B 1115:2015
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 種類······························································································································· 2
5 形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方 ··············································································· 2
6 表示······························································································································ 11
6.1 製品の表示 ·················································································································· 11
6.2 包装の表示 ·················································································································· 11
附属書JA(規定)ねじ部の形状・寸法が1種〜4種のすりわり付きタッピンねじ ···························· 12
附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 20
B 1115:2015
(2)
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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 1115:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
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日本工業規格 JIS
B 1115:2015
すりわり付きタッピンねじ
Slotted head tapping screws
序文
この規格は,2011年に第2版として発行されたISO 1481,ISO 1482及びISO 1483を基に,対応する部
分(形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方)についてはこれを編集し,技術的内容を変更することなく
一体化して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の
一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
また,我が国における生産・使用の実態を反映するため,ISO規格にはない次の附属書を示す。
附属書JA(規定) ねじ部の形状・寸法が1種〜4種のすりわり付きタッピンねじ
1
適用範囲
この規格は,ねじの呼びST2.2〜ST9.5のすりわり付きタッピンねじの特性について規定する。
なお,ねじ部がJIS B 1007によらない1種〜4種のすりわり付きタッピンねじの特性は,附属書JAに
よる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1481:2011,Slotted pan head tapping screws
ISO 1482:2011,Slotted countersunk (flat) head tapping screws
ISO 1483:2011,Slotted raised countersunk (oval) head tapping screws(全体評価:MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0143 締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味
注記 対応国際規格:ISO 225:2010,Fasteners−Bolts, screws, studs and nuts−Symbols and descriptions
of dimensions(IDT)
JIS B 1007 タッピンねじのねじ部
注記 対応国際規格:ISO 1478:1999,Tapping screws thread(IDT)
JIS B 1010 締結用部品の呼び方
JIS B 1013 皿頭ねじ−頭部の形状及びゲージによる検査
2
B 1115:2015
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注記 対応国際規格:ISO 7721:1983,Countersunk head screws−Head configuration and gauging(IDT)
JIS B 1021 締結用部品の公差−第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級A,B
及びC
注記 対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs and nuts−
Product grades A, B and C(IDT)
