B 1523:2012
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 量記号···························································································································· 1
5 形式······························································································································· 2
6 呼び番号 ························································································································· 2
7 主要寸法 ························································································································· 2
8 等級,許容差及び許容値 ···································································································· 2
9 ラジアル内部すきま ·········································································································· 3
10 軌道輪の材料及び硬さ ····································································································· 3
11 転動体 ·························································································································· 3
12 測定方法 ······················································································································· 3
13 検査 ····························································································································· 3
14 包装 ····························································································································· 3
15 表示 ····························································································································· 3
B 1523:2012
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
ベアリング工業会(JBIA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 1523:1993は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 1523:2012
転がり軸受−自動調心玉軸受
Rolling bearings-Self-aligning ball bearings
序文
この規格は,1965年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1993年に
行われたが,その後の引用規格の改正,規格様式の変更などに対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,自動調心玉軸受(以下,軸受という。)について規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0104 転がり軸受用語
JIS B 0124 転がり軸受−量記号
JIS B 1511 転がり軸受総則
JIS B 1512-1 転がり軸受−主要寸法−第1部:ラジアル軸受
JIS B 1513 転がり軸受の呼び番号
JIS B 1514-1 転がり軸受−軸受の公差−第1部:ラジアル軸受
JIS B 1514-3 転がり軸受−軸受の公差−第3部:面取寸法の最大値
JIS B 1515-1 転がり軸受−公差−第1部:用語及び定義
JIS B 1515-2 転がり軸受−公差−第2部:検証の原則及び方法
JIS B 1516 転がり軸受の表示
JIS B 1520 転がり軸受のラジアル内部すきま
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0104及びJIS B 1515-1による。
4
量記号
この規格で用いる主な量記号は,JIS B 0124によるほか,次による(図1参照)。
B
:軸受幅
D
:軸受外径
2
B 1523:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
d
:軸受内径
r
:内輪及び外輪の面取寸法
rs min
:内輪及び外輪の最小実測面取寸法
a) 円筒穴軸受
b) テーパ穴軸受
注記 図は,構造の一例である。
図1−自動調心玉軸受
5
形式
軸受の形式は,球面軌道の外輪をもつ円筒穴軸受[図1 a) 参照]及びテーパ穴軸受[図1 b) 参照]と
する。
6
呼び番号
軸受の呼び番号は,表1による。
なお,呼び番号の構成及び補助記号は,JIS B 1513に基づく。
7
主要寸法
軸受の主要寸法は,表1による。面取寸法は,図1のrで示す箇所に適用し,最小実測面取寸法rs minで
規定する。表1に示すrs minに対応する面取寸法の最大値は,JIS B 1514-3による。
テーパ穴軸受のテーパ穴の面取は規定しないが,かどがあってはならない。
表1の値は,特に指示がない場合には,呼び寸法である。
なお,これらの主要寸法は,JIS B 1512-1に規定する寸法のうち,寸法系列が,02,03,22及び23で,
一般に用いる軸受の寸法範囲から定めたものである。
8
等級,許容差及び許容値
軸受の等級は,0級とする。適用する許容差及び許容値は,JIS B 1514-1による。
3
B 1523:2012
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9
ラジアル内部すきま
