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Z 9127

:2011

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

1

4

  照明の一般要件 

2

4.1

  一般原則 

2

4.2

  照度

3

4.3

  モデリング 

4

4.4

  グレア

4

4.5

  ストロボ現象 

5

4.6

  光色及び演色性

5

4.7

  障害光

6

4.8

  保守率

6

4.9

  停電対策 

7

5

  照明の個別要件 

7

5.1

  テレビジョン撮影の要件 

7

5.2

  特定の運動競技の要件 

8

6

  検証の手順 

8

6.1

  照度

8

6.2

  グレア制限値 

8

6.3

  障害光

8

6.4

  平均演色評価数

8

6.5

  光色

9

附属書 A(参考)平均照度の算出方法

20

附属書 B(参考)照度測定方法 

22

附属書 C(参考)照明器具の配置及び取付け高さ

30


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まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人照明学会(IEIJ)及び財団法人日本

規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによって,JIS Z 9120:1995,JIS 

Z 9121:1997

JIS Z 9122:1997,JIS Z 9123:1997 及び JIS Z 9124:1992 は廃止され,この規格に置き換えら

れた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

9127

:2011

スポーツ照明基準

Recommendation for sports lighting

序文 

この規格は,CIE 83CIE 112CIE 150 などを参考に,スポーツ照明の社会的変化,経済的変化及び国

際的変化,並びに技術的な進歩に対応するために,個別に制定されていた運動競技場の照明基準(JIS Z 

9120

JIS Z 9121JIS Z 9122JIS Z 9123 及び JIS Z 9124)を統合し,新たに制定した日本工業規格であ

る。

適用範囲 

この規格は,運動競技者,審判員などの運動競技関係者,観客,テレビジョン放送関係者などが,安全,

円滑及び快適に,運動競技を行ったり,観戦したり,又は撮影したりするために必要な照明要件について

規定する。また,その設計及び運用のために,定量的に規定できる要件として,照度,照度均斉度,グレ

ア制限値及び演色性に関する照明基準の推奨値を定める。ただし,非常時用照明は除く。

この規格は,特定の問題の解決のために,照明設備の望ましい設計を規定するものではない。また,新

しい技術の採用に関する設計者の自由を制限するものでもなく,かつ,革新的な機器及び器材の使用を制

限するものでもない。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 7612

  照度測定方法

JIS Z 8113

  照明用語

JIS Z 8726

  光源の演色性評価方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113 によるほか,次による。

3.1 

運動競技面,PA 

特定の運動競技で規定する運動競技領域。通常,フィールド又はコートが該当する。

3.2 

安全領域 

運動競技に用いる運動競技面周囲に,運動競技の安全を目的として付加的に設ける空地。

注記  安全領域は,運動競技のルールなどで規定されている。


2

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3.3 

全運動競技面,TA 

運動競技面に安全領域を加えた領域で,実際の運動競技に必要とする領域。

3.4 

維持照度,Ē

m

ある面の平均照度が,使用期間中に下回らないように維持する値。単位はルクス(lx)で表す。

3.5 

照度均斉度,U

0

ある面における平均照度に対する最小照度の割合。

3.6 

空間照度,E

sp

空間上の微小閉曲面にあらゆる方向から入射する光束の面積密度。単位はルクス(lx)で表す。

注記 1  空間照度は,人,ボールなど立体的な視対象の照度を規定する場合に用いる。閉曲面が球,

円筒(上下面を除く。

)及び半円筒(上下面及び背面を除く。

)の空間照度を,それぞれ平均

球面照度,平均円筒面照度及び半円筒面照度という。

注記 2  鉛直面照度は,特定方向から見る場合の垂直な面の照度を規定する場合に用いる。半円筒面

照度は,特定方向から見る場合の円筒状の表面(人の顔など)の照度を規定する場合に用い

る。また,平均円筒面照度は,空間上にある 1 点の水平方向の光束の総量を規定する場合に

用いる。

3.7 

グレア評価値(Glare Rating),GR 

1994 年に国際照明委員会(CIE)が屋外運動競技及び広場照明施設のために規定した不快グレア評価方

法に基づく値。

注記 1  GR の詳細は,CIE 112 を参照。

注記 2  グレア評価方法は,屋外用として定められたが,その後の研究で,屋内運動競技施設にも適

用できることが明らかにされている。

3.8 

グレア制限値,GR

L

運動競技照明施設に対して許容できる GR の上限値。

3.9 

障害光 

与えられた条件の下で,量的,方向的,又は光色及び演色性のため,いらだち感,不快感,注意の散漫

又は重要な情報を視認する能力の低下の原因となる漏れ光。

照明の一般要件 

4.1 

一般原則 

運動競技照明の目的は,運動競技者,運動競技関係者,観客,テレビジョン放送関係者などに,質の高

い照明環境を提供し,安全,円滑及び快適に運動競技を行ったり,観戦したり,又は撮影したりすること

を可能にすることである。

運動競技は,動的及び空間的であり,特に運動競技者の多くは,動きながら動いている視対象を見て,


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素早く正確な判断を下し,次の動作を行っている。したがって,照明設計においては,運動競技面ばかり

