B 1181:2014
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 種類······························································································································· 3
4 形状・寸法,製品仕様,及び製品の呼び方の例 ······································································ 3
5 表示······························································································································· 4
5.1 製品の表示 ··················································································································· 4
5.2 包装の表示 ··················································································································· 4
附属書JA(規定)ISO 4032〜ISO 4036及びISO 8673〜ISO 8675によらない六角ナット ··················· 21
附属書JB(規定)鋼製ナットの機械的性質−強度区分4T〜10T ··················································· 36
附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 40
B 1181:2014
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 1181:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 1181:2014
六角ナット
Hexagon nuts and hexagon thin nuts
序文
この規格は,2012年に第4版として発行されたISO 4032,2012年に第3版として発行されたISO 4033,
2012年に第4版として発行されたISO 4034及びISO 4035,2012年に第3版として発行されたISO 4036,
ISO 8673,ISO 8674及びISO 8675を基に,対応する部分(形状・寸法,製品仕様,及び製品の呼び方の
例)については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく編集し,一体化して作成した日本
工業規格である。また,我が国における生産・使用の実態を反映するため,ISO規格によらない六角ナッ
トの特性を附属書JA及び附属書JBに示す。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JCに示す。
1
適用範囲
この規格は,鋼製,ステンレス製及び非鉄金属製の六角ナットの特性について規定する。
この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には,受渡当事者間の協定によって,例え
ばJIS B 0205-4,JIS B 0209-1,JIS B 1021,JIS B 1052-2,JIS B 1052-6及びJIS B 1054-2から選択する。
なお,ISO 4032〜ISO 4036及びISO 8673〜ISO 8675によらない六角ナットは,附属書JAによる。また,
鋼製ナットの強度区分4T〜10Tは,附属書JBによる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4032:2012,Hexagon regular nuts (style 1)−Product grades A and B
ISO 4033:2012,Hexagon high nuts (style 2)−Product grades A and B
ISO 4034:2012,Hexagon regular nuts (style 1)−Product grade C
ISO 4035:2012,Hexagon thin nuts chamfered (style 0)−Product grades A and B
ISO 4036:2012,Hexagon thin nuts unchamfered (style 0)−Product grade B
ISO 8673:2012,Hexagon regular nuts (style 1) with metric fine pitch thread−Product grades A and B
ISO 8674:2012,Hexagon high nuts (style 2) with metric fine pitch thread−Product grades A and B
ISO 8675:2012,Hexagon thin nuts chamfered (style 0) with metric fine pitch thread−Product grades A
and B(全体評価:MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
2
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0143 締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味
注記 対応国際規格:ISO 225:2010,Fasteners−Bolts, screws, studs and nuts−Symbols and descriptions
of dimensions(IDT)
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形
注記 対応国際規格:ISO 68-1:1998,ISO general purpose screw threads−Basic profile−Part 1: Metric
screw threads(IDT)
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系
注記 対応国際規格:ISO 261:1998,ISO general purpose metric screw threads−General plan(IDT)
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
注記 対応国際規格:ISO 262:1998,ISO general purpose metric screw threads−Selected sizes for screws,
bolts and nuts(IDT)
JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部:基準寸法
注記 対応国際規格:ISO 724:1993,ISO general-purpose metric screw threads−Basic dimensions(IDT)
JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ
注記 対応国際規格:ISO 965-1:1998,ISO general-purpose metric screw threads−Tolerances−Part 1:
Principles and basic data(IDT)
JIS B 0251 メートルねじ用限界ゲージ
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
JIS B 0651 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−触針式表面粗さ測定機の特性
JIS B 0659-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式;測定標準−第1部:標準片
JIS B 1021 締結用部品の公差−第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級A, B及
びC
注記 対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs and nuts−
Product grades A, B and C(IDT)
JIS B 1042 締結用部品−表面欠陥 第2部:ナット
注記 対応国際規格:ISO 6157-2:1995,Fasteners−Surface discontinuities−Part 2: Nuts(IDT)
JIS B 1044 締結用部品−電気めっき
注記 対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)
JIS B 1046 締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜
注記 対応国際規格:ISO 10683:2000,Fasteners−Non-electrolytically applied zinc flake coatings(IDT)
JIS B 1047 耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化
注記 対応国際規格:ISO 16048:2003,Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners(IDT)
JIS B 1048 締結用部品−溶融亜鉛めっき
注記 対応国際規格:ISO 10684:2004,Fasteners−Hot dip galvanized coatings(MOD)
JIS B 1052-2 締結用部品の機械的性質−第2部:保証荷重値規定ナット−並目ねじ
注記 対応国際規格:ISO 898-2:1992,Mechanical properties of fasteners−Part 2: Nuts with specified
proof load values−Coarse thread(IDT)
3
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JIS B 1052-6 締結用部品の機械的性質−第6部:保証荷重値規定ナット−細目ねじ
注記 対応国際規格:ISO 898-6:1994,Mechanical properties of fasteners−Part 6: Nuts with specified
proof load values−Fine pitch thread(IDT)
JIS B 1054-2 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第2部:ナット
注記 対応国際規格:ISO 3506-2:2009,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless-steel
fasteners−Part 2: Nuts(IDT)
JIS B 1057 非鉄金属製ねじ部品の機械的性質
注記 対応国際規格:ISO 8839:1986,Mechanical properties of fasteners−Bolts, screws, studs and nuts
made of non-ferrous metals(MOD)
JIS B 1071 締結用部品−精度測定方法
JIS B 1091 締結用部品−受入検査
注記 対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection(IDT)
JIS B 1099 締結用部品−ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項
注記 対応国際規格:ISO 8992:2005,Fasteners−General requirements for bolts, screws, studs and nuts
(IDT)
JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
3
種類
この規格で規定する六角ナットの種類は,表1による。
表1−六角ナットの種類
種類
ねじの呼び径Dの範囲
(mm)
対応国際規格
(参考)
名称
ねじのピッチ
部品等級
六角ナット−スタイル1
並目ねじ
A
1.6〜16
ISO 4032
B
18〜64
細目ねじ
A
8〜16
ISO 8673
B
18〜64
六角ナット−スタイル2
並目ねじ
A
5〜16
ISO 4033
B
20〜36
細目ねじ
A
8〜16
ISO 8674
B
18〜36
六角ナット−C
並目ねじ
C
5〜64
ISO 4034
六角低ナット−両面取り
並目ねじ
A
1.6〜16
ISO 4035
B
18〜64
細目ねじ
A
8〜16
ISO 8675
B
18〜64
六角低ナット−面取りなし
並目ねじ
B
1.6〜10
ISO 4036
4
形状・寸法,製品仕様,及び製品の呼び方の例
この規格で規定する六角ナットの形状・寸法,製品仕様,及び製品の呼び方の例は,表2による。
寸法の呼び及び記号は,JIS B 0143による。
4
