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(1)
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 年間エネルギー負荷 ·········································································································· 4
4.1 年間エネルギー負荷の基礎式 ··························································································· 4
4.2 年間エネルギー負荷の内訳の算出方法················································································ 5
5 標準ユニットの年間エネルギー負荷 ····················································································· 7
6 エネルギー負荷削減率 ······································································································· 8
7 省エネルギー性能の表示方法 ······························································································ 8
附属書A(規定)ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件························································· 9
附属書B(規定)標準ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件 ·················································· 11
附属書C(規定)浴槽温水の自然冷却による湯温低下及び沸かし直し開始温度の算出方法 ················· 13
附属書D(参考)年間エネルギー負荷の早見表 ········································································· 14
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(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
また,令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標
準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本産業規格 JIS
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住宅用浴室ユニットの省エネルギー性能の算出方法
Method of calculation of energy-saving performance of bath units for
dwellings
序文
住宅用の浴室ユニットは,浴槽,水栓金具,照明器具などから構成される。従来,これら構成部材に関
しては,各工業界が自主的にとりまとめた基準などによって省エネルギー性能を評価してきたが,浴室ユ
ニット全体に関する評価方法は存在しなかった。
このため,この規格で浴室ユニットを1年間使用する場合のエネルギー消費量及びエネルギー消費量削
減率の計算に必要なエネルギー負荷の算出方法について規定し,住宅用の浴室ユニット全体の省エネルギ
ー性能を評価することを目的としてこの規格を制定した。
1
適用範囲
この規格は,住宅用の浴室ユニット1)(以下,ユニットという。)を,附属書Aに示す使用条件で1年
間使用する場合のエネルギー負荷の算出方法について規定する。この規格で算出する年間エネルギー負荷
の対象用途は,給湯用,暖房用,照明用及び換気用とする。
注1) 浴室ユニットとは,JIS A 4416に規定する入浴のための機能をもつ室形ユニットをいう。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1718 浴槽の性能試験方法
JIS A 4416 住宅用浴室ユニット
JIS A 5532 浴槽
JIS B 8330 送風機の試験及び検査方法
JIS S 2072 家庭用ガスふろがま・石油ふろがまの標準使用条件,標準加速モード及び試験条件
JIS Z 9110 照明基準総則
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
使用条件
家族人数,地域,熱源設備,その他の使用条件などの設定条件。
2
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3.2
