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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 0115 - 1991 

電子式金銭登録機用語 

Electronic cash registers−Vocabulary 

1. 適用範囲 この規格は,電子式金銭登録機に関する用語について規定する。 

2. 分類 用語の分類は,次による。 

(1) 名称に関する用語 

(2) 機能・構造に関する用語 

(a) 登録,訂正,キー入力,表示,その他に関する用語 

(b) 印字に関する用語 

(c) 合計器に関する用語 

(d) 引出し・キャビネットに関する用語 

(3) システムに関する用語 

3. 用語及び定義 用語及び定義は,次のとおりとする。 

なお,対応英語を参考として示す。 

備考 用語及び対応英語で括弧を付けてある部分は,紛らわしくない場合に用いてもよい。 

(1) 名称に関する用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1001 

電子式金銭登録機 

取引の記録,演算,金銭管理などを電子的操作で
行う機械。情報の収集及び分類集計機能を備えた
ものもある。 

備考 電子レジスタ又はECRともいう。 

electronic cash register,  
ECR 

1002 

独立形電子式金銭登録
機 

単独で機能する電子式金銭登録機。 

electronic cash register 
(stand alone type)  

1003 

システム形電子式金銭
登録機 

クレジットオーソリゼーション,オンライン処理,
マスタ/サテライトなどのシステムを構築できる
電子式金銭登録機。 

electronic cash register 
(for system use)  

1004 

端末機形電子式金銭登
録機 

スキャナなどをもち,ストアプロセッサなどと接
続して単品情報管理を行うための端末機。 

備考 POSターミナルともいう。 

POS terminal 

1005 

ストアコントローラ形
電子式金銭登録機 

ストアコントローラの機能をもつPOS端末機。 

備考 ストアコントローラ機能付きPOSター

ミナルともいう。 

POS terminal 
(store controller type) 

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B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(2) 機能・構造に関する用語 

(a) 登録,訂正,キー入力,表示,その他に関する用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2001 

登録 

売上金額,部門別,取引別の区分などを登録機に
入力し,その処理内容の表示,印字などをする一
連の動作。 
例えば,売上,戻し,入金,支払など。 

registration 

2002 

部門登録 

あらかじめ,割り振られた分類(部門)ごとに行
われる商品の登録。 

department entry 

2003 

単品登録 

1件だけの商品の金額及び記号の登録。 

single item entry 

2004 

明細登録 

個々の商品の金額及び記号を登録し,内部で集計
すること。 

itemized entry 

2005 

乗算登録 

複数の同一商品の登録について乗算によって行う
登録。 

multiplication entry 

2006 

リピート登録 

複数の同一商品の登録について,金額の入力を省
略して繰り返して行う登録。 

repeat entry 

2007 

プリセット登録 

あらかじめ決められている数値(単価,料率など)
を簡便に入力するために,その数値を記憶させ,
簡単なキー操作でこれを読み出して行う登録。 

Preset entry 

2008 

PLU登録, 
プライスルックアップ
登録 

記憶された商品コードを入力することによって,
商品名,部門番号,単価などを読み出して行う登
録。 

price look up  
(PLU)  

