B 0146-3:2012
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 分類······························································································································· 1
4 用語及び定義 ··················································································································· 2
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 14
B 0146-3:2012
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本クレーン協会(JCA)及び財団
法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 0146の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0146-1 第1部:一般
JIS B 0146-2 第2部:移動式クレーン
JIS B 0146-3 第3部:タワークレーン
JIS B 0146-5 第5部:天井走行クレーン及び橋形クレーン
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
B 0146-3:2012
クレーン用語−第3部:タワークレーン
Cranes-Vocabulary-Part 3: Tower cranes
序文
この規格は,2003年に第3版として発行されたISO 4306-3を基に作成した規格であるが,国内で稼働
するタワークレーンに関して対応国際規格に規定されていない用語及びその定義を追加して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を追加している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,タワークレーンの主な形式,パラメータ,一般概念,構成要素などに関する用語の定義に
ついて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4306-3:2003,Cranes−Vocabulary−Part 3: Tower cranes(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0146-1 クレーン用語−第1部:一般
3
分類
用語の分類は,次による。
a) 形式
1) 設置方式
2) 構造
3) ジブの形式
4) 動作形態
b) パラメータ
1) 荷重パラメータ
2) 寸法パラメータ
3) 動作・速度パラメータ
2
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4) 移動(走行路)パラメータ
c) 一般概念
1) 動作
2) 安定度
d) 構成要素
e) 制限装置及び指示装置
f)
荷重
4
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0146-1によるほか,次による。
注記 用語で丸括弧“( )”を付してあるものは,丸括弧の中の用語を含める場合と丸括弧の中の用
語を省く場合との二通りを用いてよいことを示すが,丸括弧の中を含める用語を優先する。
a) 形式
1) 設置方式
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1101
部材組立方式
クレーンの各部材部品を搬入し,組み立てる方式(図1101参照)。 assembling method
from components
1102
自動組立方式
クレーンの部材全体が折り畳まれた状態で搬入され,そのまま自
動で組み立てられる方式(図1102参照)。
self-erecting
method
2) 構造
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1201
マスト上部旋回式タ
ワークレーン
通常のクレーンで直立するマスト上部に旋回機構がある形式のク
レーン。
high-level slewing
tower crane
1202
マスト下部旋回式タ
ワークレーン
マスト下部に旋回機構がありマストを含めた上部全体が旋回する
形式のクレーン。
low-level slewing
tower crane
3) ジブの形式
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1301
水平式(ジブ)タワ
ークレーン
ジブ及びカウンタジブが旋回中心を挟んで水平に配置されたクレ
ーン(図1301参照)。
horizontal jib type
tower crane
1302
起伏式(ジブ)タワ
ークレーン
ジブが旋回体基部のピンを中心にジブを支える起伏ワイヤロープ
又はペンダントロープを巻き上げ下げし,設定された最大作業半
径と最小作業半径との間でフック位置を移動させる形式のクレー
ン(図1302参照)。
luffing jib type
tower crane
1303
折れ曲がり式(ジブ)
タワークレーン
2分割されたジブ間をピン接合したもので先端側のジブは水平移
動し,手前側のジブが起伏する形式のクレーン(図1303参照)。
gooseneck jib type
tower crane
1304
折り畳み式(ジブ)
タワークレーン
ほぼ等しい長さの2本のジブが接合部で折れ曲がりジブ先端がほ
ぼ水平に移動する形式のクレーン(図1304参照)。
jack-knife boom
type crane
1305
伸縮式(ジブ)タワ
ークレーン
ジブが伸縮する形式のタワークレーン(図1305参照)。
extending jib
tower crane
3
