2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 1301-1996
キー及びキー溝
Keys and their corresponding keyways
1. 適用範囲 この規格は,一般の機械に用いる鋼製の平行キー,こう配キー及び半月キー(以下,これ
らを総称してキーという。),並びにこれらに対応するキー溝について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0651 触針式表面粗さ測定器
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO/R 773-1969 Rectangular or square parallel keys and their corresponding keyways
ISO/R 774-1969 Taper keys with or without gib head and their corresponding keyways
ISO 3912-1977 Woodruff keys and keyways
2. キーの種類及び記号
2.1
キー キーは,その形状によって,表1に示す6種類とする。
表1 キーの種類及び記号
形状
記号
平行キー
ねじ用穴なし
P
ねじ用穴付き
PS
こう配キー 頭なし
T
頭付き
TG
半月キー
丸底
WA
平底
WB
2.2
キーの端部 平行キーの端部は,その形状によって図1に示す3種類とする。
なお,指定がない場合には,両角形とする。
図1 キーの端部
備考 丸形の端部は,受渡当事者間の協定によって大きい面取りとしてもよい。
3. キーの品質
2
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.1
外観 キーの外観には,割れ,及び有害なきず・まくれ・さびなどがあってはならない。
3.2
強度 キーの引張強さは,7.1によって測定し,600N/mm2以上でなければならない。
4. キーの形状及び寸法 キーの形状及び寸法は,次による。
(1) 平行キー 平行キーの形状及び寸法は,付表1による。
なお,端部の形状は,図1による。
(2) こう配キー こう配キーの形状及び寸法は,付表2による。
(3) 半月キー 半月キーの形状及び寸法は,付表3による。
5. キーと軸・ハブとの関係 キーは,軸及びハブのキー溝の寸法許容差を選択することによって,表2
に示す3種類の結合に用いる。
表2 キーによる軸・ハブの結合
形式
説明
適用するキー
滑動形
軸とハブとが相対的に軸方向に滑動できる結合
平行キー
普通形
軸に固定されたキーにハブをはめ込む結合 (1)
平行キー,半月キー
締込み形
軸に固定されたキーにハブを締め込む結合 (1) ,又は組み付けられ
た軸とハブとの間にキーを打ち込む結合
平行キー,こう配キー,半月キー
注(1) 選択はめあいが必要である。
6. キー溝の形状・寸法 キー溝の形状及び寸法は,次による。
(1) 平行キー用 平行キーに用いるキー溝の形状及び寸法は,付表4による。
(2) こう配キー用 こう配キーに用いるキー溝の形状及び寸法は,付表5による。ただし,ハブの溝には,
100
1のこう配を付けるのがよい。
(3) 半月キー用 半月キーに用いるキー溝の形状及び寸法は,付表6による。
7. 測定方法
7.1
引張強さ キーの引張強さは,JIS Z 2241によって測定する。
7.2
表面粗さ キーの表面粗さは,JIS B 0651に規定する測定器,又は同等以上の性能をもつ測定器を
用いて測定する。
7.3
寸法・幾何偏差
7.3.1
平行キー 平行キー及びキー溝の寸法及び幾何偏差の測定方法は,次による。
(1) キーの幅 (b) 及び高さ (h) の測定箇所は,長さ (l) が20mm以下のものは任意の1か所,20mmを超
え100mm以下のものは任意の2か所,100mmを超えるものは任意の3か所とする。
(2) キーの真直度は,長さ (l) が幅 (b) の5倍を超えるものについて,幅方向及び高さ方向において,両
端部に対する中央付近の出っ張り又はへこみを測定する。
(3) 軸のキー溝の幅 (b1) 及び深さ (t1) の測定箇所は(1)と同じとし,ハブのキー溝の幅 (b2) 及び深さ (t2)
については両端部付近とする。
7.3.2
こう配キー こう配キー及びキー溝の寸法の測定方法は,次によるほか,7.3.1による。
(1) キーの高さ (h) の測定箇所は,頭なしこう配キーでは大端部,頭付きこう配キーでは頭部からf離れ