でなく,その空間及び背景についても考慮に入れ,照度,照度分布,陰影,グレア,光色,演色性など,

運動競技種目に応じて求められる照明の量及び質を満たす必要がある。

この規格では,運動競技のための照明要件を示し,その中で定量的に規定できる要件として,照度,照

度均斉度,グレア制限値及び演色性について推奨する基準を 5.2 に示す。

4.2 

照度 

4.2.1 

一般 

基準面における照度及びその分布は,運動競技を,安全,円滑及び快適に行うための主要因である。こ

の規格で推奨する照度(以下,推奨照度という。

)は,基準面の平均照度とする。基準面に設計しようとす

る照度は,推奨照度を基に定め,照明設備の経年数及び状態にかかわらず,維持照度 Ē

m

を保たなければ

ならない。

4.2.2 

基準面 

基準面は,

運動競技面 PA 及びその周囲に設ける安全領域を加えた全運動競技面 TA とする。

安全領域を,

運動競技のルールなどで規定しない場合は,運動競技面 PA の各辺の周囲に,4.2.3 に規定する照度計算点

間隔以上の幅を加えた領域を基準面とする。

基準面は,指定する高さの水平面,鉛直面又は閉曲面とする。高さを指定しない場合は,床面又はグラ

ウンド面とする。

4.2.3 

照度計算点及び照度測定点 

設計した照度及び照度均斉度を検証するために,照度計算点及び照度測定点を基準面上に設定する。

照度計算点及び照度測定点は,基準面中心から運動競技軸及びそれに直交する方向に,

表 7∼表 10 に規

定する間隔で分割し,分割線の交点を計算点及び測定点とする。該当する運動競技が

表 7∼表 10 に規定の

ない場合には,類似する運動競技を参考に設定する。

表 7∼表 10 に規定がない場合,照度測定点の間隔は,照度計算点の間隔の 2 倍とし,基準面内に含まれ

ている照度計算点のコーナ部分から設定する。

注記  照度測定点は,附属書 を参考に設定する。

4.2.4 

平均照度及び最小照度 

平均照度は,JIS C 7612 に規定する平均照度の算出法に基づいて求める。

最小照度は,4.2.3 で設定した基準面内の照度計算点及び照度測定点の最小値とする。

注記  平均照度の算出方法は,附属書 を参考にする。

4.2.5 

照度均斉度 

照度均斉度は,4.2.4 で求めた平均照度に対する最小照度の割合とする。視対象の見え方は,最小照度の

位置が最も悪くなるので,照度均斉度は,

表 7∼表 10 に規定する推奨値を下回らないことが望ましい。

4.2.6 

空間照度 

人,ボールなどの立体的な視対象の見え方は,空間照度に関係するので,基準面上の対応する点におけ

る空間照度 E

sp

は,その点の水平面照度 E

h

に対して,次の式(1)の範囲とする。

0

.

2

5

.

0

h

sp

E

E

 (1)

注記  空間照度は,水平面照度に直交する水平方向成分として,平均円筒面照度,半円筒面照度,互

いに直交する鉛直面照度の 4 方向の平均値などを用いる。

4.2.7 

照度測定 


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照度測定は,JIS C 7612 による。照度測定は,照明を対称に設置する場合には,基準面の 1/2 又は 1/4

の範囲とする。

測定値と計算値との間には,次の要因によって,差異が生じる。

a)

電源電圧変動及び配線長による電圧降下に起因する差

b)

照明器具の設置位置,照準などによる差

c)

照明器具,ランプなどの製造上の差

d)

照度計の位置及び傾きによる差

e)

その他

4.3 

モデリング 

人,ボールなどの視対象の形がはっきりと,及び質感が良好に見えるように,空間照度と水平面照度と

の比は,4.2.6 に規定する範囲とする。

注記 1  モデリングは,光の拡散性と方向性との調和,又は互いに直交する 6 方向の照度(4 方向の

鉛直面照度及び上下 2 方向の水平面照度)の調和に関係する。

注記 2  モデリングの基本となる陰又はかげりは,光が一方向から入射するときに作られる。ただし,

一方向からの照明は,基準面に不快な強い影を生じさせる。

4.4 

グレア 

グレアは,運動競技,観戦などの妨げとなる。ただし,運動競技は,動的及び空間的であり,あらゆる

場面でグレアを完全に防止することは困難である。そこで,次の二つの手順でグレアの軽減を図る。

a)

