B 1107:2018
(1)
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 3
4 種類······························································································································· 3
5 形状・寸法,製品仕様,及び製品の呼び方の例 ······································································ 3
6 表示······························································································································ 20
6.1 製品の表示 ·················································································································· 20
6.2 包装の表示 ·················································································································· 20
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 22
B 1107:2018
(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これ
によって,JIS B 1107:2015は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本工業規格 JIS
B 1107:2018
ヘクサロビュラ穴付き小ねじ
Hexalobular socket head screws
序文
この規格は,2011年に第2版として発行されたISO 14580,ISO 14583及びISO 14584並びに2013年に
第1版として発行されたISO 14581及びISO 14582を基に,対応する部分(形状・寸法,製品仕様,及び
製品の呼び方の例)については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく編集し,一体化し
て作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の
一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,ヘクサロビュラ穴付き小ねじの特性について規定する。
この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には,受渡当事者間の協定によって,例え
ば,JIS B 0205-2,JIS B 0209-3,JIS B 1009,JIS B 1021,JIS B 1051及びJIS B 1054-1から選択すること
ができる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14580:2011,Hexalobular socket cheese head screws
ISO 14581:2013,Fasteners−Hexalobular socket countersunk flat head screws
ISO 14582:2013,Fasteners−Hexalobular socket countersunk head screws, high head
ISO 14583:2011,Hexalobular socket pan head screws
ISO 14584:2011,Hexalobular socket raised countersunk head screws(全体評価:MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0143 締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味
注記 対応国際規格:ISO 225:2010,Fasteners−Bolts, screws, studs and nuts−Symbols and descriptions
of dimensions(IDT)
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系
注記 対応国際規格:ISO 261:1998,ISO general purpose metric screw threads−General plan(IDT)
2
B 1107:2018
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
注記 対応国際規格:ISO 262:1998,ISO general purpose metric screw threads−Selected sizes for screws,
bolts and nuts(IDT)
JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は
めあい区分)
注記 対応国際規格:ISO 965-2:1998,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2:
Limits of sizes for general purpose external and internal screw threads−Medium quality(IDT)
JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部:構造体用ねじの寸法許容差
注記 対応国際規格:ISO 965-3:1998,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 3:
Deviations for constructional screw threads(IDT)
JIS B 1003 締結用部品−メートルねじをもつおねじ部品のねじ先
注記 対応国際規格:ISO 4753:2011,Fasteners−Ends of parts with external ISO metric thread(IDT)
JIS B 1009 締結用部品−おねじ部品−呼び長さ及びねじ部長さ
注記 対応国際規格:ISO 888:2012,Fasteners−Bolts, screws and studs−Nominal lengths and thread
lengths(IDT)
JIS B 1010 締結用部品の呼び方
JIS B 1013 皿頭ねじ−頭部の形状及びゲージによる検査
注記 対応国際規格:ISO 7721:1983,Countersunk head screws−Head configuration and gauging(IDT)
JIS B 1015 おねじ部品用ヘクサロビュラ穴
注記 対応国際規格:ISO 10664:2014,Hexalobular internal driving feature for bolts and screws(IDT)
JIS B 1017 皿頭ねじ用皿穴の形状
JIS B 1021 締結用部品の公差−第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級A,B
及びC
注記 対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs and nuts−
Product grades A, B and C(IDT)
