令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標準化法の用語に合わせ,
規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。
日本産業規格 JIS
A 0016 : 1979
収納間仕切ユニット内機器収納空間の
モデュラーコーディネーション
Modular Coordination−Coordinating Size of Opening
for Built-in Appliances in Storage Furniture
1. 適用範囲 この規格は,住宅で使用される収納間仕切ユニット(以下,ユニットという。)に入れる機
器類のための収納空間の大きさについて規定する。
備考:この規格でいう収納間仕切ユニットとは,JIS A 4414(住宅用収納間仕切ユニット)及びJIS A
4415〔住宅用収納家具(収納間仕切ユニット用)〕に規定するものをいう。
引用規格:
JIS A 4414 住宅用収納間仕切ユニット
JIS A 4415 住宅用収納家具(収納間仕切ユニット用)
関連規格 JIS A 0002 建築モデュール用語
JIS A 0004 建築のモデュール割りの原則
2. 構成材基準面と収納空間
2.1
構成材基準面と補助基準面 ユニットには,構成材基準面及び補助基準面を設け,機器類のための
収納空間を表す。また,ユニット内部の収納空間の大きさは,補助基準面間の距離で与える。
なお,補助基準面の位置は,ユニットの構成材基準面からの距離で示す(図1参照)。
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A 0016 : 1979
図1 (例図)
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A 0016 : 1979
図1 (つづき)
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A 0016 : 1979
図1 (つづき)
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A 0016 : 1979
2.2
ユニット内部の収納空間 丁番・金具等の突出部は,原則として内部機器のための収納空間を侵し
てはならない(図2参照)。
図2 (例図)
2.3
ユニットと内部機器類との接続 ユニットと内部機器類の間に配管・配線又は取付け等の接続を必
要とする場合は,原則としてそれが可能な位置を補助基準面からの距離で示す(図3参照)。
図3 (例図)
3. 収納空間の大きさ 内部機器のための収納空間の大きさを与えるS及びTは,表に示す数値から選ぶ
ものとすす。
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A 0016 : 1979
表
単位mm
区分
方向
S
T
間口方向
300
400
450
600
750
800
0
30
60
900
1000
1100
1200
1350
1500
90(1)
120(1)
1700
1800
2100
2400
奥行方向
200
300
400
450
600
800
0
30
60
900
高さ方向
200
300
400
500
600
700
0
30
60
800
900
1000
1200
1400
1500
1600
1800
1900
2000
2200
2400
注(1) S=900以上にだけ適用する。
4. 表示 収納空間を表示する場合は,間口方向,奥行方向,高さ方向のS及びTをそれぞれSx,SY,
Sz,Tx,TY及びTzの記号で示し,その寸法値を表示する(付図1〜3の表示例参照。)。
付図1 (例図)ユニット平面図(間口及び奥行方向)
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A 0016 : 1979
付図2 (例図)ユニット立面図(奥行及び高さ方向)
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A 0016 : 1979
付図3 (例図)ユニット平面図(間口及び奥行方向)
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A 0016 : 1979
住宅用収納間仕切ユニット専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
小 原 二 郎
千葉大学工学部
出 口 良 生
筑波大学芸術学部
高 橋 鷹 志
東京大学工学部
真 鍋 恒 博
東京理科大学工学部
松 木 一 浩
株式会社ドットコーポレーション
松 谷 蒼一郎
建設省住宅局
野 口 昌 吾
通商産業省生活産業局
田 村 忠 男
工業技術院標準部
鎗 田 一
日本住宅公団
大 平 昌 男
財団法人住宅部品開発センター
助 川 哲 朗
社団法人プレハブ建築協会〔大成プレハブ株式会社〕
兵 頭 美代子
主婦連合会
箕 原 正
箕原正デサイン研究所
近 藤 正 一
RIA建築総合研究所
岡 屋 武 幸
日立化成工業株式会社
中 島 龍 生
株式会社岡村製作所
成 宮 恒 昭
ブリヂストンタイヤ株式会社
熊 谷 和 郎
社団法人日本電子機械工業会〔三洋電機株式会社〕
重 富 慎 弘
松下電工株式会社
江 夏 弘
社団法人日本住宅設備システム協会
田 村 尹 行
工業技術院標準部
(事務局)
大久保 和 夫
工業技術院標準部材料規格課
下 原 昭 三
工業技術院標準部材料規格課