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B 0137:2007  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人ビジネス

機械・情報システム産業協会(JBMIA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。これによって,JIS B 0137:1985は改正され,この規格に置き換えられる。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS B 0137には,次に示す附属書がある。 

附属書(参考)ジアゾ複写機及び直接静電複写機用語 

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 分類 ······························································································································ 1 

3. 用語及び定義 ·················································································································· 1 

附属書(参考)ジアゾ複写機及び直接静電複写機用語 ································································ 13 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 0137:2007 

間接静電複写機用語 

Glossary of terms for indirect method electrostatic process copying 

machines 

1. 適用範囲 この規格は,一般に用いられる間接静電複写機の主な用語及びその定義について規定する。 

2. 分類 用語の分類は,次のとおりとする。 

a) 一般名称   

b) 部品   

c) 消耗品  

d) その他  

なお,現時点ではほとんど使われないジアゾ複写機及び直接静電複写機の用語については,改正で削除

した用語として附属書(参考)に記載したする。 

3. 用語及び定義 用語及び定義は,次による。 

なお,対応英語を参考として示す。 

a) 一般名称  

1) 仕様  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1001 

複写機 

文書,図面などを複製する機械。 

copying machine 

1002 

静電複写機 
 

半導体の光導電性を応用した複写機。 

electrostatic process 
copying machine 

1003 

間接静電複写機 

均一に帯電した感光体表面に,原稿像の静電潜像を
形成し,これを原版として紙上に可視像を形成する
静電複写機。 

indirect method  
electrostatic process 
copying machine 

1004 

乾式間接静電複写機 
 
 

粉状の現像剤を用いて可視像を形成する間接静電複
写機。 

dry process indirect 
method electrostatic 
photocopying machine 

1005 

アナログ複写機 

光学レンズを介して,原稿像を直接感光体に結像さ
せて静電潜像をつくり,可視像を形成する複写機。 

analog copier 

1006 

デジタル複写機 

画像を(デジタル)電気信号に変換した後,この電
気信号によって静電潜像を作り可視像を形成する複
写機。 

備考 JIS X 6910参照。 

digital copier 

1007 

カラー複写機 

原稿と同じ色彩画像が得られる3原色以上の発色機
能をもつ複写機。フルカラー複写機ともいう。 

color copying 
machine 
 

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B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1008 

複合機 
 
 
 
 
 
 

複写機にスキャナ機能,プリンタ機能,ファクシミ
リ機能などを付加した機器。また,プリンタに複写
機機能をもたせたものも複合機の範囲に含める [複
写機機能をもつとは,市場にて付加機器(オプショ
ン)などの付加によって,その機能をもつものも含
める。さらに,拡張機能付デジタル複写機も複合機
の範ちゅう(疇)に含む。]。 

備考 JIS X 6910参照。 

multifunction 

device/peripheral, 

(MFD/MFP) 

1009 

拡張機能付デジタル複

写機 

プリンタ機能,ファクシミリ機能などを後付けでき
る複写機。 

upgradable digital copier 
 

1010 

大判複写機 

A2サイズ又は432×539mm(17×22インチ)以上の
用紙にコピー可能な複写機。 

large format copier 

1011 

大判複合機 

プリンタ機能,ファクシミリ機能などが付加された
A2サイズ又は432×539mm (17×22インチ)以上の用
紙にコピー可能な複写機。 

large format multifunction 

devices/peripheral 

1012 

複写機機能 

原稿台ガラスをもち,パソコンを介さずに,複写可
能な機能。 

copier function 
 

1013 

コピーボリューム 

ある単位期間に複写されるコピー枚数のことで,通
常“1か月”のコピー枚数。 

copy volume 

1014 

レディモード 

既にウォームアップが完了しているが低電力モード
には移行しておらず,すぐにコピーが可能な状態。 
 

ready mode 

1015 

主走査(方向) 
 
 

読取り系では,光学系の走査方向に対し直角の方向。
書込み系では,感光体の軸方向。 

備考 JIS X 6910参照。 

main scanning  

1016 

副走査(方向) 

読取り系では,光学系の走査方向。書込み系では,
感光体の回転方向。 

備考 JIS X 6910参照。 

sub scanning  

1017 

解像度 

デジタル複写機における分解能を表す尺度。読取り
解像度は,読取りセンサの画素密度。 
書込み解像度は,レーザ書込みなどによるドット密
度。単位長さは25.4 mmでdpiで表す。 

resolution 

1018 

解像力 

近接した線が,1 mm幅の中に何本分離して判別でき
るかの限界値。一般的には,解像力チャートを用い
て判別する。 

resolving power 

1019 

階調 

同一色で表現可能な異なった濃度の数。 

tone number 

1020 

複写サイズ 

複写可能な最大及び最小の寸法。用紙サイズ及び画
像欠け幅で決まる。 

copy size 

1021 

画像欠け幅 

ある寸法の用紙に,余白なく書き込まれた原稿を複
写した場合に,用紙の周辺の記録できない範囲。 

image loss 

1022 

ウォームアップ 

タイム 

電源スイッチを入れてから複写動作の開始が可能に
なるまでの時間。ウェイトタイムともいう。 

warm-up time 

1023 

ファーストコピー 

タイム 

スタートキーを押してから1枚目のコピー用紙が排
出し終わるまでの時間。 

first copy time 

1024 

連続複写速度 

連続コピーの場合,2枚目以降に排出されるコピー
の単位時間当たりのコピー枚数。ただし,連続巻取
式の複写機では排出部を通過する単位時間当たりの
長さをいう。コピースピードともいう。 

copy speed 

1025 

複写倍率 

原稿の画像寸法に対する,複写された画像寸法の倍
率。 

magnification 

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B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1026 

