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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 0172-1993 

フライス用語 

Glossary of terms for milling cutters 

1. 適用範囲 この規格は,主として金属切削用として一般に用いるフライス(1)に関する用語及び定義に

ついて規定する。 

注(1) 外周面,端面又は側面に切れ刃をもち,回転切削する工具で,主としてフライス盤に使用され

る。ミーリングカッタともいう。 

備考 この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS B 0170 切削工具用語(基本) 

JIS B 1011 センタ穴 

JIS B 4003 モールステーパ部をもつシャンク及びソケット−形状・寸法 

JIS B 4005 フライス用ストレートシャンク部−形状・寸法 

JIS B 4107 超硬側フライス 

JIS B 4115 超硬ソリッドメタルソー 

JIS B 4201 フライス穴 

JIS B 4204 溝フライス 

JIS B 4205 平フライス 

JIS B 4206 側フライス 

JIS B 4211 ストレートシャンクエンドミル 

JIS B 4212 テーパシャンクエンドミル 

JIS B 4217 T溝フライス 

JIS B 4219 メタルソー 

JIS B 4220 すりわりフライス 

JIS B 4221 角度フライス 

JIS B 4226 総形フライス 

JIS B 4230 半月キー溝フライス 

JIS B 4231 面取りフライス 

JIS B 4232 インボリュートフライス 

JIS B 4233 小ねじ沈めフライス 

JIS B 4236 六角穴付きボルト用沈めフライス 

JIS B 6101 

24

7テ−パの主軸端及びシャンク 

2. 分類 用語の分類は,次による。 

(1) フライスの種類 

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B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(1.1) 刃部材料及び表面処理による分類 

(1.2) 構造による分類 

(1.3) 取付方法による分類 

(a) ボアタイプフライス 

(b) シャンクタイプフライス 

(1.4) 機能又は用途による分類 

(a) ボアタイプフライス 

(b) シャンクタイプフライス 

(2) フライスの要素 

(3) フライスの角 

(4) フライスの精度 

(5) フライスの刃部の損傷 

(6) フライスの一般 

3. フライスの名称の呼び方 フライスの種類は,フライスの種類[2.(1)]の番号順に該当する用語を組み

合わせて呼ぶ。 

なお,刃部材料に高速度工具鋼を用いたフライス及びむく(2)・溶接のフライスは,これらを省略して呼ぶ

(次の例の括弧の用語)。 

また,機能又は用途だけで判断できる場合は,取付方法を省略してもよい。 

注(2) 刃部材料が高速度工具鋼以外の場合,むくを省略しない。 

例 

呼び方 

刃部材料及び表面処理 

構造 

取付方法 

機能又は用途 

超硬むく平フライス 

超硬(合金) 

むく 

(ボア) 

平フライス 

超硬植刃正面フライス 

超硬(合金) 

植刃 

[直(じか)付け] 

正面フライス 

コーティングストレートシャ
ンク二枚刃エンドミル 

コーティング(高速度工具鋼) (むく) ストレートシャンク 

二枚刃エンドミル 

超硬ろう付けモールステーパ
シャンク多刃エンドミル 

超硬(合金) 

ろう付け モールステーパシャンク 多刃エンドミル 

4. 用語及び定義 フライスの用語及び定義は,次による。 

なお,参考のために,量記号,単位及び対応英語を示す。 

備考1. 用語の一部に括弧を付けてあるものは,括弧の中の用字を省略してもよい。 

2. 用語の定義の中の太字で示された用語は,この規格に規定しているものを示す。 

3. 定義内における図は,構造の一例を示す。 

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B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(1) フライスの種類 

(1.1) 刃部材料及び表面処理による分類 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1101 

合金工具鋼フライス 刃部の材料に合金工具鋼を使用したフライス。 

alloy tool steel milling 

cutter 

1102 

高速度(工具)鋼フ
ライス 

刃部の材料に高速度工具鋼を使用したフライス。 

high speed (tool) steel 

milling cutter 

1103 

超硬質工具材料フラ
イス 

刃部の材料に超硬質工具材料(超硬合金,サーメット,セ
ラミック,BN焼結体,ダイヤモンド,ダイヤモンド焼結体
など)を使用したフライスの総称。 

備考 超硬フライス,サーメットフライス,セラミッ

クフライス (ceramic milling cutter) ,BNフライ
ス (boron nitride milling cutter) ,ダイヤモンドフ
ライス (dia-mond milling cutter) などがある。 

hard tool material milling 

cutter 

1104 

超硬(合金)フライ
ス 

刃部の材料に超硬合金(炭化タングステンを主体とした焼
結物)を使用したフライス。 

carbide milling cutter,  
cemented carbide milling 

cutter,  

hardmetal milling cutter 

1105 

サーメットフライス 刃部の材料にサメット(チタン化合物,タンタル化合物又

はニオブ化合物を主体とした焼結物)を使用したフライス。 

cermet milling cutter 

1106 

表面処理フライス 

刃部の材料に窒化,酸化,窒化酸化処理などの表面処理を
施したフライス。 

surface-treated milling 

cutter 

1107 

コティングフライス 刃部の材料に炭化物,窒化物,酸化物などを,表面に一層

又は多層に化学的又は物理的に密着させた工具材料を使用
したフライス。被覆フライスともいう。 

備考 被覆材の種類によって,コーティング高速度工

具鋼フライス (coated high speed tool steel milling 
cutter) ,コーティング超硬フライス (coated 
carbide milling cutter) ,コーティングサーメット
フライス (coated cermet milling cutter) などがあ
る。 

被覆材質によって,TiNコーティング (TiN 

coat-ing) ,TiCコーティング (TiC coating) ,TiCN
コーティング (TiCN coating) ,アルミナコーティ
ング (Al2O3 coating) ,BNコーティング (BN 
coating) ,ダイヤモンドコーティング (diamond 
coating) などがある。 

coated milling cutter 

(1.2) 構造による分類 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2101 

むくフライス 

刃部とボデー又はシャンクとが同一材料から作られている
フライス。ソリッドカッタともいう。 

solid milling cutter 

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B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2102 

溶接フライス 

ボデーとシャンクとを溶接したフライス。 

welded milling cutter 

2103 

クランプフライス 

ボデーにチップを機械的に締め付けたフライス。 

clamped milling cutter 

2104 

ろう付けフライス 

刃部の材料をボデーにろう付けしたフライス。付け刃フラ
イスともいう。 

blazed milling cutter,  
tipped milling cutter 

2105 

組立フライス 

刃部, ボデー又はシャンクを組立構造にしたフライス。 

constructed milling cutter 

2106 

植刃フライス 
(うえばふらいす) 

ボデーにブレードを機械的に取り付けたフライス。 

inserted milling cutter 

2107 

差込みフライス 

ボデーをシャンクに差し込んで,ろう付けするか,又はそ
のほかの方法で固定したフライス。 

− 

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B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2108 

スローアウェイフラ
イス 

ボデーにスローアウェイチップを機械的に締め付けたフラ
イス。 

throw-away milling cutter 

2109 

組合せフライス 

左右2個のフライスを組み合わせて幅を調節できるように
したフライス。 

interlocking milling cutter, 
combination milling cutter 

(1.3) 取付方法による分類 

(a) ボアタイプフライス 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3100 

ボアタイプフライス アーバを使用して,又は直接機械に取り付ける穴(ボア)

があるフライスの総称。 

bore type milling cutter,  
arbor type milling cutter 

3101 

プレインボアフライ
ス 

プレインボアをもつボアタイプフライス。 

plain bore milling cutter,  
plain taper bore milling 

cutter,  

plain tapered bore milling 

cutter 

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B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3102 

ドライブ穴付きボア
フライス 

ドライブ穴をもつボアタイプフライス。 

bore milling cutter with 

driving holes 

3103 

キー溝付きボアフラ
イス 

キー溝をもつボアタイプフライス。 

bore milling cutter with 

key way 

3104 

端面キー溝付きボア
フライス 

端面キー溝をもつボアタイプフライス。 

bore milling cutter with 

side key way,  

bore milling cutter with 

key slot,  

bore mining cutter with 

tenon 

3105 

じか(直)付けフラ
イス 

締付用ボルト穴をもつボアタイプフライス。フライス盤の
主軸端に直接取り付ける。ダイレクトマウントフライスと
もいう。 

direct mounting milling 

cutter 

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B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3106 