た箇所とする。
(2) ハブのキー溝の深さ (t2) は,大端部で測定する。
3
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(3) キー及びキー溝のこう配は,1001のこう配をもつ測定用ブロックをキー又はキー溝のこう配面に当てて,
両端部の付近の高さを測定して求める(図2参照)。
図2 こう配の測定
7.3.3
半月キー 半月キー及びキー溝の寸法の測定方法は,7.3.1に準じる。
8. 検査 キーの検査は,品質及び形状・寸法について行い,それぞれ3.及び4.の規定に適合しなければ
ならない。
9. 製品の呼び方 キーの呼び方は,規格番号,種類(又はその記号)及び呼び寸法×長さ(半月キーで
は呼び寸法だけ)による。ただし,ねじ用穴なし平行キー及び頭なしこう配キーの種類は,それぞれ単に
“平行キー”及び“こう配キー”と記してもよい。
なお,平行キーの端部の形状を示す必要がある場合には,種類の後にその形状(又は短線を挟んでその
記号)を記す。
例1. JIS B 1301 ねじ用穴なし平行キー 両丸形 25×14×90
又は,JIS B 1301 P−A 25×14×90
例2. JIS B 1301 頭付きこう配キー 20×12×70
又は,JIS B 1301 TG 20×12×70
例3. JIS B 1301 丸底半月キー 3×16
又は,JIS B 1301 WA 3×16
10. 表示 キーの包装には,次の事項を表示する。
(1) 種類又はその記号
(2) 呼び寸法×長さ(半月キーの場合には呼び寸法だけ)
(3) 端部の形状又はその記号(平行キーの場合)
(4) 材料記号
(5) 製造業者名又はその略号
4
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表1 平行キーの形状及び寸法
5
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
キーの
呼び寸法
b×h
キー本体
ねじ用穴
b
h
ねじの
呼び
d1
基準
寸法
許容差
(h9)
基準
寸法
許容差
c(2)
l (1)
d2
d3
g
2×2
2
0
−0.025
2
0
−0.025
h9
0.16〜0.25
6〜20
−
−
−
−
3×3
3
3
6〜36
−
−
−
−
4×4
4
0
−0.03
4
0
−0.030
8〜45
−
−
−
−
5×5
5
5
0.25〜0.40
10〜56
−
−
−
−
6×6
6
6
14〜70
−
−
−
−
(7×7)
7
0
−0.036
7
0
−0.036
16〜80
−
−
−
−
8×7
8
7
0
−0.090
h11
18〜90
M3
6.0
3.4
2.3
10×8
10
8
0.40〜0.60 22〜110
M3
6.0
3.4
2.3
12×8
12 0
−0.043
8
28〜140
M4
8.0
4.5
3.0
14×9
14
9
36〜160
M5
10.0
5.5
3.7
(15×10)
15
10
40〜180
M5
10.0
5.5
3.7
16×10
16
10
45〜180
M5
10.0
5.5
3.7
18×11
18
11 0
−0.110
50〜200
M6
11.5
6.6
4.3
20×12
20 0
−0.052
12
0.60〜0.80 56〜220
M6
11.5
6.6
4.3
22×14
22
14
63〜250
M6
11.5
6.6
4.3
(24×16)
24
16
70〜280
M8
15.0
9.0
5.7
25×14
25
14
70〜280
M8
15.0
9.0
5.7
28×16
28
16
80〜320
M10
17.5 11.0 10.8
32×18
32 0
−0.062
18
90〜360
M10
17.5 11.0 10.8
(35×22)
35
22 0
−0.130
1.00〜1.20 100〜400
M10
17.5 11.0 10.8
36×20
36 0
−0.062
20 0
−0.130
h11 1.00〜1.20
−
M12
20.0 14.0 13.0
(38×24)
38
24
−
M10
17.5 11.0 10.8
40×22
40
22
−
M12
20.0 14.0 13.0
(42×26)
42
26
−
M10
17.5 11.0 10.8
45×25
45
25
−
M12
20.0 14.0 13.0
50×28
50
28
−
M12
20.0 14.0 13.0