2009 

プリセットオープン登
録 

プリセット登録機能を一時的に解除し,金額又は
料率を入力して行う登録。 

preset open 

2010 

直前訂正 

直前に登録した誤登録の内容を取り消すこと。 

last item correction 

2011 

指定訂正 

一回の取引の中で,既に登録された誤登録の内容
を任意に指定して取り消すこと。 

designated void 

2012 

返品登録 

返品の登録。 

return 

2013 

取引終了後訂正 

取引終了後に誤登録の内容を取り消すこと。取引
全体を取り消す方法と,誤登録だけを取り消す方
法とがある。 

register minus/transaction 

(item) void 

2014 

ボトルリターン登録 

ビン代などの返金に用いる登録。 

bottle return 

2015 

値引き登録 

売上金額に対しての値引き額の登録。部門登録に
対しての値引き登録と,小計額とに対しての値引
き登録とがある。 

discount 

2016 

割引き登録 

売上金額に対しての割引き額の登録。部門登録に
対しての割引き登録と,小計額とに対しての割引
き登録とがある。 

percent minus 

2017 

割増し登録 

売上金額に対しての割増し額の登録。部門登録に
対しての割増し登録と小計額とに対しての割増し
登録とがある。 
税金計算などの簡便的に使用することがある。 

percent plus 

2018 

小計 

一回の取引の中間における合計確認のための操作
及び金額。 

subtotal 

2019 

単品売上登録 

単一商品売上時,部門登録と売上登録とを一方だ
けの操作によって,一括して処理する方式。 

single item sales 

2020 

明細売上登録 

明細登録,及びこれに続く売上操作までの一連の
登録。 

itemized sales 

2021 

売上登録 

商品を登録後,支払い形態に応じて行う売上の締
め操作。 

finalize 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2022 

現計登録 

商品登録後,現金支払いのとき行う売上の締め操
作。 

cash sales 

2023 

預り登録 

現金支払いの時,預り金を入力し,つり銭額を自
動算出するための操作。 

amount tender 

2024 

掛計登録 

商品登録後,掛売りのとき行う売上の締め操作。 

charge sales 

2025 

信計登録, 
カード売上登録 

商品登録後,信用売り(カード売り)のとき行う
売上の締め操作。 

credit sales 

2026 

万券登録 

1万円札による支払い時,操作を簡略化するため
に専用キーによって入力して行う登録。 

− 

2027 

クーポン登録 

クーポン券などによって,取引が行われる場合の
売上金額に対する受領額の登録。 

coupon 

2028 

複合取引登緑 

一取引の中で,支払い方法が現金,クレジットカ
ード,クーポン,サービス券及び掛売の組合せの
場合,取引別金額,及び取引総額を明示した1枚
の領収証を発行する登録。 

split tender 

2029 

人数登録, 
客数登録 

飲食店などでの税金計算のため,登録時に人数を
入力すること。 

number of persons,  
number of guests 

2030 

奉仕料登録 

明細登録後,設定された料率で奉仕料を計算する
こと。通常は,税金計算と同時に自動算出される。 

service charge 

2031 

税金登録 

税率,免税店などをあらかじめプリセット登録し
ておき,明細登録後,税金額を計算すること。通
常は,奉仕料計算と同時に自動算出される。 

tax charge 

2032 

前残登録 

前回の繰越額を入力し,継続処理させるための登
録。 
繰越額によって,前残プラス,前残マイナスに分
かれる。 

previous balance 

2033 

前受金登録 

あらかじめ前受金などの名目で預かった金額を入
力し,以降の登録内容から,その金額を減算する
ための登録。 

deposit 

2034 

繰越登録 

登録内容以降に繰越すための仮締め操作。 

transfer 

2035 

両替登録 

両替のために,引出しを開く操作。 

no sale 

2036 

不加算登録 

入力数値を合計に加算しない登録。コード番号の
登録などに用いる。 

non add 

2037 

入金登録 

引出しの中の現金在高などを把握するために,入
金額を入力する操作。 

received on account 

2038 

支払登緑 

引出しの中の現金在高などを把握するために,支
払金額を入力する操作。 

paid out 

2039 

釣り銭準備金登録 

現金売上時の釣り銭などのため,準備金を引出し
の中に収納するときに,その金額を入力し,引出
しの中の現金在高などを明確にするための操作。 

loan 

2040 

回収金登録 

売上途中で売上額の一部を回収するときに,その
金額を入力し,引出しの中の現金在高などを明確
にするための操作。 

pick up 

2041 

置数制限 

誤登録防止のため,入力のけた数又は金額を制限
すること。 

listing limit 

2042 

割込み登録 

現在の売上登録を一時保留し,他の登録を割り込
ませること。 

overlap 

2043 

モード 

電子レジスタの各種機能(登録,点検,精算,停
止など)の動作の状態。モード切替えはコントロ
ールロック式,又はキー操作による方式がある。 

mode 

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B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2044 

