2071 鋳鋼フランジ形弁
JIS B 2191 青銅ねじ込みコック
付表1 表示項目の使用区分
表示項目
青銅弁(2)
鋳鉄弁(3)
鋳鋼弁
及び鍛鋼弁
一般用(4)
水道用(5)
1. 製造業者名又は商標
○
○
○
○
2. 呼び圧力
○
○
○
○
3. 呼び径
○
○
○
○
4. 弁箱及びふたの材料
−
○
○
○
5. 流体の流れ方向を示す矢印
○
○
○
○
6. 開閉を示す文字(又は略号)と矢印
○
○
△
○
7. 製造年
△
△
○
○(6)
8. 製造番号
△
△
△
△(7)
9. 溶解番号
△
△
△
○
10. トリムの材料
△
△
△
○
11. ふたボルト及びナットの材料
−
−
△
○
12. 接続端のねじの種類
△
△
−
△
13. バルブの用途
−
−
○
△
14. リング番号
−
−
−
○
15. ライニング及びコーティングの材料
−
△
△
△
16. 最高使用温度
△
△
−
△
17. 最高許容圧力
△
△
△
△
18. 容量係数
△
△
△
△
19. 最高流速
△
△
△
△
注(2) JIS B 2061によるものは除く。給水栓の表示は,製造業者名又は商標だけでよい。
(3) 鋳鉄弁の材料は,ねずみ鋳鉄,黒心可鍛鋳鉄(マレアブル鉄を含む。)及び球状黒鉛鋳鉄(ダクタ
イル鉄を含む。)とする。
(4) 蒸気,空気,ガス,水,油などを通す一般配管用に用いられる鋳鉄弁である。
(5) JIS B 2062,JIS B 2063,JIS B 2064などによる水道用の鋳鉄弁である。
(6) 製造年の代わりに製造番号を表示してもよい。
(7) 炭素鋼で呼び圧力63K以上のバルブ及び合金鋼のバルブは,必ず表示項目とする。
備考 ○印は必す表示項目,△印は選択表示項目,−印は適用しないことを示す。
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B 2004-1994
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付表2 表示項目の表示位置及び表示方法
表示位置
表示方法
表示項目
弁箱
銘板
ハンドル ボルト及び
ナット
鋳造品
鍛造品
3.4(4)に
よる。
鋳出し,鍛
造打出し又
は刻印
刻印
鋳出し 刻印
鍛造
打出し
刻印
1. 製造業者名又は商標
○※
○※
*
2. 呼び圧力
○※
○※
*
3. 呼び径
○※
○※
*
4. 弁箱及びふたの材料
○※
○※
*
5. 流体の流れ方向を示す矢印
○※
○※
6. 開閉を示す文字(又は略号)と矢印
○
○
7. 製造年
○
○
○
○
○
8. 製造番号
○
○
○
○
○
9. 溶解番号
○
○
○
○
○
10. トリムの材料
○
11. ふたボルト及びナットの材料
○
12. 接続端のねじの種類
○
○
○
13. バルブの用途
○
○
○
14. リング番号
○
○
○
15. ライニング及びコーティングの材料
○
16. 最高使用温度
○
17. 最高許容圧力
○
18. 容量係数
○
19. 最高流速
○
備考1. ○印は,表示項目の表示位置及び表示方法を示す。
2. 表示位置が重複している場合は,最も表示に適した位置を選択し,少なくとも1か所に表示する。
3. 弁箱に適用する表示方法が重複している場合は,最も表示に適した方法を選択し,表示する。
4. ※印は,バルブの大きさ,形状などによって,この方法(鋳出し又は鍛造打出し)が不可能な場合だけ刻
印による方法を用いてもよいことを示す。
5. *印は,バルブの大きさ,形状などによって,弁箱表示が不可能な場合だけ銘板に表示してもよいことを示
す。
付表3 弁箱及びふたの材料の表示記号
材料の区分
表示記号
該当材料
鋳造品
鍛造品
鋳造品
鍛造品
青銅
不要
−
JIS H 5111のBC6
−
ねずみ鋳鉄
不要
−
JIS G 5501のFC200
−
黒心可鍛鋳鉄
MI
−
JIS G 5702のFCMB340
−
MIS
−
JIS B 8270のFCMB-S35
−
球状黒鉛鋳鉄
DI(8)
−
JIS G 5502のFCD400又はFCD450
−
DIS
−
JIS B 8270のFCD-S
−
炭素鋼
PH2
FVC
JIS G 5151のSCPH2
JIS G 3202のSFVC2A
炭素鋼(低温用) PL1
FL1
JIS G 5152のSCPL1
JIS G 3205のSFL1