エネルギー負荷
給湯及び/又は暖房の場合は,加熱量,照明及び/又は換気装置の場合は,エネルギー消費量。
3.3
年間エネルギー負荷
標準使用条件においてユニットを1年間使用したときのエネルギー負荷。給湯年間エネルギー負荷,暖
房年間エネルギー負荷,照明年間エネルギー負荷及び換気年間エネルギー負荷の合計。
3.4
給湯年間エネルギー負荷
浴槽の湯はり,追だき,沸かし直し,シャワーなどの給湯設備を使用したときの1年間の加熱量。
3.5
浴槽湯はり年間エネルギー負荷
浴槽の湯はりに用いられる1年間の加熱量。
3.6
浴槽追だき年間エネルギー負荷
浴槽の追だきに用いられる1年間の加熱量。
3.7
浴槽沸かし直し年間エネルギー負荷
浴槽の沸かし直しに用いられる1年間の加熱量。
3.8
シャワー年間エネルギー負荷
シャワーに用いられる1年間の加熱量。
3.9
暖房年間エネルギー負荷
ユニットを暖房するときの1年間の加熱量。
3.10
照明年間エネルギー負荷
ユニットを使用するときの照明器具の1年間のエネルギー消費量。
3.11
換気年間エネルギー負荷
ユニットの換気扇を使用したときの1年間のエネルギー消費量。
3.12
湯はり
浴槽へ給湯機から給湯によって湯を入れること。
3.13
追だき
浴槽温水が自然冷却,入浴による冷却などで温度低下したときに,温度低下した分をふろがまを利用し
て入浴温度まで再加熱すること。浴槽湯量は変わらない。この規格では,浴槽温水を一定の時間間隔で自
動的に加熱する自動追だきを想定する。
3
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3.14
沸かし直し
浴槽に残った前日の残り湯をふろがまによって入浴温度まで再加熱すること。
3.15
浴槽入浴日数
月のうち,浴槽に湯をはり入浴する日数。シャワー浴日数を合計すると月の日数となる。湯はり日数及
び沸かし直し日数に分けられる。
3.16
シャワー浴日数
月のうち,浴槽に湯をはらないシャワー浴だけの日数。浴槽入浴日数を合計すると月の日数となる。
3.17
湯はり日数
月のうち,湯はりを行う日数。沸かし直し日数を合計すると浴槽入浴日数となる。
3.18
沸かし直し日数
月のうち,沸かし直しを行う日数。湯はり日数を合計すると浴槽入浴日数となる。
3.19
標準ユニット
浴槽の節湯,保温性能及びシャワーの節湯に関して,省エネルギーとなる措置を施していないユニット。
その年間エネルギー負荷は,浴槽長辺長さによる区分に応じて規定される。
3.20
エネルギー負荷削減率
標準ユニットの年間エネルギー負荷に対する算出対象の年間エネルギー負荷の削減率。エネルギー負荷
削減率が大きいほど省エネルギー性能に優れたユニットとなる。
3.21
浴槽長辺長さ
浴槽の長手方向の外形寸法。JIS A 5532に規定する“長さ”。
3.22
浴槽湯量
湯を,JIS A 5532に規定する浴槽の内のり深さの70 %になるように給湯したときの湯の量。
3.23
入浴温度
入浴するときの浴槽温水温度。
3.24
シャワー温度
シャワーを使用するときのシャワー温水温度。
3.25
沸かし直し開始温度
沸かし直しをするときの浴槽温水温度。
4
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3.26
沸かし直し放置時間
前日の入浴が完了してから沸かし直しを開始するまでの放置時間。
3.27
浴槽温水の自然冷却
浴槽のふたを閉じ,浴槽内の入浴温度の湯を放置したときに浴槽又はふたからの熱損失及びふたの隙間
から漏れる水蒸気によって浴槽温水温度が低下すること。
3.28
浴槽自然冷却時間
湯はり又は沸かし直し終了時刻から最後の人の入浴が完了するまでの浴槽のふたの閉鎖時間。
3.29
入浴による冷却
浴槽内の入浴温度の湯に,人が入浴したときの浴槽温水温度が低下すること。浴槽のふたが開放される
ことによる冷却を含む。
3.30
浴室ユニットの総合熱貫流率
浴室暖房運転時にユニットの室温と外気温度との温度差が1 ℃であったときに,ユニットから屋外への
放熱量。ユニットの壁,天井及び床における貫流熱に,隙間風及び換気による放熱量を加えた値。
3.31
浴室暖房運転時の浴室ユニット室温
浴室暖房運転時の入浴に適したユニットの室温。放射も加味した室温とする。
3.32
浴室暖房運転時間
浴室暖房の月間運転時間。
3.33
換気風量
ユニットの換気装置の風量。
3.34
浴室ユニットの圧力損失
ユニットから換気風量を排気するときの圧力損失。
3.35
設置容量
ユニットに設置される浴室暖房,照明及び換気の定格消費電力。照明等安定器の損失も含む。
4
年間エネルギー負荷
4.1
年間エネルギー負荷の基礎式
ユニットの年間エネルギー負荷は,式(1)によって算出する。
Lighting
Vent
Heating
HW
Total
Q
Q
Q
Q
Q
+
+
+
=
··············································· (1)
ここに,
Total
Q
: 年間エネルギー負荷(GJ/年)
5
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HW
Q
: 給湯年間エネルギー負荷(GJ/年)
Heating
Q