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−形状・寸法,製品仕様,及び製品の呼び方の例
種類
形状・寸法
製品仕様
製品の呼
び方の例
名称
ねじのピッチ
部品等級
図
第1選択
第2選択
六角ナット−
スタイル1
並目ねじ
A
図1
表3
表4
表5
表6
B
細目ねじ
A
図2
表7
表8
表9
表10
B
六角ナット−
スタイル2
並目ねじ
A
図3
表11
表12
表13
B
細目ねじ
A
図4
表14
表15
表16
表17
B
六角ナット−C
並目ねじ
C
図5
表18
表19
表20
表21
六角低ナット−
両面取り
並目ねじ
A
図6
表22
表23
表24
表25
B
細目ねじ
A
図7
表26
表27
表28
表29
B
六角低ナット−
面取りなし
並目ねじ
B
図8
表30
表31
表32
5
表示
5.1
製品の表示
この規格の全ての要求事項に適合した製品の表示は,次による。
a) ねじの呼び径39 mm以下の鋼ナットは,JIS B 1052-2及びJIS B 1052-6の9.2(製品の表示)による。
ただし,ねじの呼び径39 mmを超える場合は,受渡当事者間の協定による。
b) ステンレスナットは,JIS B 1054-2の4.2(表示)による。
c) 非鉄金属ナットは,JIS B 1057の9.1(製品表示)による。
5.2
包装の表示
この規格の全ての要求事項に適合した製品の包装の外面の表示は,次による。
a) 種類
b) 部品等級
c) ねじの呼び
d) ねじの公差域クラス
e) 強度区分(鋼ナットの場合),性状区分(ステンレスナットの場合)又は材質区分(非鉄金属ナットの
場合)。ただし,六角低ナット−面取りなしのものは除く。
f)
材料1)
g) 数量・指定事項
h) 製造業者名又はその略号
注1) 材料の表示は,ステンレスナット(JIS B 1054-2を適用したものは除く。),非鉄金属ナット,
3種の鋼ナット(附属書JA参照。附属書JB,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6を適用したもの
は除く。)及びねじの呼び径42 mm以上の鋼ナットについて行い,その他のナットについて
は省略する。
なお,材料の表示は,材料の一般名称によるものであってもよい。
5
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注a) 特別な指定がない限り,ナットは,座付きとしない。
b) β=15〜30°
c) θ=90〜120°
図1−六角ナット−スタイル1−並目ねじ
表3−六角ナット−スタイル1−並目ねじ(第1選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D
M1.6
M2
M2.5
M3
M4
M5
M6
M8
M10
M12
P a)
0.35
0.4
0.45
0.5
0.7
0.8
1
1.25
1.5
1.75
c
最大
0.20
0.20
0.30
0.40
0.40
0.50
0.50
0.60
0.60
0.60
最小
0.10
0.10
0.10
0.15
0.15
0.15
0.15
0.15
0.15
0.15
da
最大
1.84
2.30
2.90
3.45
4.60
5.75
6.75
8.75
10.80
13.00
最小
1.60
2.00
2.50
3.00
4.00
5.00
6.00
8.00
10.00
12.00
dw
最小
2.40
3.10
4.10
4.60
5.90
6.90
8.90
11.60
14.60
16.60
e
最小
3.41
4.32
5.45
6.01
7.66
8.79
11.05
14.38
17.77
20.03
m
最大
1.30
1.60
2.00
2.40
3.20
4.70
5.20
6.80
8.40
10.80
最小
1.05
1.35
1.75
2.15
2.90
4.40
4.90
6.44
8.04
10.37
mw
最小
0.80
1.10
1.40
1.70
2.30
3.50
3.90
5.20
6.40
8.30
s
基準寸法=最大
3.20
4.00
5.00
5.50
7.00
8.00
10.00
13.00
16.00
18.00
最小
3.02
3.82
4.82
5.32
6.78
7.78
9.78
12.73
15.73
17.73
ねじの呼び D
M16
M20
M24
M30
M36
M42
M48
M56
M64
P a)
2
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
6
c
最大
0.80
0.80
0.80
0.80
0.80
1.00
1.00
1.00
1.00
最小
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.30
0.30
0.30
0.30
da
最大 17.30
21.60
25.90
32.40
38.90
45.40
51.80
60.50
69.10
最小 16.00
20.00
24.00
30.00
36.00
42.00
48.00
56.00
64.00
dw
最小 22.50
27.70
33.30
42.80
51.10
60.00
69.50
78.70
88.20
e
最小 26.75
32.95
39.55
50.85
60.79
71.30
82.60
93.56
104.86
m
最大 14.80
18.00
21.50
25.60
31.00
34.00
38.00
45.00
51.00
最小 14.10
16.90
20.20
24.30
29.40
32.40
36.40
43.40
49.10
mw
最小 11.30
13.50
16.20
19.40
23.50
25.90
29.10
34.70
39.30
s
基準寸法=最大 24.00
30.00
36.00
46.00
55.00
65.00
75.00
85.00
95.00
最小 23.67
29.16
35.00
45.00
53.80
63.10
73.10
82.80
92.80
注a) Pは,ねじのピッチ。
6
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4−六角ナット−スタイル1−並目ねじ(第2選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D
M3.5
M14
M18
M22
M27
M33
M39
M45
M52
M60
P a)
0.6
2
2.5
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
c
最大
0.40
0.60
0.80
0.80
0.80
0.80
1.00
1.00
1.00
1.00
最小
0.15
0.15
0.20
0.20
0.20
0.20
0.30
0.30
0.30
0.30
da
最大
4.00
15.10
19.50
23.70
29.10
35.60
42.10
48.60
56.20
64.80
最小
3.50
14.00
18.00
22.00
27.00
33.00
39.00
45.00
52.00
60.00
dw
最小
5.00
19.60
24.90
31.40
38.00
46.60
55.90
64.70
74.20
83.40
e
最小
6.58
23.36
29.56
37.29
45.20
55.37
66.44
76.95
88.25
99.21
m
最大
2.80
12.80
15.80
19.40
23.80
28.70
33.40
36.00
42.00
48.00
最小
2.55
12.10
15.10
18.10
22.50
27.40
31.80
34.40
40.40
46.40
mw
最小
2.00
9.70
12.10
14.50
18.00
21.90
25.40
27.50
32.30
37.10
s
基準寸法=最大
6.00
21.00
27.00
34.00
41.00
50.00
60.00
70.00
80.00
90.00
最小
5.82
20.67
26.16
33.00
40.00
49.00
58.80
68.10
78.10
87.80
注a) Pは,ねじのピッチ。
表5−六角ナット−スタイル1−並目ねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
一般要求事項 適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6H
適用規格
JIS B 0205-4,JIS B 0209-1
機械的性質
強度区分
D<M5:受渡当事者間の協定
による。
M5≦D≦M39:6,8,10
D>M39:受渡当事者間の協定
による。
D≦M24: A2-70
A4-70
M24<D≦M39: A2-50
A4-50
D>M39:受渡当事者間の
協定による。
JIS B 1057による。
適用規格
M5≦D≦M39:JIS B 1052-2
D<M5及びD>M39:
受渡当事者間の協定による。
(JIS B 1052-2の附属書A参
照)
D≦M39:JIS B 1054-2
D>M39:受渡当事者間の
協定による。
公差
部品等級
D≦M16:A
D>M16:B
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
製造された状態
電気めっきの要求がある場合
は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレー
ク皮膜の要求がある場合は,
JIS B 1046による。
溶融亜鉛めっきの要求がある
場合は,JIS B 1048による。
製造された状態
不動態化の方法は,JIS B
1047による。
製造された状態
電気めっきの要求
がある場合は,JIS B
1044による。
他のめっきの要求がある場合又はその他の表面処理が必要な場合は,受渡当事者間
の協定による。
表面性状
表面欠陥の限界は,JIS B 1042
による。
−
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
7
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表6−製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM12,強度区分8,スタイル1の六角ナット
呼び方
六角ナット−スタイル1 JIS B 1181−ISO 4032−M12−8
注記
図1及び表3〜表6は,ISO 4032に一致している。
注a) 特別な指定がない限り,ナットは,座付きとしない。
b) β=15〜30°
c) θ=90〜120°
図2−六角ナット−スタイル1−細目ねじ
表7−六角ナット−スタイル1−細目ねじ(第1選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D×P
M8×1
M10×1
M12×1.5
M16×1.5
M20×1.5
M24×2
c
最大
0.60
0.60
0.60
0.80
0.80
0.80
最小
0.15
0.15
0.15
0.20
0.20
0.20
da
最大
8.75
10.80
13.00
17.30
21.60
25.90
最小
8.00
10.00
12.00
16.00
20.00
24.00
dw
最小
11.63
14.63
16.63
22.49
27.7
33.25
e
最小
14.38
17.77
20.03
26.75
32.95
39.55
m
最大
6.80
8.40
10.80
14.80
18.00
21.50
最小
6.44
8.04
10.37
14.10
16.90
20.20
mw
最小
5.15
6.43
8.30
11.28
13.52
16.16
s
基準寸法=最大
13.00
16.00
18.00
24.00
30.00
36.00
最小
12.73
15.73
17.73
23.67
29.16
35.00
8
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表7−六角ナット−スタイル1−細目ねじ(第1選択)の寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼び D×P
M30×2
M36×3
M42×3
M48×3
M56×4
M64×4
c
最大
0.80
0.80
1.00
1.00
1.00
1.00
最小
0.20
0.20
0.30
0.30
0.30
0.30
da
最大
32.40
38.90
45.40
51.80
60.50
69.10
最小
30.00
36.00
42.00
48.00
56.00
64.00
dw
最小
42.75
51.11
59.95
69.45
78.66
88.16
e
最小
50.85
60.79
71.30
82.60
93.56
104.86
m
最大
25.60
31.00
34.00
38.00
45.00
51.00
最小
24.30
29.40
32.40
36.40
43.40
49.10
mw
最小
19.44
23.52
25.92
29.12
34.72
39.28
s
基準寸法=最大
46.00
55.00
65.00
75.00
85.00
95.00
最小
45.00
53.80
63.10
73.10
82.80
92.80
表8−六角ナット−スタイル1−細目ねじ(第2選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D×P
M10×1.25
M12×1.25
M14×1.5
M18×1.5
M20×2
M22×1.5
c
最大
