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A 1418-2:2019  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

4 測定装置························································································································· 2 

5 測定方法························································································································· 3 

5.1 一般事項 ······················································································································ 3 

5.2 床衝撃音の発生 ············································································································· 3 

5.3 マイクロホンの設置方法 ································································································· 3 

5.4 測定周波数範囲 ············································································································· 3 

5.5 最大音圧レベルの測定 ···································································································· 3 

5.6 暗騒音の影響の補正 ······································································································· 3 

5.7 床衝撃音レベルの算出 ···································································································· 3 

6 測定結果の表示 ················································································································ 4 

7 報告書···························································································································· 4 

附属書A(規定)標準重量衝撃源の仕様 ··················································································· 5 

附属書B(参考)標準重量衝撃源の例······················································································· 8 

附属書C(参考)標準重量衝撃源の衝撃力の校正方法 ································································ 11 

附属書D(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表 ····························································· 13 

A 1418-2:2019  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

音響学会(ASJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS A 1418-2:2000は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS A 1418の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS A 1418-1 第1部:標準軽量衝撃源による方法 

JIS A 1418-2 第2部:標準重量衝撃源による方法 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

A 1418-2:2019 

建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法− 

第2部:標準重量衝撃源による方法 

Acoustics-Measurement of floor impact sound insulation of buildings- 

Part 2: Method using standard heavy impact sources 

序文 

建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法は,標準軽量衝撃源を用いる方法としてISO 16283-2に対応する

JIS A 1418-1で規定されている。この方法は,靴履きでの歩行など比較的軽量で硬い衝撃が床に加わった

ときの衝撃音遮断性能を測定することを目的としている。一方,この種の衝撃とは別に,子供の飛跳ね,

走り回りなど比較的重く柔らかい衝撃による床衝撃音が問題となることが多く,旧規格のJIS A 1418:1995

でも標準重量衝撃源を用いた測定方法が規定されていた。この規格は,JIS A 1418:1995を二つに分割し

2000年にJIS A 1418-2として制定され,その後3回の確認を経て今日に至っているが,その後の技術的内

容変更に対応するために改正した。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附属書D

に示す。 

適用範囲 

この規格は,標準重量衝撃源を用いて建築物の床衝撃音遮断性能を測定する方法について規定する。こ

の規格によって測定される床衝撃音レベルの単一数値評価量による評価方法については,JIS A 1419-2に

規定する。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 1509-1 電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第1部:仕様 

JIS C 1513 音響・振動用オクターブ及び1/3 オクターブバンド分析器 

JIS C 1514 オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ 

JIS C 1515 電気音響−音響校正器 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

3.1 

最大音圧レベル,LFmax(maximum sound pressure level) 

サウンドレベルメータ(騒音計)の時間重み付け特性Fを用いて測定される音圧レベルの最大値。 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

注記1 最大音圧レベルは,デシベル(dB)で表す。 

注記2 サウンドレベルメータの周波数重み付け特性Aを通して測定される最大音圧レベルを最大A

特性音圧レベル(LA,Fmax)という。 

3.2 

室内平均最大音圧レベル,Lk,Fmax(average maximum sound pressure level in a room) 

附属書Aに規定する標準重量衝撃源で,測定対象床のある加振点を加振したときに測定される最大音圧

レベルの受音室における平均値。 

注記1 室内平均最大音圧レベルは,デシベル(dB)で表す。 

注記2 サウンドレベルメータの周波数重み付け特性Aを通して測定される平均最大音圧レベルを室

内平均最大A特性音圧レベル(LkA,Fmax)という。 

3.3 

床衝撃音レベル,Li,Fmax(impact sound pressure level) 

附属書Aに規定する標準重量衝撃源で,測定対象床の複数の点を加振したときの室内平均最大音圧レベ

ルの平均値。 

注記1 床衝撃音レベルは,デシベル(dB)で表す。 

注記2 サウンドレベルメータの周波数重み付け特性Aを通して測定される床衝撃音レベルをA特性

床衝撃音レベル(LiA,Fmax)という。 

3.4 

衝撃力,F(t)(impact force) 

衝撃源が床に落下したときに床に加わる力の瞬時値。 

注記 衝撃力は,ニュートン(N)で表す。 

3.5 

衝撃力暴露レベル,LFE(impact force exposure level) 

衝撃源による衝撃力の2乗の全時間にわたる積分値を基準の力の2乗で除した値の常用対数の10倍で,

次の式(1)による。 

注記 衝撃力暴露レベルは,デシベル(dB)で表す。 

=

∫2

1

d

)

