B 1082:2009
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 有効断面積 ······················································································································ 1
3.1 有効断面積の計算方法 ···································································································· 1
3.2 一般用メートルねじの有効断面積······················································································ 2
4 負荷面積························································································································· 3
4.1 負荷面積の計算方法 ······································································································· 3
4.2 ねじ部品のねじの呼びに対する負荷面積及び面積比 ······························································ 4
B 1082:2009
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 1082:1987は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
B 1082:2009
ねじの有効断面積及び座面の負荷面積
Stress area and bearing area for threaded fasteners
1
適用範囲
この規格は,JIS B 0205-3で規定する一般用メートルねじの有効断面積及びねじ部品の座面が相手側の
面に接触して負荷を受ける部分の面積(以下,負荷面積という。)の計算方法について規定する。
注記 ねじの有効断面積は,主としておねじ部の応力計算に用いられるが,ナットの保証荷重応力な
どを求めるときにも用いる。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
JIS B 1001 ボルト穴径及びざぐり径
JIS B 1002 二面幅の寸法
JIS B 1101 すりわり付き小ねじ
JIS B 1111 十字穴付き小ねじ
JIS B 1176 六角穴付きボルト
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1182 四角ボルト
JIS B 1186 摩擦接合用高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセット
JIS B 1189 フランジ付き六角ボルト
3
有効断面積
3.1
有効断面積の計算方法
一般用メートルねじの有効断面積は,式(1)又は式(2)によって算出する。
2
3
2
nom
s,
2
4
+
=
d
d
π
A
································································· (1)
又は
(
)2
nom
s,
2
0.938
4
0.785
P
d
A
−
=
···················································· (2)
ここに, As, nom:一般用メートルねじの有効断面積 (mm2)
d:おねじ外径の基準寸法 (mm)
d2:おねじ有効径の基準寸法 (mm)
d3:おねじ谷の径の基準寸法 (d1) からとがり山の高さHの1/6
を減じた値
2
B 1082:2009
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−
=
6
1
3
H
d
d
(mm)
H:とがり山の高さ (H=0.866 025 404 P) (mm)
P:ねじのピッチ (mm)
π:円周率
注記1 式(1)は,JIS B 1051に規定するものと一致している。
注記2 式(2)は,式(1)から次の式を誘導し,これにπ=3.141 6,H=0.866 025 404 Pを代入して得た
ものである。
2
nom
s,
12
13