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4) 動作形態
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1401
定置式タワークレー
ン
地表の基礎又はく(躯)体の地中ばり(梁)に基礎フレーム,台
座が固定されたクレーン。
stationary tower
crane
1402
走行式タワークレー
ン
下部フレームのアウトリガに車輪を取り付け,レール上を移動す
る形式のクレーン(図1402参照)。
traveling tower
crane
1403
クライミングクレー
ン
建設工事に用いられるジブクレーンで,工事の進捗に伴い必要に
応じてマストを継ぎ足し,旋回架構をせり上げる形式のクレーン。
climbing crane
b) パラメータ
1) 荷重パラメータ
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2101
定格荷重曲線
クレーンの作業半径によって変化する正味荷重を表すグラフ。
lifting load
capacity chart
2102
基礎反力
作業時,地震時,休止時における荷重の組合せによるタワークレ
ーン支持くい(杭)などの基礎部に発生するモーメント及び垂直
荷重によって基礎台座部に発生する圧縮力又は引抜力。
base reaction
forces
2103
水平反力
建物の垂直方向の進捗に伴って最大自立高さを超えてクライミン
グする場合,建物の鉄骨などから控えをとる位置で発生する応力。
horizontal reaction
forces
2104
最大定格荷重
起伏式のタワークレーンにおいてはジブを最大作業半径から起こ
した場合,作業半径が小さくなるにつれてつり上げ可能重量が
徐々に増加するが,ある作業半径より内側ではジブに加わる軸力
が大きくなるのでジブの座屈に対する安全性を考慮して一定とし
た最大のつり上げ可能な質重。
水平式のジブでは安定モーメントを考慮し作業半径が小さくなる
につれて段階的に増加するもののうち最大のつり上げ可能な質
量。
maximum lifting
capacity
2) 寸法パラメータ
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2201
揚程
タワークレーンの場合,地上からマスト最上端までの高さ。地下
部分にフックが下がる場合はこの分も加える。
lifting height
2202
最大自立高さ
作業時,地震時,休止時に発生する最大モーメントに耐えるクレ
ーン各部の強度で制限される最大高さ。
maximum free
standing height
2203
最大作業半径
決まったジブの長さで作業できる最大範囲。
maximum working
radius
2204
後方旋回半径
タワークレーンの旋回部分の後端部が横切る最大範囲。
tail slewing radius
3) 動作・速度パラメータ
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2301
最大ロープ速度
つり上げられる荷重によって変動するロープ速度の最大値。
maximum rope
speed
2302
最大巻上・巻下速度
各作業半径における無負荷及び最大定格荷重時のフック速度。
maximum hook
speed
2303
起伏速度
最大作業半径から最小作業半径までジブを起伏させる場合に要す
る時間。
luffing speed
4
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4) 移動(走行路)パラメータ
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2401
走行台車スパン
クレーンの走行台車のレール間隔。
bogie rail span
2402
走行範囲
走行式クレーンがレール上を走行できる範囲。
travel distance
c) 一般概念
1) 動作
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3101
ロープバランス式水
平引込み
起伏ドラムに水平引込みドラムを設け,ジブが起伏したとき水平
引込みドラムからワイヤロープが出入りし,つり荷の水平移動が
行われるようになる機構。
level luffing by
rope balancing
mechanism
3102
ダブルリンク式水平
引込み
ジブの中央で折り曲がり及びつり荷が水平移動するリンク機構。
double link
mechanism
3103
フロアクライミング
建物内部に設置した最大自立マストのタワークレーンで高層の建
物を建てる場合,最上部のクレーンの周りの鉄骨等に支点をとっ
てクライミング架台,台座及びマストを一体に油圧ジャッキで尺
取式に引き上げ,クライミング架台が最も上部にくる位置で固定
した後,再びマスト最上部までクライミングし,次の鉄骨組立の
ステップに入り,同じサイクルを最終建物高さまで繰り返す方式
(図3103参照)。
floor climbing
3104
マストクライミング
通常,建物外部で建物の進捗に伴ってタワークレーンが建物から
壁つなぎを取りながらマストのオーバーハング強度制限内で上昇
する方式。
mast climbing
2) 安定度
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3201
後方安定度
つり荷が急激に開放されたときの反動で後方に荷重が加わる場合
のタワークレーンの安定性。
backward stability
d) 構成要素
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4101
タワー昇降装置
タワークレーンの旋回体部分及びジブ,カウンタジブをタワーか
ら反力を取って油圧ジャッキなどで押し上げたり,建物から反力
を取ってタワーを引き上げたりする装置(図4101参照)。
climbing element
hoisted
inside/outside
the structure
4102
ジブ