JIS B 1041 締結用部品−表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
注記 対応国際規格:ISO 6157-1:1988,Fasteners−Surface discontinuities−Part 1: Bolts, screws and
studs for general requirements(IDT)
JIS B 1044 締結用部品−電気めっき
注記 対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)
JIS B 1046 締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜
注記 対応国際規格:ISO 10683:2000,Fasteners−Non-electrolytically applied zinc flake coatings(IDT)
JIS B 1047 耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化
注記 対応国際規格:ISO 16048:2003,Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners(IDT)
JIS B 1051 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−強度区分を規定したボルト,小ねじ及び
植込みボルト−並目ねじ及び細目ねじ
注記 対応国際規格:ISO 898-1:2013,Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy
steel−Part 1: Bolts, screws and studs with specified property classes−Coarse thread and fine pitch
thread(IDT)
JIS B 1054-1 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第1部:ボルト,小ねじ及び植込みボル
3
B 1107:2018
ト
注記 対応国際規格:ISO 3506-1:2009,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel
fasteners−Part 1: Bolts, screws and studs(IDT)
JIS B 1057 非鉄金属製ねじ部品の機械的性質
注記 対応国際規格:ISO 8839:1986,Mechanical properties of fasteners−Bolts, screws, studs and nuts
made of non-ferrous metals(MOD)
JIS B 1091 締結用部品−受入検査
注記 対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection(IDT)
JIS B 1099 締結用部品−ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項
注記 対応国際規格:ISO 8992:2005,Fasteners−General requirements for bolts, screws, studs and nuts
(IDT)
JIS B 1101 すりわり付き小ねじ
注記 対応国際規格:ISO 1207:1992,Slotted cheese head screws−Product grade A(MOD)
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101による。
4
種類
ヘクサロビュラ穴付き小ねじの種類は,表1による。
表1−ヘクサロビュラ穴付き小ねじの種類
種類
ねじの呼びの範囲
対応国際規格(参考)
ヘクサロビュラ穴付きチーズ小ねじ
M2〜M10
ISO 14580
ヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじ
M2〜M10
ISO 14583
ヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじ
M2〜M10
ISO 14584
ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじa)
M2〜M10
ISO 14581
ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭b)
M3〜M10
ISO 14582
注a) 負荷能力が低いヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ
b) 完全な負荷能力をもつヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ
5
形状・寸法,製品仕様,及び製品の呼び方の例
ヘクサロビュラ穴付き小ねじの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方の例は,表2による。
表2−形状・寸法,製品仕様,及び製品の呼び方の例
種類
形状・寸法
製品仕様
製品の呼び方の例
ヘクサロビュラ穴付きチーズ小ねじ
図1及び表3
表4
表5
ヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじ
図2及び表6
表7
表8
ヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじ
図3及び表9
表10
表11
ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ
図4及び表12
表13及び表14
表15
ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭
図5,図6及び表16 表17
表18
形状・寸法の記号は,JIS B 0143による。
製品の呼び方は,JIS B 1010による。
4
B 1107:2018
ねじのない部分(円筒部)の径dsは,一般にほぼねじの有効径d2とするが,ほぼねじの呼び径dとしてもよい。た
だし,その直径は,ねじの外径の最大値より小さくなければならない。
注a) ねじ先は,JIS B 1003によるあら先(RL)又は面取り先(CH)とする。
b) 頭部頂面の角部は,平らでも丸みでもよい。
図1−ヘクサロビュラ穴付きチーズ小ねじ
5
B 1107:2018
表3−ヘクサロビュラ穴付きチーズ小ねじの寸法
単位 mm
ねじの呼び d
M2
M2.5
M3
(M3.5) a)
M4
M5
M6
M8
M10
P b)
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1
1.25
1.5
a
最大
0.8
0.9
1
1.2
1.4
1.6
2
2.5
3
b
最小
25
25
25
38
38
38
38
38
38
dk
基準寸法= 最大
3.80
4.50
5.50
6.00
7.00
8.50
10.00
13.00
16.00
最小
3.62
4.32
5.32
5.82
6.78
8.28
9.78
12.73
15.73
da
最大
2.6
3.1
3.6
4.1
4.7
5.7
6.8
9.2
11.2
k c)
基準寸法= 最大
1.55
1.85
2.40
2.60
3.10
3.65
4.40
5.80
6.90
最小
1.41
1.71
2.26
2.46
2.92
3.47
4.10
5.50
6.54
r
最小
0.1
0.1
0.1
0.1
0.2
0.2
0.25
0.4
0.4
w
最小
0.5
0.7
0.75
1.0
1.1
1.3
1.6
2
2.4
x
最大
1.0
1.1
1.25
1.50
1.75
2.0
2.5
3.2
3.8
ヘクサロ
ビュラ穴d)
穴の番号 No.