56×32
56 0
−0.074
32 0
−0.160
1.60〜2.00
−
M12
20.0 14.0 13.0
63×32
63
32
−
M12
20.0 14.0 13.0
70×36
70
36
−
M16
26.0 18.0 17.5
80×40
80
40
2.50〜3.00
−
M16
26.0 18.0 17.5
90×45
90 0
−0.087
45
−
M20
32.0 22.0 21.5
100×50
100
50
−
M20
32.0 22.0 21.5
注(1) lは,表の範囲内で,次の中から選ぶのがよい。
なお,lの寸法許容差は,h12とする。
6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20, 22, 25, 28, 32, 36, 40, 45, 50, 56, 63, 70, 80, 90, 100, 110, 125, 140, 160,
180, 200, 220, 250, 280, 320, 360, 400
(2) 45°面取り (c) の代わりに丸み (r) でもよい。
備考 括弧を付けた呼び寸法のものは,対応国際規格には規定されていないので,新設計には使用しな
い。
参考 付表1に規定するキーの許容差よりも公差の小さいキーが必要な場合には,キーの幅bに対する
許容差をh7とする。この場合の高さhの許容差は,キーの呼び寸法7×7以下はh7,キーの呼
び寸法8×7以上はh11とする。
6
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表2 こう配キーの形状及び寸法
7
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
キーの
呼び寸法
b×h
キー本体
b
h
h1
c(2)
l (1)
基準
寸法
許容差
(h9)
基準
寸法
許容差
2×2
2
0
−0.025
2
0
−0.025
h9
− 0.16〜0.25
6〜30
3×3
3
3
−
6〜36
4×4
4
0
−0.030
4
0
−0.030
7
8〜45
5×5
5
5
8
0.25〜0.40
10〜56
6×6
6
6
10
14〜70
(7×7)
7
0
−0.036
7.2 0
−0.036
10
16〜80
8×7
8
7
0
−0.090
h11 11
18〜90
10×8
10
8
12 0.40〜0.60 22〜110
12×8
12 0
−0.043
8
12
28〜140
14×9
14
9
14
36〜160
(15×10)
15
10.2 0
−0.070
h10 15
40〜180
16×10
16
10
0
−0.090
h11 16
45〜180
18×11
18
11
0
−0.110
18
50〜200
20×12
20 0
−0.052
12
20 0.60〜0.80 56〜220
22×14
22
14
22
63〜250
(24×16)
24
16.2 0
−0.070
h10 24
70〜280
25×14
25
14
0
−0.110
h11 22
70〜280
28×16
28
16
25
80〜320
32×18
32 0
−0.062
18
28
90〜360
(35×22)
35
22.3 0
−0.084
h10 32 1.00〜1.20 100〜400
36×20
36 0
−0.062
20
0
−0.130
h11 32 1.00〜1.20
−
(38×24)
38
24.3 0
−0.084
h10 36
−
40×22
40
22
0
−0.130
h11 36
−
(42×26)
42
26.3 0
−0.084
h10 40
−
45×25
45
25
0
−0.130
h11 40
−
50×28
50
28
45
−
56×32
56 0
−0.074
32
0
−0.160
50 1.60〜2.00
−
63×32
63
32
50
−
70×36
70
36
56
−
80×40
80
40
63 2.50〜3.00
−
90×45
90 0
−0.087
45
70
−
100×50
100
50
80
−
備考 括弧を付けた呼び寸法のものは,対応国際規格には規定されていない
ので,新設計には使用しない。
8
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表3 半月キーの形状及び寸法
備考 表面粗さは両側面は1.6μmRaとし,その他は6.3μmRaとする。
単位 mm
