B 0101:2013
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 分類······························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
参考文献 ···························································································································· 32
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 34
B 0101:2013
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 0101:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
B 0101:2013
ねじ用語
Screw threads and fasteners-Vocabulary
序文
この規格は,2009年に第2版として発行されたISO 1891及びISO 5408を基とし,使用実態を反映する
ため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1
適用範囲
この規格は,一般に用いるねじの“ねじ基本”及び“締結用部品(ねじ部品,座金,ピン及びリベット)”
に関する用語及び定義について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1891:2009,Fasteners−Terminology
ISO 5408:2009,Screw threads−Vocabulary(全体評価:MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
分類
用語は,“ねじ基本”及び“締結用部品”の二つに大分類し,次による。
a) ねじ基本
1) 一般
2) 基礎
3) 形式
4) はめあい
b) 締結用部品
1) 一般
2) 頭の形
3) ねじ先の形
4) 小ねじなど
5) ボルト
6) ナット
7) 座金
8) ピン
2
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9) リベット及びその他のねじ部品
3
用語及び定義
この規格で規定する用語及び定義は,次による。
なお,対応英語を参考として示す。
注記1 用語の一部に,丸括弧“( )”を付けてあるものは,この丸括弧の中の用字を含めた用語と,
丸括弧の中の用字を省略した用語の二通りあることを示し,丸括弧の中の用字を含めた用語
を優先するのがよい。ただし,これらの用語を複合語として用いる場合は,一般に丸括弧の
中の用字は省略できる。
用語の下にある丸括弧の中の細字は,用語の読み方を示す。
注記2 幾つかの用語を複合してねじ部品の名称とする場合は,次の例のようにする。
例
頭部に付随する用語
部品の基本的名称
複合した部品の名称
[b) 2)に示す用語]
[b) 4),b) 5)に示す用語]
六角(頭)
ボルト
六角ボルト
すりわり付き(頭)なべ(頭)
小ねじ
すりわり付きなべ小ねじ
注記3 定義欄で用語の後に付けてある丸括弧内の数字は,この規格の用語番号を示す。
a) ねじ基本
1) 一般
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1101
ねじ
ねじ山をもった円筒又は円すい全体。
注記 ねじ(2102)参照。
screw thread
1102
おねじ
ねじ山が円筒又は円すいの外面にあるねじ。
external thread,
bolt thread
1103
めねじ
ねじ山が円筒又は円すいの内面にあるねじ。
internal thread,
nut thread
1104
平行ねじ
ねじ山が円筒の外面又は内面にあるねじ。
cylindrical screw thread,
straight thread,
parallel thread
1105
テーパねじ
ねじ山が円すいの外面又は内面にあるねじ。
taper screw thread,
taper thread
1106
一条ねじ
リードがピッチに等しいねじ(図1106a及び図1106b)。
single-start thread
1107
二条ねじ
リードがピッチの2倍に等しいねじ(図1107)。
two-start thread,
double-start thread
1108
多条ねじ
リードがピッチの2以上の整数倍に等しいねじ。
multi-start thread
1109
右ねじ
軸方向に見たとき,時計回り(右回り)にたどると遠ざかるよ
うなねじ(図1106a及び図1106b)。
right-hand thread
1110
左ねじ
軸方向に見たとき,逆時計回り(左回り)にたどると遠ざかる
ようなねじ(図1110)。
left-hand thread
2) 基礎
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1201
つる巻き線
円筒又は円すいの表面に沿って,軸方向移動と軸線の周りの回
転角との比が,一定であるような点が描く軌跡(図1201a及び
図1201b)。
helix
3
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1202
ねじ山
二つの隣り合ったフランク間の実体部分(図1202a及び図
1202b)。
ridge
1203
ねじ溝
二つの隣り合ったフランク間のくぼみの空間部分(図1202a及
び図1202b)。
groove
1204
基準山形
軸線を含む断面において,めねじとおねじとが共有する理論上
の寸法と角度とで定義されるねじの理論上のねじ山形状(図
1204)。
basic profile
1205
設計山形
基準山形(1204)に対して,山の頂及び谷底に丸み又は平たん
形状を付与したねじ山形状。
design profile
1206
最大実体山形
設計山形に対して寸法許容差を適用したとき,最大実体寸法
(JIS B 0401-1参照)となるねじの山形。
maximum material
profile
1207
最小実体山形
設計山形に対して寸法許容差を適用したとき,最小実体寸法
(JIS B 0401-1参照)となるねじの山形。
minimum material
profile
1208
リード
ねじのつる巻き線に沿って軸の周りを一周するとき,軸方向に
進む距離(図1201aのPh,図1201bのPh及び図1107のPh)。
注記 リードの量記号は,Phで表す。
なお,一条ねじの場合:Ph=P
多条ねじの場合:Ph=n×P
ここに:nはねじの条数,Pはピッチ。
lead
1209
ピッチ
ねじの軸線を含む断面において,互いに隣り合うねじ山の相対
応する2点を軸線に平行に測った距離。
注記 ピッチの量記号は,Pで表す(図1209のP)。
pitch
1210
(25.4 mm当たり
の)山数
25.4 mmをピッチで割った値。
threads per inch
1211
リード角
平行ねじの場合は,ねじ山のつる巻き線と,その上の1点を通
るねじの軸に直角な平面とがなす角度。テーパねじの場合は,
ねじ山の円すいつる巻き線と,その上の1点を通るねじの軸に
直角な平面とがなす角度を,その点を通るねじの半径線に直角
な平面に投影した角度。
特に指定のない場合は,有効径を定義するために用いた仮想的
な円筒又は円すい上のつる巻き線についてのリード角を指す
(図1201aのφ及び図1201bのφ)。
注記 リード角の量記号は,φで表す。
なお,リード(テーパねじの場合は,軸方向に測ったリ
ード)をPh,その点におけるつる巻き線の半径をrとす
れば,リード角φはtanφ=Ph/(2πr)によって計算すること
ができる。
lead angle
1212
ねじの軸線
有効径を定義するために用いた仮想的な円筒又は円すいの軸線
(図1201a及び図1201b)。
axis of pitch diameter,
axis of screw thread
1213
ピッチ線
有効径を定義するために用いた仮想的な円筒又は円すいの母直
線(図1204及び図1209)。
pitch line
1214
(おねじの)外径
おねじの山の頂に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(図
1209のd)。
major diameter of
external thread
1215
おねじの谷の径
おねじの谷底に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(図
1209のd3)。
minor diameter of
external thread
1216
めねじの谷の径
めねじの谷底に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(図
1209のD)。
major diameter of
internal thread
1217
(めねじの)内径
めねじの山の頂に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(図
1209のD1)。
minor diameter of
internal thread
4
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1218
有効径
ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなるような仮想的な円筒(又
は円すい)の直径。
この場合,ピッチが規定のピッチに等しいときは単独有効径
(1414)に等しい(図1209のd2,D2)。
pitch diameter
1219
呼び径
ねじの寸法を代表する直径で,おねじの外径及びめねじの谷の
径の基準寸法が使われる。
nominal diameter,
nominal size
1220
基準径
テーパねじにおいて,直径寸法を定めるための基準となる直径。 gauge diameter
1221
基準径の位置
テーパねじにおいて,基準径を定めるための軸直角平面の位置。 position of gauge plane
1222
フランク
山の頂と谷底とを連絡する面。
軸線を含んだ断面形では,一般に直線になっている(図1202b)。
flank
1223
進み側フランク
ねじ込みの際,その品物の進行方向に対面するフランク。
leading flank
1224
追い側フランク
進み側フランクの反対側のフランク。
following flank
1225
圧力側フランク
ねじ込まれて荷重がかかった際,直接荷重を受ける側のフラン
ク。
load flank,
pressure flank
1226
遊び側フランク
圧力側フランクの反対側のフランク。
clearance flank
1227
山の頂
(やまのいただき)
ねじ山の両側のフランクを連絡する面(図1227)。
crest
1228
谷底
ねじ溝の両側のフランクを連絡する面(図1202b)。
root
1229
フランク角
ねじの軸線を含んだ断面形において測った個々のフランクが,
軸線に直角な直線となす角(図1202bのβ)。
注記1 基準山形が対称断面形であるねじ山の場合には,フラン
