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A 1104:2019  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 器具······························································································································· 1 

4 試料······························································································································· 2 

5 試験方法························································································································· 2 

5.1 単位容積質量 ················································································································ 2 

5.2 試料の密度,吸水率及び含水率 ························································································ 2 

5.3 試験の回数 ··················································································································· 3 

6 計算······························································································································· 3 

7 精度······························································································································· 3 

8 報告······························································································································· 3 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 5 

附属書JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表 ···························································· 10 

A 1104:2019  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本

コンクリート工学会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本

工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS A 1104:2006は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

A 1104:2019 

骨材の単位容積質量及び実積率試験方法 

Methods of test for bulk density of aggregates and  

solid content in aggregates 

序文 

この規格は,1982年に第1版として発行されたISO 6782を基に,対応国際規格を翻訳し,技術的内容

を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書JB

に示す。 

適用範囲 

この規格は,コンクリートに用いる骨材(構造用軽量骨材を含む。)の単位容積質量及び実積率の試験方

法について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 6782:1982,Aggregates for concrete−Determination of bulk density(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS A 1109 細骨材の密度及び吸水率試験方法 

JIS A 1110 粗骨材の密度及び吸水率試験方法 

JIS A 1125 骨材の含水率試験方法及び含水率に基づく表面水率の試験方法 

JIS A 1134 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法 

JIS A 1135 構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法 

JIS A 1158 試験に用いる骨材の縮分方法 

器具 

試験用器具は,次による。 

3.1 

はかり はかりは,試料質量の0.2 %以下の目量をもつものとする。 

3.2 

容器 容器は,内面を機械仕上げとした金属製の円筒で,水密で十分強固なものとする。容器には,

取扱いに便利なように取っ手を付ける。 

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A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

