B 1512-6:2011
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 量記号···························································································································· 2
5 寸法······························································································································· 2
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 4
B 1512-6:2011
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本ベアリング工業会(JBIA)か
ら,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,
経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
これによって,JIS B 1512:2000は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 1512の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 1512-1 第1部:ラジアル軸受
JIS B 1512-2 第2部:平面座スラスト軸受
JIS B 1512-3 第3部:円すいころ軸受
JIS B 1512-4 第4部:外輪フランジ付きラジアル玉軸受のフランジ寸法
JIS B 1512-5 第5部:単列円筒ころ軸受のつばのない側及びつば輪の面取寸法
JIS B 1512-6 第6部:単列アンギュラ玉軸受の外輪正面の面取寸法
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 1512-6:2011
転がり軸受−主要寸法−第6部:
単列アンギュラ玉軸受の外輪正面の面取寸法
Rolling bearings-Boundary dimensions-Part 6: Chamfer dimensions for
outer ring non-thrust side of single-row angular contact ball bearings
序文
この規格は,1995年に第1版として発行されたISO 12044を基に,対応国際規格にない引用規格を追加
するなど,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,JIS B 1512-1に規定する面取寸法と異なる単列アンギュラ玉軸受(以下,軸受という。)の
外輪正面の面取寸法について規定する。直径系列9,0及び2の接触角30°以下の軸受並びに直径系列2
及び3の接触角30°を超える軸受に適用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 12044:1995,Rolling bearings−Single-row angular contact ball bearings−Chamfer dimensions for
outer ring non-thrust side(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0104 転がり軸受用語
JIS B 0124 転がり軸受−量記号
JIS B 1512-1 転がり軸受−主要寸法−第1部:ラジアル軸受
注記 対応国際規格:ISO 15:1998,Rolling bearings−Radial bearings−Boundary dimensions, general
plan(MOD)
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0104による。
2
B 1512-6:2011
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量記号
この規格で用いる主な量記号は,JIS B 0124によるほか,次による。
d
:軸受内径
r1
:面取寸法
r1s min :最小実測面取寸法
α
:接触角
図1に示す量記号及び表1の値は,特に指示がない場合には,呼び寸法を表す。
図1−単列アンギュラ玉軸受
5
寸法
軸受の外輪正面の面取寸法は,表1による。面取寸法は,図1のr1で示す箇所だけに適用し,最小実測
面取寸法r1s minで規定する。
3
B 1512-6:2011
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−単列アンギュラ玉軸受の外輪正面の面取寸法
単位 mm
d
r1s min
α≦30°
α>30°
直径系列
9
0
2
2
3
8
−
0.1
−
−
−
9
−
0.1
−
−
−
10
0.1
0.1
0.3
0.3
0.3
12
0.1
0.1
0.3
0.3
0.6
15
0.1
0.1
0.3
0.3
0.6
17
0.1
0.1
0.3
0.6
0.6
20
0.15
0.3
0.3
0.6
0.6
25
0.15
0.3
0.3
0.6
0.6
30
0.15
0.3
0.3
0.6
0.6
35
0.15
0.3
0.3
0.6
1
40
0.15
0.3
0.6
0.6
1
45
0.15
0.3
0.6
0.6
1
50
0.15
0.3
0.6
0.6
1
55
0.3
0.6
0.6
1
1
60
0.3
0.6
0.6
1
1.1
65
0.3
0.6
0.6
1
1.1
70
0.3
0.6
0.6
1
1.1
75
0.3
0.6
0.6
1
1.1
80
0.3
0.6
1
1
1.1
85
0.6
0.6
1
1
1.1
90
0.6
0.6
1
1
1.1
95
0.6
0.6
1.1
1.1
1.1
100
0.6
0.6
1.1
1.1
1.1
105
0.6
1
1.1
1.1
1.1
110
0.6
1
1.1
1.1
1.1
120
0.6
1
1.1
1.1
1.1
130
0.6
1
1.1
1.1
1.5
140
0.6
1
−
1.1
1.5
150
1
1
−
1.1
1.5
160
1
1
−
1.1
1.5
170
1
1.1
−
1.5
1.5
180
1
1.1
−
1.5
2
190
1
1.1
−
1.5
2
200
1
1.1
−
1.5
−
220
1
1.1
−
1.5
−
240
−
1.1
−
1.5
−
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 1512-6:2011 転がり軸受−主要寸法−第6部:単列アンギュラ玉軸受の外輪
正面の面取寸法
ISO 12044:1995 Rolling bearings−Single-row angular contact ball bearings−
Chamfer dimensions for outer ring non-thrust side
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
JIS B 0104を引用。
−
−
追加
箇条3を追加し,JIS B 0104を
引用した。
箇条3以降の箇条番号を,順次
繰り下げた。
対応国際規格の定期見直し時に
提案する。
4 量記号
JIS B 0124を引用。
r1及びr1s min
3
量記号及び寸法。
引用規格なし。
r1s
変更/
追加
量記号の箇条と寸法の箇条と
を分けた。定型文を挿入して
JIS B 0124を引用した。
r1sをr1へ変更し,r1s minを追加
した。
対応国際規格の定期見直し時に
提案する。
5 寸法
面取寸法の規定方
法。
−
−
変更/
追加
箇条5を追加した。
面取寸法は,最小実測面取寸法
r1s minで規定することを記載し
た。
対応国際規格の定期見直し時に
提案する。
表1
注a),b)を削除。
空欄に“−”を追加。
−
注a),b)で,ISO 582及び
ISO 15を引用。
変更/
削除
注a),b)を削除。
表1の空欄に“−”を追加した。
国内実績に基づき,実測面取寸法
の最大値及び“−”で示した部分
の面取寸法を規定しないことと
した。
JIS B 1512:2000に合わせた。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 12044:1995,MOD
2
B
1
5
1
2
-6
:
2
0
11
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
2
B
1
5
1
2
-6
:
2
0
11
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。