0.60
0.60
0.60
0.80
0.80
0.80
最小
0.15
0.15
0.15
0.20
0.20
0.20
da
最大
10.80
13.00
15.10
19.50
21.60
23.70
最小
10.00
12.00
14.00
18.00
20.00
22.00
dw
最小
14.63
16.63
19.64
24.85
27.70
31.35
e
最小
17.77
20.03
23.36
29.56
32.95
37.29
m
最大
8.40
10.80
12.80
15.80
18.00
19.40
最小
8.04
10.37
12.10
15.10
16.90
18.10
mw
最小
6.43
8.30
9.68
12.08
13.52
14.48
s
基準寸法=最大
16.00
18.00
21.00
27.00
30.00
34.00
最小
15.73
17.73
20.67
26.16
29.16
33.00
ねじの呼び D×P
M27×2
M33×2
M39×3
M45×3
M52×4
M60×4
c
最大
0.80
0.80
1.00
1.00
1.00
1.00
最小
0.20
0.20
0.30
0.30
0.30
0.30
da
最大
29.10
35.60
42.10
48.60
56.20
64.80
最小
27.00
33.00
39.00
45.00
52.00
60.00
dw
最小
38.00
46.55
55.86
64.70
74.20
83.41
e
最小
45.20
55.37
66.44
76.95
88.25
99.21
m
最大
23.80
28.70
33.40
36.00
42.00
48.00
最小
22.50
27.40
31.80
34.40
40.40
46.40
mw
最小
18.00
21.92
25.44
27.52
32.32
37.12
s
基準寸法=最大
41.00
50.00
60.00
70.00
80.00
90.00
最小
40.00
49.00
58.80
68.10
78.10
87.80
表9−六角ナット−スタイル1−細目ねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
一般要求事項 適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6H
適用規格
JIS B 0205-4,JIS B 0209-1
9
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表9−六角ナット−スタイル1−細目ねじの製品仕様(続き)
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
機械的性質
強度区分
D≦39 mm:6,8
D≦16 mm:10
D>39 mm:受渡当事者間の協
定による。
D≦24 mm: A2-70
A4-70
24 mm<D≦39 mm: A2-50
A4-70
D>39 mm:受渡当事者間の
協定による。
JIS B 1057による。
適用規格
D≦39 mm:JIS B 1052-6
D>39 mm:受渡当事者間の協
定による(JIS B 1052-2の附属
書A参照)。
D≦39 mm:JIS B 1054-2
D>39 mm:受渡当事者間の
協定による。
公差
部品等級
D≦16 mm:A
D>16 mm:B
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
製造された状態
電気めっきの要求がある場合
は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレー
ク皮膜の要求がある場合は,
JIS B 1046による。
製造された状態
不動態化の方法は,JIS B
1047による。
製造された状態
電気めっきの要求
がある場合は,JIS B
1044による。
他のめっきの要求がある場合又はその他の表面処理が必要な場合は,受渡当事者間
の協定による。
表面性状
表面欠陥の限界は,JIS B 1042
による。
−
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表10−製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM16×1.5,強度区分8,スタイル1の六角ナット
呼び方
六角ナット−スタイル1 JIS B 1181−ISO 8673−M16×1.5−8
注記
図2及び表7〜表10は,ISO 8673に一致している。
注a) 特別な指定がない限り,ナットは,座付きとしない。
b) β=15〜30°
c) θ=90〜120°
図3−六角ナット−スタイル2−並目ねじ
10
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表11−六角ナット−スタイル2−並目ねじの寸法
単位 mm
ねじの呼び D
M5
M6
M8
M10
M12
(M14)a)
P b)
0.8
1
1.25
1.5
1.75
2
c
最大
0.50
0.50
0.60
0.60
0.60
0.60
da
最大
5.75
6.75
8.75
10.80
13.00
15.10
最小
5.00
6.00
8.00
10.00
12.00
14.00
dw
最小
6.90
8.90
11.60
14.60
16.60
19.60
e
最小
8.79
11.05
14.38
17.77
20.03
23.36
m
最大
5.10
5.70
7.50
9.30
12.00
14.10
最小
4.80
5.40
7.14
8.94
11.57
13.40
mw
最小
3.84
4.32
5.71
7.15
9.26
10.70
s
基準寸法=最大
8.00
10.00
13.00
16.00
18.00
21.00
最小
7.78
9.78
12.73
15.73
17.73
20.67
ねじの呼び D
M16
M20
M24
M30
M36
P b)
2
2.5
3
3.5
4
c
最大
0.80
0.80
0.80
0.80
0.80
da
最大
17.30
21.60
25.90
32.40
38.90
最小
16.00
20.00
24.00
30.00
36.00
dw
最小
22.50
27.70
33.20
42.70
51.10
e
最小
26.75
32.95
39.55
50.85
60.79
m
最大
16.40
20.30
23.90
28.60
34.70
最小
15.70
19.00
22.60
27.30
33.10
mw
最小
12.60
15.20
18.10
21.80
26.50
s
基準寸法=最大
24.00
30.00
36.00
46.00
55.00
最小
23.67
29.16
35.00
45.00
53.80
注a) ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
b) Pは,ねじのピッチ。
表12−六角ナット−スタイル2−並目ねじの製品仕様
材料
鋼
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6H
適用規格
JIS B 0205-4,JIS B 0209-1
機械的性質
強度区分
8,9,10及び12
適用規格
JIS B 1052-2
公差
部品等級
D≦M16:A
D>M16:B
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
製造された状態
電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要求がある場合は,JIS B 1046による。
溶融亜鉛めっきの要求がある場合は,JIS B 1048による。
他のめっきの要求がある場合又はその他の表面処理が必要な場合は,受渡当事者
間の協定による。
表面性状
表面欠陥の限界は,JIS B 1042による。
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
11
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表13−製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM12,強度区分9,スタイル2の六角ナット
呼び方
六角ナット−スタイル2 JIS B 1181−ISO 4033−M12−9
注記
図3及び表11〜表13は,ISO 4033に一致している。
注a) 特別な指定がない限り,ナットは,座付きとしない。
b) β=15〜30°
c) θ=90〜120°
図4−六角ナット−スタイル2−細目ねじ
表14−六角ナット−スタイル2−細目ねじ(第1選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D×P
M8×1
M10×1 M12×1.5 M16×1.5 M20×1.5 M24×2
M30×2
M36×3
c
最大
0.60
0.60
0.60
0.80
0.80
0.80
0.80
0.80
最小
0.15
0.15
0.15
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
da
最大
8.75
10.80
13.00
17.30
21.60
25.90
32.40
38.90
最小
8.00
10.00
12.00
16.00
20.00
24.00
30.00
36.00
dw
最小
11.63
14.63
16.63
22.49
27.70
33.25
42.75
51.11
e
最小
14.38
17.77
20.03
26.75
32.95
39.55
50.85
60.79
m
最大
7.50
9.30
12.00
16.40
20.30
23.90
28.60
34.70
最小
7.14
8.94
11.57
15.70
19.00
22.60
27.30
33.10
mw
最小
5.71
7.15
9.26
12.56
15.20
18.08
21.84
26.48
s
基準寸法=最大
13.00
16.00
18.00
24.00
30.00
36.00
46.00
55.00
最小
12.73
15.73
17.73
23.67
29.16
35.00
45.00
53.80
12
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表15−六角ナット−スタイル2−細目ねじ(第2選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D×P
M10×1.25 M12×1.25 M14×1.5 M18×1.5 M20×2 M22×1.5 M27×2
M33×2
c
最大
0.60
0.60
0.60
0.80
0.80
0.80
0.80
0.80
最小
0.15
0.15
0.15
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
da
最大
10.80
12.00
15.10
19.50
21.60
23.70
29.10
35.60
最小
10.00
13.00
14.00
18.00
20.00
22.00
27.00
33.00
dw
最小
14.63
16.63
19.64
24.85
27.70
31.35
38.00
46.55
e
最小
17.77
20.03
23.36
29.56
32.95
37.29
45.20
55.37
m
最大
9.30
12.00
14.10
17.60
20.30
21.80
26.70
32.50
最小
8.94
11.57
13.40
16.90
19.00
20.50
25.40
30.90
mw
最小
7.15
9.26
10.72
13.52
15.20
16.40
20.32
24.72
s
基準寸法=最大
16.00
18.00
21.00
27.00
30.00
34.00
41.00
50.00
最小
15.73
17.73
20.67
26.16
29.16
33.00
40.00
49.00
表16−六角ナット−スタイル2−細目ねじの製品仕様
材料
鋼
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6H
適用規格
JIS B 0205-4,JIS B 0209-1
機械的性質
強度区分
D≦16 mm:8,12
D≦36 mm:10
適用規格
JIS B 1052-2
公差
部品等級
D≦16 mm:A
D>16 mm:B
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
製造された状態
電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要求がある場合は,JIS B 1046による。
他のめっきの要求がある場合又はその他の表面処理が必要な場合は,受渡当事者
間の協定による。
表面性状
表面欠陥の限界は,JIS B 1042による。
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表17−製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM16×1.5,強度区分12,スタイル2の六角ナット
呼び方
六角ナット−スタイル2 JIS B 1181−ISO 8674−M16×1.5−12
注記
図4及び表14〜表17は,ISO 8674に一致している。
13
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注a) β=15〜30°
b) θ=90〜120°