コントロールロック 

モードを設定し,操作する錠。一般的にプログラ
ム用,登録用,点検用,精算用など複数個のかぎ
(鍵)をもち,所定のモードを設定した上で電子
レジスタを操作する。 
モードロックともいう。 

control lock 

2045 

登録モード 

売上などを電子レジスタへ登録するモード。 

register mode 

2046 

点検モード 

登録された金額,回数などを点検するモード。 
点検の範囲を全体,特定グループなど,個別に指
定できる場合もある。Xモードともいう。 

read mode 

2047 

精算モード 

登録された金額,回数などを,読み出すと同時に
零に戻すモード。 
精算の範囲を全体,特定グループなど,個別に指
定できる場合もある。Zモードともいう。 

reset mode 

2048 

設定モード 

電子レジスタの各種操作及び機能を設定するため
のモード。 

program mode 

2049 

訂正モード 

取引終了後に,誤登録の内容を訂正するモード。
登録された内容は,すべて電子レジスタの売上か
ら減算される。 

void mode (minus mode)  

2050 

管理者モード 

店の管理者が,電子レジスタの各種の合計器又は
プログラムなどの保全,記録などを処理するため
のモード。 

supervisor mode 

2051 

訓練モード 

電子レジスタの操作訓練に使用するためのモー
ド。登録の点数,金額などは,売上合計には関係
しない。 

training mode 

2052 

自己診断モード 

電子レジスタ各部の状態の検査,故障部分の発見
などに用いられるモード。 

self-diagnostic mode 

2053 

置数キー 

金額の登録に使用するキー。金額のほかに数量,
コードなどの置数にも使用する。 

numeric key 

2054 

機能キー 

電子レジスタに各種処理内容を指示するキーの総
称。小計,%,乗算,不加算,訂正キーなどがあ
る。取引別キーを含めていう場合もある。 

function key 

2055 

部門別キー 

商品を部門別に分類して登録するキー。 

department key 

2056 

担当者別キー 

電子レジスタ取扱いの担当者を区分するキー。 

clerk key 

2057 

取引別キー 

各種取引を区分するキー。例えば,現金,掛売,
信用売(クレジット),入金,支払キーなど。 

transaction key 

2058 

クリアキー 

置数誤りなど登録における誤りを正すための目的
で使用するキー。 

clear key 

2059 

領収紙送りキー 

領収紙の送りに使用するキー。このキーを押して
いる間,領収紙は送られる。 

receipt feed key 

2060 

記録紙送りキー 

記録紙の送りに使用するキー。このキーを押して
いる間,記録紙は送られる。 

journal feed key 

2061 

修飾キー, 
モディファイキー 

直後に続く登録操作などを修飾するためのキー。
返品登録,置数制限解除,メニューのシフト操作
などに使用される。 

modifier key 

2062 

ダミーキー 

使用しないキーの部分を覆うふた。ブラインドキ
ーともいう。 

dummy key 

2063 

複機能キー 

2種類の処理機能をもったキー。 

double function key 

2064 

ステイダウンキー 

押し下げられたキーを再度押すか,他のキーに押
換えを行わない限り,その状態を保つキー。 

stay down key 

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B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2065 

領収紙発行/停止スイ
ッチ 

領収紙を発行,又は停止するときに使用するスイ
ッチ。 

receipt on-off switch 

2066 

制御パネル 

電子レジスタの操作開始の際,モードを定めるた
めのスイッチ,コントロールロックなどが配置さ
れたパネル。 

control panel 

2067 

バッファリング 

操作が通常の処理能力より早い場合,一時的にそ
の操作内容を記憶し,入力順に処理すること。キ
ー操作内容を記憶するものをキーバッファ,印字
内容を記憶するものをプリントバッファという。 

buffering 

2068 

登録確認音 

置数キーなどを押したとき,その動作が有効に入
力されたことを確認する音。 

key depress tone 

2069 

防水カバー 

ぬれた手で操作するときなど,水滴を防ぐための
キーボードのカバー。 

waterproof cover 

2070 

ディスプレイ 

表示器に入力内容などを明示すること,又は表示
器そのものの総称。ディスプレイには,前面表示
器及び客面表示器がある。 

display 

2071 

前面表示器 

取扱者が,主に登録又は合計時に,入力内容,合
計金額などの確認に使用する表示器。 
上下首振り式,左右首振り式など,取扱者の姿勢
及び位置などに合わせて表示の角度を調整できる
ものもある。 

