A 8322 : 2001 (ISO 9248 : 1992)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本建設機械化協会 (JCMA) /財
団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 9248 : 1992, Earth-moving machinery
−Units for dimensions, performance and capacities, and their measurement accuraciesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
A 8322 : 2001
(ISO 9248 : 1992)
土工機械−
寸法,性能及び容量の単位
並びに測定の正確さ
Earth-moving machinery−
Units for dimensions, performance and capacities,
and their measurement accuracies
序文 この規格は,1992年に第1版として発行されたISO 9248, Earth-moving machinery−Units for
dimensions, performance and capacities, and their measurement accuraciesを翻訳し,技術的内容及び規格票の様
式を変更することなく作成した日本工業規格である。
1. 適用範囲 この規格は,JIS A 8308に規定する土工機械の寸法,性能及び容量の測定における単位,
記号及び許容差について規定する。
この規格は,測定方法及び測定器具を含まない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 9248 : 1992 Earth-moving machinery−Units for dimensions, performance and capacities, and
their measurement accuracies (IDT)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 8308 土工機械−基本的機種−用語
備考 ISO 6165 : 1997, Earth-moving machinery−Basic types−Vocabularyが,この規格と一致してい
る。
JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方
備考 ISO 1000 : 1992, SI units and recommendations for use of their multiples and of certain other unitsか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
3. 単位 土工機械の基本及び組立単位で,表1に規定する。
4. 精度 測定精度は,表1に規定した公差内にあるものとする。
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A 8322 : 2001 (ISO 9248 : 1992)
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5. 丸みづけ 測定結果を丸みづけする場合は,測定された許容差と矛盾のない範囲で行う。
表1 測定の正確さ
量
単位
記号
許容差(1)
基本単位
直線寸法
質量
時間
摂氏温度
角度
周波数
メートル
キログラム
秒
セルシウス温度
ラジアン
ヘルツ
m
kg
s
℃
rad
Hz
±0.5%
±2%
±1%
≦200℃±1℃
>200℃±2%
±0.02rad
±1%
組立単位
面積
体積
力
圧力
出力
角速度
速度
加速度
トルク
エネルギ
容積率
音圧レベル
平方メートル
立方メートル
リットル(2)
ニュートン
パスカル
ワット
ラジアン毎秒
メートル毎秒
メートル毎秒毎秒
ニュートンメートル
ジュール
立方メートル毎秒
デシベル(20μPa基準)
m2
m3
l,L
N
Pa
W
rad/s
m/s
m/s2
N・m
J
m3/s
dB
±2%
±3%
±1%
±2%
±2%
±2%
±2%
±2%
±2%
±2%
±2%
±1dB
注(1) これらの許容差は,同じ量に使用する他の単位にも適用する。
この規格では,特殊な量の許容差は含んでいない。より大きな尺度又はより小さな尺度,
若しくは精密測定の場合には,それらを要求する個々の規格の中で規定すべきである。
(2) 1l=1dm3
備考 表1内の基本及び組立単位及び記号は,JIS Z 8203のSI単位及びその倍数並びにその他の単位
から引用したものである。
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A 8322 : 2001 (ISO 9248 : 1992)
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建設機械JIS原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
○ 大 橋 秀 夫
学識経験者
(委員)
藤 田 昌 宏
通商産業省機械情報産業局
○ 八 田 勲
通商産業省工業技術院標準部
平 野 良 雄
労働省労働基準局建設安全対策室
成 田 秀 志
建設省建設経済局建設機械課
村 松 敏 光
建設省土木研究所材料施工部
○ 橋 本 進
財団法人日本規格協会技術部
○ 杉 山 庸 夫
学識経験者
○ 藤 本 義 二
学識経験者
三 浦 甫
静岡理工科大学知能情報学科
西ヶ谷 忠 明
社団法人日本建設機械化協会建設機械化研究所
小 田 征 宏
鹿島建設株式会社建設総事業本部機械部
桑 原 資 孝
西松建設株式会社施工本部機材部
青 山 俊 行
日本鋪道株式会社工務部
高 場 常 喜
株式会社熊谷組土木本部施工設備部
青 木 義 清
株式会社エスシー・マシナリ
腰 越 勝 輝
大成建設株式会社安全・機材本部機械部
○ 本 橋 豊
住友建機株式会社設計開発室
○ 徳 永 薫
株式会社小松製作所建機事業本部
○ 福 地 真理夫
新キャタピラー三菱株式会社相模事業所技術部
○ 山 地 一 孝
油谷重工株式会社技術部
○ 定 免 克 昌
MHIさがみハイテック株式会社
○ 渡 辺 正
日立建機株式会社品質保証本部
(事務局)
○ 川 合 雄 二
社団法人日本建設機械化協会
○ 西 脇 徹 郎
社団法人日本建設機械化協会
備考 ○印は,小委員会委員を兼ねる。
(文責 大橋 秀夫)