JIS B 1044 締結用部品−電気めっき
注記 対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)
JIS B 1046 締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜
注記 対応国際規格:ISO 10683:2000,Fasteners−Non-electrolytically applied zinc flake coatings(IDT)
JIS B 1047 耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化
注記 対応国際規格:ISO 16048:2003,Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners(IDT)
JIS B 1054-4 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第4部:タッピンねじ
注記 対応国際規格:ISO 3506-4:2009,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel
fasteners−Part 4: Tapping screws(IDT)
JIS B 1055 熱処理を施した鋼製タッピンねじ−機械的性質
注記 対応国際規格:ISO 2702:2011,Heat-treated steel tapping screws−Mechanical properties(IDT)
JIS B 1071 締結用部品−精度測定方法
JIS B 1091 締結用部品−受入検査
注記 対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection(IDT)
JIS B 1099 締結用部品−ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項
注記 対応国際規格:ISO 8992:2005,Fasteners−General requirements for bolts, screws, studs and nuts
(IDT)
JIS B 1122 十字穴付きタッピンねじ
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101による。
4
種類
すりわり付きタッピンねじの種類は,表1による。
表1−すりわり付きタッピンねじの種類
種類
ねじ先の形状による種類
対応国際規格(参考)
すりわり付きなべタッピンねじ
C形,F形,R形
ISO 1481
すりわり付き皿タッピンねじ
ISO 1482
すりわり付き丸皿タッピンねじ
ISO 1483
5
形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方
すりわり付きタッピンねじの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方は,表2による。
3
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表2−すりわり付きタッピンねじの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方
種類
形状・寸法
製品仕様
製品の呼び方(例)
すりわり付きなべタッピンねじ
図1及び表3
表4
表5
すりわり付き皿タッピンねじ
図2及び表6
表7
表8
すりわり付き丸皿タッピンねじ
図3及び表9
表10
表11
形状・寸法の記号は,JIS B 0143による。
製品の呼び方は,JIS B 1010による。
a) C形
b) F形
c) R形
注a) aは,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から頭部座面までの長さ。
図1−すりわり付きなべタッピンねじ(C形,F形,R形)の形状
4
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表3−すりわり付きなべタッピンねじ(C形,F形,R形)の寸法
単位 mm
ねじの呼び
ST2.2
ST2.9
ST3.5
ST4.2
ST4.8
ST5.5
ST6.3
ST8
ST9.5
P a)
0.8
1.1
1.3
1.4
1.6
1.8
1.8
2.1
2.1
a
最大
0.8
1.1
1.3
1.4
1.6
1.8
1.8
2.1
2.1
da
最大
2.8
3.5
4.1
4.9
5.5
6.3
7.1
9.2
10.7
dk
最大
4.0
5.6
7.0
8.0
9.5
11.0
12.0
16.0
20.0
最小
3.7
5.3
6.6
7.6
9.1
10.6
11.6
15.6
19.5
k
最大
1.3
1.8
2.1
2.4
3.0
3.2
3.6
4.8
6.0
最小
1.1
1.6
1.9
2.2
2.7
2.9
3.3
4.5
5.7
n
呼び
0.5
0.8
1
1.2
1.2
1.6
1.6
2
2.5
最大
0.70
1.00
1.20
1.51
1.51
1.91
1.91
2.31
2.81
最小
0.56
0.86
1.06
1.26
1.26
1.66
1.66
2.06
2.56
r
最小
0.10
0.10
0.10
0.20
0.20
0.25
0.25
0.40
0.40
rf
参考
0.6
0.8
1.0
1.2
1.5
1.6
1.8
2.4
3.0
t
最小
0.5
0.7
0.8
1.0
1.2
1.3
1.4
1.9
2.4
w
最小
0.5
0.7
0.8