給紙容量 

給紙部(カセット,トレイ,デッキなど)に一度に
収容できるコピー用紙枚数。ロールペーパの場合は,
長さ又は換算枚数。 

paper capacity 

1027 

リカバリタイム 

国際エネルギースタープログラムが規定する低電力
モードからレディモ−ドまでの復帰時間。 

recovery time 

1028 

ファーストジョブタイ

ム 

電源スイッチを入れてからコピーが1枚排紙される
までの時間。 

first job time 

1029 
 

カートリッジ方式 

複写機においては,一般に,現像剤,トナー機構部
などを容器ごと簡便に交換する方式。 

cartridge type 

1030 

タンデム方式 

機器を複数台つなげて出力する方式,又はカラー複
写機において,感光体を含むプロセスユニットを3
セット以上(例 C, M, Y, K用)もち,画像形成をする
方式。 

tandem method 

2) 給紙・搬送  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1100 

給紙 

コピー用紙を機内へ送り込む工程。 

paper feeding 

1101 

自動給紙方式 

給紙を自動的に行う方式。 

automatic paper feed 

1102 

手差し給紙方式 

給紙を手で行う方式。マルチ手差し給紙及びシング
ル手差し給紙がある。 

manual paper feed, 
feed bypass 

1103 

エアー給紙 

空気の吸引によってコピー用紙を機内へ送り込む給
紙方式。 

air suction feed 
 

3) 帯電  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1200 

帯電 

露光に先だって,感光体に一様に静電気を帯びさせ
る工程。通常,コロナ放電による。 

electrostatic charge 

1201 

コロナ帯電 

タングステンワイヤなどの電極にコロナ放電開始電
圧以上の電圧を印加し,コロナ放電によって感光体
を帯電させる方式。 

corona charging 

1202 

接触帯電 
 
 

電圧を印加したローラ,ブラシ,ブレードなどの帯
電デバイスを感光体表面に押し当てて帯電させる方
式。 

contact charging 

1203 

ローラ帯電 

電圧を印加した導電性弾性ロールを感光体に押し当
て感光体とともに接触回転させて帯電させる方式。 

roller charging 

1204 

ブラシ帯電 

導電性繊維から成るブラシ状繊維を感光体に押し当
て電圧を印加して帯電させる方式。 

brush charging 

1205 

注入帯電 
 

接触帯電方式において帯電デバイスと感光体の間と
の微小ギャップでの放電現象にはよらない帯電方
式。 

injection charging 

4) 露光・読取り・書込み  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1300 

露光 

帯電させた感光体に光像を照射して潜像を形成させ
る工程。 
 
 

exposure 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1301 

静電潜像 
 
 

露光された感光体表面に形成された電荷像。 
帯電された感光体表面に露光によって光像を結像さ
せるか,又は電気信号に変換された原稿像を照射し,
光の当たった部分の電荷を消失させることで形成さ
れる電荷の像。 

latent image 

1302 

画像メモリ 

読取り後,電気信号に変換された原稿像をいっ
たん保持するための記憶装置。 

memory 

1303 

フラットベッド 

原稿台ガラスをもち,光学系で走査し原稿を読み取
る方式。 

flat-bed 

1304 

シートスルー 
 

原稿を移動させて読み取る方式。 

sheet-through 
 

1305 

ホームポジション 

原稿台,光学系などの反復機構,感光体などの回転機構

におけるの複写開始時のにおける基準位置。 

home position 

5) 現像  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1400 

現像 

静電潜像を可視像に変える工程。 

developing 

1401 

乾式現像 

感光体をトナーと呼ばれる粉体で現像する方式。 

dry developing 

1402 

一成分現像 

キャリア粒子を用いず,トナーだけで現像する方式。
トナーは,磁性及び非磁性の両方がある。 

mono-component 

development 

1403 

ニ成分現像 
 

キャリアと呼ばれる磁性粒子及びトナーが混合され
た現像剤を用いた現像方式。 

two-component 

development 

1404 

磁気ブラシ現像 

現像剤をマグネットに吸着させ,感光体に接触させ
ることによってトナーを潜像部に付着させて現像す
る方式。 

magnetic brush 

developing 

1405 

複写濃度 

コピーの画像部の濃度。 

image density 

1406 

かぶり濃度 

コピーの非画像部の濃度。通常,局部的よごれは,
除く。地かぶり濃度ともいう。 

fog density 

1407 

コントラスト 

原稿又はコピーにおいて,非画像部濃度と画像部濃
度との比。通常,白黒の差のはっきりしたものをコ
ントラストが高いと表現する。 

contrast 

1408 

階調再現性 

写真のような中間調を含む原稿をコピーしたときの
濃淡再現性。一般的には,グレースケールで判別す
る。 

tone reproduction 

1409 

ハーフトーン 

色の濃淡の中間色調。 

halftone 

1410 

グレースケール 

白及び黒を含め,その間の中間色(ハーフトーン)を
段階的に濃度を変えて並べたチャート。 

gray scale 
 

1411 

黒べた 

線及び文字画像と違い,ある程度以上の幅又は面積
のある一様な黒色部分。べたくろともいう。 

solid 

1412 

ラインコピー 

線及び文字によって構成された原稿のコピー。線画
像ともいう。 

line copy 

1413 

エッジ現象 

コピー上の幅広い面積のべた部において,その中央
部の濃度が周辺部より薄くなる現象。エッジ効果と
もいう。 

edge effect 

1414 

現像剤濃度自動調整 

2成分現像剤のキャリア及びトナーの混合比率を自
動的に制御する機能。 

automatic toner density 

control 

1415 

現像バイアスコントロ

ール 

見やすいコピー画像が得られるように,原稿の種類
に応じた電圧を現像器にかける方式。 
 

developing bias control 

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B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1416 