容器は,骨材の最大寸法に応じて表1による。 

また,容器の容積(V)は,これを満たすのに必要な水の質量を正確に測定して算定する。 

3.3 

突き棒 突き棒は,その先端を半球状にした直径16 mm,長さ500〜600 mmの鋼又は金属製丸棒と

する。 

表1−容器及び突き回数 

骨材の最大寸法 

mm 

容積 

内高/内径 

1層当たりの突き回数 

回 

5(粗骨材)以下 

1〜2 

0.8〜1.5 

20 

10以下 

2〜3 

20 

10を超え40以下 

10 

30 

40を超え80以下 

30 

50 

試料 

試料の採取は,次による。 

a) 試料は,代表的なものを採取し,JIS A 1158によって,ほぼ所定量となるまで縮分する。 

なお,骨材の最大寸法が40 mmを超える場合は,他の合理的な方法で採取する。 

b) 試料の採取量は,用いる容器の容積の2倍以上とする。 

c) 試料は,絶乾状態とする。ただし,粗骨材の場合は気乾状態でもよい。 

d) c) の試料を二分し,それぞれを1回の試験の試料とする。 

試験方法 

5.1 

単位容積質量 

単位容積質量の試験は,次による。 

a) 試料の詰め方 試料の詰め方は,棒突きによることとする。ただし,骨材の寸法が大きく,棒突きが

困難な場合及び試料を損傷するおそれのある場合は,ジッギングによる。試料の詰め方は,次による。 

1) 棒突きによる場合 試料を容器の1/3まで入れ,上面を指でならし,突き棒で均等に所要の回数を

突く。このとき,突き棒の先端が容器の底に強く当たらないように注意する。突く回数は骨材の最

大寸法に応じて表1による。次に容器の2/3まで試料を入れ,上記と同様の回数を突く。最後に容

器からあふれるまで試料を入れ上記と同様の回数を突く。 

2) ジッギングによる場合 容器をコンクリート床のような強固で水平な床の上に置き,試料をほぼ等

しい3層に分けて詰める。各層ごとに容器の片側を約5 cm持ち上げて床をたたくように落下させる。

次に反対側を約5 cm持ち上げ落下させ,各側を交互に25回,全体で50回落下させる。 

b) 骨材の表面のならし方 

1) 細骨材の場合 突き棒を定規として余分の試料をかきとり,容器の上面に沿ってならす。 

2) 粗骨材の場合 骨材の表面を指又は定規でならし,容器の上面からの粗骨材粒の突起が,上面から

のへこみと同じくらいになるようにする。 

c) 試料質量の測定 試料を詰め,骨材の表面をならした後,容器の中の試料の質量(m1)をはかる。 

5.2 

試料の密度,吸水率及び含水率 

試料の密度,吸水率及び含水率の試験は,次による。 

なお,絶乾状態の試料を用いる場合又は試料の含水率が1.0 %以下の見込みの場合は,含水率の測定は

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A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

省略してもよい。 

a) 質量を測定した試料から,密度,吸水率及び含水率を試験するための試料を採取する。 

b) 密度,吸水率及び含水率は,JIS A 1109,JIS A 1110,JIS A 1125,JIS A 1134及びJIS A 1135によって

試験する。 

5.3 

試験の回数 

試験は,同時に採取した試料について2回行う。 

計算 

計算は,次による。 

a) 骨材の単位容積質量(T)は,次の式によって算出し,四捨五入によって有効数字3桁に丸める。 

V

m

T

1

=

ここに, 

T: 骨材の単位容積質量(kg/L) 

V: 容器の容積(L) 

m1: 容器中の試料の質量(kg) 

気乾状態の試料を用いて試験を行い,含水率の測定を行った場合は,次の式による。 

2

D

1

m

m

V

m

T

×

=

ここに, 

m2: 含水率測定に用いた試料の乾燥前の質量(kg) 

mD: 含水率測定に用いた試料の乾燥後の質量(kg) 

b) 骨材の実積率(G)は,次の式によって算出し,四捨五入によって有効数字3桁に丸める。 

100

D

×

=dT

G

 又は 

(

)

Q

d

T

G

+

×

=

100

S

ここに, 

G: 骨材の実積率(%) 

T: a) で求めた単位容積質量(kg/L) 

dD: 骨材の絶乾密度(g/cm3) 

Q: 骨材の吸水率(%) 

dS: 骨材の表乾密度(g/cm3) 

c) 2回の試験の平均値を,四捨五入によって有効数字3桁に丸め,試験結果とする。 

精度 

単位容積質量の平均値からの差は,0.01 kg/L以下でなければならない。 

報告 

報告は,次の事項のうち必要なものを記載する。 

a) 骨材の種類,大きさ,外観及び産地又は名称1) 

b) 骨材の採取場所及び採取日 

c) 容器の容積 

d) 試料の状態(絶乾状態又は気乾状態) 

e) 試料の詰め方(棒突き又はジッギング) 

f) 

含水率測定の有無及び含水率の測定値(気乾状態の場合) 

g) 密度及び吸水率 

A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

h) 単位容積質量 

i) 

実積率及び試料の粒度 

注1) 名称は,人工軽量骨材の場合だけとし,商品名でもよい。 

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A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS A 1104:2019 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法 

ISO 6782:1982,Aggregates for concrete−Determination of bulk density 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との
技術的差異の理由及び
今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 この規格は,コンクリートに用い

る骨材(構造用軽量骨材を含む。)
の単位容積質量及び実積率の試
験方法について規定する。 

コンクリート用骨材(普通又は軽
量)の単位容積質量の試験方法に
ついて規定する。 

追加 

JISでは実積率の計算も規
定している。 

我が国の実情によるた
め。 

− 

− 

単位容積質量:与えられた容器の
容積に対するその容器を満たす骨
材試料の質量の比 

削除 

− 

用語の定義であり,試験
結果に影響しないため 

3 器具 

3.1 はかり 
はかりは,試料質量の0.2 %以下
の目量をもつものとする。 

4.2 はかり 
JISとほぼ同じ 

一致 

− 

− 

4

A

 1

1

0

4

2

0

1

9

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A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との
技術的差異の理由及び
今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 器具 
(続き) 