軸受のラジアル内部すきまは,JIS B 1520による。
10 軌道輪の材料及び硬さ
軌道輪の材料及び硬さは,JIS B 1511の4.7(1)(軌道輪,軌道盤及びつば輪)による。
11 転動体
転動体は,JIS B 1511の4.7(2)(転動体)による。
12 測定方法
軸受の測定方法は,JIS B 1515-2による。
軌道輪の硬さの測定方法は,JIS Z 2245による。
13 検査
軸受の検査は,主要寸法,幾何特性1),ラジアル内部すきま及び軌道輪の硬さについて箇条12に基づい
て測定を行い,箇条7〜箇条10の規定を満足しなければならない。
注1) 形状,軌道の平行度,面の直角度などは,JIS B 1515-1:2006の6.,ラジアル・アキシアル振れ
については,JIS B 1515-1:2006の7. を参照。
14 包装
軸受は,油脂その他でさび止めした後に包装する。
15 表示
軸受及びその包装の表示は,JIS B 1516による。
4
B 1523:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−軸受の呼び番号,主要寸法及び寸法系列
単位 mm
呼び番号
主要寸法
寸法系列
円筒穴軸受
テーパ穴軸受
d
D
B
rs min
1200
−
10
30
9
0.6
02
2200
−
10
30
14
0.6
22
1300
−
10
35
11
0.6
03
2300
−
10
35
17
0.6
23
1201
−
12
32
10
0.6
02
2201
−
12
32
14
0.6
22
1301
−
12
37
12
1
03
2301
−
12
37
17
1
23
1202
−
15
35
11
0.6
02
2202
−
15
35
14
0.6
22
1302
−
15
42
13
1
03
2302
−
15
42
17
1
23
1203
−
17
40
12
0.6
02
2203
−
17
40
16
0.6
22
1303
−
17
47
14
1
03
2303
−
17
47
19
1
23
1204
1204K
20
47
14
1
02
2204
2204K
20
47
18
1
22
1304
1304K
20
52
15
1.1
03
2304
2304K
20
52
21
1.1
23
1205
1205K
25
52
15
1
02
2205
2205K
25
52
18
1
22
1305
1305K
25
62
17
1.1
03
2305
2305K
25
62
24
1.1
23
1206
1206K
30
62
16
1
02
2206
2206K
30
62
20
1
22
1306
1306K
30
72
19
1.1
03
2306
2306K
30
72
27
1.1
23
1207
1207K
35
72
17
1.1
02
2207
2207K
35
72
23
1.1
22
1307
1307K
35
80
21
1.5
03
2307
2307K
35
80
31
1.5
23
1208
1208K
40
80
18
1.1
02
2208
2208K
40
80
23
1.1
22
1308
1308K
40
90
23
1.5
03
2308
2308K
40
90
33
1.5
23
5
B 1523:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−軸受の呼び番号,主要寸法及び寸法系列(続き)
単位 mm
呼び番号
主要寸法
寸法系列
円筒穴軸受
テーパ穴軸受
d
D
B
rs min
1209
1209K
45
85
19
1.1
02
2209
2209K
45
85
23
1.1
22
1309
1309K
45
100
25
1.5
03
2309
2309K
45
100
36
1.5
23
1210
1210K
50
90
20
1.1
02
2210
2210K
50
90
23
1.1
22
1310
1310K
50
110
27
2
03
2310
2310K
50
110
40
2
23
1211
1211K
55
100
21
1.5
02
2211
2211K
55
100
25
1.5
22
1311
1311K
55
120
29
2
03
2311
2311K
55
120
43
2
23
1212
1212K
60
110
22
1.5
02
2212
2212K
60
110
28
1.5
22
1312
1312K
60
130
31
2.1
03
2312
2312K
60
130
46
2.1
23
1213
1213K
65
120
23
1.5
02
2213
2213K
65
120
31
1.5
22
1313
1313K
65
140
33
2.1
03
2313
2313K
65
140
48
2.1
23
1214
−
70
125
24
1.5
02
2214
−
70
125
31
1.5
22
1314
−
70
150
35
2.1
03
2314
−
70
150
51
2.1
23
1215
1215K
75
130
25
1.5
02
2215
2215K
75
130
31
1.5
22
1315
1315K
75
160
37
2.1
03
2315
2315K
75
160
55
2.1
23
1216
1216K
80
140
26
2
02
2216
2216K
80
140
33
2
22
1316
1316K
80
170
39
2.1
03
2316
2316K
80
170
58
2.1
23
1217
1217K
85
150
28
2
02
2217
2217K
85
150
36
2
22
1317
1317K
85
180
41
3
03
2317
2317K
85
180
60
3
23
6
B 1523:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−軸受の呼び番号,主要寸法及び寸法系列(続き)
単位 mm
呼び番号
主要寸法
寸法系列
円筒穴軸受
テーパ穴軸受
d
D
B
rs min
1218
1218K
90
160
30
2
02
2218
2218K
90
160
40
2
22
1318
1318K
90
190
43
3
03
2318
2318K
90
190
64
3
23
1219
1219K
95
170
32
2.1
02
2219
2219K
95
170
43
2.1
22
1319
1319K
95
200
45
3
03
2319
2319K
95
200
67
3
23
1220
1220K
100
180
34
2.1
02
2220
2220K
100
180
46
2.1
22
1320
1320K
100
215
47
3
03
2320
2320K
100
215
73
3
23
1221
−
105
190
36
2.1
02
2221
−
105
190
50
2.1
22
1321
−
105
225
49
3
03
2321
−
105
225
77
3
23
1222
1222K
110
200
38
2.1
02
2222
2222K
110
200
53
2.1
22
1322
1322K
110
240
50
3
03
2322
2322K
110
240
80
3
23