キーの
呼び
寸法
b×d0
キーの寸法
参考
b
d0
h
h1
c (8)
l
(計算値)
基準
寸法
許容差
(h9)
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
(h11)
基準
寸法
許容差
1×4
1
0
−0.025
4
0
−0.120
1.4
0
−0.060
1.1
±0.1
0.16〜0.25
−
1.5×7
1.5
7
0
−0.150
2.6
2.1
−
2×7
2
7
2.6
2.1
−
2×10
10
3.7
0
−0.075
3.0
−
2.5×10
2.5
10
3.7
3.0
9.6
(3×10)
3
10
0
−0.1
3.7
3.55
9.6
3×13
13
0
−0.180
5.0
4.0
±0.2
12.6
3×16
16
6.5
0
−0.090
5.2
15.7
(4×13)
4
0
−0.030
13
0
−0.1
5.0
0
−0.075
4.75
12.6
4×16
16
0
−0.180
6.5
0
−0.090
5.2
0.25〜0.40
15.7
4×19
19
0
−0.210
7.5
6.0
18.5
5×16
5
16
0
−0.180
6.5
5.2
15.7
5×19
19
0
−0.210
7.5
6.0
18.5
5×22
22
9.0
7.2
21.6
6×22
6
22
9.0
7.2
21.6
6×25
25
10.0
8.0
24.4
(6×28)
28
0
−0.2
11.0 0
−0.110
10.6
27.3
(6×32)
32
13.0
12.5
31.4
(7×22)
7
0
−0.036
22
0
−01
9.0
0
−0.090
8.5
21.6
(7×25)
25
0
−0.2
10.0
9.5
24.4
(7×28)
28
11.0 0
−0.110
10.6
27.3
(7×32)
32
13.0
12.5
31.4
(7×38)
38
15.0
14.0
37.1
(7×45)
45
16.0
15.0
43.0
9
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
キーの
呼び
寸法
b×d0
キーの寸法
参考
b
d0
h
h1
c (8)
l
(計算値)
基準
寸法
許容差
(h9)
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
(h11)
基準
寸法
許容差
(8×25)
8
25
10.0 0
−0.090
9.5
24.4
8×28
28
0
−0.210
11.0 0
−0.110
8.8
0.40〜0.60
27.3
(8×32)
32
0
−0.2
13.0
12.5
0.25〜0.40
31.4
(8×38)
38
15.0
14.0
37.1
10×32
10
32
0
−0.250
13.0
10.4
0.40〜0.60
31.4
(10×45)
45
0
−0.2
16.0
15.0
43.0
(10×55)
55
17.0
16.0
50.8
(10×65)
65
19.0 0
−0.130
18.0
±0.3
59.0
(12×65)
12
0
−0.043
65
19.0
18.0
59.0
(12×80)
80
24.0
22.4
73.3
備考 括弧を付けた呼び寸法のものは,対応国際規格には規定されていないので,新設計には使用しな
い。
10
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表4 平行キー用のキー溝の形状及び寸法
単位 mm
キーの
呼び
寸法
b×h
b1及
びb2
の基
準寸
法
滑動形
普通形
締込み形
r1
及
び
r2
t1
の
基
準
寸
法
t2
の
基
準
寸
法
t1及
びt2
の許
容差
参考
b1
b2
b1
b2
b1及びb2
適応する
軸径 (3)
d
許容差
(H9)
許容差
(D10)
許容差
(N9)
許容差
(Js9)
許容差
(P9)
2×2
2
+0.025
0
+0.060
+0.020
−0.004
−0.029
±0.0125
−0.006
−0.031
0.08〜0.16
1.2
1.0
+0.1
0
6〜8
3×3
3
1.8
1.4
8〜10
4×4
4
+0.030
0
+0.078
+0.030
0
−0.030
±0.0150
−0.012
−0.042
2.5
1.8
10〜12
5×5
5
0.16〜0.25
3.0
2.3
12〜17
6×6
6
3.5