operator display 

2072 

客面表示器 

顧客が,取扱者の入力状況及び合計金額の確認に
使用する表示器。上下移動式,左右首振式など,
顧客の位置に合わせて最も見やすい高さ及び角度
が選択できるものがある。 

customer display 

2073 

7−区分ディスプレイ 

表示管をの字形に7−区分(構成素子)で構成し,
それらの区分の組合せで,数字又は記号などを表
示する表示器。ドットマトリックスディスプレイ
に比較して,表示内容に制限がある。 

7-segment display 

2074 

ドットマトリックスデ
ィスプレイ 

ドット(点)の組合せによって数字又は記号だけ
でなく,仮名,漢字,アルファベット,数字など
を表示する表示器。 

dot matrix display 

2075 

状態表示 

電子レジスタの動作状態の表示。取扱者への指針
又は登録の誤りなどを,三角マーク又はメッセー
ジで示す。 

status display 

2076 

インタロック 

誤操作防止のため,相互に関連して働く制御回路,
又は機構。 

interlock 

2077 

アラーム 

誤操作,あふれなどを知らせる警報。 

alarm 

2078 

ゼロスキップ 

点検又は精算で合計が零の部分を印字させずにと
ばすこと。 

zero data skipping 

2079 

ゼロ消去 

不要な零の表示又は印字を省略すること。 

zero suppression 

2080 

登録時消費力 

登録操作を行っているときの最大消費電力。 

maximum operating power 

consumption 

2081 

待機時消費力 

電源を入れた状態で,登録操作を行っていないと
きに消費される電力。 

stand-by power 

consumption 

2082 

記憶保持時間 

電源を切った状態で,揮発性メモリに記憶されて
いるデータを完全に保持できる時間。 

memory holding time 

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B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(b) 印字に関する用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2101 