FL2
JIS G 3205のSFL2
2.5Ni鋼
PL21
−
JIS G 5152のSCPL21
−
3.5Ni鋼
PL31
FL3
JIS G 5152のSCPL31
JIS G 3205のSFL3
0.5Mo鋼
PH11
F1
JIS G 5151のSCPH11
JIS G 3203のSFVAF1
5
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材料の区分
表示記号
該当材料
鋳造品
鍛造品
鋳造品
鍛造品
1Cr-0.5Mo鋼
PH21
F11A
JIS G 5151のSCPH21
JIS G 3203のSFVAF11A
2.5Cr-1Mo鋼
PH32
F22B
JIS G 5151のSCPH32
JIS G 3203のSFVAF22B
5Cr-0.5Mo鋼
PH61
F5B
JIS G 5151のSCPH61
JIS G 3203のSFVAF5B又は
SFVAF5D
18Cr-8Ni鋼
S13A
F304
JIS G 5121のSCS13A
JIS G 3214のSUSF304
18Cr-12Ni-Mo鋼 S14A
F316
JIS G 5121のSCS14A
JIS G 3214のSUSF316
注(8) 水道用バルブは,Dの表示記号を用いる。
備考1. 表示記号は,原則としてこの表に示す記号を用いる。ただし,新設計のものを除き,日本工業規格で定め
た材料記号又は製造業者が定める記号を用いてもよい。
なお,製造業者が定める記号は,材料を明確に示す記号とする。
2. この表に示す以外の材料を使用する場合にも,この表に準じた表示記号を用いる。
付表4 トリムの材料の表示記号
材料の区分
表示記号
該当材料
鋳造品
伸銅品,鋼棒,鋼板及び鍛鋼品
黄銅
不要
−
JIS H 3250のC3604BD若しくは
C3604BE又はC3771BD若しくは
C3771BE
青銅
不要
JIS H 5111のBC6又はBC6C
−
13Cr鋼
CR13
(13CR)
JIS G 5121のSCS1又はSCS2
JIS G 4303のSUS403若しくは
SUS410又はSUS420J1若しくは
SUS420J2
18Cr-8Ni鋼
304
(18-8)
JIS G 5121のSCS13又はSCS13A
JIS G 4303のSUS304, JIS G 4304の
SUS304若しくはSUS305又はJIS G
3214のSUSF304
18Cr-12Ni-Mo鋼
316
(18-12)
JIS G 5121のSCS14又はSCS14A
JIS G 4303のSUS316又はJIS G
3214のSUSF316
Ni-Cu鋼
MONEL
(NI-CU)
製造業者標準
表面硬化 異種金属による
表面肉盛硬化
HF
−
他の硬化処理
(窒化など)
SH(9)
−
表面さび
止め処理
クロムめっき
PLATED(9)
−
その他の処理
(9)(10)
−
ソフトシート(四ふっ化エ
チレン樹脂,ゴムなど)
(11)
−
注(9) 台金材料を併記する。
(10) 処理方法を明確にし,製造業者が定めた表示記号を用いる。ただし,この規格で用いる表示記号と紛らわし
い記号は用いない。
(11) 製品規格の規定又は製造業者が定めた表示記号を用いる。ただし,製造業者が定める表示記号は,この規格
で用いる表示記号と紛らわしい記号を用いない。
備考1. 表示記号のうち,( )内の表示記号はなるべく使用しないのがよい。
2. この表以外の材料を使用する場合にも,この表に準じた表示記号を用いる。
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付表5 ふたボルト及びナットの材料の表示記号
表示記号
該当材料
ボ
ル
ト
不要
JIS G 3101のSS400
不要
JIS G 3101のSS490
不要
JIS G 4051のS25C
不要
JIS G 4051のS35C
B7
JIS G 4107のSNB7
B16
JIS G 4107のSNB16
不要
JIS G 4303のSUS304
316
JIS G 4303のSUS316
ナ
ッ
ト
不要
JIS G 3101のSS400
45C
JIS G 4051のS45C
不要
JIS G 4303のSUS304
316
JIS G 4303のSUS316
不要
JIS H 3250のC3604BD又はC3604BE