ロータリ現像 
 

シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックなど複数の
現像器を回転体に取り付け,各色の現像器を順次感
光体に対向させて現像する方式。 

rotary development 
 
 

1417 

カラーパッチ 

色の再現性を見るために,標準的な有彩色の短冊を
パッチワーク上に並べたチャート。 

color patch 
 

6) 転写  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1500 

転写 

感光体上の可視像をコピー用紙上に移す工程。 

transfer 

1501 

コロナ転写 

感光体と接触する複写用紙の背面から,コロナ放電
によって電荷を与え,感光体表面のトナー像をコピ
ー用紙上に転写する方式。 

corona transfer 

1502 

ローラ転写 

表面に電荷を与えたローラを用いて,感光体上の像をコ
ピー用紙上に転写する方式。 

roller transfer 

1503 

ベルト転写方式 

ベルトに電荷を付与して,複写用紙を吸着搬送するととも
に,感光体上のトナー像を用紙上に転写する方式。 

belt transfer method 

1504 

中間転写方式 

カラー複写機において,各色の感光体上に作像したトナー
像を,あらかじめ中間転写体に転写してから転写紙に転写
する方式。 

intermediate transfer 

method 

1505 

多重転写方式 
 

感光体上に形成された各色トナー像を順次用紙上に転写
して,トナー画像を重ね合わせる転写方式。又は,いった
ん中間転写体上にトナー像を重ね合わせた後,用紙上に一
括転写する中間転写方式。 

multi-transfer method 

7) 分離・はく(剥)離  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1600 

分離,はく(剥)離 

転写後のコピー用紙を感光体からは(剥)がす工程。 separation 

1601 

静電分離 

コロナ放電によって感光体からコピー用紙を分離す
る方式。除電分離ともいう。 

corona separation 

1602 

エアー分離 

空気の吸引又は吹きつけによって感光体からコピー
用紙を分離する方式。サクション分離ともいう。 

air separation, 
(suction separation) 

1603 

つめ(爪)分離 

(爪)状の部品を用いて感光体,定着ローラなどか
らコピー用紙を分離する方式。 

claw separation 

8) 定着  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1700 

定着 

転写された用紙上のトナーを固着させる工程。 

fixing, 
fusing 

1701 

熱定着 

熱を利用してコピー用紙上のトナーを定着させる方
式。 

heat fixing 

1702 

熱ローラ定着 

加熱されたローラ間を通過させることによって,用
紙上のトナーを定着させる方式。ヒートローラ定着
ともいう。 

heat roller fixing 

1703 

ベルト定着 

加圧ローラの代わりにベルトを用いて,コピー用紙
を熱ローラに圧着させることによって,定着を行う
方式。 
 

belt fixing 

background image

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1704 

フィルム定着 

耐熱性及び離型性をもつ薄膜フィルムを介して,コ
ピー用紙に熱を供給する定着方式。 

film fixing 

1705 

IH定着, 
(電磁誘導加熱定着) 

熱ローラなどの芯金を加熱させる手段に,高周波に
よる電磁誘導現象(渦電流)を利用した定着方式。 

induction heat fixing 

1706 

オンデマンド定着 

コピー作成の稼動時だけ,定着装置に熱を供給して
定着を行う方式。 

on-demand fixing 

1707 

フラッシュ定着 

キセノンランプなどのせん光によって,コピー用紙上の
トナーを定着させる方式。 

flash fixing 

1708 

圧力定着 

圧力をかけたローラ間を通過させることによって,
圧力だけでコピー用紙上のトナーを定着させる方
式。 

pressure fixing 

9) クリーニング  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1800 

クリーニング 

転写後,感光体上のトナー残り,紙粉などを清掃す
る工程。 

cleaning 

1801 

ブレードクリーニング 板状の弾性ゴムを押し当てて,清掃する方式。 

blade cleaning 

1802 

ブラシクリーニング 

回転する毛ブラシを押し当てて,清掃する方式。 

brush cleaning 

10) 機能  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1901 

可変倍率機能 

原稿に対して拡大又は縮小する機能。 

variable magnification 

function  

1902 

定形変倍 

定形サイズの原稿及び用紙間で,適切なコピーとな
るように設定された複写倍率選択機能。 
 

preset zoom 

1903 

自動倍率選択機能 

原稿サイズ及びコピーする用紙サイズに合わせて,
自動的にコピーする倍率を選択する機能。 

automatic magnification 

selection 

1904 

自動用紙選択機能 

原稿サイズを自動的に検知し,倍率を指定した場合
には,適切な用紙(サイズ)を選択する機能。 

automatic copy-paper 

selection 

1905 

ズーム 

設定可能な範囲で任意の複写倍率を選択できる縮小
拡大コピー機能。一般に縮小拡大の上下限内で1 %
刻みの設定が行える。 

zoom magnification 

1906 

独立変倍 

原稿に対して縦横独自に複写倍率を設定できる機
能。 

x/y independent 

magnification (scaling) 

