B 1857-1:2015
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 名称······························································································································· 2
5 構造······························································································································· 2
6 種類······························································································································· 3
7 形状及び寸法 ··················································································································· 3
7.1 基準寸法 ······················································································································ 3
7.2 ベルト長さの許容差 ······································································································· 5
7.3 ベルト幅 ······················································································································ 5
8 試験方法························································································································· 8
8.1 長さの測定 ··················································································································· 8
8.2 ベルト幅の測定 ············································································································ 10
9 試験報告書 ····················································································································· 11
10 製品の呼び方 ················································································································ 11
10.1 H歯形及びP歯形 ······································································································· 11
10.2 S歯形 ······················································································································· 11
11 表示 ···························································································································· 11
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 12
B 1857-1:2015
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ベルト工業会
(JBMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これ
によって,JIS B 1857-1:2001は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 1857の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 1857-1 第1部:ベルト
JIS B 1857-2 第2部:プーリ
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日本工業規格 JIS
B 1857-1:2015
一般用円弧歯形歯付ベルト伝動−第1部:ベルト
Curvilinear toothed synchronous belt drive systems
for general power transmission-Part 1: Belt
序文
この規格は,2014年に発行されたISO 13050を基とし,我が国の流通の実態に対応させるため,技術的
内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,一般に用いられる動力伝動用の継ぎ目のない輪形の円弧歯形歯付ベルト(以下,ベルトと
いう。)について規定する。ただし,自動車用歯付ベルトは除く。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13050:2014,Synchronous belt drives−Metric pitch, curvilinear profile systems G, H, R and S,
belts and pulleys(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1857-2 一般用円弧歯形歯付ベルト伝動−第2部:プーリ
JIS B 1859 歯付きベルト伝動−用語
JIS B 7507 ノギス
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 1859によるほか,次による。
3.1
呼び長さ(nominal pitch length)
ベルト歯数と歯ピッチとを乗じた値。
3.2
片面歯付ベルト
図2 a) に示す片面に歯をもつベルト。
2
B 1857-1:2015
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3.3
両面歯付ベルト
図2 b) に示す両面に歯をもつベルト。
4
名称
プーリの歯溝に関係する主な部位及びそれらの名称は,図1による。
1
歯ピッチ(円ピッチ)
2
ピッチ線
3
ベルト歯
4
ピッチ円直径
5
歯先円直径
6
プーリ歯溝
7
PLD
図1−名称
5
構造
ベルトの構造は,図2による。
a) 片面歯付ベルト
b) 両面歯付ベルト
1
歯布
5 ピッチ線
2
歯ゴム
6 歯面
3
心線
7 歯底
4
背ゴム
8 背面
図2−円弧歯形歯付ベルト断面構造の例
3
B 1857-1:2015
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6
種類
ベルトは,その歯形,呼びピッチ及び構造によって,表1の20種類とする。
表1−歯形及び種類
単位 mm
歯形
呼びピッチ
構造a)
構造b)
片面歯付ベルト
両面歯付ベルト
H
3
H3M
DH3M
5
H5M
DH5M
8
H8M
DH8M
14
H14M
DH14M
P
3
P3M
−
5
P5M
−
8
P8M
−
14
P14M
−
S
3
S3M
DS3M
5
S5M
DS5M
8
S8M
DS8M
14
S14M
DS14M
注a) 図2 a) を参照
b) 図2 b) を参照
7
形状及び寸法
7.1
基準寸法
ベルトの歯形の形状及び寸法は,基準寸法とし,次による。
a) H歯形の基準寸法は,表2による。
表2−H歯形の基準寸法
単位 mm
種類
歯ピッチ
hs
hd
ht
X
Y
rbb
rr
a
H3M
3
2.4
−
1.17
0.030
0.311
0.86
0.31
0.381
DH3M
3
−
3.1
1.17
0.030
0.311
0.86
0.31
0.381
H5M
5
3.8
−
2.06
0.050
0.561
1.50
0.41
0.572
DH5M
5
−
5.3
2.06
0.050
0.561
1.50
0.41
0.572
H8M
8
6.0
−
3.38
0.089
0.787
2.59
0.76
0.686
DH8M
8
−
8.1
3.38
0.089
0.787
2.59
0.76
0.686
H14M
14
10.0
−
6.02
0.152
1.470
4.55
1.35
1.397
DH14M
14
−
14.8
6.02
0.152
1.470
4.55
1.35
1.397
4
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
b) P歯形の基準寸法は,表3による。
表3−P歯形の基準寸法
単位 mm
種類
歯ピッチ
β
(°)
S
hs
hy
ht
rr
a
C
P3M
3
16
1.95
2.1
0.23
1.09
0.30
0.381
3.484
P5M
5
16
3.25
3.6
0.33
1.81
0.50
0.571
2.100
P8M
8
16
5.20
5.5
0.58
2.90
0.80
0.686
1.310
P14M
14
16
8.75
9.1
1.00
5.08
1.40
1.397
0.748
c) S歯形の基準寸法は,表4による。
表4−S歯形の基準寸法
単位 mm
種類
歯ピッチ
hs
hd
ht
S
rbb
ra
rr
a
Y
S3M
3
2.0
−
1.14
1.95
1.95
0.30
0.30
0.381
0.127
DS3M
3
−
2.8
1.14
1.95
1.95
0.30
0.30
0.381
0.127
S5M
5
3.5
−
1.91
3.25
3.25
0.30
0.50
0.480
0.099
DS5M
5
−
4.8
1.91
3.25
3.25
0.30
0.50
0.480
0.099
S8M
8