ねじ付きボアフライ
ス 

ねじ付き穴をもつボアタイプフライス。 

bore milling cutter with 

internal thread 

3107 

テーパボアフライス テーパ穴をもつボアタイプフライス。 

taper bore milling cutter,  
tapered bore milling cutter 

3108 

ストレートボアフラ
イス 

ストレート穴をもつボアタイプフライス。 

cylindrical parallel bore 

milling cutter,  

cylindrical straight bore 

milling cutter 

(b) シャンクタイプフライス 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3200 

シャンクタイプフ
ライス 

シャンクをもつフライスの総称。シャンクをミーリングチ
ャック(ミーリングホルダ),又は直接機械にじか付けさ
れて使用される。 

shank type milling cutter 

3201 

ストレートシャン
クフライス 

ストレートシャンクをもつシャンクタイプフライスの総
称。 

cylindrical parallel shank 

milling cutter,  

parallel shank milling 

cutter,  

straight shank milling 

cutter 

3202 

プレインストレー
トシャンクフライ
ス 

プレインストレートシャンクをもつストレートシャンク
フライス。単にストレートシャンクフライスともいう。 

plain cylindrical parallel 

shank milling cutter 

3203 

フラット付きスト
レートシャンクフ
ラ 

フラット付きストレートシャンクをもつストレートシャ
ンクフライス。 

flatted cylindrical parallel 

shank milling cutter 

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B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3204 

コンビネーション
ストレートシャン
クフライス 

コンビネーションストレートシャンクをもつストレート
シャンクフライス。 

combination cylindrical 

parallel shank milling 
cutter 

3205 

ねじ付きストレー
トシャンクフライ
ス 

ねじ付きストレートシャンクをもつストレートシャンク
フライス。 

threaded cylindrical 

parallel shank milling 
cutter,  

screwed cylindrical 

parallel shank milling 
cutter 

3206 

テーパシャンクフ
ライス 

テーパシャンクをもつシャンクタイプフライスの総称。 

taper shank milling cutter 

3207 

モールステーパシ
ャンクフライス 

モールステーパシャンクをもつテーパシャンクフライス。 Morse taper shank milling 

cutter 

3208 

ブラウンシャープ
テーパシャンクフ
ライス 

ブラウンシャープテーパシャンクをもつテーパシャンク
フライス 

Brown & Sharpe taper 

shank milling cutter 

3209 

24

7テーパシャンクフ

ライス 

24

7テーパシャンクをもつテーパシャンクフライス。 

24

7 taper shank milling 

cutter 

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B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(1.4) 機能又は用途による分類 

(a) ボアタイプフライス 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4101 

平フライス 

外周面に切れ刃をもち,平面を仕上げるフライス。用途に
よって普通刃,荒刃1形及び荒刃2形がある。プレインカ
ッタともいう。JIS B 4205参照。 

plain milling cutter,  
cylindrical cutter 

4102 

スラブカッタ 

スラブの表面を切削するフライスで,平フライスのねじれ
刃のものにニックを付け,切りくずを分断する機能をもつ
ようにしたもの。 

slab milling cutter 

4103 

側フライス 
(がわふらいす) 

外周面と両側面に切れ刃をもつフライス。刃の形状によっ
て普通刃,荒刃及び千鳥刃がある。サイドカッタともいう。
JIS B 4107,JIS B 4206参照。 

side milling cutter,  
side and face milling 

cutter 

4104 

片刃側フライス 
(かたはがわふらい
す) 

外周面と一側面に切れ刃をもつフライス。 

half side milling cutter 

4105 

組合せ側フライス 

左右2個のフライスを組み合わせて,カッタの幅を調節で
きるようにした側フライス。 

interlocking side milling 

cutter 

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10 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4106 

正面フライス 

一端面と外周面に切れ刃をもち,主として立フライス盤で
平面切削に用いるフライス。フェースミルともいう。 

face milling cutter,  
face mill 

4107 

カッタボデー 

植刃又はクランプボアタイプフライスのボデー。フライス
ヘッドともいう。 

cutter body,  
cutter head 

4108 

シェルエンドミル 

外周面及び端面に切れ刃をもち,ボデーをシャンクに差し
込んで用いるエンドミル。 

shell end mill,  
shell mill 

4109 

荒削りシェルエンド
ミル 

波形の外周刃をもつシェルエンドミル。荒削りに用いる。 

roughing shell end mill,  
roughing shell mill 

4110 

溝フライス 

外周面に切れ刃をもち,溝を加工するのに用いるフライス。
JIS B 4204参照。 

slotting milling cutter,  
slotting cutter 

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11 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4111 

すりわりフライス 

外周面に切れ刃をもち,小ねじ頭のすりわりの加工に用い
るフライス。JIS B 4220参照。 

screw slotting cutter 

4112 

メタルソー 

外周面に切れ刃をもち,材料の切断及び溝加工に用いるフ
ライス。用途によって普通刃と荒刃がある。JIS B 4219,JIS 
B 4115参照。 

metal slitting saw 

4113 

コールドソー 

外周面に切れ刃をもち,材料の冷間切断に用いるフライス
の総称。構造によってソリッドソー,セグメントソー及び
チップソーがある。 

cold circular saw 

4114 

セグメントソー 

ボデーにセグメントブレードをリベット止めしたコールド
ソー。一般に大形材料の切断に用いる。 

segmental circular saw 

4115 

角度フライス 

二つの切れ刃が,それぞれの角度をもち,主として溝加工
に用いるフライスの総称。 

angle milling cutter 

4116 

片角フライス 

片側の切れ刃だけが角度をもつ角度フライス。JIS B 4221
参照。 

single angle milling cutter 

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12 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4117 

不等角フライス 

両側に等しくない角度の切れ刃をもつ角度フライス。 

unequal double angle 

milling cutter 

4118 

等角フライス 

両側に等しい角度の切れ刃をもつ角度フライス。JIS B 4221
参照。 

double angle milling 

cutter 

4119 

総形フライス 

特殊形状の加工に用いるフライスの総称。 

form milling cutter 

4120 

二番取りフライス 

切れ刃のりょう(稜)線の直後から二番取りを施してあり,
すくい面の再研削を行っても刃部形状の変わらないフライ
スの総称。 

form-relieved milling 

cutter,  

form milling cutter with 

constant profile 

4121 

内丸フライス 

外周面に丸くくぼんだ切れ刃をもつ二番取りフライス。JIS 
B 4226参照。 

concave milling cutter 

4122 

外丸フライス 

外周面に外丸の切れ刃をもち,丸溝の加工に用いる二番取
りフライス。JIS B 4226参照。 

convex milling cutter 

4123 

片面取りフライス 

外周面の片側に丸くくぼんだ切れ刃をもち,角の丸みの加
工に用いる二番取りフライス。JIS B 4226参照。 

comer rounding milling 

cutter 

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13 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4124 

両面取りフライス 

外周面の両面に丸くくぼんだ切れ刃をもち,角の丸みの加
工に用いる二番取りフライス。JIS B 4226参照。 

double corner rounding 

milling cutter 

4125 

インボリュートフラ
イス 

インボリュート歯車の歯切り加工に用いる二番取りフライ
ス。JIS B 4232参照。 

involute gear milling 

cutter 

4126 

スプロケットフライ
ス 

スプロケット歯形の加工に用いる二番取りフライス。 

sprocket milling cutter 

4127 

スプラインフライス スプライン溝の加工に用いる二番取りフライス。 

spline milling cutter 

4128 

セレーションフライ
ス 

セレーション溝の加工に用いる二番取りフライス。 

serration milling cutter 

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14 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4129 

ねじ切りフライス 

円筒面にリードがないねじ山形状の切れ刃をもち,ねじ切
り加工に用いるフライス。一山ねじフライスと多山ねじフ
ライスとがある。 

thread milling cutter 

(b) シャンクタイプフライス 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4201 

エンドミル 

外周面及び端面に切れ刃をもつシャンクタイプフライスの
総称。 

end mill 

4202 

一枚刃エンドミル 
(いちまいはえんど
みる) 