図5−六角ナット−C−並目ねじ
表18−六角ナット−C−並目ねじ(第1選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D
M5
M6
M8
M10
M12
M16
M20
P a)
0.8
1
1.25
1.5
1.75
2
2.5
dw
最小
6.70
8.70
11.50
14.50
16.50
22.00
27.70
e
最小
8.63
10.89
14.20
17.59
19.85
26.17
32.95
m
最大
5.60
6.40
7.90
9.50
12.20
15.90
19.00
最小
4.40
4.90
6.40
8.00
10.40
14.10
16.90
mw
最小
3.50
3.70
5.10
6.40
8.30
11.30
13.50
s
基準寸法=最大
8.00
10.00
13.00
16.00
18.00
24.00
30.00
最小
7.64
9.64
12.57
15.57
17.57
23.16
29.16
ねじの呼び D
M24
M30
M36
M42
M48
M56
M64
P a)
3
3.5
4
4.5
5
5.5
6
dw
最小
33.30
42.80
51.10
60.00
69.50
78.70
88.20
e
最小
39.55
50.85
60.79
71.30
82.60
93.56
104.86
m
最大
22.30
26.40
31.90
34.90
38.90
45.90
52.40
最小
20.20
24.30
29.40
32.40
36.40
43.40
49.40
mw
最小
16.20
19.40
23.20
25.90
29.10
34.70
39.50
s
基準寸法=最大
36.00
46.00
55.00
65.00
75.00
85.00
95.00
最小
35.00
45.00
53.80
63.10
73.10
82.80
92.80
注a) Pは,ねじのピッチ。
14
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表19−六角ナット−C−並目ねじ(第2選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D
M14
M18
M22
M27
M33
M39
M45
M52
M60
P a)
2
2.5
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
dw
最小
19.20
24.90
31.40
38.00
46.60
55.90
64.70
74.20
83.40
e
最小
22.78
29.56
37.29
45.2
55.37
66.44
76.95
88.25
99.21
m
最大
13.90
16.90
20.20
24.70
29.50
34.30
36.90
42.90
48.90
最小
12.10
15.10
18.10
22.60
27.40
31.80
34.40
40.40
46.40
mw
最小
9.70
12.10
14.50
18.10
21.90
25.40
27.50
32.30
37.10
s
基準寸法=最大
21.00
27.00
34.00
41.00
50.00
60.00
70.00
80.00
90.00
最小
20.16
26.16
33.00
40.00
49.00
58.80
68.10
78.10
87.80
注a) Pは,ねじのピッチ。
表20−六角ナット−C−並目ねじの製品仕様
材料
鋼
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
7H
適用規格
JIS B 0205-4,JIS B 0209-1
機械的性質
強度区分
M5<D≦M39:5
D>M39:受渡当事者間の協定による。
適用規格
D≦M39:JIS B 1052-2
D>M39:受渡当事者間の協定による。
(JIS B 1052-2の附属書A参照)
公差
部品等級
C
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
製造された状態
電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要求がある場合は,JIS B 1046による。
溶融亜鉛めっきの要求がある場合は,JIS B 1048による。
他のめっきの要求がある場合又はその他の表面処理が必要な場合は,受渡当事者
間の協定による。
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表21−製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM12,強度区分5,部品等級Cの六角ナット−C
呼び方
六角ナット−C JIS B 1181−ISO 4034−M12−5
注記
図5及び表18〜表21は,ISO 4034に一致している。
15
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注a) β=15〜30°
b) θ=110〜120°
図6−六角低ナット−両面取り−並目ねじ
表22−六角低ナット−両面取り−並目ねじ(第1選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D
M1.6
M2
M2.5
M3
M4
M5
M6
M8
M10
M12
P a)
0.35
0.4
0.45
0.5
0.7
0.8
1
1.25
1.5
1.75
da
最大
1.84
2.30
2.90
3.45
4.60
5.75
6.75
8.75
10.80
13.00
最小
1.60
2.00
2.50
3.00
4.00
5.00
6.00
8.00
10.00
12.00
dw
最小
2.40
3.10
4.10
4.60
5.90
6.90
8.90
11.60
14.60
16.60
e
最小
3.41
4.32
5.45
6.01
7.66
8.79
11.05
14.38
17.77
20.03
m
最大
1.00
1.20
1.60
1.80
2.20
2.70
3.20
4.00
5.00
6.00
最小
0.75
0.95
1.35
1.55
1.95
2.45
2.90
3.70
4.70
5.70
mw
最小
0.60
0.80
1.10
1.20
1.60
2.00
2.3
3.0
3.8
4.60
s
基準寸法=最大
3.20
4.00
5.00
5.50
7.00
8.00
10.00
13.00
16.00
18.00
最小
3.02
3.82
4.82
5.32
6.78
7.78
9.78
12.73
15.73
17.73
ねじの呼び D
M16
M20
M24
M30
M36
M42
M48
M56
M64
P a)
2
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
6
da
最大
17.30
21.60
25.90
32.40
38.90
45.40
51.80
60.50
69.10
最小
16.00
20.00
24.00
30.00
36.00
42.00
48.00
56.00
64.00
dw
最小
22.50
27.70
33.20
42.80
51.10
60.00
69.50
78.70
88.20
e
最小
26.75
32.95
39.55
50.85
60.79
71.30
82.60
93.56 104.86
m
最大
8.00
10.00
12.00
15.00
18.00
21.00
24.00
28.00
32.00
最小
7.42
9.10
10.90
13.90
16.90
19.70
22.70
26.70
30.40
mw
最小
5.90
7.30
8.70
11.10
13.50
15.80
18.20
21.40
24.30
s
基準寸法=最大
24.00
30.00
36.00
46.00
55.00
65.00
75.00
85.00
95.00
最小
23.67
29.16
35.00
45.00
53.80
63.10
73.10
82.80
92.80
注a) Pは,ねじのピッチ。
16
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表23−六角低ナット−両面取り−並目ねじ(第2選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D
M3.5
M14
M18
M22
M27
M33
M39
M45
M52
M60
P a)
0.6
2
2.5
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
da
最大
4.00
15.10
19.50
23.70
29.10
35.60
42.10
48.60
56.20
64.80
最小
3.50
14.00
18.00
22.00
27.00
33.00
39.00
45.00
52.00
60.00
dw
最小
5.10
19.60
24.90
31.40
38.00
46.60
55.90
64.70
74.20
83.40
e
最小
6.58
23.36
29.56
37.29
45.20
55.37
66.44
76.95
88.25
99.21
m
最大
2.00
7.00
9.00
11.00
13.50
16.50
19.50
22.50
26.00
30.00
最小
1.75
6.42
8.42
9.90
12.40
15.40
18.20
21.20
24.70
28.70
mw
最小
1.40
5.10
6.70
7.90
9.90
12.30
14.60
17.00
19.80
23.00
s
基準寸法=最大
6.00
21.00
27.00
34.00
41.00
50.00
60.00
70.00
80.00
90.00
最小
5.82
20.67
26.16
33.00
40.00
49.00
58.80
68.10
78.10
87.80
注a) Pは,ねじのピッチ。
表24−六角低ナット−両面取り−並目ねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
一般要求事項 適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6H
適用規格
JIS B 0205-4,JIS B 0209-1
機械的性質
強度区分
D<M5:受渡当事者間の協定
による。
M5≦D≦M39:04,05
D>M39:受渡当事者間の協定
による。
D≦M24:A2-035,A4-035
M24<D≦M39:A2-025,
A4-025
D>M39:受渡当事者間の協
定による。
JIS B 1057による。
適用規格
D<M5:受渡当事者間の協定
による。
M5≦D≦M39:JIS B 1052-2
D>M39:受渡当事者間の協定
による。
D≦M39:JIS B 1054-2
D>M39:受渡当事者間の協
定による。
公差
部品等級
D≦M16:A
D>M16:B
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
製造された状態
電気めっきの要求がある場合
は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレー
ク皮膜の要求がある場合は,
JIS B 1046による。
溶融亜鉛めっきの要求がある
場合は,JIS B 1048による。
製造された状態
不動態化の方法は,JIS B
1047による。
製造された状態
電気めっきの要求
がある場合は,JIS B
1044による。
他のめっきの要求がある場合又はその他の表面処理が必要な場合は,受渡当事者間
の協定による。
表面性状
表面欠陥の限界は,JIS B 1042
による。
−
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
17
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表25−製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM12,強度区分05,両面取りの六角低ナット
呼び方
六角低ナット−両面取り JIS B 1181−ISO 4035−M12−05
注記
図6及び表22〜表25は,ISO 4035に一致している。
注a) β=15〜30°
b) θ=90〜120°
図7−六角低ナット−両面取り−細目ねじ
表26−六角低ナット−両面取り−細目ねじ(第1選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D×P
M8×1
M10×1
M12×1.5
M16×1.5
M20×1.5
M24×2
da
最大
8.75
10.80
13.00
17.30
21.60
25.90
最小
8.00
10.00
12.00
16.00
20.00
24.00
dw
最小
11.63
14.63
16.63
22.49
27.70
33.25
e
最小
14.38
17.77
20.03
26.75
32.95
39.55
m
最大
4.00
5.00
6.00
8.00
10.00
12.00
最小
3.70
4.70
5.70
7.42
9.10
10.90
mw
最小
2.96
3.76
4.56
5.94
7.28
8.72
s
基準寸法=最大
13.00
16.00
18.00
24.00
30.00
36.00
最小
12.73
15.73
17.73
23.67
29.16
35.00
ねじの呼び D×P
M30×2
M36×3
M42×3
M48×3
M56×4
M64×4
da
最大
32.40
38.90
45.40
