B 0162-1:2006
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本機械学会(JSME)/財団法人日
本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 4378-1:1997,Plain bearings−Terms,
definitions and classification−Part 1:Design,bearing materials and their propertiesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS B 0162-1には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 0162の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0162-1 第1部:設計,軸受材料及びその特性
JIS B 0162-2 第2部:摩擦及び摩耗
JIS B 0162-3 第3部:潤滑
JIS B 0162-4 第4部:計算パラメータ及びその記号
B 0162-1:2006
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目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 分類 ······························································································································ 1
3. 用語及び定義 ·················································································································· 2
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ···································································· 21
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日本工業規格 JIS
B 0162-1:2006
滑り軸受−用語,定義及び分類−
第1部:設計,軸受材料及びその特性
Plain bearing-Terms,definitions and classification-
Part 1:Design,bearing material and their properties
序文 この規格は,1997年に第2版として発行されたISO 4378-1,Plain bearings−Terms,definitions and
classification−Part 1:Design,bearing materials and their propertiesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,滑り軸受で最も一般的に使用される用語,定義及び分類について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 4378-1:1997,Plain bearings−Terms, definitions and classification−Part 1:Design,bearing
materials and their properties (MOD)
2. 分類 用語の分類は次による。
a) 一般的な用語
b) 滑り軸受の形式及び分類
c) 滑り軸受ユニットの構成要素
d) 滑り軸受の構成要素
e) 滑り軸受の主要寸法
f)
軸受材料及びその特性
2
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3. 用語及び定義 用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語を示す。
備考1. 用語及び対応英語(参考)欄で,二つの用語をコンマ“,”でつないで併記してある場合は,
その順位によって優先使用する。
2. 用語及び対応英語(参考)欄で,用語及び用語の一部に丸括弧“( )”が付いている場合は,
ISO規格を基礎として用いた用語である。
3. 定義欄の丸括弧“( )”で示した部分は,定義の内容を補足した内容である。
4. 図1〜38の図中の番号は,用語の番号を表す。なお、図は一例である。
a) 一般的な用語(general terms)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
1.1
軸受
運動部分を他の部分に対し,位置
決めをし,支持又は案内する機械
要素。
―
bearing
1.2
滑り軸受
滑りの相対運動をする軸受。
―
plain bearing
1.3
滑り軸受ユニット
滑り軸受及び保持部(例えば,ハ
ウジング)を含むトライボロジシ
ステム。
―
plain bearing unit
b) 滑り軸受の形式及び分類 (types of plain bearings,classification)
1) 荷重形式による分類(according to the type of load)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
2.1.1
静荷重滑り軸受
荷重の大きさ及び方向が一定
の条件下で用いられる滑り軸
受。
―
statically loaded plain
bearing
2.1.2
動荷重滑り軸受
荷重の大きさ及び方向のいず
れか一方又は両方が変化する
条件下で用いられる滑り軸受。
―
dynamically loaded plain
bearing
2) 荷重方向による分類(according to the direction of the supported load)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