1枚の切れ刃をもつエンドミル。主として軽合金の加工に
用いる。 

one-flute end mill 

4203 

二枚刃エンドミル 

2枚の切れ刃をもつエンドミル。JIS B 4211,JIS B 4212参
照。 

two-flute end mill,  
slot drill 

4204 

三枚刃エンドミル 

3枚の切れ刃をもつエンドミル。 

three-flute end mill 

4205 

多刃エンドミル 
(たはえんどみる) 

3枚以上の切れ刃をもつエンドミルの総称。JIS B 4211,JIS 
B 4212参照。 

multi-flute end mill 

4206 

両頭エンドミル 
(りょうとうえんど
みる) 

シャンクの両側に切れ刃をもつエンドミル。 

double-end end mill 

4207 

テーパ刃エンドミル 
(てーぱはえんどみ
る) 

外周刃がテーパをもつエンドミル。 

tapered end mill 

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15 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4208 

ボールエンドミル 

球状の底刃をもつエンドミル。JIS B 4211,JIS B 4212参照。 

ball end mill,  
ball-nosed end mill 

4209 

テーパボールエンド
ミル 

珠状の底刃をもつエンドミル。 

tapered ball end mill,  
tapered ball-nosed end 

mill 

4210 

ラジアスエンドミル 丸コーナをもつエンドミル。 

radius end mill 

4211 

スクエアエンドミル 角形のコーナをもつエンドミル。 

square end mill 

4212 

総形エンドミル 
(そうがたえんどみ
る) 

特殊形状の加工に用いるエンドミルの総称。 

formed end mill 

4213 

強ねじれ刃エンドミ
ル 
(きょうねじれはえ
んどみる) 

ねじれ角が40°以上の外周刃をもつエンドミル。 

high-helix end mill 

4214 

ニック付きエンドミ
ル 

外周刃にニック切れ刃をもつエンドミル。 

end mill with chip 

breakers,  

end mill with nicked teeth, 
semi-finishing end mill,  
interrupted end mill 

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16 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4215 

中仕上げエンドミル
(ちゅうしあげえん
どみる) 

台形の外周刃をもつエンドミル。荒削り又は中仕上げに用
いる。 

roughing and finishing 

end mill 

4216 

荒削りエンドミル 

波形の外周刃をもつエンドミル。荒削りに用いる。ラフィ
ングエンドミルともいう。 

roughing end mill 

4217 

キー溝エンドミル 

キー溝の加工に用いるエンドミル。 

key-slot end mill,  
keyway end mill 

4218 

歯切りエンドミル 

歯車の歯切り加工に用いるエンドミル。 

gear cutting end mill 

4219 

座ぐりフライス 

座削りに用いるフライスの総称。 

counterbore 

4220 

平小ねじ沈めフライ
ス 

平小ねじ用の沈め穴を加工するフライス。JIS B 4233参照。 

machine screw 

counterbore 

4221 

さら小ねじ沈めフラ
イス 

さら小ねじ用の沈め穴を加工するフライス。JIS B 4233参
照。 

machine screw 

countersink 

4222 

六角穴付きボルト用
沈めフライス 

六角穴付きボルト用の沈め穴を加工するフライス。JIS B 
4236参照。 

counterbore for hexagone 

socket head bolt 

4223 

面取りフライス 

外周刃が60°,75°,90°及び120°の角度をもち,主と
して皿部の加工に用いるフライス。JIS B 4231参照。 

countersink,  
center reamer 

background image

17 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4224 

歯車面取りフライス 歯車の歯形の角部の面取りに用いるフライス。 

gear chamfering milling 

cutter 

4225 

あり溝フライス 

あり溝の部分の加工に用いるフライス。 

dovetail milling cutter 

4226 

クリスマスカッタ 

タービンブレード又はタービンデスクの溝加工に用いるフ
ライス。 

christmas tree formed 

milling cutter 

4227 

T溝フライス 

T溝の加工に用いるフライス。JIS B 4217参照。 

T-slot milling cutter 

4228 

半月キー溝フライス 半月キー溝の加工に用いるフライス。ボアタイプのものも

ある。JIS B 4230参照。 

woodruff key-seat milling 

cutter 

4229 

ホローミル 

環状溝加工又は心残し加工に用いるフライス。 
ボアタイプのものもある。 

hollow mill 

(2) フライスの要素 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

5001 

フライスの大きさ 

一般に,ボアタイプフライスは外径×幅×穴径,シ
ャンクタイプフライスは外径×刃長×全長×シャン
クの大きさによる。 

− 

size of milling cutter 

5002 

呼び 

一般にフライスの大きさを表し,特定の加工に対応
する場合には,工作物の呼び寸法をいう。 

− 

nominal size 

background image

18 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

5003 

外径 

刃部の一番大きい箇所の直径(付図1〜5,付図20〜
22参照)。ただし,テーパ刃エンドミルでは小端外径
における直径をいう。 

outside diameter 

5004 

全長 

刃長,シャンク又はボスを含めた全体の軸に平行に
測った長さ(付図3,付図20〜21参照)。 

overall length 

5005 

幅 

刃部が全長にわたっているボアタイプフライス,又は
溝加工用シャンクタイプフライスの軸に平行に測っ
た刃部の長さ。ただし,溝加工用シャンクタイプフ
ライスの幅はbとする(付図1〜2,付図5,付図20
参照)。 

(b) 

width of face 

5006 

刃長 
(はちょう) 

軸に平行に測った刃部の長さ(付図3,付図21参照)。 

length of cut,  
flute length 

5007 

穴径 

ボアタイプフライスの穴の直径(付図1〜5参照)。 

bore diameter 

5008 

角度 

任意の軸を含む平面上に作られる刃部の実体側の挟
む角(付図6参照)。 

α 

included angle 

5009 

テーパ半角 

テーパ刃の勾配角(付図8参照)。 

2

α

half included angle 

5010 

丸み 

工作物に対応した刃部の丸みの半径(付図7参照)。 

radius of circle 

5011 

シャンクの大きさ 

ストレートシャンクはシャンク径 (d) ,テーパシャ
ンクはテーパ番号で表す。 

(d) 

size of shank 

5012 

ボデー 

フライスの基幹部。それ自身が切れ刃を形成するか,
又はブレード若しくはチップを保持する部分を含め
た全体(付図1,付図3,付図21参照)。ただし,ボ
ス,首,シャンクを除く。JIS B 0170参照。 