51.80
60.50
69.10
最小
30.00
36.00
42.00
48.00
56.00
64.00
dw
最小
42.75
51.11
59.95
69.45
78.66
88.16
e
最小
50.85
60.79
71.30
82.60
93.56
104.86
m
最大
15.00
18.00
21.00
24.00
28.00
32.00
最小
13.90
16.90
19.70
22.70
26.70
30.40
mw
最小
11.12
13.52
15.76
18.16
21.36
24.32
s
基準寸法=最大
46.00
55.00
65.00
75.00
85.00
95.00
最小
45.00
53.80
63.10
73.10
82.80
92.80
18
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表27−六角低ナット−両面取り−細目ねじ(第2選択)の寸法
単位 mm
ねじの呼び D×P
M10×1.25 M12×1.25
M14×1.5
M18×1.5
M20×2
M22×1.5
da
最大
10.80
13.00
15.10
19.50
21.60
23.70
最小
10.00
12.00
14.00
18.00
20.00
22.00
dw
最小
14.63
16.63
19.64
24.85
27.70
31.35
e
最小
17.77
20.03
23.36
29.56
32.95
37.29
m
最大
5.00
6.00
7.00
9.00
10.00
11.00
最小
4.70
5.70
6.42
8.42
9.10
9.90
mw
最小
3.76
4.56
5.14
6.74
7.28
7.92
s
基準寸法=最大
16.00
18.00
21.00
27.00
30.00
34.00
最小
15.73
17.73
20.67
26.16
29.16
33.00
ねじの呼び D×P
M27×2
M33×2
M39×3
M45×3
M52×4
M60×4
da
最大
29.10
35.60
42.10
48.60
56.20
64.80
最小
27.00
33.00
39.00
45.00
52.00
60.00
dw
最小
38.00
46.55
55.86
64.70
74.20
83.41
e
最小
45.20
55.37
66.44
76.95
88.25
99.21
m
最大
13.50
16.50
19.50
22.50
26.00
30.00
最小
12.40
15.40
18.20
21.20
24.70
28.70
mw
最小
9.92
12.32
14.56
16.96
19.76
22.96
s
基準寸法=最大
41.00
50.00
60.00
70.00
80.00
90.00
最小
40.00
49.00
58.80
68.10
78.10
87.80
表28−六角低ナット−両面取り−細目ねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
一般要求事項 適用範囲
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6H
適用規格
JIS B 0205-4,JIS B 0209-1
機械的性質
強度区分
D≦39 mm:04,05
D>39 mm:受渡当事者間の協
定による。
D≦24 mm:A2-035,
A4-035
24 mm<D≦39 mm:A2-025,
A4-025
D>39 mm:受渡当事者
間の協定による。
JIS B 1057による。
適用規格
D≦39 mm:JIS B 1052-6
D>39 mm:受渡当事者間の協
定による(JIS B 1052-2の附属
書A参照)。
D≦39 mm:JIS B 1054-2
D>39 mm:受渡当事者間の
協定による。
公差
部品等級
D≦16 mm:A
D>16 mm:B
適用規格
JIS B 1021
19
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表28−六角低ナット−両面取り−細目ねじの製品仕様(続き)
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
仕上げ−皮膜
製造された状態
電気めっきの要求がある場合
は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレー
ク皮膜の要求がある場合は,
JIS B 1046による。
製造された状態
不動態化の方法は,JIS B
1047による。
製造された状態
電気めっきの要求
がある場合は,JIS B
1044による。
他のめっきの要求がある場合又はその他の表面処理が必要な場合は,受渡当事者間
の協定による。
表面性状
表面欠陥の限界は,JIS B 1042
による。
−
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表29−製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM16×1.5,強度区分05,両面取りの六角低ナット
呼び方
六角低ナット−両面取り JIS B 1181−ISO 8675−M16×1.5−05
注記
図7及び表26〜表29は,ISO 8675に一致している。
図8−六角低ナット−面取りなし−並目ねじ
表30−六角低ナット−面取りなし−並目ねじの寸法
単位 mm
ねじの呼び D
M1.6
M2
M2.5
M3
(M3.5)a)
M4
M5
M6
M8
M10
P b)
0.35
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1
1.25
1.5
e
最小
3.28
4.18
5.31
5.88
6.44
7.50
8.63
10.89
14.20
17.59
m
最大
1.00
1.20
1.60
1.80
2.00
2.20
2.70
3.20
4.00
5.00
最小
0.75
0.95
1.35
1.55
1.75
1.95
2.45
2.90
3.70
4.70
s
基準寸法=最大
3.20
4.00
5.00
5.50
6.00
7.00
8.00
10.00
13.00
16.00
最小
2.90
3.70
4.70
5.20
5.70
6.64
7.64
9.64
12.57
15.57
注a) ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
b) Pは,ねじのピッチ。
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B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表31−六角低ナット−面取りなし−並目ねじの製品仕様
材料
鋼
非鉄金属
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6H
適用規格
JIS B 0205-4,JIS B 0209-1
機械的性質
硬さ(最小)
110 HV30
JIS B 1057による。
適用規格
−
公差
部品等級
B
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
製造された状態
電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の
要求がある場合は,JIS B 1046による。
−
他のめっきの要求がある場合又はその他の表面処理が必要な場合は,受渡当事者
間の協定による。
表面性状
表面欠陥の限界は,JIS B 1042による。
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表32−製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM6,最小硬さ110 HV30(St),面取りなしの鋼製六角低ナット
呼び方
六角低ナット−面取りなし JIS B 1181−ISO 4036−M6−St
注記
図8及び表30〜表32は,ISO 4036に一致している。
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附属書JA
(規定)
ISO 4032〜ISO 4036及びISO 8673〜ISO 8675によらない六角ナット
JA.1 適用範囲
この附属書は,ISO 4032〜ISO 4036及びISO 8673〜ISO 8675によらない鋼製の六角ナット(以下,鋼
ナットという。),ステンレス鋼製の六角ナット(以下,ステンレスナットという。)及び非鉄金属製の六角
ナット(以下,非鉄金属ナットという。)について規定する。
この附属書で,鋼ナット,ステンレスナット及び非鉄金属ナットを総称する場合は,単に“ナット”と
いう。
この附属書は,将来廃止するので,新規設計の機器,部位などには使用しないのがよい。
なお,この附属書で規定する等級,機械的性質,形状・寸法,ねじ,仕上げ程度及び材料以外の要求が
ある場合には,受渡当事者間の協定による。
JA.2 種類
ナットの種類は,ねじの呼び径(d)に対する二面幅(s)の大きさによって区分し,更に形状の違いに
よって表JA.1のとおり区別する。
表JA.1−種類
種類
s/d
形状の区別
六角ナットa)
1.45以上
1種,2種,3種,4種
小形六角ナット
1.45未満b)
1種,2種,3種,4種
注a) 小形のものと区別する必要がある場合は,並形六角ナットという。
b) M8の小形六角ナットは例外で,そのs/dは1.45以上とする。
JA.3 等級
ナットの等級は,製品の材料によって区分し,表JA.2に示す仕上げ程度,ねじの公差域クラス及び機械
的性質の強度区分を組み合わせたものとする。
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表JA.2−等級
種類
材料による区分
等級
仕上げ程度a)
ねじの公差域
クラスb)
機械的性質c) の
強度区分
六角ナット
鋼 ねじの呼び径が,39 mm以下の
1種,2種及び4種の場合
上,中,並
5H,6H,7H
4T,5T,6T,8T,
10T
鋼 ねじの呼び径が,39 mm以下の
3種及び42 mm以上の場合
−
ステンレス鋼
非鉄金属
小形六角ナット
鋼(1種,2種及び4種の場合)
上,中
5H,6H,7H
4T,5T,6T,8T
鋼(3種の場合)
−
ステンレス鋼
非鉄金属
注a) 仕上げ程度は,JA.9参照。
b) ねじの公差域クラスは,JIS B 0205-4及びJIS B 0209-1による。
なお,特に指定がない場合は,6Hとする。
c) 強度区分は,附属書JBによる。
JA.4 機械的性質
JA.4.1 鋼ナットの機械的性質
鋼ナットの機械的性質は,次による。
a) ねじの呼び径39 mm以下の機械的性質 ねじの呼び径39 mm以下の鋼ナット(3種は除く。)に対す
る機械的性質は,附属書JBの機械的性質の強度区分による。ただし,ナットの種類に対する強度区
分は,表JA.3による。
表JA.3−鋼ナットの機械的性質
種類
機械的性質
強度区分
適用規格
六角ナット
4T,5T,6T,8T,10T
附属書JB
小形六角ナット
4T,5T,6T,8T
b) ねじの呼び径42 mm以上の機械的性質 ねじの呼び径42 mm以上の鋼ナットに対する機械的性質は,
受渡当事者間の協定による。
c) 鋼ナット3種の機械的性質 鋼ナット3種の機械的性質は,受渡当事者間の協定による。この場合,
特に支障のない限り,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6の低ナットの強度区分を適用するのがよい。
JA.4.2 ステンレスナットの機械的性質
ステンレスナットの機械的性質は,受渡当事者間の協定による。
JA.4.3 非鉄金属ナットの機械的性質
非鉄金属ナットの機械的性質は,受渡当事者間の協定による。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JA.5 形状・寸法
ナットの形状・寸法は,表JA.4による。
表JA.4−形状・寸法
ナットの種類
仕上げ程度
形状・寸法
呼び径の範囲mm
六角ナット
上
表JA.9による。
2〜64
中
表JA.11による。
6〜64
並
表JA.13による。
小形六角ナット
上
表JA.15による。
8〜39
中
表JA.17による。
JA.6 ねじ
ナットのねじは,表JA.5によって,そのピッチは,表JA.6による。
なお,めっきを施したねじも,表JA.5の各ねじの公差域クラスの許容域内になければならない。ただし,
溶融めっきを施したときのねじの公差域クラスは,受渡当事者間の協定による。
表JA.5−ねじ
ナットの種類
ねじ
基準寸法
公差域クラス
六角ナット
小形六角ナット
JIS B 0205-4
JIS B 0209-1の5H,6H,7H
表JA.6−ピッチ
単位 mm
ねじの呼び径
2
2.5
3 (3.5)4
5
6 (7) 8
10
12 (14)16 (18)20 (22)24
ピッチ
P
並目
0.4 0.45 0.5
0.6
0.7
0.8
1
1
1.25 1.5 1.75
2
2
2.5
2.5
2.5
3
細目
−
−
−
−
−
−
−
−
1
1.25 1.25 1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
2
ねじの呼び径 (27)30 (33)36 (39)42 (45)48 (52)56 (60)64
ピッチ
P
並目
3
3.5
3.5
4
4
4.5
4.5
5
5
5.5
5.5
6
細目
2
2
2
3
3
−
−
−
−
−
−
−