(

1

log

10

2

0

2

0

10

t

t

FE

t

F

t

F

T

L

 ························································· (1) 

ここに, 

F(t): 衝撃力(N) 

F0: 基準の力(1 N) 

t2−t1: 衝撃源による衝撃時間を含む時間(s) 

T0: 基準時間(1 s) 

測定装置 

測定には,箇条5で規定する測定方法に適した次のものを用いる。 

a) 標準重量衝撃源 附属書Aの規定に適合するもの。 

b) サウンドレベルメータ(騒音計) JIS C 1509-1に規定するもの。 

なお,測定に先立ち,JIS C 1515に規定する音響校正器を用いてマイクロホンを含めた測定装置全

体の感度を校正する。平面進行波音場における測定用に校正されているサウンドレベルメータを用い

る場合には,拡散音場補正を行う必要がある。 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

c) 周波数分析器 JIS C 1514に規定するオクターブバンドフィルタ又は1/3オクターブバンドフィルタ。 

なお,JIS C 1509-1及びJIS C 1513の規定に適合するリアルタイム型周波数分析器を使用してもよ

い。 

測定方法 

5.1 

一般事項 

測定は,オクターブバンド及び/又は1/3オクターブバンドごとに行う。 

5.2 

床衝撃音の発生 

附属書Aに規定する標準重量衝撃源を用いて測定対象床を加振し,衝撃音を発生させる。衝撃位置は,

室の周壁より50 cm以上離れた床平面内で,中央点付近1点を含んで平均的に分布する3〜5点とする。測

定対象床は,標準重量衝撃源の落下に支障がない程度に平滑で水平な面でなければならない。 

5.3 

マイクロホンの設置方法 

受音室内で,天井,周壁,床面などから50 cm以上離れた空間内に,互いに70 cm以上離れた4点以上

の測定点を空間的に均等に分布させる。 

5.4 

測定周波数範囲 

最大音圧レベルの測定は,次の中心周波数の周波数帯域について行う。 

オクターブバンド測定: 

63 Hz,125 Hz,250 Hz及び500 Hz 

1/3オクターブバンド測定: 50 Hz,63 Hz,80 Hz,100 Hz,125 Hz,160 Hz,200 Hz,250 Hz, 

315 Hz,400 Hz,500 Hz及び630 Hz 

なお,低周波数域の測定が必要な場合には,オクターブバンド測定による場合は中心周波数31.5 Hzの

帯域,1/3オクターブバンド測定による場合は中心周波数25 Hz,31.5 Hz及び40 Hzの帯域について測定

を追加する。 

5.5 

最大音圧レベルの測定 

加振点ごとに,全ての測定点でサウンドレベルメータの時間重み付け特性Fを用いて各周波数帯域の最

大音圧レベル(LFmax,j)を測定する。測定時には,暗騒音レベルを常に確認する必要がある。 

5.6 

暗騒音の影響の補正 

標準重量衝撃源による発生音の最大音圧レベルと暗騒音の音圧レベルとの差が15 dB未満で6 dB以上の

場合には,暗騒音の影響を除去した音圧レベルを次の式(2)によって求める。その差が6 dB未満の場合に

は,この補正計算を行わず,音圧レベルの測定結果は参考値として記録する。 

)

10

10

(

log

10

10

/

10

/

'

10

max

F

b

max

F

L

L

L

=

 ·················································· (2) 

ここに, 

LFmax: 補正された最大音圧レベル(dB) 

L'Fmax: 暗騒音の影響を含む最大音圧レベルの測定値(dB) 

Lb: 暗騒音の音圧レベル(dB) 

5.7 

床衝撃音レベルの算出 

各周波数帯域について,室内平均最大音圧レベルを,次の式(3)によって加振点ごとに計算し,小数点以

下2桁目を四捨五入して小数点以下1桁まで求める。 

=

=

m

j

L

j

m

L

1

10

/

10

max

F,k

max,

F

10

1

log

10

 ··················································· (3) 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ここに, 

Lk,Fmax: 室内平均最大音圧レベル(dB) 

LFmax,j: j番目の測定点における最大音圧レベルの測定値(dB) 

m: 測定点の数 

各周波数帯域における床衝撃音レベル(Li,Fmax)は,式(3)で求めた室内平均最大音圧レベルの算術平均

値を計算し,小数点以下2桁目を四捨五入して小数点以下1桁まで求める。 

測定結果の表示 

測定結果は,図及び表で表す。図の目盛は,オクターブの幅が15 mm(1/3オクターブの幅が5 mm),

10 dBが20 mmとなるようにとる。各周波数ごとの測定結果は点で示し,順次,直線で結ぶ。 

1/3オクターブバンド測定による結果からオクターブバンドごとの値を計算する場合には,次の式(4)に

よる。 

=

=

3

1

10

/

10

oct

max,

F,i

,

oct

3

/

1

max,

F

,i

10

log

10

j

L

j

L

 ··············································· (4) 

