B 1188:2017
(1)
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 種類······························································································································· 2
4.1 種類の区分 ··················································································································· 2
4.2 種類の表し方 ················································································································ 3
5 形状・寸法 ······················································································································ 3
6 ねじ······························································································································· 3
7 座金の組込み状態 ············································································································· 3
8 機械的性質 ······················································································································ 4
8.1 鋼小ねじ本体の機械的性質 ······························································································ 4
8.2 黄銅小ねじ本体の機械的性質 ··························································································· 4
8.3 座金の機械的性質 ·········································································································· 4
9 材料······························································································································· 4
9.1 小ねじ本体の材料 ·········································································································· 4
9.2 座金の材料 ··················································································································· 5
10 表面状態 ······················································································································· 5
11 表面処理 ······················································································································· 5
12 検査 ····························································································································· 5
12.1 形状・寸法検査 ············································································································ 5
12.2 ねじ検査 ····················································································································· 6
12.3 座金の組込み状態検査 ··································································································· 6
12.4 機械的性質検査 ············································································································ 6
12.5 表面状態検査 ··············································································································· 6
12.6 受入検査 ····················································································································· 6
13 製品の呼び方 ················································································································· 6
14 表示 ····························································································································· 7
14.1 製品の表示 ·················································································································· 7
14.2 包装の表示 ·················································································································· 7
B 1188:2017
(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 1188:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本工業規格 JIS
B 1188:2017
座金組込み十字穴付き小ねじ
Cross recessed head screws with captive washer
序文
この規格は,1977年に制定され,その後4回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2006年に
行われたが,その後,この規格に関係する共通規格の制定又は改正に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,一般に用いる鋼製及び黄銅製の座金組込み十字穴付き小ねじの特性について規定する。こ
の規格の座金組込み十字穴付き小ねじは,小ねじブランクに座金を組み込んだ後,ねじを転造し,座金が
小ねじから落ちないようにしたものをいう。
注記1 鋼製の座金組込み十字穴付き小ねじは,鋼製の十字穴付き小ねじに鋼製の座金を組み込んだ
もの,黄銅製の座金組込み十字穴付き小ねじは,黄銅製の十字穴付き小ねじに黄銅製又はり
ん青銅製の座金を組み込んだものとし,この規格では鋼製の座金組込み十字穴付き小ねじを
“鋼組み小ねじ”といい,黄銅製の座金組込み十字穴付き小ねじを“黄銅組み小ねじ”とい
い,それらを総称する場合は,単に“組み小ねじ”という。
注記2 この規格で,鋼組み小ねじ及び黄銅組み小ねじの十字穴付き小ねじだけをいう場合は,それ
ぞれ“鋼小ねじ本体”及び“黄銅小ねじ本体”といい,それらを総称する場合は,単に“小
ねじ本体”という。また,小ねじ本体に組み込んだ各種の鋼製座金を“鋼座金”といい,黄
銅製・りん青銅製の座金を“銅合金座金”といい,それらを総称する場合は,単に“座金”
という。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は
めあい区分)
JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部:構造体用ねじの寸法許容差
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
JIS B 1012 ねじ用十字穴
2
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JIS B 1041 締結用部品−表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
JIS B 1044 締結用部品−電気めっき
JIS B 1046 締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜
JIS B 1051 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−強度区分を規定したボルト,小ねじ及び
植込みボルト−並目ねじ及び細目ねじ
JIS B 1071 締結用部品−精度測定方法
JIS B 1091 締結用部品−受入検査
JIS B 1251 ばね座金
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3311 みがき特殊帯鋼
JIS G 3506 硬鋼線材
JIS G 4802 ばね用冷間圧延鋼帯
JIS H 3100 銅及び銅合金の板並びに条
JIS H 3110 りん青銅及び洋白の板並びに条
JIS H 3260 銅及び銅合金の線
JIS H 3270 ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒並びに線
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101による。
4
種類
4.1
種類の区分
種類は,鋼組み小ねじと黄銅組み小ねじとに区分し,次による。
a) 鋼組み小ねじ 鋼組み小ねじの種類は,表1の鋼小ねじ本体の種類と○印を付けた鋼座金の種類とを
組み合わせたものとする。
表1−鋼組み小ねじの種類
鋼小ねじ本体の
種類
鋼座金の種類
呼び
径の
範囲
d
mm
平座金
ばね
座金a)
歯付き座金
皿ばね
座金b)
ばね座金
及び
小形丸a)
ばね座金
及び
みがき丸a)
外歯形歯
付き座金
及び
みがき丸
小形丸
みがき
丸
外歯
形
皿形
十
字
穴
付
き
なべ小ねじ
○
○
○
○
○
○
○
○
2〜8
皿小ねじ
○
3〜8
丸皿小ねじ
○
3〜8
トラス小ねじ
○
○
○
○
○
○
2〜8
バインド小ね
じ
○
○
○
○
○
○
2〜8
注a) 鋼小ねじ本体と組み合わせるばね座金は,鋼製の組込み一般用とする。
なお,この組込み一般用は,JIS B 1251に規定する一般用と断面の形状・寸法が同じで,外径及び内径が異な
るものである。
b) 鋼小ねじ本体と組み合わせる皿ばね座金は,鋼製の組込み軽荷重用とする。
なお,この組込み軽荷重用は,JIS B 1251に規定する1種軽荷重用と厚さ及び外径が同じで,内径が異なるも
のである。
3
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b) 黄銅組み小ねじ 黄銅組み小ねじの種類は,表2の黄銅小ねじ本体の種類と○印を付けた銅合金座金
の種類とを組み合わせたものとする。
表2−黄銅組み小ねじの種類
黄銅小ねじ本体の
種類
銅合金座金の種類
呼び
径の
範囲
d
mm
平座金
ばね
座金a)
歯付き座金
ばね座金
及び
小形丸a)
ばね座金
及び
みがき丸a)
外歯形歯付
き座金及び
みがき丸
小形丸
みがき丸
外歯形
皿形
十
字
穴
付
き
なべ小ねじ
○
○
○
○
○
○
○
2〜8
皿小ねじ
○
3〜8
丸皿小ねじ
○
3〜8
トラス小ねじ
○
○
○
○
○
2〜8
バインド小ねじ
○
○
○
○
○
2〜8
注a) 黄銅小ねじ本体と組み合わせるばね座金は,りん青銅製の組込み一般用を適用する。