ク角を“ねじ山の半角”ということもある。
注記2 フランク角の量記号は,βで表す。
flank angle
1230
ねじ山の角度
ねじの軸線を含んだ断面形において測った隣り合う二つのフラ
ンクがなす角度(図1202bのα)。
注記1 “ねじ山の全角”ということもある。
注記2 ねじ山の角度の量記号は,αで表す。
thread angle,
included angle
1231
山の高さ
ねじの軸線を含んだ断面形において,山の頂を連ねる直線と谷
底を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図1202b)。
thread height
1232
山の頂の切取り高
さ
ねじの軸線を含んだ断面形において,とがり山の頂を連ねる直
線と山の頂を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図
1232)。
crest truncation
1233
谷底の切取り高さ
ねじの軸線を含んだ断面形において,とがり谷底を連ねる直線
と谷底を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図
1232)。
root truncation
1234
とがり三角形
ねじの軸線を含んだ断面形において互いに隣り合う二つのフラ
ンクを山の頂の方向に延長して交わった点を頂点とし,谷底の
方向に延長して交わった点を連ねる直線を底辺とする1ピッチ
分の三角形(図1234)。
fundamental triangle
1235
とがり山の高さ
とがり三角形の高さ(図1234)。
注記 とがり山の高さの量記号は,Hで表す。
fundamental triangle
height
1236
ひっかかりの高さ
互いに同心にはまり合うおねじとめねじとの軸線を含んだ断面
形において,おねじの山の頂を連ねる直線と,めねじの山の頂
を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図1236)。
thread overlap
1237
基準のひっかかり
の高さ
基準山形におけるひっかかりの高さ(図1236)。
basic thread overlap
5
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1238
ひっかかり率
基準のひっかかりの高さに対する,実体のひっかかりの高さの
百分率。次の式で算出する(図1236)。
(%)
100
1
1×
=H'
H
ひっかかり率
ここに,H1:基準のひっかかりの高さ
H1':実体のひっかかりの高さ
percentage of thread
engagement
1239
(おねじの)山頂
すきま
互いに同心にはまり合う おねじ と めねじ との軸線を含んだ
断面形において,めねじの谷底を連ねる直線と,おねじの山の
頂を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図1239)。
major clearance,
crest clearance
1240
(おねじの)谷底
すきま
互いに同心にはまり合う おねじ と めねじ との軸線を含んだ
断面形において,めねじの山の頂を連ねる直線と,おねじの谷
底を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図1239)。
minor clearance,
root clearance
3) 形式
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1301
ねじの呼び
ねじの形式,呼び径及びピッチを表す呼び記号(JIS B 0123参
照)。
例えば,“M10”は呼び径が10 mmのメートル並目ねじ,“M8
×1”は呼び径が8 mmでピッチが1 mmのメートル細目ねじ,
“3/8-16UNC”は,おねじの外径及びめねじの谷の径の基準寸法
が25.4×3/8 mmで,25.4 mm当たりの山数が16のユニファイ並
目ねじを表す。
nominal designation of
thread
1302
並目ねじ
(なみめねじ)
呼び径とピッチとの組合せが一般的で,最も普通に使用されて
いるねじ。
coarse thread
1303
細目ねじ
(ほそめねじ)
並目ねじに比べて呼び径に対するピッチの割合が細かいねじ。
fine pitch thread
1304
三角ねじ
ねじ山の形が正三角形に近いねじの総称。
注記 メートルねじ・ユニファイねじ・ミニチュアねじなどは,
これに属する。
triangular screw thread
1305
メートルねじ
ねじの各部の寸法を1 mm基準として決めたねじ山の角度60°
の三角ねじ。
metric thread
1306
メートル並目ねじ
メートルねじで並目のもの(JIS B 0205-2参照)。
metric coarse thread
1307
メートル細目ねじ
メートルねじで並目ねじよりピッチの細かいもの(JIS B 0205-2
参照)。
metric fine pitch thread
1308
インチねじ
ねじの各部の寸法を25.4 mm基準として決めたねじ山の角度
60°の三角ねじ。
inch thread
1309
ユニファイ並目ね
じ
基準山形がメートルねじと同じの,並目のインチねじ(JIS B
0206参照)。
unified coarse thread,
UNC thread
1310
ユニファイ細目ね
じ
基準山形がメートルねじと同じの,ユニファイ並目ねじよりピ
ッチが細かいねじ(JIS B 0208参照)。
unfied fine pitch thread,
UNF thread
1311
メートル台形ねじ
山の頂及び谷底の切取りが大きい対称断面形のねじをもち,ね
じの各部の寸法を1 mm基準として決めた,ねじ山の角度が30°
のねじ(JIS B 0216-1〜JIS B 0216-3参照及び図1311)。
metric trapezoidal screw
thread
1312
29度台形ねじ
山の頂及び谷底の切取りが大きい対称断面形のねじをもち,ね
じの各部の寸法を1 mm基準として決めた,ねじ山の角度が29°
の台形ねじ。
注記 ピッチは,25.4 mm当たりの山数で表す。
29-degree trapezoidal
screw thread
1313
角ねじ
(かくねじ)
ねじ山の断面形が正方形に近いねじ。
square thread
6
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1314
のこ歯ねじ
軸方向の力が一方向だけに働く場合に用いられる非対称断面形
のねじ(図1314)。
buttress thread
1315
丸ねじ
台形ねじの山の頂及び谷底に大きい丸みを付けたねじ(図
1315)。
round thread,
knuckle thread
1316
ミニチュアねじ
時計,光学機器,電気機器,計測器などに用いる呼び径が小さ
い,ねじ山の角度が60°のねじ(JIS B 0201参照)。
miniature screw thread
1317
自転車ねじ
自転車,その他これに準じるものに用いる,ねじ山の角度が60°
のねじ(JIS B 0225参照)。
cycle thread
1318
管用ねじ
(くだようねじ)
管,管用部品,流体機器などの接続に用いるねじ。
平行ねじとテーパねじとがある。
注記 テーパねじではテーパを1/16にとるのが普通である。
pipe thread
1319
管用平行ねじ
機械的結合を主目的とする管用ねじ(JIS B 0202参照)。
parallel pipe thread
1320
管用テーパねじ
ねじ部の耐密性を主目的とする管用ねじ(JIS B 0203参照)。
taper pipe thread
1321
アメリカ管用ねじ
アメリカで使用されている管用ねじ。
1/16のテーパを付けるものと,平行ねじとがある。ねじ山の角
度は60°である。
注記 一般用の管用ねじのほかに,ねじ山の気密性をよくする
ことを目的とした気密管用ねじ(dry sealed pipe thread)が
ある。
American Standard pipe
thread
1322
電線管ねじ
電線管をつなぐねじ(JIS C 8305参照)。
1) 厚鋼電線管ねじ(あつこうでんせんかんねじ)
厚鋼電線管をつなぐ,ねじ山の角度が約55°ねじ[図
1322(1)]。
2) 薄鋼電線管ねじ(うすこうでんせんかんねじ)
薄鋼電線管をつなぐ,ねじ山の角度が80°ねじ[図
1322(2)]。
1) thick steel duct
2) conduit tube thread
1323
電球ねじ
電球の口金及び受け金に用いるねじ。
ねじ山の形がほぼ同じ大きさの山の丸みと谷の丸みとが連続し
ているねじ(JIS C 7709-0〜JIS C 7709-3参照及び図1323)。
electric socket and
lamp-base thread
4) はめあい
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1401
(ねじの)はめあ
い長さ
おねじとめねじとが互いに接触し,はまり合っている部分の長
さを軸線方向に測ったもの。
length of thread
engagement
1402
標準のはめあい長
さ
実際のはめあいの長さと関係なく,公差を算出するとき,基準
とするはめあい長さ。
注記 通りねじゲージの長さと一致させるのが普通である。
reference length of
(thread) engagement
1403
ピッチ誤差
実際のピッチと規定上のピッチとの差。
注記1 実際のピッチが,規定より大きい場合は正,小さい場合
は負とする。
注記2 一般には1ピッチについていうが,2ピッチ以上につい
ていうこともある。
pitch deviation,
pitch error
1404
単一ピッチ誤差
1ピッチに対するピッチ誤差。
simple pitch error
1405
累積ピッチ誤差
2ピッチ以上離れた山と山との間のピッチの合計に対するピッ
チ誤差。
cumulative pitch
deviation,
cumulative pitch error
1406
(リードの)よろ
めき
1リード以内におけるねじ山の進みが1リードを1周期又は数周
期として増減しているようなリードの誤差。
drunkenness
7
B 0101:2013
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
1407
ピッチの許容差
一定のねじ部長さ(標準のはめあいの長さをとるのが普通であ
る。)内にある任意の山と山との間の単一及び累積ピッチ誤差に
対して定められた許容差。
pitch tolerance
1408
(山の)角度誤差
実際の山の角度と規定上の山の角度との差。
注記 実際の山の角度が,規定より大きい場合は正,小さい場
合は負とする。
angle error
1409
(山の)倒れ
ねじの軸線を含んだ断面におけるねじ山の両フランクの中心線
が軸線(テーパねじで,ねじ山がテーパ面に直角に規定された
ものではテーパ面)に直負な直線となす角。
−
1410
フランク角誤差
実際のフランク角と規定上のフランク角との差。
注記 実際のフランク角が,規定より大きい場合は正,小さい
場合は負とする。
flank angle deviation,