ここに, 

Li,Fmax,oct: オクターブバンドごとの床衝撃音レベル(dB) 

Li,Fmax,1/3oct,j: 当該オクターブバンドに含まれる1/3オクターブバンド

ごとの床衝撃音レベル(dB) 

注記 測定結果の不確かさは,ISO 12999-1に従って確認することができる。 

報告書 

報告書には,測定結果とともに,次の事項を記載する。 

a) 規格番号 

b) 測定機関名 

c) 測定依頼者の名称及び住所 

d) 測定実施年月日 

e) 建物の構造(平面図,床断面の詳細図,室内仕上げなど)及び測定条件(測定対象床−受音室の関係,

加振点の位置,測定点配置など)の説明 

f) 

受音室の容積 

g) 床衝撃音レベルLi,Fmaxの測定結果 

注記 必要に応じてA特性床衝撃音レベルLiA,Fmaxの測定結果 

h) 測定方法及び装置の説明 

i) 

測定結果が暗騒音(電気的ノイズも含む。)の影響を受けている場合には,Li,Fmax≦…dBのように,測

定限界を示す。 

j) 

その他の参考事項(測定時に家鳴り音などの異常な音が聞こえた場合には,その位置と程度,室内の

調度の状況など) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A 

(規定) 

標準重量衝撃源の仕様 

A.1 一般 

この附属書は,この規格に従って建築物の床衝撃音遮断性能を測定するために用いる標準重量衝撃源の

仕様について規定する。 

A.2 仕様 

標準重量衝撃源の仕様は,次に規定する性能を備えたものとする。衝撃源の落下及び拾い上げを自動化

する場合には,衝撃源を含む装置全体の重量は,床の振動特性に影響を与えない範囲とし,作動時に測定

に影響を与えるような機械的振動及び騒音を発生するものであってはならない。 

a) 形状 標準重量衝撃源が床に接する部分は,曲率半径8〜25 cmの凸曲面とし,床面への接触面積は

250 cm2以下とする。 

b) 衝撃力特性 多様な構造をもつ建築物の重量衝撃に対する床衝撃音遮断性能を測定・評価するための

標準重量衝撃源の特性として,次の2種類を規定する。 

1) 衝撃力特性(1) 衝撃時間が20±2 msで単峰型の衝撃力波形をもち,表A.1及び図A.1に示す衝撃

力のエネルギースペクトル特性(オクターブバンド衝撃力暴露レベル)をもつものとする。 

表A.1−衝撃力特性(1)のオクターブバンド衝撃力暴露レベル 

オクターブバンド 

中心周波数 

(Hz) 

オクターブバンド 
衝撃力暴露レベル 

(dB) 

31.5 

47.0±1.0 

63 

40.0±1.5 

125 

22.0±1.5 

250 

11.5±2.0 

500 

 5.5±2.0 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図A.1−衝撃力特性(1)の衝撃力暴露レベルの周波数特性 

2) 衝撃力特性(2) 衝撃時間が20±2 msで単峰型の衝撃力波形をもち,表A.2及び図A.2に示す衝撃

力のエネルギースペクトル特性(オクターブバンド衝撃力暴露レベル)をもつものとする。 

表A.2−衝撃力特性(2)のオクターブバンド衝撃力暴露レベル 

オクターブバンド 

中心周波数 

(Hz) 

オクターブバンド 
衝撃力暴露レベル 

(dB) 

31.5 

39.0±1.0 

63 

31.0±1.5 

125 

23.0±1.5 

250 

17.0±2.0 

500 

12.5±2.0 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図A.2−衝撃力特性(2)の衝撃力暴露レベルの周波数特性 

注記 A.2の仕様の条件を満たす具体的な標準重量衝撃源の例を附属書Bに示す。また,衝撃力の

校正方法を附属書Cに示す。 

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附属書B 

(参考) 