4
−
=
H
d
π
A
3.2
一般用メートルねじの有効断面積
JIS B 0205-3に規定する一般用メートルねじの有効断面積を表1に示す。
表1−一般用メートルねじの有効断面積
単位 mm2
並目ねじ
細目ねじ
ねじの呼び
ピッチ
(mm)
有効断面積
As, nom
ねじの呼び
有効断面積
As, nom
M 1
0.25
0.460
M8 ×1
39.2
M 1.2
0.25
0.732
M10×1.25
61.2
M 1.4
0.3
0.983
M10×1
64.5
M 1.6
0.35
1.27
M12×1.5
88.1
M 1.8
0.35
1.70
M12×1.25
92.1
M 2
0.4
2.07
M14×1.5
125
M 2.5
0.45
3.39
M16×1.5
167
M 3
0.5
5.03
M18×2
204
M 3.5
0.6
6.78
M18×1.5
216
M 4
0.7
8.78
M20×2
258
M 5
0.8
14.2
M20×1.5
272
M 6
1
20.1
M22×2
318
M 7
1
28.9
M22×1.5
333
M 8
1.25
36.6
M24×2
384
M10
1.5
58.0
M27×2
496
M12
1.75
84.3
M30×2
621
M14
2
115
M33×2
761
M16
2
157
M36×3
865
M18
2.5
192
M39×3
1 030
M20
2.5
245
M42×3
1 210
M22
2.5
303
M45×3
1 400
M24
3
353
M48×3
1 600
M27
3
459
M52×4
1 830
M30
3.5
561
M56×4
2 140
M33
3.5
694
M60×4
2 480
M36
4
817
M64×4
2 850
M39
4
976
−
−
M42
4.5
1 120
−
−
M45
4.5
1 310
−
−
3
B 1082:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−一般用メートルねじの有効断面積(続き)
単位 mm2
並目ねじ
細目ねじ
ねじの呼び
ピッチ
(mm)
有効断面積
As, nom
ねじの呼び
有効断面積
As, nom
M48
5
1 470
−
−
M52
5
1 760
−
−
M56
5.5
2 030
−
−
M60
5.5
2 360
−
−
M64
6
2 680
−
−
4
負荷面積
4.1
負荷面積の計算方法
ねじ部品の負荷面積は,座面の形状・寸法,ボルト穴径の大きさなどによって異なるが,相手側の面に
接する座面の形状が円形,六角形及び四角形の場合は,表2の計算式によって求める。
表2−負荷面積を求める計算式
座面の形状
負荷面積を求める計算式
円形
(
)
(
)
2
h
2
w
2
h
2
w
b1
4
0.785
4
d
d
d
d
π
A
−
=
−
=
六角形
2
h
2
2
h
2
b2
4
0.785
0
0.866
4
2
3
d
s
d
π
s
A
×
×
=
−
=
-
四角形
2
h
2
2
h
2
b3
4
0.785
4
d
s
d
π
s
A
×
−
=
−
=
ここに, Ab1 :座面が円形の場合の負荷面積 (mm2)(図1参照)
Ab2 :座面が六角形の場合の負荷面積 (mm2)(図2参照)
Ab3 :座面が四角形の場合の負荷面積 (mm2)(図3参照)
dw :座面の直径a) (mm)
s :六角及び四角の二面幅b) (mm)
dh :ボルト穴の直径c) (mm)
π :円周率。この表の式では,π=3.141 6を用いている。
注a) 座面の外周に丸み又は面取りがある場合は,それを除いた平面部の直径
とする(図4〜図7参照)。
b) 座付き及び座面に面取りを施したものは,座面の形状を円形として扱う
(図6及び図7参照)。
c) ボルト穴に面取りがある場合は,面取り部の直径をdhとする(図8参照)。
4
B 1082:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.2
ねじ部品のねじの呼びに対する負荷面積及び面積比
表3に示すねじ部品とボルト穴とを組み合わせたときのねじの呼びごとの負荷面積 (Ab) 及び表1の有
効断面積 (As, nom) に対する比(Ab/As, nom:以下,これを面積比という。)を表4〜表9に示す。
表3−ねじ部品とボルト穴との組合せ
ねじ部品
ボルト穴の
直径
mm
負荷面積
及び面積比
種類
二面幅の大きさ
による区分
座付きの有無 ねじの呼び径
範囲 mm
六角ボルトa)
並形j)
なし
5 〜 64
JIS B 1001の
ボルト穴径
2級による。
表4による。
あり
1.6 〜 64
六角ボルトb)
並形j)
なし
3 〜 64