0.9
1.2
1.3
1.4
1.9
2.4
y
(参考)
C形の場合
2.0
2.6
3.2
3.7
4.3
5.0
6.0
7.5
8.0
F形の場合
1.6
2.1
2.5
2.8
3.2
3.6
3.6
4.2
4.2
R形の場合
−
−
2.7
3.2
3.6
4.3
5.0
6.3
−
l b)
呼び
長さ
C形及び
R形の場合
F形の場合
最小
最大
最小
最大
4.5
3.7
5.3
3.7
4.5
−
−
−
−
−
−
−
−
6.5
5.7
7.3
5.7
6.5
−
−
−
−
−
−
9.5
8.7
10.3
8.7
9.5
−
−
−
−
13
12.2
13.8
12.2
13.0
−
−
16
15.2
16.8
15.2
16.0
19
18.2
19.8
18.2
19.0
22
21.2
22.8
20.7
22.0
25
24.2
25.8
23.7
25.0
32
30.7
33.3
30.7
32.0
38
36.7
39.3
36.7
38.0
45
43.7
46.3
43.5
45.0
50
48.7
51.3
48.5
50.0
注a) Pは,ねじのピッチ。
b) ねじの呼びに対して推奨する呼び長さ(l)は,太線の枠内とし,上段の太線より短い長さ(−印)のものは,
製造してはならない。
5
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表4−すりわり付きなべタッピンねじ(C形,F形,R形)の製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
一般要求事項
JIS B 1099
ねじ
JIS B 1007
機械的性質 鋼種区分−硬さ区分
−
A2-20H,A4-20H,A5-20H
適用規格
JIS B 1055
JIS B 1054-4
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求がある場合は,JIS B
1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の
要求がある場合は,JIS B 1046による。
不動態化の方法はJIS B 1047によ
る。
付加的な要求又はその他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の
協定による。
受入検査
受入検査は,JIS B 1091による。
表5−すりわり付きなべタッピンねじ(C形,F形,R形)の製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びST3.5,ねじ先がR形,呼び長さl=16 mmのJIS B 1055による鋼製(St)のすりわり付き
なべタッピンねじの場合
呼び方
すりわり付きなべタッピンねじ JIS B 1115−ISO 1481−ST3.5×16−St−R
製品
ねじの呼びST3.5,ねじ先がR形,呼び長さl=16 mmのJIS B 1054-4によるステンレス鋼製(A4-20H)
のすりわり付きなべタッピンねじの場合
呼び方
すりわり付きなべタッピンねじ JIS B 1115−ISO 1481−ST3.5×16−A4-20H−R
注記1 図1,表3,表4及び表5は,ISO 1481に一致している。
6
B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a) C形
b) F形
c) R形
注a) かど部は,平ら又は丸み。
b) aは,完全な谷底形状が存在する最初の箇所からJIS B 1007
で規定するねじの最大外径に等しい皿の位置までの長さ。
図2−すりわり付き皿タッピンねじ(C形,F形,R形)の形状
7
B 1115:2015
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表6−すりわり付き皿タッピンねじ(C形,F形,R形)の寸法
単位 mm
ねじの呼び
ST2.2
ST2.9
ST3.5
ST4.2
ST4.8
ST5.5
ST6.3
ST8
ST9.5
P a)
0.8
1.1
1.3
1.4
1.6
1.8
1.8
2.1
2.1
a
最大
0.8
1.1
1.3
1.4
1.6
1.8
1.8
2.1
2.1
dk
理論寸法の最大b)
4.4
6.3
8.2
9.4
10.4
11.5
12.6
17.3
20.0
実寸法
最大
3.8
5.5
7.3
8.4
9.3
10.3
11.3
15.8
18.3
最小
3.5
5.2
6.9
8.0
8.9
9.9
10.9
15.4
17.8
k
最大
1.10
1.70
2.35
2.60
2.80
3.00
3.15
4.65
5.25
n
呼び
0.5
0.8
1
1.2
1.2
1.6
1.6
2
2.5
最大
0.70
1.00
1.20
1.51
1.51
1.91
1.91
2.31
2.81
最小
0.56
0.86
1.06
1.26
1.26
1.66
1.66
2.06
2.56
r
最大
0.8
1.2
1.4
1.6
2.0
2.2
2.4
3.2
4.0
t
最大
0.60
0.85
1.20
1.30
1.40
1.50
1.60
2.30
2.60
最小
0.4
0.6
0.9
1.0
1.1
1.1
1.2
1.8
2.0
y
(参考)
C形の場合
2.0
2.6
3.2
3.7
4.3
5.0
6.0
7.5
8.0
F形の場合
1.6
2.1
2.5
2.8
3.2
3.6
3.6
4.2
4.2
R形の場合
−
−
2.7
3.2
3.6
4.3
5.0
6.3
−
l c)
呼び
長さ
C形及び
R形の場合
F形の場合
最小
最大
最小