1907 

自動濃度調整 

原稿の種類に応じて,自動的に画像の濃度を調整す
る機能。 

automatic density 

control 

1908 

オートクリア機能 

コピー終了後,所定の時間が経過すると自動的に初期
状態に復帰する機能。例えば,用紙サイズ,コピー濃
度,コピー枚数変更などに用いる。自動復帰ともい
う。 

auto clear function 

1909 

割込み機能 

連続コピー中,一時中断して他のコピーをとり,そ
の後,元の連続コピーの状態に復帰する機能。割込
みコピーともいう。 

interruption function 
 

1910 

オートシャットオフ機

能 

コピー終了後,所定の時間が経過すると自動的に電
源を切る機能。ただし,小容量の結露防止ヒータな
どの電源が残る場合もある。 
 

auto shutoff function 

background image

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1911 

文字・写真モード 

文字だけの原稿ではなく,写真などの中間調が混在
した原稿を,より忠実に再現するために設定された
モード。 

text/photographic mode 

1912 

単色カラー 

原稿の色に関係なく,黒以外の単色でコピーする機
能。モノカラーともいう。 

single color copy 

1913 

自動カラー選択機能 

カラー原稿又は白黒原稿を,自動的に識別する機能。 automatic color selection 

1914 

両面機能 
 

用紙片面への複写後,用紙を表裏反転させて,再び
複写画像形成部に送る機構をもち,次の複写指示に
よって両面複写を行う機能。自動原稿送り装置との
組合わせで“片面→両面”,“両面→両面”及び“両
面→片面”のコピーが容易に行える。 

duplex function 

1915 

ワンツーワンモード, 

1 to 1モード 

自動原稿送り装置を用いて,複数の原稿から1部の
コピーを行う動作。 

1 (one) to 1 (one) mode 

1916 

ページ集約 
 

複数の原稿を1枚の用紙上にまとめてレイアウトし
てコピーする機能。 

N-in-1 
 

1917 

イメージリピート 

同一原稿を1枚の用紙に複数レイアウトしてコピー

する機能。 

repeat function 

1918 

自己診断機能 

複写機の異常又は動作状態を自己検知し,その内容
を表示又は通知する機能。使用時又は保守作業時の
処理を容易にする機能。 

self-diagnosis function 

1919 

トナーセーブモード 

コピー濃度が低くなる画像処理を行い,トナーの消
費を抑えるためのモード。 

toner saving mode 

11) 周辺機器  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2001 

原稿送り装置 

1枚ずつ手で挿入した原稿を自動的に原稿台ガラス
上に送り込み,コピー完了後,自動的に原稿を排出す
る装置。 

document feeder 

2002 

自動原稿送り装置 

あらかじめセットした原稿を,1枚ずつ自動的に原
稿台ガラス上に送り込み,コピー完了後,自動的に
原稿を排出する装置。 

automatic document 

feeder, (ADF) 

2003 

フィニッシャ 

複数原稿を1部ずつ仕上げて排出し,積載する装置。 

備考 JIS X 6910参照。 

finisher 

2004 

ソータ 

多数枚のコピーをとる場合,自動的に分類及びペー
ジ揃えをする装置。 

sorter 

2005 

ビン 

ソータにおいて,排出されたコピーを受ける棚又は
容器。 

bin 

2006 

大容量(給紙)トレイ 

一般に数千枚以上の用紙を収容できる給紙トレイ。
大容量給紙デッキともいう。 

large capacity (paper feed) 

tray 

2007 

シフトトレイ 

1部ずつ仕上げるフィニッシャにおいて,排出方向
と直角の方向に1部ごとにずらして排出させるトレ
イ。オフセットキャッチトレイともいう。 

shift tray,  
offset catch tray 
 

2008 

両面ユニット 

定着後の用紙の先後端を反転させる用紙搬送機構を
用いて,用紙の裏面にコピーを行うための装置。 

duplex unit 

2009 

シートスルー装置 

読取り装置(スキャナなど)を固定し,原稿を移動
させて画像を読みとる装置。シングルパスフィーダ
ともいう。 
 
 

sheet-through device 
 

background image

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2010 

ステープル 

ビン又はトレイに収容した用紙を,自動的に針でと
じる機能又は装置。 

備考 JIS X 6910参照。 

staple 

2011 

パンチ 

コピー用紙にファイルのための穴をあける機能又は
装置。 

備考 JIS X 6910参照。 

punch 

2012 

中とじ 

複写された用紙の中央部に自動的にステープルを行
い,二つ折に製本する機能。 

備考 JIS X 6910参照。 

saddle stitch 

2013 

Z折り 

二つ折りされた用紙の一方を更に二つ折りして,断
面がZ形状になる折り様式。 

z-fold 

2014 

シートインサータ 
 

コピーされた用紙束に,区切り又は表紙として用紙
を挿入する装置。 

sheet- inserter 
 

b) 部品  

1) 操作パネル  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3101 
 

液晶タッチパネル 
 

指で触れることによって入力設定を行える液晶画面
の操作パネル。LCDパネルともいう。 

LCD touch panel 

3102 

枚数セットキー 
 

必要コピー枚数をあらかじめ設定するキー。単にテ
ンキーともいう。 

copy quantity keys 

3103 

スタートキー 

コピー動作を始めさせるキー。コピーキーともいう。 start key 

3104 

ストップキー 
 

連続コピー動作中に,途中の任意の枚数でコピーを
終了するときに使用するキー。ストップキーともい
う。 

copy stop key 

3105 

クリアキー 

入力した数値を取り消すためのキー。 

clear key 

3106 

リセットキー 

すべての入力情報を初期値に戻すキー。 
 
 