備考1. 表示記号で3文字の表示ができない場合は,受渡当事者間
の協議によって他の表示記号に代えてもよい。ただし,こ
の規格で用いる表示記号と紛らわしい記号は用いない。
2. この表以外の材料を使用する場合にも,この表に準じた表
示記号を用いる。
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付表6 引用規格
JIS B 0100 バルブ用語
JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径
JIS B 2061 給水栓
JIS B 2062 水道用仕切弁
JIS B 2063 水道用空気弁
JIS B 2064 水道用バタフライ弁
JIS B 8270 圧力容器(基盤規格)
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3202 圧力容器用炭素鋼鍛鋼品
JIS G 3203 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品
JIS G 3205 低温圧力容器用鍛鋼品
JIS G 3214 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4107 高温用合金鋼ボルト材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 5121 ステンレス鋼鋳鋼品
JIS G 5151 高温高圧用鋳鋼品
JIS G 5152 低温高圧用鋳鋼品
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品
JIS G 5702 黒心可鍛鋳鉄品
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 5111 青銅鋳物
JIS Z 8304 銘板の設計基準
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参考 バルブの表示例
序文 この参考は,本体の規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
備考 表示項目の前に示す記号は,次のとおりとする。
(1) ◎印は,必す(須)表示項目。
(2) ○印は,選択表示項目で,製品規格において規定している項目。
(3) △印は,製品規格で独自に規定している項目。
(4) 無印は,選択項目で,また,製品規格でも規定がない。
1. 弁箱の表示例
(1) 青銅製玉形弁……………………………… 参考図1
参考図1
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び圧力
10K
◎ 呼び径
11/2B
弁箱及びふたの材料
BC6
◎ 流体の流れ方向を示す矢印
(2) ねずみ鋳鉄製仕切弁……………………… 参考図2
参考図2
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び圧力
10K
◎ 呼び径
100A
弁箱及びふたの材料
FC200
(3) 水道用バタフライ弁……………………… 参考図3
参考図3
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び径
700A
◎ 用途
水用
△ 刻印座
●
◎ 製造年
1994年
◎ 弁箱及びふたの材料
FCD450
◎ 流れ方向を示す矢印
(4) 可鍛鋳鉄製玉形弁………………………… 参考図4
参考図4
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び圧力
10K
◎ 呼び径
3/4B
◎ 弁箱及びふたの材料
FCMB340
◎
流体の流れ方向を示す矢印
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B 2004-1994
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(5) 鋳鋼製仕切弁……………………………… 参考図5
参考図5
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び圧力
20K
◎ 呼び径
100A
◎ 弁箱及びふたの材料
SCPH2
◎ 接続端リング番号