− 

body 

5013 

フライス穴 

ボアタイプフライスをアーバに保持又はスピンドル
の軸心と同心させるための穴(付図1参照)。 

− 

cutter bore 

5014 

ストレート穴 

直径が全長にわたり同径のフライス穴(付図9参照)。
JIS B 4201参照。 
必要によって穴の盗み,キー溝ねじなどを設ける。 

− 

cylindrical parallel bore,  
cylindrical straight bore 

5015 

テーパ穴 

円すい状になっているフライス穴(付図10参照)。
必要によってキー溝を設ける。 

− 

taper bore,  
tapered bore 

5016 

プレインボア 

キー溝,ドライブ穴をもたないフライス穴(付図11
参照)。 

− 

plain bore,  
plain taper bore 

5017 

キー溝付き穴 

内面にキー溝をもつフライス穴(付図12参照)。 

− 

bore with key way 

5018 

端面キー溝付き穴 

フライスの駆動側の端面に端面キー溝をもつフライ
ス穴(付図13参照)。 

− 

bore with key slot 

5019 

ねじ付き穴 

フライス穴の一部にねじをもつもの(付図14参照)。 

− 

bore with internal thread 

5020 

ドライブ穴付き穴 

ドライブ穴をもつフライス穴(付図15参照)。 

− 

bore with driving holes 

5021 

じか(直)付け 

ボアタイプフライスを直接スピンドル端面に取り付
ける方法。正面フライス,大径フライスで用いる。
ダイレクトマウントともいう(付図16参照)。 

− 

direct mounting 

5022 

いんろう 

フライスの取付け精度を良くするために設けたはめ
あい部(付図14参照)。 

− 

centering location 

5023 

ボス 

フライスの側面に設けた突起部(付図3参照)。 

− 

boss 

5024 

穴の盗み 

フライスとアーバのはめあいを良くするために,フ
ライス穴に設けた逃げ部(付図1参照)。 

− 

recess 

5025 

有効軸受の長さ 

フライスとアーバとのはめあいの軸方向の有効長さ
(付図1参照)。 

− 

bearing length 

background image

19 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

5026 

キー溝 

フライス穴又はシャンクの外周に設けたキー溝(付
図12〜13参照)。 

− 

key way 

5027 

端面キー溝 

ボスの端面に設けたキー溝(付図3,付図16参照)。 

− 

side key way,  
key slot,  
tenon 

5028 

キー溝の幅 

キー溝又は端面キー溝の幅(付図17参照)。 

width of key way,  
width of key slot 

5029 

キー溝の深さ 

キー溝の底面までの深さ(付図17参照)。 

depth of key way,  
depth of key slot 

5030 

キー溝の長さ 

キー溝の溝方向の長さ。端面キー溝では,穴径も含
めたキーのはまる有効長さ(付図17参照)。 

− 

length of key way,  
length of key slot 

5031 

キー溝の丸み 

キー溝の底の隅の丸みの半径(付図17参照)。 

γ 

corner radius of key way,  
corner radius of key slot 

5032 

ドライブ穴 

フライスの取付けボルト又は駆動ピンのために設け
た穴(付図15参照)。 

− 

driving hole 

5033 

ボルトサークル径 

ドライブ穴のピッチ円直径(付図15参照)。 

− 

pitch circle diameter of 

holes 

5034 

シャンク 

シャンクタイプフライスの柄部(付図20〜21参照)。
使用に際して,これを保持する。JIS B 0170参照。 

− 

shank 

5035 

テーパシャンク 

円すい状のシャンク(付図18参照)。JIS B 4003,JIS 
B 6101参照。 

− 

taper shank 

5036 

タング 

シャンクの端部に設けた平たん部(付図18参照)。 

− 

tang 

5037 

コッタ穴 

シャンクの円すい部にコッタを入れて取り付けるた
めの穴(付図18参照)。 

− 

cotter slot 

5038 

引ねじ 

シャンクの端部に設け,スピンドルに引きつけるた
めのねじ(付図18参照)。 

− 

drawing thread 

5039 

ストレートシャンク 円筒状のシャンク(付図19参照)。JIS B 4005参照。 

− 

cylindrical parallel shank,  
parallel shank,  
straight shank 

5040 

フラット 

シャンクの円筒上に設けた平たん部(付図19参照)。 

− 

flat 

5041 

シャンク径 

ストレートシャンクの直径(付図21参照)。 

shank diameter 

5042 

シャンクの長さ 

軸に平行に測ったシャンクの長さ(付図21参照)。 

ls 

shank length 

5043 

首 

シャンクタイプフライスのシャンクと刃の間のくび
れた部分(付図21参照)。 

− 

neck,  
recess 

5044 

首径 
(くびけい) 

首の直径(付図21参照)。 

dn 

neck diameter,  
recess diameter 

5045 

首の長さ 

軸に平行に測った首の長さ(付図21参照)。 

ln 

neck length,  
 recess length 

5046 

センタ穴 

シャンクタイプフライスの端部に設けた軸心を決め
る穴(付図20〜21参照)。JIS B 1011参照。 

− 

center hole 

5047 

刃部 

フライスの切削に直接あずかる部分。切れ刃,すく
い面及び逃げ面からなる(付図1参照)。JIS B 0170
参照。 

− 

cutting part 

5048 

切れ刃 
(きれは) 

刃部構成要素の一つで,すくい面と逃げ面との交線
の部分(付図1参照)。JIS B 0170参照。 

− 

cutting edge 

background image

20 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

5049 

主切れ刃 

フライスの切削作用において,切りくず生成に主な役
割を果たす切れ刃。主切れ刃が複数ある場合には,コ
ーナに近い方から順に,第一主切れ刃,第二主切れ刃
などという(付図4参照)。JIS B 0170参照。 

− 

major cutting edge 

5050 

副切れ刃 

切れ刃のうち主切れ刃を除く部分。副切れ刃が複数
ある場合には,コーナに近い方から順に,第一副切
れ刃,第二副切れ刃などという(付図4参照)。JIS B 
0170参照。 

− 

minor cutting edge 

5051 

外周刃 

外周にある切れ刃(付図1〜3,付図5,付図21参照)。 

− 

peripheral cutting edge 

5052 

側刃 
(そくは) 

ボアタイプフライスの側面にある切れ刃(付図2,付
図5参照)。 

− 

side cutting edge 

5053 

底刃 
(そこは) 

シャンク又はボスと反対の端面にある切れ刃(付図
3,付図21参照)。 

− 

end cutting edge 

5054 

正面刃 

正面フライスでボスと反対の端面にある切れ刃(付
図4参照)。 

− 

face cutting edge 

5055 

等底刃 
(とうそこは) 

切れ刃の長さがすべて等しい底刃(付図21参照)。 

− 

even end cutting edge 

5056 

不等底刃 
(ふとうそこは) 

切れ刃の長さが異なる底刃。親子刃ともいう。 一番
長い切れ刃を長底刃又は親刃,一番長い切れ刃を除く
切れ刃を短底刃又は子刃ともいう(付図21参照)。 

− 

uneven end cutting edge 

5057 

テーパ刃 

円すい状の外周刃(付図22参照)。 

− 

tapered peripheral cutting 

edge 

5058 

ストレート刃 

円筒状の外周刃(付図23参照)。 

− 

parallel peripheral cutting 

edge 

5059 

センタ穴付き刃 

シャンクタイプフライスでセンタ穴をもつ底刃(付
図21参照)。 

− 

non center cut tooth,  
end cutting edge with 

center hole 

5060 

センタカット刃 

シャンクタイプフライスでカッタの軸心まで切れ刃
がある底刃で,中心刃ともいう(付図21参照)。 

− 

center cut toot 

5061 

スクエア刃 

角形のコーナをもつ底刃(付図24参照)。 

− 

square end cutting edge 

5062 

ボール刃 

球状の底刃(付図25参照)。 

− 

ball end cutting edge,  
ball-nosed end cutting 

edge 

5063 

ラジアス刃 

丸コーナをもつ底刃(付図26参照)。 

− 

radius end cutting edge 

5064 

面取り刃 

面取りコーナをもつ底刃(付図27参照)。 

− 

chamfer end cutting edge 

5065 

コーナ 

主切れ刃と副切れ刃とがつながるかどの比較的小範
囲の切れ刃部分。ノーズともいう(付図2〜4,付図
21参照)。JIS B 0170参照。 

− 

corner,  
nose 

5066 

面取りコーナ 

直線状に面取りしたコーナ(付図4,付図20,付図
27参照)。JIS B 0170参照。 

− 

chamfered corner 

5067 

丸コーナ 

丸みを付けたコーナ(付図26参照)。JIS B 0170参
照。 

− 

rounded corner 

5068 

コーナ半径 

丸コーナの丸みの呼び半径。基準面内で測定した値
で表す(付図26参照)。JIS B 0170参照。 

corner radius 

5069 

ボール半径 

ボール刃の半径(付図25参照)。 

radius of ball nose 

5070 

ニック 

切りくずを分割するために,切れ刃に設けた溝。チ
ップブレーカともいう(付図28参照)。 

− 

nick,  
chip breaker 

5071 

ニック幅 

ニックの溝の幅(付図28参照)。 

− 

width of nick 

5072 

ニック深さ 

ニックの溝の深さ(付図28参照)。 

− 

depth of nick 

background image

21 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

5073 

ニックのピッチ 

隣接するニックの間の距離(付図28参照)。 

− 

pitch of nick 

5074 

ニック切れ刃 

ニックをもつ切れ刃(付図28参照)。 

− 

interrupted cutting edge 

5075 

ラフィング切れ刃 

ニック切れ刃と同じ目的で,二番取りによってニッ
クの形状を波形に形成した切れ刃(付図29参照)。 

− 

roughing formed cutting 

edge 

5076 

刃のねじれ方向 

軸線に対して,切れ刃がねじれている方向。 

− 

hand of helix,  
hand of flute helix 

5077 

直刃 
(ちょくは) 

軸線に平行な切れ刃(付図31参照)。 

− 

straight tooth,  
 straight flute 

5078 

ねじれ刃 

軸線に対して,ねじれた切れ刃(付図32参照)。 

− 

helical tooth,  
helical flute 

5079 

右ねじれ刃 

フライスを取付け側から見て,時計回りの方向にね
じれた切れ刃(付図30参照)。 

− 

right hand helical tooth 

5080 

左ねじれ刃 

フライスを取付け側から見て,反時計回りの方向に
ねじれた切れ刃(付図30参照)。 

− 

left hand helical tooth 

5081 

千鳥刃 
(ちどりは) 