運動競技者の視線方向を考慮し,主たる視線方向の視野内に高輝度光源を設置しない。

b)  4.4.1

に規定する不快グレア評価方法に基づいて GR を求め,グレア制限値 GR

L

以下にする。

注記 1  光源・照明器具の設置位置は,附属書 を参考に定める。

注記 2  減能グレアは,不快グレアを軽減している場合,あまり問題とはならない。ただし,視線が

上を向く場合には,ルーバの設置,フードの設置など特別な配慮が必要になる。

4.4.1 

グレア評価値 

GR は,式(2)によって求める。GR の計算点及び方向は,各照度測定点から各照明塔方向とし,図 に示

す位置関係で計算する。運動競技のサイドラインに沿って照明器具が列状に配置されている場合には,水

平距離の最短方向及び最遠方向について計算する。

図 1−グレア評価のための視線方向,照明器具及び照明塔の位置関係 


5

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+

=

9

.

0

ve

vl

10

log

24

27

L

L

GR

vn

v2

v1

vl

L

L

L

L

+

+

+

=

Λ

2

eye

vn

10

θ

E

L

×

=

             (2)

π

035

.

0

hav

ve

E

L

×

×

=

ρ

ここに,

L

vl

個々の照明器具によって生じる等価光幕輝度
(cd/m

2

)の合計

L

vn

個々の照明器具の光幕輝度(cd/m

2

E

eye

観測者の視線に対して垂直な面の照度(lx) 

図 1:水平下方 2°)

θ: 観測者の視線と個々の照明器具とのなす角度(°)

L

ve

環境の等価光幕輝度(cd/m

2

ρ: 領域(地面など)の平均反射率

E

hav

全運動競技面の平均照度(lx)

注記  領域の平均反射率は,一般に,土が 10 %,芝生が 15 %,雪面及び氷面が 50 %が用いられてい

る。

照明施設の GR は,

表 7∼表 10 の GR

L

を超えないことが望ましい。GR とグレアの程度との関係は,

1

による。

表 1GR とグレアの程度との関係 

GR 

グレアの程度

90

耐えられない

70

邪魔になる

50

許容できる限界

30

あまり気にならない

10

気にならない

4.5 

ストロボ現象 

ストロボ現象は,ボールなど高速に動く視対象が断続的に動いているように見える現象であり,これを

避けるように設計する。

注記  この対策としては,例えば,放電ランプを高周波で点灯する,3 本のランプを三相交流の異な

る位相で点灯し 3 本を一組として照明する,などの方法がある。

4.6 

光色及び演色性 

ランプの光色は,相関色温度 T

cp

で表し,

表 のように区分する。光色は,運動競技者の心理状態に影

響を及ぼすので,特別な理由のない場合には中間色を用いる。また,テレビジョン撮影及び写真撮影にも

影響を及ぼすので,昼光及び人工光を併用する場合には,昼光と調和する 4 000 K∼6 500 K の人工光を用

いる。


6

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表 2−ランプの光色区分 

単位  K

光色

相関色温度 T

cp

暖色 3

300 未満

中間色 3

300∼5 300

涼色 5

300 を超える

物,人の皮膚などの色の見え方を表現する演色性は,JIS Z 8726 に規定する平均演色評価数 R

a

を用いて

評価し,60 以上とする。

4.7 

障害光 

夜間の環境を保全するために,障害光を抑制する。障害光は,多くの場合,照明設備からの漏れ光によ

って引き起こされ,周辺環境又は人々に,生理的及び生態的に影響を及ぼす。屋外照明設備からの漏れ光

は,

表 に規定する値以下が望ましい。

表 3−屋外照明設備における障害光の許容される最大値 

地所への照度

a)

照明器具の光度

上方光束比

輝度

E

v

(lx)

I

(×1 000 cd)

L

b

(cd/m

2

L

s

(cd/m

2

環境ゾーン

減灯時間

b)

減灯時間以降

減灯時間

b)

減灯時間以降

ULOR 

ビル面

サイン面

E1

2  0

c)

 2.5  0 0 0

50

E2

 5

1

7.5

0.5

0.05

 5

400

E3 10  2  10

1.0

0.15

10

800

E4 25  5  25

2.5

0.20

25

1

000

ここに,環境ゾーンは CIE 150 に規定する次のものをいう。

E1:自然環境,国立公園,保護された場所など本来暗い光環境 
E2:地方部,産業的,居住的な地方領域など低い明るさの光環境 
E3:郊外,産業的,居住的な郊外領域など中程度の明るさの光環境 
E4:都市,都市中心,商業領域など高い明るさの光環境