3.2 容器 
容器は,内面を機械仕上げとした
金属製の円筒で,水密で十分強固
なものとする。容器には,取扱い
に便利なように取っ手を付ける。 

4.1 円筒形容器 
JISとほぼ同じ 

変更 

JISでは上縁部の平たん度
及び底部の平行度の規定を
削除。 

上縁面の平たん度及び
底面の平行度の規定が
なくても,試験精度に大
きな影響を与えないた
め。 

容器の(内高/内径)は0.8〜1.5
とし,容器の容積は骨材の最大寸
法に応じ,次のように規定。 

JISとほぼ同じ 

変更 

容器の内高と内径との比
(内高/内径)は,ISO規
格では1〜1.5,JISでは0.8
〜1.5,区分け寸法がISO規
格では31.5 mm,JISでは40 
mmとなっている。 

最大寸法の区分がISO
規格とJISとで異なる
が,試験結果に大きな影
響を与えない。実質的差
異はない。 

最大寸法(mm)  容積(L) 
5(細骨材)以下 

1〜2 

10以下 

2〜3 

10を超え40以下 

10 

40を超え80以下 

30 

容器の容積(V)は,これを満た
すのに必要な水の質量を正確に
測定して算定する。 

JISとほぼ同じ 

変更 

ISO規格には,最小厚さに
関し,“底が5 mm,壁が2.5 
mm”とあるが,JISでは最
小厚さに関し,“容器は十
分強固”と規定。 

実質的差異はない。 

3.3 突き棒 
突き棒は,その先端を半球状にし
た直径16 mm,長さ500〜600 mm
の鋼又は金属製丸棒とする。 

4.3 突き棒 
突き棒は,金属製の棒状で,直径
16 mm,長さ約600 mmで先端が
丸められたものとする。 

一致 

− 

− 

− 

4.4 適切なシャベル又はスコップ 

削除 

JISでは規定する必要がな
いため 

・実質的差異はない。 

4

A

 1

1

0

4

2

0

1

9

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A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との
技術的差異の理由及び
今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

4 試料 

試料の採取を規定。 

ISO 4847(普通骨材の試料採取方
法)による試料採取方法を規定。 

変更 

JISは絶乾状態(粗骨材は気
乾状態も可)の試料を使用
するとしているが,ISO規
格は絶乾状態及び湿潤状態
いずれの使用も認めてい
る。また,JISでは,試料を
二分し,それぞれを1回の
試験の試料とした。 

湿潤状態の試料では試
験結果が明らかに異な
り,試験結果を配合設計
に使用する我が国では
問題となるため,採用し
ない。ISO規格でも基本
は絶乾試料であり,実質
的な差異はない。 

− 

− 

6.2 

6.2 締固めをしない単位容積質量 
− 容器にシャベル又は小スコッ

プによって均一に混合した試
料を満たす。 

− 骨材は容器の上端の上方50 

cmを超えない高さから落と
す。試料を構成する粒子の分
離をできるだけ防ぐよう注意
する。 

− 容器からあふれるまで満た

し,余分な骨材は突き棒を容
器の上端に接しながら横切っ
て転がすことによって除く。 

− 転がしを邪魔する骨材は手で

取り除き,明らかなくぼみを
埋めるために骨材を足す。5 
mm又はそれより小さい場合,
骨材の表面を突き棒でならし
てもよい。 

− 骨材及び容器の質量を0.2 %

の精度で計る。 

削除 

ISO規格では締固めしない
手法を規定しているが,JIS
では規定していない。 

締固めを行わない方法
と突き棒による締固め
を行う手法とは明らか
に試験結果が異なる。我
が国では,試験結果の整
合性及び無用の混乱を
避けるために,JISでは
締固めを行わない方法
を削除した。 

4

A

 1

1

0

4

2

0

1

9

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A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との
技術的差異の理由及び
今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

5.1 単位容
積質量 

a) 試料の詰め方は,棒突きによ
ることとする。ただし,骨材の寸
法が大きく,棒突きが困難な場合
及び試料を損傷するおそれのあ
る場合は,ジッギングによる。試
料の詰め方は,次による。 
1) 棒突きによる場合を規定 