最大
4.5
3.7
5.3
3.7
4.5
−
−
−
−
−
−
−
−
6.5
5.7
7.3
5.7
6.5
−
−
−
−
−
−
−
9.5
8.7
10.3
8.7
9.5
−
−
−
−
13
12.2
13.8
12.2
13.0
−
−
16
15.2
16.8
15.2
16.0
−
19
18.2
19.8
18.2
19.0
22
21.2
22.8
20.7
22.0
25
24.2
25.8
23.7
25.0
32
30.7
33.3
30.7
32.0
38
36.7
39.3
36.7
38.0
45
43.7
46.3
43.5
45.0
50
48.7
51.3
48.5
50.0
注a) Pは,ねじのピッチ。
b) 理論寸法の最大は,JIS B 1013による。
c) ねじの呼びに対して推奨する呼び長さ(l)は,太線の枠内とし,上段の太線より短い長さ(−印)のものは,
製造してはならない。
8
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表7−すりわり付き皿タッピンねじ(C形,F形,R形)の製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
一般要求事項
JIS B 1099
ねじ
JIS B 1007
機械的性質 鋼種区分−硬さ区分
−
A2-20H,A4-20H,A5-20H
適用規格
JIS B 1055
JIS B 1054-4
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求がある場合は,JIS B
1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の
要求がある場合は,JIS B 1046による。
不動態化の方法はJIS B 1047によ
る。
付加的な要求又はその他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の
協定による。
受入検査
受入検査は,JIS B 1091による。
表8−すりわり付き皿タッピンねじ(C形,F形,R形)の製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びST3.5,ねじ先がR形,呼び長さl=16 mmのJIS B 1055による鋼製(St)のすりわり付き
皿タッピンねじの場合
呼び方
すりわり付き皿タッピンねじ JIS B 1115−ISO 1482−ST3.5×16−St−R
製品
ねじの呼びST3.5,ねじ先がR形,呼び長さl=16 mmのJIS B 1054-4によるステンレス鋼製(A4-20H)
のすりわり付き皿タッピンねじの場合
呼び方
すりわり付き皿タッピンねじ JIS B 1115−ISO 1482−ST3.5×16−A4-20H−R
注記2 図2,表6,表7及び表8は,ISO 1482に一致している。
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a) C形
b) F形
c) R形
注a) かど部は,平ら又は丸み。
b) aは,完全な谷底形状が存在する最初の箇所からJIS B 1007
で規定するねじの最大外径に等しい皿の位置までの長さ。
図3−すりわり付き丸皿タッピンねじ(C形,F形,R形)の形状
10
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表9−すりわり付き丸皿タッピンねじ(C形,F形,R形)の寸法
単位 mm
ねじの呼び
ST2.2
ST2.9
ST3.5
ST4.2
ST4.8
ST5.5
ST6.3
ST8
ST9.5
P a)
0.8
1.1
1.3
1.4
1.6
1.8
1.8
2.1
2.1
a
最大
0.8
1.1
1.3
1.4
1.6
1.8
1.8
2.1
2.1
dk
理論寸法の最大b)
4.4
6.3
8.2
9.4
10.4
11.5
12.6
17.3
20.0
実寸法
最大
3.8
5.5
7.3
8.4
9.3
10.3
11.3
15.8
18.3
最小
3.5
5.2
6.9
8.0
8.9
9.9
10.9
15.4
17.8
f
約
0.5
0.7
0.8
1.0
1.2
1.3
1.4
2.0
2.3
k
最大
1.10
1.70
2.35
2.60
2.80
3.00
3.15
4.65
5.25
n
呼び
0.5
0.8
1
1.2
1.2
1.6
1.6
2
2.5
最大
0.70
1.00
1.20
1.51
1.51
1.91
1.91
2.31
2.81
最小
0.56
0.86
1.06
1.26
1.26
1.66
1.66
2.06
2.56
r
最大
0.8
1.2
1.4
1.6
2.0
2.2
2.4
3.2
4.0
rf
約
4.0
6.0
8.5
9.5
9.5
11.0
12.0
16.5
19.5
t
最大
1.00
1.45
1.70
1.90
2.40
2.60
2.80
3.70
4.40
最小
0.8
1.2
1.4
1.6
2.0
2.2
2.4
3.2
3.8
y
(参考)
C形の場合
2.0
2.6
3.2
3.7
4.3
5.0
6.0
7.5
8.0
F形の場合
1.6
2.1
2.5
2.8
3.2
3.6
3.6
4.2
4.2
R形の場合
−
−
2.7
3.2
3.6
4.3
5.0
6.3
−
l c)
呼び
長さ
C形及び
R形の場合
F形の場合
最小
最大 最小
最大
4.5
3.7
5.3
3.7
4.5
−
−
−
−
−
−
−
−
6.5
5.7
7.3
5.7
6.5
−
−
−
−
−
−
−
9.5
8.7
10.3
8.7