2.2.1
ジャーナル滑り軸受,ジャーナ
ル軸受
回転する軸に対し,直角方向に
作用する荷重を支持する滑り
軸受。
図15参照
plain journal bearing,
journal bearing
2.2.2
スラスト滑り軸受,スラスト軸
受
回転する軸に沿って平行に作
用する荷重を支持する滑り軸
受。
図16参照
plain thrust bearing,
thrust bearing
2.2.3
スラストジャーナル軸受,つば
付き軸受
軸方向及び軸に直角方向の両
方向に作用する荷重を支持す
る滑り軸受。
図12参照
journal thrust bearing,
flanged bearing
3
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3) 潤滑形式による分類(according to the type of lubrication)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
2.3.1
静圧気体軸受
静圧気体潤滑の条件下で動作
する滑り軸受。
―
aerostatic bearing
2.3.2
動圧気体軸受
動圧気体潤滑の条件下で動作
する滑り軸受。
―
aerodynamic bearing
2.3.3
静圧流体軸受
静圧流体潤滑の条件下で動作
する滑り軸受。
―
hydrostatic bearing
2.3.4
動圧流体軸受
動圧流体潤滑の条件下で動作
する滑り軸受。
―
hydrodynamic bearing
2.3.5
スクイーズ油膜軸受
しゅう動面に垂直な方向の相
対運動によって発生する油膜
圧力を利用して,両しゅう動面
を完全に分離する滑り軸受。
―
squeeze oil film bearing
2.3.6
ハイブリッド軸受
静圧流体潤滑及び動圧流体潤
滑の両方の条件下で作動する
滑り軸受。
―
hybrid bearing
2.3.7
固体潤滑軸受
固体潤滑剤を用いて潤滑する
滑り軸受。
―
solid-film lubricated
bearing
2.3.8
無潤滑軸受
潤滑剤を用いないで作動する
滑り軸受。
―
unlubricated bearing
2.3.9
自己潤滑軸受
軸受材料,材料成分又は固体潤
滑剤オーバレイで潤滑する滑
り軸受。
―
self-lubricating bearing
2.3.10
多孔質自己潤滑軸受,
焼結含油軸受
潤滑剤(油)で満たされた,つ
ながりのある細孔をもつ多孔
質軸受。
―
porous self-lubricating
bearing,
sintered bearing,
oil- impregnated sintered
bearing
2.3.11
自給式滑り軸受ユニット
内蔵する油だまりから軸受し
ゅう動面へ潤滑油を供給する
機構をもった軸受ユニット。
―
self-contained plain
bearing assembly
2.3.11a
フォイル軸受
曲げに対して剛性の小さい薄
膜で軸受しゅうどう面を構成
し,負荷をたわみを許しつつ支
持する軸受。
―
foil bearing
2.3.11b スパイラル軸受
軸受面に多数の浅いねじれ溝
を設けた軸受。
―
spiral groove bearing
4
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4) 設計による分類(according to the design)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
2.4.1
真円円筒軸受,
真円軸受
いずれの断面においても軸受
内面が同じ直径の円から成る
ジャーナル滑り軸受。
図1参照
circular cylindrical bearing
2.4.2
非真円軸受
いずれかの断面が円ではない
内面から成るジャーナル滑り
軸受。
図2,3参照 profile bore bearing
2.4.3
多円弧軸受
二つ又はそれ以上のくさび油
膜が全周に発生するように複
数の円筒内面をもつジャーナ
ル滑り軸受。
図2,3参照 lobed bearing
2.4.4
パッドスラスト軸受
固定されたパッドから成るし
ゅう動面をもつスラスト軸受。
図4参照
pad thrust bearing
2.4.4a
テーパランド軸受
滑り面の一方にテ−パを設け
た滑り軸受。
図38参照
taper-land bearing
2.4.5
ティルティングパッドジャー
ナル軸受
油膜圧力の作用の下にジャー
ナルに対して自由に傾くこと
ができる複数のパッドから成
るジャーナル滑り軸受。
図5参照
tilting pad journal bearing
2.4.6
ティルティングパッドスラス
ト軸受
油膜圧力の作用の下にスラス
トカラーの滑り面に対して自
由に傾くことができる複数の
パッドから成るスラスト滑り
軸受。
図6参照
tilting pad thrust bearing
2.4.7
フローティングブシュ軸受,
浮動ブシュ軸受
軸と軸受とのすき間内で自由
に回転できるブシュをもつ滑
り軸受。
図7参照
floating bush bearing
2.4.8
滑り軸受ユニット
台座又はつば付きハウジング
に取り付けられた滑り軸受(ジ
ャーナル軸受及び/又はスラス
ト軸受)から成るユニット。
参考 ハウジング内部に循
環用の油だまりを設
けるものもある。
2.3.11自給
式滑り軸受
ユニット参
照
plain bearing assembly
2.4.8.1
台座付き滑り軸受ユニット,
ピローブロック軸受ユニット
固定要素で軸に対し,直角に固
定した滑り軸受ユニット。
図17参照
pedestal plain bearing
assembly,
pillow block bearing
assembly
2.4.8.2
つば付きハウジング滑り軸受
ユニット
つばで軸と平行に固定した滑
り軸受ユニット。
図34参照
flanged plain bearing
assembly
5
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2.4.9
自動調心軸受
相手面に対し滑り面を自動調
心するように設計された滑り
軸受。
―
self-aligning bearing