標準重量衝撃源の例 

B.1 

一般 

この附属書は,A.2に規定する2種類の衝撃力特性をもつ標準重量衝撃源の例を示す。 

B.2 

衝撃力特性(1)をもつ重量衝撃源の例 

次に示す特性をもつタイヤを高さ85 cmから自由落下させることによって,A.2 b) 1)に規定する衝撃力

特性(1)を実現することができる。 

a) 空気圧:(2.4±0.2)×105 Pa 

b) 衝撃源の有効質量:7.3±0.2 kg 

c) 反発係数:0.8±0.1 

この特性をもつ重量衝撃源の衝撃力波形及びスペクトルの例を図B.1及び図B.2に示す。 

なお,上記のタイヤを用いる場合には,その空気圧を厳密に管理することが必要で,測定の前にJIS B 

7505-1に規定する2.5級以上の精度をもつ圧力計を用いて校正する。 

図B.1−衝撃力特性(1)をもつタイヤ衝撃源の衝撃力波形 

 時間(ms)



力 

(N)

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

 注記 サンプリング周波数:24 kHz,FFTポイント数:8 192,周波数分解能:2.93 Hz 

図B.2−衝撃力特性(1)をもつタイヤ衝撃源のスペクトル特性 

B.3 

衝撃力特性(2)をもつ重量衝撃源の例 

次に示す特性をもつゴムボールを,ボールの底面から対象床の表面までの高さ100±1 cmから自由落下

させることによって,A.2 b) 2)に規定する衝撃力特性(2)を実現することができる。 

a) ゴムの組成:表B.1に示す配合によるシリコーン系ゴム 

注記 ゴム材料のヤング率は,温度によって変化することがあるため,あらかじめ表A.2に示され

ているオクターブバンド衝撃力暴露レベルの規定を満足する温度範囲を明確にしておくこと

が望ましい。 

b) 形状:外径180 mm,肉厚30 mmの中空球体(図B.3参照) 

c) 衝撃源の等価質量:2.5±0.1 kg 

d) 反発係数:0.8±0.1 

この特性をもつ重量衝撃源の衝撃力波形及びスペクトルの例を図B.4及び図B.5に示す。 

表B.1−ゴム材料の配合表 

単位 phr 

材料 

シリコーンゴム 

過酸化物架橋剤 

顔料 

加硫促進剤 

質量の割合a) 

100 

0.1以下 

注a) ゴムの質量を100とした場合の質量の割合 

 周波数(Hz) 





ル 

(dB)

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10 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

 注記 中空部を外気開放するために,直径1 mm程度のピンホールを貫通させる。 

図B.3−衝撃力特性(2)をもつゴムボール衝撃源の断面図 

図B.4−衝撃力特性(2)をもつゴムボール衝撃源の衝撃カ波形 

 注記 サンプリング周波数:24 kHz,FFTポイント数:8 192,周波数分解能:2.93 Hz 

図B.5−衝撃力特性(2)をもつゴムボール衝撃源のスペクトル特性 

50 

40 

30 

20 

10 

−30 

 0 

10 

100 

1 000 

周波数(Hz) 





ル 

(dB)

−10 

−20 

2 000 

1 000 

10 

20 

30 

 時間(ms) 


力 

(N) 
 

11 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書C 
(参考) 

