B 0216-2:2013 (ISO 2902:1977)
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 呼び径及びピッチの選択 ···································································································· 1
4 ねじの表し方 ··················································································································· 1
5 呼び径とピッチとの組合せ ································································································· 2
B 0216-2:2013 (ISO 2902:1977)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会(JFRI)及び一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
これによって,JIS B 0216:1987は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 0216の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0216-1 第1部:基準山形及び最大実体山形
JIS B 0216-2 第2部:全体系
JIS B 0216-3 第3部:基準寸法
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 0216-2:2013
(ISO 2902:1977)
メートル台形ねじ−第2部:全体系
ISO metric trapezoidal screw threads-Part 2: General plan
序文
この規格は,1977年に第1版として発行されたISO 2902を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1
適用範囲
この規格は,JIS B 0216-1による基準山形をもつメートル台形ねじ(Tr)の呼び径とピッチとの組合せ
の系列について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2902:1977,ISO metric trapezoidal screw threads−General plan(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0216-1 メートル台形ねじ−第1部:基準山形及び最大実体山形
注記 対応国際規格:ISO 2901:1993,ISO metric trapezoidal screw threads−Basic profile and maximum
material profiles(IDT)
3
呼び径及びピッチの選択
呼び径は,表1の1欄,必要な場合は2欄,その次に3欄の寸法を優先順に選択する。
3欄の呼び径は,新設計の機器などには用いない。
ピッチは,指定の呼び径に相当する行の中から一つを選択する。この場合,太線の枠内のピッチを優先
する。
表に示すものと異なるピッチの台形ねじが必要な場合には,近い呼び径に対するピッチの一つを選択す
る。
4
ねじの表し方
この規格に適合する一条メートル台形ねじは,文字Trに続けて,呼び径の値とピッチの値とを記号“×”
で区切って表す。値の単位は,全てmmで表す。
2
B 0216-2:2013 (ISO 2902:1977)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例 Tr 40×7
この規格に適合する多条メートル台形ねじは,文字Trに続けて,呼び径の値と多条ねじのリードの値と
を記号“×”で区切り,括弧で文字P及びピッチの値で表す(図1参照)。値の単位は,全てmmで表す。
例 Tr 40×14(P7)
(
7
14
=
=ピッチ
リード
条数
は,呼び径40 mmの二条ねじを表す。)
この規格に適合する左ねじのメートル台形ねじには,文字LHをねじの表し方に追加する。
例 Tr 40×14(P7)LH
Ph :リード(1回転における軸方向の進み)
P
:ピッチ(隣り合う同一方向フランク間の軸方向距離)
図1−多条ねじのリード及びピッチ
5
呼び径とピッチとの組合せ
メートル台形ねじの呼び径とピッチとの組合せは,表1による。
表1−呼び径とピッチとの組合せ
単位 mm
呼び径
ピッチ
1欄 2欄 3欄 44 40 36 32 28 24 22 20 18 16 14 12 10
9
8
7
6
5
4
3
2 1.5
8
1.5
9
2 1.5
10
2 1.5
11
3
2
12
3
2
14
3
2
16
4
2
18
4
2
20
4
2
22
8
5
3
24
8
5
3
26
8
5
3
28
8
5
3
30
10
6
3
32
10
6
3
34
10
6
3
36
10
6
3
38
10
7
3
40
10
7
3
42
10
7
3
44
12
7
3
3
B 0216-2:2013 (ISO 2902:1977)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−呼び径とピッチとの組合せ(続き)
単位 mm
呼び径
ピッチ
1欄 2欄 3欄 44 40 36 32 28 24 22 20 18 16 14 12 10
9
8
7
6
5
4
3
2 1.5
46
12
8
3
48
12
8
3
50
12
8
3
52
12
8
3
55
14
9
3
60
14
9
3
65
16
10
4
70
16
10
4
75
16
10
4
80
16
10
4
85
18
12
4
90
18
12
4
95
18
12
4
100
20
12
4
105
20
12
4
110
20
12
4
115
22
14
6
120
22
14
6
125
22
14
6
130
22
14
6
135
24
14
6
140
24
14
6
145
24
14
6
150
24
16
6
155
24
16
6
160
28
16
6
165
28
16
6
170
28
16
6
175
28
16
8
180
28
18
8
185
32
18
8
190
32
18
8
195
32
18
8
200
32
18
8
210
36
20
8
220
36
20
8
230
36
20
8
240
36
22
8
250
40
22
12
260
40
22
12
270
40
24
12
280
40
24
12
290
44
24
12
300
44
24
12