flank angle error
1411
(山の)半角誤差
基準山形が対称断面形であるねじ山の場合のフランク角(ねじ
山の半角)誤差。
error of half angle
1412
(山の)半角の許
容差
ねじ山の半角誤差に対して定められた許容差。
tolerance on half angle
1413
有効径当量
ねじ山のピッチ誤差又は半角誤差を有効径に換算した数値。普
通,次の換算式を用いる。
f1=1.732δp
f2=0.436Pδα1
ここに,f1:ピッチ誤差の有効径当量(μm)
f2:半角誤差の有効径当量(μm)
P:ピッチ(mm)
δp:はめあいの長さ内にある任意の山と山との間
の単一又は累積ピッチ誤差の最大値(μm)
δα1:半角誤差の絶対値の最大値(分)
pitch diameter
equivalent
1414
単独有効径
1) 平行ねじの場合,軸線に沿って測ったねじ溝の幅が規定上
のピッチの21であるような仮想的な円筒の直径(図1414)。
2) テーパねじの場合は,テーパ面に沿って測ったねじ溝の幅
が,テーパ面に沿って測った規定上のピッチの21であるよう
な円すいの直径。
simple pitch diameter,
thread groove diameter
1415
総合有効径
単独有効径にピッチ誤差の有効径当量及び半角誤差の有効径当
量を加算した(めねじの場合は,差し引いた)もの。
virtual pitch diameter,
functional diameter
b) 締結用部品
1) 一般
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2101
ねじ部品
ボルト,ナットなどのように,その一部にねじをもった部品。
注記 おねじをもったねじ部品をおねじ部品,めねじをもった
ねじ部品をめねじ部品という。
threaded fastener
2102
ねじ
1) ねじ山をもった部品の総称。
2) ボルト(2501)と対照していう場合は,ナットを組まない
で用いるおねじをもった部品の総称。
注記 ねじ(1101)参照。
1) threaded fastener
2) screw
8
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2103
ねじ部
ねじ部品のおねじ又はめねじの部分。ただし,円筒部(2109)
をもつおねじ部品では,円筒部と完全ねじ部との境界にある不
完全ねじ部はねじ部に含めず,ねじ先端部の不完全ねじ部はね
じ部に含める。全ねじ(円筒部がないもの)のおねじ部品では,
首下部及びねじ先端部にある不完全ねじ部はねじ部に含める
(図2103)。
なお,ねじ先端の面取り部は不完全ねじ部の一部である(図
2103)。
threaded portion
2104
完全ねじ部
山の頂と谷底の形状が両方とも完全な山形となっているねじ部
(図2103)。
complete thread
2105
不完全ねじ部
ねじの加工工具の面取り部又は食い付き部などによって作られ
た山形が不完全なねじ部(図2103)。円筒部をもつおねじ部品で
は,円筒部と完全ねじ部との境界部及びねじ先端部に,不完全
ねじ部が生じる。全ねじのおねじ部品では,首下部及びねじ先
端部に生じる。
thread runout,
vanish thread,
washout thread,
incomplete thread,
run-out of thread
2106
面取り部
おねじとめねじが食い付きやすくなるように,ねじ部の端に設
けた面取りの部分(図2103)。
chamfer
2107
頭部
おねじ部品の頭の部分。
head
2108
軸部
おねじ部品の頭部を除いた部分。
shank
2109
円筒部
おねじ部品の頭部とねじ部との間にある円筒部分(図2103)。
body
2110
座面
ねじ部品の締付けのとき直接力を受ける面の部分。ただし,ね
じのフランクを除く。
bearing surface
2111
頂面
ボルト頭又はナットで,座面の反対側にある力を受けない面。
top face
2112
ねじ先
おねじ部品のねじ部の端。
end,
point
2113
首下丸み部
頭部から円筒部へ移行する部分に付けたすみ肉の部分。
underhead fillet
2114
(ねじの)逃げ溝
1) おねじ部品のねじ部と円筒部との境界に設けた溝。
2) 全ねじおねじ部品の頭部首下に設けた溝(JIS B 1018参照及
び図2114)。
thread undercut
2115
すりわり
ねじ回しの先端を差し込んでねじ部品を回転するために設けた
溝(図2115)。
slot
2116
十字穴
十字ねじ回しの先端を差し込んでねじ部品を回転するために設
けた十字形のくぼみ。
注記 十字形の形状について,JIS B 1012では,次の3種類を規
定している。
1) H形[図2116(1)]
2) Z形[図2116(2)]
3) S形[図2116(3)]
cross recess
1) recess type H
2) recess type Z
3) special (cross
recess) type,
recess type S
2117
六角穴
六角棒スパナを差し込んでねじ部品を回転するために設けた六
角断面形のくぼみ(図2117)。
hexagon socket
2118
ヘクサロビュラ穴
断面がヘクサロビュラ形の棒スパナを差し込んでねじ部品を回
転するために設けたヘクサロビュラ断面形のくぼみ(図2118)。
hexalobular socket
2119
四角穴
断面が四角形の棒スパナを差し込んでねじ部品を回転するため
に設けた四角断面形のくぼみ(図2119)。
square socket
2120
ねじ部長さ
ねじ部(2103)で定義したねじ部の長さ。
thread length
2121
円筒部長さ
座面から最初の完全ねじ山までの長さ。首下丸み部又は逃げ溝
部及び不完全ねじ部を含める。
body length
2122
呼び長さ
おねじ部品の長さを表す代表的寸法。六角ボルトの場合には,
ねじ部長さと円筒部長さとの和になるが,部品によっては寸法
の取り方が多少異なる(図2122)。
nominal length
9
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2123
グリップ長さ
ボルトとナットとで締め付ける場合は,ボルト及びナットの両
座面間の距離。植込みボルトの場合は,ナットに接する被締付
け部材の厚さに相当する。皿頭ねじの場合は,皿穴を設けた部
材の皿の大径側面とナット座面との距離(図2123)。
grip length
2124
頭の径
円形の頭の最も大きい部分の直径(図2124)。
head diameter
2125
円筒部径
円筒部の直径(図2103)。
body diameter
2126
頭の高さ
平面の座面をもつおねじ部品では,頭の頂点又は上面から座面
までの距離。平面以外の座面をもつ場合は,頭の形状によって
寸法の取り方が多少異なる(図2126)。
height of head
2127
ナットの高さ
ナットの上面と座面との間の距離(図2127)。
thickness of nut
2128
二面幅
ねじ部品のスパナをかける部分の互いに平行な二面間の距離
(図2128)。
width across flat
2129
対角距離
ねじ部品のスパナをかける部分の互いに相対する角と角との間
の距離(図2129)。
width across corner
2130
面取り角
ボルトなどの頭部の頂面又はナットの頂面,座面及びねじ穴に
付けられた面取りの角度(図2130)。
angle of chamfer
2131
首下丸み
ねじの軸線を含んだ断面形において測った首下丸み部の半径
(図2131)。
radius under head
2132
丸み移行円の径
(まるみいこうえ
んのけい)
おねじ部品の頭部座面と首下丸みとが接する円の直径(図
2132)。
fillet transition diameter
2133
(ねじの)有効断
面積
主としておねじ部品の応力計算に用いるが,ナットの保証荷重
応力などを求めるときにも用いるねじの断面積(JIS B 1082参
照)。
tensile stress area
2134
ねじ山せん断面積
おねじとめねじとのはめあい長さ間において,おねじのねじ山
又はめねじのねじ山がせん断力を受ける面積の合計(図2134)。
注記 通常,おねじのねじ山のせん断面積は,めねじの内径を
直径とする仮想円筒と接するおねじのねじ山の面積とし
て計算され,めねじのねじ山せん断面積は,おねじの外
径を直径とする仮想円筒と接するめねじのねじ山の面積
として計算される。
thread shear area
2) 頭の形
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2201
六角(頭)
六角形の頭(図2201)。
hexagon head
2202
座付き六角(頭)
頭部下面に六角二面幅より小さい直径の座面がある六角頭(図
2202)。
hexagon head with
washer face
2203
四角(頭)
四角形の頭(図2203)。
square head
2204
止め穴付き(頭)
回り止めのために,針金を通す横穴をあけた六角頭又は四角頭
(図2204)。
head with hole,
drilled head
2205
つば付き六角(頭) 頭部座面の面積を大きくするため,直径が六角対角距離より大
きい円盤状のつばをもつ六角頭(図2205)。
hexagon head with
collar
2206
フランジ付き六角
(頭)
頭部座面の面積を大きくするため,直径が六角対角距離より大
きい円すい状のつばをもつ六角頭(図2206)。
hexagon head with
flange
2207
フランジ付きヘク
サロビュラ(頭)
頭部座面の面積を大きくするため,直径が対角距離より大きい
円すい状のつばをもつヘクサロビュラ形の頭(図2207)。
hexalobular head with
flange
2208
フランジ付き12ポ
イント(頭)
同軸同寸の六角形を30°ずらしたような形状にフランジを付け
た頭(図2208)。
12 point flange head,
bihexagonal head
10
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2209
歯付きフランジ
(頭)
フランジ付き頭の座面に戻り止めの作用をするように刻みを付
けた頭。
serrated toothed flange
head
2210
すりわり付き(頭) すりわりを入れた頭。
slotted head
2211
十字穴付き(頭)
上面に十字形のくぼみがある頭(図2211)。
cross recessed head
2212
六角穴付き(頭)
上面に六角形の穴がある頭(図2212)。
hexagon socket head
2213
ヘクサロビュラ穴
付き(頭)
上面にヘクサロビュラ穴がある頭(図2213)。
hexalobular socket head
2214
四角穴付き(頭)
上面に四角形のくぼみがある頭(図2214)。
square socket head
2215
刻み付き(頭)
指で締めやすいようにローレット目を付けた頭(図2215)。
注記 ローレット目には,平目,あや目などがある(JIS B 0951
参照)。
knurled head
2216
丸(頭)