c) 滑り軸受ユニットの構成要素 (structural elements of plain bearing assembly)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
3.1
半割り軸受
軸の円周に対し,180°のしゅう動
面をもつジャーナル滑り軸受。
図9,32参
照
half-bearing
3.1.1
薄肉半割り軸受
軸受内面形状がハウジングの内面
形状で決まる十分薄い肉厚の半割
り軸受。
図30参照
thin wall half-bearing
3.1.2
厚肉半割り軸受
軸受内面形状がハウジングの内面
形状の影響を受けない十分厚い肉
厚の半割り軸受。
―
thick wall half-bearing
3.2
滑り軸受ブシュ,
軸受ブシュ,
ブシュ
内周面及び/又は外周面にしゅう
動面をもつ,取替え可能な管状の
軸受。
図10, 15参
照
plain bearing bush,
bearing bush,
bush
3.2.1
滑り軸受巻きブシュ,
軸受巻きブシュ,
巻きブシュ
単層又は多層の軸受材料から成る
板材を巻いて作られたブシュ。
図11参照
plain bearing wrapped bush,
bearing wrapped bush,
wrapped bush
3.3
つば付き半割り軸受
片側又は両側につばをもった半割
り軸受(ブシュ)。
図12参照
flanged half-bearing ,
(flanged bearing)
3.4
ソリッド半割り軸受,
ソリッドブシュ
一種類の材料から成る半割り軸受
(ブシュ)。
―
solid half-bearing,
(solid bush)
3.5
多層半割り軸受(多層ブシ
ュ)
2種類以上の異種材料の層から成
る半割り軸受(ブシュ)。
図8参照
multilayer half-bearing,
(multilayer bush)
3.5.1
半割り軸受裏金,
裏金
軸受に必要な強度及び/又は剛性
をもたせるための多層半割り軸受
の最外層の部材。
図8参照
half-bearing backing,
backing
3.5.1a
軸受背面
半割り軸受又はブシュの外周面。
―
bearing back
3.5.2
軸受材料層,
軸受層,
ライニング
多層軸受を構成する軸受材料の厚
い層。
参考
層の厚さは,通常0.2
mmより大きい。
図8参照
bearing material layer,
bearing layer,
lining
3.5.3
滑り軸受なじみ層,
なじみ層,
オーバレイ
軸受材料のなじみ性,順応性,埋
収性及び場合によって耐食性を向
上させるために軸受材料の表面に
被覆された層。
参考
層の厚さは,通常0.01
mm〜0.05 mmである。
図8参照
plain bearing running-in
layer,
running-in layer,
overlay
3.5.4
中間層,
接着層,
ニッケルダム
接着の強化及び拡散低減のために
オーバレイとライニングの間に施
す非常に薄い層。
図8参照
interlayer,
bonding layer,
nickel dam
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参考
層の厚さは,通常0.001
mm〜0.002 mmである。
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
3.5.5
防せい(錆)層,
フラッシュ
保管時のさび(錆)を防止するため
に,軸受表面又は裏金の上に施し
た非常に薄い層。
参考
層の厚さは,通常0.0005
mm〜0.001 mmである。
―
protective layer,
flash
3.6
スラストワッシャ
軸方向荷重を支えるために,通常,
ジャーナル滑り軸受とともに使わ
れる環状の平板。
図13参照
thrust washer
3.6.1
スラストハーフワッシャ
もう一方の同様な部品と組み合わ
せることによってスラストワッシ
ャを形成する環状平板の部品。
図14参照
thrust half-washer
3.7
パッド
荷重を支えるパッドスラスト又は
ティルティングパッドジャーナル
軸受の構成部品。
図4,5参照 pad
3.7.1
ジャーナルパッド
ティルティングパッドジャーナル
軸受の構成部品。
図5参照
journal pad
3.7.2
スラストパッド
パッドスラスト軸受の構成部品。 図4,
16参照
thrust pad
3.8
ジャーナル
ジャーナル滑り軸受によって支え
られる軸又は車軸の部位。
図1,2,15,
33参照
journal
3.9
スラストカラー
軸の一部に設けられ,スラスト滑
り軸受によって支えられる環状の
部分。
図16参照
thrust collar
3.10
オイルリング(非固定式),
オイルディスク(固定式)
軸受に潤滑剤を供給するために,
ゆるく保持されるか又は軸にしっ
かり固定された環状の部品。
図35参照
oil ring(loose),
oil disk(secured)
3.11
ハウジング
軸受外輪若しくは軸受背面と組み
合わされる内面をもっていて、軸
受を囲んでいる取付部品・取付部。
図31, 37
参照
housing
3.11a
滑り軸受ハウジング
滑り軸受が取り付けられるハウジ
ング。
図31, 37
参照
plain bearing housing
3.12
滑り軸受ハウジングブロック,
軸受ブロック,
ピローブロック
軸受を支えるハウジングの部分。 図17参照
plain bearing housing block,
bearing block,
pillow block
3.13
滑り軸受ハウジングキャップ,
軸受キャップ
軸受ブロックに軸受を保持する部
品。
図17参照
plain bearing housing cap,
bearing cap
3.14
滑り軸受ハウジングカバー
プレート,
カバープレート
ハウジングの軸方向の面を閉じる
板。
図17参照
plain bearing housing cover
plate,
cover plate
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3.15
滑り軸受ユニットシール,
軸受シール