なお,この組込み一般用は,JIS B 1251に規定する一般用と断面の形状・寸法が同じで,外径及び内径が異な
るものである。
4.2
種類の表し方
組み小ねじの種類は,小ねじ本体の種類及び組み合わせた座金の種類を,次の例のように並べて表す。
例1 十字穴付きなべ小ねじと平座金の小形丸とを組み合わせた場合
小形丸座金組込み十字穴付きなべ小ねじ
例2 十字穴付きトラス小ねじにばね座金とみがき丸とを組み合わせた場合
ばね座金+みがき丸座金組込み十字穴付きトラス小ねじ
5
形状・寸法
組み小ねじの形状・寸法は,表3による。
表3−組み小ねじの形状・寸法
小ねじ本体の種類
形状・寸法
十字穴付きなべ小ねじ
表4
十字穴付き皿小ねじ
表6
十字穴付き丸皿小ねじ
表7
十字穴付きトラス小ねじ
表8
十字穴付きバインド小ねじ
表10
6
ねじ
組み小ねじのねじは,JIS B 0205-3のメートル並目ねじとし,そのねじの公差域クラスは,JIS B 0209-2
の6gとする。
なお,めっきを施したねじの最大許容寸法は,JIS B 0209-3による4hの最大許容寸法とする。
7
座金の組込み状態
小ねじ本体に組み込まれた座金は,自由に回転し,ねじ部から容易に脱落してはならない。
さらに,小ねじ本体の首下丸み部と座金の内径との間には,使用上有害な干渉があってはならない。
4
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8
機械的性質
8.1
鋼小ねじ本体の機械的性質
鋼小ねじ本体の機械的性質は,表15による。
表15−鋼小ねじ本体の機械的性質
鋼小ねじ本体の種類
機械的性質
強度区分
適用規格
十字穴付きなべ小ねじ
4.8 a), b)
JIS B 1051
十字穴付き皿小ねじ
十字穴付き丸皿小ねじ
十字穴付きトラス小ねじ
十字穴付きバインド小ねじ
注a) フルサイズおねじ部品の破断伸びAfは,適用しない。
b) 受渡当事者間の協定によって,保証荷重応力Spは省略
してもよい。
8.2
黄銅小ねじ本体の機械的性質
黄銅小ねじ本体の機械的性質は,受渡当事者間の協定による。
8.3
座金の機械的性質
座金の機械的性質は,表16による。
表16−座金の機械的性質
座金の種類 平座金
ばね座金
歯付き座金
皿ばね座金
機
械
的
性
質
硬さ
規定し
ない
鋼製の場合:42HRC〜50HRC又
は412HV〜513HV a)
りん青銅製の場合:90HRB以上
又は192HV以上
鋼製の場合:40HRC〜
50HRC又は392HV〜513HV
りん青銅製の場合:85HRB
以上又は164HV以上
鋼製の場合:40HRC〜48HRC
又は392HV〜484HV
ばね作
用
−
表18の規定によって圧縮試験を
したとき,試験後の自由高さは
表4,表8及び表10に規定する
“試験後の自由高さ”を満足し
なければならない。
表18の規定によって圧縮
試験をしたとき,試験後の
自由高さが,圧縮前の自由
高さの65倍以上なければな
らない。
表18の規定によって圧縮試
験をしたとき,試験後の自由
高さは表4,表8及び表10
に規定する“試験後の自由高
さ”を満足しなければならな
い。
粘り強
さ
−
表18の規定によってねじり試験
をしたとき,ねじり角度が90゜
未満で破損してはならない。
表18の規定によってねじ
り試験をしたとき,破損し
てはならない。
表18の規定によって締付け
試験をしたとき,割れ及び亀
裂が生じてはならない。b)
鋼製のばね座金,歯付き座金及び皿ばね座金は,著しい脱炭があってはならない。
注a) パテンチング処理材を用いた場合は,40HRC〜50HRC又は392HV〜513HVとする。
b) 電気めっきを施さない皿ばね座金は,受渡当事者間の協定によって試験を省略してもよい。
9
材料
9.1
小ねじ本体の材料
鋼小ねじ本体及び黄銅小ねじ本体の材料は,次による。
a) 鋼小ねじ本体の材料 鋼小ねじ本体の材料は,JIS B 1051の箇条6(材料)による。
b) 黄銅小ねじ本体の材料 黄銅小ねじ本体の材料は,通常,JIS H 3260の黄銅線(C 2700 W)とする。
5
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9.2
座金の材料
座金の材料は,通常,表17による。
表17−座金の材料
座金の種類
鋼座金の材料
銅合金座金の材料
平座金
JIS G 3141のSPCC
JIS H 3100の黄銅板(C 2600 P,C 2680 P,
C 2720 P,C 2801 P)又は黄銅条(C 2600 R,
C 2680 R,C 2720 R,C 2801 R)
ばね座金
JIS G 3506のSWRH57 (A・B)〜SWRH77 (A・B)
JIS H 3270のりん青銅線(C 5191 W)
歯付き座金
JIS G 3311のS50CM〜S70CM又はSK85M
JIS G 4802のS60C-CSP,S65C-CSP,S70C-CSP
又はSK85-CSP
JIS H 3110のりん青銅板(C 5191 P-H,
C 5212 P-H)
皿ばね座金
JIS G 3311のS50CM〜S70CM又はSK85M
JIS G 4802のS60C-CSP,S65C-CSP,S70C-CSP
又はSK85-CSP
−
10 表面状態
組み小ねじの表面状態は,次による。
a) 小ねじ本体の表面は,滑らかで使用上有害な割れ,きず,かえり,ばり,さびなどの欠陥があっては
ならない。
なお,M5以上の鋼小ねじ本体の表面欠陥に対する許容限界は,特に指定がない限り,JIS B 1041
によるのがよい。
b) 座金の表面は,滑らかで,焼割れ及び使用上有害なきず,かえり,肌荒れ,さびなどの欠陥があって
はならない。
なお,平座金の平面の表面粗さは,JIS B 0601に規定する25 μmRzとする。
さらに,ばね座金は,全圧縮をしたとき,切り口が重なることがあってはならない。
11 表面処理
組み小ねじに,めっき,その他の表面処理を施す場合は,注文者が指定する。ただし,電気めっきを施
す場合は,JIS B 1044による。非電解処理による亜鉛フレーク皮膜を施す場合は,JIS B 1046による。
12 検査
12.1 形状・寸法検査
形状・寸法検査は,JIS B 1071の各部寸法の測定方法又はこれに代わる方法によって行い,箇条5に適
合しなければならない。
十字穴の形状・寸法検査は,ゲージ沈み深さ(q)及び十字穴とゲージとの食い付きを調べる。ゲージ沈
み深さ(q)については,JIS B 1012の3.2.2(H形十字穴のゲージ沈み深さq)によって測定し,その値が,
表4,表6,表7,表8及び表10の値(q)に適合しなければならない。十字穴とゲージとの食い付きにつ
いては,JIS B 1012の3.2.3(H形十字穴とゲージとの食い付き)によって行い,組み小ねじが質量によっ