半球形に近い頭(図2216)。
round head,
cup head
2217
丸平(頭)
上面に丸みの付いた平頭(図2217)。
raised cheese head,
fillister head
2218
なべ(頭)
上面の角に丸みの付いた平頭(図2218)。リベットのなべ頭では,
これと異なるものがある。
pan head
2219
平(頭)
たけの低い円筒形の頭(図2219)。
flat fillister head
2220
チーズ(頭)
平頭で側面に僅かの傾斜を付けた頭(図2220)。
cheese head
2221
トラス(頭)
小ねじに多く用いられるもので,丸頭より高さが低く,外径が
大きい頭(図2221)。
mushroom head,
cup head,
truss head
2222
バインド(頭)
上面に丸みの付いた径の大きな頭。座面にくぼみがあるものも
ある(図2222)。
binding head
2223
ブレジャ(頭)
タッピンねじ(2413)に多く用いられ,丸頭とトラス頭との中
間の形状の頭(図2223)。
brazier head
2224
ウエハ(頭)
上面が高さの低い丸形でつばをもった頭(JIS B 1125参照及び
図2224)。
wafer head
2225
皿(頭)
上面が平らで座面が円すい形の頭(図2225)。
countersunk head,
flat head
2226
丸皿(頭)
上面に丸みの付いた皿頭(図2226)。
raised countersunk head,
oval head
2227
アンダカット皿
(頭)
皿頭のおねじ部品で,ねじ部長さを大きくするため,頭部座面
側を切り取った皿頭(図2227)。
undercut countersunk
head,
undercut flat head
2228
アンダカット丸皿
(頭)
丸皿頭のおねじ部品で,ねじ部長さを大きくするため,頭部座
面側を切り取った丸皿頭(図2228)。
undercut raised
countersunk head,
undercut oval head
2229
角皿(頭)
座面が四角すいの頭(図2229)。
countersunk square head
2230
小形皿(頭)
皿頭の座面角度が60°で,皿の外径が標準の皿頭(2225)より
小さい頭(JIS B 1125参照及び図2230)。
countersunk trim head
2231
トランペット(頭) 皿頭のテーパ座面部が円弧状になっている頭(JIS B 1125参照
及び図2231)。
trumpet head
2232
T(頭)
長方形の頭(図2232)。
T-head,
hammer head
11
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3) ねじ先の形
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2301
あら先
ねじ先端部が転造加工のままで,面を取っていないもの(JIS B
1003参照及び図2301)。
as-rolled end
2302
面取り先
ねじ部先端面が切断のままで,端部の角をほぼねじの谷の径ま
で面を取ったもの(JIS B 1003参照及び図2302)。
chamfered end
2303
丸先
ねじ部先端に丸みを付けたもの(図2303)。
rounded end
2304
平先
ねじ部先端に約45°の面取りを施し,端面を平らに加工したも
の(JIS B 1003参照及び図2304)。
flat point
2305
棒先
ねじ部先端に,ねじの呼び径の21に等しい長さの円筒部のあるも
の(JIS B 1003参照及び図2305)。
long dog point
2306
半棒先
ねじ部先端に,ねじの呼び径の41に等しい長さの円筒部のあるも
の(JIS B 1003参照及び図2306)。
short dog point
2307
全とがり先
ねじ先端部を,90°の円すい状にとがらしたもの(JIS B 1003
参照及び図2307)。
cone point
2308
とがり先
1) 全とがり先(2307)のとがり先端を僅かに切り取ったもの
[JIS B 1003参照及び図2308(1)]。
2) JIS B 1125に規定するほぼ25°にとがったねじ先で,とが
った先端付近までねじ山があるもの[図2308(2)]。
1) truncated cone point
2) gimlet point
2309
くぼみ先
ねじ部端面の中央にくぼみを付けたもの(JIS B 1003参照及び
図2309)。
cup point
2310
パイロット先
ねじ先端部におねじの谷の径よりも小さな径で,めねじの内壁
に添って挿入を案内する部分(パイロット)のあるもの。
注記 パイロット先については,JIS B 1003に次の2種類を規定
している。
1) パイロット平先[図2310(1)]。
2) パイロットとがり先[図2310(2)]。
pilot point,
1) pilot point (flat)
2) pilot point with
truncated cone
2311
切り刃先
1) ねじ先端部に切り刃状の溝を付けたもの[JIS B 1003参照及
び図2311(1)]。
2) ねじ先端部にドリル状の部分をもつもの[JIS B 1124参照及
び図2311(2)]。
1) scrape point
2) drill point
2312
タッピンねじ先
1) タッピンねじ先C形
約45°にとがった先端で,とがり部の先端付近までねじ
山があるもの[JIS B 1007参照及び図2312(1)]。
2) タッピンねじ先F形
端面が平らで,先端部が先細りテーパとなっていて,テ
ーパ部に平行ねじ山の延長があるもの[JIS B 1007参照及び
図2312(2)]。
3) タッピンねじ先R形
約45°にとがった先端で,最先端は丸みを付けていて,
とがり部の先端付近までねじ山があるもの[JIS B 1007参照
及び図2312(3)]。
1) tapping screw type
C cone end
2) tapping screw type
F flat end
3) tapping screw type
R rounded end
4) 小ねじなど
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2401
小ねじ
比較的呼び径の小さい頭付きのねじ。駆動部の形状として一般
には,すりわり付き,十字穴付きなどがある。
machine screw
2402
すりわり付き小ね
じ
すりわり付きの小ねじ(JIS B 1101参照)。
slotted head machine
screw
12
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2403
精密機器用すりわ
り付き小ねじ
光学機器,計測機器などの精密機器に使用するすりわり付き小
ねじ(JIS B 1116参照)。
slotted head screw for
precision instrument
2404
十字穴付き小ねじ
十字穴付きの小ねじ(JIS B 1111参照)。
cross-recessed head
machine screw
2405
座金組込み十字穴
付き小ねじ
座金がねじから抜け落ちないように組み込まれた十字穴付き小
ねじ(JIS B 1188参照及び図2405)。
cross recessed head
screw with captive
washer
2406
ヘクサロビュラ穴
付き小ねじ
ヘクサロビュラ穴付きの小ねじ(JIS B 1107参照)。
hexalobular socket head
screw
2407
眼鏡枠用小ねじ
眼鏡枠に用いる小ねじ(JIS B 1119参照)。
machine screw for
spectacle frame
2408
平座金組込みねじ
平座金がねじから抜け落ちないように組み込まれた小ねじ又は
ボルト(JIS B 1130参照)。
screw and washer
assembly with plain
washer
2409
止めねじ
ねじの先端を利用して機械部品間の動きを止めるねじ。駆動部
の形状として一般には,すりわり付き,六角穴付き,四角頭な
どがある(図2409)。
set screw
2410
すりわり付き止め
ねじ
すりわり付きの止めねじ(JIS B 1117参照及び図2410)。
slotted set screw,
slotted grub screw
2411
六角穴付き止めね
じ
六角穴付きの止めねじ(JIS B 1177参照及び図2411)。
hexagon socket set screw
2412
四角止めねじ
四角頭の止めねじ(JIS B 1118参照)。
square head set screw
2413
タッピンねじ
ねじ自身でねじ立てができるねじの総称。
駆動部の形状として一般には,すりわり付き,十字穴付き,六
角頭などがある。
self tapping screw,
tapping screw
2414
すりわり付きタッ
ピンねじ
すりわり付きのタッピンねじ(JIS B 1115参照及び図2414)。
slotted head tapping
screw
2415
十字穴付きタッピ
ンねじ
十字穴付きのタッピンねじ(JIS B 1122参照及び図2415)。
cross recessed head
tapping screw
2416
六角タッピンねじ
六角頭のタッピンねじ(JIS B 1123参照及び図2416)。
hexagon head tapping
screw
2417
平座金組込みタッ
ピンねじ
平座金がねじから抜け落ちないように組み込まれたタッピンね
じ(JIS B 1129参照)。
tapping screw washer
assembly with plain
washer
2418
つば付き六角タッ
ピンねじ
つば付き六角頭のタッピンねじ(JIS B 1126参照)。
hexagon washer head
tapping screw
2419
フランジ付き六角
タッピンねじ
フランジ付き六角頭のタッピンねじ(JIS B 1127参照)。
hexagon flange head
tapping screw
2420
ヘクサロビュラ穴
付きタッピンね
じ
ヘクサロビュラ穴付きのタッピンねじ(JIS B 1128参照)。
hexalobular socket head
tapping screw
2421
ドリリングタッピ
ンねじ
ねじ先の形状がとがり先で,下穴を必要としないタッピンねじ。
(JIS B 1125参照)。
self drilling tapping
screw
2422
ドリルねじ
ねじ先の形状が切り刃先で,下穴を必要としないタッピンねじ。
(JIS B 1124参照)。
drilling screw
2423
スレッドローリン
グねじ
おねじ自身でメートルねじのめねじを塑性変形によって成形
し,締め付けるねじの総称。
注記 スレッドフォーミングねじともいう。
thread forming screw
13
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2424
木ねじ
木材にねじ込むのに適した先端とねじ山とをもつねじ。駆動部
の形状として一般には,すりわり付き,十字穴付きがある。
wood screw
2425
すりわり付き木ね
じ
すりわり付きの木ねじ(JIS B 1135参照及び図2425)。