R37
◎
ふたフランジのリング番号
R41
◎ 溶解番号
1234
○ 用途
一般機械用:M
2. 銘板の表示例
(1) 青銅製弁…………………………………… 参考図6及び参考図7
参考図6
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び圧力
10K
◎ 呼び径
50A
弁箱及びふたの材料
BC6
○ 弁体
耐脱亜鉛対策材料
○ 弁棒
耐脱亜鉛対策材料
○ 弁座
四ふっ化エチレン樹脂
製造番号
2345
参考図7
製造業者名又は商標
○○○
呼び圧力
10K
呼び径
50
弁体
Z
弁棒
Z
弁座
S
製造番号
2345
(2) 水道用弁…………………………………… 参考図8及び参考図9
参考図8
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び圧力
7.5K
○ 最高許容圧力
1.27MPa
○ 最高流速
6m/s
△ ハンドルの回転数(製品規格による) 10回転
◎ 製造年
1994
10
B 2004-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考図7
製造業者名又は商標
○○○
呼び圧力
7.5K
最高許容圧力
1.27MPa
最高流速
6m/s
ハンドルの回転数
10
製造年
1994
(3) 鋳鉄製弁…………………………………… 参考図10及び参考図11
参考図10
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び圧力
10K
◎ 呼び径
3/4B
◎ 弁箱及びふたの材料
FCMB340
○ 弁座の材料
充てん(塡)材入り四ふ
っ化エチレン樹脂
製造番号
345
参考図11
製造業者名又は商標
○○○
呼び圧力
10K
呼び径
3/4
弁箱及びふた
MI
弁座
S
製造番号
345
(4) 鋼製弁……………………………………… 参考図12及び参考図13
参考図12
◎ 製造業者名又は商標
○○○
◎ 呼び圧力
20K
◎ 呼び径
200A
◎ 弁箱及びふたの材料
SCPH11
◎ 弁棒
13Cr−表面窒化処理
◎ 弁箱付弁座面
ステライト (CoCr-R)
◎ 弁体付弁座面
ステライト (CoCr-R)
製造番号
6789
参考図13
製造業者名又は商標
○○○
呼び圧力
20K
呼び径
200
弁箱及びふた
PH11
弁棒
CR13-SH
弁箱付弁座面
HF
弁体弁座面
HF
製造番号
6789
11
B 2004-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3. ハンドルの表示例
(1) ハンドル車………………………………… 参考図14及び参考図15
参考図14
参考図15
(2) レバーハンドル…………………………… 参考図16及び参考図17
参考図16
参考図17
4. ふたボルト及びナットの表示例
参考図18
12
B 2004-1994
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機械要素部会 弁基本専門委員会 構成表(昭和62年3月1日制定のとき)
氏名
所属
(委員会長)
竹 中 俊 夫
東京工業大学
大 橋 秀 雄
東京大学
吹 訳 正 憲
通商産業省機械情報産業局
坂 下 昭 雄
建設省大臣官房
森 田 昭 三
工業技術院標準部
清 水 健
株式会社五陵社
種 田 稔
有限会社種田技術士事務所
清 野 修 蔵
高圧ガス保安協会
小 郷 一 郎
財団法人日本船舶標準協会
大 貫 栄
社団法人日本水道協会
宮 田 弘
東洋エンジニアリング株式会社
比留間 栄 二
東京電力株式会社
佐々木 良 洋
日本化学工業協会
箕 輪 伸 之
千代田化工建設株式会社
早 川 幸 成
日揮株式会社
神 津 勘一郎
大成建設株式会社
浜 光 洋
株式会社北沢バルブ
大 山 康 郎
日立金属株式会社
辰 巳 修 一
久保田鉄工株式会社
平 田 純 一
東陶機器株式会社
加 藤 久 男
平田バルブ工業株式会社
鎌 倉 信 一
株式会社清水鉄工所
椎 木 晃
山武ハネウエル株式会社
比 企 正 弘
社団法人日本バルブ工業会
(専門委員)
比 企 諭
社団法人日本バルブ工業会
(事務局)
寺 田 昌 之
工業技術院標準部機械規格課
(事務局)
永 井 裕 司
工業技術院標準部機械規格課(平成6年11月1日改正のとき)