: 暖房年間エネルギー負荷(GJ/年)
Vent
Q
: 換気年間エネルギー負荷(GJ/年)
Lighting
Q
: 照明年間エネルギー負荷(GJ/年)
4.2
年間エネルギー負荷の内訳の算出方法
4.2.1
給湯年間エネルギー負荷の算出方法
a) 給湯年間エネルギー負荷の基礎式 給湯年間エネルギー負荷は,式(2)によって算出する。
Shower
HW,
BathRH
HW,
BathH
HW,
Bath
HW,
HW
Q
Q
Q
Q
Q
+
+
+
=
································ (2)
ここに,
HW
Q : 給湯年間エネルギー負荷(GJ/年)
Bath
HW,
Q
: 浴槽湯はり年間エネルギー負荷(GJ/年)
BathH
HW,
Q
: 浴槽追だき年間エネルギー負荷(GJ/年)
BathRH
HW,
Q
: 浴槽沸かし直し年間エネルギー負荷(GJ/年)
Shower
HW,
Q
: シャワー年間エネルギー負荷(GJ/年)
b) 浴槽湯はり年間エネルギー負荷の算出方法 浴槽湯はり年間エネルギー負荷は,式(3)によって算出す
る。
(
)
∑
=
−
−
×
×
×
×
×
×
=
12
1
Bath
,
BathNS
w
w
6
Bath
HW,
10
0.1
i
i
i
Tw
T
n
V
C
Q
ρ
······················ (3)
ここに,
Bath
HW,
Q
: 浴槽湯はり年間エネルギー負荷(GJ/年)
1.0×10-6: キロジュール(kJ)からギガジュール(GJ)への単位
換算係数(GJ/kJ)
w
ρ: 水の密度(kg/m3=1 000)
w
C: 水の比熱[kJ/(kg・K)=4.2]
V: 浴槽湯量(m3)
i
nBathNS,: i月の湯はり日数(日)(附属書Aによる)
Bath
T
: 入浴温度(℃)(附属書Aによる)
i
Tw: i月の給水温度(℃)(附属書Aによる)
c) 浴槽追だき年間エネルギー負荷の算出方法 浴槽追だき年間エネルギー負荷は,浴槽温水の自然冷却
及び入浴による冷却の両方を考慮し,式(4)によって算出する。
(
)
∑
=
−
+
×
×
×
×
×
×
=
12
1
Human
Natural,
Bath,
w
w
6
BathH
HW,
10
0.1
i
i
i
T
T
n
V
C
Q
ρ
················· (4)
ここに,
BathH
HW,
Q
: 浴槽追だき年間エネルギー負荷(GJ/年)
1.0×10-6: キロジュール(kJ)からギガジュール(GJ)への単
位換算係数(GJ/kJ)
w
ρ: 水の密度(kg/m3=1 000)
w
C: 水の比熱[kJ/(kg・K)=4.2]
V: 浴槽湯量(m3)
i
nBath,: i月の浴槽入浴日数(日)(附属書Aによる)
i
TNatural,: i月の浴槽温水の自然冷却による湯温低下(℃)(附
属書Cによる)
Human
T
: 入浴による冷却(℃)
入浴による冷却は,式(5)によって算出する。
Human
*
Human
Human
n
T
T
×
=
·································································· (5)
6
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ここに,
Human
T
: 入浴による冷却(℃)
*
Human
T
: 1人の入浴による冷却(℃/人)(附属書Aによる)
Human
n
: 入浴人数(人)(附属書Aによる)
d) 浴槽沸かし直し年間エネルギー負荷の算出方法 浴槽沸かし直し年間エネルギー負荷は,沸かし直し
開始温度の浴槽温水を入浴温度まで加熱するための熱量とし,式(6)によって算出する。
(
)
∑
=
−
−
×
×
×
×
×
×
=
12
1
BathRH,
Bath
BathRH,
w
w
6
BathRH
HW,
10
0.1
i
i
i
T
T
n
V
C
Q
ρ
··············· (6)
ここに,
BathRH
HW,
Q
: 浴槽沸かし直し年間エネルギー負荷(GJ/年)
1.0×10-6: キロジュール(kJ)からギガジュール(GJ)への単
位換算係数(GJ/kJ)
w
ρ: 水の密度(kg/m3=1 000)
w
C: 水の比熱[kJ/(kg・K)=4.2]
V: 浴槽湯量(m3)
i
nBathRH,: i月の沸かし直し日数(日)(附属書Aによる)
Bath
T
: 入浴温度(℃)(附属書Aによる)
i
TBathRH,: i月の沸かし直し開始温度(℃)(附属書Cによる)
e) シャワー年間エネルギー負荷の算出方法 シャワー年間エネルギー負荷は,式(7)によって算出する。
(
)
∑
=
−
−
×
×
−
×
×
×
×
×
=
12
1
Shower
w
w
6
Shower
HW,
100
1
10
0.1
i
i
i
Tw
T
n
V
C
Q
α
ρ
·········· (7)
ここに,
Shower
HW,
Q
: シャワー年間エネルギー負荷(GJ/年)
1.0×10-6: キロジュール(kJ)からギガジュール(GJ)への単
位換算係数(GJ/kJ)
w
ρ: 水の密度(kg/m3=1 000)
w
C: 水の比熱[kJ/(kg・K)=4.2]
V: 日シャワー使用量(m3/日)(附属書Aによる)