5.3
−
3.05
5.20
5.20
0.80
0.80
0.686
0
DS8M
8
−
7.5
3.05
5.20
5.20
0.80
0.80
0.686
0
S14M
14
10.2
−
5.30
9.10
9.10
1.40
1.40
1.397
0
DS14M
14
−
13.4
5.30
9.10
9.10
1.40
1.40
1.397
0
5
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7.2
ベルト長さの許容差
ベルトの長さは,8.1によって測定し,ベルトのピッチ線の長さで表す。呼び長さに対するベルト長さの
許容差は,表5による。
表5−ベルト長さの許容差
単位 mm
呼び長さ
長さの許容差
呼び長さ
長さの許容差
片面歯付
ベルト
両面歯付
ベルト
片面歯付
ベルト
両面歯付
ベルト
〜255
±0.41
−
2 801〜3 048
±1.12
+2.24
−
−1.68
256〜375
±0.46
+0.92
3 049〜3 302
±1.17
+2.34
−0.69
−1.75
376〜501
±0.51
+1.02
3 303〜3 556
±1.22
+2.44
−0.76
−1.83
502〜740
±0.61
+1.22
3 557〜3 810
±1.28
+2.56
−0.91
−1.92
741〜1 000
±0.66
+1.32
3 811〜4 064
±1.32
+2.64
−0.99
−1.98
1 001〜1 270
±0.76
+1.52
4 065〜4 572
±1.42
+2.84
−1.14
−2.13
1 271〜1 524
±0.82
+1.62
4 573〜4 826
±1.46
+2.92
−1.21
−2.19
1 525〜1 760
±0.86
+1.73
4 827〜5 080
±1.52
+3.04
−1.29
−2.28
1 761〜2 000
±0.92
+1.82
5 081〜5 334
±1.58
+3.16
−1.36
−2.37
2 001〜2 250
±0.96
+1.94
5 335〜5 842
±1.70
+3.40
−1.45
−2.55
2 251〜2 540
±1.02
+2.04
5 843〜6 350
±1.82
+3.64
−1.53
−2.73
2 541〜2 800
±1.07
+2.14
6 351〜7 112
±2.00
+4.00
−1.60
−3.00
7.3
ベルト幅
ベルト幅は,8.2によって測定し,その許容差は,表6による。
6
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表6−ベルト基準幅及び許容差
種類
ベルト
呼び幅a)
ベルト
基準幅
mm
ベルト幅の許容差
mm
ベルト呼び長さ
840以下
ベルト呼び長さ
840超,1 680以下
ベルト呼び長さ
1 680超
H3M,
DH3M
6
6
±0.6
±0.6
±0.6
10
10
15
15
±0.8
±0.8
±0.8
P3M
6
6
+0.3
−0.6
±0.6
±0.6
10
10
15
15
±0.8
+0.8
−1.2
+0.8
−1.2
S3M,
DS3M
60
6
±0.6
±0.6
±0.6
100
10
150
15
±0.8
+0.8
−1.2
+0.8
−1.2
H5M,
DH5M
9
9
±0.6
±0.6
±0.6
15
15
±0.8
±0.8
±0.8
25
25
P5M
10
10
+0.3
−0.6
±0.6
±0.6
15
25
15
25
±0.8
+0.8
−1.2
+0.8
−1.2
S5M,
DS5M
100
10
±0.6
±0.6
±0.6
150
15
±0.8
+0.8
−1.2
+0.8
−1.2
250
25
H8M,
DH8M
20
30
20
30
±0.8
+0.8
−1.3
+0.8
−1.3
50
50
±1.3
±1.3
+1.3
−1.5
85
85
±1.5
+1.5
−2.0
±2.0
P8M
15
25
40
15
25
40
±0.8
+0.8
−1.3
+0.8
−1.3
60
60
+1.3
−1.5
+1.5
+1.5
−2.0
S8M,
DS8M
150
250
400
15
25
40
±0.8
+0.8
−1.3
+0.8
−1.3
600
60
+1.3
−1.5
±1.5
+1.5
−2.0
H14M,
DH14M
40
40
+0.8
−1.3
+0.8
−1.3
+1.3
−1.5
55
55
±1.3
±1.5
±1.5
85
85
±1.5
+1.5
−2.0
±2.0
115
170
115
170
±2.3
+2.3
−2.8
+2.3
−3.3
7
B 1857-1:2015
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表6−ベルト基準幅及び許容差(続き)
種類
ベルト
呼び幅a)
ベルト
基準幅
mm
ベルト幅の許容差
mm
ベルト呼び長さ
840以下
ベルト呼び長さ
840超,1 680以下
ベルト呼び長さ
1 680超
P14M
40
40
+0.8
−1.3
+0.8
−1.3
+1.3
−1.5
60
60
+1.3
−1.5
±1.5
+1.5
−2.0
80
100
80
100
±1.5
+1.5
−2.0
+1.5
−2.0
120
120
±2.3
+2.3
−2.8
+2.3
−3.3
S14M,
DS14M
400
40
+0.8
−1.3
+0.8
−1.3
+1.3
−1.5
600
60
