B 1117:2010
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 種類及び形状・寸法 ·········································································································· 2
5 製品仕様························································································································· 3
6 製品の呼び方 ··················································································································· 3
7 表示······························································································································· 3
7.1 製品の表示 ··················································································································· 3
7.2 包装の表示 ··················································································································· 3
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 9
B 1117:2010
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの
申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 1117:1995は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
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日本工業規格 JIS
B 1117:2010
すりわり付き止めねじ
Slotted set screws
序文
この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 4766,ISO 7434,ISO 7435及びISO 7436を基に,
対応する部分(形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方)については対応国際規格を翻訳し,技術的内容
を変更することなく一体化して作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定
項目(用語及び定義,表示)を日本工業規格として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,ねじの呼びがM1.2〜M12のもので,部品等級Aのすりわり付き止めねじ(以下,止めね
じという。)の特性について規定する。
なお,この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には,それらの要求事項を,JIS B
0205-2,JIS B 0209-3,JIS B 1003,JIS B 1009,JIS B 1021,JIS B 1053及びJIS B 1054-3から選択する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4766:1983,Slotted set screws with flat point
ISO 7434:1983,Slotted set screws with cone point
ISO 7435:1983,Slotted set screws with long dog point
ISO 7436:1983,Slotted set screws with cup point(全体評価:MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0143 ねじ部品各部の寸法の呼び及び記号
注記 対応国際規格:ISO 225:1983,Fasteners−Bolts,screws,studs and nuts−Symbols and designations
of dimensions(MOD)
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系
注記 対応国際規格:ISO 261:1998,ISO general purpose metric screw threads−General plan(IDT)
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
2
B 1117:2010
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JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部:構造体用ねじの寸法許容差
注記 対応国際規格:ISO 965-3:1998,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 3:
Deviations for constructional screw threads(IDT)
JIS B 1003 締結用部品−メートルねじをもつおねじ部品のねじ先
注記 対応国際規格:ISO 4753:1999,Fasteners−Ends of parts with external ISO metric thread(IDT)
JIS B 1009 おねじ部品−呼び長さ及びボルトのねじ部長さ
注記 対応国際規格:ISO 888:1976,Bolts, screws and studs−Nominal lengths, and thread lengths for
general purpose bolts(MOD)
JIS B 1010 締結用部品の呼び方
