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B 1006:2009  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 不完全ねじ部の長さ ·········································································································· 1 

附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································· 4 

B 1006:2009  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS B 1006:1985は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格 

      JIS 

B 1006:2009 

締結用部品−一般用メートルねじをもつ 

おねじ部品の不完全ねじ部長さ 

Fasteners-Thread run-outs for external thread in  

accordance with ISO general purpose metric screw threads 

序文 

この規格は,1976年に第1版として発行されたISO 3508及び1983年に第1版として発行されたISO 4755

を基に,1985年に制定され今日に至っている。その後,関連するねじ基本規格及びねじ部品共通規格が対

応する国際規格を導入して改正されてきたことに伴い,関連規格間に不整合が生じている。 

今回の改正は,関連規格との整合を図るとともに,ISO 4755に基づく“おねじ部品のねじの逃げ溝”の

部分を分離することによってISO 3508:1976との国際整合化を図るためのものである。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。 

適用範囲 

この規格は,JIS B 0205-2及びJIS B 0205-3に基づく一般用メートルねじをもつおねじ部品の不完全ね

じ部の長さについて規定する。 

この規格は,部品規格で特別な要求を規定しているおねじ部品に対しては,適用しない。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 3508:1976,Thread run-outs for fasteners with thread in accordance with ISO 261 and ISO 262 

(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを

示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系 

JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ 

不完全ねじ部の長さ 

ねじのピッチに対応する不完全ねじ部の長さは,表1による。 

background image

B 1006:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1−不完全ねじ部の長さ 

単位 mm 

ねじの 
ピッチ 

ねじの呼び径 

(並目ねじ) 

x(最大) 

a(最大) 

並a) 

(約2.5 P) 

短b) 

(約1.25 P) 

並c) 

(約3 P) 

短d) 

(2 P) 

長e) 

(4 P) 

0.2 

− 

0.5 

0.25 

0.6 

0.4 

0.8 

0.25 

1,1.2 

0.6 

0.3 

0.75 

0.5 

0.3 

1.4 

0.75 

0.4 

0.9 

0.6 

1.2 

0.35 

1.6,1.8 

0.9 

0.45 

1.05 

0.7 

1.4 

0.4 

0.5 

1.2 

0.8 

1.6 

0.45 

2.2,2.5 

1.1 

0.6 

1.35 

0.9 

1.8 

0.5 

1.25 

0.7 

1.5 

0.6 

3.5 

1.5 

0.75 

1.8 

1.2 

2.4 

0.7 

1.75 

0.9 

2.1 

1.4 

2.8 

0.75 

4.5 

1.9 

2.25 

1.5 

0.8 

2.4 

1.6 

3.2 

6,7 

2.5 

1.25 

1.25 

3.2 

1.6 

2.5 

1.5 

10 

3.8 

1.9 

4.5 

1.75 

12 

4.3 

2.2 

5.3 

3.5 

14,16 

2.5 

2.5 

18,20,22 

6.3 

3.2 

7.5 

10 

24,27 

7.5 

3.8 

12 

3.5 

30,33 

4.5 

10.5 

14 

36,39 

10 

12 

16 

4.5 

42,45 

11 

5.5 

13.5 

18 

48,52 

12.5 

6.3 

15 

10 

20 

  
 

background image

B 1006:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1−不完全ねじ部の長さ(続き) 

単位 mm 

ねじの 
ピッチ 

ねじの呼び径 

(並目ねじ) 

x(最大) 

a(最大) 

並a) 

(約2.5 P) 

短b) 

(約1.25 P) 

並c) 

(約3 P) 

短d) 

(2 P) 

長e) 

(4 P) 

5.5 

56,60 

14 

16.5 

11 

22 

64,68 

15 

7.5 

18 

12 

24 

注記 ねじ部品各部の寸法記号は,JIS B 0143を参照。部品等級は,JIS B 1021を参照。 
注a) xの“並”は,部品等級A,B及びCのすべてのおねじ部品に適用する。 

b) xの“短”は,使用上の技術的理由によって,特に短い不完全ねじ部の長さを必要

とするおねじ部品だけに適用する。 

c) aの“並”は,部品等級Aのすべてのおねじ部品に適用する。 

d) aの“短”は,使用上の技術的理由によって,特に短い不完全ねじ部の長さを必要

とするおねじ部品に適用する。 

e) aの“長”は,部品等級B及びCのすべてのおねじ部品に適用する。 

参考文献 JIS B 0143 ねじ部品各部の寸法の呼び及び記号 

JIS B 1021 締結用部品の公差−第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級A,

B及びC 

background image

附属書JA 

(参考) 

JISと対応する国際規格との対比表 

JIS B 1006 : 2009 締結用部品−一般用メートルねじをもつおねじ部品の不完全ねじ
部長さ 

ISO 3508:1976,Thread run-outs for fasteners with thread in accordance with ISO 261 
and ISO 262 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ) 
国際規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

2引用規
格 

3 不完全
ねじ部の
長さ 

箇条及びその表題
を追加している。 

− 

追加 

規定項目の表題を追加してい
る。 

技術的な差異はない。 

表1 不
完全ねじ
部の長さ 

表の番号及びその
表題を追加してい
る。 

− 

追加 

表番号及び表題を追加してい
る。 

技術的な差異はない。 

注d)を追加してい
る。 

− 

追加 

全ねじにおける不完全ねじ部
(a)の“短”の適用の注釈を追加
している。 

説明を追加したもので技術的な差
異はない。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3508:1976,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

  − 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

  − MOD…………… 国際規格を修正している。 
 

2

B

 1

0

0

6

2

0

0

9

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。