標準重量衝撃源の衝撃力の校正方法 

C.1 一般 

この附属書は,附属書Aに規定する標準重量衝撃源の衝撃力特性を校正するための測定システム及び方

法を示す。 

C.2 測定システム 

衝撃力特性の校正には,次に示す性能をもつ力センサ,オシロスコープ及び周波数分析器を組み合わせ

たシステムを用いる。 

a) 力センサ 力に比例した電気信号を出力するトランスデューサで,標準重量衝撃源の落下に耐える堅

ろうな構造をもち,衝撃によって変換器自身が移動すること,又は跳ね上がることがないよう十分な

質量をもつものを用いる。センサの受感部は半径100 mm程度の大きさとし,水平に設置する。測定

可能周波数範囲は,少なくとも0.2 Hzから1 000 Hzまでとし,その間では平たんな周波数特性をもつ

ものとする。これ以外の周波数帯域では,その出力は暫減することが望ましい。測定可能な範囲は0

〜5 000 N以上とし,その範囲内の直線性は±2 %とする。 

なお,専用の増幅器を備える形式のものでは,増幅器を含む総合的な出力特性が上記の性能を満足

する必要がある。 

b) オシロスコープ ストレージ及びDCカップリング機能をもち,附属書Aに規定する衝撃時間の計測

及び附属書Bに示す衝撃力波形の観測ができるもの,又はこれと同等以上の性能をもつ装置を用いる。 

c) 周波数分析器 周波数分析には,JIS C 1514に規定するオクターブバンドフィルタ又は1/3オクター

ブバンドフィルタを用いる。 

なお,JIS C 1509-1及びJIS C 1513の規定に適合するリアルタイム型周波数分析器を用いてもよい。 

C.3 校正方法 

校正は,気温23±2 ℃の環境条件に少なくとも4時間放置した後に実施する。 

校正方法は,次による。 

a) 標準重量衝撃源による加振 力センサの直上の規定された落下高さの位置に標準重量衝撃源を静止さ

せ,自由落下させる。落下高さ(力センサの受感部の上面から標準衝撃源の下端の距離)は,衝撃力

特性(1)をもつ衝撃源の場合には85 cm,衝撃力特性(2)をもつ衝撃源の場合には100±1 cmとする。 

b) 衝撃力のエネルギースペクトル特性の測定 1回の衝撃につき,中心周波数31.5 Hz,63 Hz,125 Hz,

250 Hz及び500 Hzのオクターブバンドについて,A.2に規定する衝撃力暴露レベルを測定する。 

なお,衝撃源の衝撃力のピーク値及び衝撃時間を測定する場合には,a)の方法によって発生した衝

撃力の信号をオシロスコープで観測し,その最大値及び波形の立ち上がりから最初のゼロクロスの点

までの時間を読み取る。 

12 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考文献 JIS A 1419-2 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法−第2部:床衝撃音遮断性能 

JIS B 7505-1 アネロイド型圧力計−第1部:ブルドン管圧力計 

ISO 12999-1,Acoustics−Determination and application of measurement uncertainties in building 

acoustics−Part 1: Sound insulation 

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13 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書D 
(参考) 

技術上重要な改正に関する新旧対照表 

現行規格(JIS A 1418-2:2019) 

旧規格(JIS A 1418-2:2000) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

3 用語及
び定義 

3.1 最大音圧レベル,LFmax(maximum sound 
pressure level) 
サウンドレベルメータ(騒音計)の時間重み
付け特性F 
注記2 サウンドレベルメータの周波数重み

付け特性A 

3. 定義 

3.1 最大音圧レベル (maximum sound pressure 
level) LFmax 騒音計の時間重み特性F 
備考 騒音計の周波数重み特性A 

旧規格の“時間重み特性”及び“周波数重み
特性”を,JIS C 1509-1で規定されている表
現に合わせて,それぞれ“時間重み付け特性”
及び“周波数重み付け特性”に修正した。そ
れに伴い,規格内で記載している同用語につ
いては全て同様に修正した。 

3.2 室内平均最大音圧レベル,Lk,Fmax(average 
maximum sound pressure level in a room) 
附属書Aに規定する標準重量衝撃源で,測定
対象床のある加振点を加振したときに測定さ
れる最大音圧レベルの受音室における平均
値。 

− 

旧規格の“室内平均音圧レベル”を加振点ご
とに求めた受音室の最大音圧レベルの平均
値であることを明確にするため,用語の定義
を追加した。 

3.3 床衝撃音レベル,Li,Fmax(impact sound 
pressure level) 
…測定対象床の複数の点を加振したときの室
内平均最大音圧レベルの平均値。 

3.2 床衝撃音レベル (impact sound pressure 
level) Li,Fmax 
…測定対象の床を加振したときの受音室にお
ける最大音圧レベルのエネルギー平均値。 

複数の加振点における値を平均する過程を
明確にするため“の複数の点”を追記し,“床
衝撃音レベル”の用語としての定義には,受
音室で測定した音圧レベルの平均値の求め
方を含めないため“エネルギー”を削除し,
3.2で新たに定義した“室内平均最大音圧レ
ベル”を用い記載内容を整理した。 

3.4 衝撃力,F(t)(impact force) 
衝撃源が床に落下したときに床に加わる力の
瞬時値。 
注記 衝撃力は,ニュートン(N)で表す。 

附属書1 
2. 定義 

2.1 衝撃力 F(t) 衝撃源が床に落下したとき
に床に加わる力の瞬時値。単位はニュートン 
(N)。 

旧規格では附属書1に記載されていたが,本
体の箇条3(用語及び定義)へ移行し,英語
表記を追記した。 

4

A

 1

4

1

8

-2

2

0

1

9

background image

14 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

現行規格(JIS A 1418-2:2019) 

旧規格(JIS A 1418-2:2000) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

3 用語及
び定義 
(続き) 

3.5 衝撃力暴露レベル,LFE(impact force 
exposure level) 

=

∫2

1

d

)

(

1

log

10

2

0

2

0

10

t

t

FE

t

F

t

F

T

L

附属書1 
2. 定義 
(続き) 

2.2 衝撃力暴露レベルLFE 
 

=

∫2

1

2

0

2

0

10

FE

)

(

1

log

10

t

t

dt

F

t

F

T

L

衝撃力暴露レベルLFEの添え字Fは変数のた
め斜体に変更,ISO 1996-1:2003において,
“exposure level”が規定されたため,同じく
Eも変数として斜体に変更した。 