6
8
10
15
20
25
30
45
50
A
(参考)
1.75
2.4
2.8
3.35
3.95
4.5
5.6
7.95
8.95
t
最大
0.84
0.91
1.27
1.33
1.66
1.91
2.29
3.05
3.43
最小
0.71
0.78
1.01
1.07
1.27
1.52
1.90
2.66
3.04
l e)
1 000個当たりの鋼小ねじの概略質量(参考)
呼び長さa)
最小
最大
kg (密度ρ=7.85 kg/dm3)
3
2.8
3.2
0.160
0.272
4
3.76
4.24
0.179
0.302
0.515
5
4.76
5.24
0.198
0.332
0.560
0.786
1.09
6
5.76
6.24
0.217
0.362
0.604
0.845
1.17
2.06
8
7.71
8.29
0.254
0.422
0.692
0.966
1.33
2.30
3.56
10
9.71
10.29
0.291
0.482
0.780
1.08
1.47
2.55
3.92
7.85
12
11.65
12.35
0.329
0.542
0.868
1.20
1.63
2.80
4.27
8.49
14.6
(14)
13.65
14.35
0.365
0.602
0.956
1.32
1.79
3.05
4.62
9.13
15.6
16
15.65
16.35
0.402
0.662
1.04
1.44
1.95
3.30
4.98
9.77
16.6
20
19.58
20.42
0.478
0.782
1.22
1.68
2.25
3.78
5.69
11.0
18.6
25
24.58
25.42
0.932
1.44
1.98
2.64
4.40
6.56
12.6
21.1
30
29.58
30.42
1.66
2.28
3.02
5.02
7.45
14.2
23.6
35
34.5
35.5
2.57
3.41
5.62
8.25
15.8
26.1
40
39.5
40.5
3.80
6.25
9.20
17.4
28.6
45
44.5
45.5
6.88
10.0
18.9
31.1
50
49.5
50.5
7.50
10.9
20.6
33.6
(55)
54.4
55.6
11.8
22.1
36.1
60
59.4
60.6
12.7
23.7
38.6
(65)
64.4
65.6
25.2
41.1
70
69.4
70.6
26.8
43.6
(75)
74.4
75.6
28.3
46.1
80
79.4
80.6
29.8
48.6
ねじの呼びに対する推奨する呼び長さは,太い階段線の枠内とする。
注a) ねじの呼び及び呼び長さに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
b) Pは,ねじのピッチ。
c) 頭の高さは,強度を向上させるためにJIS B 1101に規定するねじの頭より高くしている。
d) ヘクサロビュラ穴及びその検査ゲージについては,JIS B 1015を参照。
e) 破線より上の呼び長さのものは,全ねじとする。この場合,b=l−aとする。
6
B 1107:2018
表4−ヘクサロビュラ穴付きチーズ小ねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6g
適用規格
JIS B 0205-3,JIS B 0209-2
機械的性質
強度区分
4.8,5.8
−
−
鋼種区分−強度区分
−
A2-50,A2-70
A3-50,A3-70
−
材質区分
−
−
受渡当事者間の協定
による。
適用規格
JIS B 1051
JIS B 1054-1
JIS B 1057
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
ヘクサロビュラ穴
適用規格
JIS B 1015
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求が
ある場合は,JIS B
1044による。
非電解処理による亜
鉛フレーク皮膜の要
求がある場合は,JIS
B 1046による。
不動態化処理の方法
は,JIS B 1047参照。
電気めっきの要求が
ある場合は,JIS B
1044による。
追加の要求事項又はその他の仕上げ若しくは皮膜を施す場合は,受渡
当事者間の協定による。
表面状態
表面欠陥の限界は,
JIS B 1041による。
−
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表5−ヘクサロビュラ穴付きチーズ小ねじの製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM5,呼び長さl=20 mmで強度区分4.8のヘクサロビュラ穴付きチーズ小ねじの場合
呼び方
ヘクサロビュラ穴付きチーズ小ねじJIS B 1107−ISO 14580−M5×20−4.8
7
B 1107:2018
ねじのない部分(円筒部)の径dsは,一般にほぼねじの有効径d2とするが,ほぼねじの呼び径dとしてもよい。た
だし,その直径は,ねじの外径の最大値より小さくなければならない。
注a) ねじ先は,JIS B 1003によるあら先(RL)又は面取り先(CH)とする。
図2−ヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじ
8
B 1107:2018
表6−ヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじの寸法
単位 mm
ねじの呼び d
M2
M2.5
M3
(M3.5) a)
M4
M5
M6
M8
M10
P b)
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1.0
1.25
1.5
a
最大
0.8
0.9
1
1.2
1.4
1.6
2
2.5
3
b
最小
25
25
25
38
38
38
38
38
38
da
最大
2.6
3.1
3.6
4.1
4.7
5.7
6.8
9.2
11.2
dk
基準寸法= 最大
4.0
5.0
5.6
7.00
8.00
9.50
12.00
16.00
20.00
最小
3.7
4.7
5.3
6.64
7.64
9.14
11.57
15.57
19.48
k
基準寸法= 最大
1.60
2.10
2.40
2.60
3.10
3.70
4.6
6.0
7.50
最小
1.46
1.96
2.26
2.46
2.92
3.52
4.3
5.7
7.14
r
最小
0.1
0.1
0.1
0.1
0.2
0.2
0.25
0.4
0.4
rf
約
3.2
4
5
6
6.5
8
10
13
16
x
最大
1.0
1.1
1.25
1.5
1.75
2.0
2.5
3.2
3.8
ヘクサロ
ビュラ穴c)
穴の番号 No.