て脱落しなければよい。ただし,組み小ねじの呼び長さ(l)が呼び径(d)の4.5倍以上のものについて
は適用しない。
なお,十字穴の翼長さ(m)は,参考値のため検査の対象にしない。
6
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12.2 ねじ検査
ねじ検査は,JIS B 1071の測定方法又はこれに代わる方法によって行い,箇条6に適合しなければなら
ない。
なお,めっきを施したねじに対する通り側ねじリングゲージは,4h用のものを用いる。
12.3 座金の組込み状態検査
座金の組込み状態検査は,目視によって首下丸み部と座金内径との干渉を調べた後,組み小ねじの頭部
を指でつまんでねじ先を下に向け,座金外周の接線方向に力を与えたとき,箇条7に適合しなければなら
ない。
12.4 機械的性質検査
12.4.1 鋼小ねじ本体の機械的性質検査
鋼小ねじ本体の機械的性質検査は,JIS B 1051の箇条8(試験方法の適用)及び箇条9(試験方法)によ
って行い,8.1に適合しなければならない。
なお,受渡し時における機械的性質の検査は,受渡当事者間の協定によって試験成績表を確認するなど
の方法によって試験の一部を省略することができる。
12.4.2 黄銅小ねじ本体の機械的性質検査
黄銅小ねじ本体の機械的性質検査は,受渡当事者間の協定による。
12.4.3 座金の機械的性質検査
ばね座金,歯付き座金及び皿ばね座金の機械的性質検査は,表18によって行い,8.3に適合しなければ
ならない。ただし,この検査は,小ねじ本体を切断して取り外した座金について行う。
表18−座金の機械的性質の試験方法
機械的性質の検査項目
試験
試験方法
硬さ
硬さ試験
JIS B 1251の12.1(硬さ試験)
ばね作用
圧縮試験
JIS B 1251の12.2(圧縮試験)
粘り強さ
ねじり試験
JIS B 1251の12.3(ねじり試験)
締付け試験
JIS B 1251の12.4(締付け試験)
12.5 表面状態検査
表面状態の検査は,目視によって行い,箇条10に適合しなければならない。ただし,平座金の平面の表
面粗さは,表面粗さ測定機又はこれに代わる方法によって行う。
12.6 受入検査
受入検査手順は,特に指定がない限り,JIS B 1091による。
13 製品の呼び方
組み小ねじの呼び方は,規格番号,種類,ねじの呼び(d)×呼び長さ(l),機械的性質の強度区分の記
号,小ねじ本体の材料及び指定事項による。ただし,鋼組み小ねじの場合は材料を省略し,黄銅組み小ね
じの場合は機械的性質の強度区分の記号を省略する。
− 規格番号は,特に必要がなければ省略してもよい。
− 種類の表し方は,4.2による。
− 指定事項は,表面処理の種類,ねじ先の形状などを必要に応じて示す。
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さらに,ねじ部長さ(b)について,表12に示す値以外のものを指定した場合は,lの後に括弧を付け
てbの値を示す。
例
規格番号
種類
d×l
(b)
機械的性質
材料
指定事項
JIS B 1188
小形丸座金組込み十字穴付きなべ
小ねじ
− M6×16
− 4.8
− A2K a)
−
ばね座金+みがき丸座金組込み十
字穴付きトラス小ねじ
− M8×40 (30)
− C 2700 W
注a) A2Kは,JIS B 1044の附属書E(ねじ部品の電気めっきのための呼び方のコード,システムA)の記号によ
る。
14 表示
14.1 製品の表示
座金組込み十字穴付き小ねじの製品に対する表示は,通常,施さない。
14.2 包装の表示
この規格の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。
a) 規格名称又は規格番号
b) 種類
c) ねじの呼び×呼び長さ(ねじ部長さを指定した場合は,呼び長さの後に括弧を付けてその値を示す。)
d) 機械的性質(鋼組み小ねじの場合は,強度区分の記号を表示する。)
e) 材料(黄銅組み小ねじの場合は,小ねじ本体及び座金について表示する。鋼組み小ねじについては,
通常,省略する。)
f)
指定事項(必要がある場合,例えば,ねじ先の指定,表面処理の指定。)
g) 数量
h) 製造業者名又はその略号(略号は,なるべく登録商標を用いる。)
i)
製造ロット番号(製造業者独自のバーコードなどによる表示でもよい。)
8
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表4−座金組込み十字穴付きなべ小ねじの形状・寸法
平座金組込みのもの
ばね座金
組込みのもの
ばね座金の
断面形状
外歯形歯付き座金
組込みのもの
皿ばね座金
組込みのもの
ばね座金及び平座
金組込みのもの
外歯形歯付き座金及び
平座金組込みのもの
首下丸み部 軸部を基準とした
十字穴の偏心
軸部を基準とし
た頭部の偏心
軸部を基準とし
た座面の傾き
単位 mm
ねじの呼びd
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
小ねじ
本体
dk
0
4.0
5.3
−
0
4.0
5.4
−
0
5.0
5.5
−
0
5.0
6−
0
5.0
7−
0
6.0
9−
0
7.0
5.
10
−
0
8.0
14−
k
1.3±0.1
1.7±0.1
2±0.15
2.3±0.15 2.6±0.15 3.3±0.15
3.9±0.2
5.2±0.2
rf1(約)
4.5
6
7
8
9
12
14
18
rf2(約)
0.6
0.8
1.0
1.1
1.3
1.6
1.9
2.6
十字穴
十字穴
番号
1
1
2
2
2
2
3
3
m(参考)
2.2
2.6
3.6
3.9
4.2
4.9
6.3
7.8
q a)
0.60〜1.01 1.00〜1.42 0.86〜1.43 1.15〜1.73 1.45〜2.03 2.14〜2.73 2.26〜2.86 3.73〜4.36
r(最小)b)
−
−
−
−
−
−
−
0.1
da(最大)
1.8
2.3
2.8
3.3
3.8
4.7
5.6
7.5
E(最大)c)
0.15
0.2
0.25
0.25
0.3
0.35
0.4
0.5
F(最大)c)
0.1
0.15
0.2
0.2
0.2
0.25
0.3
0.4
G(最大)
2°
2°
2°
2°
2°
2°
2°
2°
平座金
小形丸
D1
0
3.0
3.4
−
0
3.0
5−
0
3.0
6−
0
35
.0
7−
0
35
.0
8−
0
35
.0
10−
0
4.0
5.
11
−
0
4.0
5.
15
−
T
0.3±0.04 0.5±0.05 0.5±0.05 0.5±0.05
0.8±0.1
1.0±0.1 1.6±0.15 1.6±0.15
みがき
丸
D1
0
3.0
5−
0
35
.0
5.6
−
0
35
.0
7−
0
35
.0
9−
0
35
.0
9−
0
35
.0
10−
0
4.0
5.