9.5
−
−
−
−
13
12.2
13.8
12.2
13.0
−
−
16
15.2
16.8
15.2
16.0
−
19
18.2
19.8
18.2
19.0
22
21.2
22.8
20.7
22.0
25
24.2
25.8
23.7
25.0
32
30.7
33.3
30.7
32.0
38
36.7
39.3
36.7
38.0
45
43.7
46.3
43.5
45.0
50
48.7
51.3
48.5
50.0
注a) Pは,ねじのピッチ。
b) 理論寸法の最大は,JIS B 1013による。
c) ねじの呼びに対して推奨する呼び長さ(l)は,太線の枠内とし,上段の太線より短い長さ(−印)のものは,
製造してはならない。
11
B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表10−すりわり付き丸皿タッピンねじ(C形,F形,R形)の製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
一般要求事項
JIS B 1099
ねじ
JIS B 1007
機械的性質 鋼種区分−硬さ区分
−
A2-20H,A4-20H,A5-20H
適用規格
JIS B 1055
JIS B 1054-4
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求がある場合は,JIS B
1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の
要求がある場合は,JIS B 1046による。
不動態化の方法はJIS B 1047によ
る。
付加的な要求又はその他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の
協定による。
受入検査
受入検査は,JIS B 1091による。
表11−すりわり付き丸皿タッピンねじ(C形,F形,R形)の製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びST3.5,ねじ先がR形,呼び長さl=16 mmのJIS B 1055による鋼製(St)のすりわり付き
丸皿タッピンねじの場合
呼び方
すりわり付き丸皿タッピンねじ JIS B 1115−ISO 1483−ST3.5×16−St−R
製品
ねじの呼びST3.5,ねじ先がR形,呼び長さl=16 mmのJIS B 1054-4によるステンレス鋼製(A4-20H)
のすりわり付き丸皿タッピンねじの場合
呼び方
すりわり付き丸皿タッピンねじ JIS B 1115−ISO 1483−ST3.5×16−A4-20H−R
注記3 図3,表9,表10及び表11は,ISO 1483に一致している。
6
表示
6.1
製品の表示
すりわり付きタッピンねじの製品に対する表示は,一般に施さない。
6.2
包装の表示
この規格の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。
a) 規格名称又は規格番号
b) タッピンねじの種類
c) ねじ先の種類
d) ねじの呼び×呼び長さ
e) 材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。)
f)
数量
g) 指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。)
h) 製造業者名又はその略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。)
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B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(規定)
ねじ部の形状・寸法が1種〜4種のすりわり付きタッピンねじ
JA.1 適用範囲
この附属書は,ねじ部がJIS B 1122の附属書JB(タッピンねじのねじ部が1種〜4種の形状・寸法)で
規定する1種〜4種の鋼製及びステンレス鋼製のすりわり付きタッピンねじの特性について規定する。
注記1 この附属書で規定するすりわり付きなべタッピンねじ,すりわり付き皿タッピンねじ及びす
りわり付き丸皿タッピンねじは,それぞれISO 1481,ISO 1482及びISO 1483に規定するも
のとは異なり,将来廃止するので新規設計の機器,部位などには使用しないのがよい。
注記2 この附属書で規定する鋼製及びステンレス鋼製のすりわり付きタッピンねじは,以下,それ
ぞれ“鋼タッピンねじ”及び“ステンレスタッピンねじ”といい,それらを総称する場合に
は,単に“タッピンねじ”という。
JA.2 種類
タッピンねじの種類は,表JA.1による。
表JA.1−タッピンねじの種類
種類
ねじ部の種類
すりわり付きなべタッピンねじ
1種,2種,3種,4種
すりわり付き皿タッピンねじ
すりわり付き丸皿タッピンねじ
JA.3 形状・寸法
タッピンねじの形状・寸法は,表JA.2による。ただし,ねじ部の形状・寸法は,JIS B 1122の附属書
JBの1種,2種,3種及び4種による。
表JA.2−タッピンねじの形状・寸法
種類
形状・寸法
すりわり付きなべタッピンねじ
表JA.3
すりわり付き皿タッピンねじ
表JA.4
すりわり付き丸皿タッピンねじ
表JA.5
JA.4 材料及び熱処理
タッピンねじの材料及び熱処理は,次による。
a) 鋼タッピンねじの材料及び熱処理は,JIS B 1122のJC.2(材料及び熱処理)による。
b) ステンレスタッピンねじの材料及び熱処理は,JIS B 1122のJD.2(材料及び熱処理)による。
JA.5 機械的性質