表5による。
あり
5 〜 24
小形j)
なし
8 〜 39
表6による。
あり
8 〜 24
六角ボルトc)
大形j)
あり
12 〜 30
表7による。
四角ボルトd)
並形j)
なし
3 〜 24
大形j)
10 〜 24
六角穴付きボルトe)
−
なし
1.6 〜 64
表8による。
フランジ付き六角ボルトf)
−
なし
5 〜 16
フランジ付き六角ボルトg)
4 〜 16
なべ小ねじh)
−
なし
1.6 〜 10
表9による。
なべ小ねじi)
1 〜 8
注記 ナットのねじの呼びに対する座面の形状・寸法が,この表の六角ボルト,四角ボルト又はフランジ付き六角
ボルトと同じ場合は,そのナットにも表4〜表8の負荷面積を適用することができる。
注a) JIS B 1180の本体で規定する六角ボルトを対象とする。座なしの六角ボルトは部品等級C,座付きの六角ボル
トは部品等級A(ただし,呼び径が27 mm以上は,部品等級B)によっている。
b) JIS B 1180の附属書1で規定する六角ボルトを対象とする。
c) JIS B 1186で規定する摩擦接合用高力六角ボルトを対象とする。
d) JIS B 1182で規定する四角ボルトを対象とする。
e) JIS B 1176で規定する六角穴付きボルトを対象とする。
f) JIS B 1189の本体で規定するフランジ付き六角ボルトを対象とする。
g) JIS B 1189の附属書で規定するフランジ付き六角ボルトを対象とする。
h) JIS B 1101及びJIS B 1111の本体で規定するなべ小ねじを対象とする。
i) JIS B 1101及びJIS B 1111の附属書1で規定するなべ小ねじを対象とする。
j) 小形,並形及び大形は,JIS B 1002の付表2で規定する六角の二面幅の系列,及び各部品規格で規定する種
類に基づいている。
5
B 1082:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表4−JIS B 1180の本体による六角ボルトの負荷面積及び面積比
ねじの呼び d
ボルト穴
の直径
dh a)
(mm)
六角ボルト(座なし)
六角ボルト(座付き)
並目
細目
二面幅
s b)
(mm)
負荷面積
Ab2
(mm2)
面積比
Ab2/As, nom
座面径
dw c)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
M1.6
−
1.8
−
−
−
2.27
1.50
1.2
M2
−
2.4
−
−
−
3.07
2.88
1.4
M2.5
−
2.9
−
−
−
4.07
6.40
1.9
M3
−
3.4
−
−
−
4.57
7.32
1.5
M3.5
−
3.9
−
−
−
5.07
8.24
1.2
M4
−
4.5
−
−
−
5.88
11.3
1.3
M5
−
5.5
8.00
31.7
2.2
6.88
13.4
0.94
M6
−
6.6
10.00
52.4
2.6
8.88
27.7
1.4
M8
−
9
13.00
82.7
2.3
11.63
42.6
1.2
−
M8 ×1
9
−
−
−
11.63
42.6
1.1
M10
−
11
16.00
127
2.2
14.63
73.1
1.3
−
M10×1.25
11
−
−
−
14.63
73.1
1.2
−
M10×1
11
−
−
−
14.63
73.1
1.1
M12
−
13.5
18.00
137
1.6
16.63
74.1
0.88
−
M12×1.5
13.5
−
−
−
16.63
74.1
0.84
−
M12×1.25
13.5
−
−
−
16.63
74.1
0.80
M14
−
15.5
21.00
193
1.7
19.64
114
0.99
−
M14×1.5
15.5
−
−
−
19.64
114
0.91
M16
−
17.5
24.00
258
1.6
22.49
157
1.0
−
M16×1.5
17.5
−
−
−
22.49
157
0.94
M18
−
20
27.00
317
1.7
25.34
190
0.99
−
M18×1.5
20
−
−
−
25.34
190
0.88
M20
−
22
30.00
399
1.6
28.19
244
1.0
−
M20×2
22
−
−
−
28.19
244
0.95
−
M20×1.5
22
−
−
−
28.19
244
0.90
M22
−
24
34
549
1.8
31.71
337
1.1
−
M22×1.5
24
−
−
−
31.71
337
1.0
M24
−
26
36
591
1.7
33.61
356
1.0
−
M24×2
26
−
−
−
33.61
356
0.93
M27
−
30
41
749