12
−
0
4.0
17−
T
0.3±0.04 0.5±0.05 0.5±0.05 0.5±0.05
0.8±0.1
1±0.1
1.6±0.15 1.6±0.15
ばね座
金(組
込み一
般用)
D1(最大)
4
4.8
5.5
6.2
7
8.5
11.5
14.5
B1(最小)×T(最
小)
0.9×0.5
1×0.6
1.1×0.7
1.2×0.8
1.4×1
1.7×1.3
2.7×1.5
3.2×2
圧縮試験後の自
由高さ(最小)
0.85
1
1.2
1.35
1.7
2.2
2.5
3.35
試験力(kN)
0.42
0.69
1.03
1.37
1.77
2.94
4.12
7.45
外歯形
歯付き
座金
D1
−
−
0
4.0
5.6
−
0
4.0
5.7
−
0
4.0
5.8
−
0
4.0
10−
0
5.0
11−
0
5.0
15−
T
−
−
0.45±
0.035
0.45±
0.035
0.45±
0.035
0.6±0.04 0.6±0.04 0.8±0.05
歯数d)
−
−
8
8
9
10
12
12
9
B 1188:2017
表4−座金組込み十字穴付きなべ小ねじの形状・寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼びd
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
皿ばね
座
金
(組込
み軽荷
重用)
D1
−
−
0
25
.0
7−
−
0
25
.0
9−
0
25
.0
10−
0
3.0
5.
12
−
0
3.0
17−
T
−
−
0.5±0.035
−
0.7±0.045 0.8±0.05 1±0.055 1.4±0.07
H(基準)
−
−
0.75
−
0.95
1.1
1.35
1.85
圧縮試験後の自
由高さ(最小)
−
−
0.6
−
0.8
0.9
1.15
1.6
試験力(kN)
−
−
1.03
−
1.77
2.94
4.12
7.45
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− ねじのない部分の径(ds)は,ほぼねじの有効径とする。
− 呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,表12による。
− xは不完全ねじ部の長さで,約2山とする。ただし,全ねじにおける座面から完全ねじ部までの寸法(a)の最大
値は,表14による。
− 小ねじ本体の頭部に成形する十字穴の形状寸法は,JIS B 1012のH形十字穴による。
− 座金の内径は規定しないが,箇条7の規定を満足しなければならない。
− 小ねじのねじ先は,特に指定がない限り,あら先とする。
なお,面取り先を必要とする場合は注文者が指定する。
− 平座金のみがき丸とともに組み込むばね座金の外径(D1)は,表5の値にしてもよい。
注a) qは,十字穴のゲージ沈み深さを示す。
b) ねじの呼びM2〜M6に対する丸み(r)の最小値は規定しないが,首下には僅かな丸みを付ける。
c) E及びFは,軸心に対する偏心とする。
d) 歯数は,推奨値を示したもので,多少の増減があってもよい。
表5−平座金のみがき丸とともに組み込むばね座金の外径(D1)
単位 mm
呼び径
2
2.5
3
(3.5)
4
5
6
8
D1(最大)
4.4
5.2
5.9
6.6
7.6
9.2
12.2
15.4
10
B 1188:2017
表6−座金組込み十字穴付き皿小ねじの形状・寸法
皿形歯付き座金組込みのもの
軸部を基準とした
十字穴の偏心
軸部を基準とした
頭部の偏心
軸部を基準とした
座面の傾き
単位 mm
ねじの呼びd
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
小ねじ本
体
dk
0
5.0
6−
0
5.0
7−
0
5.0
8−
0
6.0
10−
0
7.0
12−
0
8.0
16−
k
0
3.0
75
.1
−
0
3.0
2−
0
3.0
3.2
−
0
3.0
8.2
−
0
4.0
4.3
−
0
4.0
4.4
−
c(約)
0.25
0.25
0.3
0.3
0.4
0.4
十字穴
十字穴番号
2
2
2
2
3
3
m(参考)
3.6
4.1
4.5
5.1
6.7
8.4
q a)
0.91〜1.43
1.40〜1.93
1.79〜2.33
2.38〜2.93
2.70〜3.26
4.36〜4.96
r(約)
0.3
0.35
0.4
0.5
0.6
0.8
E(最大)b)
0.25
0.25
0.3
0.35
0.4
0.5
F(最大)b)
0.2
0.2
0.2
0.25
0.3
0.4
G(最大)
2°
2°
2°
2°
2°
2°
皿形歯付
き座金
(組込み用)
D1(約)
6
7
8
10
12
16
D2(最大)
3.4
4.0
4.5
5.5
6.5
8.8
T
0.4±0.03
0.4±0.03
0.4±0.03
0.5±0.035
0.5±0.035
0.6±0.04
M(最大)
0.7
0.8
0.9
1.0
1.2
1.45
歯数c)
8
8
8
9
10
12
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− ねじのない部分の径(ds)は,ほぼねじの有効径とする。
− 呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,表12による。
− xは不完全ねじ部の長さで,約2山とする。ただし,全ねじにおける座面から完全ねじ部までの寸法(a)の最大
値は,表14による。
− 小ねじ本体の頭部に成形する十字穴の形状寸法は,JIS B 1012のH形十字穴による。
− 座金の内径は規定しないが,箇条7の規定を満足しなければならない。
− 小ねじのねじ先は,特に指定がない限り,あら先とする。
なお,面取り先を必要とする場合は注文者が指定する。
注a) qは,十字穴のゲージ沈み深さを示す。
b) E及びFは,軸心に対する偏心とする。
c) 歯数は,推奨値を示したもので,多少の増減があってもよい。
11
B 1188:2017
表7−座金組込み十字穴付き丸皿小ねじの形状・寸法
皿形歯付き座金組込みのもの
軸部を基準とした
十字穴の偏心
軸部を基準とした
頭部の偏心
軸部を基準とした