つり荷の揚重のための腕となる構造で起伏又はトロリの水平移動
によってつり荷を移動させる。
jib
4103
ジブつなぎ
水平式タワークレーンにおいて,ジブと旋回中心付近のガントリ
との間を支持するもの。
jib tie
4104
カウンタジブ
旋回中心を挟んでジブと反対側に位置するフレーム。起伏式では
巻上及び起伏ウインチ,水平式では巻上,横行ウインチ及び後端
部にはカウンタウエイトが設置されていることが多い。
counter-jib
4105
カウンタジブつなぎ
カウンタジブと旋回中心付近に位置するガントリとの間を結ぶ支
持機構。
counter-jib tie
4106
頂部タワー
通常,水平式のクレーンにおいて旋回中心付近に位置し,ジブ又
はカウンタジブを支持するためのマスト。
cat head
4107
運転室マスト
旋回機構の上側で運転席を取り付けるための構造になっている部
分。
cab mast
5
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4108
旋回台
タワー上部のガントリ,旋回装置などが取り付けられた部分。
slewing platform
4109
旋回環
つり荷,ジブ,カウンタジブなどの上部機構を旋回させるための,
大口径のベアリング。
slewing ring
4110
旋回ベアリング受け
旋回ベアリングの上部レース・下部レースを保持するケーシング。 slewing ring support
4111
タワー
地表の基礎部分から一定の長さの鋼製トラス又は鋼管でできた柱
部材を下から組立クレーンの上部旋回体を先端に取り付けるため
のもの。
tower
4112
タワーストラット
タワー基部の台座などの四隅からタワー下部に斜めに取り付けた
タワー基部の補強部材。
tower strut
4113
下部構造体
タワー基部の台座又は走行式の場合,台車が付いたフレーム。こ
の上にクレーンが転倒しないためのカウンタウエイトを載せる。
under carriage
4114
走行台車
タワークレーンを建物などに沿って移動させる場合,設置された
レールに載せる車輪付きフレーム。
bogie
4115
横行トロリ
水平式タワークレーンにおいて,作業範囲に応じてフックの位置
を移動させたり,ジブの点検用バスケットが取り付けられたりし
ている台車。
trolley
4116
巻上げワイヤロープ
フックでつり荷を地上から高所へ移動させるためのウインチに仕
込むワイヤロープ。建物が100 mを超えるような場合は,非自転
ワイヤロープ又はSよ(撚)り,Zよ(撚)りのワイヤロープの
組合せでつり荷の回転を防ぐ。
hoisting rope
4117
フックブロック(一
式)
クレーンのフックが取り付けられたつり具。つり上げ荷重によっ
てワイヤロープの掛け数を変えるため複数枚のシーブが取り付け
られたものもある。
block assembly
4118
フック
つり荷をつるための玉掛けワイヤーをかけるかぎ形の金物。外れ
止めの金具,フックの開きを確認する点検などが必要とされる。
hook
4119
カウンタウエイト
カウンタジブの後端に取り付けられ,つり荷によるモーメントと
バランスさせるおもり。コンクリート製,鉄板の重ね合わせなど
がある。
counterweight
4120
トロリ横行装置
つり荷を行き来させるための台車を移動させる装置。
trolley travelling
mechanism
4121
トロリ横行ワイヤロ
ープ
トロリを水平ジブに沿って前後に移動させるためのワイヤロー
プ。通常,エンドレスウインチに仕込まれることが多い。
trolley travelling
rope
4122
旋回装置
上部旋回体をつり荷とともに旋回させる装置。大きな旋回半径を
もつクレーンでは十分なトルクと加減速可能な装置とが必要とな
る。
slewing mechanism
4123
電気制御盤
動力源を電気としモータでウインチを駆動させるタワークレーン
においては,ウインチの加減速をするための回路などを収納した
箱体。
electrical control
cabinet
4124
台座部ウエイト
走行式又は基礎くい(杭)なしの据え置き形タワークレーンにお
いて,最大モーメント発生時においても転倒しないように台座の
四隅に据え付ける重量物。コンクリート製又は鋳鉄製のものがあ
る。
base ballast
4125
基礎
タワークレーンを支持するための反力を得るくい(杭),又は地中
ばり(梁)などに,台座を押さえるアンカー金物を設置し,タワ
ークレーンの台座にかかる引抜き力及び対角線上の圧縮力を受け
る構造物。
foundation
4126
起伏ブロック(一式) ジブを起伏させるためのジブに取り付けられたエコライザシーブ
のブロック及びガントリ頂部固定のエコライザシーブからなる装
置。
luffing block
assembly
6
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4127
起伏ワイヤロープ
直接シーブを介してジブを起伏させる場合又はペンダントロープ
が付いたエコライザシーブブロックを介して起伏させるワイヤロ
ープ。
luffing wire rope
4128
Aフレーム(ガント
リ)
大形タワークレーンにおいて,A形の脚をもつジブの起伏及びつ
り荷の水平引込み用のシーブが付いたジブを支持する架台。
A-frame (gantry)
4129
運転室
通常,旋回体の上部又は下部に設置され,旋回体とともに旋回す
るタワークレーンの運転操作を行う部屋。
cab
4130
カウンタウエイトト
ロリ
タワークレーンのカウンタジブに設置されているカウンタウエイ
トで,つり荷によるモーメントに対してバランスするよう前後に
移動する構造の装置。
counterweight
trolley
4131
カウンタウエイト
旋回中心軸を挟んでつり荷と反対側とに設置されるバランス用の
コンクリート製又は鉄製のおもり。
counterweight
4132
マスト昇降はしご
建物の内部でタワークレーンがクライミングを行う場合く(躯)
体から反力をはしご状の金物を介して取りクライミングを行うと