ここで用いた記号は,次のとおり。

E

v

:地所の鉛直面照度の上限値(lx)

I:障害を及ぼすと考えられる方向への各照明器具の光度(×1 000 cd) 
ULOR:照明器具を設置した状態において,照明器具又は装置の水平面より上に放射される光束のランプ光束に対す

る割合

L

b

:ビル面の平均輝度の上限値(cd/m

2

L

s

:サイン面の平均輝度の上限値(cd/m

2

注記  この表は,CIE 150 による。 

a)

  近隣住居の窓,将来住居になる予定の関係する面などに適用する。

b)

  減灯時間が適用できない場合には,低い方の値を適用することが望ましい。

c)

  照明器具が公共照明(道路など)である場合には,この値は 1 lx とする。

4.8 

保守率 

保守率は,選定した光源,選定した照明器具,並びに環境及び特定の保守計画を基に定める。推奨照度

は,保守率を見込んだ維持照度である。

設計者は,保守率を導き出した条件を明らかにするとともに,ランプの交換頻度,照明器具の清掃頻度,

清掃方法などを含む,包括的な保守計画を提示することが望ましい。


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注記  保守率の算出方法には,社団法人照明学会の技術指針 JIEG-001(2005)がある。

4.9 

停電対策 

高速で動く運動競技などでは,停電時に運動競技者がその運動競技を安全に停止するための照度を確保

することが望ましい。

照明の個別要件 

5.1 

テレビジョン撮影の要件 

5.1.1 

一般事項 

テレビジョン撮影及びフィルム撮影を行う場合は,5.1.25.1.6 によることが望ましい。

5.1.2 

撮影のための照度 

撮影のための照度は,被写体の速度及び撮影距離に基づいて,

表 に規定する空間照度による。

表 4−撮影のための照度(S/N 比 50 dB 及び標準的なカメラ) 

撮影距離

被写体の速度

25 m

75 m

150 m

A(比較的緩やか)

a)

500 lx

700 lx

1 000 lx

B(中程度の速度)

b)

700 lx

1 000 lx

1 400 lx

C(比較的速い)

c)

1 000 lx

1 400 lx

注記  この表は,CIE 83 による。 

a)

  A は,カメラを通して見た場合,アーチェリー,体操,ビリヤード,ボウリング,

カーリング,馬術,水泳など,比較的緩やかに動くもの。

b)

  B は,カメラを通して見た場合,バドミントン,野球,ソフトボール,バスケット

ボール,ボブスレー,リュージュ,フットボール,ハンドボール,ホッケー,アイ
ススケート,柔道,テニス,競輪,競馬,ドッグレース,ローラースケート,スキ

ー・ジャンプ,スピードスケート,バレーボール,レスリングなど,中程度の速度
で動くもの。

c)

  C は,カメラを通して見た場合,ボクシング,クリケット,フェンシング,アイス

ホッケー,ラケットボール,スカッシュ,卓球など,比較的動きの速いもの。

5.1.3 

最大照度に対する最小照度の割合 

基準面の水平面照度及び空間照度の最大照度に対する最小照度の割合は,

表 とする。また,水平面照

度の勾配は,5 m 当たり 25 %を超えてはならない。

表 5−最大照度に対する最小照度の割合 

空間照度

 

E

sp,min

/E

sp,max

≧0.3

水平面照度

 

E

h,min

/E

h,max

≧0.5

5.1.4 

相関色温度 

光源の相関色温度は,3 000 K∼6 500 K とする。屋外設備を薄暮から夜間にかけて使用する場合には,

相関色温度は,4 000 K∼6 500 K とする。

5.1.5 

平均演色評価数 

光源の平均演色評価数 R

a

は,80 以上とする。

5.1.6 

観客席の照度 


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映像又は画像の背景となる観客席などの照度は,基準面における空間照度の平均値の 25 %以上とする。

5.2 

特定の運動競技の要件 

5.2.1 

運動競技の区分 

運動競技の水準を

表 に規定するように区分し,特定の運動競技の要件をそれに応じることが望ましい。

表 6−運動競技の区分及び適用例

運動競技の区分

適用例

I

観客のいる国際,国内,地域全体又は特定地域における最高水準の運動競技会。
最高水準のトレーニング。

II

観客のいる地域全体又は特定地域における一般的な運動競技会。

高水準のトレーニング。

III

観客のいない特定地域の運動競技会,学校体育又はレクリエーション活動。

一般のトレーニング。

5.2.2 

照明要件 

特定の運動競技(球技,運動競技・陸上競技,水泳・ウインタースポーツ,格闘技など)のための照明

要件は,

表 7∼表 10 による。これらの表の構成は,次による。

a)