6
8
10
15
20
25
30
45
50
A
(参考)
1.75
2.4
2.8
3.35
3.95
4.5
5.6
7.95
8.95
t
最大
0.77
1.04
1.27
1.33
1.66
1.91
2.42
3.18
4.02
最小
0.63
0.91
1.01
1.07
1.27
1.52
2.02
2.79
3.62
l d)
1 000個当たりの鋼小ねじの概略質量(参考)
呼び長さa)
最小
最大
kg (密度ρ=7.85 kg/dm3)
3
2.8
3.2
0.178
0.336
4
3.76
4.24
0.196
0.366
0.544
5
4.76
5.24
0.215
0.396
0.588
0.891
1.30
6
5.76
6.24
0.233
0.426
0.632
0.951
1.38
2.32
8
7.71
8.29
0.270
0.486
0.720
1.07
1.53
2.57
4.37
10
9.71
10.29
0.307
0.546
0.808
1.19
1.69
2.81
4.72
9.96
12
11.65
12.35
0.344
0.606
0.896
1.31
1.84
3.06
5.07
10.6
19.8
(14)
13.65
14.35
0.381
0.666
0.984
1.43
2.00
3.31
5.42
11.2
20.5
16
15.65
16.35
0.418
0.726
1.07
1.55
2.15
3.56
5.78
11.9
21.8
20
19.58
20.42
0.492
0.846
1.25
1.79
2.46
4.05
6.48
13.2
23.8
25
24.58
25.42
0.996
1.47
2.09
2.85
4.67
7.36
14.8
26.3
30
29.58
30.42
1.69
2.39
3.23
5.29
8.24
16.4
28.8
35
34.5
35.5
2.68
3.62
5.91
9.12
18.0
31.3
40
39.5
40.5
4.01
6.52
10.0
19.6
33.9
45
44.5
45.5
7.14
10.9
21.2
36.4
50
49.5
50.5
7.76
11.8
22.8
38.9
(55)
54.4
55.6
12.6
24.4
41.4
60
59.4
60.6
13.5
26.0
43.9
ねじの呼びに対する推奨する呼び長さは,太い階段線の枠内とする。
注a) ねじの呼び及び呼び長さに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
b) Pは,ねじのピッチ。
c) ヘクサロビュラ穴及びその検査ゲージについては,JIS B 1015を参照。
d) 破線より上の呼び長さのものは,全ねじとする。この場合,b=l−aとする。
9
B 1107:2018
表7−ヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6g
適用規格
JIS B 0205-3,JIS B 0209-2
機械的性質
強度区分
4.8
−
−
鋼種区分−強度区分
−
A2-70
A3-70
−
材質区分
−
−
受渡当事者間の協定
による。
適用規格
JIS B 1051
JIS B 1054-1
JIS B 1057
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
ヘクサロビュラ穴
適用規格
JIS B 1015
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求が
ある場合は,JIS B
1044による。
非電解処理による亜
鉛フレーク皮膜の要
求がある場合は,JIS B
1046による。
不動態化処理の方法
は,JIS B 1047参照。
電気めっきの要求が
ある場合は,JIS B
1044による。
追加の要求事項又はその他の仕上げ若しくは皮膜を施す場合は,受渡
当事者間の協定による。
表面状態
表面欠陥の限界は,
JIS B 1041による。
−
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表8−ヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじの製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM5,呼び長さl=20 mmで強度区分4.8のヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじの場合
呼び方
ヘクサロビュラ穴付きなべ小ねじJIS B 1107−ISO 14583−M5×20−4.8
10
B 1107:2018
ねじのない部分(円筒部)の径dsは,一般にほぼねじの有効径d2とするが,ほぼねじの呼び径dとしてもよい。た
だし,その直径は,ねじの外径の最大値より小さくなければならない。
注a) ねじ先は,JIS B 1003によるあら先(RL)又は面取り先(CH)とする。
b) 頭部頂面の角部は,平らでも丸みでもよい。
図3−ヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじ
11
B 1107:2018
表9−ヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじの寸法
単位 mm
ねじの呼び d
M2
M2.5
M3
(M3.5) a)
M4
M5
M6
M8
M10
P b)
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1.0
1.25
1.5
a
最大
0.8
0.9
1
1.2
1.4
1.6
2
2.5
3
b
最小
25
25
25
38
38
38
38
38
38
dk c)
理論寸法
最大
4.4
5.5
6.3
8.2
9.4
10.4
12.6
17.3
20.0
実寸法
基準寸法= 最大
3.8
4.7
5.5
7.30
8.40
9.30
11.30
15.80
18.30
最小
3.5
4.4
5.2
6.94
8.04
8.94
10.87
15.37
17.78
f
約
0.5
0.6
0.7
0.8
1
1.2
1.4
2
2.3
k c)
基準寸法= 最大
1.2
1.5
1.65
2.35
2.7
2.7
3.3
4.65
5
r
最大
0.5
0.6
0.8
0.9
1.0
1.3
1.5
2.0
2.5
rf
約
4
5
6
8.5
9.5
9.5
12
16.5
19.5
x
最大
1.0
1.1
1.25
1.5
1.75
2.0
2.5
3.2
3.8
ヘクサロ
ビュラ穴d)
穴の番号
No.