slotted head wood screw
2426
十字穴付き木ねじ
十字穴付きの木ねじ(JIS B 1112参照及び図2426)。
cross recessed head
wood screw
2427
コーチねじ
一般の木ねじより,比較的大きい木ねじ(図2427)。
四角コーチねじと六角コーチねじとがある。
注記 四角コーチねじをラッグねじ(lag screw,lag bolt)という
こともある。
coach screw
2428
打込みねじ
くぎを打つように打ち込んで固定するねじ(図2428)。
ねじ部はリードの大きい多条ねじで,普通,硬化処理が施して
あり,先端の平らなものと,とがったものとがある。
drive screw
5) ボルト
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2501
ボルト
一般にナットと組んで用いるおねじ部品の総称。
円筒部の種類によって,次の4種類に分類される。
1) 呼び径ボルト(2502)
2) 全ねじボルト(2503)
3) 有効径ボルト(2504)
4) 伸びボルト(2505)
bolt
2502
呼び径ボルト
円筒部の径がほぼねじの呼び径に等しいボルト(図2502)。
bolt with nominal
diameter body
2503
全ねじボルト
円筒部をもたないボルト(図2503)。
−
2504
有効径ボルト
円筒部の径がほぼねじの有効径に等しいボルト(図2504)。
bolt with reduced shank
(shank diameter≒
pitch diameter)
2505
伸びボルト
円筒部の一部又は全部の径を細くして伸びやすくしたボルト
(図2505)。
bolt with waisted shank
2506
六角ボルト
六角頭(2201)をもつボルトの総称(JIS B 1180参照)。
JIS B 1180の附属書では,二面幅の大きさによって“並形六角
ボルト”と“小形六角ボルト”とに分類している。
hexagon bolt,
hexagon head bolt
2507
座金組込み六角ボ
ルト
座金がねじから抜け落ちないように組み込まれた六角ボルト
(JIS B 1187参照及び図2507)。
hexagon head screw
with captive washer
2508
摩擦接合用高力六
角ボルト
(まさつせつごう
ようこうりき−)
建築(鉄骨製ビルなど)及び土木(橋りょうなど)に用いられ
る引張強さが高い六角ボルト(JIS B 1186参照)。一般的には単
に“高力ボルト”と呼ばれている。
hexagon head bolt for
high-strength
structural bolting
2509
四角ボルト
四角頭のボルト(JIS B 1182参照)。
square head bolt
2510
フランジ付き六角
ボルト
六角頭のボルトで,頭部座面の面積を大きくするため,直径が
六角対角距離より大きい円すい状のつばをもつボルト。
hexagon flange bolt
2511
フランジ付きヘク
サロビュラボル
ト
ヘクサロビュラ頭のボルトで,頭部座面の面積を大きくするた
め,直径が対角距離より大きい円すい状のつばをもつボルト
(JIS B 1189参照)。
hexalobular head bolt
with flange
2512
皿ボルト
皿頭のボルトで,すりわり付き,キー付きなどの種類がある(JIS
B 1179参照,図2512a及び図2512b)。
flat head bolt
2513
六角穴付きボルト
六角穴付き頭のボルト(JIS B 1176参照及び図2513)。
hexagon socket head cap
screw
14
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2514
六角穴付きボタン
ボルト
丸頭に六角穴を付けたボルト(JIS B 1174参照及び図2514)。
hexagon socket button
head screw
2515
六角穴付きショル
ダボルト
円筒部の径がねじの呼び径より大きい六角穴付きボルト(JIS B
1175参照及び図2515)。
hexagon socket head
shoulder screw
2516
六角穴付き皿ボル
ト
皿頭に六角穴を付けたボルト(JIS B 1194参照)。
hexagon socket
countersunk head
screw
2517
ヘクサロビュラ穴
付きボルト
ヘクサロビュラ穴付き頭のボルト(JIS B 1136参照)。
hexalobular socket head
cap screw
2518
角根丸頭ボルト
丸頭の付け根に,回り止めのための四角部をもつボルト(JIS B
1171参照及び図2518)。
cup square neck bolt,
cup head square neck bolt
2519
キー付き丸頭ボル
ト
丸頭の付け根に,回り止めのためのキーを付けたボルト(図
2519)。
cup head nib bolt,
cup nib bolt
2520
こぶ付き丸頭ボル
ト
丸頭の付け根に,回り止めのためのこぶ状の突起を付けたボル
ト(図2520)。
cup oval neck bolt,
fish bolt
2521
六角リーマボルト
リーマ仕上げをした穴にしっくりはめ込み,ずれ止めの役目も
させる六角ボルト。円筒部が平行のものと,僅かにテーパを付
けたものとがある(図2521)。
hexagon fit bolt,
hexagon head reamer
bolt
2522
ちょうボルト
頭部がちょう形をしたボルト(JIS B 1184参照及び図2522)。
wing bolt
2523
アイボルト
丸い穴があるリング状の頭をしたボルト。頭の付け根に座を付
けたもの(JIS B 1168参照)は,主としてつり上げ用として用
いられ,この種のものを“つりボルト”(lifting eyebolt)という
ことがある(図2523)。
eye bolt,
eyebolt
2524
アイレットボルト
ねじの外径にほぼ等しい材料をリング状に曲げて頭部としたボ
ルト(図2524)。
eyelet bolt
2525
フックボルト
頭部がかぎ形をしたボルト(図2525)。
clip bolt
hook bolt
2526
Uボルト
U字形をした両脚にねじを切ったボルト(図2526)。
stirrup bolt,
U bolt
2527
溶接ボルト
座面に突起部を設け,鋼板に溶接して用いるボルト(JIS B 1195
参照及び図2527)。
weld bolt
2528
ねじ付き溶接スタ
ッド
ほぼ有効径に等しい径の円筒部をもつ棒状のボルト。円筒部の
一端をアークスタッド溶接によって構造体に取り付けて用いる
(図2528)。
weld stud,
single end stud,
threaded stud
2529
植込みボルト
棒の両端にねじがあって,一方のねじを機械の本体などに固く
植え込んで用いるボルト(JIS B 1173参照及び図2529)。
stud,
stud bolt,
tap-end bolt
2530
控えボルト
2枚の板の間隔を決め,その板の控えとなるような働きをするボ
ルト(図2530)。
stay bolt
2531
基礎ボルト
機械構造物を据え付けるときに構造物を土台に締め付けるボル
ト。形状は種々ある(JIS B 1178参照)。
foundation bolt
2532
Tボルト
T頭(2232)をもつボルト(図2532)。
T-head bolt,
hammer head bolt
2533
T溝ボルト
T溝にはめ合わせて使用するボルト(JIS B 1166参照)。
T-slot screw,
T-slot bolt
2534
アプセットボルト
ボルト頭を圧造によって六角,四角などに成形したボルト(図
2534)。
冷間圧造による六角頭のアプセットボルトは,頭部上面にへこ
みがあるのが普通である。
upset head bolt
15
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2535
トリムドボルト
ボルト頭をトリーマによって六角又は四角に打ち抜いたボルト
(図2535)。
trimmed head bolt
6) ナット
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2601
ナット
めねじ部品の総称。
nut
2602
六角ナット
外形が六角形をしたナットの総称(JIS B 1181参照及び図
2602)。
JIS B 1181の本体では,六角ナットを次の5種類に分類している。
1) 六角ナット−スタイル1
2) 六角ナット−スタイル2
3) 六角ナット−C
4) 六角低ナット−両面取り
5) 六角低ナット−面取りなし
JIS B 1181の附属書では,二面幅の大きさによって“並形六角
ナット”と“小形六角ナット”とに分類している。
hexagon nut
1) hexagon nut (style 1)
2) hexagon nut (style 2)
3) hexagon nut
4) hexagon thin nut
(chamfered)
5) hexagon thin nut
(unchamfered)
2603
座付き六角ナット
六角二面幅より僅かに小さい直径の座面をもつ六角ナット(JIS
B 1181参照及び図2603)。
washer faced hexagon
nut
2604
摩擦接合用高力六
角ナット
摩擦接合用高力六角ボルトと合わせる六角ナット(JIS B 1186
参照)。
hexagon nut for
high-strength
structural bolting
2605
四角ナット
外形が四角のナット(JIS B 1163参照及び図2605)。
square nut
2606
つば付き六角ナッ
ト
座面の面積を大きくするため,直径が六角対角距離より大きい
円盤状のつばをもつ六角ナット(図2606)。
hexagon nut with collar
2607
座金組込み六角ナ
ット
六角ナットの座面側に,皿ばね座金,波形ばね座金などを組み
込んだナット(図2607)。
組み込まれた座金は,ナットに対して自由に回転ができ,かつ,
ナットから落ちないようになっている。
hexagon nut and spring
washer assembly
2608
フランジ付き六角
ナット
座面の面積を大きくするため,直径が六角対角距離より大きい
円すい状のつばをもつ六角ナット(JIS B 1190参照及び図
2608)。
hexagon nut with flange
2609
フランジ付き12ポ
イントナット
外形が同軸同寸の六角形を30°ずらしたような形をしたフラン
ジ付きのナット(図2609)。
12 point flange nut
2610
歯付きフランジ六
角ナット
フランジ付き六角ナットの座面に,戻り止めの作用をするよう
な刻みを付けたナット(図2610)。
serrated toothed flange
nut,
lock face nut
2611
袋ナット
おねじの先端が現れないように片面を帽子状にしたナット。
cap nut,
box nut
2612
六角袋ナット
外形が六角の袋ナット(JIS B 1183参照及び図2612)。
acorn nut,
domed cap nut
2613
すりわり付き丸ナ
ット