縦列に,特定運動競技の照明要件を示す。

b)  1

行目∼3 行目は,運動競技の種目及び区分を示す。

c)

4 行目∼20 行目は,照度段階であり,運動競技の区分 I∼区分 III の推奨照度を示す。運動競技種目又

は照度段階欄は,

特に指定しない場合は水平面照度を示し,

“空間”とある場合は空間照度を示し,

“鉛

直面”とある場合には鉛直面照度を示す。例えば“I 0.7/50/60”は,運動競技の区分 I,望ましい U

0

の下限値が 0.7,GR

L

が 50,及び R

a

の下限値が 60 を示す。

d) 21

行目(被写体の速度)は,

表 の被写体の速度区分を示す。

e) 22

行目(計算間隔)は,照度計算点の間隔を示し,23 行目(測定間隔)は,照度測定点の間隔を示す。

f) 24

行目は,基準面の高さを示す。

検証の手順 

照明設備の検証は,測定,計算又はデータの検査によって,必要に応じて行う。

6.1 

照度 

照度は,4.2.3 で定めた点を,4.2.7 の規定に基づいて,測定する。

測定値から求めた平均照度が,設計した照度に適合することを確認する。また,照度均斉度が,規定し

た面において,

表 7∼表 10 に規定する値に適合することを確認する。反復測定には,同じ測定点を用いる。

6.2 

グレア制限値 

GR は,設計者が提供する。この GR が表 7∼表 10 に規定する GR

L

に適合することを確認する。また,

GR の計算において,照明設備及びその配置,空間並びに領域の表面仕上げが,計算条件に従っているこ

とを確認する。

6.3 

障害光 

ULOR データは,設計者が提供する。必要に応じて,E

v

L

b

及び L

s

について確認する。

6.4 

平均演色評価数 

設計で使用するランプの平均演色評価数 R

a

は,ランプの製造業者が提供する。R

a

が照明設計に適合する


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ことを確認する。ランプは,設計の段階で選定する。

6.5 

光色 

設計で使用するランプの光色 T

cp

値は,ランプの製造業者が提供する。T

cp

値が,設計値に一致すること

を確認する。


表 7−球技などの照明要件 

硬式野球

軟式野球

ソフトボール

内野

外野

内野

外野

内野

外野

アメリカン

フットボー

サッカー

ラグビー

ラクロス

ホッケー

照度段階

(lx)

屋外

屋外

屋外

屋外

屋外

屋外

屋内

屋外

3

000

   

2 000

1

500

   

1 000

I 0.7/50/60

750

II 0.6/50/60

I 0.5/50/60

I 0.6/50/60

I 0.7/50/60

I 0.7/−/60

500

III 0.5/55/−  II 0.5/50/60

II 0.5/50/60

I 0.5/50/60

II 0.6/50/60

I 0.5/50/60

I 0.7/50/60

I 0.7/50/60

I 0.7/50/60

II 0.6/−/60

I 0.7/50/60

300

III

0.3/55/− III

0.5/55/−

II 0.5/50/60

II 0.5/50/60

II 0.5/50/60

III 0.5/−/−

II 0.5/50/60

200

III 0.3/55/−

III 0.5/55/−

II 0.5/50/60

II 0.5/50/60

III 0.3/55/−

III 0.3/55/−

150

   

100

III 0.3/55/−  III 0.3/55/−

III 0.3/55/−

75            
50

30            
20

15            
10

被写体の速度

B B B B B B B B B B B

計算間隔 5

m×5 m

5 m×5 m

5 m×5 m

5 m×5 m

5 m×5 m

5 m×5 m

5 m×5 m

5 m×5 m

5 m×5 m

3 m×3 m

5 m×5 m

測定間隔 5

m×5 m

10 m×10 m

5 m×5 m

10 m×10 m

5 m×5 m

10 m×10 m  10 m×10 m

10 m×10 m

10 m×10 m

6 m×6 m

10 m×10 m

基準面の高さ

地表面

地表面

地表面

地表面

地表面

地表面

床面

地表面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定がな

いことを示す。

10

Z 9127


20
1

1


表 7−球技などの照明要件(続き) 

バレーボール

バスケットボール

テニス

ボッチャ

ブール,ペタンク

照度段階

(lx)

