B 0205-3 : 2001 (ISO 262 : 1998)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会 (JFRI) /財団法人日本規
格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査
会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
これによって,JIS B 0205 : 1997及びJIS B 0207 : 1982は廃止され,JIS B 0205のこの部,第1部,第2
部及び第4部に置き換えられる。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 262 : 1998 (ISO general purpose
metric screw threads−Selected sizes for screws, bolts and nuts) を基礎として用いた。
JIS B 0205の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0205-1 第1部:基準山形
JIS B 0205-2 第2部:全体系
JIS B 0205-3 第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
JIS B 0205-4 第4部:基準寸法
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 0205-3 : 2001
(ISO 262 : 1998)
一般用メートルねじ−
第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
ISO general purpose metric screw threads−
Part3 : Selected sizes for screws, bolts and nuts
序文 この規格は,1998年に第2版として発行されたISO 262,ISO general purpose metric screw threads−
Selected sizes for screws, bolts and nutsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した
日本工業規格である。
1. 適用範囲 この規格は,JIS B 0205-1に規定する基準山形をもつ一般用メートルねじ (M) の,呼び径
1mmから64mmまでの範囲で,ねじ部品用として選択したサイズについて規定する。
選択したこれらのサイズは,一般の工業用として推奨する。
これらのねじは,JIS B 0205-2の中から選択されている。
ねじの呼び方は,JIS B 0209-1を参照する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 262 : 1998 ISO general purpose metric screw threads−Selected sizes for screws, bolts and nuts
(IDT)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
備考 ISO 5408 : 1983 Cylindrical screw threads−Vocabularyからの引用事項は,この規格の該当事
項と同等である。
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形
備考 ISO 68-1 : 1998 ISO general purpose screw threads−Basic profile−Part 1 : Metric screw threads
が,この規格と一致している。
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系
備考 ISO 261 : 1998 ISO general purpose metric screw threads−General planが,この規格と一致して
いる。
JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ
備考 ISO 965-1 : 1998 ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 1 : Principles and
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B 0205-3 : 2001 (ISO 262 : 1998)
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basic dataが,この規格と一致している。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0101による。
4. 選択したサイズ 選択したサイズは,表1による。
表1
単位 mm
呼び径
D, d
ピッチ
P
第1選択
第2選択
並目
細目
1
−
0.25
−
−
1.2
−
0.25
−
−
−
1.4
0.3
−
−
1.6
−
0.35
−
−
−
1.8
0.35
−
−
2
−
0.4
−
−
2.5
−
0.45
−
−
3
−
0.5
−
−
−
3.5
0.6
−
−
4
−
0.7
−
−
5
−
0.8
−
−
6
−
1
−
−
−
7
1
−
−
8
−
1.25
1
−
10
−
1.5
1.25
1
12
−
1.75
1.5
1.25
−
14
2
1.5
−
16
−
2
1.5
−
−
18
2.5
2
1.5
20
−
2.5
2
1.5
−
22
2.5
2
1.5
24
−
3
2
−
−
27
3
2
−
30
−
3.5
2
−
−
33
3.5
2
−
36
−
4
3
−
−
39
4
3
−
42
−
4.5
3
−
−
45
4.5
3
−
48
−
5
3
−
−
52
5
4
−
56
−
5.5
4
−
−
60
5.5
4
−
64
−
6
4
−
3
B 0205-3 : 2001 (ISO 262 : 1998)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ねじ基本関係JIS原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
吉 本 勇
東京工業大学名誉教授
(幹事)
大 橋 宣 俊
湘南工科大学機械工学科
西 山 信 夫
メイラ株式会社技術本部
(委員)
穐 山 貞 治
経済産業省産業技術環境局標準課
稲 葉 元 成
元・ミネベア株式会社藤沢製作所
及 川 文 廣
株式会社サトーラシ品質保証部
近 藤 清 隆
いすゞ自動車株式会社藤沢工場開発管理室
杉 浦 孝 之
株式会社田野井製作所埼玉工場
大 黒 雅 之
大黒興業株式会社(ねじ商連)
田 中 誠之助
株式会社佐賀鉄工所開発部
谷 口 良 憲
トヨタ自動車株式会社設計管理部設計管理室
八 賀 聡 一
社団法人日本工作機械工業会技術部
橋 本 進
財団法人日本規格協会技術部
丸 山 一 男
工学院大学機械工学科
三 井 雅 夫
株式会社弥満和製作所技術本部技術部
(事務局)
中 村 智 男
日本ねじ研究協会
文責 西 山 信 夫