reset key 

3107 

給紙トレイ選択キー 
 

給紙トレイ又はコピー用紙を選択するキー。用紙サ
イズ選択キーともいう。カセットをもつ機械におい
ては給紙カセット選択キーともいう。 

paper tray select key 

3108 

節電キー 
 

エネルギー消費を削減するために省エネモードを入
切するキー。 

energy-saver key 

3109 

紙詰り表示 

紙詰り状態又はその場所を示すランプ若しくは表
示。紙詰り点検(位置)表示ランプ又はジャム表示
ともいう。 

paper jam indicator 

2) 給紙・搬送・駆動  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3201 

給紙ユニット 

給紙機能を構成する部品の集合体。 

paper feed unit 

3202 

給紙ローラ 

給紙トレイ又は給紙カセットから用紙を機内へ1枚
ずつ送り込むためのローラ。 

paper feed roller 

3203 

分離ローラ 
 

重送紙を機内へ送り込むのを防ぐローラ。さば(捌)
きローラ又はリタードローラともいう。 

separation roller 

3204 

レジストローラ 

用紙が感光体上のトナー像と同期して転写されるよ
うに用紙搬送タイミングを制御するローラ対。ペー
パストップローラともいう。 

paper stop roller 

background image

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3205 

ピックアップローラ 
 

給紙トレイ又は給紙カセットから用紙を機内へ送り
出すローラ。紙送り出しローラともいう。 

pick-up roller 

3206 

搬送ローラ 

機内の紙搬送経路に配置され,用紙を搬送するロー
ラ。 

conveyance roller 
 

3207 

ドライブローラ 

動力伝達のもととなるローラ。 

drive roller 

3208 

テンションローラ 

ベルトなどを張るためのローラ。 

tension roller 

3209 

アイドルローラ 

ベルトなどを支持するだけのローラ。 

idle roller 

3210 

給紙カセット 

シート状のコピー用紙を格納し,着脱ができ,本体
と連動して給紙ができるように構成された箱。 

paper feed cassette 

3211 

給紙トレイ 

自動給紙のため,あらかじめ多数のコピー用紙をセ
ットしておくトレイ。通常は機械本体と一体となっ
ているものが多い。給紙デッキともいう。 

paper feed tray 

3212 

排紙トレイ 

複写されたコピー用紙を受けるトレイ。 

exit tray 

3213 

除電ブラシ 

複写工程で用紙に付与された電荷を放電消去するた
めの導電性ブラシ。除電針ともいう。 

discharging brush 
 

3) 帯電  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3301 

チャージャ 
 

チャージワイヤを電極とした感光体を帯電させる装
置。帯電器ともいう。 

charger 

3302 

チャージワイヤ 
 

チャージャの電極となるワイヤ。一般的にタングス
テン線が用いられる。帯電ワイヤともいう。 

charging wire 

3303 

帯電ローラ 
 

感光体を均一に帯電させるために電圧が印加され接
触回転するローラ。 

roller charging device 

3304 

感光体 

光導電性をもち,画像(光情報像)を静電潜像とし
て記録するもの。形状としてドラム,シート又はベ
ルトがあり,感光ドラム,感光ベルトなどという。 

photoreceptor, 
(photoconductor) 

3305 

高圧ユニット 

高電圧を発生させる電源装置。高圧電源(HVPS)とも
いう。 

high voltage power 
supply, 
 (HVPS) 

4) 露光・読取り・書込み  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3401 

光学(系)ユニット 

原稿を照明する露光ランプ,反射笠などの部品及び
ミラー,光学レンズなどによって,原稿像を感光体
に露光するための装置。デジタル機(ディジタル機)
の場合には読取りのためのラインセンサ及び感光体
へのレーザ書込みにかかわる部品・ユニットが含ま
れる。 

optical unit 
 

3402 

原稿台ガラス 
 

原稿面に使用する透明な板ガラス。プラテンガラスと
もいう。 

original glass plate 

3403 

原稿(台)カバー 
 

原稿台ガラス上の原稿を押さえる板。原稿押さえ,
プラテンカバーともいう。 

original cover 

3404 

露光ランプ 
 

露光のための光源。蛍光ランプ(fluorescent lamp),ハ
ロゲンランプ(halogen lamp),キセノンランプ(xenon 
lamp)などがある。 

exposure lamp 

3405 

レンズハウジング 

レンズを支持し,遮光を目的とした箱。 
 

lens housing 

background image

10 

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3406 

レンズアレイ 
 

ガラス又はプラスチックでできたマイクロレンズを,
光軸と直角方向に1列又は複数列,帯状に並べたレン
ズ集合体。 

lens array 

3407 

CCDラインセンサ 
 

数ミクロン角の受光素子を数千個1列に並べたワン
チップの光電変換素子。走査線1ラインを読み取る
ことができるのでラインイメージセンサともいう。 

CCD line sensor 

3408 

レーザスキャンユニッ

ト 

高速回転のポリゴンミラーにレーザ光を照射し,そ
の反射光を結像レンズ,ミラーなどを経て感光体表
面に照射する装置。書込みユニットともいう。 

laser scanning unit 

3409 

ポリゴンミラー 
 

感光体へレーザ光を走査するために高速回転する多
面体のミラー。 

polygon mirror 

3410 

LEDアレイ 

発光ダイオードを1列に並べた素子。 

LED array 

5) 現像  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3501 

現像ユニット 
 

感光体表面に形成された静電潜像を現像して可視像
化する装置。現像器又は現像槽ともいう。 

developing unit 

3502 

現像ローラ 

感光体表面に形成された静電潜像を現像するための
ローラ。 

developing roller 

6) 転写  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3601 

転写帯電器, 
転写チャージャ 

コロナ帯電を用いて感光体上のトナー像を用紙に転
写するユニット。 

transfer charger 

3602 

転写ローラ 

表面に電荷を与えたローラを用いて,感光体上のトナー
像を用紙上に転写するローラ。 

transfer roller 

3603 

転写ベルト 

ベルト表面に与えられた電荷で,複写用紙を吸着搬送す
るとともに,感光体上のトナー像を用紙に転写するベルト
部品。 

transfer belt 

3604 

転写ドラム 

カラー複写機において,感光体の静電潜像が現像さ
れ,シアン,マゼンタ,イエロー及びブラックの各
色トナーの可視像を順次転写するために感光体と対
面し,複写用紙を保持するドラム。 

transfer drum 

3605 

中間転写体 

カラー複写機において,4色の各色トナー像をいっ
たん順次転写(1次転写)させ,全色を蓄積し,そ
の後,用紙に一括転写させる(2次転写)際の媒体。
ドラム又はベルトのタイプがある。 

intermediate transfer unit 

7) 分離・はく(剥)離  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3701 

分離チャージャ 

転写帯電器によって,トナー像が転写された用紙を
感光体から引きは(剥)がすための帯電器[はく(剥)
離チャージャともいう。]。 

separation charger 

3702 

分離つめ(爪) 
 