主切れ刃の作用部分又は刃のねじれ方向が,互い違
いになっている切れ刃(付図33参照)。 

− 

staggered tooth 

5082 

リード 

切れ刃に沿って軸の周りを1周するとき,軸方向に
進む距離(付図32参照)。 

GL 

lead,  
gash lead 

5083 

刃の右左 
(はのみぎひだり) 

フライスの取付け側から見た切れ刃の回転方向。 

− 

hand of cut 

5084 

右刃 
(みぎは) 

フライスを取付け側から見て,時計回りの方向に回
転する切れ刃(付図30参照)。 

− 

right hand cut 

5085 

左刃 
(ひだりは) 

フライスを取付け側から見て,反時計回りの方向に
回転する切れ刃(付図30参照)。 

− 

left hand cut 

5086 

刃数 
(はかず) 

刃の数。 

number of tooth,  
number of flute 

5087 

刃形 
(はがた) 

軸線に直角又は平行な断面の刃部の輪郭。 

− 

tooth shape,  
tooth form 

5088 

普通刃 

ごく一般切削用の刃。 

− 

ordinary tooth 

5089 

荒刃 
(あらは) 

普通刃よりも隣接する切れ刃の間隔が広い刃。 

− 

coarse tooth 

5090 

チップ 

フライスのボデー又はブレードに取り付けて使用す
る刃部材料の小片。その一部が切れ刃を形成する(付
図34,付図37参照)。JIS B 0170参照。 

− 

tip 

5091 

スローアウェイチッ
プ 

工具寿命に達した場合,再研削して使用することな
く使い捨てにするチップ。JIS B 0170参照。 

− 

throw-away insert,  
indexable insert 

5092 

さらい刃 

主に正面フライスにおいて送りマークを除去して平
滑な仕上げ面を得るための仕上げ面に平行に設けた
第一副切れ刃,又は仕上げ面に平行な副切れ刃とな
る直線ないし緩い弧状の切れ刃をもつスローアウェ
イチップで,ワーパーチップ又はスイーパーチップ
ともいう(付図4参照)。 

− 

flat cutting edge,  
wiper insert 

5093 

ブレード 

ボデーに機械的に保持されて刃部を構成する比較的
長めのチップ又は台金にチップを固着したもの。イ
ンサートブレードともいう(付図35参照)。JIS B 
0170参照。 

− 

blade,  
insert blade 

5094 

セグメント 

分割構造の刃部を含むボデーの全体又は部分の分割
要素をいう(付図36参照)。 

− 

segment,  
segmental blade 

background image

22 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

5095 

基準面 

刃部の諸角を定義するために基準とする面。切れ刃
上に任意に選んだ1点を通る面として設定する。工
具系基準方式では,主運動方向に直角,作用系基準
方式では主運動と送り運動とを合成した合成切削運
動の方向に直角な面。前者を工具系基準面といい,
後者を作用系基準面という。JIS B 0170参照。 

Pr 

reference plane,  
working reference plane,  
tool reference plane 

5096 

すくい面 

フライスの切削を行う主体となる面。すくい面が複
数の面からなる場合は,切れ刃に近い方から順に,
第一すくい面,第二すくい面などという(付図1,付
図21参照)。JIS B 0170参照。 

− 

fece,  
tooth face 

5097 

逃げ面 

切削仕上面との不必要な接触を避けるために逃がし
た面。この面とすくい面との交線の部分が切れ刃を
形成する(付図1参照)。JIS B 0170参照。 

− 

flank,  
relief 

5098 

第一逃げ面 

逃げ面のうち切れ刃直後の部分(付図3参照)。 

− 

primary flank,  
primary relief 

5099 

第二逃げ面 

逃げ面のうち第一逃げ面直後の部分(付図3参照)。 

− 

secondary flank,  
clearance 

5100 

主逃げ面 

主切れ刃につながる逃げ面。主逃げ面が複数の面か
らなる場合は,主切れ刃に近い方から順に第一主逃
げ面,第二主逃げ面などという(付図4参照)。JIS B 
0170参照。 

− 

major flank 

5101 

副逃げ面 

副切れ刃につながる逃げ面。副逃げ面が複数の面か
らなる場合は,副切れ刃に近い方から順に第一副逃
げ面,第二副逃げ面などという(付図4参照)。JIS B 
0170参照。 

− 

minor flank 

5102 

逃げ面幅 

逃げ面の幅(付図21参照)。 

t1 

flank width,  
relief width 

5103 

ランド 

溝をもつフライスの,切れ刃からヒールまでの堤状
の幅をもった部分(付図2,付図20〜21参照)。JIS B 
0170参照。 

− 

land 

5104 

ランド幅 

ランドの幅(付図2〜3,付図20〜21参照)。 

land width 

5105 

マージン 

ランド上で,切れ刃に連なり逃げの付いていない部
分。丸ランドともいう(付図2,付図21参照)。JIS B 
0170参照。 

− 

margin,  
circular land 

5106 

マージン幅 

マージンの幅(付図2,付図21参照)。 

tm 

margin width 

5107 

ヒール 

フライスの逃げ面と溝とのつなぎとなる部分(付図
1,付図21参照)。JIS B 0170参照。 

− 

heel 

5108 

溝 

隣り合った切れ刃とヒールとの間のへこんだ部分
(付図1,付図21参照)。JIS B 0170参照。 

− 

flute 

5109 

溝底 
(みぞそこ) 

溝の最もへこんだ部分。 

− 

fillet 

5110 

溝底の丸み 

溝底に付けた丸み(付図1〜3,付図21参照)。 

radius of fillet 

5111 

溝の深さ 

切れ刃から溝底までの深さ(付図3,付図21参照)。 

tooth depth 

5112 

チップポケット 

切削中の切りくずの生成,収容及び排出を容易にす
るためにフライスに設けたくぼみ(付図3,付図21
参照)。JIS B 0170参照。 

− 

chip pocket,  
chipspace 

5113 

心厚 

シャンクタイプフライスのボデーで,溝底を連ねた
円の直径(付図21参照)。 

dc 

core diameter 

background image

23 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

5114 

溝の切上げ 

溝を加工するときに,工具の切り上がる位置に相当
する部分(付図21参照)。 

− 

cutter sweep 

5115 

ギヤツシュ 

底刃又は側刃の溝(付図21参照)。 

− 

end gash,  
side gash 

5116 

心残し 
(しんのこし) 

センターカット刃の相対するギャッシュで挟まれた
第一逃げ面の軸心部分(付図21参照)。 

− 

center web 

5117 

心残し幅 

相対する底刃の第一逃げ面の交線に沿った心残しの
幅。中心厚さともいう(付図21参照)。 

− 

center web thickness 

5118 

底刃の中底 
(そこはのちゅうて
い) 

底刃の半径方向のすかし又は底刃のすかしともいう
(付図3,付図21参照)。 

− 

concavity 

5119 

側刃の中底 
(そくはのちゅうて
い) 

側刃の半径方向のすかし又は側刃のすかしともいう
(付図2参照)。 

− 

concavity 

5120 

モジュール 

被削歯車の歯の大きさを表す量。 

module 

5121 

フライスの番号 

インボリュートフライスで,被削歯車の歯数に対応
して歯形を規定した番号。JIS B 4232参照。 

− 

cutter form number 

5122 

合成方式 

インボリュートフライスの歯形方式で,インボリュ
ート曲線とサイクロイド曲線の二つの曲線を合成し
た歯形。 

− 

composite system 

5123 

合成歯形の基準ラッ
ク 

合成方式によって得られたインボリュートフライス
の基準ラック歯形。 

− 

basic rack tooth profile by 

composite system 

5124 

基準ラックの近似歯
形 

合成歯形の基準ラック歯形で,サイクロイド曲線を
近似円弧で代用した歯形。 

− 

approximation to basic 

rack tooth profile by 
composite system 

5125 

外周の逃げ 

二番取りフライスの外周刃直後の逃げ(付図5参照)。 

circumferential form relief 

5126 

側刃の逃げ 

二番取りフライスの側刃直後の逃げ(付図5参照)。 

− 

side form relief 

5127 

歯形の深さ 

歯形全体の歯丈方向の長さ(付図5参照)。 

− 

depth of gear profile 

5128 

肩付き形 

インボリュートフライスで,モジュール (m) 1以下
のフライス形状で,ボス部が肩のように出ている形
(付図5参照)。 

− 

shoulder type 

5129 

カム高さ 

二番取りフライスの外周の逃げ面を,隣のすくい面
まで延長し,その交線と外周との距離(付図5参照)。 

− 

cam rise 

background image

24 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図1 フライスの要素(平フライス) 

