A 5545:2011
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 種類······························································································································· 2
4.1 戸車の種類 ··················································································································· 2
4.2 クレセントの種類 ·········································································································· 2
5 材料······························································································································· 3
6 品質······························································································································· 3
6.1 戸車の品質 ··················································································································· 3
6.2 クレセントの品質 ·········································································································· 3
7 試験······························································································································· 4
7.1 戸車の試験 ··················································································································· 4
7.2 クレセントの試験 ·········································································································· 6
8 検査······························································································································· 8
9 表示······························································································································· 8
附属書A(参考)金物の形状及び寸法 ····················································································· 10
附属書B(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表 ······························································ 13
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(2)
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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本サッ
シ協会(JSMA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS A 5545:1991は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成24年3月21日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS A 5545:1991によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
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日本工業規格 JIS
A 5545:2011
サッシ用金物
Fittings for sliding windows
1
適用範囲
この規格は,JIS A 4706に規定するスライディングサッシに用いる戸車及びクレセント(以下,金物と
いう。)について規定する。
なお,技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附属書Bに示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 4706 サッシ
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7513 精密定盤
JIS B 7517 ハイトゲージ
JIS B 7518 デプスゲージ
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3505 軟鋼線材
JIS G 3522 ピアノ線
JIS G 3532 鉄線
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4309 ステンレス鋼線
JIS H 3100 銅及び銅合金の板並びに条
JIS H 3130 ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル−すず銅及び洋白の板並びに条
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3260 銅及び銅合金の線
JIS H 3270 ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒並びに線
2
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JIS H 4100 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS H 5121 銅合金連続鋳造鋳物
JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物
JIS H 5301 亜鉛合金ダイカスト
JIS H 5302 アルミニウム合金ダイカスト
JIS K 6920-1 プラスチック−ポリアミド(PA)成形用及び押出用材料−第1部:呼び方のシステム
及び仕様表記の基礎
JIS K 6921-1 プラスチック−ポリプロピレン(PP)成形用及び押出用材料−第1部:呼び方のシス
テム及び仕様表記の基礎
JIS K 6922-1 プラスチック−ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料−第1部:呼び方のシステ
ム及び仕様表記の基礎
JIS K 6923-1 プラスチック−ポリスチレン(PS)成形用及び押出用材料−第1部:呼び方のシステ
ム及び仕様表記の基礎
JIS K 7364-1 プラスチック−ポリオキシメチレン(POM)成形用及び押出用材料−第1部:呼び方
のシステム及び仕様表記の基礎
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
戸車
戸の底部又は上部に取り付け,レール上を走行する回転金具。
3.2
クレセント
スライディングサッシの召合せに用いる締り金物で,レバーを回転し,掛け金を受けに掛ける形式のも
の。
4
種類
4.1
戸車の種類
戸車の種類は,戸車の車の形状によって区分し,表1による。
表1−戸車の種類
名称
種類
戸車の車の形状
戸車
溝車
溝付き
平車
溝なし
4.2
クレセントの種類
クレセントの種類は,施錠方式によって区分し,表2による。
3
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表2−クレセントの種類
名称
種類
施錠方式
クレセント
鍵なし
クレセントの回転を固定する機能がない方式。
ロック付き
クレセントの回転を固定又は解除できるよう操作つまみ
で切替えができる方式。
鍵付き
クレセントに錠が一体化したもので,施錠後鍵がクレセン
トから離れる方式。
5
材料
金物本体に使用する主な材料は,表3に適合するもの又はこれらと同等のものとする。
表3−材料
材料
規格
材料
規格
鋼
JIS G 3101
JIS G 3131
JIS G 3141
JIS G 3505
JIS G 3522
JIS G 3532
JIS G 4051
銅合金
JIS H 3100
JIS H 3130
JIS H 3250
JIS H 3260
JIS H 3270
JIS H 5120
JIS H 5121
ステンレス鋼
JIS G 4303
JIS G 4304
JIS G 4305
JIS G 4309
亜鉛合金
JIS H 5301
アルミニウム合金
JIS H 4100
JIS H 5202
JIS H 5302
ポリアミド樹脂
JIS K 6920-1
ポリプロピレン樹脂
JIS K 6921-1
ポリエチレン樹脂
JIS K 6922-1
ポリスチレン樹脂
JIS K 6923-1
ポリオキシメチレン樹脂
JIS K 7364-1
6
品質
6.1
戸車の品質
6.1.1
戸車の走行性
走行性は,7.1.1によって試験を行い,戸車が円滑に回転し,使用上支障のある横振れ及び縦振れがあっ
てはならない。
6.1.2
戸車の強さ
強さは,7.1.2によって試験を行い,加圧荷重を加えた箇所に深さ0.15 mm以上の圧痕が生じてはならな
い。また,枠,軸及びその他の戸車部分を含む残留変位が1.5 mm以下でなければならない。
6.2
クレセントの品質
6.2.1
クレセントの耐久性
耐久性は,7.2.1によって試験を行い,1万回往復試験の後,クレセントの回転は円滑で,ばね本体に折
損があってはならない。また,3万回往復試験後は施錠機能1) を備えていなければならない。
注1) 施錠機能とは,ばねに折損が生じてもクレセントの回転が円滑で,締り金物として使用できる
状況をいう。
4
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6.2.2
クレセントの強さ
強さは,7.2.2によって試験を行い,クレセント本体の残留変位が2 mm以下でなければならない。また,
クレセントの回転は円滑でなければならない。
なお,受けの残留変位は1 mm以下でなければならない。
7
試験
7.1
戸車の試験
7.1.1
走行性能試験
7.1.1.1
一般事項
この試験方法は,図1に例示するような繰返し走行装置を用いて戸車を取り付けた戸を往復運動させ,