タッピンねじの機械的性質は,次による。
a) 鋼タッピンねじの機械的性質は,JIS B 1122のJC.3(機械的性質)による。
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B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
b) ステンレスタッピンねじの機械的性質は,JIS B 1122のJD.3(機械的性質)による。
JA.6 表面状態
タッピンねじの表面は,滑らかで使用上有害な割れ,きず,かえり,ばり,さびなどの欠陥があっては
ならない。
JA.7 表面処理
タッピンねじには,一般に表面処理を施さない。特にめっきその他の表面処理を必要とする場合は,使
用者が指定する。
なお,電気めっきを施す場合は,JIS B 1044による。
JA.8 検査
JA.8.1 形状・寸法検査
タッピンねじの形状・寸法検査は,次による。
a) ねじ部の形状・寸法検査は,直接測定によって行い,JIS B 1122のJB.3(形状・寸法)に適合しなけ
ればならない。
b) ねじ部を除く部分の形状・寸法検査は,JIS B 1071の各部寸法の測定方法又はこれに代わる方法によ
って行い,その値が,表JA.3〜表JA.5の値に適合しなければならない。
JA.8.2 機械的性質検査
タッピンねじの機械的性質検査は,次による。
a) 鋼タッピンねじは,JIS B 1122のJC.4(試験方法)によって行い,JIS B 1122のJC.3(機械的性質)
に適合しなければならない。ただし,頭部のじん性の検査は,皿及び丸皿タッピンねじには適用しな
い。
b) ステンレスタッピンねじは,JIS B 1122のJD.4(試験方法)によって行い,JIS B 1122のJD.3(機械
的性質)に適合しなければならない。ただし,頭部のじん性の検査は,皿及び丸皿タッピンねじには
適用しない。
JA.8.3 表面状態検査
表面状態の検査は,目視によって行い,JA.6に適合しなければならない。
JA.8.4 受入検査
受入検査は,特に指定がない限り,JIS B 1091による。
JA.9 製品の呼び方
タッピンねじの呼び方は,規格番号1),タッピンねじの種類,ねじ部の種類,呼び径×呼び長さ,材料
及び指定事項2)による。
例 JIS B 1115 なべタッピンねじ
− 4種 − 4×12
− A2K 3)
すりわり付き皿タッピンねじ − 2種 − 3×10 − SUS 305-WSA
||
||
||
||
||
||
(規格番号) (タッピンねじの種類)
(ねじ部 (呼び径×
(材料) (指定事項)
の種類) 呼び長さ)
注1) 規格番号は,特に必要がなければ省略してもよい。ただし,省略した場合は,タッピンねじの
14
B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
種類の前に“すりわり付き”を付け加える。
2) 指定事項は,表面処理の種類などを必要に応じて示す。
3) A2Kは,JIS B 1044の附属書E(ねじ部品の電気めっきのための呼び方のコード,システムA)
の記号による。
JA.10 表示
JA.10.1 製品の表示
タッピンねじの製品に対する表示は,一般に施さない。
JA.10.2 包装の表示
この附属書の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。
a) 規格名称又は規格番号
b) タッピンねじの種類
c) ねじ部の種類
d) 呼び径×呼び長さ
e) 材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。)
f)
数量
g) 指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。)
h) 製造業者名又はその略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。)
表JA.3−すりわり付きなべタッピンねじ(1種,2種,3種及び4種)の形状・寸法
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B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.3−すりわり付きなべタッピンねじ(1種,2種,3種及び4種)の形状・寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼び径
2 a)
2.5 a)
3
3.5
4
4.5
5
6
da
最大
2.6
3.1
3.6
4.1
4.7
5.2
5.7
6.8
dk
基準寸法
3.5
4.5
5.5
6
7
8
9
10.5
許容差
0
−0.4
0
−0.5
0
−0.6
0
−0.7
k
基準寸法
1.3
1.7
2
2.3
2.6
2.9
3.3
3.9
許容差
±0.1
±0.15
±0.2
rf1
約
4.5
6
7
8
9
11
12
14
rf2
約
0.7
0.9
1.1
1.3
1.5
1.7
1.9
2.3
n
基準寸法
0.56
0.66
0.86
1.06
1.26
1.66
許容差
+0.14
0
+0.2
0
t
基準寸法
0.7
0.9
1.1
1.25
1.4
1.6
1.8
2.1
許容差
±0.1
±0.15
±0.2
±0.25
±0.3
r
最小
0.1
0.2
0.25
E b)
最大
0.15
0.2
0.25
0.3
0.35
0.4
F b)
最大
0.1
0.15
0.2
0.25
0.3
G
最大
2°
l c)
呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。