− ねじの呼び径に括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− 細目ねじのピッチで,この表以外のものを必要とする場合は,JIS B 0205-2のピッ
チを使用することができる。
JA.7 表面欠陥
ナットの表面欠陥に対する許容限界の基準は,特に指定がない限りJIS B 1042によるのがよい。
JA.8 表面処理
ナットには,一般に表面処理を施さない。電気めっきの要求がある場合には,JIS B 1044によるのがよ
い。
JA.9 仕上げ程度
ナットの仕上げ程度は,表JA.7による。
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表JA.7−仕上げ程度
区分
仕上げ程度
上
上面及び座面の表面粗さa) がRz25
で,形状・寸法が表JA.9又は表JA.15
に適合するもの。
中
座面(2種及び3種は上面を含む。)
の表面粗さa) がRz25で,形状・寸法
が表JA.11又は表JA.17に適合するも
の。
並
表面粗さは特に規定しないが,形状・
寸法が表JA.13に適合するもの。
注a) 表面粗さは,JIS B 0601による。
なお,表面粗さがこの表に適合すれば,表面に熱処理による色
が残っていても差し支えない。
JA.10 材料
ナットの材料は,次による。
a) 鋼ナットでねじの呼び径39 mm以下のもの(3種の鋼ナットは除く。)の材料は,製品がJA.4.1 a)の
機械的性質の強度区分を満足するものとする。
なお,ねじの呼び径39 mm以下の鋼ナット3種に,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6の低ナットの強
度区分を適用した場合の材料は,その規格によるのがよい。
b) ステンレスナット,非鉄金属ナット,3種の鋼ナット(JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6の低ナットの強
度区分を適用したものは除く。)及びM42以上の鋼ナットの材料は,受渡当事者間の協定による。
JA.11
検査
JA.11.1 機械的性質検査
JA.11.1.1 鋼ナットの機械的性質検査
鋼ナットの機械的性質検査は,次による。
a) ねじの呼び径39 mm以下の機械的性質検査 ねじの呼び径39 mm以下の鋼ナット(3種を除く。)に
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対する機械的性質検査は,表JA.8によって行い,JA.4.1 a)の機械的性質の強度区分を満足しなければ
ならない。
表JA.8−鋼ナットの機械的性質検査
機械的性質
試験方法
保証荷重応力
JB.4.2.1による。
硬さ
JB.4.2.2による。
− 保証荷重値が343 kNを超える場合は,JB.4.2.1による保証荷重
試験は省略してもよいが,受渡当事者間の協定によって最小硬
さが決められたときは,その値を満足しなければならない。
− 硬さは,ブリネル硬さ又はロックウェル硬さのいずれかとし,
これ以外の硬さによる場合は,受渡当事者間の協定による。
b) ねじの呼び径42 mm以上の機械的性質検査 ねじの呼び径42 mm以上の鋼ナットに対する機械的性
質検査は,受渡当事者間の協定による。
c) 鋼ナット3種の機械的性質検査 鋼ナット3種の機械的性質検査は,受渡当事者間の協定による。
なお,鋼ナット3種の機械的性質検査に,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6の低ナットの強度区分を
適用した場合は,その規格に準拠して検査するのがよい。
JA.11.1.2 ステンレスナットの機械的性質検査
ステンレスナットの機械的性質検査は,受渡当事者間の協定による。
JA.11.1.3 非鉄金属ナットの機械的性質検査
非鉄金属ナットの機械的性質検査は,受渡当事者間の協定による。
JA.11.2 形状・寸法検査
形状・寸法検査は,JIS B 1071の測定方法又はこれに代わる方法によって行い,JA.5に適合しなければ
ならない。
JA.11.3 ねじ検査
ねじ検査は,JIS B 0251のねじ用限界ゲージ又はこれに代わるねじ検査器具によって行い,JA.6に適合
しなければならない。
JA.11.4 表面状態検査
表面状態の検査は,目視によって行い,JA.7及びJA.9に適合しなければならない。ただし,表面粗さ
は,表面粗さ標準片(JIS B 0659-1参照)又は表面粗さ測定機(JIS B 0651参照)を用いて検査する。
JA.11.5 受入検査
受渡し時のロットに対する抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
JA.12 製品の呼び方
ナットの呼び方は,規格番号1),種類,形状の区別,仕上げ程度,ねじの呼び,ねじの公差域クラス,
機械的性質の強度区分2),材料及び指定事項3) による。ただし,附属書JB,JIS B 1052-2,JIS B 1052-6
及びJIS B 1054-2を適用したものは材料を,その他のものは機械的性質の強度区分を除く。
注1) 規格番号は,特に必要がなければ省略してもよい。
2) ステンレスナットにJIS B 1054-2の鋼種区分・強度区分を適用した場合は,それを強度区分と
同じように扱う。
3) 指定事項は,ねじの外径に等しいナットの高さ(m),一段大きい二面幅(s),表面処理の種類
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B 1181:2014
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などを必要に応じて示す。
例 3種を除く,
M39以下の
鋼ナットの
場合
六角ナット 2種 上
M8
−6H
−4T
3種の鋼ナ
ットの場合
小形六角
ナット
3種 上
M8
−6H
SWCH12R(A2L)
M42以上の
鋼ナットの
場合
六角ナット 4種 中
M42
−7H
SS400(m=42)
ステンレス
ナットで,
JIS B 1054-2
を適用した
場合
六角ナット 1種 上
M10×1.25 −6H
−A1−50
黄銅ナット
の場合
六角ナット 2種 上
M3
−6H
C2700
(種類)
形状
の
区分
仕上
げ程
度
ねじの
呼び
ねじの
公差域
クラス
強度区分
鋼種区分
(材料) (指定事項)
JA.13 表示
JA.13.1 製品の表示
製品の表示は,次による。
a) ねじの呼び径39 mm以下の鋼ナット(3種は除く。)に対する製品の表示は,JB.6による。
b) ねじの呼び径39 mm以下の鋼ナット3種に,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6の低ナットの強度区分を
適用した場合の製品表示は,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6の9.2(製品の表示)による。
c) ステンレスナットに,JIS B 1054-2の鋼種区分・強度区分を適用した場合の製品表示は,JIS B 1054-2
の4.2(表示)による。
JA.13.2 包装の表示
包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。
a) 種類
b) 形状の区分
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
c) 仕上げ程度
d) ねじの呼び
e) ねじの公差域クラス
f)
強度区分(附属書JB,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6を適用した鋼ナットの場合)又は鋼種区分・強
度区分(JIS B 1054-2を適用したステンレスナットの場合)
g) 材料4)
h) 数量・指定事項
i)
製造業者名又はその略号
注4) 材料の表示は,ステンレスナット(JIS B 1054-2を適用したものは除く。),非鉄金属ナット,
3種の鋼ナット(附属書JB,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6を適用したものは除く。)及びね
じの呼び径42 mm以上の鋼ナットについて行い,その他のナットについては省略する。
なお,材料の表示は,材料の一般名称によるものであってもよい。
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B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.9−六角ナット・上
単位 mm
ねじの呼び d
m
m1
s
e
dk′及
びdw
dw1
c
A−B E及
びF
並目
細目
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
約
約
最小
約
最大
最大
M2
−
1.6
0
−0.25
1.2
0
−0.25
4
0
−0.2
4.6
3.8
−
−
0.2
1°
M2.5
−
2
1.6
5
5.8
4.7
0.2
M3
−
2.4
1.8
5.5
6.4
5.3
0.2
(M3.5)
−
2.8
2
6
6.9
5.8
0.2
M4
−
3.2
0
−0.30
2.4
7
8.1
6.8
0.2
M5
−
4
3.2
0
−0.3
8
9.2
7.8
7.2
0.4
0.3
M6
−
5
3.6
10
11.5
9.8
9
0.4
0.3
(M7)
−
5.5
4.2
11
0
−0.25
12.7
10.8
10
0.4
0.4
M8
M8×1
6.5
0
−0.36
5
13
15
12.5
11.7
0.4
0.4
M10
M10×1.25
8
6
17
19.6
16.5
15.8
0.4
0.5
M12
M12×1.25
10
7
0
−0.36
19
0
−0.35
21.9
18
17.6
0.6
0.5
(M14)(M14×1.5)11
0
−0.43
8
22
25.4
21
20.4
0.6
0.7
M16
M16×1.5
13
10
24
27.7
23
22.3
0.6
0.8
(M18)(M18×1.5)15
11
0
−0.43
27
31.2
26
25.6
0.6
0.8
M20
M20×1.5
16
12
30
34.6
29
28.5
0.6
0.9
(M22)(M22×1.5)18
13
32
0
−0.4
37
31
30.4
0.6
0.9
M24
M24×2
19
0
−0.52
14
36
41.6
34
34.2
0.6
1.1
(M27)(M27×2)
22
16
41
47.3
39
−
−
1.3
M30
M30×2
24
18
46
53.1
44
1.5
(M33)(M33×2)
26
20
0
−0.52
50
57.7
48
1.6
M36
M36×3
29
21
55
0
−0.45
63.5
53
1.8
(M39)(M39×3)
31
0
−0.62
23
60
69.3
57
2
M42
−
34
25
65
75
62
2.1
(M45)
−
36
27
70
80.8
67
2.3
M48
−
38
29
75
86.5
72
2.4
(M52)
−
42
31
0
−0.62
80
92.4
77
2.6
M56
−
45
34
85
0
−0.55
98.1
82
2.8
(M60)
−
48
36
90
104
87
2.9
M64
−
51
0
−0.74
38
95
110
92
3
29
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.9−六角ナット・上(続き)
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− M5以下の3種は,六角部及びねじ部の面取りは施さない。ただし,六角部は,必要に応じて15°面取りしても
よい。
− 特に必要がある場合は,指定によって高さ(m)をおねじ外径の寸法にとることができる。
なお,この場合,mの許容差は,表JA.10による。
− ねじ部の面取りは,その直径がねじの谷の径よりも僅かに大きい程度とする。ただし,指定によって,この面取
りを省略することができる。また,1種及び4種については,上面のねじ部に僅かな面取りを施してもよい。
− 止めナットには,通常3種のものを使用する。
− 特に大きな座面を必要とする場合は,一段上のs及びe寸法を用いてもよい。
表JA.10−六角ナット・上のmの許容差
単位 mm
mの区分
3以下
3 を超え
6 以下
6 を超え
10 以下
10を超え
18以下
18を超え
30以下
30を超え
50以下
50を超え
るもの
許容差
0
−0.25
0
−0.30
0
−0.36
0
−0.43
0
−0.52
0
−0.62
0
−0.74
30
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.11−六角ナット・中
単位 mm
ねじの呼び d
m
m1
s
e
dk′及び
dw
dw1
c
A−B
E
F
並目
細目
基準
寸法
許容差 基準
寸法
許容差 基準
寸法
許容差
約
約
最小
約
最大 最大 最大
M6
−
5
0
−0.48
3.6
0
−0.48
10
0
−0.6
11.5
9.8
9
0.4
0.3
1°
2°
(M7)
−
5.5
4.2
11
0
−0.7
12.7
10.8
10
0.4
0.4
M8
M8×1
6.5
0
−0.58
5
13
15
12.5
11.7
0.4
0.4
M10
M10×1.25
8
6
17
19.6
16.5
15.8
0.4
0.5
M12
M12×1.25
10
7
0
−0.58
19
0
−0.8
21.9
18
17.6
0.6
0.5
(M14)(M14×1.5)11
0
−0.70
8
22