戸車の走行性能を確認する方法について規定する。
図1−繰返し走行装置の一例
7.1.1.2
測定器
測定器は,戸の1往復を1回と計測する機械式カウンタとする。
7.1.1.3
試験手順
試験手順は,次による。
a) 片道の走行距離は,850 mm以上で,1分間当たり5〜10回の往復運動をさせる。
b) 試験荷重は,実際に使用する戸の質量を考慮して表4の試験荷重から選択する。
c) 往復回数は,表4に規定する回数とし,7.1.1.2に規定した機械式カウンタを用いて測定する。
d) 戸車の回転は,目視によって確認する。
e) 戸車の横振れ及び縦振れは,目視によって使用上支障がないことを確認する。
5
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表4−試験荷重及び往復回数
戸車2個にかかる試験荷重
N
試験荷重
の許容差
%
往復回数
万回
外径寸法
mm
150
+5
0
1
20未満
200
5
20以上30未満
400
10
30以上80以下
590
1 100
注記 外径寸法は,附属書Aを参照。
7.1.2
強さ試験
7.1.2.1
一般事項
戸車の強さを確認する試験方法について,規定する。
7.1.2.2
試験機及び測定器
この試験に用いる試験機及び測定器は,次による。
a) この試験に用いる試験機は,圧縮荷重が加えられるものとする。
b) 戸車の外径寸法の測定に用いる測定器は,JIS B 7502に規定する測定精度が0.01 mmのマイクロメー
タ又はこれと同等の測定精度をもったものとする。圧痕の深さの測定に用いる測定器は,JIS B 7518
に規定する測定精度が0.05 mmのデプスゲージ又はこれと同等の測定精度をもったものとする。
c) 変位測定点の定盤からの高さの測定に用いる測定器は,JIS B 7507に規定する測定精度が0.05 mmの
ノギス,JIS B 7517に規定する測定精度が0.05 mmのハイトゲージ又はこれらと同等の測定精度をも
ったものとする。
d) 変位測定点の定盤からの高さの測定に用いる定盤は,JIS B 7513に規定する2級のもの又は同等の平
面度をもったものとする。
7.1.2.3
試験手順
試験手順は,次による。
a) 図2に示すように7.1.2.2 d) に規定した定盤の上に戸車を設置し,図2に示した変位測定点に印を付
け,溝車の場合は戸車の溝深さを,平車の場合は戸車の外径を7.1.2.2 b) に規定した測定器を用いて
測定し,初期値とする。また,定盤から変位測定点までの高さを7.1.2.2 c) に規定した測定器を用い
て測定し,初期値とする。
b) 7.1.2.2 a) に規定した試験機を用いて,戸車の試験荷重に応じて表5の加圧荷重を加える。
c) 除荷後,加圧荷重を加えた戸車の圧痕深さを7.1.2.2 b) に規定した測定器を用いて測定する。
d) 変位測定点の定盤からの高さを7.1.2.2 c) に規定した測定器を用いて測定し,その値を試験後の値と
する。
e) 枠,軸,その他の戸車部分の残留変位は,初期値から試験後の値を差し引いた値を算出する。
6
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単位 mm
図2−戸車の強さ試験
表5−加圧荷重
加圧荷重
N
加圧荷重の許容差
%
戸車2個にかかる試験荷重a)
N
375
+5
0
150
500
200
1 000
400
1 475
590
2 750
1 100
注記 加圧荷重は,試験荷重の半分の荷重,すなわち,戸車1個にかかる試験荷重に
対し,衝撃係数として5を乗じたものである。
注a) 試験荷重は,表4による。
7.2
クレセントの試験
7.2.1
耐久性試験
7.2.1.1
一般事項
クレセントの耐久性能を確認する試験方法について規定する。
7.2.1.2
試験機
この試験に用いる試験機は,図3に例示するような回転運動ができる装置とする。
7.2.1.3
試験手順
クレセント本体の回転角度は,実際に使用する角度とする。また,試験の速度は,毎分約10〜30回とし,
必ずしも連続試験でなくてもよい。
なお,クレセント本体は,受けに掛ける必要はない。試験手順は,次による。
a) 7.2.1.2に規定した試験機を用いて,1万回の往復運動を行う。
b) クレセントの回転が円滑で,ばね本体に折損がないことを手動で確認する。
c) b) に引き続き,さらに,2万回の往復運動を行う。
d) クレセントの施錠機能を手動で確認する。
7
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図3−クレセントの繰返し試験装置(回転式の例)
7.2.2
強さ試験
7.2.2.1
一般事項
クレセントの強さを確認する試験方法について規定する。
7.2.2.2
試験機及び測定器
この試験に用いる試験機及び測定器は,次による。
a) この試験に用いる試験機は,図4に示すような引張荷重及び圧縮荷重が加えられるものとする。
b) この試験に用いる固定台は,図4に示すようなJIS B 7513に規定する2級の定盤と同等の平面度をも
ったものとする。
c) この試験に用いる測定器は,JIS B 7507に規定する測定精度が0.1 mm若しくは0.05 mmのノギス,JIS
B 7503に規定する測定精度が0.01 mmのダイヤルゲージ,又はこれらと同等の測定精度をもったもの
とする。
7.2.2.3
試験手順
試験手順は,次による。
a) クレセント本体を,図4に例示するような7.2.2.2 b) に規定した固定台の上に固定し,変位測定点の
固定台からの高さを7.2.2.2 c) に規定した測定器で測定し,その値を初期値とする。
b) クレセント本体に,7.2.2.2 a) に規定した試験機を用いて図4 a) に示す引張り方向及び図4 b) に示す
圧縮方向にそれぞれ400 N〜420 Nの試験荷重を負荷する。
c) 荷重除去後,変位測定点の固定台からの高さを7.2.2.2 c) に規定した測定器で測定し,その値を試験