6
8
10
15
20
25
30
45
50
A
(参考)
1.75
2.4
2.8
3.35
3.95
4.5
5.6
7.95
8.95
t
最大
0.77
1.04
1.15
1.53
1.80
2.03
2.42
3.31
3.81
最小
0.63
0.91
0.88
1.27
1.42
1.65
2.02
2.92
3.42
l e)
1 000個当たりの鋼小ねじの概略質量(参考)
呼び長さa)
最小
最大
kg (密度ρ=7.85 kg/dm3)
3
2.8
3.2
0.119
0.212
4
3.76
4.24
0.138
0.242
0.351
5
4.76
5.24
0.156
0.272
0.395
0.669
0.99
6
5.76
6.24
0.175
0.302
0.439
0.729
1.07
1.49
8
7.71
8.29
0.212
0.362
0.527
0.849
1.23
1.73
2.79
10
9.71
10.29
0.249
0.422
0.615
0.969
1.39
1.97
3.14
6.89
12
11.65
12.35
0.287
0.482
0.703
1.09
1.54
2.21
3.49
7.53
11.4
(14)
13.65
14.35
0.325
0.543
0.791
1.21
1.70
2.45
3.84
8.17
12.5
16
15.65
16.35
0.362
0.603
0.879
1.33
1.85
2.69
4.19
8.81
13.5
20
19.58
20.42
0.436
0.723
1.06
1.57
2.17
3.17
4.89 10.1
15.5
25
24.58
25.42
0.874
1.28
1.87
2.56
3.77
5.77 11.7
18.0
30
29.58
30.42
1.50
2.17
2.95
4.37
6.64 13.3
20.6
35
34.5
35.5
2.47
3.34
4.97
7.52 14.9
23.1
40
39.5
40.5
3.73
5.57
8.39 16.5
25.6
45
44.5
45.5
6.16
9.27 18.1
28.1
50
49.5
50.5
6.76
10.1
19.7
30.7
(55)
54.4
55.6
11.0
21.3
33.2
60
59.4
60.6
11.9
22.9
35.7
ねじの呼びに対する推奨する呼び長さは,太い階段線の枠内とする。
注a) ねじの呼び及び呼び長さに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
b) Pは,ねじのピッチ。
c) 頭部の寸法に対するゲージ検査は,JIS B 1013による。
d) ヘクサロビュラ穴及びその検査ゲージについては,JIS B 1015を参照。
e) 破線より上の呼び長さのものは,全ねじとする。この場合,b=l−(k+a)とする。
12
B 1107:2018
表10−ヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
非鉄金属
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6g
適用規格
JIS B 0205-3,JIS B 0209-2
機械的性質
強度区分
4.8
−
−
鋼種区分−強度区分
−
A2-70
A3-70
−
材質区分
−
−
受渡当事者間の協定
による。
適用規格
JIS B 1051
JIS B 1054-1
JIS B 1057
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
ヘクサロビュラ穴
適用規格
JIS B 1015
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求が
ある場合は,JIS B
1044による。
非電解処理による亜
鉛フレーク皮膜の要
求がある場合は,JIS
B 1046による。
不動態化処理の方法
は,JIS B 1047参照。
電気めっきの要求が
ある場合は,JIS B
1044による。
追加の要求事項又はその他の仕上げ若しくは皮膜を施す場合は,受渡
当事者間の協定による。
表面状態
表面欠陥の限界は,
JIS B 1041による。
−
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表11−ヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじの製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM5,呼び長さl=20 mmで強度区分4.8のヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじの場合
呼び方
ヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじJIS B 1107−ISO 14584−M5×20−4.8
13
B 1107:2018
a) M2〜M4の肩部をもたない全ねじ皿小ねじ
b) M5〜M10の肩部をもつ全ねじ皿小ねじ
c) M5〜M10の肩部をもち円筒部のある皿小ねじ
ねじのない部分(円筒部)の径dsは,一般にほぼねじの有効径d2とするが,ほぼねじの呼び径dとしてもよい。た
だし,その直径は,ねじの外径の最大値より小さくなければならない。
注a) 頭部頂面の角部は,平らでも丸みでもよい。
b) ねじ先は,JIS B 1003によるあら先(RL)又は面取り先(CH)とする。
c) 補強を目的とする肩部の形状及び寸法は,製造業者の任意とする。ただし,ねじの呼び径dを超えてはならな
い。
d) a≦2P
e) a≦2.5P
図4−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ
14
B 1107:2018
表12−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじの寸法
単位 mm
ねじの呼び d
M2
M2.5
M3
(M3.5) a)
M4
M5
M6
M8
M10
肩部なし
肩部あり
P b)
0.4
0.45
0.5
0.6
0.7
0.8
1
1.25
1.5
b
最小
25
25
25
38
38
38
38
38
38
dk c)
理論寸法
最大
4.4
5.5
6.3
8.2
9.4
10.4
12.6
17.3
20
実寸法
基準寸法= 最大
3.80
4.70
5.50
7.30
8.40
9.30
11.30
15.80
18.30
最小
3.50
4.40
5.20
6.94
8.04
8.94
10.87
15.37
17.78
k c)
基準寸法= 最大
1.20
1.50
1.65
2.35
2.70
2.70
3.30
4.65
5.00
r
最大
0.5
0.6
0.8
0.9
1.0
1.3
1.5
2.0
2.5
x
最大
1.00
1.10
1.25
1.50
1.75
2.00
2.50
3.20
3.80
ヘクサロ
ビュラ穴d)
穴の番号
No.