α: シャワー水栓の節湯措置による節湯効果(%)(附属
書Dによる)
in: i月の月の日数(日)(附属書Aによる)
Shower
T
: シャワー温度(℃)(附属書Aによる)
i
Tw: i月の給水温度(℃)(附属書Aによる)
4.2.2
暖房年間エネルギー負荷の算出方法
暖房年間エネルギー負荷は,浴室ユニットの総合熱貫流率,浴室暖房運転時間,ユニットの室温及び外
気温度から,式(8)によって算出する。
(
)
∑
=
−
−
×
×
×
×
=
12
1
a,
r
Heating,
6
Heating
10
6.3
i
i
i
T
T
t
KS
Q
····································· (8)
ここに,
Heating
Q
: 暖房年間エネルギー負荷(GJ/年)
3.6×10-6: ワット時(Wh)からギガジュール(GJ)への単位
換算係数(GJ/Wh)
KS: 浴室ユニットの総合熱貫流率(W/K)
i
tHeating,: i月の浴室暖房運転時間(h)
rT: 浴室暖房運転時のユニットの室温(℃)
i
Ta,: i月の月平均外気温度(℃)(附属書Aによる)
なお,便宜上,設置されている浴室暖房の設置容量及び年間運転時間から計算する,式(9)によって求め
てもよい。
7
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Heating
Heating
3
Heating
10
6.3
W
t
Q
×
×
×
=
−
·················································· (9)
ここに,
Heating
Q
: 暖房年間エネルギー負荷(GJ/年)
3.6×10-3: キロワット時(kWh)からギガジュール(GJ)への
単位換算係数(GJ/kWh)
Heating
t
: 浴室暖房の年間運転時間(h)
Heating
W
: 浴室暖房の設置容量(kW)
4.2.3
照明年間エネルギー負荷の算出方法
照明年間エネルギー負荷は,照明の設置容量及び年間点灯時間から,式(10)によって算出する。ただし,
式(10)の浴室照明の設置容量は,JIS Z 9110に規定する“住宅の浴室・脱衣室・化粧室の全般”の維持照度
及び平均演色評価数の規定値を満たさなければならない。
Lighting
Lighting
3
Lighting
10
6.3
W
t
Q
×
×
×
=
−
················································ (10)
ここに,
Lighting
Q
: 照明年間エネルギー負荷(GJ/年)
3.6×10-3: キロワット時(kWh)からギガジュール(GJ)への
単位換算係数(GJ/kWh)
Lighting
t
: 照明の年間点灯時間(h)
Lighting
W
: 浴室照明の設置容量(kW)
4.2.4
換気年間エネルギー負荷の算出方法
換気年間エネルギー負荷は,浴室ユニットの圧力損失,換気風量,設置する換気ファンの全圧効率(JIS
B 8330による)及び換気原動機の効率から,式(11)によって算出する。
Vent
m
T
Vent
6
vent
100
100
10
6.3
t
p
V
Q
×
×
×
×
×
=
−
η
η
···················································(11)
ここに,
Vent
Q
: 換気年間エネルギー負荷(GJ/年)
3.6×10-6: ワット時(Wh)からギガジュール(GJ)への単位
換算係数(GJ/Wh)
Vent
V
: 換気風量(m3/s)
p: 浴室ユニットの圧力損失(Pa)
T
η: 換気ファンの全圧効率(%)
m
η: 換気原動機の効率(%)
Vent
t
: 換気原動機の年間運転時間(h)
なお,便宜上,換気原動機の設置容量及び換気原動機の年間運転時間から計算する,式(12)によって求
めてもよい。
Vent
Vent
3
Vent
10
6.3
W
t
Q
×
×
×
=
−
························································· (12)
ここに,
Vent
Q
: 換気年間エネルギー負荷(GJ/年)
3.6×10-3: キロワット時(kWh)からギガジュール(GJ)への
単位換算係数(GJ/kWh)
Vent
t
: 換気原動機の年間運転時間(h)
Vent
W
: 換気原動機の設置容量(kW)
5
標準ユニットの年間エネルギー負荷
標準ユニットの年間エネルギー負荷は,附属書Bの条件に従い,箇条4によって算出する。
8
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6
エネルギー負荷削減率
エネルギー負荷削減率は,式(13)によって算出する。
100
1
ref
Total,
Total
×
−
=
Q
Q
X
······························································ (13)
ここに,
X: エネルギー負荷削減率(%)
ref
Total,
Q
: 標準ユニットの年間エネルギー負荷(GJ/年)
Total
Q
: 年間エネルギー負荷(GJ/年)
7
省エネルギー性能の表示方法