きに使用する昇降はしご。比較的軽量のタワークレーンで使われ
る。
mast-hoisting
ladder
4133
マスト昇降ジャッキ
タワークレーンのクライミングにおいてマスト昇降用はしご又は
マストのはり(梁)の突起を利用して上部旋回体を押し上げ,若
しくはマストを引き上げるのに使われる油圧ジャッキ。
mast-hoisting jack
4134
マスト壁つなぎ金物
建物の外側をタワークレーンがクライミングを行う場合,マスト
の強度的に安全な間隔で建物から控えをとるための金物(図4134
参照)。
mast tie frame
4135
クライミング架台
フロアクライミングを行う場合,台座の下に設置し上部昇降装置
をはり(梁)に預けて下部昇降装置でクライミング架台,台座及
びマストを油圧ジャッキを使って引き上げ,上層階で再びセット
するための架台。脚は伸縮又は折り畳み開口部を通過し,セット
階で元に戻し固定する(図4135参照)。
climbing base unit
4136
スクリュージャッキ
(アウトリガー)
自動組立タワークレーンにおいて,アウトリガーと敷き鉄板との
間で水平設置のために使われるジャッキ。
screw jack
4137
ウエイト取り込み装
置
自動組立タワークレーンにおいて,カウンタウエイトを旋回体後
部に取り込む装置。
ballasting device
e) 制限装置及び指示装置
番号
用語
定義
対応英語(参考)
5101
作業範囲規制装置
敷地境界又は進入禁止エリアがある場合クレーンのジブが進入し
ないように動作を規制する装置。
working area
control system
5102
衝突防止装置
複数台のタワークレーンが近接して設置された場合,接近可能距
離を定めて,それ以上は近づかず停止させる装置。
anti-collision
system
f)
荷重
番号
用語
定義
対応英語(参考)
6101
風荷重
風によってタワークレーンの構造部分に作用する荷重。作業条件
によって作業時は16 m/s,休止時は55 m/sの風速に対して各部の
強度が設計されている。
wind load
7
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1101−部材組立方式
図1102−自動組立方式
8
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1301−水平式(ジブ)タワークレーン
図1302−起伏式(ジブ)タワークレーン
9
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1303−折れ曲がり式(ジブ)タワークレーン
図1304−折り畳み式(ジブ)タワークレーン
10
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1305−伸縮式(ジブ)タワークレーン
図1402−走行式タワークレーン
11
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a) N階で自立し,N+3階までの建て方を完了。
b) N+3階に昇降装置で上部旋回体を下降させベル受はり(梁)で,く(躯)体に預ける。
c) クライミング架台のアンカボルトを緩め,伸縮又は折り畳み式の脚を縮めマストとともに昇降ジャッキで上部に
引き上げる。
d) クライミング架台をN+2階まで引き上げる。
e) クライミング架台の脚を再び伸ばしN+2階にアンカーボルトで固定する。
f) 昇降装置で上部旋回体をマスト最上部まで上昇させ固定した後,次の建て方作業を開始する。
図3103−フロアクライミング
12
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a) 上部昇降フレームのかんぬきを抜き,油圧ジャッキを伸ばし上部旋回体を上昇させる。
b) 上部昇降フレームのかんぬきを入れ,下部昇降フレームのかんぬきを抜き,油圧ジャッキを縮める。
c) 下部昇降フレームのかんぬきを入れる。
図4101−タワー昇降装置
図4134−マスト壁つなぎ金物
13
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図4135−クライミング架台
14
B 0146-3:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 0146-3:2012 クレーン用語−第3部:タワークレーン
ISO 4306-3:2003 Cranes−Vocabulary−Part 3: Tower cranes
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異
の箇条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 分類
形式,パラメータ,一般概念,構
成要素,制限装置・指示装置及び
荷重の6分類。
ISO規格では用語の分類が4
分類。
追加
JISとして必要な分類を
追加した。
ISO 4306-3見直し時にJISの
分類を提案。
4 用語及
び定義
b) パラメータ
パラメータに関する13用語を選
定,定義。
移動パラメータに関する2用
語を定義。
追加
JISとして必要な用語を
追加した。
ISO 4306-3見直し時にJISの
用語を提案。
c) 一般概念
動作,安定度に関する5用語を選
定,定義。
動作,安定度に関する2用語
を選定。
追加
d) 構成要素
37用語を選定,定義。
構成要素に関する用語34を選
定及び図表で指示だけ。
追加
e) 制限装置及び指示装置
2用語を選定,定義。
−
追加
f) 荷重
1用語を選定,定義。
−
追加
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4306-3:2003,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
2
B
0
1
4
6
-3
:
2
0
1
2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。