A 1527 : 1997 (ISO 6442 : 1981)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
A 1527 : 1997
(ISO 6442 : 1981)
戸の平面度の測定方法
Door leaves−Measurement of defects of general flatness
序文 この規格は,1981年第1版として発行されたISO 6442 (Door leaves−Measurement of defects of general
flatness) を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で下線(点線)を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,開きドアセットの戸の平面度の測定について規定する。
2. 適用分野 この規格は,一般的に平面で剛性のあるすべての開きドアセットの戸に適用する。
3. 定義 この規格で用いる用語の定義は,次による。
平面度 戸の周辺部表面で構成する基準面に対する平面の度合。
4. 原理 戸の平面度は,片面について,ねじれの度合と周辺部で接する縦及び横方向の曲がりを測定し
て評価する。
5. 手順 戸は,外部からの拘束がないような状態で垂直に置く。
5.1
ねじれの測定
a) ねじれの測定は,戸の片面について行う。
b) ねじれは,戸の片面の任意の三隅で基準面を構成し,この基準面に対して四番目の隅の変位 (g) を測
定する(図1参照)。
c) 測定点は,端部から20mmを超えてはならない(図2参照)。
5.2
曲がりの測定 曲がりは,戸の各端部から20mm以内に設定した,端部に平行な直線と対応する戸
の片面と距離を測定する。
6. 測定精度及び測定器具
6.1
測定精度 ねじれと曲がりは,±0.5mmの精度で測定する。
6.2
測定器具 ねじれと曲がりは,JIS B 7516(金属製直尺)に規定する1級金属製直尺、又はこれと同
等以上の精度をもつものを用いて測定する。
7. 計算と結果の表示 結果は,四捨五入しmm単位で表示する。ただし,0.5mmちょうどの場合は0.5mm
単位で表示する。
2
A 1527 : 1997 (ISO 6442 : 1981)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
8. 試験報告書 試験報告書には,次の事項及び結果を記載する。
a) 戸の形式,寸法,形状,構造及び仕上げ,機械装置並びに必要な場合は,附属品の適切な詳細
b) ねじれの測定値
c) 曲がりの測定値
d) その他必要な詳細のすべて
3
A 1527 : 1997 (ISO 6442 : 1981)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1 ねじれの測定
図2 曲がりの測定
4
A 1527 : 1997 (ISO 6442 : 1981)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
坂 田 種 男
坂田研究室
富 田 育 男
通商産業省生活産業局
稗 田 祐 史
建設省住宅局
天 野 徹
通商産業省工業技術院
石 井 嘉 昭
建設省大臣官房
勝 野 奉 幸
財団法人建材試験センター
奥 利 江
主婦連合会
中 村 和 夫
社団法人日本建築士事務所協会連合会
中 村 正 實
全国建具組合連合会
滝 川 信
板硝子協会
永 井 順 一
日本住宅パネル工業共同組合
中 島 禎 男
株式会社フジタ
福 富 秀 雄
株式会社ミサワホーム
古 谷 誠 吉
社団法人日本サッシ協会
三 浦 俊 秀
トステム株式会社
山 本 良 平
近畿工業株式会社
広 岡 三五夫
三協アルミニウム工業株式会社
高 橋 利 博
YKKアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
(事務局)
小 沢 祥 浩
社団法人日本サッシ協会