上面にすりわりを付けた外形が円形のナット(図2613)。
slotted round nut
2614
溝付き丸ナット
側面にたて溝を切った外形が円形のナット(図2614)。
slotted round nut for
hook-spanner
2615
横穴付き丸ナット
ナットを締め付けるときに使う穴を側面に設けた外形が円形の
ナット(図2615)。
round nut with set pin
holes in side
2616
上面穴付き丸ナッ
ト
ナットを締め付けるときに使う穴を上面に設けた外形が円形の
ナット(図2616)。
round nut with drilled
holes in one face
2617
アイナット
環が付いたナット(JIS B 1169参照)。
eyenut
16
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2618
つまみナット
指で回して締め付けることができるように,つまみが付いたナ
ット(図2618)。
thumb nut
2619
ちょうナット
つまみがちょう形をしたつまみナット(JIS B 1185参照)。
wing nut,
fly nut
2620
刻み付きナット
外周にローレット目を付けた丸形のナット(図2620)。
knurled nut
2621
戻り止めナット
ナットの一部に戻り止めのための仕掛けが施されているナット
の総称。
戻り止めのための仕掛けにはいろいろな種類がある。
self-locking nut
2622
ばね板ナット
ばね鋼などの板を打ち抜いて作ったナット(JIS B 1216参照及
び図2622)。
1山をもっているだけであるが,ばねの作用で回り止めになって
いる。
spring nut
2623
溝付き六角ナット
ナット脱落防止用の割りピンを差し込む溝がある六角ナット
(JIS B 1170参照)。
次の形式がある。
1) 六角ナットの上面に溝を入れたもの[図2623(1)]。
2) 円筒部を設け,この部分に溝を入れたもの(キャッスルナ
ットともいう。)[図2623(2)]。
1) hexagon slotted nut
2) hexagon castle nut
2624
プリベリングトル
ク形ナット
相手おねじ部品にねじ込み又はねじ戻すときに必要なトルクが
発生するような仕掛けを施したナット(JIS B 1199-1〜JIS B
1199-4参照)。
次の形式がある。
1) 非金属インサート付きプリベリングトルク形六角ナット
[図2624(1)]
2) 全金属製プリベリングトルク形六角ナット[図2624(2)]
3) 非金属インサート付きプリベリングトルク形フランジ付き
六角ナット[図2624(3)]
4) 全金属製プリベリングトルク形フランジ付き六角ナット
[図2624(4)]
1) prevailing torque
type hexagon nut
(with non-metallic
insert)
2) prevailing torque
type all-metal
hexagon nut
3) prevailing torque
type hexagon nut
with flange (with
non-metallic
insert)
4) prevailing torque
type all-metal
hexagon nut with
flange
2625
プレートナット
板にリベット止めして用いるナット(図2625)。
plate nut
2626
溶接ナット
座面に突起部を設け,鋼板に溶接して用いるナット。
JIS B 1196は,次の3種類を規定している。
また,それぞれの種類には,幾つかの形式がある。
1) 六角溶接ナット[図2626(1)]
2) 四角溶接ナット[図2626(2)]
3) T形溶接ナット
weld nut
1) hexagon weld nut
2) square weld nut
3) T-shape weld nut
2627
フランジ付き六角
溶接ナット
フランジ座面に突起部を設け,鋼板に溶接して用いるナット
(JIS B 1200参照及び図2627)。
hexagon weld nut with
flange
2628
眼鏡枠用ナット
眼鏡枠に用いるナット(JIS B 1119参照及び図2628)。
nut for spectacle frame
2629
T溝ナット
T溝に入れて用いるナット(JIS B 1167参照及び図2629)。
nut for T-slot,
T-slot nut
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B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
7) 座金
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2701
座金
小ねじ,ボルト,ナットなどの座面と締付け部との間に入れる
部品。
形状,機能,用途などによっていろいろな種類がある。
washer
2702
平座金
平板状の座金(JIS B 1256参照及び図2702)。
外形には丸,片面取りをした丸,四角などがあり,特に四角形
のものを“角座金”という。
plain washer
2703
ばね座金
コイル状をした座金(JIS B 1251参照及び図2703)。
座金には,一巻のもの,二巻のものがあり,また,切り口が平
らなもの,つめ状をしたものなどがある。
spring lock washer
2704
皿ばね座金
皿状をしたばね作用をもつ座金(JIS B 1251参照及び図2704)。 conical spring washer
2705
波形ばね座金
ばね座金(2703)を波形に曲げた座金(図2705)。
wave spring washer
2706
歯付き座金
回り止めの役目をする歯が設けてあるばね作用をもつ座金(JIS
B 1251参照及び図2706)。
toothed lock washer
2707
波形座金
丸い平座金(2702)を波形に曲げた座金(図2707)。
wave washer
2708
舌付き座金
(したつきざがね)
丸い座金の一部を突き出した形とし,その部分を回り止めとし
た座金(図2708)。
tab washer,
tongued washer
2709
外つめ付き座金
丸い座金外周の一部を切り開き,その部分を折り曲げて回り止
めとした座金(図2709)。
external tab washer,
external claw washer
2710
内つめ付き座金
丸い座金内周の一部につめ状の突起部を設け,その部分を折り
曲げて回り止めとした座金(図2710)。
internal tab washer,
internal claw washer
2711
つめ付き角座金
角座金の四すみにつめを付けた座金(図2711)。
square claw washer
2712
四角テーパ座金
片面に勾配を付けた四角座金(図2712)。
溝形鋼,I形鋼などの締付けに多く用いる。
square taper washer (for
U and I section)
8) ピン
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2801
ピン
穴に差し込んで継手,位置決め,ねじの回り止めなどの目的に
用いる棒状又は筒状の部品。
ピンには頭付きのものもある。
pin
2802
平行ピン
断面が円形で側面が円筒になっている頭なしのピン(JIS B 1354
参照及び図2802)。
parallel pin,
straight pin
2803
ダウエルピン
平行ピンの一種で焼入硬化をした精度の高いピン。
一般には,位置決めなどに用いる(JIS B 1355参照及び図2803)。
dowel pin
2804
めねじ付き平行ピ
ン
平行ピンの一端にめねじを設けたピン(JIS B 1359参照及び図
2804)。
parallel pin with internal
thread
2805
クレビスピン
継手用のピン。
形状には平行ピンと同じようなもの,割りピン穴があるもの,
頭付きのものなどがあり,鉄道車両に多く用いる。
clevis pin
2806
テーパピン
断面が円形で,側面がテーパになっている頭なしのピン(JIS B
1352参照)。
taper pin
2807
先割りテーパピン
テーパピンの小端部に軸方向の割りを入れたもの(JIS B 1353
参照)。
taper pin with split
2808
ねじ付きテーパピ
ン
テーパピンの大端側にめねじ又はおねじを設けたピン[JIS B
1358参照,図2808(1)及び図2808(2)]。
taper pin with thread
2809
スプリングピン
弾性がある板を円筒状に丸め,ピンの半径方向にばね作用が生
じるピン(JIS B 2808参照)。
ピンには溝付き[図2809(1)]のものと,二重巻き[図2809(2)]
のものとがある。
spring-type straight pin,
spring pin
18
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2810
グルーブドピン
平行ピンの軸方向にV形の溝を入れて,溝縁の一部を盛り上げ
たピン(図2810)。
grooved pin
2811
割りピン
ねじの戻り,ピンの脱落などを防ぐために用いる部品(JIS B
1351参照及び図2811)。
split pin,
cotter pin
2812
スナップピン
穴加工した軸に挿入し,脱落を防ぐために用いるピン(JIS B
1360参照及び図2812)。
snap pins
9) リベット及びその他のねじ部品
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2901
リベット
軸部にねじのない頭付きの部品。
締結物の穴に軸部を差し込み,軸端をかしめて継手とする。
rivet
2902
冷間成形リベット
冷間圧造によって頭部を成形したリベット(JIS B 1213参照)。 cold headed rivet
2903
熱間成形リベット
熱間圧造によって頭部を成形したリベット(JIS B 1214参照)。 hot headed rivet
2904
チューブラリベッ
ト
軸に中空部があるリベット。
中空部の深さに浅いものと深いものとがある。
tubular rivet
2905
セミチューブラリ
ベット
中空部の深さが軸径の約90 %のチューブラリベット(JIS B
1215参照及び図2905)。
頭の形状には,薄丸,トラス,平,皿,丸などがある。
semi-tubular rivet
2906
フルチューブラリ
ベット
中空部の長さが軸径の1.12倍を超えるチューブラリベット(図
2906)。
full tubular rivet
2907
足割りリベット
軸端に軸方向に割りが入っているリベット(図2907)。
split rivet
2908
ブラインドリベッ
ト
差し込んだ側から,かしめができる構造になっているリベット
(JIS B 0147参照及び図2908)。
blind rivet
2909
ターンバックル
一端に右ねじ,他端に左ねじのめねじ部が設けられ,ワイヤー
やタイロッドなどの張力を調整するために用いられる部品(JIS
A 5540,JIS A 5541参照及び図2909)。
turnbuckle
2910
アンカーボルト
構造部材や設備機器を固定するためにコンクリートに埋め込ん