後の値とする。
d) クレセント本体の残留変位は初期値から試験後の値を差し引いた値とする。また,クレセントが回転
することを手動で確認する。
e) 受けの試験は,図4 c) に例示するような7.2.2.2 b) に規定した固定台の上に固定し,変位測定点の固
定台からの高さを7.2.2.2 c) に規定した測定器で測定し,その値を初期値とする。
f)
受けは,7.2.2.2 a) に規定した試験機を用いて図4 c) に示す引張り方向に400 N〜420 Nの試験荷重を
8
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
負荷する。
g) 荷重除去後,変位測定点の7.2.2.2 b) に規定した固定台からの高さを7.2.2.2 c) に規定した測定器で測
定し,その値を試験後の値とする。
h) 受けの残留変位は,初期値から試験後の値を差し引いた値とする。
a) クレセント本体の引張試験
b) クレセント本体の圧縮試験
c) 受けの引張試験
図4−クレセントの強さ試験装置
8
検査
検査は,箇条7の試験を行い,箇条6の規定に適合しているものを合格とする。
9
表示
この規格の全ての要求事項に適合した金物及びこん(梱)包には,次の事項を見やすい位置に表示する。
9
A 5545:2011
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ただし,金物への表示は省略してもよい。
a) 金物の名称及び種類
b) 戸車の場合は戸車2個にかかる試験荷重
c) 製造業者名又はその略号
d) 製造年月又はその略号
e) 数量
f)
規格名称又は規格番号
10
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附属書A
(参考)
金物の形状及び寸法
A.1 量記号
この附属書で用いる主な量記号を,表A.1に示す。
表A.1−量記号
量記号
部位
部品名
A
外径
戸車
B
溝車の内径
(A−B) / 2
溝の深さ
C
車幅
D
タイヤ幅
E
溝幅
F
取付穴ピッチ
クレセント本体
I
はたらき寸法
K
かかりしろ寸法
H
取っ手長さ
G
取付穴ピッチ
受け
A.2 戸車の車の形状及び寸法
戸車の車の形状及び寸法を,表A.2に示す。
11
A 5545:2011
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表A.2−戸車の車の形状及び寸法
単位 mm
外径A
溝の深さ
(A−B) / 2
車幅C
タイヤ幅D
溝幅E
適用
寸法
許容差
寸法
許容差
寸法
許容差
寸法
許容差
寸法
許容差
12
±0.3
1〜3
±0.2
6〜11
±0.3
5〜9
±0.3
3〜6
±0.3
主として欄間に使用
16
20
±0.4
1〜4
±0.2
6〜15
±0.3
5〜13
±0.3
3〜9
±0.3
主として窓に使用
24
30
±0.4
1〜5
±0.2
7〜20
±0.3
6〜18
±0.3
3〜12
±0.3
窓及び戸に使用
36
40
45
60
80
A.3 クレセント本体の形状及び寸法
クレセント本体の形状及び寸法を,表A.3に示す。
12
A 5545:2011
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表A.3−クレセント本体の形状及び寸法
単位 mm
取付穴ピッチF
はたらき寸法I
かかりしろ寸法K
取っ手長さH
基準寸法 許容差
30
±0.2
15〜30
12〜35
18以上
35
40
45
50
55
60
70
80
100
注記 取付穴ピッチFが長円になっているものには,許容差を適用しない。
A.4 クレセントの受けの形状及び寸法
クレセントの受けの形状及び寸法を,表A.4に示す。
表A.4−クレセントの受けの形状及び寸法
単位 mm
取付穴ピッチG
基準寸法
許容差
15
±0.2
16
18
20
30
40
注記 取付穴ピッチGが長円になっている
ものには,許容差を適用しない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書B
(参考)
技術上重要な改正に関する新旧対照表
現行規格(JIS A 5545:2011)
旧規格(JIS A 5545:1991)
改正理由
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
及び題名
内容
4.2 クレセ
ントの種類
クレセントの種類にロック付きを追加し3
種類とした。
2. 種類及び
記号
クレセントの種類が2種類だけであった。
普及率の高いロック付きを追加し,現状に
適合させた。
本体から削除し,規定内容を附属書Aに掲
載した。
3. 寸法によ
る呼び
表2(戸車),表3(クレセント),表4(ク
レセント受けの呼び寸法)の掲載があった。
製品性能を優先し,多様化する外形寸法な
どの区分を外した。製造業者意見の要望も
あって,附属書に残すこととした。
5 材料
表3に,戸車及びクレセントに使用してい
る樹脂のJISを追記した。
5. 材料
樹脂JISの明記なし。
普及率の高い樹脂材料を追加し,現状に適
合させた。
7.1.1.3 試験
手順
表4(試験荷重及び往復回数)に試験荷重
1 100 Nを追加した。
呼び寸法は削除し,試験荷重は,実際に使
用される戸の設計荷重を考慮して表4の戸
車2個にかかる試験荷重から選択すること
とした。
6.2 戸車の
試験
戸車の試験荷重は590 Nまでの掲載であっ
た。
表6に呼び寸法の掲載があった。
複層ガラスの普及にて,障子質量が大きく
なり,追加対応とした。
製品性能を優先し,多様化する寸法にて呼
び寸法を削除した。
9 表示
戸車の場合は,戸車2個にかかる試験荷重
の表示を追加した。
8. 表示
明記なし。
品質確認上必要であり,表示することとし
た。
1
3
A
5
5
4
5
:
2
0
11