6.3 締固めをする単位容積質量 
6.3.1 突き棒による締固め 

一致 

− 

− 

a) 2)ジッギングによる場合の方
法を規定 
b) 骨材の表面のならし方 

1) 細骨材の場合を規定 
2) 粗骨材の場合を規定 

c) 試料質量の測定を規定 

6.3.2 

その他の方法による締固め 

追加 

ISO規格ではその他の手法
として振動及びジッギング
による方法を紹介している
が,内容を規定していない。 
JISでは,ジッギングによる
方法を規定。 

ジッギング方法は骨材
の種類によっては必要
な方法であり,やり方に
よっては試験結果が異
なるため,JISでは試験
方法を規定した。 

5.2 

5.2 試料の密度,吸水率及び含水
率 

− 

− 

追加 

JISには,密度,吸水率及び
含水率の測定を規定。 

我が国においては算出
するのに必要なため 

6 計算 

a) 骨材の単位容積質量(T)の

算出を規定。 

JISとほぼ同じ 

変更 

JISには含水率の補正を規
定。 

正確な試験結果を算出
するには含水率の補正
が必要であるため。 

b) 骨材の実積率(G)の算出を

規定 

c) 数値の処理方法を規定 

− 

追加 

JISには実積率を規定 

我が国では配合の計算
で実積率が必要なため。 

7 精度 

単位容積質量の平均値からの差
は,0.01 kg/L以下でなければな
らない。 

− 

− 

追加 

JISは測定値のばらつきを
考慮している。 

将来的には,ばらつき
は,それを使用する製品
側で考慮し規定してい
く。 

4

A

 1

1

0

4

2

0

1

9

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A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との
技術的差異の理由及び
今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

8 報告 

報告は次の事項のうち必要なも
のを記載する。 
a) 骨材の種類,大きさ,外観及

び産地又は名称 

b) 骨材の採取場所及び採取日 
c) 容器の容積 
d) 試料の状態(絶乾状態又は気

乾状態) 

e) 試料の詰め方(棒突き又はジ

ッギング) 

f) 含水率測定の有無及び含水

率の測定値(気乾状態の場
合) 

g) 密度及び吸水率 
h) 単位容積質量 
i)  実積率及び試料の粒度 

試験報告は次の項目を含むものと
する。 
a) 試料の識別 
b) 骨材の種類と最大寸法 
c) 試験時の試料の水分 
d) 容器の寸法 
e) 締固めの方法(必要であれば) 
f) 結果 

追加 

JISには,ISO規格の項目の
ほかに含水率測定の有無,
含水率の測定値(気乾状態
の場合),密度,吸水率,実
積率及び試料の粒度の項目
を追加している。 

実積率を規定したこと
によって,それに付随す
る項目を追加する必要
があるため。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6782:1982,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 一致 ················ 技術的差異がない。 
− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

4

A

 1

1

0

4

2

0

1

9

background image

10 

A 1104:2019  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JB 

(参考) 

技術上重要な改正に関する新旧対照表 

現行規格(JIS A 1104:2019) 

旧規格(JIS A 1104:2006) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

2 引用規格 

JIS A 1158 試験に用いる骨材の縮分方法 

2. 引用規格 

− 

新たに制定された骨材の縮分方法の
JIS A 1158を追加した。 

6 計算 
c) 

2回の試験の平均値を,四捨五入によって有効
数字3桁に丸め,試験結果とする。 

6. 計算 
c) 

2回の試験の平均値を試験結果とする。 

平均値の算出に有効桁数が明記され
ていなかったため追加した。 

7 精度 

− 

7. 精度 
注(4) 

試験のばらつきと試料のばらつきの両者が含
まれる。 

他の試験方法では,ばらつきについて
明記されていないため,削除した。 

8 報告 
c) 

容器の容積 

8 報告 
c) 

容器の寸法 

3.2容器において,測定するのは容器
の容積のため,修正した。 

4

A

 1

1

0

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