1.6
38
427
0.93
−
M27×2
30
−
−
−
38
427
0.86
M30
−
33
46
977
1.7
42.75
580
1.0
−
M30×2
33
−
−
−
42.75
580
0.93
M33
−
36
50
1 150
1.7
46.55
684
0.99
−
M33×2
36
−
−
−
46.55
684
0.90
M36
−
39
55.0
1 430
1.8
51.11
857
1.0
−
M36×3
39
−
−
−
51.11
857
0.99
M39
−
42
60.0
1 730
1.8
55.86
1 070
1.1
−
M39×3
42
−
−
−
55.86
1 070
1.0
M42
−
45
65.0
2 070
1.8
59.95
1 230
1.1
−
M42×3
45
−
−
−
59.95
1 230
1.0
M45
−
48
70.0
2 430
1.9
64.7
1 480
1.1
−
M45×3
48
−
−
−
64.7
1 480
1.1
M48
−
52
75.0
2 750
1.9
69.45
1 660
1.1
−
M48×3
52
−
−
−
69.45
1 660
1.0
M52
−
56
80.0
3 080
1.8
74.2
1 860
1.1
−
M52×4
56
−
−
−
74.2
1 860
1.0
M56
−
62
85.0
3 240
1.6
78.66
1 840
0.91
−
M56×4
62
−
−
−
78.66
1 840
0.86
M60
−
66
90.0
3 590
1.5
83.41
2 040
0.86
−
M60×4
66
−
−
−
83.41
2 040
0.82
M64
−
70
95.0
3 970
1.5
88.16
2 260
0.84
−
M64×4
70
−
−
−
88.16
2 260
0.79
注a) ボルト穴の直径 (dh) は,JIS B 1001で規定するボルト穴径2級(面取りなし)の基準寸法によっている。
b) 二面幅 (s) は,JIS B 1180の本体で規定する並目ねじの部品等級Cの基準寸法によっている。
c) 座面径 (dw) は,JIS B 1180の本体で規定する部品等級A(ただし,呼び径が27 mm以上は,部品等級B)の
dw(最小)によっている。
6
B 1082:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表5−JIS B 1180の附属書1による六角ボルトの負荷面積及び面積比
ねじの呼び d
ボルト穴
の直径
dh a)
(mm)
六角ボルト(座なし)
六角ボルト(座付き)
並目
細目
二面幅
s b)
(mm)
負荷面積
Ab2
(mm2)
面積比
Ab2/As, nom
座面径
dw c)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
M3
−
3.4
5.5
17.1
3.4
−
−
−
M3.5
−
3.9
6
19.2
2.8
−
−
−
M4
−
4.5
7
26.5
3.0
−
−
−
M5
−
5.5
8
31.7
2.2
7.2
17.0
1.2
M6
−
6.6
10
52.4
2.6
9
29.4
1.5
M7
−
7.6
11
59.4
2.1
10
33.2
1.1
M8
−
9
13
82.7
2.3
11.7
43.9
1.2
−
M8 ×1
9
13
82.7
2.1
11.7
43.9
1.1
M10
−
11
17
155
2.7
15.8
101
1.7
−
M10×1.25
11
17
155
2.5
15.8
101
1.7
M12
−
13.5
19
169
2.0
17.6
100
1.2
−
M12×1.25
13.5
19
169
1.8
17.6
100
1.1
M14
−
15.5
22
230
2.0
20.4
138
1.2
−
M14×1.5
15.5
22
230
1.8
20.4
138
1.1
M16
−
17.5
24
258
1.6
22.3
150
0.96
−
M16×1.5
17.5
24
258
1.5
22.3
150
0.90
M18
−
20
27
317
1.7
25.6
201
1.0
−
M18×1.5
20
27
317
1.5
25.6
201
0.93
M20
−
22
30
399
1.6
28.5
258
1.1
−
M20×1.5
22
30
399
1.5
28.5
258
0.95
M22
−
24
32
434
1.4
30.4
273
0.90
−
M22×1.5
24
32
434
1.3
30.4
273
0.82
M24
−
26
36
591
1.7
34.2
388
1.1
−