ユニット製品の省エネルギー性能を表示する場合は,箇条6によって算出したエネルギー負荷削減率を
カタログに表示する。
なお,カタログ以外の包装,製品本体,下げ札などの見やすいところに表示してもよい。
9
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附属書A
(規定)
ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件
A.1 ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件
ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件は,表A.1〜表A.3による。
表A.1−ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件
項目
設定条件
1) 世帯人数(nHuman)
4人世帯
2) 地域
IVb地域a)
3) 月平均外気温度及び給水温度
表A.2による
4) 浴槽入浴日数,シャワー浴日数,湯はり日数及び沸かし直し日数
表A.3による
5) 湯の使い方
JIS S 2072による
6) 入浴温度(TBath)
40 ℃
7) シャワー温度(TShower)
40 ℃
8) 浴槽自然冷却時間
1.67 h
9) 1人の入浴による冷却(T*Human)
0.66 ℃/人
10) 日シャワー使用量(V)
0.14 m3(JIS S 2072による)
11) 沸かし直し放置時間
21時間(JIS S 2072による)
注a) IVb地域は,“特定住宅に必要とされる性能の向上に関する住宅事業建築主の判断の基準(平成21年経済産
業省・国土交通省告示第2号)”によった。
入手先:<http://www.mlit.go.jp/common/000038504.pdf>
表A.2−IVb地域の月平均外気温度及び給水温度
単位 ℃
月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
月平均外気温度(Ta,i)
4.8
4.6
7.8
14.6
18.4
23.1
27.2
27.6
23.6
17.3
12.0
6.7
給水温度(Twi)
6.5
6.4
9.1
14.9
18.2
22.2
25.6
26.0
22.5
17.2
12.7
8.2
室温
20
20
20
20
24
24
26
26
26
24
20
20
浴槽周辺の温度(Tsb,i)a)
9.4
9.2
11.5
16.2
20.1
23.4
26.8
27.1
24.3
19.3
14.4
10.7
注記 この表は,“財団法人建築環境・省エネルギー機構:建築物の省エネルギー基準と計算の手引 新築・増改築
の性能基準(PAL/CEC)”によった。
注a) 室温と浴槽周辺の温度との温度差が室温と月平均外気温度との温度差の70 %となるようにした。
10
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表A.3−月の日数,シャワー浴日数,浴槽入浴日数,湯はり日数及び沸かし直し日数
単位 日
月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月
月の日数(ni)
31
28
31
30
31
30
31
31
30
31
30
31
シャワー浴日数(nShower,i)a)
7
6
7
7
8
12
12
12
7
7
7
7
浴槽入浴日数(nBath,i)a)
24
22
24
23
23
18
19
19
23
24
23
24
湯はり日数(nBathNS,i)b)
21
19
21
20
20
15
16
16
20
21
20
21
沸かし直し日数(nBathRH,i)b)
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
注a) シャワー浴日数及び浴槽入浴日数は,参考文献[1]の1日当たり浴槽入浴回数平均を参考に月の日数を配分し
た。
b) 沸かし直し日数は,JIS S 2072を参考に浴槽入浴日数の約14 %(=1/7)とし,残りを湯はり日数とした。
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附属書B
(規定)
標準ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件
B.1 標準ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件
標準ユニットの年間エネルギー負荷算出の条件を表B.1〜表B.4に示す。表B.1〜表B.4に示す以外の条
件は,附属書Aに示す条件と同じとする。
表B.1−標準ユニットの浴槽湯量
浴槽長辺長さ
mm
1 140未満
1 140以上1 240未満
1 240以上1 440未満
1 440以上
浴槽湯量 m3
0.15
0.18
0.21
0.24
表B.2−標準ユニットの浴槽温水の自然冷却による湯温低下
単位 ℃
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
2.2
2.3
2.1
1.7
1.5
1.2
1.0
0.9
1.1
