2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 1001-1985
ボルト穴径及びざぐり径
Diameter of Clearance Holes and Counterbores for Bolts and Screws
1. 適用範囲 この規格は,一般に用いるボルト・小ねじなどに対するすきま穴の径(以下,ボルト穴径
という。)及びざぐり径について規定する。
備考 この規格で規定するボルト穴径の1級,2級及び3級は,ISO 273-1979 (Fasteners−Clearance holes
for bolts and screws) のfine, medium及びcoarseによっている。
引用規格:
JIS B 0401 寸法公差及びはめあい
対応国際規格:
ISO 273-1979 Fasteners−Clearance holes for bolts and screws
2. ボルト穴径の等級及び寸法 ボルト穴径の等級は,ねじ外径と穴径とのすきまによって1〜4級に区分
し,その寸法及び穴の面取り寸法は,付表による。
3. ざぐり径の寸法 ざぐり径の寸法は,付表による。
2
B 1001-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表 ボルト穴径及びざぐり径の寸法
単位 mm
ねじの
呼び径
ボルト穴径dh
面取り
e
ざぐり径
Dʼ
1級 2級 3級
4級(1)
1
1.1
1.2
1.3
−
0.2
3
1.2
1.3
1.4
1.5
−
0.2
4
1.4
1.5
1.6
1.8
−
0.2
4
1.6
1.7
1.8
2
−
0.2
5
※1.7
1.8
2
2.1
−
0.2
5
1.8
2.0
2.1
2.2
−
0.2
5
2
2.2
2.4
2.6
−
0.3
7
2.2
2.4
2.6
2.8
−
0.3
8
※2.3
2.5
2.7
2.9
−
0.3
8
2.5
2.7
2.9
3.1
−
0.3
8
※2.6
2.8
3
3.2
−
0.3
8
3
3.2
3.4
3.6
−
0.3
9
3.5
3.7
3.9
4.2
−
0.3
10
4
4.3
4.5
4.8
5.5
0.4
11
4.5
4.8
5
5.3
6
0.4
13
5
5.3
5.5
5.8
6.5
0.4
13
6
6.4
6.6
7
7.8
0.4
15
7
7.4
7.6
8
−
0.4
18
8
8.4
9
10
10
0.6
20
10
10.5 11
12
13
0.6
24
12
13
13.5 14.5
15
1.1
28
14
15
15.5 16.5
17
1.1
32
16
17
17.5 18.5
20
1.1
35
18
19
20
21
22
1.1
39
20
21
22
24
25
1.2
43
22
23
24
26
27
1.2
46
24
25
26
28
29
1.2
50
27
28
30
32
33
1.7
55
ねじの
呼び径
ボルト穴径dh
面取り
e
ざぐり径
Dʼ
1級 2級 3級
4級(1)
30
31
33
35
36
1.7
62
33
34
36
38
40
1.7
66
36
37
39
42
43
1.7
72
39
40
42
45
46
1.7
76
42
43
45
48
−
1.8
82
45
46
48
52
−
1.8
87
48
50
52
56
−
2.3
93
52
54
56
62
−
2.3
100
56
58
62
66
−
3.5
110
60
62
66
70
−
3.5
115
64
66
70
74
−
3.5
122
68
70
74
78
−
3.5
127
72
74
78
82
−
3.5
133
76
78
82
86
−
3.5
143
80
82
86
91
−
3.5
148
85
87
91
96
−
−
−
90
93
96
101
−
−
−
95
98
101
107
−
−
−
100
104
107
112
−
−
−
105
109
112
117
−
−
−
110
114
117
122
−
−
−
115
119
122
127
−
−
−
120
124
127
132
−
−
−
125
129
132
137
−
−
−
130
134
137
144
−
−
−
140
144
147
155
−
−
−
150
155
158
165
−
−
−
(参考)
dhの
許容差(2)
H12 H13 H14
−
−
−
注(1) 4級は,主として鋳抜き穴に適用する。
(2) 参考として示したものであるが,寸法許容差の記号に対する数値は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)によ
る。
備考1. この表で規定するねじの呼び径及びボルト穴径のうち,あみかけ ( ) をした部分は,ISO 273に規定されて
いないものである。
2. ねじの呼び径に※印を付けたものは,ISO 261 (ISO general purpose metric screw threads−General plan) に規定さ
れていないものである。
3. 穴の面取りは,必要に応じて行い,その角度は原則として90度とする。
4. あるねじの呼び径に対して,この表のざぐり径よりも小さいもの又は大きいものを必要とする場合は,なる
べくこの表のざぐり径系列から数値を選ぶのがよい。
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B 1001-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5. ざぐり面は,穴の中心線に対して直角となるようにし,ざぐりの深さは,一般に黒皮がとれる程度とする。
機械要素部会 ねじ部品の形状・寸法専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
北 郷 薫
工学院大学
吉 本 勇
東京工業大学
江 藤 元 大
千葉工業大学
宇田川 鉦 作
日本ねじ研究協会
田 辺 俊 彦
通商産業省機械情報産業局
山 崎 宗 重
工業技術院標準部
青 野 雄 勝
ミネベア株式会社技術管理室
伊 藤 順一郎
黒田精工株式会社技術企画室
佐 藤 義 朗
株式会社サトーラシ
田 中 誠之助
株式会社佐賀鉄工所開発部
中 田 重 平
株式会社互省製作所製造部
永 峯 威 如
日東精工株式会社ファスナー事業部
林 完
株式会社名古屋螺子製作所第1営業部
須 永 順 一
いすゞ自動車株式会社特許部
田 中 英 夫
株式会社東芝開閉装置部
田 中 宏
三菱電機株式会社技術本部
松 井 博
株式会社彌満和製作所技術本部
矢 作 博 美
日産自動車株式会社設計管理部
山 口 太 郎
全国作業工具工業組合
山 本 巌
東急車輌製造株式会社技術研究室
高 山 和 男
株式会社ネジの高山(日本ねじ商業協同組合連合会)
中 村 智 男
日本ねじ研究協会
(事務局)
高 橋 和 敬
工業技術院標準部機械規格課