付図2 フライスの要素(側フライス) 

background image

25 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図3 フライスの要素(シェルエンドミル) 

付図4 フライスの要素(正面フライス) 

background image

26 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図5 フライスの要素(インボリュートフライス) 

付図6 角度(角度フライス) 

付図7 丸み(総形フライス) 

付図8 テーパ半角 

付図9 ストレート穴 

付図10 テーパ穴 

background image

27 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図11 プレインボア (5016)  

付図12 キー溝付き穴 (5017)  

付図13 端面キー溝付き穴 

(5018)  

付図14 ねじ付き穴 (5019)  

付図15 ドライブ穴付き穴 (5020)  付図16 じか(直)付け (5021) 

付図17 フライス穴 

付図18 テーパシャンク (5035)  

付図19 ストレートシャンク (5039)  

background image

28 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図20 半月キー溝フライス 

background image

29 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図21 フライスの要素(ストレートシャンクエンドミル) 

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30 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図22 テーパ刃 (5057)  

付図23 ストレート刃 (5058)  

付図24 スクエア刃 (5061)  

付図25 ボール刃 (5062)  

付図26 ラジアス刃 (5063) 

付図27 面取り刃 (5064)  

付図28 ニック切れ刃(中仕上げエンドミル) 

付図29 ラフィング切れ刃(荒削りエンドミル) 

background image

31 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図30 刃とねじれの右左 (5078,5079,5083,5084)  

名称 

切削の状態 

刃の右左 

ねじれの右左 

平フライス 

右刃・左刃の
区別がない 

右ねじれ 

左ねじれ 

左ねじれ 

右ねじれ 

右ねじれ 

左ねじれ 

エンドミル 

左刃 

左ねじれ 

右刃 

右ねじれ 

左刃 

右ねじれ 

右刃 

左ねじれ 

備考1. 右刃とは,フライスの取付け側から見て,時計回りの方向に回転する切刃をいい,左刃とは,フライ

スの取付け側から見て反時計回りの方向に回転する切刃をいう。 

2. ねじれの右左は,ねじの場合の右ねじ,左ねじと同様とする。 
3. 軸線上の矢印は,スラストの働く方向を示す 

付図31 直刃 (5077)  

付図32 ねじれ刃 (5078)  

background image

32 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図33 千鳥刃(側フライス) 

付図34 ろう付けフライス 

付図35 植刃フライス 

付図36 組立てフライス 

付図37 ろう付けエンドミル 

(3) フライスの角 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

6001 

工具系角 

フライスの製作,測定,取付けなどの便宜上,工具
系基準方式によって定義する刃部の角の総称。工具
系基準面を基準とする。副切れ刃にある角を特に区
別する必要があるときは,角を表す記号にダッシュ
を付ける。JIS B 0170参照。 

− 

tool angles 

6002 

作用系角 

切削作用を考察する便宜上,作用系基準方式によっ
て定義する刃部の角の総称。作用系基準面を基準と
する。作用系角であることを明らかにするために,
用語の前に“作用系”を付け,記号には添字eを付
けて工具系角と区別する。JIS B 0170参照。 

− 

working angles 

background image

33 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

6003 

すくい角 

基準面 (Pr) に対するすくい面の傾きを表す角。JIS 
B 0170参照。 

γ 

rake,  
rake angle 

6004 

直角すくい角 

基準面 (Pr) に対するすくい面の傾きを表す角で,n
−o面 (Pn) が基準面 (Pr) 及びすくい面と交わって
得られるそれぞれの交線が挟む角(付図38参照)。
JIS B 0170参照。 

γn 

normal rake angle 

6005 

垂直すくい角 

基準面 (Pr) に対するすくい面の傾きを表す角で,o
−v面 (Po) が基準面 (Pr) 及びすくい面と交わって
得られるそれぞれの交線が挟む角(付図42〜43参
照)。JIS B 0170参照。 

γo 

orthogonal rake angle 

6006 

ラジアルレーキ 

基準面 (Pr) に対するすくい面の傾きを表す角で,−

v面 (Pf) が基準面 (Pr) 及びすくい面と交わって得

られるそれぞれの交線が挟む角(付図43参照)。 

γf 

radial rake angle 

6007 

外周すくい角 

外周刃のラジアルレーキ(付図40〜42参照)。 

γf 

radial rake angle,  
peripheral rake angle 

6008 

アキシャルレーキ 

基準面 (Pr) に対するすくい面の傾きを表す角で,−v
面 (Pp) が基準面 (Pr) 及びすくい面と交わって得ら
れるそれぞれの交線が挟む角(付図42〜43参照)。 

γp 

axial rake angle 

6009 

逃げ角 

切削仕上面に対する逃げ面の傾きを表す角。逃げ角
には,第一逃げ角α1,と第二逃げ角α2がある。JIS B 

0170参照。 

α 

α1 
α2 

clearance,  
clearance angle,  
relief angle,  
relief 

6010 

直角逃げ角 

s−v面 (Ps) に対する逃げ面の傾きを表す角で,n−o

面 (pn) がs−v面 (Ps) 及び逃げ面と交わって得られ
るそれぞれの交線が挟む角(付図38参照)。JIS B 
0170参照。 

αn 

normal clearance angle 

6011 

垂直逃げ角 

s−v面 (Ps) に対する逃げ面の傾きを表す角で,o−v

面 (Po) がs−v面 (Ps) 及び逃げ面と交わって得られ
るそれぞれの交線が挟む角(付図42〜43参照)。JIS 
B 0170参照。 

αo 

orthogonal clearance 

angle 

6012 

サイド逃げ角 

s−v面 (Ps) に対する逃げ面の傾きを表す角で,f−o

面 (Pf) がs−v面 (Ps) 及び逃げ面と交わって得られ
るそれぞれの交線が挟む角(付図43参照)。JIS B 
0170参照。 

αf 

side clearance angle 

6013 

外周逃げ角 

外周刃のサイド逃げ角(付図39〜40, 付図42参照)。 

αf 

radial relief angle 

6014 

副切れ刃逃げ角 

s'−v面 (Ps') に対する逃げ面の傾きを表す角で, 

(Po') 面が (Ps') 面及び逃げ面と交わって得られるそ
れぞれの交線が挟む角(付図43参照)。 

αo' 

minor cutting edge 

clearance angle 

6015 

底刃逃げ角 

フライスの軸直角断面と底刃の逃げ面との軸方向の
逃げ角(付図42参照)。 

αp' 

end relief angle,  
axial relief angle 

6016 

側刃逃げ角 

フライスの軸直角断面と側刃の逃げ面との軸方向の
逃げ角(付図39参照)。 

αp' 

side relief angle,  
axial relief angle 

6017 

切込み角 

基準面 (Pr) 上で測ったs−v面 (Ps) とf−v面 (Pr) 
とがなす角(付図40,付図43参照)。JIS B 0170参
照 

κ 

cutting edge angle 

6018 

副切込み角 

基準面 (Pr) 上で測ったs'−v面 (Ps') とf−v面 (Pf) 
とがなす角(付図43参照)。前切れ刃角ともいう。
JIS B 0170参照。 

κ' 

minor cutting edge angle,  
end cutting edge angle 

background image

34 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

6019 

すかし角 

底刃又は側刃の副切込み角(付図39〜40,付図42
参照)。 

κ' 

end cutting edge 

concavity angle,  

concavity 

6020 

アプローチ角 

基準面 (Pr) 上で測ったs−v面 (Ps) とp−v面 (Pp) 
とがなす角で,切込み角の余角(付図43参照)。コ
ーナ角ともいう。 

ψ 

approach angle 

6021 

刃先角 

基準面 (Pr) 上で測った隣り合う直線切れ刃が形成
する角。すなわち,s−v面 (Ps) とs'−v面 (Ps') と
がなす実体側の角(付図40,付図43参照)。JIS B 0170
参照。 