屋内

屋外

屋内

屋外

屋内

屋外

屋内

屋外

屋内

屋外

3

000

2 000

1

500

1 000

750 I

0.7/−/60  I

0.7/−/60  I

0.7/−/60

500

II 0.6/−/60

I 0.7/50/60

II 0.6/−/60

I 0.7/50/60

II 0.6/−/60

I 0.7/50/60

300

III

0.5/−/−

II 0.6/50/60

I 0.7/−/60  I

0.7/−/60

200

III 0.5/−/−

II 0.6/50/60

III 0.5/−/−

II 0.6/50/60

III 0.5/55/−

II 0.6/−/60

III 0.5/−/−

I 0.7/50/60

II 0.6/−/60

III 0.5/−/−

I 0.7/50/60

150

100

III 0.5/55/−

III 0.5/55/−

II 0.6/50/60

III 0.5/55/−

II 0.6/50/60

III 0.5/55/−

50

20

10

被写体の速度

B B B B B B B B −

計算間隔 2

m×2 m

2 m×2 m

2 m×2 m

2 m×2 m

2 m×2 m

2 m×2 m

1 m×1 m

1 m×1 m

2 m×1 m

2 m×1 m

測定間隔 4

m×4 m

4 m×4 m

4 m×4 m

4 m×4 m

4 m×4 m

4 m×4 m

2 m×2 m

2 m×2 m

4 m×2 m

4 m×2 m

基準面の高さ

床面

地表面

床面

地表面

床面

地表面

床面

地表面

床面

地表面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定がな

いことを示す。

11

Z 9127


20
1

1


表 7−球技などの照明要件(続き) 

ネットボール

フットボール

(5/7-a-side)

ハンドボール

フットサル

バドミントン

卓球

ラケット

ボール

スカッシュ

照度段階

(lx)

屋内

屋外

屋内

屋内

屋外

屋内

屋内

屋内

屋内

3

000

     

2 000

1

500

     

1 000

750 I

0.7/−/60  I

0.7/−/60 I

0.7/−/60  I

0.7/−/60 I

0.7/−/60 I

0.7/−/60 I

0.7/−/60

500

II 0.6/−/60

I 0.7/50/60

II 0.6/−/60

II 0.6/−/60

I 0.7/50/60

II 0.6/−/60

II 0.6/−/60

II 0.6/−/60

II 0.6/−/60

300

  

III

0.5/−/− III

0.5/−/− III

0.5/−/− III

0.5/−/−

200

III 0.5/−/−

II 0.6/50/60

III 0.5/−/−

III 0.5/−/−

II 0.6/50/60

150

     

100

III 0.5/55/−

III 0.5/55/−

50

20

10

被写体の速度

B B B B B B C C C

計算間隔 2

m×2 m

2 m×2 m

3 m×3 m

3 m×3 m

3 m×3 m

1.5 m×1.5 m

0.5 m×0.5 m

2 m×2 m

2 m×2 m

測定間隔 4

m×4 m

4 m×4 m

6 m×6 m

6 m×6 m

6 m×6 m

3 m×3 m

0.5 m×0.5 m

2 m×2 m

2 m×2 m

基準面の高さ

床面

地表面

床面

床面

地表面

床面

テーブル面

床面

床面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定がな

いことを示す。

12

Z 9127


20
1

1


表 7−球技などの照明要件(続き) 

ボウリング

ゴルフコース

ビリヤード,

スヌーカー

アプローチ

ピン(空間)

ティー・グリーン

フェアウェイ

ゴルフ練習場

照度段階

(lx)

屋内

屋内

屋外

屋外

000

2 000

500

1 000

750 I

0.7/−/60

500

II 0.6/−/60

III 0.6/−/60

I, II, III−/−/60

300

I

0.6/−/60

200

II 0.5/−/60

III 0.5/−/60

150

100

III 0.8/−/−(打席)

75

II

−/−/−

50

III  −/−/−

II  −/−/−

III  −/−/−(空間)

30

III

−/−/−

20

15       
10

被写体の速度 A

A

A

計算間隔 0.5

m×0.5 m

− 5

m×5 m

10 m×5 m

15 m 間隔

測定間隔 0.5

m×0.5 m

レーン面センターで

2 m 間隔

− 5

m×5 m

20 m×10 m

15 m 間隔

基準面の高さ

テーブル面

レーン面

ピン

地表面

地表面

地表面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定

がないことを示す。

13

Z 9127


20
1

1


表 8−運動競技・陸上競技などの照明要件 

アーチェリー,弓道

運動競技

陸上競技

射場 
全般

的 18 m

(鉛直面)

的 90 m

(鉛直面)

射場 
全般

的 30 m 又は

90 m

(鉛直面)

体操

リズム体操

フィットネス

エアロビクス

ダンス

重量挙げ

照度段階

(lx)

屋内

屋外

屋内

屋外

屋内

屋内

屋内

3

000

      