6
8
10
15
20
25
30
45
50
A
(参考)
1.75
2.40
2.80
3.35
3.95
4.50
5.60
7.95
8.95
t
最大
0.64
0.79
0.83
1.32
1.53
1.51
1.78
2.54
2.80
最小
0.51
0.66
0.70
1.16
1.14
1.12
1.39
2.15
2.41
l e)
呼び長さa)
最小
最大
3
2.8
3.2
4
3.76
4.24
5
4.76
5.24
6
5.76
6.24
8
7.71
8.29
10
9.71
10.29
12
11.65
12.35
(14)
13.65
14.35
16
15.65
16.35
20
19.58
20.42
25
24.58
25.42
30
29.58
30.42
35
34.5
35.5
40
39.5
40.5
45
44.5
45.5
50
49.5
50.5
(55)
54.05
55.95
60
59.05
60.95
ねじの呼びに対する推奨する呼び長さは,太い階段線の枠内とする。
注a) ねじの呼び及び呼び長さに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
b) Pは,ねじのピッチ。
c) 頭部の寸法に対するゲージ検査は,JIS B 1013による。
d) ヘクサロビュラ穴及びその検査ゲージについては,JIS B 1015を参照。
e) 破線より上の呼び長さのものは,全ねじとする。この場合,b=l−(k+a)とする。
15
B 1107:2018
表13−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじの製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6g
適用規格
JIS B 0205-3,JIS B 0209-2
機械的性質
強度区分a)
4.8,8.8
−
鋼種区分−強度区分b)
−
A2-50,A4-50,A2-70,A4-70
表示記号
04.8,08.8
A2-050,A4-050,A2-070,A4-070
適用規格
JIS B 1051
JIS B 1054-1
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
ヘクサロビュラ穴 適用規格
JIS B 1015
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求がある場合
は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク
皮膜の要求がある場合は,JIS B
1046による。
不動態化処理の方法は,JIS B
1047参照。
追加の要求事項又はその他の仕上げ若しくは皮膜を施す場合は,受渡
当事者間の協定による。
表面状態
表面欠陥の限界は,JIS B 1041
による。
−
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
注記 負荷能力が低いステンレス鋼製ねじ部品の表示方法は,JIS B 1054-1の次の改正時に追加される予定である。
注a) 頭部形状の理由から,これらの小ねじは,JIS B 1051に規定する最小極限引張力の値を満足しなくてもよい。
ただし,JIS B 1051で規定するそれぞれの強度区分に対する他の要求事項は満たさなければならない。さら
に,JIS B 1051に規定する引張試験を行ったとき,負荷能力が低いおねじ部品に規定した表14の最小極限引
張力に耐えなければならない。
なお,破壊するまで引張試験を行ったとき,破壊は,ねじ部,頭部,軸部又は頭部と円筒部との付け根の
いずれで生じてもよい。
b) 頭部形状の理由から,これらの小ねじは,JIS B 1054-1に規定する最小極限引張力の値を満足しなくてもよい。
ただし,JIS B 1054-1で規定するそれぞれの鋼種区分−強度区分に対する他の要求事項は満たさなければな
らない。さらに,JIS B 1054-1に規定する引張試験を行ったとき,負荷能力が低いおねじ部品に規定した表
14の最小極限引張力に耐えなければならない。
なお,破壊するまで引張試験を行ったとき,破壊は,ねじ部,頭部,軸部又は頭部と円筒部との付け根の
いずれで生じてもよい。
負荷能力が低いステンレス鋼製小ねじの最小極限引張力の値は,JIS B 1054-1に規定する強度区分50及び
70の引張強さの最小値Rm,min及びAs,nomを基に決められている(表14参照)。
16
B 1107:2018
表14−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ(負荷能力が低い)の最小極限引張力
ねじの呼び d
強度区分
4.8 a)
8.8 a)
50 b)
70 b)
最小極限引張力 N
M2
−
−
820
1 160
M2.5
−
−
1 350
1 900
M3
1 690
3 220
2 010
2 810
M3.5
2 280
4 340
2 710
3 790
M4
2 950
5 620
3 510
4 910
M5
4 770
9 080
5 680
7 950
M6
6 750
12 900
8 000
11 200
M8
12 300
23 400
14 600
20 400
M10
19 500
37 100
23 200
32 400
注a) JIS B 1051で規定する最小極限引張力Fm,minの値の80 %。
b) JIS B 1054-1で規定するRm,min及びAs,nomから求めた最小極限引張力Fm,min (=Rm,min×As,nom)の値の80 %。