座面の傾き
単位 mm
ねじの呼びd
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
小ねじ本体 dk
0
5.0
6−
0
5.0
7−
0
5.0
8−
0
6.0
10−
0
7.0
12−
0
8.0
16−
k
0
3.0
75
.1
−
0
3.0
2−
0
3.0
3.2
−
0
3.0
8.2
−
0
4.0
4.3
−
0
4.0
4.4
−
c(約)
0.25
0.25
0.3
0.3
0.4
0.4
f(約)
0.7
0.8
0.9
1.2
1.4
1.8
k+f
0
5.0
45
.2
−
0
5.0
8.2
−
0
5.0
2.3
−
0
5.0
4−
0
6.0
8.4
−
0
6.0
2.6
−
十字穴
十字穴番号
2
2
2
2
3
3
m(参考)
3.8
4.2
4.7
5.3
6.9
8.6
q a)
1.11〜1.63
1.60〜2.13
1.99〜2.53
2.58〜3.13
2.90〜3.46
4.56〜5.16
r(約)
0.3
0.35
0.4
0.5
0.6
0.8
E(最大)b)
0.25
0.25
0.3
0.35
0.4
0.5
F(最大)b)
0.2
0.2
0.2
0.25
0.3
0.4
G(最大)
2°
2°
2°
2°
2°
2°
皿形歯付き
座金
(組込み用)
D1(約)
6
7
8
10
12
16
D2(最大)
3.4
4.0
4.5
5.5
6.5
8.8
T
0.4±0.03
0.4±0.03
0.4±0.03
0.5±0.035
0.5±0.035
0.6±0.04
M(最大)
0.7
0.8
0.9
1.0
1.2
1.45
歯数c)
8
8
8
9
10
12
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− ねじのない部分の径(ds)は,ほぼねじの有効径とする。
− 呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,表12による。
− xは不完全ねじ部の長さで,約2山とする。ただし,全ねじにおける座面から完全ねじ部までの寸法(a)の最大
値は,表14による。
− 小ねじ本体の頭部に成形する十字穴の形状寸法は,JIS B 1012のH形十字穴による。
− 座金の内径は規定しないが,箇条7の規定を満足しなければならない。
− 小ねじのねじ先は,特に指定がない限り,あら先とする。
なお,面取り先を必要とする場合は注文者が指定する。
注a) qは,十字穴のゲージ沈み深さを示す。
b) E及びFは,軸心に対する偏心とする。
c) 歯数は,推奨値を示したもので,多少の増減があってもよい。
12
B 1188:2017
表8−座金組込み十字穴付きトラス小ねじの形状・寸法
平座金組込みのもの
ばね座金
組込みのもの
ばね座金の
断面形状
外歯形歯付き座金
組込みのもの
皿ばね座金
組込みのもの
ばね座金及び平座
金組込みのもの
外歯形歯付き座金及び
平座金組込みのもの
首下丸み部 軸部を基準とした
十字穴の偏心
軸部を基準とし
た頭部の偏心
軸部を基準とし
た座面の傾き
単位 mm
ねじの呼びd
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
小ねじ
本体
dk
0
4.0
5.4
−
0
4.0
7.5
−
0
5.0
9.6
−
0
5.0
1.8
−
0
5.0
4.9
−
0
6.0
8.
11
−
0
7.0
14−
0
8.0
8.
17
−
k
1.2±0.1
1.5±0.1 1.9±0.15 2.2±0.15 2.5±0.15 3.1±0.15 3.7±0.2
4.8±0.2
rf(約)
3
3.7
4.6
5.4
6.1
7.7
9.1
11.7
十字穴
十字穴
番号
1
1
1
2
2
2
3
3
m(参考)
2.2
2.5
2.9
4.0
4.3
5.0
6.3
7.8
q a)
0.65〜1.01 0.95〜1.32 1.34〜1.72 1.30〜1.83 1.60〜2.13 2.29〜2.83 2.31〜2.86 3.78〜4.36
r(最小)b)
−
−
−
−
−
−
−
0.1
da(最大)
1.8
2.3
2.8
3.3
3.8
4.7
5.6
7.5
E(最大)c)
0.15
0.2
0.25
0.25
0.3
0.35
0.4
0.5
F(最大)c)
0.1
0.15
0.2
0.2
0.2
0.25
0.3
0.4
G(最大)
2°
2°
2°
2°
2°
2°
2°
2°
平座金
みがき
丸
D1
0
3.0
5−
0
35
.0
5.6
−
0
35
.0
7−
0
35
.0
9−
0
35
.0
9−
0
35
.0
10−
0
4.0
5.
12
−
0
4.0
17−
T
0.3±0.04 0.5±0.05 0.5±0.05 0.5±0.05
0.8±0.1
1±0.1
1.6±0.15 1.6±0.15
ばね座
金(組
込み一
般用)
D1(最大)
4
4.8
5.5
6.2
7
8.5
11.5
14.5
B1(最小)×T(最
小)
0.9×0.5
1×0.6
1.1×0.7
1.2×0.8
1.4×1
1.7×1.3
2.7×1.5
3.2×2
圧縮試験後の自
由高さ(最小)
0.85
1
1.2
1.35
1.7
2.2
2.5
3.35
試験力(kN)
0.42
0.69
1.03
1.37
1.77
2.94
4.12
7.45
外歯形
歯付き
座金
D1
−
−
0
4.0
5.6
−
0
4.0
5.7
−
0
4.0
5.8
−
0
4.0
10−
0
5.0
11−
0
5.0
15−
T
−
−
0.45±
0.035
0.45±
0.035
0.45±
0.035
0.6±0.04 0.6±0.04 0.8±0.05
歯数d)
−
−
8
8
9
10
12
12
13
B 1188:2017
表8−座金組込み十字穴付きトラス小ねじの形状・寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼びd
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
皿ばね
座
金
(組込
み軽荷
重用)
D1
−
−
0
25
.0
7−
−
0
25
.0
9−
0
25
.0
10−
0
3.0
5.