油漏れ及びごみの侵入を防ぐため
に,軸受ハウジングを密封する部
品。
―
plain bearing assembly
gasket,
bearing gasket
3.16
軸受ハウジングフランジ
軸受ハウジングを軸方向に機械と
固定するための軸受ハウジングの
つばの部分。
図34参照
bearing housing flange
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
3.17
軸受ハウジング台座
軸と直角方向に台座付き滑り軸受
ユニットを固定するためのハウジ
ングの部分。
―
bearing housing base
3.18
軸受絶縁体
滑り軸受とハウジングとの間,又
はハウジングとハウジング台座と
の間の電気的絶縁体。
参考
軸受の電食防止のために
用いられることがある。
―
bearing insulation
3.19
オイルリング溝
オイルリングを置くために,軸受
に設けた切欠き。
図35参照
oil ring slot
3.20
給油口
給油のために滑り軸受ハウジング
に設けたふた付き穴。
―
oil filler hole,
oil supply hole
3.21
排油口
滑り軸受ハウジングに充てんされ
た油を抜き取るための,栓の付い
た穴。
―
oil drain hole
3.22
滑り軸受ハウジングボア
軸受ブシュ又は一対の半割り軸受
を取り付けるために,ハウジング
に設けた円筒形の穴。球面軸受の
場合は,球形の穴。
―
plain bearing housing bore
d) 滑り軸受の構成要素(structural elements of a plain bearing)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
4.1
油穴
潤滑剤を供給及び分配するため
に,滑り軸受の裏金及びしゅう動
面に設けた貫通穴。
図18,19参
照
oil hole
4.2
外周油溝
油穴に潤滑剤を供給するために,
軸受外周面に設けた溝。
図19参照
outer oil groove
4.3
油溝
しゅう動面へ潤滑剤を供給及び分
配するために,しゅう動面に設け
た溝。
図13,14,
20参照
oil groove
4.3.1
軸方向溝,
たて溝
ジャーナル滑り軸受の軸方向に設
けた油溝。
図20参照
longitudinal(axial) groove
4.3.2
円周溝
ジャーナル滑り軸受の全周に設け
た環状の油溝。
図22参照
circumferential groove
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4.3.2a
部分円周溝
ジャーナル滑り軸受の一部に設け
た部分的な環状の油溝。
―
partially circumferential
groove
4.3.3
らせん溝
ジャーナル滑り軸受の滑り面にら
せん状に設けた油溝。
図23参照
helical groove
4.3.4
通し溝
ジャーナル滑り軸受の軸方向全幅
にわたって設けた油溝。
図21参照
open groove
4.3.5
止まり溝
ジャーナル滑り軸受の両端面に届
かない油溝。
図20参照
stopped-off groove
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
4.3.6
ガターウエイ,
とい溝,
ごみ逃がし溝付き油だまり
半割り軸受の合せ目の近辺又は合
せ目にかかって設けたごみを逃が
すための溝付き油だまり。
図36参照
gutterway
4.4
油だまり
潤滑剤をため及び分配するために
しゅう動面に設けたくぼみ。
図24参照
oil pocket
4.5
位置決め要素
軸受をハウジングに位置決めする
ための,つめ,切欠き又は穴。
図25参照
locating element
e) 滑り軸受の主要寸法 (dimensional characteristics of plain bearings)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
5.1
ジャーナル滑り軸受内径,
ボア,
軸受内径,
ID
真円円筒軸受の軸に対し,直角方
向の断面の内径。
図26参照
plain journal bearing bore
diameter,
bore,
bearing inside diameter,
ID
5.2
ジャーナル滑り軸受外径,
軸受外径,
OD
ハウジングに組み付けられる軸受
背面の外径。
図26参照
plain journal bearing outside
diameter,
bearing outside diameter,
OD
5.3
軸受幅,
軸受長さ
ジャーナル軸受の軸方向の寸法又
はスラスト軸受の半径方向の寸
法。
図9,27参
照
bearing width,
bearing length
5.3.1
軸受有効幅
軸受(ブシュ)の溝及び面取りを
除いた幅。
―
bearing effective width
5.3.2
軸受ランド幅
円周溝付きジャーナル軸受の油溝
端から軸受端部までの軸方向の寸
法(面取りは除く。)。
図22参照
bearing land width
5.3.2a
ランド
滑り軸受の有効滑り面。
―
land
5.4
ジャーナル滑り軸受の直
径クリアランス,
ジャーナル軸受クリアラ
ンス,
軸受クリアランス
ジャーナル滑り軸受内径とジャー
ナル径との差。
―
diametral clearance of a
plain journal bearing,
journal bearing clearance,
bearing clearance
9
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5.5
真円円筒軸受の半径クリ
アランス
真円円筒軸受の内面半径とジャー
ナル半径との差。
図1参照
radial clearance of circular
cylindrical bearing
5.6
非真円円筒軸受の最小半
径クリアランス
非真円円筒軸受において,軸と軸
受の中心とを一致させたときの軸
と軸受しゅう動面との間の最小距
離。
図2,3参照 minimum radial clearance of
a non-circular cylindrical