表15−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじの製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM5,呼び長さl=20 mm,強度区分4.8で負荷能力が低いヘクサロビュラ穴付
き皿小ねじの場合
呼び方
ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじJIS B 1107−ISO 14581−M5×20−04.8
製品
ねじの呼びがM5,呼び長さl=20 mm,鋼種区分A2,強度区分50で負荷能力が低いヘクサ
ロビュラ穴付き皿小ねじの場合
呼び方
ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじJIS B 1107−ISO 14581−M5×20−A2-050
17
B 1107:2018
a) 円筒部をもつ皿小ねじ−高頭
b) 全ねじの皿小ねじ−高頭
注a) dsは,ls,minの値が規定されている場合に適用する。
b) M5以上のねじ先は,JIS B 1003によるあら先(RL)又は面取り先(CH)とする。
c) 頭部上面の角部は,平らでも丸みでもよい。
d) a≦2P
e) a≦2.5P
f) 補強を目的とする肩部の形状及び寸法は,製造業者の任意とする。ただし,ねじの呼び径dを超えてはならな
い。
図5−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭
肩部なし 肩部ありf)
18
B 1107:2018
1
dkの理論寸法の最大
2
dkの実寸法の最大
3
dkの実寸法の最小
F
頭部高さに対する公差(表16参照)
図6−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭の皿頭の形状
ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭の皿頭の形状・寸法の検査は,図7及び表16による。皿小ねじの
上面は,皿ゲージのA面とB面との間になければならない。
F 頭部高さに対する公差(表16参照)
注a) Dは,dkの理論寸法である最大値
図7−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭の皿ゲージ
a)
.
19
B 1107:2018
表16−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭の寸法
単位 mm
ねじの呼び d
M3
M4
M5
M6
M8
M10
P a)
0.5
0.7
0.8
1
1.25
1.5
b
参考
18
20
22
24
28
32
da
最大
3.30
4.40
5.50
6.60
8.54
10.62
最小b)
3.20
4.30
5.40
6.50
8.44
10.52
dk
理論寸法
最大
7.40
10.02
12.00
14.44
19.38
23.00
実寸法
最大
6.57
9.02
10.90
13.20
17.90
21.30
最小
6.17
8.52
10.27
12.46
17.09
20.49
ds
最大
3.00
4.00
5.00
6.00
8.00
10.00
最小
2.86
3.82
4.82
5.82
7.78
9.78
F c)
最大
0.25
0.25
0.30
0.35
0.40
0.40
k d)
最大
2.20
3.01
3.50
4.22
5.69
6.50
r
最小
0.10
0.20
0.20
0.25
0.40
0.40
ヘクサロ
ビュラ穴
穴の番号 No.
10
20
25
30
45
50
A
参考
2.8
3.95
4.5
5.6
7.93
8.95
t
最大
1.18
1.69
1.89
2.22
2.99
3.30
最小
0.92
1.30
1.50
1.83
2.60
2.91
L e)
ls及びlg
ls
lg
ls
lg
ls
lg
ls
lg
ls
lg
ls
lg
呼び長さf)
最小
最大
最小 最大 最小 最大 最小 最大 最小 最大 最小 最大 最小 最大
8
7.71
8.29
10
9.71
0.29
12
11.65
12.35
(14)
13.65
4.35
16
15.65
16.35
20
19.58
20.42
25
24.58
25.42
30
29.58
30.42
9.5
12
6.5
10
35
34.5
35.5
11.5
15
9
13
40
39.5
40.5
16.5
20
14
18
11
16
45
44.5
45.5
19
23
16
21
50
49.5
50.5
24
28
21
26
15.75
22
55
54.4
55.6
26
31
20.75
27
15.5
23
60
59.4
60.6
31
36
25.75
32
20.5
28
65
64.4
65.6
30.75
37
25.5
33
70
69.4
70.6
35.75
42
30.5
38
80
79.4
80.6
45.75
52
40.5
48
90
89.3
90.7
50.5
58
100
99.3
100.7
60.5
68
20
B 1107:2018
表16−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭の寸法(続き)
ねじの呼びに対する推奨する呼び長さは,太い階段線の枠内とする。
皿穴の深さは,JIS B 1017の規定より深くする必要がある。
注a) Pは,ねじのピッチ。
b) da,minの値は,r=0.25dを基礎として求めた値である。
c) 皿ゲージのF寸法の公差は,
01
.00
−
とする。
d) kの最大値は,JIS B 1013の値と異なる。
e) 破線より上の呼び長さのものは全ねじで,首下の不完全ねじ部は3P以下とする。 破線より下のものの数値