JIS B 1021 締結用部品の公差−第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級A,B
及びC
注記 対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs and nuts−
Product grades A, B and C(IDT)
JIS B 1041 締結用部品−表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
JIS B 1044 締結用部品−電気めっき
注記 対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)
JIS B 1046 締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜
JIS B 1053 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第5部:引張力を受けない止めねじ及び
類似のねじ部品
注記 対応国際規格:ISO 898-5:1998,Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy
steel−Part 5: Set screws and similar threaded fasteners not under tensile stresses(IDT)
JIS B 1054-3 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第3部:引張力を受けない止めねじ及び
類似のねじ部品
注記 対応国際規格:ISO 3506-3:1997,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless-steel
fasteners−Part 3: Set screws and similar fasteners not under tensile stress(IDT)
JIS B 1057 非鉄金属製ねじ部品の機械的性質
JIS B 1091 締結用部品−受入検査
注記 対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection(IDT)
JIS B 1099 締結用部品−ボルト,ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101による。
4
種類及び形状・寸法
止めねじの種類は,ねじ先の形状によって平先,とがり先,棒先及びくぼみ先の4種類とし,その形状・
寸法は,表1による。
なお,表2〜表5で用いる寸法の呼び及び記号は,JIS B 0143による。
3
B 1117:2010
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表1−種類及び形状・寸法
種類
形状・寸法
対応国際規格(参考)
平先
表2
ISO 4766:1983
とがり先
表3
ISO 7434:1983
棒先
表4
ISO 7435:1983
くぼみ先
表5
ISO 7436:1983
5
製品仕様
止めねじの製品仕様は,表6による。
6
製品の呼び方
製品の呼び方は,JIS B 1010による。
例1 ねじの呼びがM6,呼び長さl=12 mm,ねじ先形状が平先,強度区分14Hのすりわり付き鋼止
めねじの場合:すりわり付き止めねじ−平先−JIS B 1117−ISO 4766−M6×12−14H
例2 ねじの呼びがM6,呼び長さl=12 mm,ねじ先形状がとがり先,強度区分14Hのすりわり付き
鋼止めねじの場合:すりわり付き止めねじ−とがり先−JIS B 1117−ISO 7434−M6×12−14H
例3 ねじの呼びがM6,呼び長さl=12 mm,ねじ先形状が棒先,強度区分14Hのすりわり付き鋼止
めねじの場合:すりわり付き止めねじ−棒先−JIS B 1117−ISO 7435−M6×12−14H
例4 ねじの呼びがM6,呼び長さl=12 mm,ねじ先形状がくぼみ先,強度区分14Hのすりわり付き
鋼止めねじの場合:すりわり付き止めねじ−くぼみ先−JIS B 1117−ISO 7436−M6×12−14H
7
表示
7.1
製品の表示
製品の表示については,特に規定しない。
7.2
包装の表示
包装の外面には,次の事項を表示しなければならない。
a) 規格番号又は規格名称
b) 種類
c) 部品等級
d) ねじの呼び×呼び長さ
e) 強度区分(JIS B 1053を適用した鋼止めねじの場合),鋼種区分・強度区分(JIS B 1054-3を適用した
ステンレス鋼止めねじの場合)
f)
材料の表示は,材料の一般名称によるものであってもよい。ただし,材料がJIS B 1053,JIS B 1054-3
を適用した場合には,省略してもよいが,表示することを受渡当事者間の協定で決められた場合には,
協定に従う。
g) 数量
h) 製造業者名又はその略号
4
B 1117:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−すりわり付き止めねじ・平先の形状・寸法
単位 mm
ねじの呼び
d c)
M1.2 M1.6
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
M10
M12
ピッチ
P d)
0.25
0.35
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1
1.25
1.5
1.75
df
約
おねじの谷の径
dP
最小
0.35
0.55
0.75
1.25
1.75
1.95
2.25
3.2
3.7
5.2
6.64
8.14
最大(基準寸法)
0.6
0.8
1
1.5
2
2.2
2.5
3.5
4
5.5
7
8.5
n
呼び
0.2
0.25
0.25
0.4
0.4
0.5
0.6
0.8
1
1.2
1.6
2
最小
0.26
0.31
0.31
0.46
0.46
0.56
0.66
0.86
1.06
1.26
1.66
2.06
最大
0.4
0.45
0.45
0.6
0.6
0.7
0.8
1
1.2
1.51
1.91
2.31
t
最小
0.4
0.56
0.64
0.72
0.8
0.96
1.12
1.28
1.6
2
2.4
2.8
最大
0.52
0.74
0.84
0.95
1.05
1.21
1.42
1.63
2
2.5
3
3.6
l e)
呼び長
さ(基準
寸法)
最小
最大
2
1.8
2.2
2.5
2.3
2.7
3
2.8