4 測定装
置 

b) サウンドレベルメータ(騒音計) JIS C 
1509-1 

4. 測定装
置 

JIS C 1502に規定する普通騒音計又はJIS C 
1505に規定する精密騒音計 

旧規格の騒音計のJISが改正されているた
め,規格番号及びその名称を変更した。 

c) 周波数分析器 JIS C 1514の規定 
リアルタイム型周波数分析器には,JIS C 
1509-1及びJIS C 1513の規定 

周波数分析には,IEC 61260の規定 
リアルタイム型周波数分析器には,JIS C 
1502又はJIS C 1505及びIEC 61260の規定 

旧規格の周波数分析器のJISが改正されて
いるため,規格番号を変更するとともにIEC 
61260の引用を削除した。 

5 測定方
法 
5.1 一般事
項 

測定は,オクターブバンド及び/又は1/3オ
クターブバンドごとに行う。 

5. 測定方
法 

測定は,オクターブバンド又は1/3オクター
ブバンドごとに行う。これらのうち,いずれ
によるかは測定の目的に応じて事前に決定す
る。 

旧規格では,いずれの周波数分析器を使うか
を事前に決定するとしていたが,同時に記録
する計測器も増えていることから,“これら
のうち,”以降を削除した。 

5.2 床衝撃
音の発生 

− 

5.1 床衝撃
音の発生 

備考 軽量構造の建物で,衝撃力特性(1)をも
つ標準重量衝撃源では衝撃力が過大である場
合には,衝撃力特性(2)をもつ標準重量衝撃源
を用いる。 

“軽量構造”の定義もなく,この規格では衝
撃力特性(1)及び衝撃力特性(2)両方の衝撃源
での測定を規定しているため,旧規格の備考
の全文を削除した。 

5.6 暗騒音
の影響の
補正 

…発生音の最大音圧レベルと暗騒音の音圧レ
ベルとの差が15 dB未満で6 dB以上の場合に
は,… 

5.5 暗騒音
の影響の
補正 

…発生音の最大音圧レベルと暗騒音の音圧レ
ベルの差が6 dB 以上の場合には,… 

旧規格の式(1)による補正と表1を用いる補
正とで,補正結果が異なることを避けるた
め,式(2)及び表1を削除した。式(1)は,暗
騒音の影響を含む音圧レベルと暗騒音の音
圧レベルとの差が6 dB以上15 dB未満の範
囲で用いることとした。 

4

A

 1

4

1

8

-2

2

0

1

9

background image

15 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

現行規格(JIS A 1418-2:2019) 

旧規格(JIS A 1418-2:2000) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

5.7 床衝撃
音レベル
の算出 

…室内平均最大音圧レベルを,次の式(3)によ
って加振点ごとに計算し,小数点以下2桁目
を四捨五入して小数点以下1桁まで求める。 

5.6 床衝撃
音レベル
の算出 

…加振点ごとに,すべての測定点において測
定された最大音圧レベルのエネルギー平均値
(LFmax,k)を,次式によって計算する。 

新たに定義した“室内平均最大音圧レベル”
を用い,記載内容を整理した。 
 
旧規格では,JIS Z 8401を規則B(四捨五入)
として引用していたため,実情に合わせて四
捨五入に変更した。 

備考2. LFmax,k (dB)は,小数点以下2けた目を
JIS Z 8401によって丸め,小数点以下1けた
まで求める。 

=

=

m

j

L

j

m

L

1

10

/

10

max

F,k

max,

F

10

1

log

10

=

=

m

j

L

k

j

m

L

1

10

/

10

max,

F

max,

F

10

1

log

10

旧規格の式(3)の左辺を3.2の量記号に合わ
せた。 

各周波数帯域における床衝撃音レベル
(Li,Fmax)は,式(3)で求めた室内平均最大音圧
レベルの算術平均値を計算し,小数点以下2
桁目を四捨五入して小数点以下1桁まで求め
る。 

上式で求められた加振点ごとの室内平均音圧
レベルの算術平均を計算し,各周波数帯域に
おける床衝撃音レベル(Li,Fmax)とする。 

旧規格の“室内平均音圧レベル”を“室内平
均最大音圧レベル”に変更し,数字の丸め方
については,実情に合わせて四捨五入に変更
した。 

備考3. Li, Fmax (dB)は,小数点以下2けた目を
JIS Z 8401によって丸め,小数点以下1けた
まで求める。 

− 

備考1. LFmax,j (dB)は,整数までで表す。 

最終結果のLi,Fmaxを小数点以下1桁まで求め
ると規定しているため,途中経過で整数に丸
めるといった誤解した解釈を生むことを避
けるために削除した。 

6 測定結
果の表示 

注記 測定結果の不確かさは,ISO 12999-1に

従って確認することができる。 

6. 精度 

ISO 140-2に従って測定精度を確認する必要
がある。 

廃止された旧規格のISO 140-2に基づく精度
の要求事項は,反復性についてだけであり,
ISO 12999-1の不確かさは現場測定に不向き
なため,参考情報として注記に移行した。 