(レジスタ用)プリン
タ 

営業記録,領収書及び伝票に金額,記号などを印
刷する装置。 

printer 

2102 

キッチンプリンタ 

レストランで,注文されたメニューを印刷するた
めに,厨房に設置されたプリンタ。 

kitchen printer 

2103 

パーシャルカット 

領収紙の一部分を残して切り取ること。 
スタブレシートに利用することもある。 

partial cut 

2104 

スタブレシート 

領収書に付加して発行される半券。 

stub receipt 

2105 

領収書後発行 

取引終了後,顧客の要求によって,領収書を発行
すること。 

buffered receipt issue 

2106 

記録紙巻取り器 

記録紙を巻き取る装置。 

journal paper roller 

2107 

印字速度 

領収書,営業記録などを印刷する速さ。 

printing speed 

2108 

印字けた数 

領収書,営業記録などに印刷できるけた数。 

printing capacity 

2109 

カッタ 

領収書を切り取る装置。 

cutter 

2110 

オートカッタ 

自動的に領収書を切り取る装置。 

auto cutter 

2111 

ニアエンド検出器 

ロール紙が終わりに近づいたときに,それを検出
する装置。 

near end sensor 

2112 

伝票検出器 

伝票の挿入状態を検出する装置。 

slip sensor 

2113 

領収紙 

領収書用紙。 

receipt paper roll 

2114 

記録紙 

営業記録用紙。 

journal paper roll 

2115 

インクリボン 

営業記録,領収書などの印刷に使用するインクを
含んだリボン。 

ink ribbon 

2116 

インクリボンスプール 

インクリボン巻取枠。 

ink ribbon spool 

2117 

インクリボンカセット 

営業記録,領収書などの印刷に使用するカセット
式のインクリボン。 

ink ribbon cassette 

2118 

インクローラ 

営業記録,領収書などの印刷に使用するインクを
含んだローラ。 

ink roller 

2119 

店名スタンプ 

店名などを刻印したスタンプ。 

logo stamp 

2120 

インク補給装置 

インクリボン,インクローラなどにインクを補給
する装置。 

ink supplier 

2121 

店名スタンプインク 

店名スタンプに補給するインク。 

stamp ink 

(c) 合計器に関する用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2301 

合計器 

登録した金額を積算する装置。 

totalizer 

2302 

回数器 

取引の回数,客数,点数(売上品目の数量)など
を積算する装置。 

counter 

2303 

合計器容量 

合計器が積算できる最大けた数。 

totalizer capacity 

2304 

回数器容量 

回数器が積算できる最大けた数。 

counter capacity 

2305 

部門別合計 

商品の部門別区分によって登録された売上合計。 

department total 

2306 

PLU合計, 
(ぷるごうけい) 
プライスルックアップ
合計 

PLU別商品の売上合計。 

PLU total 

2307 

総売上合計 

値引き前の各部門別合計の総計。 

gross sales total 

2308 

値引き合計 

値引き登録の合計。 

discount total 

2309 

純売上合計 

総売上合計から値引き合計を減じた合計。 

net sales total 

2310 

税金合計 

取引ごとに計算された税金の合計。 

tax total 

2311 

奉仕料合計 

取引ごとに計算された奉仕料の合計。 

service charge total 

2312 

訂正合計 

訂正した登録の合計。 

void total 

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B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2313 

担当者別合計 

取扱者別の売上合計。 

clerk total 

2314 

取引別合計 

取引区分別の売上合計。 

transaction total 

2315 

グループ別合計 

部門別合計,PLU合計などに基づいて,グループ
別にまとめた合計。 

group total 

2316 

時間帯別合計 

指定された時間帯ごとの売上合計。 

hourly total 

2317 

現金在高 

引出しの中にあるべき現金の合計。現金売上合計
に入金額,釣り銭準備金などを加え,支払額など
を減じた金額。 

cash in drawer 

2318 

日計 

1日の売上合計。 

daily total 

2319 

期間計 

週間売上又は月間売上など,ある一定期間の売上
合計。 

accumulated total 

2320 

部門別点数 

部門別合計における取引点数。 

department count 

2321 

PLU点数 
(ぷるてんすう) 