ε 

included angle 

6022 

切れ刃傾き角 

s−v面 (Ps) への切れ刃の投影と基準面 (Pr) とがな

す角(付図43参照)。JIS B 0170参照。 

λ 

cutting edge inclination 

6023 

ねじれ角 

ねじれ刃の切れ刃傾き角(付図38,付図40〜42参
照)。アプローチ角(ψ)が0°又はストレート刃エ
ンドミルの場合,ねじれ角(λ)はアキシャルレーキ
(γp)と同じになる。ただし,基準面 (Pp) への切れ

刃の投影と基準面 (Pr) とのなす角をいう場合もあ
る。 

備考 ねじれ角が刃長全域にわたって等しいね

じれ角とねじれ角が切れ刃の位置によっ
て異なる不等ねじれ角とがある。 

λ 

helix angle 

6024 

刃物角 

すくい面と逃げ面とがなす角。 

β 

wedge angle 

6025 

直角刃物角 

すくい面と逃げ面とがなす角で,n−o面 (Pn) がす
くい面及び逃げ面と交わって得られるそれぞれの交
線が挟む角(付図38参照)。JIS B 0170参照。 

βn 

normal wedge angle 

6026 

垂直刃物角 

すくい面と曲げ面とがなす角で,o−v面 (Po) がす
くい面及び逃げ面と交わって得られるそれぞれの交
線が挟む角(付図43参照)。JIS B 0170参照。 

βo 

orthogonal wedge angle 

6027 

溝角 

溝の角度。 

δ 

flute angle 

6028 

直角溝角 

n−o面 (Pn) が溝と交わって得られる溝角(付図38

参照)。 

δn 

normal flute angle 

6029 

垂直溝角 

o−v面 (Po) が溝と交わって得られる溝角。 

δo 

orthogonal flute angle 

6030 

横溝角 

f−v面 (Pf) が溝と交わって得られる溝角(付図39

〜40参照)。 

δf 

side flute angle 

6031 

溝分割角 

軸直角断面上で,切れ刃を割り出した角(付図38参
照)。 

備考 分割角が等しい等分割フライスと分割角

の異なる不等分割フライスがある。 

ω 

flute spacing angle 

6032 

底刃ギャッシュ角 

底刃のギャッシュの角度(付図40,付図42参照)。 

ρ 

end gash angle 

6033 

側刃ギャッシュ角 

側刃のギャッシュの角度(付図39参照)。 

ρ 

side gash angle 

備考 f−v面 (Pf) , p−v面 (Pp) , s−v面 (Ps) , o−v面 (Po) , n−o面 (Pn) については,参考図1〜3参照。 

background image

35 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図38 フライスの角(平フライス) 

background image

36 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図39 フライスの角(側フライス) 

付図40 フライスの角(シェルエンドミル) 

付図41 フライスの角(千鳥刃側フライス) 

background image

37 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図42 フライスの角(エンドミル) 

background image

38 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図43 フライスの角(正面7ライス) 

background image

39 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(4) フライスの精度 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

7001 

外周刃の振れ 

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回
転したときの外周刃の半径方向の最大値と最小値と
の差。 

tr 

radial runout of peripheral 

cutting edge 

7002 

側刃の振れ 

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回
転したときの側刃の軸方向の最大値と最小値との差。 

ta 

axial runout of side cutting 

edge 

7003 

底刃の振れ 

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回
転したときの底刃の軸方向の最大値と最小値との差。 

ta 

axial runout of end cutting 

edge 

7004 

正面刃の振れ 

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回転
したときの正面刃の軸方向の最大値と最小値との差。 

ta 

axial runout of face cutting 

edge 

7005 

側面の振れ 

フライス穴又はシャンクを基準にしてフライスを回
転したときの側面の軸方向の最大値と最小値との差。 

ta 

axial runout of side face 

7006 

フォーム誤差 

実際刃形と基準刃形との差。 

− 

form error 

7007 

外径精度 

外径の寸法測定位置における最大寸法と最小寸法と
の差。 

td 

diametral accuracy 

7008 

アール精度 

実際のアールの大きさと基準のアールとの差。ボー
ルエンドミルの場合,ボール精度ともいう。 

− 

accuracy of ball nose,  
accuracy of radius corner 

7009 

テーパ精度 

テーパ刃エンドミルの基準のテーパ半角又は勾配に
対する差。 

tt 

taper accuracy 

(5) フライスの刃部の損傷 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

8001 

摩耗 

切削中に刃部に生じた漸進的な損失。 

− 

wear 

8002 

逃げ面摩耗 

逃げ面に生じる摩耗。JIS B 0170参照。 

VB 

flank wear 

8003 

外周逃げ面摩耗 

外周逃げ面に生じる逃げ面摩耗。 

− 

peripheral flank wear 

8004 

コーナ(逃げ面)摩
耗 

コーナに生じる逃げ面摩耗。ノーズ摩耗ともいう。 

VBc corner wear 

8005 

境界(逃げ面)摩耗 逃げ面の切削部と非切削部との境界に生じる細長い

溝状の摩耗。 

− 

localized flank wear,  
notch wear 

8006 

最大逃げ面摩耗幅 

コーナ部及び境界部の摩耗を除く逃げ面摩耗の幅の
最大値。 

VBB 

max 

maximum width of flank 

wear 

8007 

外周逃げ面摩耗の長
さ 

外周逃げ面摩耗の切れ刃に沿う長さ。 

− 

length of peripheral flank 

wear 

8008 

外周逃げ面摩耗幅 

外周逃げ面摩耗の初期切れ刃よりの切削方向の幅。 

VB 

width of peripheral flank 

wear 

8009 

コーナ逃げ面摩耗幅 コーナ逃げ面摩耗の初期切れ刃よりの切削方向の

幅。 

VBc width of corner flank wear 

8010 

境界逃げ面摩耗幅 

境界逃げ面摩耗の初期切れ刃よりの切削方向の幅。 

VBN width of notch flank wear 

8011 

均一逃げ面摩耗幅 

コーナ部と境界部の摩耗を除く均一な逃げ面摩耗幅
の値。 

VBB width of uniform flank 

wear 

8012 

すくい面摩耗 

すくい面に生じる摩耗。JIS B 0170参照。 

− 

face wear 

8013 

クレータ摩耗 

すくい面摩耗のうち,くぼみが生じる摩耗。JIS B 
0170参照。 

KT 

crater (wear)  

8014 

チッピング 

刃部に生じた微小な欠け。JIS B 0170参照。 

− 

chipping 

background image

40 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

8015 

はく離 

刃部に生じたりん(鱗)片状の損失。 

− 

flaking 

background image

41 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

対応英語 

8016 

熱き裂 

刃部に生じた熱的なき裂。 

− 

thermal crack 

8017 

欠損 
(けっそん) 

刃部に生じた大きな欠け。 

− 

fracture 

8018 

破損 

刃部又はチップの全体又は大きな範囲に及ぶ破壊。 

− 

breakage,  
fracture 

8019 

折損 
(せっそん) 

ボデー又はシャンクに生じた折れ。 

− 

breakage 

background image

42 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(6) フライスの一般 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

単位 

対応英語 

9001 

切削速度 

フライスの外周におけるフライスと工作物
との相対的な主運動方向の速度。フライスの
切削速度は,次の式で計算する。JIS B 0170
参照。 

000

 1

DN

=

ここに,V:切削速度 (m/min)  

D:フライスの外径 (mm)  
N:フライスの回転速度  

(min−1, r/min) 

Vc 

m/s 
m/min 

cutting speed 

9002 

送り速度 

フライスの単位時間当たりの送り運動方向
の移動量。フライスの送り速度は,次の式で
計算する。JIS B 0170参照。 

F=fzZN 

ここに,F:送り速度 (mm/min)  

fz:1刃当たりの送り量 

(mm/t)  

Z:フライスの刃数 
N:フライスの回転速度  

(min−1, r/min) 