転写後のコピー用紙を感光体から引きは(剥)がす
ため,又は,定着後の用紙を定着ローラ(ヒートロ
ーラ,加圧ローラ)から引きは(剥)がすためのつ
め(爪)。はく(剥)離つめ(爪)ともいう。 

separation claw 

background image

11 

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

8) 定着  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3801 

定着ユニット 

転写後のコピー用紙上のトナーを固着させる装置。
定着器ともいう。 

fixing unit, 
fusing unit 

3802 

定着ローラ 

圧力定着,熱ローラ定着などに用いられるローラの
総称。 

fixing roller, 
fusing roller 

3803 

ヒートローラ 

コピー用紙にトナーを融着させるための加熱圧着を
行うローラ。加熱ローラともいう。 

heat roller 

3804 

加圧ローラ 

ヒートローラに圧着して,用紙に対するトナーの投
びょう(錨)効果を上げ,送りを行うローラ。 

pressure roller 

3805 

定着ヒータ 

コピー用紙にトナーを融着させる加熱器。 

fixing heater 

9) クリーニング  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3901 

クリーニングユニット 
 

不要な現像剤を除去及び清掃するための装置。クリ
ーナユニット,クリーニング装置ともいう。 

cleaning unit 

3902 

クリーニングブレード 
 

不要な現像剤を除去及び清掃するためのブレード。
主として感光体,定着ローラなどに用いる。 

cleaning blade 

3903 

クリーニングローラ 
 

不要な現像剤を除去及び清掃するためのローラ。主
として感光体,定着ローラなどに用いる。 

cleaning roller 

3904 

クリーニングウェブ 
 

不要な現像剤を除去及び清掃するための布又は紙な
どの部材。主として感光体,定着ローラなどに用い
る。 

cleaning web 

3905 

クリーニングパッド 
 

不要な現像剤を除去及び清掃するための厚手の布又
は紙。定着ローラなどに用いる。クリーニングフェル
トともいう。 

cleaning pad 

3906 

クリーニングブラシ 
 

不要な現像剤を除去及び清掃するためのブラシ。主
として感光体などに用いる。ファーブラシともいう。 

cleaning brush 

3907 

廃トナーボトル 

クリーニングユニットで清掃及び除去され集められ
た現像剤の回収容器。 

waste toner bottle 

c) 消耗品  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4001 

現像剤 

現像のために用いられる消耗品(トナー,キャリア,
一成分トナー,スタート現像剤など)の総称。 

developer 

4002 

トナー 

静電式の現像に用いる微細な着色粒子。 

toner 

4003 

スタート現像剤 

トナー及びキャリアを所定の比率で配合した現像
剤。 

start developer 

4004 

一成分トナー 

キャリアを必要としない現像方式で用いるトナー。
キャリアレストナーともいう。これには磁性粉をも
つ磁性トナーと磁性粉をもたない非磁性トナーとが
ある。 

monocomponent toner, 
single-component toner 

4005 

二成分現像剤 

一般にトナー及びその保持剤であるキャリアを所定
の比率で混合した現像剤。 

two component developer 

4006 

キャリア 

静電式(乾式)現像に用いるトナーの保持剤。トナ
ーと混合する微細な鉄粉,マグネタイトなどの磁性
粒子。 
 
 

carrier 

background image

12 

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4007 

トナーカートリッジ 
 

電子写真方式を利用した複写機,複合機,プリンタ
ファクシミリなどの機器に使用されるトナーを充て
ん(填)したトナー容器,ドラム及び現像ユニット
のいずれか二つ以上を組み合わせて構成される印字
のためのカートリッジ。 

toner cartridge 

4008 

トナー容器 

機体にセットしてトナーの補充を行う容器。筒型を
トナーボトル,箱形をトナーコンテナ ともいう。 

toner bottle,  
toner container 

4009 

第二原図用紙 

原稿から第二の原稿を複製するために用いる用紙。
通常は,透過露光方式の複写に適した紙質のもの。 

intermediate paper 

4010 

フォーム用紙 

伝票,証券などあらかじめ各種の書式が印刷された
用紙。 

form paper 

4011 

ラベル用紙 

のり付はく(剥)離用紙。ダイレクトメールの宛名,
荷札,ラベルなどに用いられる。 

label paper 
 

d) その他  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

5001 

エネルギー消費効率 

エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)
の規定による1時間当たりの消費電力量。 

energy consumption 

efficiency 

5002 

国際エネルギースター

プログラム(1) 

省エネ機器を対象とした,日米間で合意した任意登
録制度。 

energy star program 

5003 

省エネモード 

レディモードにおいて,一定時間,コピー動作及び
外部からの信号がないときに自動的に移行する節電
状態。国際エネルギースタープログラム規定による
低電力モード,オフモード(オートオフモード),ス
リープモード及びマニュアルで切り替わる節電状態
がある。 

power saving mode 

5004 

除湿ヒータ 
 

機内を暖め,性能に影響を与えるおそれのある相対
湿度を下げるヒータ。結露防止ヒータも含む。 

anti-humidity heater 

注(1) 国際エネルギースタープログラムの詳細については,次に示すホームページを参照。 

http://www.eccj.or.jp/ene-star/index̲esj.html 

background image

13 

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書(参考)ジアゾ複写機及び直接静電複写機用語 

この附属書(参考)は,ジアゾ複写機及び直接静電複写機の用語について記述するもので,規定の一部

ではない。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

R001 ジアゾ複写機 

ジアゾ化合物の光分解性を応用した複写機。 

diazo copying machine 

R002 湿式ジアゾ複写機 

現像に液体を使用するジアゾ複写機。 

semidry process diazo 

copying machine 

R003 乾式ジアゾ複写機 

  