M24×2
26
36
591
1.5
34.2
388
1.0
M27
−
30
41
749
1.6
−
−
−
−
M27×2
30
41
749
1.5
−
−
−
M30
−
33
46
977
1.7
−
−
−
−
M30×2
33
46
977
1.6
−
−
−
M33
−
36
50
1 150
1.7
−
−
−
−
M33×2
36
50
1 150
1.5
−
−
−
M36
−
39
55
1 430
1.8
−
−
−
−
M36×3
39
55
1 430
1.7
−
−
−
M39
−
42
60
1 730
1.8
−
−
−
−
M39×3
42
60
1 730
1.7
−
−
−
M42
−
45
65
2 070
1.8
−
−
−
M45
−
48
70
2 430
1.9
−
−
−
M48
−
52
75
2 750
1.9
−
−
−
M52
−
56
80
3 080
1.8
−
−
−
M56
−
62
85
3 240
1.6
−
−
−
M60
−
66
90
3 590
1.5
−
−
−
M64
−
70
95
3 970
1.5
−
−
−
注a) ボルト穴の直径 (dh) は,JIS B 1001で規定するボルト穴径2級(面取りなし)の基準寸法によっている。
b) 二面幅 (s) は,JIS B 1180の附属書1で規定する六角ボルトの二面幅の基準寸法によっている。
c) 座面径 (dw) は,JIS B 1180の附属書1で規定するdw(最小)によっている。
7
B 1082:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表6−JIS B 1180の附属書1による小形六角ボルトの負荷面積及び面積比
ねじの呼び d
ボルト穴
の直径
dh a)
(mm)
小形六角ボルト(座なし)
小形六角ボルト(座付き)
並目
細目
二面幅
s b)
(mm)
負荷面積
Ab2
(mm2)
面積比
Ab2/As, nom
座面径
dw c)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
M8
−
9
12
61.1
1.7
10.8
28.0
0.76
−
M8 ×1
9
12
61.1
1.6
10.8
28.0
0.71
M10
−
11
14
74.7
1.3
12.6
29.7
0.51
−
M10×1.25
11
14
74.7
1.2
12.6
29.7
0.49
M12
−
13.5
17
107
1.3
15.8
52.9
0.63
−
M12×1.25
13.5
17
107
1.2
15.8
52.9
0.57
M14
−
15.5
19
124
1.1
17.6
54.6
0.47
−
M14×1.5
15.5
19
124
0.99
17.6
54.6
0.44
M16
−
17.5
22
179
1.1
20.4
86.3
0.55
−
M16×1.5
17.5
22
179
1.1
20.4
86.3
0.52
M18
−
20
24
185
0.96
22.3
76.4
0.40
−
M18×1.5
20
24
185
0.86
22.3
76.4
0.35
M20
−
22
27
251
1.0
25.6
135
0.55
−
M20×1.5
22
27
251
0.92
25.6
135
0.50
M22
−
24
30
327
1.1
28.5
186
0.61
−
M22×1.5
24
30
327
0.98
28.5
186
0.56
M24
−
26
32
356
1.0
30.4
195
0.55
−
M24×2
26
32
356
0.93
30.4
195
0.51
M27
−
30
36
415
0.90
−
−
−
−
M27×2
30
36
415
0.84
−
−
−
M30
−
33
41
600
1.1
−
−
−
−
M30×2
33
41
600
0.97
−
−
−
M33
−
36
46
815
1.2
−
−
−
−
M33×2
36
46
815
1.1
−
−
−
M36
−
39
50
970
1.2
−
−
−
−
M36×3
39
50
970
1.1
−
−
−
M39
−
42
55
1 230
1.3
−
−
−
−
M39×3
42
55
1 230
1.2
−
−
−
注a) ボルト穴の直径 (dh) は,JIS B 1001で規定するボルト穴径2級(面取りなし)の基準寸法によっている。
b) 小形(六角)の二面幅 (s) は,JIS B 1180の附属書1で規定する小形六角ボルトの二面幅の基準寸法によっ
ている。
c) 小形(座付き)の座面径 (dw) は,JIS B 1180の附属書1で規定する小形六角ボルトのdw(最小)によっている。
8