1.5
1.9
2.1
算出方法は,附属書Cによる。標準ユニットの保温性能は,JIS A 1718に規定する高断熱試験において,4時間
で5 ℃の温度降下とする。
表B.3−標準ユニットの沸かし直し開始温度
単位 ℃
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
21.1
21.0
22.4
25.3
27.7
29.8
31.9
32.1
30.3
27.2
24.2
22.0
算出方法は,附属書Cによる。標準ユニットの保温性能は,JIS A 1718に規定する高断熱試験において,4時間
で5 ℃の温度降下とする。
表B.4−標準ユニットのシャワー水栓の節湯措置による節湯効果
単位 %
シャワー水栓の節湯措置による節湯効果
0
12
A 1719:2011
給湯年間エネルギー負荷以外の年間エネルギー負荷については,当面,表B.5に示す設置容量に単位換
算係数と年間使用時間とを乗じた固定値で代用する。
表B.5−給湯年間エネルギー負荷以外の条件及び年間エネルギー負荷
用途
項目
記号
設定値
年間エネルギー負荷
GJ/年
暖房年間エネルギー負荷
浴室暖房の年間運転時間
tHeating
60 h a)
0.28
浴室暖房の設置容量
WHeating
1.3 kW
照明年間エネルギー負荷
照明の年間点灯時間
tLighting
750 hb)
0.06
浴室照明の設置容量
WLighting
0.024 kWb)
換気年間エネルギー負荷
換気の年間運転時間
tVent
1 671 ha)
0.18
換気の設置容量
WVent
0.03 kW
注a) “平成20年度規制対象製品の技術基準の策定等調査(長期使用製品の安全に関する制度の対象となる電気用
品の標準的な使用の実態に係る調査)報告書(株式会社三菱総合研究所)”から算出した。
入手先:<http://www.meti.go.jp/product̲safety/producer/shouan/denki̲houkokusyo.pdf>
b) “財団法人建築環境・省エネルギー機構:住宅事業建築主の判断の基準におけるエネルギー消費量計算方法
の解説”から算出した。
入手先:<http://ees.ibec.or.jp/documents/img/kaisetsu200903̲all̲ver2.pdf>
13
A 1719:2011
附属書C
(規定)
浴槽温水の自然冷却による湯温低下及び沸かし直し開始温度の算出方法
一般
附属書Cでは,この規格で規定する浴槽追だき年間エネルギー負荷の算出に必要な浴槽温水の自然冷却
による湯温低下及び浴槽沸かし直し年間エネルギー負荷の算出に必要な沸かし直し開始温度を決定するた
めの算出方法について規定する。
C.1 算出基礎式
JIS A 1718に規定する高断熱試験の結果を基に,式(C.1)から試験浴槽の特性係数を算出する。
test
a,
start
test
test
a,
end
test
1
T
T
T
T
t
−
−
−
=
α
····························································· (C.1)
ここに,
α: 試験浴槽の特性係数(1/秒)
start
test
T
: 開始時浴槽湯温(℃)
end
test
T
: 4時間経過後の浴槽湯温(℃)
t: 試験の放置時間[秒=14 400(4時間)]
test
a,
T
: 試験時の浴槽周辺の温度(℃)
式(C.1)で求めた試験浴槽の特性係数αを使用すると,t秒経過後の浴槽湯温()tT は,式(C.2)によって求
められる。
()(
)(
)
i
t
i
T
T
T
t
T
,
sb
sb,
Bath
1
+
−
×
−
=
α
·················································· (C.2)
ここに,
()t
T
: t秒経過後の浴槽湯温(℃)
i
T,
sb: i月の浴槽周辺の温度(℃)(附属書Aによる)
Bath
T
: 入浴温度(℃)(附属書Aによる)
t: 経過時間(秒)
α: 試験浴槽の特性係数[1/秒=式(C.1)による]
C.2 浴槽温水の自然冷却による湯温低下の算出方法
式(C.2)において,入浴温度から浴槽自然冷却時間経過したときの浴槽湯温の低下温度を計算する。
なお,浴槽自然冷却時間は,附属書Aによる。
C.3 沸かし直し開始温度の算出方法
式(C.2)において,入浴温度から沸かし直し放置時間経過したときの浴槽湯温を沸かし直し開始温度とす
る。
なお,沸かし直し放置時間は,附属書Aによる。
14
A 1719:2011
附属書D
(参考)
年間エネルギー負荷の早見表
一般
附属書Dでは,この規格で規定した年間エネルギー負荷量の算出方法を用いて算出した年間エネルギー
負荷及びエネルギー負荷削減率を区分に応じて整理した早見表を示す。簡便のため,ここで規定する早見
表を使用してもよい。
D.1 区分
D.1.1 浴槽の節湯措置による区分
浴槽の節湯措置によって浴槽湯量が異なるので,表D.1に示すように区分する。
表D.1−浴槽の節湯措置による区分
区分
内容
節湯浴槽
浴槽長辺長さが1 440 mm以上で,かつ,浴槽湯量が210 L以下の場合
非節湯浴槽
上記以外
D.1.2 浴槽の保温性能による区分