+1.3
−1.5
±1.5
+1.5
−2.0
800
1000
80
100
±1.5
+1.5
−2.0
+1.5
−2.0
1200
120
±2.3
+2.3
−2.8
+2.3
−3.3
注a) S歯形のベルト呼び幅は,ベルト基準幅の10倍とする。
8
B 1857-1:2015
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8
試験方法
8.1
長さの測定
8.1.1
測定装置
ベルト長さは,図3に準じた装置によって測定する。長さ測定用の2個のプーリは,等しい歯数であり,
一つのプーリは,軸が固定され自由に回転するものとする。もう一つのプーリは,軸間距離の変更が可能
であり,自由に回転するものとする。
種類
プーリ歯数
ピッチ円周
mm
歯先円直径
mm
振れ許容差
mm
歯先円周
側面
H3M,DH3M
20
60
18.337±0.013
0.013
0.025
P3M
20
60
18.337±0.013
0.013
0.025
S3M,DS3M
30
90
27.886±0.013
0.013
0.025
H5M,DH5M
28
140
43.420±0.013
0.013
0.025
P5M
20
100
30.689±0.013
0.013
0.025
S5M,DS5M
30
150
46.786±0.013
0.013
0.025
H8M,DH8M
S8M,DS8M
34
272
85.209±0.013
0.013
0.025
P8M
24
192
59.743±0.013
0.013
0.025
H14M,DH14M
S14M,DS14M
40
560
175.460±0.025
0.013
0.051
P14M
28
392
121.983±0.025
0.013
0.051
図3−長さ測定装置の概念図及び測定用プーリ諸元
9
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8.1.2
測定用プーリ
測定用プーリは,次による。
a) H歯形のベルトとプーリとの隙間は,表7による。
なお,測定用プーリは,JIS B 1857-2に規定する形状ではない。
表7−H歯形の隙間
単位 mm
種類
最小隙間
Cm1
Cm2
H3M,DH3M
0.18
0.17
H5M,DH5M
0.21
0.16
H8M,DH8M
0.18
0.25
H14M,DH14M
0.34
0.36
b) P歯形のベルトとプーリとの隙間は,表8による。
表8−P歯形の隙間
単位 mm
種類
最小隙間
Cm1
P3M
0.05
P5M
0.10
P8M
0.14
P14M
0.24
c) S歯形のベルトとプーリとの隙間は,表9による。
表9−S歯形の隙間
単位 mm
種類
最小隙間
Cm1
S3M,DS3M
0.04
S5M,DS5M
0.06
S8M,DS8M
0.20
S14M,DS14M
0.36
10
B 1857-1:2015
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8.1.3
測定力
測定力は,表10〜表12による。
表10−H歯形における測定力
単位 N
種類
ベルト呼び幅
6
9
15
20
30
40
50
55
85
115
170
H3M,DH3M
43
76
138
191
294
−
−
−
−
−
−
H5M,DH5M
65
112
214
294
460
−
−
−
−
−
−
H8M,DH8M
−
−
−
470
750
−
1 320
−
2 310
−
−
H14M,DH14M
−
−
−
−
−
1 350
−
2 130
3 660
5 180
7 960
表11−P歯形における測定力
単位 N
種類
ベルト呼び幅
6
10
15
25
40
60
80
100
120
P3M
79
143
227
−
−
−
−
−
−
P5M
−
211
335
615
−
−
−
−
−
P8M
−
−
335
615
1 030
1 620
−
−
−
P14M
−
−
−
−
2 400
3 820
5 310
6 850
8 430
表12−S歯形における測定力
単位 N
種類
ベルト呼び幅
60
100
150
250
400
600
800
1 000
1 200
S3M,DS3M
52
95
148
−
−
−
−
−
−
S5M,DS5M
−
155
249
−
−
−
−
−
−
S8M,DS8M
−
−
570
1 020
1 740
2 770
−
4 950
−
S14M,DS14M
−
−
−
−
2 420
3 840
5 340
6 880
8 470
8.1.4
測定方法
ベルト長さは,8.1.1の装置に8.1.3の測定力でベルトを取り付け,ベルトを少なくとも2回以上回して
プーリの軸間距離を測定し,次の式によって算出する。
Z
P
C
L
b
p
2+
=
ここに,
Lp: ベルトの長さ(mm)
C: 軸間距離(mm)
Pb: 歯ピッチ(mm)
Z: プーリ歯数
8.2
ベルト幅の測定
ベルト幅は,JIS B 7507に規定するノギス又はこれと同等以上の精度をもつものを用いて,ベルトの任
意の3か所で測定し,その平均値を算出する。
11
B 1857-1:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
9
試験報告書
試験報告書には,次の事項を記載する。
a) ベルトの名称
b) 規格番号
c) 試験室の温度
d) 試験結果
e) 試験年月日
10 製品の呼び方
10.1 H歯形及びP歯形
