B 1017:2008 (ISO 15065:2005)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 形状・寸法 ······················································································································ 2
4 呼び方···························································································································· 3
5 図面指示························································································································· 3
B 1017:2008 ISO 15065:2005
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会(JFRI)及び財団法人日本規
格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会
の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 1017:2008
(ISO 15065:2005)
皿頭ねじ用皿穴の形状
Countersinks for countersunk head screws
序文
この規格は,2005年に第1版として発行されたISO 15065を基に,技術的内容及び対応国際規格の構成
を変更することなく作成した日本工業規格である。
1
適用範囲
この規格は,JIS B 1013で規定する頭部形状をもつ皿頭ねじ用皿穴の形状・寸法について規定する。
この規格は,次の種類の皿頭ねじに適用する。
JIS B 1101で規定するすりわり付き皿小ねじ
JIS B 1101で規定するすりわり付き丸皿小ねじ
JIS B 1115で規定するすりわり付き皿タッピンねじ
JIS B 1115で規定するすりわり付き丸皿タッピンねじ
JIS B 1111で規定する十字穴付き皿小ねじ
JIS B 1111で規定する十字穴付き丸皿小ねじ
JIS B 1122で規定する十字穴付き皿タッピンねじ
JIS B 1122で規定する十字穴付き丸皿タッピンねじ
JIS B 1124で規定する十字穴付き皿ドリルねじ
JIS B 1124で規定する十字穴付き丸皿ドリルねじ
JIS B 1107で規定するヘクサロビュラ穴付き丸皿小ねじ
JIS B 1128で規定するヘクサロビュラ穴付き皿タッピンねじ
JIS B 1128で規定するヘクサロビュラ穴付き丸皿タッピンねじ
注記1 この規格は,皿頭ねじ用皿穴の形状・寸法を示すためのものであり,この規格によって適合
性評価を行うことは意図していない。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15065:2005,Countersinks for countersunk head screws with head configuration in accordance with
ISO 7721 (IDT)
なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1001 ボルト穴径及びざぐり径
2
B 1017:2008 (ISO 15065:2005)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記 対応国際規格:ISO 273:1979,Fasteners−Clearance holes for bolts and screws (MOD)
JIS B 1013 皿頭ねじ−頭部の形状及びゲージによる検査
注記 対応国際規格:ISO 7721:1983,Countersunk head screws−Head configuration and gauging (IDT)
3
形状・寸法
皿穴の形状・寸法は,図1及び表1による。
図1−皿穴の形状
表1−皿穴の寸法
単位 mm
呼び
ねじの呼び
dha)
Dc
t
最小(基準寸法)
最大
最小(基準寸法)
最大
約
1.6
M1.6
1.80
1.94
3.6
3.7
0.95
2
M2
ST2.2
2.40
2.54
4.4
4.5
1.05
2.5
M2.5
2.90
3.04
5.5
5.6
1.35
3
M3
ST2.9
3.40
3.58
6.3
6.5
1.55
3.5
M3.5
ST3.5
3.90
4.08
8.2
8.4
2.25
4
M4
ST4.2
4.50
4.68
9.4
9.6
2.55
5
M5
ST4.8
5.50
5.68
10.40
10.65
2.58
5.5
ST5.5
6.00 b)
6.18
11.50
11.75
2.88
6
M6
ST6.3
6.60
6.82
12.60
12.85
3.13
8
M8
ST8
9.00
9.22
17.30
17.55
4.28
10
M10
ST9.5
11.00
11.27
20.0
20.3
4.65
注a) 通し穴径は,JIS B 1001のボルト穴径の2級(公差域クラスH13)である。
b) JIS B 1001には規定されていない。
3
B 1017:2008 (ISO 15065:2005)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4
呼び方
JIS B 1013に規定する頭部形状をもつ皿頭ねじ用の皿穴の呼び方は,次の例による。
例 JIS B 1013に規定する頭部形状をもつ皿小ねじM4又は皿タッピンねじST4.2の皿穴(呼び4)の
呼び方は,次による。
皿穴JIS B 1017-ISO 15065-4
5
図面指示
製図では,皿穴は図2のように指示する。
図2−図面指示
参考文献 JIS B 1101 すりわり付き小ねじ
JIS B 1107 ヘクサロビュラ穴付き小ねじ
JIS B 1111 十字穴付き小ねじ
JIS B 1115 すりわり付きタッピンねじ
JIS B 1122 十字穴付きタッピンねじ
JIS B 1124 タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ
JIS B 1128 ヘクサロビュラ穴付きタッピンねじ