bearing
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
5.7
軸受クリアランス比
真円円筒軸受の半径クリアランス
とジャーナル半径との比又は直径
クリアランスとジャーナル径との
比。
―
relative clearance of a
bearing
5.8
ジャーナル軸受肉厚
ジャーナル軸受の背面としゅう動
面との間の半径方向の距離。
図28参照
journal bearing wall
thickness
5.9
軸受材料層厚さ,
ライニング厚さ
裏金に接着された軸受材料の厚
さ。
図28参照
bearing material layer
thickness,
lining thickness
5.10
パッド長さ
スラストパッドにおいて,平均径
でのしゅう動方向のパッドの寸
法。
図4参照
pad length
5.11
パッド幅
スラストパッドにおいて,半径方
向のパッドの寸法又はジャーナル
パッド軸方向のパッドの寸法。
図4参照
pad width
5.12
パッド厚さ
スラストパッドにおいて軸方向の
パッドの寸法又はジャーナルパッ
ドにおいて半径方向のパッドの寸
法。
図4参照
図5参照
pad thickness
5.12a
予圧係数
多円弧軸受又はティルティングパ
ッドジャ−ナル軸受において,軸
受の加工半径すき間(Cp)と組立
半径すき間(Cb)の差を加工半径
すき間で除した値[(Cp−Cb)/Cp]。
―
preload factor
5.12b
パッド上荷重
ティルティングパッドジャーナル
軸受において,パッドの支点方向
に加わる荷重(LOP)。
―
load on pad
5.12c
パッド間荷重
ティルティングパッドジャーナル
軸受において,二つのパッド間の
方向に加わる荷重(LBP)。
―
load between pads
5.13
クラッシュリリーフ,
オイルリリーフ,
ボアリリーフ
半割り軸受の合せ面付近で,軸受
の肉厚を徐々に薄くすること。
図29参照
crush relief,
oil relief,
bore relief
10
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5.14
クラッシュ
半割り軸受を所定の測定荷重で測
定用ジグにはめ込んだときに,半
割り軸受が測定用ジグの円周長を
超えた寸法。
図30参照
crush
5.14a
しめしろ
ジャーナル滑り軸受外径と滑り軸
受ハウジングの内径との差。
図37参照
interference
bearing fit
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
5.15
合せ面の傾き
半割り軸受合せ面とチェッキング
ブロック外周面の母線との平行か
らのずれ。
図31参照
inclination
5.16
自由張り
自由状態での半割り軸受外径とチ
ェッキングブロック内径との差。
図32参照
free spread
5.17
ハウジング幅
軸方向に測った軸受ハウジングの
最大幅。
―
housing width
5.18
ハウジング長さ
中心軸に対し垂直方向に測った軸
受ハウジングの水平最大長さ。
図17参照
housing length
5.19
ハウジング高さ
軸受の中心軸に対し,直角方向に
測った軸受ハウジングの最大高
さ。
図17参照
housing height
5.20
ハウジング面
軸方向に対し,直角な軸受ハウジ
ングの外面。
―
housing face
5.21
冷却フィン
熱放散向上のために,軸受ハウジ
ング外面に設けられたフィン。
―
cooling fins
5.22
合せ面
向かい合う半割り軸受又は向かい
合う半割り軸受ハウジングの接触
面。
図1,2,3
参照
joint face
5.23
合せ目
巻きブシュの巻き始めと巻き終わ
りの向かい合う両面が接触する部
位。
図11参照
joint,
split
5.24
台座付き滑り軸受ユニッ
トの中心高さ
滑り軸受ユニットの台座の底面と
軸受中心との距離。
図17参照
center height of a pedestal
plain bearing
5.25
ジャーナル径
ジャーナル滑り軸受によって支え
られる部分の回転軸の直径。
図15,33参
照
journal diameter
5.26
軸径
回転軸の直径。
図15,33参
照
shaft diameter
5.27
カラー径,
スラストカラー径
スラストカラー(軸と一体となっ
た円板)の外径。
図16参照
collar diameter,
thrust collar diameter
5.27a
つめ
ジャーナル軸受をハウジングに位
置決めするための突起。
図25又は
ISO 3548参
照
nick,
lug
11
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
f)
軸受材料及びその特性 (materials and their properties)
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
6.1
軸受材料,
ライニング材料
滑り軸受として使用するために適
した特別な特性をもつ材料。
―
bearing material,
lining material
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
6.1a
金属系材料
アルミニウム合金,銅合金,ホワ
イトメタルなどの金属系軸受材
料。
―
metallic material
6.1b
高分子材料
高分子材料から成る軸受材料。
―
polymer material
6.1c
セラミック系材料
セラミックスから成る軸受材料。
―
ceramics material
6.1d
炭素系材料
炭素材料から成る軸受材料。
―
carbonic material
6.2
多層材料
2種類以上の異種材料の層からな
る軸受材料。
―
multilayer material
6.3
裏金材料
裏金の材料。
―
backing material
6.4
複合材料
金属系材料,高分子系材料,固体
潤滑剤,セラミックス系材料又は
炭素繊維系材料を組み合わせた軸
受材料。
―