H歯形及びP歯形の製品の呼び方は,ベルト呼び長さ,ベルトの種類及びベルト呼び幅の順とする。
JIS B 1857-1
1400
H14M
40
JIS B 1857-1
1400
P14M
40
ベルト呼び幅
ベルトの種類
ベルト呼び長さ
規格番号又は規格名称
10.2 S歯形
S歯形の製品の呼び方は,ベルト呼び幅,ベルトの種類及びベルト呼び長さの順とする。
JIS B 1857-1
400
S14M 1400
ベルト呼び長さ
ベルトの種類
ベルト呼び幅
規格番号又は規格名称
11 表示
ベルト本体,包装(例えば,箱,袋)などに,次の事項を表示する。
a) 規格番号又は規格名称
b) ベルトの種類
c) ベルト呼び長さ
d) ベルト呼び幅
e) 製造業者名又はその略号
f)
製造年月又はその略号
12
B 1857-1:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 1857-1:2015 一般用円弧歯形歯付ベルト伝動−第1部:ベルト
ISO 13050:2014,Synchronous belt drives−Metric pitch, curvilinear profile systems G,
H, R and S, belts and pulleys
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
3.1 呼び長さ
3.2 片面歯付
ベルト
3.3 両面歯付
ベルト
−
−
追加
用語及び定義を追加した。
ISO規格に定義されていないの
で,分かりやすくするために用
語及び定義を追加した。
6 種類
表1−歯形及
び種類
3
G8M,G14M,H3M,H5M,H8M,H14
M,H20M,R3M,R5M,R8M,R14M,R
20M,S8M,S14M
追加
P3M,P5M,P8M,P14M,S3M,S5M,DS3
M,DS5Mを追加した。
国内で流通していることから
追加した。
削除
G8M,G14M,H20M,R3M,R5M,R8M,R
14M,R20Mを削除した。
国内で流通していないことか
ら削除した。
7 形状及
び寸法
各歯形の寸法
6.1
7.1
8.1
9.1
G8M,G14M
H3M,DH3M,H5M,DH5M,H8M,D
H8M,H14M,DH14M,H20M,
R3M,DR3M,R5M,DR5M,R8M,DR
8M,R14M,DR14M,R20M
S8M,DS8M,S14M,DS14M
追加
P3M,P5M,P8M,P14M,S3M,S5M,DS3
M,DS5Mを追加した。
国内で流通していることから
追加した。
削除
G8M,G14M,H20M,R3M,DR3M,R5M,
DR5M,R8M,DR8M,R14M,DR14M,R
20Mを削除した。
国内で流通していないことか
ら削除した。
8 試験方
法
8.1 長さの測
定
6.1.3
7.1.3
8.1.3
9.1.3
G8M,G14M
H3M,DH3M,H5M,DH5M,H8M,D
H8M,H14M,DH14M,H20M,
R3M,DR3M,R5M,DR5M,R8M,DR
8M,R14M,DR14M,R20M
S8M,DS8M,S14M,DS14M
追加
P3M,P5M,P8M,P14M,S3M,S5M,DS3
M,DS5Mを追加した。
国内で流通していることから
追加した。
削除
G8M,G14M,H20M,R3M,DR3M,R5M,
DR5M,R8M,DR8M,R14M,DR14M,R
20Mを削除した。
国内で流通していないことか
ら削除した。
2
B
1
8
5
7
-1
:
2
0
1
5
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
13
B 1857-1:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
8 試験方
法
(続き)
8.1.2 測定用
プーリ
−
−
追加
ISO規格で規定されていないP歯
形,S3M,DS3M,S5M,DS5Mの
測定用プーリ形状を規定した。
ISO規格では規定していない
が,国内流通を考慮して追加し
た。
8.1.3 測定力
−
−
追加
ISO規格で規定されていないP歯
形,S3M,DS3M,S5M,DS5Mの
測定力を規定した。
ISO規格では規定していない
が,国内流通を考慮して追加し
た。
8.2 ベルト幅
の測定
−
−
追加
ベルト幅の測定方法を追加した。
ISO規格はベルト幅測定方法を
規定していない。今後ISOに提
案する。
9 試験報
告書
試験報告書
−
−
追加
試験報告書に記載する事項を追加
した。
ISO規格は試験報告書に記載す
る項目を規定していない。今後
ISOに提案する。
10 製品
の呼び方
10.1 H歯形及
びP歯形
10.2 S歯形
−
−
追加
製品の呼び方を追加した。
ISO規格は製品の呼び方を規定
していない。今後ISOに提案す
る。
11 表示
−
−
追加
ベルト本体,包装への表示方法を追
加した。
ISO規格は包装への表示方法を
規定していない。今後ISOに提
案する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 13050:2014,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
2
B
1
8
5
7
-1
:
2
0
1
5
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。