2.8
17〜22
(7×7)
7
+0.036
0
+0.098
+0.040
0
−0.036
±0.0180
−0.015
−0.051
4.0
3.3
+0.2
0
20〜25
8×7
8
4.0
3.3
22〜30
10×8
10
0.25〜0.40
5.0
3.3
30〜38
12×8
12
+0.043
0
+0.120
+0.050
0
−0.043
±0.0215
−0.018
−0.061
5.0
3.3
38〜44
14×9
14
5.5
3.8
44〜50
(15×10)
15
5.0
5.3
50〜55
16×10
16
6.0
4.3
50〜58
18×11
18
7.0
4.4
58〜65
20×12
20
+0.052
0
+0.149
+0.065
0
−0.052
±0.0260
−0.022
−0.074
0.40〜0.60
7.5
4.9
65〜75
22×14
22
9.0
5.4
75〜85
(24×16)
24
8.0
8.4
80〜90
25×14
25
9.0
5.4
85〜95
28×16
28
10.0
6.4
95〜110
32×18
32
+0.062
0
+0.180
+0.080
0
−0.062
±0.0310
−0.026
−0.088
11.0
7.4
110〜130
(35×22)
35
0.70〜1.00 11.0 11.4
+0.3
0
125〜140
36×20
36
12.0
8.4
130〜150
(38×24)
38
12.0 12.4
140〜160
40×22
40
13.0
9.4
150〜170
(42×26)
42
13.0 13.4
160〜180
45×25
45
15.0 10.4
170〜200
50×28
50
17.0 11.4
200〜230
11
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
キーの
呼び
寸法
b×h
b1及
びb2
の基
準寸
法
滑動形
普通形
締込み形
r1
及
び
r2
t1
の
基
準
寸
法
t2
の
基
準
寸
法
t1及
びt2
の許
容差
参考
b1
b2
b1
b2
b1及びb2
適応する
軸径 (3)
d
許容差
(H9)
許容差
(D10)
許容差
(N9)
許容差
(Js9)
許容差
(P9)
56×32
56
+0.074
0
+0.220
+0.100
0
−0.074
±0.0370
−0.032
−0.106
1.20〜1.60 20.0 12.4
+0.3
0
230〜260
63×32
63
20.0 12.4
260〜290
70×36
70
22.0 14.4
290〜330
80×40
80
2.00〜2.50 25.0 15.4
330〜380
90×45
90
+0.087
0
+0.260
+0.120
0
−0.087
±0.0435
−0.037
−0.124
28.0 17.4
380〜440
100×50
100
31.0 19.5
440〜500
注(3) 適応する軸径は,キーの強さに対応するトルクから求められるものであって,一般用途の目安として示す。
キーの大きさが伝達するトルクに対して適切な場合には,適応する軸径より太い軸を用いてもよい。その場
合には,キーの側面が,軸及びハブに均等に当たるようにt1及びt2を修正するのがよい。適応する軸径より
細い軸には用いないほうがよい。
備考 括弧を付けた呼び寸法のものは,対応国際規格には規定されていないので,新設計には使用しない。
12
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表5 こう配キー用のキー溝の形状及び寸法
単位 mm
キーの
呼び
寸法
b×h
b1及びb2
r1
及
び
r2
t1
の
基
準
寸
法
t2
の
基
準
寸
法
t1及
びt2
の許
容差
参考
基準
寸法
許容差
(D10)
(3)
適応する
軸径
d
2×2
2
+0.060
+0.020
0.08〜0.16
1.2
0.5
+0.05
0
6〜8
3×3
3
1.8
0.9
8〜10
4×4
4
+0.078
+0.030
2.5
1.2
+0.1
0
10〜12
5×5
5
0.16〜0.25
3.0
1.7
12〜17
6×6
6
3.5
2.2
17〜22
(7×7)
7
+0.098
+0.040
4.0
3.0
20〜25
8×7
8
4.0
2.4
+0.2
0
22〜30
10×8
10
0.25〜0.40
5.0
2.4
30〜38
12×8
12