B 1082:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表7−大形六角ボルト及び四角ボルトの負荷面積及び面積比
ねじの呼び
d
ボルト穴
の直径
dh a)
(mm)
JIS B 1186による
大形六角ボルト(座付き)
JIS B 1182による
四角ボルト(並形)
JIS B 1182による
四角ボルト(大形)
座面径
dw b)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
二面幅
s c)
(mm)
負荷面積
Ab3
(mm2)
面積比
Ab3/As, nom
二面幅
s d)
(mm)
負荷面積
Ab3
(mm2)
面積比
Ab3/As, nom
M3
3.4
−
−
−
5.5
21.2
4.2
−
−
−
M4
4.5
−
−
−
7
33.1
3.8
−
−
−
M5
5.5
−
−
−
8
40.2
2.8
−
−
−
M6
6.6
−
−
−
10
65.8
3.3
−
−
−
M8
9
−
−
−
13
105
2.9
−
−
−
M10
11
−
−
−
17
194
3.3
24
481
8.3
M12
13.5
20
171
2.0
19
218
2.6
30
757
9.0
M14
15.5
−
−
−
22
295
2.6
−
−
−
M16
17.5
25
250
1.6
24
335
2.1
36
1 060
6.8
M18
20
−
−
−
27
415
2.2
−
−
−
M20
22
29
280
1.1
30
520
2.1
41
1 300
5.3
M22
24
33
403
1.3
32
572
1.9
46
1 660
5.5
M24
26
38
603
1.7
36
765
2.2
55
2 490
7.1
M27
30
43
745
1.6
−
−
−
−
−
−
M30
33
47
880
1.6
−
−
−
−
−
−
注a) ボルト穴の直径 (dh) は,JIS B 1001で規定するボルト穴径2級(面取りなし)の基準寸法によっている。
b) 大形六角ボルト(座付き)の座面径 (dw) は,JIS B 1186で規定するD1(最小)によっている。
c) 四角ボルト(並形)の二面幅 (s) は,JIS B 1182で規定する四角ボルトの二面幅の基準寸法によっている。
d) 四角ボルト(大形)の二面幅 (s) は,JIS B 1182で規定する大形四角ボルトの二面幅の基準寸法によってい
る。
9
B 1082:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表8−六角穴付きボルト及びフランジ付き六角ボルトの負荷面積及び面積比
ねじの呼び
d
ボルト
穴の直
径
dh a)
(mm)
JIS B 1176による
六角穴付きボルト
JIS B 1189の本体による
フランジ付き六角ボルト
JIS B 1189の附属書による
フランジ付き六角ボルト
並目
細目
座面径
dw b)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
座面径
dw c)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
座面径
dw c)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
M1.6
−
1.8
2.72
3.27
2.6
−
−
−
−
−
−
M2
−
2.4
3.48
4.99
2.4
−
−
−
−
−
−
M2.5
−
2.9
4.18
7.12
2.1
−
−
−
−
−
−
M3
−
3.4
5.07
11.1
2.2
−
−
−
−
−
−
M4
−
4.5
6.53
17.6
2.0
−
−
−
7.5
28.3
3.2
M5
−
5.5
8.03
26.9
1.9
9.4
45.6
3.2
9
39.9
2.8
M6
−
6.6
9.38
34.9
1.7
11.6
71.5
3.6
11
60.8
3.0
M8
−
9
12.33
55.8
1.5
14.9
111
3.0
14.5
102
2.8
−
M8 ×1
9
12.33
55.8
1.4
14.9
111
2.8
14.5
102
2.6
M10
−
11
15.33
89.5
1.5
18.7
180
3.1
18
159
2.7
−
M10×1.25
11
15.33
89.5
1.5
18.7
180
2.9
18
159
2.6
−
M10×1
11
15.33
89.5
1.4
18.7
180
2.8
−
−
−
M12
−
13.5
17.23
90.0
1.1
22.5
254
3.0
22
237
2.8
−
M12×1.5
