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B 0109-10:2019  

(1) 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

3.1 点火装置の形式 ············································································································· 2 

3.2 従来形点火装置 ············································································································· 3 

3.3 電子制御点火装置 ·········································································································· 7 

3.4 コンピュータ制御点火装置 ······························································································ 8 

3.5 点火装置のパラメータ ···································································································· 9 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 11 

B 0109-10:2019  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本内燃機関連合会(JICEF)及び一般財団

法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本

工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

これによって,JIS B 0110:1999は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS B 0109の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS B 0109-1 第1部:機関構造及び外部カバー 

JIS B 0109-2 第2部:主要運動部品 

JIS B 0109-3 第3部:弁,カム及び駆動装置 

JIS B 0109-4 第4部:過給及び吸排気装置 

JIS B 0109-5 第5部:冷却装置 

JIS B 0109-6 第6部:潤滑装置 

JIS B 0109-7 第7部:調速装置 

JIS B 0109-8 第8部:始動装置 

JIS B 0109-9 第9部:制御及び監視装置 

JIS B 0109-10 第10部:点火装置 

JIS B 0109-11 第11部:燃料装置 

JIS B 0109-12 第12部:排気浄化装置 

日本工業規格          JIS 

B 0109-10:2019 

往復動内燃機関−要素及びシステム用語− 

第10部:点火装置 

Reciprocating internal combustion engines-Vocabulary of components  

and systems-Part 10: Ignition systems 

序文 

この規格は,2014年に第1版として発行されたISO 7967-10を基とし,我が国の内燃機関の点火装置に

関する用語の使用実態と合わせるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,往復動内燃機関(以下,機関という。)において一般に用いる要素及びシステム用語のうち,

火花点火装置に関する用語について規定する。 

この規格では,点火装置に関する用語を,次のように区分する。 

a) 点火装置の形式 

b) 従来形点火装置 

c) 電子制御点火装置 

d) コンピュータ制御点火装置 

e) 点火装置のパラメータ 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 7967-10:2014,Reciprocating internal combustion engines−Vocabulary of components and systems

−Part 10 : Ignition systems(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0108-1 往復動内燃機関−用語−第1部:機関設計及び運転用語 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0108-1によるほか,次による。 

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3.1 

点火装置の形式 

3.1.1 

点火装置(ignition system) 

シリンダ内の燃料と空気との混合物に点火するための機器で構成する装置。 

3.1.2 

バッテリ点火装置(battery coil ignition system) 

バッテリ及び点火コイルを用いる点火装置。 

注記 図1を参照。 

図1−バッテリ点火装置の例 

3.1.3 

マグネト点火装置(magneto ignition system) 

マグネト(3.2.1)を用いる点火装置(3.1.1)。 

3.1.4 

高圧点火装置(high-tension ignition system) 

点火コイルの一次電流を断続し,二次回路に生じる高電圧を用いて点火する点火装置(3.1.1)。 

3.1.5 

二重点火装置(dual ignition system) 

安全のために,2系統の機器を備えた点火装置(3.1.1)。 

3.1.6 

多点点火装置(multi-point ignition system) 

一つのシリンダに2個以上の点火プラグを設けて点火を行う点火装置(3.1.1)。 

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3.1.7 

電子制御点火装置(electronic ignition system) 

点火時期を電子式機器又は回路で制御する点火装置(3.1.1)。 

3.1.8 

従来形点火装置(conventional ignition system) 

コンタクトブレーカ(3.2.12)及びディストリビュータ(3.2.9)によって機械的に点火時期を制御する点

火装置(3.1.1)。 

3.1.9 

ブレーカ付電子制御点火装置(electronic ignition system with breaker) 

コンタクトブレーカ(3.2.12)を備えた電子点火装置(3.1.7)。 

3.1.10 

ブレーカレス電子制御点火装置(breakerless electronic ignition system) 

コンタクトブレーカ(3.2.12)をもたない電子点火装置(3.1.7)。 

3.1.11 

コンピュータ制御点火装置(computer-controlled ignition system,digital ignition system) 

電子式エンジン制御装置(ECU)に含まれる,コンピュータを用いる点火装置(3.1.1)。 

注記 ECUは,CPU(中央制御装置)又はマイクロプロセッサ,RAM(読取り書込み記憶装置),ROM

(読取り専用記憶装置)及び入/出力インタフェースから構成される。エンジンの空気流量,

冷却水温度,クランク角度,スロットル位置などの入力信号によって,燃料噴射弁開度,点火

時期,アイドル速度などの最適な設定値を決定する。 

3.1.12 

副燃焼室点火方式(pre-chamber ignition system) 