は,lg及びlsの値を示し,次の式によっている。
lg,max=lnom−b
ls,min=lg,max−5P
f) 呼び長さに括弧を付けたものは,なるべく用いない。
表17−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭の製品仕様
材料
鋼
一般要求事項
適用規格
JIS B 1099
ねじ
公差域クラス
6g
適用規格
JIS B 0205-3,JIS B 0209-2
機械的性質
強度区分
4.8,8.8,10.9
適用規格
JIS B 1051
公差
部品等級
A
適用規格
JIS B 1021
ヘクサロビュラ穴
適用規格
JIS B 1015
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求がある場合は,JIS B 1044による。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の要求がある場合
は,JIS B 1046による。
追加の要求事項又はその他の仕上げ若しくは皮膜を施す
場合は,受渡当事者間の協定による。
表面状態
表面欠陥の限界は,JIS B 1041による。
受入検査
受入検査手順は,JIS B 1091による。
表18−ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭の製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びがM10,呼び長さl=40 mmで強度区分10.9のヘクサロビュラ穴付き皿
小ねじ−高頭の場合
呼び方
ヘクサロビュラ穴付き皿小ねじ−高頭JIS B 1107−ISO 14582−M10×40−10.9
6
表示
6.1
製品の表示
ヘクサロビュラ穴付き小ねじの製品に対する表示は,施さない。
6.2
包装の表示
この規格の全ての要求事項に適合したヘクサロビュラ穴付き小ねじの製品包装には,外面に次の事項を
表示する。
a) 規格番号又は規格名称
b) 種類
21
B 1107:2018
c) ねじの呼び×呼び長さ
d) 機械的性質(強度区分,鋼種区分−強度区分又は材質区分の記号)
e) 数量
f)
指定事項(必要がある場合は,例えば,ねじ先の形状,表面処理の指定)
g) 製造業者名又はその略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。)
h) 製造ロット番号(製造業者独自のバーコードなどによる表示でもよい。)
22
B 1107:2018
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 1107:2018 ヘクサロビュラ穴付き小ねじ
ISO 14580:2011,Hexalobular socket cheese head screws
ISO 14581:2013,Fasteners−Hexalobular socket countersunk flat head screws
ISO 14582:2013,Fasteners−Hexalobular socket countersunk head screws, high head
ISO 14583:2011,Hexalobular socket pan head screws
ISO 14584:2011,Hexalobular socket raised countersunk head screws
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範囲 部品等級Aで,ねじ
の呼びがM2から
M10までのヘクサ
ロビュラ穴付き小
ねじの特性につい
て規定。
ISO 14580
ISO 14581
ISO 14582
ISO 14583
ISO 14584
1
それぞれのISOでチー
ズ小ねじ,なべ小ねじ,
丸皿小ねじ,皿小ねじ及
び皿小ねじ−高頭を規
定。
変更
規格の使用者の利便性を考慮して
JISは,五つのISO規格を包含して
規定。
技術的な差異はない。
2 引用規格
3 用語及び
定義
用語及び定義の引
用規格を規定。
−
−
追加
JIS B 0101を引用。
用語の適合性のために必要。
4 種類
五つの形状を種類
として規定。
ISO 14580
ISO 14581
ISO 14582
ISO 14583
ISO 14584
−
−
変更
JISは,五つのISO規格で規定する
チーズ小ねじ,なべ小ねじ,丸皿小
ねじ,皿小ねじ及び皿小ねじ−高頭
を種類として規定。
技術的な差異はない。
5 形状・寸
法,製品仕
様,及び製
品の呼び方
の例
種類,形状・寸法,
製品仕様,及び製品
の呼び方の例を規
定。
ISO 14580
ISO 14581
ISO 14582
ISO 14583
ISO 14584
3
JISとほぼ同じ。
追加
製品の呼び方にJISを追加。
技術的な差異はない。
2
B
1
1
0
7
:
2
0
1
8
23
B 1107:2018
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
6 表示
製品の表示及び包
装の表示を規定。
−
−
追加
製品の表示及び包装の表示を追加。 適合性評価のために必要。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 14580:2011,ISO 14581:2013,ISO 14582:2013,ISO 14583:2011,ISO 14584:2011,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
2
B
1
1
0
7
:
2
0
1
8