2 000

1

500

      

1 000

I 0.7/−/60

750

I

0.7/−/60 II

0.6/−/60

 I

0.7/−/60

  I

0.7/−/60

500

I 0.7/−/60

I 0.7/50/60

II 0.6/−/60

III 0.5/−/−

II 0.6/−/60

I 0.7/−/60

I 0.7/−/60

II 0.6/−/60

300 II

0.6/−/60

I 0.7/−/60

II 0.6/−/60

III 0.5/−/−

III

0.5/−/−

II 0.6/−/60 II

0.6/−/60

200

III 0.5/−/−

II 0.5/50/60

III 0.5/−/−

I 0.7/−/60

II 0.6/−/60

III 0.5/−/−

III 0.5/−/−

III 0.5/−/−

150                
100

III 0.3/55/−

III 0.5/−/−

75                
50

30                
20

15                
10

被写体の速度

B  B  A A A A A  A  A  A

計算間隔 2.5

m×2.5 m

5 m×5 m

2.5 m×2.5 m

− 2.5

m×2.5 m

− 2.5

m×2.5 m

2.5 m×2.5 m

2.5 m×2.5 m

測定間隔 5

m×5 m

10 m×10 m

5 m×5 m

− 5

m×5 m

− 5

m×5 m

5 m×5 m

5 m×5 m

基準面の高さ

床面

地表面

床面

標的

標的

床面

標的

床面

床面

床面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定がな

いことを示す。

14

Z 9127


20
1

1


表 8−運動競技・陸上競技などの照明要件(続き) 

競馬

ホームストレッチ

バックストレッチターン

マラソンクロス

カントリー

ローラースケート

横断(空間)

縦断(空間)

横断(空間)

縦断(空間)

馬術

ホースショウ

照度段階

(lx)

屋外

屋内

屋外

屋外

屋内

3

000

      

2 000

1

500

      

1 000

750

 

I

0.4/50/60

I

0.6/50/60

500

I 0.7/−/60

I 0.4/50/60

I 0.6/50/60

I 0.7/−/60

300

II

0.6/−/60

I 0.7/50/60

II 0.4/50/60

II 0.6/50/60

II 0.6/−/60

200

III 0.5/−/−

II 0.5/50/60

I 0.6/50/60

II 0.4/50/60

II 0.4/50/60

III 0.5/−/−

150

III

0.3/55/−

100

II 0.4/50/60

75          
50

III 0.2/55/−

30          
20

I 0.3/−/60

15          
10

II 0.3/−/60

5 III

0.3/−/−

被写体の速度

− B  B  −

− A

計算間隔

− 2.5

m×2.5 m

5 m×5 m

15 m×4 m

− 5

m×5 m

測定間隔

− 5

m×5 m

10 m×10 m

30 m×4 m

− 10

m×10 m

基準面の高さ

走行面

走行面

走行面

走行面

1.5 m

1.5 m

1.5 m

1.5 m

床面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定がな

いことを示す。

15

Z 9127


20
1

1


表 8−運動競技・陸上競技などの照明要件(続き) 

競輪

自転車競技

ドッグレース

モーター

レース

照度段階

(lx)

屋内

屋外

屋外

屋外

000

  

2 000

500

  

1 000

750 I

0.7/−/60

 

500

II 0.6/−/60

I 0.7/50/60

I 0.7/50/60

I 0.7/50/60

300

II 0.5/50/60

II 0.5/50/60

II 0.6/50/60

200

III 0.5/−/−

III 0.5/55/−

150

  

100

III 0.3/55/−

75     
50

30     
20

15     
10

5   

被写体の速度

B B C B

計算間隔 5

m×2 m

5 m×2 m

5 m×2 m

5 m×2 m

測定間隔 10

m×4 m

10 m×4 m

10 m×4 m

10 m×4 m

基準面の高さ

走行面

走行面

走行面

走行面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定がないことを示す。

16

Z 9127


20
1

1


表 9−水泳・ウインタースポーツなどの照明要件 

水泳

カーリング

全運動競技

アイス

ホッケー

ハウス

リンク

フィギュア

スケート

スピード

スケート

照度段階

(lx)

屋内

屋外

飛込み

(空間)

屋内

屋内

屋内

屋内

屋外

3

000

       

2 000

1

500

       

1 000

750 I

0.5/−/60

  I

0.7/−/60

 I

0.7/−/60

500

II 0.5/−/60

I 0.5/50/60

II 0.6/−/60

I 0.7/−/60

II 0.6/−/60

I 0.7/−/60

I 0.5/50/60

300

II 0.5/50/60

II 0.7/−/60

 