主にガスエンジンに使用する点火装置で,シリンダヘッドに設けた,点火プラグの付いた,小さい副燃

焼室(pre-chamber)の火炎によって主燃焼室内の混合気を点火する点火装置(3.1.1)。 

注記 副燃焼室へ少量の油燃料を噴射して,主燃焼室の混合気を点火する方式を“マイクロパイロッ

ト着火方式”という。 

3.2 

従来形点火装置(conventional ignition system) 

3.2.1 

マグネト(magneto) 

点火のための,永久磁石を用いた発電機。 

3.2.2 

2点点火マグネト(two-point ignition magneto) 

1個の回転子及び2台分の複合回路をもち,2点点火を行うマグネト(3.2.1)。 

3.2.3 

フライホイールマグネト(flywheel magneto) 

回転子が機関のフライホイールを兼ねたマグネト(3.2.1)。 

3.2.4 

始動バイブレータ(starting vibrator) 

始動時の点火能力を高めるために,バッテリからの電流を断続し,機関直結のマグネト(3.2.1)の一次

回路に供給する電磁振動断続器。 

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3.2.5 

磁石回路(permanent magnet circuit) 

永久磁石,電機子などを含む磁気回路。 

3.2.6 

点火スイッチ(ignition switch) 

点火装置(3.1.1)の一次回路を開閉するスイッチ。 

3.2.7 

停止ボタン(earth switch,stop switch) 

機関を停止するために,マグネト(3.2.1)の一次回路を短絡するスイッチ。 

3.2.8 

点火コイル(ignition coil,ignition armature) 

バッテリ点火装置(3.1.2)又はマグネト点火装置(3.1.3)で点火用高電圧を発生するコイル。 

注記 図2を参照。 

図2−点火コイルの例 

高圧端子 

一次端子 

スプリング 

キャップ 

鉄心 

ボビン 

二次コイル 

一次コイル 

継鉄 

ケース 

合成樹脂 

絶縁体 

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3.2.9 

ディストリビュータ(distributor) 

点火用高電圧を多シリンダ機関の各シリンダに順序正しく分配する装置。 

注記 図3を参照。 

注記 図中の番号は,この規格の用語番号を示す。 

図3−ディストリビュータの例 

3.2.10 

ディストリビュータキャップ(distributor cap,distributor cover) 

点火用高電圧を分配するための端子を配列したディストリビュータ(3.2.9)の部品。 

3.2.11 

ディストリビュータロータ(distributor rotor,distributor arm) 

点火用高電圧をディストリビュータキャップ(3.2.10)の各端子に配分する回転体。 

3.2.12 

コンタクトブレーカ(contact breaker) 

ディストリビュータ(3.2.9)の電気回路を断続する装置。 

 
ディストリビュータロータ
(3.2.11) 

コンデンサ

   遠心式進角装置 
   (3.2.18) 

回転軸 

    真空式進角装置(3.2.19)

 
 

 
コンタクトブレーカ(3.2.12) 

ディストリビュータ 
キャップ 
(3.2.10) 

側方端子 

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3.2.13 

ブレーカ接点(breaker points,contact points) 

一次回路を断続するディストリビュータ(3.2.9)の電気接点。 

3.2.14 

ブレーカカム(timing cam,distributer cam,contact breaker cam) 

ブレーカレバーを作動させるカム。 

3.2.15 

カム進角装置(cam type ignition timing advancer) 

ディストリビュータロータ(3.2.11)の回転軸とブレーカカム(3.2.14)との関係角度を変えて点火進角

(3.5.3)を行う装置。 

3.2.16 

軸進角装置(shaft timing advancer) 

マグネト(3.2.1)の軸と機関の回転軸との関係角度を変える進角装置。 

3.2.17 

自動進角装置(auto-timer,automatic spark advance) 

機関の回転速度及び負荷に応じて自動的に動く進角装置。 

3.2.18 

遠心式進角装置(centrifugal timer,centrifugal control,centrifugal advance) 

遠心力によって作動する自動進角装置(3.2.17)。 

3.2.19 

真空式進角装置(vacuum control,vacuum advance) 

吸気圧によって作動する自動進角装置(3.2.17)。 

3.2.20 

多接点式ディストリビュータ(multi-contact distributor) 

2個以上のコンタクトブレーカ(3.2.12)をもち,運転条件に応じてそれらを切り替えるディストリビュ

ータ(3.2.9)。 

3.2.21 

点火プラグ(spark-plug) 