25.4
21
20.4
0.6
0.7
M16
M16×1.5
13
10
24
27.7
23
22.3
0.6
0.8
(M18)(M18×1.5)15
11
0
−0.70
27
31.2
26
25.6
0.6
0.8
M20
M20×1.5
16
12
30
34.6
29
28.5
0.6
0.9
(M22)(M22×1.5)18
13
32
0
−1.0
37
31
30.4
0.6
0.9
M24
M24×2
19
0
−0.84 14
36
41.6
34
34.2
0.6
1.1
(M27)(M27×2) 22
16
41
47.3
39
−
−
1.3
M30
M30×2
24
18
46
53.1
44
1.5
(M33)(M33×2) 26
20
0
−0.84
50
57.7
48
1.6
M36
M36×3
29
21
55
0
−1.2
63.5
53
−
−
1.8
(M39)(M39×3) 31
0
−1.0
23
60
69.3
57
2
M42
−
34
25
65
75
62
2.1
(M45)
−
36
27
70
80.8
67
−
−
2.3
M48
−
38
29
75
86.5
72
2.4
(M52)
−
42
31
0
−1.0
80
92.4
77
2.6
M56
−
45
34
85
0
−1.4
98.1
82
−
−
2.8
(M60)
−
48
36
90
104
87
2.9
M64
−
51
0
−1.2
38
95
110
92
3
31
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.11−六角ナット・中(続き)
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− 特に必要がある場合は,指定によって高さ(m)をおねじ外径の寸法にとることができる。
なお,この場合,mの許容差は,表JA.12による。
− ねじ部の面取りは,その直径がねじの谷の径よりも僅かに大きい程度とする。ただし,指定によって,この面取
りを省略することができる。また,1種及び4種については,上面のねじ部に僅かな面取りを施してもよい。
− 止めナットには,通常3種のものを使用する。
− 特に大きな座面を必要とする場合は,一段上のs及びe寸法を用いてもよい。
表JA.12−六角ナット・中のmの許容差
単位 mm
mの区分
6以下
6 を超え
10 以下
10を超え
18以下
18を超え
30以下
30を超え
50以下
50を超え
るもの
許容差
0
−0.48
0
−0.58
0
−0.70
0
−0.84
0
−1.0
0
−1.2
32
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.13−六角ナット・並
単位 mm
ねじの呼び d
m
m1
s
e
dk′及びdw
A−B
E及びF
並目
細目
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
基準
寸法
許容差
約
約
最大
最大
M6
−
5
±0.6
3.6
±0.6
10
0
−0.6
11.5
9.8
0.5
2°
(M7)
−
5.5
4.2
11
0
−0.7
12.7
10.8
0.5
M8
M8×1
6.5
±0.8
5
13
15
12.5
0.6
M10
M10×1.25
8
6
17
19.6
16.5
0.7
M12
M12×1.25
10
7
±0.8
19
0
−0.8
21.9
18
0.8
(M14)(M14×1.5)11
±0.9
8
22
25.4
21
1
M16
M16×1.5
13
10
24
27.7
23
1.1
(M18)(M18×1.5)15
11
±0.9
27
31.2
26
1.2
M20
M20×1.5
16
12
30
34.6
29
1.4
(M22)(M22×1.5)18
13
32
0
−1.0
37
31
1.5
M24
M24×2
19
±1.0
14
36
41.6
34
1.6
(M27)(M27×2)
22
16
41
47.3
39
2
M30
M30×2
24
18
46
53.1
44
2.2
(M33)(M33×2)
26
20
±1.0
50
57.7
48
2.4
M36
M36×3
29
21
55
0
−1.2
63.5
53
2.6
(M39)(M39×3)
31
±1.2
23
60
69.3
57
2.8
M42
−
34
25
65
75
62
3.1
(M45)
−
36
27
70
80.8
67
3.3
M48
−
38
29
75
86.5
72
3.6
(M52)
−
42
31
±1.2
80
92.4
77
3.8
M56
−
45
34
85
0
−1.4
98.1
82
4.1
(M60)
−
48
36
90
104
87
4.3
M64
−
51
±1.5
38
95
110
92
4.6
33
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.13−六角ナット・並(続き)
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− 特に必要がある場合は,指定によって高さ(m)をおねじ外径の寸法にとることができる。
なお,この場合,mの許容差は,表JA.14による。
− ねじ部の面取りは,その直径がねじの谷の径よりも僅かに大きい程度とする。ただし,指定によって,この面
取りを省略することができる。また,1種については,上面のねじ部に僅かな面取りを施してもよい。
− 止めナットには,通常3種のものを使用する。
− 特に大きな座面を必要とする場合は,一段上のs及びe寸法を用いてもよい。
表JA.14−六角ナット・並のmの許容差
単位 mm
mの区分
6以下
6 を超え
10 以下
10を超え
18以下
18を超え
30以下
30を超え
50以下
50を超え
るもの
許容差
±0.6
±0.8
±0.9
±1.0
±1.2
±1.5
34
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.15−小形六角ナット・上
単位 mm
ねじの呼び d
m
m1
s
e dk′及びdw dw1
c
A−B E及びF
並目
細目
基準
寸法
許容差 基準
寸法
許容差 基準
寸法
許容差
約
約
最小
約
最大
最大
M8
M8×1
6.5
0
−0.36
5
0
−0.3
12
0
−0.25 13.9
11.5
10.8
0.4
0.4
1°
M10
M10×1.25
8
6
14
16.2
13.5
12.6
0.4
0.4
M12
M12×1.25
10
7
0
−0.36
17
19.6
16.5
15.8
0.6
0.5
(M14)(M14×1.5)11
0
−0.43
8
19
0
−0.35 21.9
18
17.6
0.6
0.5
M16
M16×1.5
13
10
22
25.4
21
20.4
0.6
0.7
(M18)(M18×1.5)15
11
0
−0.43
24
27.7
23
22.3
0.6
0.8
M20
M20×1.5
16
12
27
31.2
26
25.6
0.6
0.8
(M22)(M22×1.5)18
13
30
34.6
29
28.5
0.6
0.9
M24
M24×2
19
0
−0.52
14
32
0
−0.4
37.0
31
30.4
0.6
0.9
(M27)(M27×2) 22
16
36
41.6
34
−
−
1.1
M30
M30×2
24
18
41
47.3
39
1.3
(M33)(M33×2) 26
20
0
−0.52
46
53.1
44
1.5
M36
M36×3
29
21
50
57.7
48
−
−
1.6
(M39)(M39×3) 31
0
−0.62
23
55
0
−0.45 63.5
53
1.8
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− 特に必要がある場合は,指定によって高さ(m)をおねじ外径の寸法にとることができる。
なお,この場合,mの許容差は,表JA.16による。
− ねじ部の面取りは,その直径がねじの谷の径よりも僅かに大きい程度とする。ただし,指定によって,この面
取りを省略することができる。また,1種及び4種については,上面のねじ部に僅かな面取りを施してもよい。
− 止めナットには,通常3種のものを使用する。
表JA.16−小形六角ナット・上のmの許容差
単位 mm
mの区分
10以下
10を超え18以下
18を超え30以下
30を超えるもの
許容差
0
−0.36
0
−0.43
0
−0.52
0
−0.62
35
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.17−小形六角ナット・中
単位 mm
ねじの呼び d
m
m1
s
e
dk′及び
dw
dw1
c
A−B
E
F
並目
細目
基準
寸法
許容差 基準
寸法
許容差 基準
寸法
許容差
約
約
最小
約
最大 最大 最大
M8
M8×1
6.5
0
−0.58
5
0
−0.48
12
0
−0.7
13.9
11.5
10.8
0.4
0.4
1°
2°
M10
M10×1.25
8
6
14
16.2
13.5
12.6
0.4
0.4
M12
M12×1.25
10
7
0
−0.58
17
19.6
16.5
15.8
0.6
0.5
(M14)(M14×1.5)11
0
−0.70
8
19
0
−0.8
21.9
18
17.6
0.6
0.5
M16
M16×1.5
13
10
22
25.4
21
20.4
0.6
0.7
(M18)(M18×1.5)15
11
0
−0.70
24
27.7
23
22.3
0.6
0.8
M20
M20×1.5
16
12
27
31.2
26
25.6
0.6
0.8
(M22)(M22×1.5)18
13
30
34.6
29
28.5
0.6
0.9
M24
M24×2
19
0
−0.84
14
32
0
−1.0
37.0
31
30.4
0.6
0.9
(M27)(M27×2) 22
16
36
41.6
34
−
−
1.1
M30
M30×2
24
18
41
47.3
39
1.3
(M33)(M33×2) 26
20
0
−0.84
46
53.1
44
1.5
M36
M36×3
29
21
50
57.7
48
−
−
1.6
(M39)(M39×3) 31
0
−1.0
23
55
0
−1.2
63.5
53
1.8
− ねじの呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
− 特に必要がある場合は,指定によって高さ(m)をおねじ外径の寸法にとることができる。
なお,この場合,mの許容差は,表JA.18による。
− ねじ部の面取りは,その直径がねじの谷の径よりも僅かに大きい程度とする。ただし,指定によって,この面取
りを省略することができる。また,1種及び4種については,上面のねじ部に僅かな面取りを施してもよい。
− 止めナットには,通常3種のものを使用する。
表JA.18−小形六角ナット・中のmの許容差
単位 mm
mの区分
10以下
10を超え18以下
18を超え30以下
30を超えるもの
許容差
0
−0.58
0
−0.70
0
−0.84
0
−1.0
36
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JB
(規定)
鋼製ナットの機械的性質−強度区分4T〜10T
JB.1 適用範囲
この附属書は,強度区分4T〜10Tのナット(並目ねじ及び細目ねじ)の機械的性質とその試験,検査及
び表示について規定する。
なお,この附属書を適用する対象は,次の項目に該当するナットとする。
a) ねじ JIS B 0205-1及びJIS B 0205-3の基準山形,呼び径及びピッチをもつもの。
b) ねじの呼び径 2〜39 mmのもの。
c) 二面幅又は外径及び完全ねじ部長さ 二面幅又は外径が,ねじの呼び径(d)の1.45倍以上1) で,完
全ねじ部長さが0.6倍以上のもの。
この附属書は,溶接性,耐食性,300.0 ℃以上(快削鋼の場合は,250.0 ℃以上)の耐熱性及び−50.0 ℃
以下の耐寒性が要求されるナットには適用しない。
注1) 1.45倍未満のものに対しても,必要に応じて適用することができる。
JB.2 定義
この附属書で用いる主な用語の定義は,JIS B 0101による。
JB.3 機械的性質
JB.3.1 強度区分の表し方
ナットの機械的性質に対する強度区分は,4,5,6,8及び10の数字にTの文字を付けて表す。
なお,強度区分を表す記号中の数字は,N/mm2の単位による呼び保証荷重応力(表JB.1参照)の1/100
を示し,Tの文字は,JIS B 1052-2及びJIS B 1052-6で規定する強度区分と区別するためのもので,ナッ
トの保証荷重応力が,それと同じ水準にあるボルトの引張強さ(tensile strength)にほぼ対応することを意
味する。
JB.3.2 強度区分に対する機械的性質
ナットの強度区分に対する機械的性質は,JB.4の試験を行ったとき,表JB.1に適合しなければならな
い。
表JB.1−機械的性質
強度区分
4T
5T
6T
8T
10T
呼び保証荷重応力 N/mm2
400
500
600
800
1000
実保証荷重応力a) N/mm2
392
490
588
785
981
硬さ
(最大値)
ブリネル硬さ
HB
302
353
ロックウェル硬さ HRC
30
36
注記 硬さの最小値を,参考として表JB.2に示す。
注a) ナットにはめ合わせた試験用マンドレルのねじ部に,この実保証荷重応力が生じる
引張り又は圧縮の試験力を加えたとき,ナットのねじ山が崩れたり,ナットが割れ