附属書A 
A.2 a) 形
状 

曲率半径8〜25 cm 

附属書1 
3.1 形状 

曲率半径9〜25 cm 

温度依存性を低減し,表A.2の衝撃音レベル
の範囲を満たす製品が開発されており,実情
に合わせるため曲率半径の範囲を変更した。 

 
 
 
 

4

A

 1

4

1

8

-2

2

0

1

9

background image

16 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

現行規格(JIS A 1418-2:2019) 

旧規格(JIS A 1418-2:2000) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

表A.1−衝
撃力特性
(1)のオク
ターブバ
ンド衝撃
力暴露レ
ベル 

オクターブバンド 

中心周波数 

(Hz) 

オクターブバンド 

衝撃力暴露レベル 

(dB) 

31.5 

47.0±1.0 

63 

40.0±1.5 

125 

22.0±1.5 

250 

11.5±2.0 

500 

 5.5±2.0 

附属書1表
1 衝撃力
特性(1)の
オクター
ブバンド
衝撃力暴
露レベル
と許容偏
差 

オクターブバンド 

中心周波数Hz 

オクターブバンド 

衝撃力暴露レベルdB 

許容偏差 

dB 

31.5 

47.0 

±1.0 

63 

40.0 

±1.5 

125 

22.0 

±1.5 

250 

11.5 

±2.0 

500 

 5.5 

±2.0 

“許容偏差”の列を削除し,“オクターブバ
ンド衝撃力暴露レベル”の列に移行した。そ
れに伴い,題名を変更した。 

図A.1−衝
撃力特性
(1)の衝撃
力暴露レ
ベルの周
波数特性 

附属書1図
1 衝撃力
特性(1)の
衝撃力暴
露レベル
の周波数
特性 

旧規格の附属書1 図1の周波数特性のグラ
フのプロットにずれがあったため修正した。 

 
 











60 

50 

40 

30 

20 

10 

 0 

(dB)

31.5 

63 

125 

250 

500 

オクターブバンド中心周波数(Hz) 

4

A

 1

4

1

8

-2

2

0

1

9

background image

17 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

現行規格(JIS A 1418-2:2019) 

旧規格(JIS A 1418-2:2000) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

表A.2−衝
撃力特性
(2)のオク
ターブバ
ンド衝撃
力暴露レ
ベル 

オクターブバンド 

中心周波数 

(Hz) 

オクターブバンド 

衝撃力暴露レベル 

(dB) 

31.5 

39.0±1.0 

63 

31.0±1.5 

125 

23.0±1.5 

250 

17.0±2.0 

500 

12.5±2.0 

附属書1表
2 衝撃力
特性(2)の
オクター
ブバンド
衝撃力暴
露レベル
と許容偏
差 

オクターブバンド 

中心周波数Hz 

オクターブバンド 

衝撃力暴露レベルdB 

許容偏差 

dB 

31.5 

39.0 

±1.0 

63 

31.0 

±1.5 

125 

23.0 

±1.5 

250 

16.0 

±2.0 

500 

11.5 

±2.0 

“許容偏差”の列を削除し,“オクターブバ
ンド衝撃力暴露レベル”の列に移行した。そ
れに伴い,題名を変更した。 
 
ゴムボールの衝撃力の温度依存性を低減す
るため,ゴムの組成をスチレンブタジエン系
ゴムからシリコーン系ゴムに変更。それに伴
い250 Hzの数値“16.0±2.0”を“17.0±2.0”
に,500 Hzの数値“11.5±2.0”を“12.5±2.0”
に変更した。旧規格の附属書1図2のプロッ
トも変更し,図A.2とした。 