電極間の高圧放電によって混合気に点火するプラグ。 

注記 図4を参照。 

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図4−点火プラグの例 

3.2.22 

火花隙間(spark-gap) 

点火プラグ(3.2.21)の両極間の隙間。 

3.2.23 

冷え形プラグ(cold type spark-plug) 

熱価(3.5.4)が高く過早着火を起こしにくい点火プラグ(3.2.21)。 

注記 熱価が高すぎると発火部にカーボンがたまり,火花が飛びにくくなり,機関の運転に支障があ

る。 

3.2.24 

焼け形プラグ(hot type spark-plug) 

熱価(3.5.4)が低く比較的焼けやすい点火プラグ(3.2.21)。 

注記 熱価が低すぎるとプラグの温度が上がり過ぎて機関の運転に支障がある。 

3.2.25 

高圧コード(high-tension cord,high-tension cable) 

点火装置(3.1.1)の二次側の高電圧端子と点火プラグ(3.2.21)とをつなぐコード。 

3.3 

電子制御点火装置 

3.3.1 

トランジスタ点火装置(transistor ignitor system) 

トランジスタを用いた点火装置(3.1.1)。 

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3.3.1.1 

フルトランジスタ点火装置(full-transistor ignitor) 

コンタクトブレーカ(3.2.12)を用いず,電気的に一次電流の断続を行うトランジスタ点火装置。 

3.3.1.2 

セミトランジスタ点火装置(semi-transistor ignitor) 

コンタクトブレーカ(3.2.12)からの信号を用いて一次電流の断続を行うトランジスタ点火装置。 

3.3.2 

マグネト電子制御点火装置(magneto electronic ignition system) 

マグネト(3.2.1)による高圧電流を用いる電子制御点火装置(3.1.1)。 

3.3.3 

コンデンサ放電点火装置(condenser discharge ignition system,CDI system) 

コンデンサに蓄えた電荷を点火コイルの一次側へ放電し,二次側に高電圧を発生させる点火装置(3.1.1)。 

3.3.4 

ホール式電子制御点火装置[Hall type (electronic) ignition system] 

ホール効果による信号を点火時期の信号として用いる点火装置(3.1.1)。 

注記 導体を磁場に置き,その表面に直角方向への電流を流すと,導体に小さい電圧が生じる。 

この現象を発見者の名前にちなみ,“ホール効果”と呼ぶ。 

3.3.5 

光電式点火装置(photoelectric ignition system) 

動翼が光線を横切る際に赤外線センサによる信号を発生し,この信号によって一次電流を誘起する点火

装置(3.1.1)。 

3.3.6 

振動式電子制御点火装置(oscillating electronic ignition system) 

二つのコイルを磁石が通過するときに起きる渦電流の断続を,点火時期の信号に用いる電子制御点火装

置(3.1.1)。 

3.4 

コンピュータ制御点火装置(computer-controlled ignition systems) 

3.4.1 

直接点火装置(direct ignition system) 

点火コイルと一対になった点火プラグを用いる点火装置(3.1.1)。 

3.4.2 

クランクシャフト位置センサ(crankshaft position sensor) 

クランクシャフトの回転位置を電気的に測定するセンサ。 

3.4.3 

カムシャフト位置センサ(camshaft position sensor) 

カムシャフトの回転位置を電気的に測定するセンサ。 

3.4.4 

シングルスパーク点火コイル(single spark ignition coil) 

1回の火花で点火する点火コイル。 

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3.4.5 

マルチスパーク点火コイル(multi spark ignition coil) 

複数回の火花で点火する点火コイル。 

3.4.6 

コイル・オン・プラグ(coil-on-plug) 

点火プラグを内蔵した点火コイル。 

3.5 

点火装置のパラメータ 

3.5.1 

ドエル角(dwell angle) 

ブレーカ接点(3.2.13)の閉じている間の(機関の)ロータの回転角度。 

3.5.2 

MTB(minimum advance for best torque) 

機関の同一運転条件で最大のトルクが得られる最も遅い点火時期。 

3.5.3 

点火進角(ignition timing advance) 

点火時期をあらかじめ設定した基準時期より早めること,又はクランク回転角度で表すその量。 

3.5.4 

(点火プラグの)熱価[heat value (of spark plug)] 

過早着火に対する点火プラグの熱的特性を示す値。 

注記 3.2.23及び3.2.24を参照。 

3.5.5 

ヒートレーティング(heat rating) 