Vf 

mm/min feed speed 

9003 

送り量 

送り運動方向へのフライスの単位移動量。フ
ライス又は工作物の1回転当たりで表す。多
刃エンドミルでは,1刃1回転当たりの移動
量を1刃当たりの送り (fz mm/t) という。JIS 
B 0170参照。 

mm 

feed per revolution 

9004 

1回転当たりの送り
量 

フライスの1回転当たりの送り量。フライス
の1回転当たりの送り量は,次の式で計算す
る。 

N

F

fr=

ここに,fr:フライスの1回転当たり

の送り量 (mm)  

F:フライスの送り速度 

(mm/min)  

N:フライスの回転速度 

(min-1, r/min) 

fr 

mm 

feed per revolution 

9005 

1刃当たりの送り量 

フライスの1刃1回転当たりの送り量。フラ
イスの1刃当たりの送り量は,次の式で計算
する(付図44参照)。 

ZN

F

fz=

ここに,fz:フライスの1刃当たりの

送り量 (mm/t)  

F:送り速度 (mm/min)  
Z:フライスの刃数 
N:フライスの回転速度 

(min-1, r/min) 

fz 

mm/t  feed per tooth 

9006 

切込み深さ 

被削面と(切削)仕上げ面との距離に対応す
るフライスの切込み量(付図44〜46,付図
48参照)。JIS B 0170参照。 

mm 

depth of cut 

background image

43 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

単位 

対応英語 

9007 

軸方向の切込み深さ フライスの軸方向の切込み深さ(付図44〜

46参照)。 

aa 

mm 

axial depth of cut 

9008 

半径方向の切込み深
さ 

フライスの半径方向の切込み深さ(付図45
参照) 

ar 

mm 

radial depth of cut 

9009 

切取り幅 

基準面 (Pr) への主切れ刃の投影に沿って測
った,削られる部分の幅。直線切れ刃の場合
は, 

κ

sin

a

b=

ここに,b:切取り幅 

a:切込み深さ 

κ:切り込み角(付図44参照) 

mm 

nominal width of cut 

9010 

切取り厚さ 

基準面 (Pr) への主切れ刃の投影に垂直に測
った,削られる部分の厚さ(付図44参照)。 

mm 

nominal thickness of cut,  
undeformed chip thickness 

9011 

取り代 

(1) フライスで削り取る総量。被削面から仕

上げ面までの総切込み深さ。 

(2) フライスの個々の切込み深さ。 

− 

mm 

removal stock,  
removal amount,  
stock allowance 

9012 

切削幅 

工作物の削られる部分の幅(付図44,付図
46参照)。 

ar 

mm 

width of cut 

9013 

ピックフィード 

倣い削り,輪郭削りなどで切削送り運動に直
角な間欠的な切り込み運動(付図53参照)。 

Pf 

mm 

pick feed 

9014 

エンゲージ角 

正面削りにおいて,フライスの中心と切れ刃
の食い付き点を結んだ線と送り方向とのな
す角(付図47参照)。 

− 

engage angle 

9015 

被削面 

フライス加工を施す前の工作物の表面(付図
48参照)。 

− 

− 

work surface 

9016 

(切削)仕上げ面 

切削加工によって加工されて生成した工作
物の表面(付図48参照)。 

− 

− 

machined surface 

9017 

上向き削り 

フライスの回転方向と工作物の送り方向と
が反対のフライス削り(付図49参照)。 

− 

− 

up cut milling,  
conventional milling 

9018 

下向き削り 

フライスの回転方向と工作物の送り方向と
が同じのフライス削り(付図50参照)。 

− 

− 

down cut milling,  
climb milling 

9019 

外周削り 

フライスの回転軸に平行又は傾斜面のフラ
イス削り。エンドミルの場合,側面削りとも
いう(付図51参照)。 

− 

− 

peripheral milling 

9020 

正面削り 

フライスの回転軸に直角な面のフライス削
り(付図44参照)。 

− 

− 

face milling,  
end milling 

9021 

端面削り 

フライスの回転軸に平行及び直角な面のフ
ライス削り。正面フライス又はエンドミルの
場合,肩削り又は角削りともいう(付図45
参照)。 

− 

− 

peripheral and end milling, 
shoulder milling 

9022 

溝削り 

工作物に溝を加工するフライス削り。キー溝
の加工をキー溝削りという(付図46参照)。 

− 

− 

slot milling,  
key-slot milling 

9023 

倣い削り 

形板,模型などに倣って製品の形状を加工す
るフライス削り(付図52参照)。 

− 

− 

copy milling,  
template milling 

9024 

輪郭削り 

工作物の輪郭を所定の形状に加工するフライ
ス削り。曲面削りともいう(付図54参照)。 

− 

− 

profi1e milling,  
contour milling 

9025 

座ぐり 

沈め穴を加工するフライス削り(付図55参
照)。 

− 

− 

counter boring,  
counter sinking 

background image

44 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

量記号 

単位 

対応英語 

9026 

切りくず詰まり 

切削中に切りくずが排出されずに溝に詰ま
る溝に詰まる状態。 

− 

− 

clogging,  
choking 

9027 

構成刃先 

金属切削において,切削中に被削材の一部が
加工硬化によって母材より著しく硬い変質
物となって刃部にたい(堆)積溶着し,もと
の刃先に変わって新たな刃先が構成された
状態となったもの。 

− 

− 

built-up edge 

9028 

切りくず 

切削作用によって工作物から取り除かれた
工作物の小片。 

− 

− 

chip 

9029 

溶着 

切削中に被削材の一部が刃部に付着するこ
と。凝着ともいう。 

− 

− 

adhesion,  
welding 

9030 

乾式切削 

切削油剤を用いない切削。 

− 

− 

dry cutting 

9031 

湿式切削 

切削油剤を用いた切削。 

− 

− 

wet cutting 

background image

45 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図44 切込み(正面フライス) 

付図45 端面削り (9021) 

付図46 溝削り (9022)  

background image

46 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図47 エンゲージ角 (9014)  

付図48 被削面,(切削)仕上面 

付図49 上向き削り (9017)  

付図50 下向き削り (9018)  

付図51 外周削り (9019)  

付図52 倣い削り (9023)  

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47 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図53 ピックフィード (9013)  

付図54 輪郭削り (9024)  

付図55 座ぐり (9025)  

48 

B 0172-1993  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

関連規格 JIS B 0105 工作機械−名称に関する用語 

JIS B 4053 超硬質工具材料及びその使用分類 

USAS B 94.19 Milling Cutters and End Mills 

ISO 3002-1 Basic quantities in cutting and grinding−Part 1 : Geometry of the active part of cutting 

tools−General terms, reference systems, tool and working angles, chip breakers 

ISO 3002-2 Basic quantities in cutting and grinding−Part 2 : Geometry of the active part of cutting 

tools−General conversion formulae to relate tool and working angles 

ISO 3002-3 Basic quantities in cutting and grinding−Part 3 : Geometric and kinematic quantities in 

cutting 

ISO 3002-4 Basic quantities in cutting and grinding−Part 4 : Forces, energy, power 

ISO 3855 Milling cutters−Nomenclature 

ISO 8688-1 Tool life testing in milling−Part 1 : Face milling 

ISO 8688-2 Tool life testing in milling−Part 2 : End milling 

FA部会 フライス・リーマ専門委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

竹 山 秀 彦 

神奈川工科大学 

安 達 俊 雄 

通商産業省機械情報産業局 

若 松 茂 三 

工業技術院標準部 

丸 山 弘 志 

東京理科大学 

加 藤 正 倫 

千葉県機械金属試験場 

鳥 居 信 良 

株式会社神戸製鋼所工具事業部 

野 上   彰 

株式会社不二越工具製造所 

羽 山 隆 貫 

日立ツール株式会社技術部 

御 園 一 郎 

超硬工具協会 

吉 見 良 一 

オーエスジー株式会社第2製造部 

阿 部 保 記 

株式会社東芝京浜事業部 

郷 間 豊 彦 

いすゞ自動車株式会社川崎工場 

半 谷 周一郎 

株式会社牧野フライス製作所 

平 松   豊 

日本工作用機器工業会 

山 崎 正 登 

石川島播磨重工業株式会社 

和久田 基 美 

社団法人日本工作機械工業会 

秋 元 一 郎 

株式会社三興製作所 

平 野 武 治 

日本工具工業会 

(事務局) 

上 山 辰 美 

工業技術院標準部機械規格課 

角 野 慎 二 

工業技術院標準部機械規格課 

鈴 木 俊 吾 

工業技術院標準部機械規格課