ただし,×印のものは1種及び4種には適用しない。
呼び
長さ
1種・4種
2種・3種
最小
最大
最小
最大
4
3.2
4.8
3.2
4
×
5
4.2
5.8
4.2
5
×
6
5.2
6.8
5.2
6
×
×
8
7.2
8.8
7.2
8
×
×
10
9.2
10.8
9.2
10
×
×
12
11.2
12.8
11.2
12
×
14
13.2
14.8
13.2
14
16
15.2
16.8
15.2
16
20
19.2
20.8
18.8
20
25
24.2
25.8
23.8
25
30
28.8
31.2
28.8
30
35
33.8
36.2
33.8
35
40
38.8
41.2
38.4
40
50
48.8
51.2
48.4
50
ねじは首下まで加工するものとし,1種,2種及び4種の不完全ねじ部は1ピッチ以下,3種は2ピッチ以下とす
る。
不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から座面までとする。
とがり先は4種を用い,1種はなるべく用いない。
注a) 呼び径2 mm及び2.5 mmのものには,1種を用いない。
b) E及びFは,軸心に対する偏心とする。
c) 呼び長さlは,指定によってこの表以外のものを使用することができる。
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B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.4−すりわり付き皿タッピンねじ(1種,2種,3種及び4種)の形状・寸法
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B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.4−すりわり付き皿タッピンねじ(1種,2種,3種及び4種)の形状・寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼び径
2 a)
2.5 a)
3
3.5
4
4.5
5
6
dk
基準寸法
4
5
6
7
8
9
10
12
許容差
0
−0.4
0
−0.5
0
−0.6
0
−0.7
k b)
基準寸法
1.2
1.45
1.75
2
2.3
2.55
2.8
3.4
許容差
0
−0.2
0
−0.3
0
−0.4
c
約
0.2
0.25
0.3
0.4
n
基準寸法
0.56
0.66
0.86
1.06
1.26
1.66
許容差
+0.14
0
+0.2
0
t
基準寸法
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1
1.1
1.4
許容差
±0.1
±0.15
±0.2
±0.25
r
最大
0.6
0.8
1.0
1.2
1.4
E c)
最大
0.15
0.2
0.25
0.3
0.35
0.4
F c)
最大
0.1
0.15
0.2
0.25
0.3
G
最大
2°
l d)
呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。
ただし,×印のものは1種及び4種には適用しない。
呼び
長さ
1種・4種
2種・3種
最小
最大
最小
最大
4
3.2
4.8
3.2
4
×
5
4.2
5.8
4.2
5
×
6
5.2
6.8
5.2
6
×
×
8
7.2
8.8
7.2
8
×
×
×
10
9.2
10.8
9.2
10
×
×
×
×
12
11.2
12.8
11.2
12
×
×
14
13.2
14.8
13.2
14
×
16
15.2
16.8
15.2
16
20
19.2
20.8
18.8
20
25
24.2
25.8
23.8
25
30
28.8
31.2
28.8
30
35
33.8
36.2
33.8
35
40
38.8
41.2
38.4
40
50
48.8
51.2
48.4
50
ねじは首下まで加工するものとし,不完全ねじ部は2ピッチ以下とする。
不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所からねじの呼び径に等しい皿の位置までとする。
とがり先は4種を用い,1種はなるべく用いない。
注a) 呼び径2 mm及び2.5 mmのものには,1種を用いない。
b) 頭部の高さ(k)は,呼び径の延長線と皿面との交点を起点として設定した値である。
c) E及びFは,軸心に対する偏心とする。
d) 呼び長さlは,指定によってこの表以外のものを使用することができる。
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B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.5−すりわり付き丸皿タッピンねじ(1種,2種,3種及び4種)の形状・寸法
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B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.5−すりわり付き丸皿タッピンねじ(1種,2種,3種及び4種)の形状・寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼び径
2 a)
2.5 a)
3
3.5
4
4.5
5
6
dk
基準寸法
4
5
6
7
8
9
10
12
許容差
0
−0.4
0
−0.5
0
−0.6
0
−0.7
k b)
基準寸法
1.2
1.45
1.75