点火プラグ(3.2.21)が過早着火などの不具合を起こさずに動作する電極の温度範囲。 

3.5.6 

耐くすぶり率(anti cold fouling rating) 

点火プラグ(3.2.21)の,燃焼生成物による汚染に抵抗する能力及び通常の条件下での自己洗浄力の基準。 

注記 吸気温度が低い場合,過濃混合気などの条件下で,機関の運転時に点火プラグにカーボンが付

着し,運転に支障がある。この点火プラグの状態を“くすぶり(cold fouling)”という。 

3.5.7 

供給電圧(supply voltage) 

点火装置への入力直流電圧。 

3.5.8 

要求電圧(required spark-plug voltage) 

点火プラグ(3.2.21)の電極に火花が発生するために必要な電圧。 

3.5.9 

有効最小電圧(minimum available voltage) 

点火装置において,並列に配置された抵抗及びコンデンサを通して電圧を加えたときの点火プラグの電

極間に誘起する最小の電圧。 

10 

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3.5.10 

スパーク持続時間(spark duration) 

火花隙間(3.2.22)の火花の持続時間。 

3.5.11 

アーク電圧(arc voltage) 

放電中の点火プラグ電極間の電圧。 

3.5.12 

点火電圧リザーブ(ignition voltage reserve) 

点火装置が供給可能な電圧と要求電圧(3.5.8)との差。 

3.5.13 

一次電流(primary current) 

一次コイルに流れる電流。 

3.5.14 

コイル電流の断続(coil interruption) 

電磁誘導によって,二次コイルに高電圧を発生させるために,スイッチ又は信号発生器で一次コイルの

電流を断続する動作。 

3.5.15 

スパークエネルギー(spark energy) 

点火プラグの両電極間に発生するスパークの静電容量成分及び誘導成分を含めたエネルギー。 

3.5.16 

スパーク電流(spark current) 

スパーク発生時,点火プラグの両電極間に流れる電流。 

参考文献 [1] ISO 6518-1:2002,Road vehicles−Ignition systems−Part 1: Vocabulary 

[2] 日本機械学会 機械工学便覧,応用システム編,内燃機関(2006) 

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附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS B 0109-10:2019 往復動内燃機関−要素及びシステム用語−第10部:点火装
置 

ISO 7967-10:2014,Reciprocating internal combustion engines−Vocabulary of 
components and systems−Part 10: Ignition systems 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

2 引用規格 対応国際規格では

適用範囲に記載さ
れている引用規格
を新たに箇条を設
けて記載。これに伴
い,箇条番号を変
更。 

変更 

3 用語及び
定義 

3.1.12 副燃焼室点
火方式 

2.1.12  “micro-pilot ignition 

system”の用語・定義 

変更 

用語を変更した。 

対応国際規格では,“micro-pilot 
ignition system”としているが,定
義からは,点火プラグの付いた“副
燃焼室点火方式(pre-chamber 
ignition system)”と解釈できるの
で用語を変更した。次回ISO規格
見直し時に修正を提案する。 

3.4.1 直接点火装置 

2.4.1 

JISと同じ。 

変更 

定義を変更した。 

対応国際規格では,“コイル・オ
ン・プラグ”に限定しているが,
より正確に“点火コイルと一対に
なった点火プラグ”に変更した。
次回ISO規格見直し時に修正を提
案する。 

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(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及び
定義(続き) 

3.4.4 シングルスパ
ーク点火コイル 

2.4.4 

JISと同じ。 

変更 

定義を変更した。 

対応国際規格では,“コイル・オ
ン・プラグ”に限定しているが,
他の形式のプラグも含まれるの
で,“点火コイル”に変更した。 
次回ISO規格見直し時に修正を提
案する。 

3.4.5 マルチスパー
ク点火コイル 

2.4.5 

“dual spark ignition 
coil”の用語・定義 

変更 

用語及び定義を変更した。 

デュアルスパーク点火コイルを含
むより汎用されている用語及び定
義に変更した。 
次回ISO規格見直し時に修正を提
案する。 

3.4.6 コイル・オ
ン・プラグ 

− 

− 

追加 

用語及び定義を追加した。 

最近よく用いられる用語を追加し
た。 
次回ISO規格見直し時に追加を提
案する。 

3.5.6 耐くすぶり率 

2.5.6 

“cold fouling rating”の
用語及び定義 

変更 

用語を修正した。 

定義と用語にくい違いがあるの
で,用語を“耐くすぶり率(anti cold 
fouling rating)”に修正した。 
次回ISO規格見直し時に修正提案
する。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 7967-10:2014,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

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