で用いるボルト。構造用両ねじアンカーボルトと呼ばれている
(JIS B 1220及びJIS B 1221参照)。
anchor bolt with rolled
(machined) threads
for structure
2911
頭付きスタッド
構造部材や設備機器を固定するためにコンクリートに埋め込ん
で用いるスタッド。溶接して使用される(JIS B 1198参照)。
headed stud
2912
ねじプラグ
ねじ付きのプラグ(JIS D 2101参照)。
1) 管用テーパねじプラグ[図2912(1)]。
管用テーパねじをもつプラグで,駆動部の形状は,六角
頭付き,四角頭付き,六角穴付き及び四角穴付きがある。
2) 平行ねじプラグ[図2912(2)]。
平行ねじをもつプラグで,駆動部の形状は,六角頭付き,
四角頭付き及び六角穴付きがある。
1) pipe plug
2) screw plug
一条ねじのおねじ(右ねじ)
一条ねじのめねじ(右ねじ)
図 1106a
図 1106b
19
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
二条ねじのおねじ(右ねじ)
一条ねじのおねじ(左ねじ)
図 1107
図 1110
平行ねじ
テーパねじ
図 1201a
図 1201b
おねじのねじ山の要素
おねじ
めねじ
図 1202a
図 1202b
つる巻き線
つる巻き線の接線
円すい つる巻き線
円すい つる巻き線
20
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 1204
図 1209
図 1227
図 1232
図 1234
図 1236
図 1239
図 1311
山の頂の切取り高さ
谷底の切取り高さ
21
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 1314
図 1315
図 1322(1)
図 1322(2)
図 1323
図 1414
図 2103
図 2114
図 2115
H形
Z形
S形
図 2116(1)
図 2116(2)
図 2116(3)
22
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 2117
図 2118
図 2119
図 2122
図 2123
図 2124
図 2126
図 2127
図 2128
図 2129
23
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 2130
図 2131
図 2132
図 2134
図 2201
図 2202
図 2203
図 2204
図 2205
図 2206
図 2207
図 2208
図 2211
24
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 2212
図 2213
図 2214
(すりわり付きの例)
(すりわり付きの例)
図 2215
図 2216
図 2217
(すりわり付きの例)
(すりわり付きの例)
(すりわり付きの例)
図 2218
図 2219
図 2220
(すりわり付きの例)
(すりわり付きの例)
(すりわり付きの例)
図 2221
図 2222
図 2223
(すりわり付きの例)
(すりわり付きの例)
図 2224
図 2225
図 2226
(すりわり付きの例)
(すりわり付きの例)
図 2227
図 2228
図 2229
25
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 2230
図 2231
図 2232
図 2301
図 2302
図 2303
図 2304
図 2305
図 2306
図 2307
図 2308(1)
図 2308(2)
図 2309
図 2310(1)
図 2310(2)
図 2311(1)
図 2311(2)
タッピンねじ先C形
タッピンねじ先F形
タッピンねじ先R形
図 2312(1)
図 2312(2)
図 2312(3)
(平座金組込みの例)
図 2405
図 2409
26
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(平先の例)
(平先の例)
図 2410
図 2411
(なべ頭の例)
(なべ頭の例)
図 2414
図 2415
図 2416
(丸頭の例)
(皿頭の例)
図 2425
図 2426
図 2427
図 2428
図 2502
図 2503
図 2504
(ばね座金組込みの例)
図 2505
図 2507
(すりわり付きの例)
(キー付きの例)
図 2512a
図 2512b
27
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 2513
図 2514
図 2515
図 2518
図 2519
図 2520
図 2521
図 2522
図 2523
図 2524
図 2525
図 2526
図 2527
図 2528
図 2529
図 2530
28
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(座なし六角頭の例)
図 2532
図 2534
図 2535
図 2602
図 2603
図 2605
図 2606
図 2607
図 2608
図 2609
図 2610
図 2612
図 2613
図 2614
図 2615
図 2616
29
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 2618
図 2620
図 2622
図 2623(1)
図 2623(2)
図 2624(1)
図 2624(2)
図 2624(3)
図 2624(4)
図 2625
図 2626(1)
図 2626(2)
図 2627
星形
すりわり付き丸形
六角
図 2628
図 2629
図 2702
30
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 2703
図 2704
図 2705
図 2706
図 2707
図 2708
図 2709
図 2710
図 2711
図 2712
図 2802
図 2803
図 2804
31
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(めねじ付きの例)
(おねじ付きの例)
図 2808(1)
図 2808(2)
図 2809(1)
図 2809(2)
図 2810
図 2811
図 2812
図 2905
図 2906
図 2907
図 2908
図 2909
図 2912(1)
図 2912(2)
32
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考文献
規格番号
規格の名称
規格番号
規格の名称
JIS A 5540
建築用ターンバックル
JIS B 1052-2
締結用部品の機械的性質−第2部:保証
JIS A 5541
建築用ターンバックル胴
荷重値規定ナット−並目ねじ
JIS B 0123
ねじの表し方
JIS B 1052-6
締結用部品の機械的性質−第6部:保証
JIS B 0147
ブラインドリベット−用語及び定義
荷重値規定ナット−細目ねじ
JIS B 0201
ミニチュアねじ
JIS B 1082
ねじの有効断面積及び座面の負荷面積
JIS B 0202
管用平行ねじ
JIS B 1101
すりわり付き小ねじ
JIS B 0203
管用テーパねじ
JIS B 1107
ヘクサロビュラ穴付き小ねじ
JIS B 0205-1
一般用メートルねじ−第1部:基準山形 JIS B 1111
十字穴付き小ねじ
JIS B 0205-2
一般用メートルねじ−第2部:全体系
JIS B 1112
十字穴付き木ねじ
JIS B 0205-3
一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品 JIS B 1115
すりわり付きタッピンねじ
用に選択したサイズ
JIS B 1116
精密機器用すりわり付き小ねじ
JIS B 0205-4
一般用メートルねじ−第4部:基準寸法 JIS B 1117
すりわり付き止めねじ
JIS B 0206
ユニファイ並目ねじ
JIS B 1118
四角止めねじ
JIS B 0208
ユニファイ細目ねじ
JIS B 1119
眼鏡枠用小ねじ及びナット
JIS B 0209-1
一般用メートルねじ−公差−第1部:原 JIS B 1122
十字穴付きタッピンねじ
則及び基礎データ
JIS B 1123
六角タッピンねじ
JIS B 0209-2
一般用メートルねじ−公差−第2部:一 JIS B 1124
タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ
般用おねじ及びめねじの許容限界寸法
JIS B 1125
ドリリングタッピンねじ
−中(はめあい区分)
JIS B 1126
つば付き六角タッピンねじ
JIS B 0209-3
一般用メートルねじ−公差−第3部:構 JIS B 1127
フランジ付き六角タッピンねじ
造体用ねじの寸法許容差
JIS B 1128
ヘクサロビュラ穴付きタッピンねじ
JIS B 0209-4
一般用メートルねじ−公差−第4部:め JIS B 1129
平座金組込みタッピンねじ
っき後に公差位置H又はGにねじ立て
JIS B 1130
鋼製平座金組込みねじ−座金の硬さ区分
をしためねじと組み合わせる溶融亜鉛
200 HV及び300 HV
めっき付きおねじの許容限界寸法
JIS B 1135
すりわり付き木ねじ
JIS B 0209-5
一般用メートルねじ−公差−第5部:め JIS B 1136
ヘクサロビュラ穴付きボルト
っき前に公差位置hの最大寸法をもつ溶 JIS B 1163
四角ナット
融亜鉛めっき付きおねじと組み合わせ
JIS B 1166
T溝ボルト
るめねじの許容限界寸法
JIS B 1167
T溝ナット
JIS B 0210
ユニファイ並目ねじの許容限界寸法及
JIS B 1168
アイボルト
び公差
JIS B 1169
アイナット
JIS B 0216-1
メートル台形ねじ−第1部:基準山形及 JIS B 1170
溝付き六角ナット
び最大実体山形
JIS B 1171
角根丸頭ボルト
JIS B 0216-2
メートル台形ねじ−第2部:全体系
JIS B 1173
植込みボルト
JIS B 0216-3
メートル台形ねじ−第3部:基準寸法
JIS B 1174
六角穴付きボタンボルト
JIS B 0225
自転車ねじ
JIS B 1175
六角穴付きショルダボルト
JIS B 0401-1
寸法公差及びはめあいの方式−第1部: JIS B 1176
六角穴付きボルト
公差,寸法差及びはめあいの基礎
JIS B 1177
六角穴付き止めねじ
JIS B 0951
ローレット目
JIS B 1178
基礎ボルト
JIS B 1003
締結用部品−メートルねじをもつおね
JIS B 1179
皿ボルト
じ部品のねじ先
JIS B 1180
六角ボルト
JIS B 1006
締結用部品−一般用メートルねじをも
JIS B 1181
六角ナット
つおねじ部品の不完全ねじ部長さ
JIS B 1182
四角ボルト
JIS B 1007
タッピンねじのねじ部
JIS B 1183
六角袋ナット
JIS B 1012
ねじ用十字穴
JIS B 1184
ちょうボルト
JIS B 1015
おねじ部品用ヘクサロビュラ穴