PLU合計における取引点数。 

PLU count 

2322 

担当者別回数 

担当者別合計における取引回数。 

clerk count 

2323 

取引別回数 

取引別合計における取引回数。 

transaction count 

2324 

一連番号 

記録紙,領収紙などに印刷される一続きの番号。 

consecutive number 

2325 

精算回数 

精算するごとに加える回数。 

reset count 

(d) 引出し・キャビネットに関する用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2401 

ベース 

電子レジスタ本体を載せ,引出しを収める台。 

base 

2402 

引出し 

電子レジスタで管理された現金,小切手,商品券
などを収納しておく引出し。 

cash drawer 

2403 

現金箱 

引出しから取り出すことができる硬貨入れ及び札
入れ。 

till 

2404 

硬貨入れ 

硬貨を入れる箱。 

coin tray 

2405 

札入れ 

紙幣を入れる箱。 

bill tray 

2406 

札押さえレバー 

紙幣を押さえるレバー。 

bill hold lever 

2407 

補充硬貨入れ 

補充用の硬貨などを入れる箱。 

sub-coin tray 

2408 

現金箱ふた 

現金箱を持ち運ぶ際,金銭が落ちないようにする
ためのふた。 

tirl lid 

2409 

引出し解放レバー 

手動で引出しを開けるときに使用するレバー。レ
バーでなくかぎで開ける形式もある。 

drawer release lever 

2410 

引出し保護錠 

引出しを開放できないようにする錠。 

cash drawer lock 

2411 

収納台 

海綿など小物を置く台。吟味台ともいう。 

cashier's table 

2412 

札受け 

金銭授受時,札を一時的に置く場所。 

bill holder 

2413 

ベル 

引出しが開くときに鳴るベル。 

bell 

2414 

キャビネット 

電子レジスタ本体を保護・装飾するケース。 

cabinet 

2415 

プリンタカバー 

印刷用紙(領収書,記録紙),インクリボン(又は
インクローラ),店名スタンプなどの交換の際に開
閉する覆い。 

printer cover 

2416 

プリンタカバー錠 

プリンタカバーを開放できないようにする錠。 

printer cover lock 

2417 

インクリボンカバー 

インクリボン(又はインクローラ)交換の際に開
閉する覆い。プリンタカバーで併用する場合もあ
る。 

ink ribbon cover 

2418 

記録窓 

記録紙に備考などを書き込むときに使用する窓。 

journal paper window 

2419 

認証伝票挿入口 

認証印字するための伝票の挿入口。 

validation opening 

2420 

表示フィルタ 

外光の反射及び表示のまぶしさを取り除くため
の,表示器の覆い。 

display filter 

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B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2421 

ダストカバー 

ちりを防ぐための覆い。 

dust cover 

(3) システムに関する用語 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3001 

POS, 
ポス 

販売時点の情報を管理する装置,又はそのシステ
ム。マスタ端末機(又はストアプロセッサ)と複
数のサテライト端末機とが並列に接続されてシス
テムを構成する場合が多い。主として走査を装備
して単品情報管理を行う。 

POS,  
point of sales 

3002 

ストアプロセッサ 

店舗内の販売,在庫などの情報を総合管理する装
置。 
POS端末機の集計データを再加工し,店舗レベル
の管理記録を作成する。 

store processor 

3003 

ストアコントローラー 

POS端末機の上位の制御装置で,主にPLUなどの
共通ファイルの制御,並列回線の制御などを行う
もの。 

store controller 

3004 

ホストコンピュータ 

POSシステムの中核となるコンピュータ。ストア
プロセッサ又はマスタ端末機の情報を収集して本
部レベルの管理レポートを作成し,また端末機本
部情報を各店舗に配信する。(遠隔地のホストコ
ンピュータ,付加業者のコンピュータも含まれる
場合がある。) 

host computer 

3005 

インテリジェント端末
機 

高度の処理能力がある端末機。ストアプロセッサ
などがなくても,単独で店頭レベルの情報を処理
し記憶できる。 
対語:インタラクティブ端末機 

intelligent terminal 

3006 

インタラクティブ端末
機 

キーボード,プリンタ,表示器などを装備し,通
常のPOS端末として使用されるが,端末機自身は
データの処理,記憶能力がなく,すべて制御装置
でデータ処理される方式の端末機をいう。 

interactive terminal 

3007 

サテライト端末機 

POSシステムに使用される端末子機。売上げ登録
を行う装置で一般に走査が接続され,価格情報な
どを上位機から並列でもらって登録が行われる。 

satellite terminal 

3008 

マスタ端末機 

サテライト端末機の親機(上位機)。通常サテライ
ト機能に加えサテライト端末機との通信を制御し
情報の収集,集計,レポート発行などを行う。ス
トアプロセッサ又はリモートコンピュータとの通
信機能をもつ場合が多い。 
PLUファイルを内蔵する場合もある。 

master terminal 

3009 

フローティングキャッ
シャシステム 

複数の端末機と複数キャッシャとで運営する場
合,各々のキャッシャが随時任意の端末機を操作
しても,キャッシャごとの売上げなどの管理がで
きるシステム。 

floating cashier system 

3010 

集落システム 

マスタ端末機(又はストアプロセッサ)を中心に
複数のサテライト端末機が並列接続されたシステ
ム。集落にはホストコンピュータなどの上位コン
ピュータが含まれる場合もある。 