12
−
0
3.0
17−
T
−
−
0.5±0.035
−
0.7±0.045 0.8±0.05 1±0.055 1.4±0.07
H(基準)
−
−
0.75
−
0.95
1.1
1.35
1.85
圧縮試験後の自
由高さ(最小)
−
−
0.6
−
0.8
0.9
1.15
1.6
試験力(kN)
−
−
1.03
−
1.77
2.94
4.12
7.45
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− ねじのない部分の径(ds)は,ほぼねじの有効径とする。
− 呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,表12による。
− xは不完全ねじ部の長さで,約2山とする。ただし,全ねじにおける座面から完全ねじ部までの寸法(a)の最大
値は,表14による。
− 小ねじ本体の頭部に成形する十字穴の形状寸法は,JIS B 1012のH形十字穴による。
− 座金の内径は規定しないが,箇条7の規定を満足しなければならない。
− 小ねじのねじ先は,特に指定がない限り,あら先とする。
なお,面取り先を必要とする場合は注文者が指定する。
− 平座金のみがき丸とともに組み込むばね座金の外径(D1)は,表9の値にしてもよい。
注a) qは,十字穴のゲージ沈み深さを示す。
b) ねじの呼びM2〜M6に対する丸み(r)の最小値は規定しないが,首下には僅かな丸みを付ける。
c) E及びFは,軸心に対する偏心とする。
d) 歯数は,推奨値を示したもので,多少の増減があってもよい。
表9−平座金のみがき丸とともに組み込むばね座金の外径(D1)
単位 mm
呼び径
2
2.5
3
(3.5)
4
5
6
8
D1(最大)
4.4
5.2
5.9
6.6
7.6
9.2
12.2
15.4
14
B 1188:2017
表10−座金組込み十字穴付きバインド小ねじの形状・寸法
平座金組込みのもの
ばね座金
組込みのもの
ばね座金の
断面形状
外歯形歯付き座金
組込みのもの
皿ばね座金
組込みのもの
ばね座金及び平座
金組込みのもの
外歯形歯付き座金及び
平座金組込みのもの
首下丸み部 軸部を基準とした
十字穴の偏心
軸部を基準とし
た頭部の偏心
軸部を基準とし
た座面の傾き
単位 mm
ねじの呼びd
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
小ねじ
本体
dk
0
4.0
3.4
−
0
4.0
3.5
−
0
5.0
3.6
−
0
5.0
3.7
−
0
5.0
3.8
−
0
6.0
3.
10
−
0
7.0
4.
12
−
0
8.0
4.
16
−
k(約)
0.85
1.0
1.3
1.5
1.7
2.1
2.4
3.1
f
0.35±0.1 0.5±0.1
0.6±0.1 0.7±0.15 0.8±0.15
1±0.15
1.3±0.15 1.7±0.2
k+f
1.2±0.15 1.5±0.15 1.9±0.15 2.2±0.2
2.5±0.2
3.1±0.2
3.7±0.2
4.8±0.3
十字穴
十字穴
番号
1
1
2
2
2
2
3
3
m(参考)
2.2
2.5
3.7
4.0
4.3
5.0
6.3
7.8
q a)
0.65〜1.01 0.95〜1.32 1.01〜1.53 1.30〜1.83 1.60〜2.13 2.29〜2.83 2.31〜2.86 3.78〜4.36
r(最小)b)
−
−
−
−
−
−
−
0.1
da(最大)
1.8
2.3
2.8
3.3
3.8
4.7
5.6
7.5
E(最大)c)
0.15
0.2
0.25
0.25
0.3
0.35
0.4
0.5
F(最大)c)
0.1
0.15
0.2
0.2
0.2
0.25
0.3
0.4
G(最大)
2°
2°
2°
2°
2°
2°
2°
2°
平座金
みがき
丸
D1
0
3.0
5−
0
35
.0
5.6
−
0
35
.0
7−
0
35
.0
9−
0
35
.0
9−
0
35
.0
10−
0
4.0
5.