+0.120
+0.050
5.0
2.4
38〜44
14×9
14
5.5
2.9
44〜50
(15×10)
15
5.0
5.0
+0.1
0
50〜55
16×10
16
6.0
3.4
+0.2
0
50〜58
18×11
18
7.0
3.4
58〜65
20×12
20
+0.149
+0.065
0.40〜0.60
7.5
3.9
65〜75
22×14
22
9.0
4.4
75〜85
(24×16)
24
8.0
8.0
+0.1
0
80〜90
25×14
25
9.0
4.4
+0.2
0
85〜95
28×16
28
10.0
5.4
95〜110
32×18
32
+0.180
+0.080
11.0
6.4
110〜130
(35×22)
35
0.70〜1.00
11.0
11.0 +0.15
0
125〜140
36×20
36
12.0
7.1
+0.3
0
130〜150
(38×24)
38
12.0
12.0 +0.15
0
140〜160
40×22
40
13.0
8.1
+0.3
0
150〜170
13
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
キーの
呼び
寸法
b×h
b1及びb2
r1
及
び
r2
t1
の
基
準
寸
法
t2
の
基
準
寸
法
t1及
びt2
の許
容差
参考
基準
寸法
許容差
(D10)
(3)
適応する
軸径
d
(42×26)
42
13.0
13.0 +0.15
0
160〜180
45×25
45
15.0
9.1
+0.3
0
170〜200
50×28
50
17.0
10.1
200〜230
56×32
56
+0.220
+0.100
1.20〜1.60
20.0
11.1
230〜260
63×32
63
20.0
11.1
260〜290
70×36
70
22.0
13.1
290〜330
80×40
80
2.00〜2.50
25.0
14.1
330〜380
90×45
90
+0.260
+0.120
28.0
16.1
380〜440
100×50
100
31.0
18.1
440〜500
備考 括弧を付けた呼び寸法のものは,対応国際規格には規定されてい
ないので,新設計には使用しない。
14
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表6 半月キー用のキー溝の形状及び寸法
単位 mm
キーの
呼び
寸法
b×d0
b1及
びb2
の基
準寸
法
普通形
締込み形
t1
t2
r1及びr2
d1
b1
許容差
(N9)
b2
許容差
(Js9)
b1及びb2
許容差
(P9)
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
1×4
1
−0.004
−0.029
±0.012
−0.006
−0.031
1.0
+0.1
0
0.6
+0.1
0
0.08〜0.16
4
+0.1
0
1.5×7
1.5
2.0
0.8
7
2×7
2
1.8
1.0
7
2×10
2.9
10
+0.2
0
2.5×10
2.5
2.7
1.2
10
(3×10)
3
2.5
1.4
10
3×13
3.8
+0.2
0
13
3×16
5.3
16
(4×13)
4
0
−0.030
±0.015
−0.012
−0.042
3.5
+0.1
0
1.7
13
4×16
5.0
+0.2
0
1.8
0.16〜0.25
16
4×19
6.0
19
+0.3
0
5×16
5
4.5
2.3
16
+0.2
0
5×19
5.5
19
+0.3
0
5×22
7.0
+0.3
0
22
6×22
6
6.5
2.8
22
6×25
7.5
+0.2
0
+0.1
0
25
(6×28)
8.6
+0.1
0
2.6
28
(6×32)
10.6
32
(7×22)
7
0
−0.036
±0.018
−0.015
−0.051
6.4
2.8
22
(7×25)
7.4
25
(7×28)
8.4
28
(7×32)
10.4
32
(7×38)
12.4
38
(7×45)
13.4
45
(8×25)
8
7.2
3.0
25
8×28
8.0
+0.3
0
3.3
+0.2
0
0.25〜0.40
28
15
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
キーの
呼び
寸法
b×d0
b1及
びb2
の基
準寸
法
普通形
締込み形
t1
t2
r1及びr2