アンモニア蒸気によって現像を行うジアゾ複写機。 ammonia process diazo 

copying machine 

R004 熱式ジアゾ複写機 

  

熱によって現像を行うジアゾ複写機。 

thermal process diazo 

copying machine 

R005 加圧式ジアゾ複写機 

  

微量のアルカリ溶液を圧力を加えて転写することに
よって現像を行うジアゾ複写機。 

pressure development 

process diazo copying 
machine 

R006 直接静電複写機 

光導電性物質を塗布した感光紙を用いて,これに直
接可視像を作成する複写機。 

direct method 

electrostatic process 
copying machine 

R007 乾式直接静電複写機 

粉状の現像剤を用いて可視像を形成する直接静電複
写機。 

dry process direct 

method electrostatic 
copying machine 

R008 湿式間接静電複写機 

液状の現像剤を用いて可視像を形成する間接静電複
写機。 

liquid process indirect 

method electrostatic 
copying machine 

R009 シート自動給紙方式 

あらかじめ裁断されたコピー用紙を自動的に給紙す
る方式。 

automatic sheet paper 

feed 

R010 ロール自動給紙方式 

ロール状のコピー用紙又は感光紙を自動的に切断し
て給紙する方式。 

automatic roll paper 

feed 

R011 ステップカット方式 

コピー用紙又は感光紙の切断長さを段階的に選択で
きる方式。 

step cut 

R012 ランダムカット方式 

コピー用紙又は感光紙の切断長さを自由に決めるこ
とができる方式。 

random cut 

R013 シンクロカット方式 

コピー用紙又は感光紙の切断長さが,原稿の長さに
応じて自動的に決められる方式。 

synchro cut 

R014 シングルコロナ帯電 

感光体又は感光紙の感光面に特定の極性の放電電極
を設け,コロナ放電によって帯電させること。 

single-corona charging 

R015 ダブルコロナ帯電 

感光紙の両面に異極性の放電電極を設け,コロナ放
電によって帯電させること。 

double-corona charging 

R016 全面露光方式 

全画像を同時に露光する方式。 

whole image exposure 

type 

R017 スリット露光方式 

感光体又は感光紙,原稿及び光学系を一定関係にし
て移動させながら順次露光する方式。 

slit exposure type 

R018 透過式露光方式 

原稿側から光を当てて露光を行う方式。 

contact printing of 

transparence 

background image

14 

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

R019 原稿固定式露光方式 

原稿を固定して露光を行う方式。 

stationary original 

exposure type 

R020 原稿移動式露光方式 

原稿を移動させながら露光を行う方式。 

moving original 

exposure type 

R021 色地の原稿 

原稿の地の色が白くないもの,例えば,色紙,新聞
のようなもの。 

colored original 

R022 熱現像 

感光紙面に熱を当てて,現像すること。 

heat developing 

R023 ガス現像 

アンモニア水を蒸発させ,感光紙面に当てて現像す
ること。 

ammonia gas developing 

R024 湿式現像 

感光体又は感光紙を湿潤状態で現像すること。 

wet developing 

R025 塗布式現像 

現像液を現像ローラで感光紙面に塗布して現像する
方式。 

coat-type developing 

R026 浸せき式現像 

現像液中に感光紙を通過させて現像する方式。 

dip-type developing 

R027 潜像転写方式 

感光体表面に形成された潜像をそのままコピー用紙
に転写する方式。 

electrostatic atent image 

transfer process 

R028 リテンション方式 

1回の露光によって感光体に作られた一つの潜像から多
数枚のコピーを取る方式。 

retention system 

R029 ベルト分離 

ベルトを用いて感光体からコピー用紙を分離するこ
と。 

belt separation 

R030 オーブン定着 

ランプヒータ,リボンヒータなどのふく射熱で定着
させること。ランプヒータ定着,リボンヒータ定着,
ヒータ定着ともいう。 

oven fixing 

R031 熱板定着 

加熱された金属板等に接触させることによって,定
着させること。 

heat plate fixing 

R032 原稿排出装置 

必要なコピー枚数がコピーされた後,原稿を自動的
に排出する装置。 

document assist device, 
(DAD) 

R033 オーバレイ 

原稿を何ら変えることなく,追加,変更,抹消など,
複写物の構成を変える装置。 

overlay 

R034 インジケータ 

機械のいろいろの使用状態を示す表示器。 

indicator 

R035 リピートカウンタ 

必要複写枚数があらかじめ設定できる枚数計で,あ
らかじめ設定した枚数をコピーした後,再び設定し
た枚数値へ自動復帰するもの。 

repeat counter 

R036 プリセットカウンタ 

必要コピー枚数をあらかじめ設定できる枚数計で,
あらかじめ設定した枚数をコピーした後,再び設定
した枚数値へ自動復帰しないもの。 

preset counter 

R037 露光調整レバー 

複写濃度を調整するレバー又はつまみ。 
濃度調整レバーということもある。また見やすいコピ
ー画像が得られるように,原稿の種類に応じて選択す
るキーを使用することもある。このキーは,プリント
キーを兼ねている場合もある。 