composite material
6.5
焼結軸受材料,
焼結材料
圧縮し焼き固めた粉末から成る軸
受材料。
―
sintered bearing material,
sintered material
6.6
相手材との適合性
トライボロジシステムにおいて,
最適なトライボロジ挙動を確保す
るための軸受材料の能力。
―
tribological compatibility
6.7
順応性
相手軸との形状差を弾性変形又は
塑性変形によって緩和する軸受材
料の能力。
―
conformability
6.8
なじみ性
初期なじみ運転後に,低摩擦,耐
摩耗性及び耐焼付き性が向上する
軸受材料の能力。
―
running-in ability
6.8a
初期なじみ
運転初期に生じるなじみ。
―
initial running-in
6.9
埋収性
硬質の異物を埋め込む軸受材料の
能力。
―
embed ability
6.10
密着性
裏金材と十分強固に接着する軸受
材料の能力。
―
bonding
6.11
耐焼付き性
軸受材料の焼付きしにくい能力。
―
seizure resistance
6.12
耐摩耗性
軸受材料の摩耗しにくい能力。摩
耗率の逆数又は比摩耗量の逆数で
―
wear resistance
12
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表される。
6.12a
耐食性
軸受材料の腐食しにくい能力。
―
corrosion resistance
6.13
相対的耐摩耗性
同様な摩耗条件下で,2種類の軸受
材料の耐摩耗性の比。
―
relative wear resistance
番号
用語
定義
備考
対応英語(参考)
6.14
温度安定性
広い温度範囲にわたって,要求さ
れる軸受性能・特性を維持する軸
受材料の能力。
―
temperature stability
6.15
耐疲労性
軸受材料の疲労しにくい能力。
―
fatigue resistance
13
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
・
3.8
5.22
5.5
図1 2.4.1,3.8,5.5及び5.22
図3 2.4.2,2.4.3,5.6及び5.22
図5 2.4.5,3.7,3.7.1, 5.11及び5.12
3.8
5.22
5
.6
図2 2.4.2,2.4.3,3.8,5.6及び5.22
3.7.2
5.11
5.10
5.12
図4 2.4.4,3.7,3.7.2,5.10,5.11及び5.12
図6 2.4.6
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考 図につけてある番号は,用語の番号を示す。
図7 2.4.7
図9 3.1及び5.3
図11 3.2.1及び5.23
図8 3.5,3.5.1,3.5.2,3.5.3及び3.5.4
図10 3.2
図12 2.2.3及び3.3
15
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.3
図13 3.6及び4.3
図15 2.2.1,3.2, 3.8,5.25及び5.26
5.18
5.19
図17 2.4.8.1,3.12,3.13,3.14, 5.18, 5.19, 及び5.24
4.3
図14 3.6.1及び4.3
5.27
3.9
3.7.2
2.2.2
図16 2.2.2,3.9及び5.27
4.1
図18 4.1
16
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.2
4.1
図19 4.1及び4.2
4.3.4
図21 4.3.4
4.3.3
図23 4.3.3
図20 4.3,4.3.1及び4.3.5
4.3.2
5.3.2
図22 4.3.2及び5.3.2
4.4
図24 4.4
17
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
.4.5
4.5
4.5
図25 4.5及び5.27a
5.3
図27 5.3
5.13
図29 5.13
5.2
5.1
図26 5.1及び5.2
5.8
5.9
図28 5.8及び5.9
図30 3.1.1及び5.14
18
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5.15
3.1
3.11
図31 3.11及び5.15
5.16
図32 3.1及び5.16
図33 3.8,5.25及び5.26
図34 2.4.8.2及び3.16
図35 3.10及び3.19
19
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図36 4.3.6
図37 5.14a, 3.11a及び5.2
図38 2.4.4a
関連規格 JIS B 1582 滑り軸受用ブシュ
JIS B 1583 すべり軸受−損傷及び外観の変化に関する用語,特徴及び原因
JIS D 3102 自動車機関用半割滑り軸受
JIS D 3106 自動車機関用半割つば付き滑り軸受
ISO 3548,Plain bearings−Thin-walled half bearings with or without flange−Tolerances,design
features and methods of test
20
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ISO 4378-1:1997,Plain bearings−Terms,definitions and classification−Part 1:Design,bearing
materials and their properties
ISO 4378-2:1983,Plain bearings−Terms,definitions and classification−Part 2:Friction and wear
ISO 4378-3:1983,Plain bearings−Terms,definitions and classification−Part 3:Lubrication
ISO 4378-4:1997,Plain bearings−Terms,definitions and classification−Part 4:Calculation