2
2.3
2.55
2.8
3.4
許容差
0
−0.2
0
−0.3
0
−0.4
c
約
0.2
0.25
0.3
0.4
f
約
0.4
0.55
0.7
0.8
0.9
1
1.2
1.4
k+f
基準寸法
1.6
2
2.45
2.8
3.2
3.55
4
48
許容差
0
−0.4
0
−0.5
0
−0.6
n
基準寸法
0.56
0.66
0.86
1.06
1.26
1.66
許容差
+0.14
0
+0.2
0
t
基準寸法
0.7
0.9
1.1
1.2
1.4
1.5
1.7
2.1
許容差
±0.15
±0.2
±0.25
±0.3
±0.4
r
最大
0.6
0.8
1.0
1.2
1.4
E c)
最大
0.15
0.2
0.25
0.3
0.35
0.4
F c)
最大
0.1
0.15
0.2
0.25
0.3
G
最大
2°
l d)
呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。
ただし,×印のものは1種及び4種には適用しない。
呼び
長さ
1種・4種
2種・3種
最小
最大
最小
最大
4
3.2
4.8
3.2
4
×
5
4.2
5.8
4.2
5
×
6
5.2
6.8
5.2
6
×
×
8
7.2
8.8
7.2
8
×
×
×
10
9.2
10.8
9.2
10
×
×
×
×
12
11.2
12.8
11.2
12
×
×
14
13.2
14.8
13.2
14
×
16
15.2
16.8
15.2
16
20
19.2
20.8
18.8
20
25
24.2
25.8
23.8
25
30
28.8
31.2
28.8
30
35
33.8
36.2
33.8
35
40
38.8
41.2
38.4
40
50
48.8
51.2
48.4
50
ねじは首下まで加工するものとし,不完全ねじ部は2ピッチ以下とする。
不完全ねじ部は,完全な谷底形状が存在する最初の箇所からねじの呼び径に等しい皿の位置までとする。
とがり先は4種を用い,1種はなるべく用いない。
注a) 呼び径2 mm及び2.5 mmのものには,1種を用いない。
b) 頭部の高さ(k)は,呼び径の延長線と皿面との交点を起点として設定した値である。
c) E及びFは,軸心に対する偏心とする。
d) 呼び長さlは,指定によってこの表以外のものを使用することができる。
20
B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 1115:2015 すりわり付きタッピンねじ
ISO 1481:2011,Slotted pan head tapping screws
ISO 1482:2011,Slotted countersunk (flat) head tapping screws
ISO 1483:2011,Slotted raised countersunk (oval) head tapping screws
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範囲
すりわり付きタッピンね
じについて規定。
ISO 1481
1
すりわり付きなべ
タッピンねじ
追加
ISO規格は,1規格ごとに頭部形
状別に規定しているが,JISは,
すりわり付きタッピンねじを一括
して規定している。それに加え,
ねじ部の形状・寸法が1種〜4種
のすりわり付きタッピンねじを,
附属書JAに追加している。
我が国で多用しているタッピ
ンねじを附属書として追加し
ている旨を記載している。
ISO 1482
1
すりわり付き皿タ
ッピンねじ
ISO 1483
1
すりわり付き丸皿
タッピンねじ
3 用語及び定
義
用語及び定義の引用規格
を規定。
−
−
−
追加
JIS B 0101を引用。
用語の適合性のために必要。
4 種類
すりわり付きなべタッピ
ンねじ
すりわり付き皿タッピン
ねじ
すりわり付き丸皿タッピ
ンねじ
ISO 1481
ISO 1482
ISO 1483
−
1規格ごとに種類を
規定している。
変更
JISは,ISO規格の3種類を1規
格にまとめたものであり,様式の
違いであり,技術的差異はない。
5 形状・寸法,
製品仕様及び
製品の呼び方
形状・寸法,製品仕様及
び製品の呼び方を規定。
3
寸法を規定
変更
4
製品仕様を規定
5
呼び方を規定
6 表示
製品の表示及び包装の表
示を規定。
−
−
−
追加
JISは,JISマーク制度を運用して
いるため表示事項を追加した。
適合性評価のために必要。
2
B
1
11
5
:
2
0
1
5
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 1115:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
附属書JA
(規定)
ねじ部の形状・寸法が1
種〜4種のすりわり付き
タッピンねじについて規
定。
−
−
−
追加
ISO規格によらない我が国独自の
タッピンねじを附属書として規
定。
我が国におけるタッピンねじ
の生産・使用の実態は,附属書
の製品のものが圧倒的に多い
ため,この附属書は“将来廃止
する”ことを前提に残置した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 1481:2011,ISO 1482:2011,ISO 1483:2011,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
2
B
1
11
5
:
2
0
1
5
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。