exposure control lever 

R038 速度つまみ 

ジアゾ複写機において,複写濃度を調整するため,紙送
り速度を調節するつまみ。 

speed control knob 

R039 準備中表示 

コピー動作が可能となるように機械が準備している
間であることを示すランプ又は表示。 

waiting indicator 

R040 給紙トレイ表示 

選択した給紙トレイを示すランプ又は表示。 

paper tray indicator 

R041 用紙サイズ表示 

コピー用紙のサイズを示すランプ又は表示。 

paper size indicator 

R042 現像剤点検表示 

現像剤の補給状態を点検する必要があることを示す
ランプ又は表示。湿式現像の場合,ボトル交換ラン
プ又は表示という場合もある。 

developer check 

indicator 

background image

15 

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

R043 マスタ交換表示 

マスタシート(シート状の感光体)を交換する必要
があることを示すランプ又は表示。単にマスタラン
プ又は巻取りインジケータということもある。 

master sheet change 

indicator 

R044 ペーパ軸 

ロール状のコピー用紙又は感光紙に通す軸。 

paper supporting shaft 

R045 巻取軸 

複写の終わったコピー用紙又は感光紙を巻き取る
軸。 

paper winding shaft 

R046 カッタ 

コピー用紙又は感光紙を切断する刃の組合せ。 

cutter 

R047 案内板 

原稿(原図),コピー用紙,感光紙などを正しい位置
に誘導するための装置を構成している板。 

guide plate 

R048 テーブル 

ジアゾ複写機において,原稿(原図)及び感光紙の
挿入を容易にするための台。 

table 

R049 原稿受 

露光部を通った後の原稿又は原図を受けるもの。 

original receiving tray 

R050 安定器 

ランプを適切に点灯させるための機器で,水銀ラン
プ用と蛍光ランプ用とがある。 

ballast choke 

(stabilizer) 

R051 焦点面ガラス 

映像のぼけを防止するために複写用レンズの焦点面
上に取り付ける透明な板ガラス。 

focal glass plate 

R052 スリットガイド 

焦点面ガラスと相対した感光紙裏面に接する案内
板。 

slit guide plate 

R053 シリンダガラス 

焼付部に使用する透明な円筒状のガラス。 

cylinder glass 

R054 焼付ベルト 

シリンダガラスを回転させ,原稿と感光紙とを密着
させて搬送するベルト。 

printer belt 

R055 冷却タイマ 

複写作業終了後,シリンダガラス内の温度を下げる
ためにファンなどを一定時間作動させるもの。 

cooling timer 

R056 絞りローラ 

2本一組で又は現像ローラとともに働いて余分の現
像液を絞るローラ。 

squeezing roller 

R057 気化ヒータ 

アンモニア水を蒸発させるための加熱器。 

evaporating heater 

R058 補助ヒータ 

現像タンク内の温度を保つための加熱器。 

space heater 

R059 現像ざら 

感光体又は感光紙を現像する目的で現像液をためる
皿。 

developing tray 

R060 現像ざら受 

現像皿を載せ,現像皿からあふれ出た液を受けるも
の。 

developing tray 

retainer 

R061 現像液ポンプ 

現像液を循環させるポンプ。 

developer pump 

R062 フロート 

現像液タンク中の液量を検出するための浮子。 

float 

R063 ガス現像タンク 

アンモニアガスをため,現像する容器。 

developing tank 

R064 気化ざら 

アンモニア水を受け,蒸発させるための皿。 

evaporating tray 

R065 アンモニア滴下ガラス アンモニア水の滴下状態を観察するためのもの。 

drip gauge 

R066 ゴムスリーブ 

ガス現像タンク開口部に接し,感光紙を搬送する筒
状のベルト。 

sealing sleeve 

R067 給液ボトル 

機体にセットして液の補充を行う容器。 
現像用給液ボトル,溶剤用給液ボトルなどがある。
補充液ボトルともいう。 

supplying bottle 

R068 給液キャップ 

給液ボトルのふた。給液弁付きのものもある。 

supplying cap 

R069 給液弁 

給液キャップに付いているバルブ。 

supplying valve 

R070 排液チューブ 

液を排出させるための管。 

drain tube 

R071 巻付防止づめ 

ローラに感光紙が巻きつかないように設けられたつ
め。 

guide 

R072 原稿はがし 

原稿又は原図と感光紙とをシリンダガラスからはが
すもの。 

original separator 

R073 乾燥ヒータ 

コピーを乾燥させる加熱器。 

drying heater 

background image

16 

B 0137:2007  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

R074 ドライヤ 

風を送り,コピーを乾燥させるもの。 

dryer 

R075 ヒータホルダ 

ヒータを支持するもの。 

heater holder 

R076 フィルタバッグ 

感光体から取り除かれた不要な現像剤を回収する袋
又は容器。 

filter bag 

R077 現像液 

現像するための液で,ジアゾ式ではあらかじめ現像
剤と水とを調合した既製のものと,使用者が現像剤
を水に溶かし調合して作ったものとがある。また,
静電式ではトナーを分散剤で分散させたものをい
う。 

liquid developer 

R078 分散剤 

静電式(湿式)現像に用いるトナーを分散させる液。
複写機の分野では,慣用語として,溶剤ともいわれ
ている。 

dispersing agent, 
dispersant 

R079 補充現像剤 

現像によって変化した現像剤の配合比率を適当な比率
に戻すための現像剤。液体の場合は,特に補充現像液
ともいう。 
なお,プレミックス現像剤ともいう。 

replenishment developer 

R080 オフセットマスタ紙 

原稿からオフセット印刷用のマスタを作成するため
に用いる用紙。 

offset master paper 

関連規格 JIS X 6910 事務機器−複写機・複合機の仕様書様式及びその関連試験方法