parameters and their symbol
21
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 0162-1:2005 滑り軸受−用語,定義及び分類−第1部:設計,軸受材料及びその
特性
ISO 4378-1:1997,滑り軸受−用語,定義及び分類−第1部:設計,軸受材
料及びその特性
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ) 国際
規格番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線又は点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
1.適用範
囲
滑り軸受で最も一般的に
使用される用語の定義及
び分類について規定する。
ISO 4378
-1
Scope
JISと同じ。
IDT
−
−
2.分類
用語を六つの群に分類。
−
−
MOD/追
加
独立した項目で分類
を規定。ISO規格も分
類は同じであるが,独
立した項目はない。
技術的差異はない。
3.用語及
び定義
ISO規格との差異は,修正を提案する
予定。
a)
一般的な用語
1
JISと同じ。
IDT
−
−
b)
滑り軸受の形式及び分類
−
−
1)
荷重形式による分類
2.1
JISと同じ。
IDT
−
−
2)
荷重方向による分類
2.2
JISと同じ。
IDT
−
−
3)
潤滑形式による分類
2.3
JISと同じ。
IDT
−
−
2.3.11自給式滑り軸受ユニ
ット
2.3.11
JISとほぼ同じ。
MOD/削
除
定義欄の不適切な
“参照” を削除。
削除提案を予定。
22
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ) 国際
規格番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線又は点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
2.3.11a フォイル軸受
−
−
MOD/追
加
用語の追加
追加提案を予定。
2.3.11b スパイラル軸受
−
−
MOD/追
加
用語の追加
追加提案を予定。
4)
設計による分類
2.4
JISと同じ。
IDT
−
−
2.4.4a テーパランド軸受
−
−
MOD/追
加
用語の追加
追加提案を予定。
2.4.8滑り軸受ユニット
2.4.8
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語説明の明確化の
ため,定義欄に ”参考”
を追加。
追加提案を予定。
2.4.8.1台座付き滑り軸受ユ
ニット,ピローブロック軸
受ユニット
2.4.8.1
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語欄に,同義語の追
加。
追加提案を予定。
2.4.8.2つば付きハウジング
滑り軸受ユニット
2.4.8.2
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語説明の明確化の
ため,備考欄に図34
を追加
追加提案を予定。
c)
滑り軸受ユニットの構成
要素
3
JISと同じ。
IDT
−
−
3.2 滑り軸受ブシュ,
軸受ブシュ,
ブシュ
3.2
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語説明の明確化の
ため,備考欄に図15
を追加
追加提案を予定。
−
3.5.1a軸受背面
3.1.3
−
軸受背面
−
MOD/削
除
MOD/追
加
ISO規格の3.1.3を,
適切な項目位置
(3.5.1a)に移動。。
削除及び追加提案を予定。
3.11 ハウジング
−
−
MOD/追
加
用語の追加
追加提案を予定。
23
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.11a滑り軸受ハウジング
3.11
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語説明の明確化の
ため,備考欄に図37
を追加
追加提案を予定。
3.12 滑り軸受ハウジング
ブロック,軸受ブロック,
ピローブロック
3.12
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語欄に,同義語の追
加
追加提案を予定。
3.16 軸受ハウジングフラ
ンジ
3.16
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
備考欄に,図34を追
加
追加提案を予定。
3.18 軸受絶縁体
3.18
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
滑り軸受の効果明確
化のため,定義欄に ”
参考” を追加。
追加提案を予定。
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ) 国際
規格番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線又は点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
d)
滑り軸受の構成要素
4
JISと同じ。
IDT
−
−
4.3.2a 部分円周溝
−
−
MOD/追
加
4.3.2の円周溝と区別
するため,用語を追
加。
追加提案を予定。
4.3.6 ガターウェイ,とい
溝,ごみ逃がし溝付き油だ
まり
4.3.6
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語欄に,同義語の追
加。備考欄に,図36
を追加。
追加提案を予定。
e)
滑り軸受の主要寸法
5
JISと同じ。
IDT
−
−
5.1 ジャーナル滑り軸受内
径,ボア,軸受内径, ID
5.1
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
MOD/削
除
用語欄に,同義語の追