13.5
17.23
90.0
1.0
22.5
254
2.9
−
−
−
−
M12×1.25
13.5
17.23
90.0
0.98
22.5
254
2.8
22
237
2.6
M14
−
15.5
20.17
131
1.1
26.4
359
3.1
26
342
3.0
−
M14×1.5
15.5
20.17
131
1.0
26.4
359
2.9
26
342
2.7
M16
−
17.5
23.17
181
1.2
30.6
495
3.2
30
466
3.0
−
M16×1.5
17.5
23.17
181
1.1
30.6
495
3.0
30
466
2.8
M20
−
22
28.87
274
1.1
−
−
−
−
−
−
−
M20×2
22
28.87
274
1.1
−
−
−
−
−
−
−
M20×1.5
22
28.87
274
1.0
−
−
−
−
−
−
M24
−
26
34.81
421
1.2
−
−
−
−
−
−
−
M24×2
26
34.81
421
1.1
−
−
−
−
−
−
M30
−
33
43.61
638
1.1
−
−
−
−
−
−
−
M30×2
33
43.61
638
1.0
−
−
−
−
−
−
M36
−
39
52.54
973
1.2
−
−
−
−
−
−
−
M36×3
39
52.54
973
1.1
−
−
−
−
−
−
M42
−
45
61.34
1 360
1.2
−
−
−
−
−
−
−
M42×3
45
61.34
1 360
1.1
−
−
−
−
−
−
M48
−
52
70.34
1 760
1.2
−
−
−
−
−
−
−
M48×3
52
70.34
1 760
1.1
−
−
−
−
−
−
M56
−
62
82.26
2 300
1.1
−
−
−
−
−
−
−
M56×4
62
82.26
2 300
1.1
−
−
−
−
−
−
M64
−
70
94.26
3 130
1.2
−
−
−
−
−
−
−
M64×4
70
94.26
3 130
1.1
−
−
−
−
−
−
注a) ボルト穴の直径 (dh) は,JIS B 1001で規定するボルト穴径2級(面取りなし)の基準寸法によっている。
b) 六角穴付きボルトの座面径 (dw) は,JIS B 1176で規定するdw(最小)によっている。
c) フランジ付き六角ボルトの座面径 (dw) は,JIS B 1189で規定するdw(最小)によっている。
10
B 1082:2009
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表9−なべ小ねじの負荷面積及び面積比
ねじの呼び
d
ボルト穴
の直径
dh a)
(mm)
JIS B 1101及びJIS B 1111の
本体によるなべ小ねじ
JIS B 1101及びJIS B 1111の
附属書1によるなべ小ねじ
座面径
dw b)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
座面径
dw b)
(mm)
負荷面積
Ab1
(mm2)
面積比
Ab1/As, nom
M1
1.2
−
−
−
2
2.01
4.4
M1.2
1.4
−
−
−
2.3
2.62
3.6
M1.4
1.6
−
−
−
2.6
3.30
3.4
M1.6
1.8
3.2
5.50
4.3
3
4.52
3.6
M2
2.4
4.0
8.04
3.9
3.5
5.10
2.5
M2.2 c)
2.6
−
−
−
4
7.26
2.9
M2.5
2.9
5.0
13.0
3.8
4.5
9.30
2.7
M3
3.4
5.6
15.6
3.1
5.5
14.7
2.9
M3.5
3.9
7.00
26.5
3.9
6
16.3
2.4
M4
4.5
8.00
34.4
3.9
7
22.6
2.6
M4.5 c)
5
−
−
−
8
30.6
2.7
M5
5.5
9.50
47.1
3.3
9
39.9
2.8
M6
6.6
12.00
78.9
3.9
10.5
52.4
2.6
M8
9
16.00
137
3.7
14
90.3
2.5
M10
11
20.00
219
3.8
−
−
−
注a) ボルト穴の直径dhは,JIS B 1001で規定するボルト穴径2級(面取りなし)の基準
寸法によっている。
b) 座面径 (dw) は,JIS B 1101及びJIS B 1111で規定するなべ小ねじの頭部径 (dk ) の
呼び寸法又は基準寸法によっている。
c) M2.2及びM4.5は,JIS B 0205-3には規定されていない。これらのねじに対する面
積比は,ねじの有効断面積をそれぞれ2.48 mm2,11.3 mm2として計算をしている。