B 0903 : 2001
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格
協会 (JSA) から,日本工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS B 0903 : 1977は改
正され,この規格に置き換えられる。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 0903 : 2001
円筒軸端
Cylindrical shaft ends
1. 適用範囲 この規格は,一般に用いられる伝動用回転軸の軸端のうち,はめあいを適用する部分が円
筒形のもの(以下,軸端という。)で,その直径が6〜630mmの主要寸法について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0024 製図−公差表示方式の基本原則
JIS B 0405 普通公差−第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JIS B 1301 キー及びキー溝
3. 種類 軸端は,短軸端及び長軸端の2種類とする。
4. 寸法 軸端の寸法は,表1による。
なお,軸端は,JIS B 0024によって包絡の条件◯
Eを適用した場合,最大実体状態において完全形状でな
ければならない。
表1 軸端の寸法
単位 mm
軸端の直径
d
軸端の長さl
(参考)
端部の面
取りc
平行キー又はこう配キーを用いる場合
短軸端
長軸端
キー溝
キーの呼
び寸法
b1
t1
l1(参考)
短軸端用
長軸端用
b×h
6
−
16
0.5
−
−
−
−
−
7
−
16
0.5
−
−
−
−
−
8
−
20
0.5
−
−
−
−
−
9
−
20
0.5
−
−
−
−
−
10
20
23
0.5
3
1.8
−
20
3× 3
11
20
23
0.5
4
2.5
−
20
4× 4
2
B 0903 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
軸端の直径
d
軸端の長さl
(参考)
端部の面
取りc
平行キー又はこう配キーを用いる場合
短軸端
長軸端
キー溝
キーの呼
び寸法
b1
t1
l1(参考)
短軸端用
長軸端用
b×h
12
25
30
0.5
4
2.5
−
20
4× 4
14
25
30
0.5
5
3.0
−
25
5× 5
16
28
40
0.5
5
3.0
25
36
5× 5
18
28
40
0.5
6
3.5
25
36
6× 6
19
28
40
0.5
6
3.5
25
36
6× 6
20
36
50
0.5
6
3.5
32
45
6× 6
22
36
50
0.5
6
3.5
32
45
6× 6
24
36
50
0.5
8
4.0
32
45
8× 7
25
42
60
0.5
8
4.0
36
50
8× 7
28
42
60
1
8
4.0
36
50
8× 7
30
58
80
1
8
4.0
50
70
8× 7
32
58
80
1
10
5.0
50
70
10× 8
35
58
80
1
10
5.0
50
70
10× 8
38
58
80
1
10
5.0
50
70
10× 8
40
82
110
1
12
5.0
70
90
12× 8
42
82
110
1
12
5.0
70
90
12× 8
45
82
110
1
14
5.5
70
90
14× 9
48
82
110
1
14
5.5
70
90
14× 9
50
82
110
1
14
5.5
70
90
14× 9
55
82
110
1
16
6.0
70
90
16×10
56
82
110
1
16
6.0
70
90
16×10
60
105
140
1
18
7.0
90
110
18×11
63
105
140
1
18
7.0
90
110
18×11
65
105
140
1
18
7.0
90
110
18×11
70
105
140
1
20
7.5
90
110
20×12
71
105
140
1
20
7.5
90
110
20×12
75
105
140
1
20
7.5
90
110
20×12
80
130
170
1
22
9.0
110
140
22×14
85
130
170
1
22
9.0
110
140
22×14
90
130
170
1
25
9.0
110
140
25×14
95
130
170
1
25
9.0
110
140
25×14
100
165
210
1
28
10.0
140
180
28×16
110
165
210
2
28
10.0
140
180
28×16
120
165
210
2
32
11.0
140
180
32×18
125
165
210
2
32
11.0
140
180
32×18
130
200
250
2
32
11.0
180
220
32×18
140
200
250
2
36
12.0
180
220
36×20
150
200
250
2
36
12.0
180
220
36×20
160
240
300
2
40
13.0
220
250
40×22
170
240
300
2
40
13.0
220
250
40×22
180
240
300
2
45
15.0
220
250
45×25
190
280
350
2
45
15.0
250
280
45×25
200
280
350
2
45
15.0
250
280
45×25
220
280
350
2
50
17.0
250
280
50×28
240
330
410
2
56
20.0
280
360
56×32
3
B 0903 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
軸端の直径
d
軸端の長さl
(参考)
端部の面
取りc
平行キー又はこう配キーを用いる場合
短軸端
長軸端
キー溝
キーの呼
び寸法
b1
t1
l1(参考)
短軸端用
長軸端用
b×h
250
330
410
2
56
20.0
280
360
56×32
260
330
410
3
56
20.0
280
360
56×32
280
380
470
3
63
20.0
320
400
63×32
300
380
470
3
70
22.0
320
400
70×36
320
380
470
3
70
22.0
320
400
70×36
340
450
550
3
80
25.0
400
−
80×40
360
450
550
3
80
25.0
400
−
80×40
380
450
550
3
80
25.0
400
−
80×40
400
540
650
3
90
28.0
−
−
90×45
420
540
650
3
90
28.0
−
−
90×45
440
540
650
3
90
28.0
−
−
90×45
450
540
650
3
100
31.0
−
−
100×50
460
540
650
3
100
31.0
−
−
100×50
480
540
650
3
100
31.0
−
−
100×50
500
540
650
3
100
31.0
−
−
100×50
530
680
800
3
−
−
−
−
−
560
680
800
3
−
−
−
−
−
600
680
800
3
−
−
−
−
−
630
680
800
3
−
−
−
−
−
備考1. lの寸法許容差は,JIS B 0405のmとする。
2. b1, t1, b及びhの寸法許容差は,JIS B 1301による。
3. 参考で示したl1の寸法許容差は,JIS B 0405のmによるのがよい。
参考 直径dに対する寸法許容差は,JIS B 0401-1の数値から選ぶのがよい。
関連規格 JIS B 0401-1 寸法公差及びはめあいの方式−第1部:公差,寸法差及びはめあいの基礎
4
B 0903 : 2001
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
軸端等JIS原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
桑 田 浩 志
トヨタ自動車株式会社
(幹事)
川 合 雄 二
社団法人日本建設機械化協会
(委員)
八 田 勲
工業技術院標準部標準業務課
吉 岡 武 雄
工業技術院機械技術研究所極限技術部精密機構研究室
吉 本 京 香
東京理科大学工学部機械工学科
中 里 為 成
東京工業高等専門学校機械工学科
岡 本 勲
社団法人自動車技術会(日産ディーゼル工業株式会社)
森 口 千 秋
社団法人日本電機工業会(富士電機モータ株式会社)
三 浦 芳 雄
社団法人日本産業機械工業会(株式会社荏原製作所)
山 下 富 雄
社団法人日本工作機械工業会(黒田精工株式会社)
佐々木 好 洋
社団法人日本事務機械工業会(平成11年10月まで)
小 林 繁 雄
社団法人日本事務機械工業会(平成11年11月から)
下 条 光 則
社団法人日本ベアリング工業会(株式会社不二越)
天 野 謙
社団法人日本農業機械工業会
橋 本 進
財団法人日本規格協会技術部規格開発課
(事務局)
杉 田 光 弘
財団法人日本規格協会技術部規格開発課
増 森 かおる
財団法人日本規格協会技術部規格開発課
(文責 桑田 浩志)