12
−
0
4.0
17−
T
0.3±0.04 0.5±0.05 0.5±0.05 0.5±0.05
0.8±0.1
1±0.1
1.6±0.15 1.6+0.15
ばね座
金(組
込み一
般用)
D1(最大)
4
4.8
5.5
6.2
7
8.5
11.5
14.5
B1(最小)×T(最
小)
0.9×0.5
1×0.6
1.1×0.7
1.2×0.8
1.4×1
1.7×1.3
2.7×1.5
3.2×2
圧縮試験後の自
由高さ(最小)
0.85
1
1.2
1.35
1.7
2.2
2.5
3.35
試験力(kN)
0.42
0.69
1.03
1.37
1.77
2.94
4.12
7.45
外歯形
歯付き
座金
D1
−
−
0
4.0
5.6
−
0
4.0
5.7
−
0
4.0
5.8
−
0
4.0
10−
0
5.0
11−
0
5.0
15−
T
−
−
0.45±
0.035
0.45±
0.035
0.45±
0.035
0.6±0.04 0.6±0.04 0.8+0.05
歯数d)
−
−
8
8
9
10
12
12
15
B 1188:2017
表10−座金組込み十字穴付きバインド小ねじの形状・寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼びd
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
皿ばね
座
金
(組込
み軽荷
重用)
D1
−
−
0
25
.0
7−
−
0
25
.0
9−
0
25
.0
10−
0
3.0
5.
12
−
0
3.0
17−
T
−
−
0.5±0.035
−
0.7+0.045 0.8±0.05 1±0.055 1.4±0.07
H(基準)
−
−
0.75
−
0.95
1.1
1.35
1.85
試験後の自由高
さ(最小)
−
−
0.6
−
0.8
0.9
1.15
1.6
試験力(kN)
−
−
1.03
−
1.77
2.94
4.12
7.45
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− ねじのない部分の径(ds)は,ほぼねじの有効径とする。
− 呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,表12による。
− xは不完全ねじ部の長さで,約2山とする。ただし,全ねじにおける座面から完全ねじ部までの寸法(a)の最大
値は,表14による。
− 小ねじ本体の頭部に成形する十字穴の形状寸法は,JIS B 1012のH形十字穴による。
− 座金の内径は規定しないが,箇条7の規定を満足しなければならない。
− 小ねじのねじ先は,特に指定がない限り,あら先とする。
なお,面取り先を必要とする場合は注文者が指定する。
− 平座金のみがき丸とともに組み込むばね座金の外径(D1)は,表11の値にしてもよい。
注a) qは,十字穴のゲージ沈み深さを示す。
b) ねじの呼びM2〜M6に対する丸み(r)の最小値は規定しないが,首下には僅かな丸みを付ける。
c) E及びFは,軸心に対する偏心とする。
d) 歯数は,推奨値を示したもので,多少の増減があってもよい。
表11−平座金のみがき丸とともに組み込むばね座金の外径(D1)
単位 mm
呼び径
2
2.5
3
(3.5)
4
5
6
8
D1(最大)
4.4
5.2
5.9
6.6
7.6
9.2
12.2
15.4
16
B 1188:2017
表12−組み小ねじのl及びb
全ねじの場合
aの最大値は,表14による。
単位 mm
呼び長さl
ねじの呼びd
呼び長さl
M2
M2.5
M3
M3.5
M4
M5
M6
M8
ねじ部長さb
5
*
*
5
6
*
*
6
8
*
8
10
*
10
12
*
12
14
8
14
16
12
16
20
12
14
20
25
16
25
30
20
30
35
25
35
40
30
40
45
45
50
50
− 太線の枠内は,各ねじの呼びに対して推奨する呼び長さ(l)であって,枠内の数値は,推奨するねじ部長さ
(b)を示し,斜線を施した部分は全ねじとする。ただし,*印を付けたlは,皿小ねじ及び丸皿小ねじには
適用しない。
− l及びbは,特に必要がある場合には,指定によって,この表以外のものを使用することができる。
− lの許容差は,特に指定がない限り,表13による。
− bの許容差は,特に指定がない限り,
3
0
+Pとする。ただし,Pは,ねじのピッチとする。
17
B 1188:2017
表13−呼び長さlの許容差
単位 mm
lの区分
dの区分
M2.5以下
M3〜M4
M5以上
10以下
0
−0.4
0
−0.6
0
−0.8
10を超え20以下
0
−0.6
0
−0.6
0
−1
20を超え40以下
0
−0.8
0
−0.8
0
−1
40を超えるもの
−
0
−1
0
−1
表14−全ねじにおける組み小ねじの座面から完全ねじ部までの寸法(a)の最大値
平座金
組込みの場合
ばね座金
組込みの場合
外歯形歯付き座金
組込みの場合
皿形歯付き座金
組込みの場合
皿ばね座金
組込みの場合
ばね座金及び平座金
組込みの場合
外歯形歯付き座金及び
平座金組込みの場合
単位 mm
ねじの呼び
M2
M2.5
M3
M3.5
M4
M5
M6
M8
組込み
座金の
種類
平座金
小形丸
1.1
1.4
1.5
1.7
2.3
2.7
3.7
4.2
みがき丸
1.1
1.4
1.5
1.7
2.3
2.7
3.7
4.2
ばね座金
1.8
2.1
2.4
2.8
3.5
4.3
5.1
6.7
歯付き座金
外歯形
−
−
1.9
2.1
2.3
2.8
3.2
4.2
皿形
−
−
3.4
4.0
4.6
5.4
6.6
8.3
皿ばね座金
−
−
1.7
−
2.3
2.7
3.3
4.3
ばね座金及び小形丸
2.1
2.7
3.0
3.4
4.4
5.4
6.9
8.4
ばね座金及びみがき丸
2.1
2.7
3.0
3.4
4.4
5.4
6.9
8.4
外歯形歯付き座金及びみがき
丸
−
−
2.5
2.7
3.2
3.9
5.0
5.9