浴槽の保温性を向上させるための工夫によって沸かし直し開始温度又は湯温低下が異なるので,表D.2
に示すように区分する。
表D.2−浴槽の保温性能による区分
区分
内容
高断熱浴槽
JIS A 5532に規定する高断熱浴槽の性能規定に適合する浴槽。保温性能は,JIS
A 1718に規定する高断熱試験において4時間で2.5 ℃の温度降下とする。
非高断熱浴槽
上記以外の浴槽。保温性能は,JIS A 1718に規定する高断熱試験において4
時間で5 ℃の温度降下とする。
D.1.3 シャワー水栓の節湯措置による区分
ユニットに設置されるシャワー水栓の節湯措置によって,表D.3に示すように区分する。
表D.3−シャワー水栓の節湯措置による区分
区分
内容
簡易止水機構シャワー水栓
手元等で容易に止水操作ができる器具
最適流量低減シャワー水栓
適正流量を散水板等で工夫してシャワーを浴びる際の流量を少ない流量でも
快適にした器具
簡易止水機構付最適流量低減シャ
ワー水栓
簡易止水機構シャワー水栓及び最適流量低減シャワー水栓の両方の機能をも
つ器具
措置なしシャワー
上記以外の器具
注記 節湯措置による区分は,“財団法人建築環境・省エネルギー機構:住宅事業建築主の判断の基準におけるエネ
ルギー消費量計算方法の解説”によった。
入手先:<http://ees.ibec.or.jp/documents/img/kaisetsu200903̲all̲ver2.pdf>
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A 1719:2011
D.2 年間エネルギー負荷の早見表算定条件
D.2.1 給湯年間エネルギー負荷の算定条件
D.2.1.1 浴槽湯量
浴槽の節湯措置による区分及び浴槽の長辺長さに応じて,浴槽湯量を表D.4に示すとおりとする。
表D.4−浴槽長辺長さごとの浴槽湯量及び浴槽湯はり年間エネルギー負荷
区分
浴槽長辺長さ
mm
1 140未満
1 140以上1 240未満 1 240以上1 440未満
1 440以上
節湯浴槽
−
−
−
0.21 m3
5.02 GJ/年a)
非節湯浴槽
0.15 m3
3.59 GJ/年a)
0.18 m3
4.30 GJ/年a)
0.21 m3
5.02 GJ/年a)
0.24 m3
5.74 GJ/年a)
注記 −:規定しない
注a) 浴槽湯はり年間エネルギー負荷
D.2.1.2 浴槽温水の自然冷却による湯温低下
浴槽の保温性能による区分に応じて,浴槽温水の自然冷却による湯温低下を表D.5に示すとおりとする。
表D.5−浴槽の保温性能による区分ごとの浴槽温水の自然冷却による湯温低下
単位 ℃
区分
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
高断熱浴槽
1.1
1.1
1.0
0.8
0.7
0.6
0.5
0.5
0.6
0.7
0.9
1.0
非高断熱浴槽
2.2
2.3
2.1
1.7
1.5
1.2
1.0
0.9
1.1
1.5
1.9
2.1
D.2.1.3 沸かし直し開始温度
浴槽の保温性能による区分に応じて,沸かし直し開始温度を表D.6に示すとおりとする。
表D.6−浴槽の保温性能による区分ごとの沸かし直し開始温度
単位 ℃
区分
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
高断熱浴槽
28.8
28.7
29.5
31.3
32.7
33.9
35.2
35.3
34.2
32.4
30.6
29.3
非高断熱浴槽
21.1
21.0
22.4
25.3
27.7
29.8
31.9
32.1
30.3
27.2
24.2
22.0
D.2.1.4 シャワー水栓の節湯措置による節湯効果
シャワー水栓の節湯措置による区分に応じて,節湯効果及びシャワー年間エネルギー負荷を表D.7に示
すとおりとする。
16
A 1719:2011
表D.7−シャワー水栓の節湯措置による節湯効果及びシャワー年間エネルギー負荷
区分
節湯効果a)
%
シャワー年間エネルギー負荷
GJ/年
簡易止水機構シャワー水栓
20
4.15
最適流量低減シャワー水栓
15
4.41
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
35
3.37
措置なしシャワー
0
5.18
注a) 節湯効果は,“財団法人建築環境・省エネルギー機構:住宅事業建築主の判断の基準におけるエネルギー消費
量計算方法の解説”によった。
入手先:<http://ees.ibec.or.jp/documents/img/kaisetsu200903̲all̲ver2.pdf>
D.2.2 給湯年間エネルギー負荷以外の条件
給湯年間エネルギー負荷以外の条件は,附属書Bに規定した標準ユニットの計算条件に従う。
D.3 年間エネルギー負荷及びエネルギー負荷削減率の早見表
D.1に示した区分の組合せによるユニットの年間エネルギー負荷及びエネルギー負荷削減率は,表D.8
に示すように算出される。
17
A 1719:2011
表D.8−ユニットの年間エネルギー負荷及びエネルギー負荷削減率早見表
No. 浴槽長辺
長さ
浴槽の
節湯措
置によ
る区分
浴槽の保
温性能に
よる区分
シャワー水栓の節湯措置による区分
給湯年
間エネ
ルギー
負荷
暖房年
間エネ
ルギー
負荷
照明年