JIS B 1185
ちょうナット
JIS B 1018
締結用部品−一般用メートルねじをも
JIS B 1186
摩擦接合用高力六角ボルト・六角ナッ
つおねじ部品の逃げ溝
ト・平座金のセット
33
B 0101:2013
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
規格番号
規格の名称
規格番号
規格の名称
JIS B 1187
座金組込み六角ボルト
JIS B 1251
ばね座金
JIS B 1188
座金組込み十字穴付き小ねじ
JIS B 1256
平座金
JIS B 1189
フランジ付き六角ボルト
JIS B 1257
座金組込みタッピンねじ用平座金−並
JIS B 1190
フランジ付き六角ナット
形及び大形系列−部品等級A
JIS B 1194
六角穴付き皿ボルト
JIS B 1258
座金組込みねじ用平座金−小形,並形及
JIS B 1195
溶接ボルト
び大形系列−部品等級A
JIS B 1196
溶接ナット
JIS B 1351
割りピン
JIS B 1198
頭付きスタッド
JIS B 1352
テーパピン
JIS B 1199-1
プリベリングトルク形ナット−第1部: JIS B 1353
先割りテーパピン
非金属インサート付き六角ナット
JIS B 1354
平行ピン
JIS B 1199-2
プリベリングトルク形ナット−第2部: JIS B 1355
ダウエルピン
全金属製六角ナット
JIS B 1358
ねじ付きテーパピン
JIS B 1199-3
プリベリングトルク形ナット−第3部: JIS B 1359
めねじ付き平行ピン
非金属インサート付きフランジ付き六
JIS B 1360
スナップピン
角ナット
JIS B 2808
スプリングピン
JIS B 1199-4
プリベリングトルク形ナット−第4部: JIS C 7709-0
電球類の口金・受金及びそれらのゲージ
全金属製フランジ付き六角ナット
並びに互換性・安全性 第0部 電球類
JIS B 1200
フランジ付き六角溶接ナット
の口金・受金及びそれらのゲージ類の総
JIS B 1213
冷間成形リベット
括的事項
JIS B 1214
熱間成形リベット
JIS C 7709-1
電球類の口金・受金及びそれらのゲージ
JIS B 1215
セミチューブラリベット
並びに互換性・安全性 第1部 口金
JIS B 1216
押込みばね板ナット
JIS C 7709-2
電球類の口金・受金及びそれらのゲージ
JIS B 1217
管フランジ用ボルト・ナット
並びに互換性・安全性 第2部 受金
JIS B 1220
構造用転造両ねじアンカーボルトセット JIS C 7709-3
電球類の口金・受金及びそれらのゲージ
JIS B 1221
構造用切削両ねじアンカーボルトセット
並びに互換性・安全性 第3部 ゲージ
JIS B 1250
一般用ボルト,小ねじ及びナットに用い JIS C 8305
鋼製電線管
る平座金−全体系
JIS D 2101
自動車部品−ねじプラグ
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 0101:2013 ねじ用語
ISO 1891:2009 Fasteners−Terminology
ISO 5408:2009 Screw threads−Vocabulary
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
−
ISO 5408
3〜7
symmetrical thread
unsymmetrical thread
thread start
profile of thread
adjacent flanks
homologous flanks
addendum
dedendum
major diameter
minor diameter
crest diameter
root diameter
pitch cylinder
pitch cone
axis of pitch diameter
two-flank pitch
cumulative pitch
two-flank lead
ridge thickness
groove
widthflank overlap
length of assembly
kinematic travel
削除
日本国内では使われない用
語であるため,削除した。
日本国内ではこれらの用
語を削除しても影響はな
い。
3
4
B
0
1
0
1
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
(続き)
・ (おねじの)外径
・ おねじの谷の径
・ めねじの谷の径
・ (めねじの)内径
・ 基準径の位置
・ 山の頂の切取り高さ
・ 谷底の切取り高さ
・ ねじ部品
・ ねじ
・ ねじ部
・ 面取り部
・ 頭部
・ 軸部
・ 円筒部
・ 座面
・ 頂面
・ ねじ先
・ 首下丸み部
・ (ねじの)逃げ溝
・ ヘクサロビュラ穴
・ ねじ部長さ
・ 円筒部長さ
・ 呼び長さ
・ グリップ長さ
・ 頭の径
・ 円筒部径
・ 頭の高さ
・ ナットの高さ
・ 二面幅
・ 対角距離
・ 面取り角
・ 首下丸み
・ 丸み移行円の径
ISO 5408
3
一般
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
3
5
B
0
1
0
1
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
・ 基準のひっかかりの高さ
・ ひっかかり率
ISO 5408
7
はめあい
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
(続き)
・ 標準のはめあい長さ
・ 単一ピッチ誤差
・ (リードの)よろめき
・ ピッチの許容差
・ (山の)角度誤差
・ (山の)倒れ
・ (山の)半角誤差
・ (山の)半角の許容差
ISO 5408
8
許容差
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
・ ねじの呼び
・ 並目ねじ
・ 細目ねじ
・ 三角ねじ
・ メートル並目ねじ
・ ユニファイ並目ねじ
・ ユニファイ細目ねじ
・ メートル台形ねじ
・ 29度台形ねじ
・ 角ねじ
・ のこ歯ねじ
・ 丸ねじ
・ ミニチュアねじ
・ 自転車ねじ
・ 管用ねじ
・ 管用平行ねじ
・ 管用テーパねじ
・ アメリカ管用ねじ
・ 電線管ねじ
・ 電球ねじ
ISO 1891
3.1
ねじ基本
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
3
6
B
0
1
0
1
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
(続き)
・ 止め穴付き(頭)
・ 歯付きフランジ(頭)
・ すりわり付き(頭)
・ 十字穴付き(頭)
・ 六角穴付き(頭)
・ 四角穴付き(頭)
・ 刻み付き(頭)
・ 平(頭)
・ ブレジャ(頭)
・ ウエハ(頭)
・ 角皿(頭)
・ 小形皿(頭)
・ トランペット(頭)
ISO 1891
3.1
頭の形
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
タッピンねじ先
ISO 1891
3.3
ねじ先の形
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
3
7
B
0
1
0
1
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
(続き)
・ 小ねじ
・ すりわり付き小ねじ
・ 精密機器用すりわり付き小ねじ
・ 十字穴付き小ねじ
・ 座金組込み十字穴付き小ねじ
・ ヘクサロビュラ穴付き小ねじ
・ 眼鏡枠用小ねじ
・ 平座金組込みねじ
・ ボルト
・ 呼び径ボルト
・ 全ねじボルト
・ 有効径ボルト
・ 伸びボルト
・ 摩擦接合用高力六角ボルト
・ 皿ボルト
・ 溶接ボルト
・ 控えボルト
・ アプセットボルト
・ トリムドボルト
・ アンカーボルト
・ 頭付きスタッド
・ ねじプラグ
ISO 1891
4.1
ISOメートルねじをも
つボルト及び小ねじ
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
・ すりわり付きタッピンねじ
・ 十字穴付きタッピンねじ
・ ドリリングタッピンねじ
ISO 1891
4.2
タッピンねじ
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
ドリルねじ
ISO 1891
4.4
ドリルねじ
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
スレッドローリングねじ
ISO 1891
4.5
スレッドフォーミング
ねじ
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
コーチねじ
ISO 1891
4.7
木ねじ
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
3
8
B
0
1
0
1
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(I)JISの規定
(II)国際
規格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 用語及
び定義
(続き)
・ 止めねじ
・ すりわり付き止めねじ
・ 六角穴付き止めねじ
・ 四角止めねじ
ISO 1891
4.9
止めねじ
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
・ ナット
・ 摩擦接合用高力六角ナット
・ 座金組込み六角ナット
・ 歯付きフランジ六角ナット
・ つまみナット
・ 戻り止めナット
・ ばね板ナット
・ プレートナット
・ 眼鏡枠用ナット
ISO 1891
5
ナット
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
・ 歯付き座金
・ つめ付き角座金
ISO 1891
6
座金
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
・ ダウエルピン
・ 先割りテーパピン
・ スナップピン
ISO 1891
7
ピン
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
・ リベット
・ 冷間成形リベット
・ 熱間成形リベット
・ チューブラリベット
・ セミチューブラリベット
・ フルチューブラリベット
・ 足割りリベット
ISO 1891
−
−
追加
日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。
技術的な差異はない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 1891:2009,ISO 5408:2009,MOD)
3
9
B
0
1
0
1
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
4
0
B
0
1
0
1
:
2
0
1
3
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。