3.2
4
3.7
4.3
5
4.7
5.3
推奨
6
5.7
6.3
呼び
8
7.7
8.3
長さ
10
9.7
10.3
の
12
11.6
12.4
範囲
(14)
13.6
14.4
16
15.6
16.4
20
19.6
20.4
25
24.6
25.4
30
29.6
30.4
35
34.5
35.5
40
39.5
40.5
45
44.5
45.5
50
49.5
50.5
55
54.4
55.6
60
59.4
60.6
注a) lが表に示す階段状の破線より短いものは,120°の面取りとする。
b) 45°の角度は,おねじの谷の径(df)より下の傾斜部に適用する。
c) 呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
d) Pは,ねじのピッチを表す。
e) lに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
5
B 1117:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表3−すりわり付き止めねじ・とがり先の形状・寸法
単位 mm
ねじの呼び
d c)
M1.2 M1.6
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
M10
M12
ピッチ
P d)
0.25
0.35
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1
1.25
1.5
1.75
df
約
おねじの谷の径
dt
最大
0.12
0.16
0.2
0.25
0.3
0.35
0.4
0.5
1.5
2
2.5
3
n
呼び
0.2
0.25
0.25
0.4
0.4
0.5
0.6
0.8
1
1.2
1.6
2
最小
0.26
0.31
0.31
0.46
0.46
0.56
0.66
0.86
1.06
1.26
1.66
2.06
最大
0.4
0.45
0.45
0.6
0.6
0.7
0.8
1
1.2
1.51
1.91
2.31
t
最小
0.4
0.56
0.64
0.72
0.8
0.96
1.12
1.28
1.6
2
2.4
2.8
最大
0.52
0.74
0.84
0.95
1.05
1.21
1.42
1.63
2
2.5
3
3.6
l e)
呼び長
さ(基準
寸法)
最小
最大
2
1.8
2.2
2.5
2.3
2.7
3
2.8
3.2
4
3.7
4.3
5
4.7
5.3
推奨
6
5.7
6.3
呼び
8
7.7
8.3
長さ
10
9.7
10.3
の
12
11.6
12.4
範囲
(14)
13.6
14.4
16
15.6
16.4
20
19.6
20.4
25
24.6
25.4
30
29.6
30.4
35
34.5
35.5
40
39.5
40.5
45
44.5
45.5
50
49.5
50.5
55
54.4
55.6
60
59.4
60.6
注a) lが表に示す階段状の破線より短いものは,120°の面取りとする。
b) 90°の角度は,lが下の表に示す階段状の破線より長い止めねじの谷の径(df)より下の傾斜部に適用する。
lがその破線より短いものに対しては,120°±2°の角度を適用する。
c) 呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
d) Pは,ねじのピッチを表す。
e) lに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
6
B 1117:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4−すりわり付き止めねじ・棒先の形状・寸法
単位 mm
ねじの呼び
d c)
M1.6
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
M10
M12
ピッチ
P d)
0.35
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1
1.25
1.5
1.75
df
約
おねじの谷の径
dP
最小
0.55
0.75
1.25
1.75
1.95
2.25
3.2
3.7
5.2
6.64
8.14
最大(基準寸法)
0.8
1
1.5
2
2.2
2.5
3.5
4
5.5
7
8.5
n
呼び
0.25
0.25
0.4
0.4
0.5
0.6
0.8
1
1.2
1.6
2
最小
0.31
0.31
0.46
0.46
0.56
0.66
0.86
1.06
1.26
1.66
2.06
最大
0.45
0.45
0.6
0.6
0.7
0.8
1
1.2
1.51
1.91
2.31
t
最小
0.56
0.64
0.72
0.8
0.96
1.12
1.28
1.6
2
2.4
2.8
最大
0.74
0.84
0.95
1.05
1.21
1.42
1.63
2
2.5
3
3.6
z
最小(基準寸法)
0.8
1
1.25
1.5
1.75
2
2.5
3
4
5
6
最大
1.05
1.25
1.5
1.75
2
2.25
2.75
3.25
4.3
5.3
6.3
l e)
呼び長
さ(基準
寸法)
最小
最大
2
1.8
2.2
2.5
2.3
2.7
3
2.8
3.2
4
3.7
4.3
5
4.7
5.3
6
5.7
6.3
8
7.7
8.3
推奨
10
9.7
10.3
呼び
12
11.6
12.4
長さ
(14)
13.6
14.4
の
16
15.6
16.4
範囲
20
19.6
20.4
25
24.6
25.4
30
29.6
30.4
35
34.5
35.5
40
39.5
40.5
45
44.5
45.5
50
49.5
50.5
55
54.4
55.6
60
59.4
60.6
注a) lが表に示す階段状の破線より短いものは,120°の面取りとする。
b) 45°の角度は,おねじの谷の径(df)より下の傾斜部に適用する。
c) 呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
d) Pは,ねじのピッチを表す。
e) lに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
7
B 1117:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5−すりわり付き止めねじ・くぼみ先の形状・寸法
単位 mm
ねじの呼び
d c)
M1.6
M2
M2.5
M3
(M3.5)