たりして破壊することなく,また,試験力を除去した後,ナットは試験用マンドレ
ルから指で取り外せなければならない。
37
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JB.2−最小の硬さ
強度区分
4T
5T
6T
8T
10T
ブリネル硬さ
HB
90
110
140
170
225
ロックウェル硬さ
HRB
49
63
78
88
−
HRC
−
18
JB.4 試験
JB.4.1 試験の種類
ナットの機械的性質を調べる試験の種類は,表JB.3による。
表JB.3−試験の種類
試験の種類
試験方法
保証荷重試験
JB.4.2.1による。
硬さ試験
JB.4.2.2による。
JB.4.2 機械的性質の試験
JB.4.2.1 保証荷重試験
保証荷重試験は,JIS B 1052-2又はJIS B 1052-6の保証荷重試験で規定する試験方法による。
なお,4T〜10Tの保証荷重値を,表JB.5及び表JB.6に示す。
JB.4.2.2 硬さ試験
硬さ試験は,JIS Z 2243,JIS Z 2245又はこれに準じる試験方法によって行い,ナットの座面の硬さを調
べる。ただし,測定箇所は,受渡当事者間の協定によって上面又は側面としてもよい。
JB.5 検査
JB.5.1 検査計画
ナットの検査計画は,次による。
a) 検査項目 ナットの強度区分に対する機械的性質の検査は,JB.5.2及びJB.5.3による。ただし,保証
荷重値が343 kNを超える場合は,JB.5.2の検査を省略してもよいが,受渡当事者間の協定によって最
小硬さが決められたときは,その値を満足しなければならない。
b) 抜取検査方式 ロット検査における抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
JB.5.2 保証荷重検査
保証荷重検査は,JB.4.2.1によって試験を行い,並目ねじナットは表JB.5の保証荷重値に,細目ねじナ
ットは表JB.6の保証荷重値に適合しなければならない。
JB.5.3 硬さ検査
硬さ検査は,JB.4.2.2によって試験を行い,表JB.1の硬さに適合しなければならない。
なお,硬さは,ブリネル硬さ又はロックウェル硬さのいずれかとし,これらに準じる硬さによる場合は,
受渡当事者間の協定による。
JB.6 強度区分及び製造業者識別の表示
JB.6.1 強度区分の表示
ナットに対する強度区分の表示は,受渡当事者間の協定による。
38
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
なお,強度区分を表示する場合は,特に支障がない限り,表JB.4の刻印記号による。
表JB.4−強度区分の刻印記号
強度区分
4T
5T
6T
8T
10T
刻印記号
4T
5T
6T
8T
10T
JB.6.2 製造業者識別の表示
強度区分を表示した製品に製造業者の識別マークを施す場合は,受渡当事者間の協定によって行う。
表JB.5−ナットの保証荷重値(並目ねじ)
単位 kN
ねじの呼び
ピッチ
mm
有効断面積
mm2
ナットの強度区分
4T
5T
6T
8T
10T
保証荷重値
M2
0.4
2.07
0.813
1.010
1.177
1.618
2.010
M2.5
0.45
3.39
1.324
1.667
1.961
2.648
3.334
M3
0.5
5.03
1.961
2.452
2.942
3.932
4.903
M3.5
0.6
6.78
2.648
3.334
3.972
5.296
6.669
M4
0.7
8.78
3.432
4.315
5.149
6.865
8.581
M5
0.8
14.2
5.590
6.963
8.336
11.18
13.93
M6
1
20.1
7.845
9.807
11.77
15.69
19.61
M7
1
28.9
11.28
14.22
16.97
25.56
28.44
M8
1.25
36.6
14.22
17.95
21.58
28.44
35.79
M10
1.5
58.0
22.56
28.44
34.32
45.11
56.88
M12
1.75
84.3
32.85
41.29
49.52
65.71
82.38
M14
2
115
45.11
56.39
67.67
90.22
112.8
M16
2
157
61.78
76.98
92.18
123.6
154.0
M18
2.5
192
75.51
94.14
112.8
151.0
188.3
M20
2.5
245
96.11
119.6
144.2
192.2
240.3
M22
2.5
303
118.7
148.1
178.5
237.3
297.1
M24
3
353
138.3
172.6
207.9
276.6
346.2
M27
3
459
180.4
225.6
270.7
359.9
450.1
M30
3.5
561
219.7
274.6
329.5
439.3
550.2
M33
3.5
694
272.6
340.3
408.0
544.3
680.6
M36
4
817
320.7
400.1
480.5
640.4
801.2
M39
4
976
382.5
478.6
573.7
764.9
957.1
注記 表中の太線は,保証荷重値が343 kNを超えるものと超えないものとの境界を示す。
39
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JB.6−ナットの保証荷重値(細目ねじ)
単位 kN
ねじの呼び
ピッチ
mm
有効断面積
mm2
ナットの強度区分
4T
5T
6T
8T
10T
保証荷重値
M8×1
1
39.2
15.40
19.22
23.05
30.40
38.25
M10×1.25
1.25
61.2
23.54
30.01
36.29
48.05
59.82
M12×1.25
1.25
92.1
36.29
45.11
53.94
72.57
90.22
M14×1.5
1.5
125
49.03
61.29
73.55
98.07
122.6
M16×1.5
1.5
167
65.71
81.89
98.07
131.4
163.8
M18×1.5
1.5
216
84.34
105.9
126.5
168.7
211.8
M20×1.5
1.5
272
106.9
133.4
159.9
213.8
266.7
M22×1.5
1.5
333
130.4
162.8
196.1
260.9
326.6
M24×2
2
384
151.0
188.3
225.6
301.1
376.6
M27×2
2
496
195.2
243.2
292.2
389.3
486.4
M30×2
2
621
243.2
304.0
365.8
487.4
609.0
M33×2
2
761
298.1
372.7
447.2
596.2
746.3
M36×3
3
865
339.3
423.7
509.0
678.6
848.3
M39×3
3
1030
407.0
509.0
606.1
809.1
1010.0
注記 表中の太線は,保証荷重値が343 kNを超えるものと超えないものとの境界を示す。
40
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JC
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 1181:2014 六角ナット
ISO 4032:2012 Hexagon regular nuts (style 1)−Product grades A and B
ISO 4033:2012 Hexagon high nuts (style 2)−Product grades A and B
ISO 4034:2012 Hexagon regular nuts (style 1)−Product grade C
ISO 4035:2012 Hexagon thin nuts chamfered (style 0)−Product grades A and B
ISO 4036:2012 Hexagon thin nuts unchamfered (style 0)−Product grade B
ISO 8673:2012 Hexagon regular nuts (style 1) with metric fine pitch thread−Product grades A and B
ISO 8674:2012 Hexagon high nuts (style 2) with metric fine pitch thread−Product grades A and B
ISO 8675:2012 Hexagon thin nuts chamfered (style 0) with metric fine pitch thread−Product grades A and B
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範囲 一般に用いる六角ナットに
ついて規定。
ISO 4032 1
ねじの呼びM1.6〜M64,部品
等級A,Bの六角ナット,ス
タイル1について規定。
変更
JISは,一般に用いる六角ナッ
トについての規定としている
が,ISO規格は,1規格ごとに
適用するナットを具体的に規
定している。
JISは,ISO規格の8規格を
1規格にまとめているため,
具体的に規定できない。
今後,整合化改正の際の検
討事項とする。
ISO 4033 1
ねじの呼びM5〜M36,部品
等級A,Bの六角ナット,ス
タイル2について規定。
ISO 4034 1
ねじの呼びM5〜M64,部品
等級Cの六角ナットについ
て規定。
ISO 4035 1
ねじの呼びM1.6〜M64,部品
等級A,Bの面取り形六角低
ナットについて規定。
ISO 4036 1
ねじの呼びM1.6〜M10,部品
等級Bの面取りなし六角低
ナットについて規定。
4
B
1
1
8
1
:
2
0
1
4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
41
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範囲
(続き)
ISO 8673 1
ねじの呼び径8 mm〜64 mm,
部品等級A,Bの細目ねじ六
角ナット,スタイル1につい
て規定。
ISO 8674 1
ねじの呼び径8 mm〜36 mm,
部品等級A,Bの細目ねじ六
角ナット,スタイル2につい
て規定。
ISO 8675 1
ねじの呼び径8 mm〜64 mm,
部品等級A,Bの細目ねじ六
角低ナットについて規定。
2 引用規格
3 種類
六角ナット−スタイル1
六角ナット−スタイル2
六角ナット−C
六角低ナット−両面取り
六角低ナット−面取りなし
ISO 4032
ISO 4033
ISO 4034
ISO 4035
ISO 4036
ISO 8673
ISO 8674
ISO 8675
−
1規格ごとに種類を規定。
追加
JlSは,ISO規格の8規格で規
定する8種類を1規格にまと
めている。
JISは,ISO規格の8規格を
1規格にまとめたために生
じた差異であるが,規定内
容はそれぞれのISO規格と
整合している。
4 形状・寸
法,製品仕
様,及び製
品の呼び方
の例
形状・寸法,製品仕様及び
製品の呼び方の例をまとめ
て表2で規定。
3
表1で第1選択を,表2で第
2選択を規定。
変更
JISは,ISO規格の8規格に対
応するものを各表で規定。
JISは,ISO規格の8規格を
1規格にまとめたために生
じた差異であるが,規定内
容はそれぞれのISO規格と
整合している。
4
表3で製品仕様を規定。
5
製品の呼び方の例示を表示。
5 表示
製品の表示及び包装の表示
について規定。
−
−
追加
JISは,マーク制度を運用して
いるため表示事項を追加し
た。
附属書JA
(規定)
ISO 4032〜ISO 4036及び
ISO 8673〜ISO 8675によら
ない鋼製,ステンレス鋼製
及び非鉄金属製六角ナット
について規定。
−
−
追加
ISO規格の8規格に規定する
ものと形状・寸法,機械的性
質など基本的に異なり,従来
日本工業規格の附属書に規定
されていた六角ナットの特性
を附属書JAとして規定。
我が国における六角ナット
の生産・使用の実態は,こ
の附属書に規定するものが
圧倒的に多いため,附属書
JAを残置した。
4
B
1
1
8
1
:
2
0
1
4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
42
B 1181:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
附属書JB
(規定)
強度区分4T〜10Tのナット
の機械的性質とその試験,
検査及び表示について規
定。
−
−
追加
ISO規格の8規格に規定する
ものと形状・寸法,機械的性
質など基本的に異なり,従来
日本工業規格の附属書に規定
されていた六角ナットの強度
を附属書JBとして規定。
我が国における六角ナット
の生産・使用の実態は,こ
の附属書に規定するものが
圧倒的に多いため,附属書
JBを残置した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 4032:2012,ISO 4033:2012,ISO 4034:2012,ISO 4035:2012,ISO 4036:2012,ISO 8673:2012,ISO 8674:2012,ISO
8675:2012,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
4
B
1
1
8
1
:
2
0
1
4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。