間エネ
ルギー
負荷
換気年
間エネ
ルギー
負荷
年間エ
ネルギ
ー負荷
エネル
ギー負
荷削減
率
mm
GJ/年
GJ/年
GJ/年
GJ/年
GJ/年
%
1
1 140未満 非節湯
浴槽
非高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
8.78
0.28
0.06
0.18
9.30
10.0
2
最適流量低減シャワー水栓
9.04
9.56
7.5
3
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
8.00
8.52
17.6
4 a)
措置なしシャワー
9.82
10.34
0.0
5
高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
8.51
9.03
12.6
6
最適流量低減シャワー水栓
8.77
9.29
10.1
7
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
7.73
8.25
20.2
8
措置なしシャワー
9.55
10.07
2.6
9
1 140以上
1 240未満
非節湯
浴槽
非高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
9.71
10.23
9.2
10
最適流量低減シャワー水栓
9.97
10.49
6.9
11
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
8.93
9.45
16.1
12 a)
措置なしシャワー
10.75
11.27
0.0
13
高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
9.39
9.91
12.1
14
最適流量低減シャワー水栓
9.64
10.16
9.8
15
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
8.61
9.13
19.0
16
措置なしシャワー
10.42
10.94
2.9
17 1 240以上
1 440未満
非節湯
浴槽
非高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
10.64
11.16
8.5
18
最適流量低減シャワー水栓
10.90
11.42
6.4
19
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
9.86
10.38
14.9
20 a)
措置なしシャワー
11.67
12.19
0.0
21
高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
10.26
10.78
11.6
22
最適流量低減シャワー水栓
10.52
11.04
9.5
23
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
9.48
10.00
18.0
24
措置なしシャワー
11.30
11.82
3.1
25 1 440以上 節湯
浴槽
非高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
10.64
11.16
15.0
26
最適流量低減シャワー水栓
10.90
11.42
13.0
27
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
9.86
10.38
20.9
28
措置なしシャワー
11.67
12.19
7.1
29
高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
10.26
10.78
17.8
30
最適流量低減シャワー水栓
10.52
11.04
15.9
31
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
9.48
10.00
23.8
32
措置なしシャワー
11.30
11.82
9.9
33
非節湯
浴槽
非高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
11.56
12.08
7.9
34
最適流量低減シャワー水栓
11.82
12.34
5.9
35
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
10.79
11.31
13.8
36 a)
措置なしシャワー
12.60
13.12
0.0
37
高断熱
浴槽
簡易止水機構シャワー水栓
11.13
11.65
11.2
38
最適流量低減シャワー水栓
11.39
11.91
9.2
39
簡易止水機構付最適流量低減シャワー水栓
10.35
10.87
17.1
40
措置なしシャワー
12.17
12.69
3.3
注a)
各浴槽長辺長さにおける標準ユニット
参考文献
[1] 中濱諒,井上隆,前真之,波多野令子:新時代の省エネ型給湯設備の計画・評価手法に関する調査・
研究(第4報)実住戸における浴槽入浴時の湯消費の実測,空気調和・衛生工学会大会学術講演論文
集,P 1575〜1578,2009.9