d1
b1
許容差
(N9)
b2
許容差
(Js9)
b1及びb2
許容差
(P9)
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
(8×32)
10.2
+0.1
0
3.0
+0.1
0
0.16〜0.25
32
(8×38)
12.2
38
10×32
10
10.0
+0.3
0
3.3
+0.2
0
0.25〜0.40
32
(10×45)
12.8
+0.1
0
3.4
+0.1
0
45
(10×55)
13.8
55
(10×65)
15.8
65
+0.5
0
(12×65)
12
0
−0.043
±0.022
−0.018
−0.061
15.2
4.0
65
(12×80)
20.2
80
備考1. 括弧を付けた呼び寸法のものは,対応国際規格には規定されていないので,新設計には使用しな
い。
2. 適応する軸径については,参考表1参照。
16
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考表1 半月キーに適応する軸径
単位 mm
キーの
呼び寸法
系列1
系列2
系列3
せん断断面積
(mm2)
1×4
3〜4
3〜4
−
−
1.5×7
4〜5
4〜6
−
−
2×7
5〜6
6〜8
−
−
2×10
6〜7
8〜10
−
−
2.5×10
7〜8
10〜12
7〜12
21
(3×10)
−
−
8〜14
26
3×13
8〜10
12〜15
9〜16
35
3×16
10〜12
15〜18
11〜18
45
(4×13)
−
−
11〜18
46
4×16
12〜14
18〜20
12〜20
57
4×19
14〜16
20〜22
14〜22
70
5×16
16〜18
22〜25
14〜22
72
5×19
18〜20
25〜28
15〜24
86
5×22
20〜22
28〜32
17〜26
102
6×22
22〜25
32〜36
19〜28
121
6×25
25〜28
36〜40
20〜30
141
(6×28)
−
−
22〜32
155
(6×32)
−
−
24〜34
180
(7×22)
−
−
20〜29
139
(7×25)
−
−
22〜32
159
(7×28)
−
−
24〜34
179
(7×32)
−
−
26〜37
209
(7×38)
−
−
29〜41
249
(7×45)
−
−
31〜45
288
(8×25)
−
−
24〜34
181
8×28
28〜32
40〜−
26〜37
203
(8×32)
−
−
28〜40
239
(8×38)
−
−
30〜44
283
10×32
32〜38
−
31〜46
295
(10×45)
−
−
38〜54
406
(10×55)
−
−
42〜60
477
(10×65)
−
−
46〜65
558
(12×65)
−
−
50〜73
660
(12×80)
−
−
58〜82
834
備考1. 括弧を付けた呼び寸法のものは,対応国際規格には規定されていな
いので,新設計には使用しない。
2. 系列1及び系列2は,対応する国際規格に掲げられた軸径であって,
次による。
系列1:キーによってトルクを伝達する結合に適応する。
系列2:キーによって位置決めをする場合,例えば,軸とハブとが
“しまりばめ”ではめあい,キーによってトルクを伝達し
ない場合に適応する。
3. 系列3は,表に示すせん断断面積でのキーのせん断強さに対応する。
このせん断断面積は,キーがキー溝に完全に沈んでいるときの,せ
ん断を受ける部分の計算値である。
17
B 1301-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS B 1301改正原案作成委員会 構成表
区分
氏名
所属
本,小
◎○
本 荘 恭 夫
埼玉工業大学
本
大 嶋 清 治
通商産業省工業技術院標準部
本,小
秋 山 喜三郎
芝浦工業大学工学研究所
本,小
中 込 常 雄
中込技術士事務所
本,小
渡 辺 昭 俊
新技術コンサルタント
本,小
田 仁 哲
社団法人日本工作機械工業会
本
近 藤 孝 之
通商産業省工業技術院機械技術研究所
本
赤 嶺 淳 一
社団法人日本電機工業会
本,小
一 丸 紀 夫
南海工業株式会社
本,小
敦 賀 敏 夫
株式会社姫野精工所
本,小
稲 山 正 史
株式会社セイキ製作所
本
加 山 英 男
財団法人日本規格協会
事務局
岡 本 裕
財団法人日本規格協会
備考 ◎:本委員会委員長 本;本委員会委員, 小;小委員会委員,
○:小委員会主査