図A.2−衝
撃力特性
(2)の衝撃
力暴露レ
ベルの周
波数特性 

附属書1図
2 衝撃力
特性(2)の
衝撃力暴
露レベル
の周波数
特性 

附属書B 
B.3衝撃力
特性(2)を
もつ重量
衝撃源の
例 

ボールの底面から対象床の表面までの高さ
100±1 cmから自由落下 

附属書2 
3. 衝撃力
特性(2)を
もつ重量
衝撃源の
例 

ゴムボールを高さ100 cmから自由落下 

旧規格のゴムボールの落下高さ100 cmを
ISO 16283-2などの表記に合わせて±1 cmの
幅で示した。 

b) 形状:外径180 mm,肉厚30 mmの中空球

体(図B.3参照) 

c) 衝撃源の等価質量:2.5±0.1 kg 
d) 反発係数:0.8±0.1 

b) 形状:外径185 mm,肉厚30 mmの中空球体 
c) 衝撃源の等価質量:2.5±0.2 kg 
d) 反発係数:0.7±0.1 

旧規格の衝撃力特性(2)をもつゴムボールの
組成を変更したことに伴い,形状,等価質量
及び反発係数の数値を変更した。 











60 

50 

40 

30 

20 

10 

 0 

(dB)

31.5 

63 

125 

250 

500 

オクターブバンド中心周波数(Hz) 

4

A

 1

4

1

8

-2

2

0

1

9

background image

18 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

現行規格(JIS A 1418-2:2019) 

旧規格(JIS A 1418-2:2000) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

表B.1−ゴ
ム材料の
配合表 

単位 phr 

材料 

シリコーンゴム 

過酸化物架橋剤 

顔料 

加硫促進剤 

質量の割合a) 

100 

0.1以下 

注a) ゴムの質量を100とした場合の質量の割合 

附属書2表
1 ゴム材
料の配合
表 

単位 phr 

材料 

割合 

油展SBR1712 

110 (80) 

NR 

20 

SRF C/B 

20 

HAF C/B 

15 

アロマオイル 

15 

その他,亜鉛華,ステアリン酸,DCPD樹脂,硫黄,促進剤Dなど
を,必要に応じて混合する。 

ゴムボールの衝撃力の温度依存性を低減す
るため,ゴムの組成をスチレンブタジエン系
ゴムからシリコーン系ゴムに変更した。 

図B.3−衝
撃力特性
(2)をもつ
ゴムボー
ル衝撃源
の断面図 

− 

− 

ピンホールの役割を明確に示すため,断面図
及び注記を追加した。 

注記 中空部を外気開放するために,直径

1 mm程度のピンホールを貫通させる。 

図B.4−衝
撃力特性
(2)をもつ
ゴムボー
ル衝撃源
の衝撃力
波形 

附属書2図
3 衝撃力
特性(2)を
もつゴム
ボール衝
撃源の衝
撃力波形 

旧規格の衝撃力特性(2)をもつゴムボール衝
撃源の衝撃力波形を,B.3 a)に示すゴムボー
ル衝撃源の波形に変更した。 

 
 
 



2 000 

1 000 

 0 

(N)

10 

20 

時間(ms) 

30 

2 000 

1 000 

0 0 

10 

20 

30 

 時間(ms)



力 

(N) 

単位 mm 

4

A

 1

4

1

8

-2

2

0

1

9

background image

19 

A 1418-2:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

現行規格(JIS A 1418-2:2019) 

旧規格(JIS A 1418-2:2000) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

図B.5−衝
撃力特性
(2)をもつ
ゴムボー
ル衝撃源
のスペク
トル特性 

附属書2図
4 衝撃力
特性(2)を
もつゴム
ボール衝
撃源のス
ペクトル
特性 

旧規格の衝撃力特性(2)をもつゴムボール衝
撃源のスペクトル特性を,B.3 a)に示すゴム
ボール衝撃源の波形に変更した。 

附属書C 
C.3 校正
方法 

校正は,気温23±2 ℃の環境条件に少なくと
も4時間放置した後に実施する。 

附属書3 
3.校正方法 

3.2 
備考2. 以上の校正は,気温20 ℃の環境条件
で行う。 

環境条件の気温をJIS Z 8703(試験場所の標
準状態)で規定する常温に合わせ,許容範囲
を示した。 
なお,特性が安定するまで放置する時間を設
定した。 

a)…衝撃力特性(2)をもつ衝撃源の場合には
100±1 cmとする。 

3.1 …衝撃力特性(2)をもつ衝撃源の場合には
100±2 cmとする。 

B.3において,ゴムボールの落下高さを100
±1 cmとしたため,校正時における落下高
さの許容範囲を合わせた。 

50

10 

100 

周波数(Hz) 

1 000 








(dB)

40

30

20

10

 0

−10

−20
−30

50 

40 

30 

20 

10 

−30 

 0 

10 

100 

1 000 

周波数(Hz) 








ル 

(dB)

−10

−20 

4

A

 1

4

1

8

-2

2

0

1

9