加及び用語(半径)の
削除。
追加・削除を予定。
5.3 軸受幅,軸受長さ
5.3
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語欄に,同義語の追
加。
追加提案を予定。
5.3.2.a ランド
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
24
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5.6非真円円筒軸受の最小
半径クリアランス
5.6
JISとほぼ同じ。
MOD/変
更
用語欄の “最小軸受
半径” を “最小半径”
に変更。
変更提案を予定。
5.7 軸受クリアランス比
5.7
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
定義欄に,比較対象が
ジャーナルであるこ
とを追加。
追加提案を予定。
5.8 ジャーナル軸受肉厚
5.8
JISとほぼ同じ。
MOD/変
更
用語を一般的用語に
変更
変更提案を予定。
5.10 パッド長さ
5.10
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
定義欄に,図の参照が
スライドパッドであ
ることを追加。
追加提案を予定。
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ) 国際
規格番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線又は点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
e)
(続き)
5.12 パッド厚さ
5.12
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
備考欄に,図5も参照
することを追加。
追加提案を予定。
5.12a 予圧係数
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
5.12b パッド上荷重(LOP)
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
5.12c パッド間荷重(LBP)
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
5.13 クラッシュリリーフ,
オイルリリーフ,ボアリリ
ーフ
5.13
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
用語欄に,同義語を追
加。
追加提案を予定。
5.14 クラッシュ
5.14
JISとほぼ同じ。
MOD/削
除
一部の不適切な用語
(ニップ)を削除。
削除提案を予定。
5.14a 締め代
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
5.24 台座付き滑り軸受ユ
ニットの中心高さ
5.24
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
備考欄に,図17参照,
追加。
追加提案を予定。
25
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5.25 ジャーナル径
5.25
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
定義の追加(ISO規格
には定義がない)。
追加提案を予定。
5.26 軸径
5.26
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
定義の追加(ISO規格
には定義がない)。
追加提案を予定。
5.27 カラー径,スラストカ
ラー径
5.27
JISとほぼ同じ。
MOD/追
加
定義の追加(ISO規格
には定義がない)。
追加提案を予定。
5.27a つめ
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
f)
軸受材料及びその特性
6
JISと同じ。
IDT
−
−
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ) 国際
規格番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線又は点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
f)
(続き)
6.1 軸受材料,ライニング
材料
6.1
JISとほぼ同じ。
MOD/削
除
MOD/変
更
一部の不適切な用語
(耐摩擦材料)を削
除。また,“ライニン
グ” を “ライニング材
料” に変更。
削除/変更提案を予定。
6.1a 金属系材料
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
6.1b 高分子系材料
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
6.1c セラミック系材料
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
6.1d 炭素繊維系材料
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
6.8a 初期なじみ
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
6.12a 耐食性
−
−
MOD/追
加
一般的用語を追加。
追加提案を予定。
26
B 0162-1:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― IDT……………… 技術的差異がない。
― MOD/削除……… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更……… 国際規格の規定内容を変更している。
2.
JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD…………… 国際規格を修正している。