M4
M5
M6
M8
M10
M12
ピッチ
P d)
0.35
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1
1.25
1.5
1.75
df
約
おねじの谷の径
dz
最小
0.55
0.75
0.95
1.15
1.45
1.75
2.25
2.75
4.7
5.7
7.64
最大(基準寸法)
0.8
1
1.2
1.4
1.7
2
2.5
3
5
6
8
n
呼び
0.25
0.25
0.4
0.4
0.5
0.6
0.8
1
1.2
1.6
2
最小
0.31
0.31
0.46
0.46
0.56
0.66
0.86
1.06
1.26
1.66
2.06
最大
0.45
0.45
0.6
0.6
0.7
0.8
1
1.2
1.51
1.91
2.31
t
最小
0.56
0.64
0.72
0.8
0.96
1.12
1.28
1.6
2
2.4
2.8
最大
0.74
0.84
0.95
1.05
1.21
1.42
1.63
2
2.5
3
3.6
l e)
呼び長
さ(基準
寸法)
最小
最大
2
1.8
2.2
2.5
2.3
2.7
3
2.8
3.2
4
3.7
4.3
5
4.7
5.3
6
5.7
6.3
推奨
8
7.7
8.3
呼び
10
9.7
10.3
長さ
12
11.6
12.4
の
(14)
13.6
14.4
範囲
16
15.6
16.4
20
19.6
20.4
25
24.6
25.4
30
29.6
30.4
35
34.5
35.5
40
39.5
40.5
45
44.5
45.5
50
49.5
50.5
55
54.4
55.6
60
59.4
60.6
注a) lが表に示す階段状の破線より短いものは,120°の面取りとする。
b) 45°の角度は,おねじの谷の径(df)より下の傾斜部に適用する。
c) 呼びに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
d) Pは,ねじのピッチを表す。
e) lに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
8
B 1117:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表6−すりわり付き止めねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域
クラス
6g
適用規格
JIS B 0205-3,JIS B 0209-3
機械的性質
強度区分
14H,22H
A1−12H
受渡当事者間の協定
適用規格
JIS B 1053
JIS B 1054-3
JIS B 1057
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
仕上げ
製造された状態
生地の状態
生地の状態
電気めっきの要求がある
場合は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フ
レーク皮膜の要求がある
場合は,JIS B 1046による。
−
電気めっきの要求がある
場合は,JIS B 1044による。
表面欠陥
表面欠陥の限界は,JIS B
1041による。
−
−
受渡し
受入検査手順は,JIS B 1091による。
注記 表6は,ISO 4766:1983,ISO 7434:1983,ISO 7435:1983及びISO 7436:1983のそれぞれの製品仕様に一致して
いる。
9
B 1117:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 1117:2010 すりわり付き止めねじ
ISO 4766:1983 Slotted set screws with flat point
ISO 7434:1983 Slotted set screws with cone point
ISO 7435:1983 Slotted set screws with long dog point
ISO 7436:1983 Slotted set screws with cup point
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範
囲
すりわり付き止め
ねじの特性につい
て規定。
ISO 4766 1 適用範
囲
ねじの呼びM1.2〜M12の
部品等級Aの六角穴付き
止めねじ−平先について
規定。
追加
規格使用者の利便性を考えて,
JISは四つの規格を包含して規
定。
技術的な差異はない。
ISO 7434 1 適用範
囲
ねじの呼びM1.2〜M12の
部品等級Aの六角穴付き
止めねじ−とがり先につ
いて規定。
ISO 7435 1 適用範
囲
ねじの呼びM1.6〜M12の
部品等級Aの六角穴付き
止めねじ−棒先について
規定。
ISO 7436 1 適用範
囲
ねじの呼びM1.6〜M12の
部品等級Aの六角穴付き
止めねじ−くぼみ先につ
いて規定。
2 引用規
格
3
B
1
11
7
:
2
0
1
0
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
10
B 1117:2010
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
JIS B 0101による。
−
−
追加
JISでは,用語及び定義は必要
なため追加した。
技術的な差異はない。
4 種類及
び形状・寸
法
それぞれに規定す
るねじ先形状の種
類及び形状・寸法を
規定。
ISO 4766
ISO 7434
ISO 7435
ISO 7436
3 寸法
追加
JISでは,四つのISO規格で規
定するねじ先形状の平先,とが
り先,棒先及びくぼみ先を種類
として規定。
JISは,対応する四つのISO規格の
すべてを変更することなく包含して
規定した。
7 表示
製品の表示及び包
装の表示
−
−
追加
製品の表示及び包装の表示を
追加。
適合性評価のため必要。ISO規格見
直し時に提案を検討。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 4766:1983,ISO 7434:1983,ISO 7435:1983,ISO 7436:1983,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
3
B
1
11
7
:
2
0
1
0
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。