cluster system 

3011 

マスタ/サテライトシ
ステム 

マスタ端末機とサテライト端末機とで構成された
最小規模の集落システム。 

master/satellite system 

background image

B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3012 

データ収集 

複数のサテライト端末機のデータを収集するこ
と。並列オンライン,又はオフラインによる方法
がある。 

data capture 

3013 

レジスタ統合 

複数のサテライト端末機のデータを集計するこ
と。並列,オンライン,又はオフラインによる方
法がある。 

register consolidation 

3014 

現金収納者ファイル 

現金収納者(又は照合者)別の売上げ,取引情報
などを集計するためのメモリファイル。 

cashier file 

3015 

予備ファイル 

常時使用しているファイルが故障したときに,元
の機能を維持するための補助ファイル。 
通常,補助のマスタ端末機又は補助のストアプロ
セッサなどに組み込まれる。 

back up file 

3016 

バッチファイル 

ある時間に一括して処理(伝送,データの加工な
ど)をするために設けられたファイル。 
磁気テープ,フロッピーディスクなどに蓄えた情
報を指す場合もある。 

batch file 

3017 

更新用ファイル 

主(メイン)ファイルを一括して更新(変更,追
加,削除など)するために,一時的に更新情報を
記憶しておくファイル。用途別に,変更ファイル,
追加ファイル,削除ファイルという場合もある。 

maintenance file 

3018 

ファイル更新 

ファイル情報を更新すること。メンテナンスファ
イルの情報によって更新する方法や,ターミナル
のキーボード,カセットテープ,フロッピーディ
スクなどから更新データを入力して行う方法があ
る。 

file maintenance 

3019 

無効クレジットファイ
ル 

紛失又は盗難届けがあったカード,信用の不確か
な自社のカード,クレジットカードなどのカード
番号を記憶したファイル。通常POSに組み込まれ
て使用される。単にネガファイルと呼ぶ場合もあ
る。 

negative credit file 

3020 

在庫商品識別番号,
SKU 

在庫する商品につける識別のための記号。部門,
クラス,その他の識別番号を含み,単品レベルの
売上げ又は発注管理などに利用される。 

stock keeping unit,  
SKU 

3021 

価格検索, 
PLU, 
プライスルックアップ 

価格が含まれていない商品コードをスキャナで読
み取り,又は手入力によって,そのコードに対応
した商品情報(価格,商品名,部門コードなど)
を記憶装置から検索すること。単品レベルの売上
登録,在庫管理などに使われる。この商品情報記
憶装置をPLUファイルということがある。 

price look up,  
PLU 

3022 

セーブ 

情報をカセットテープ,フロッピーディスクなど
にコピーすること,又は空き記憶装置に待避する
ことをいう。 

save 

3023 

ロード 

カセットテープ,フロッピーディスクなどの情報
を端末機又はストアプロセッサなどの記憶装置へ
書き込むこと。 

load 

3024 

プログラマブルオプシ
ョン 

プログラミングによって選択できる機能。あらか
じめ用意されている機能から二者択一したり,条
件設定によって機能を変更できる。 

programmable option 

background image

10 

B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3025 

ターミナルIDコード 

通信相手(主に屋内通信において)を認識するた
めに,各ターミナルに割り当てられた呼び出し番
号。ポールコードともいう。 

terminal identification code 

3026 

集信 

オンライン又は並列で,データなどを収集するこ
と。例えば複数のサテライト端末機のデータをマ
スタ端末機,又はホストコンピュータから屋内通
信線を介して収集すること。 

up load 

3027 

配信 

オンライン又は並列で,データなどの情報を配る
こと。例えば日付又はプリセットされたデータな
どをマスタ端末機,又はホストコンピュータから
サテライト端末機に通信線を介して伝送するこ
と。ダウンロードともいう。 

down load 

3028 

バーコードシンボル 

数字を,太さが異なる黒い線と白い線との組合せ
で表現したもの。スキャナで光学的に読み取る。
線の組合せは数字ごとに標準化されているととも
に,標準化されたコード体系の中でソースマーキ
ングとインストアマーキングとに大別され,商品
個々の識別などに利用される。 

bar code symbol 

3029 

バーコードスキャナ 

一般にバーコード情報の読み取り装置をいうが,
光学的読取り装置を指す場合もある。バーコード
上を走査(スキャニング)することによって読み
取ることからスキャナと呼ばれる。固定式,ペン
式,ワンド式などがある。 

bar code scanner 

3030 

リーダ 

データ読み取り装置。例えば,バーコードリーダ
はバーコードのシンボルを読み取って電気信号に
変換する装置である。 

reader 

3031 

磁気カードリーダ,
MCR 

磁気記録されたクレジットカード,銀行カード,
自社カードなどの読取り装置。 

magnetic card reader,  
MCR 

3032 

ライタ 

データ書込み装置。例えば,磁気カード又はICカ
ードに更新,又は追加データを書き込む装置であ
って,ほとんどがリーダと一体になっている。 

writer 

3033 

マーキング 

印をつけること。ソースマーキング,インストア
マーキングなどがある。 

marking 

3034 

ソースマーキング 

生産者が国別コード,商品メーカーコード,商品
アイテムコードなどをバーコード化して製品に印
刷すること。標準コードと短縮コードがある。(国
別コードによって,UPCコード,EANコード,JAN
コードなどがある。) 

source marking 

3035 

納入業者マーキング 

納入業者が独自の商品管理番号(商品コード,価
格,その他)をバーコード又はOCRによって表示
すること。通常インストアマーキングと同じコー
ド体系をとる。 

vendor marking 

3036 

小売業者マーキング 

小売業者などが独自の商品管理番号をバーコード
又はOCR化して,その商品に表示すること。 
価格などを含む場合もある。 

in-store marking 

3037 

ラベリング 

値札,商品の管理番号などをはること。 

labeling 

3038 

PINパッド 

顧客が,本人照合のために暗証番号を入力する小
さなキーボード。 

PIN pad  
(personal identification 

number pad)  

background image

11 

B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3039 

一括処理, 
バッチ処理 

ある時間内のデータを一括して伝送したり,加工
処理を行うこと。 

batch processing 

3040 

即時処理, 
リアルタイム処理 

データの発生時点で直ちに伝送,又は加工処理を
行うこと。 

real-time processing 

3041 

タイムアウト 

定められた時間内に正常な応答がない場合の処理
手段。例えば,データ通信で相手を呼び出しても
一定時間無応答の場合,タイムアウトとして通信
を中断する。 

time-out 

3042 

端末機オープン 

開店時,又はレジ係が作業を開始するときに,日
付,レジ係の暗証番号などを入力して,端末機を
動作可能状態にすること。 

terminal open 

3043 

端末機クローズ 

レジ係が作業を終了したり,閉店したときに,暗
証番号などを入力して,端末機を動作不能状態に
すること。 

terminal close 

3044 

サインイン 

端末機を使用開始するために,現金収納者が,暗
証番号を入力すること。 

sign in 

3045 

サインアウト 

レジ係が作業を終了し,レジから離れるときに,
端末機の動作を閉じるために暗証番号を入力する
こと。 

sign out 

3046 

ロック 

端末機は使用開始されているが,一時的にレジか
ら離れるときなど,簡単な操作でターミナルの動
作を不能にすること。 

lock 

3047 

プリセット 

あらかじめデータを設定(記憶)しておくこと。
商品名,単価,割引き率,その他のデータ設定な
どがある。 
通常プログラムモードで設定される。 

preset 

関連規格 JIS B 0117 事務機械用語 

JIS B 9510 電子式金銭登録機の仕様書様式 

12 

B 0115 - 1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

神 保 泰 雄 

東海大学工学部精密機械工学科 

志 村 正 道 

東京工業大学情報工学科 

桑 原 茂 樹 

通商産業省機械情報産業局 

吉 田 藤 夫 

工業技術院標準部 

小 畑 祐 士 

オフィスオートメーション学会(日本橋女学館短期大学) 

篠 崎 徳 量 

社団法人日本経営協会 

鈴 木 耀太郎 

社団法人日本オフィスオートメーション協会 

矢 代 良 雄 

社団法人日本印刷技術協会 

岡 本   巌 

社団法人用度需要者協会 

小 野 耕 三 

財団法人流通システム開発センター情報システム部 

小 野 昶 二 

富士ゼロックス株式会社技術管理部 

松 川 勝 弘 

富士通株式会社情報機器事業本部企画部 

山 本 一 男 

東京電気株式会社システム機器事業部第二技術部 

熊 谷 唯智郎 

株式会社リコーシステム事業本部事業企画室 

山 田 克 彦 

キャノン株式会社事務機標準推進室 

(事務局) 

漆 田 茂 雄 

社団法人日本事務機械工業会 

桐 谷 俊 雄 

社団法人日本事務機械工業会