200

III 0.4/−/−

III 0.4/−/−

I  −/−/60

II  −/−/60

III 0.5/−/−

III 0.6/−/−

I 0.7/−/60

II 0.7/−/60

III 0.5/−/−

II 0.6/−/60

II 0.4/55/60

150

       

100

III 0.6/−/−

III 0.5/−/−

III 0.3/55/−

50

20

10

被写体の速度

A A  A  C A A C B B

計算間隔 2.5

m×2.5 m

2.5 m×2.5 m

− 5

m×5 m

2 m×1 m

2 m×1 m

5 m×5 m

5 m×2 m

5 m×2 m

測定間隔 5

m×5 m

5 m×5 m

− 10

m×10 m

4 m×2 m

4 m×2 m

10 m×10 m

10 m×4 m

10 m×4 m

基準面の高さ

水面

水面

運動競技者

氷面

氷面

氷面

滑走面

滑走面

滑走面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定がな

いことを示す。

17

Z 9127


20
1

1


表 9−水泳・ウインタースポーツなどの照明要件(続き) 

ジャンプ

スキー競技

スキー場

ボブスレー

リュージュ

アプローチ

カンテ

ランディングバーン

ストップゾーン

アルペン,フリースタイル,

クロスカントリー

ゲレンデ

ラングラウフ

コース

照度段階

(lx)

屋外

屋外

屋外

屋外

000

2 000

500

1 000

750

500

300 I

0.7/−/60  I

0.5/50/60

200

II 0.5/−/60

I 0.5/50/60

II 0.4/50/60

III 0.3/50/−

I  −/−/−(空間)
II  −/−/−(空間)

I 0.5/50/60

150

100

II 0.4/50/60

II 0.4/50/60

I 0.5/50/60

75

50

III 0.3/−/−

III 0.3/50/−

III 0.3/50/−

II 0.3/50/60  I  −/−/−(空間)

30

20

III 0.2/50/− II  −/−/−(空間) III 0.2/55/−

15

10

III  −/−/−(空間)

III 0.1/55/−

5

被写体の速度

B B B B  B B −

計算間隔 2.5

m×0.5 m

測定間隔 5

m×0.5 m

基準面の高さ

滑走面

滑走面

滑走面

運動競技者

滑走面

雪面 1

m  雪面

雪面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は規定がな

いことを示す。

18

Z 9127


20
1

1


表 10−格闘技などの照明要件 

ボクシング

相撲

剣道

フェンシング

柔道

武術

レスリング

照度段階

(lx)

屋内

屋内

屋内

屋内

屋内

000

2 000

500

1 000

750 I

0.7/−/80

I 0.7/−/80

I 0.7/−/80

I 0.7/−/80

I 0.7/−/80

500

II 0.6/−/60

II 0.6/−/60

II 0.6/−/60

II 0.6/−/60

II 0.6/−/60

300

200

III 0.5/−/−

III 0.5/−/−

III 0.5/−/−

III 0.5/−/−

III 0.5/−/−

150

100

75

50

30

20

15

10

5

被写体の速度

C C B B B

計算間隔 1

m×1 m

1 m×1 m

1 m×1 m

1 m×1 m

1 m×1 m

測定間隔 2

m×2 m

2 m×2 m

2 m×2 m

2 m×2 m

2 m×2 m

基準面の高さ

リング/土俵

床面

床面

床面

床面

照度段階に示す数字及び数値は,その照度段階を推奨照度とする運動競技の区分,その区分で推奨する U

0

の下限値,GR

L

,及び R

a

の下限値を示す。

“−”は

規定がないことを示す。

19

Z 9127


20
1

1


20

Z 9127

:2011

附属書 A

(参考)

平均照度の算出方法

A.1

  計算点及び測定点の取扱い方 

平均照度は,JIS C 7612 に規定する平均照度の算出法に基づいて求める。

照度計算点及び照度測定点が,設定した基準面と一致しない場合は,

図 A.1 の a)d)に示す方法による。

a)

基準面内に含まれる照度計算点と基準面との距離が,d

/4 を超え又は d

w

/4 を超える場合は,その点を

内点として取り扱う[

図 A.1 a)を参照]。

b)

基準面内に含まれる照度計算点と基準面との距離が,d

/4 以下又は d

w

/4 以下の場合は,辺点として取

り扱う[

図 A.1 b)を参照]。

c)

コーナ部において,基準面内に含まれる照度計算点と基準面との距離が d

/4 以下及び d

w

/4 以下の場合

は,隅点として取り扱う[

図 A.1 b)を参照]。

d)

基準面外の照度計算点と基準面との距離が,d

/4 以下又は d

w

/4 以下の場合は,辺点として取り扱う[図

A.1 c)

を参照]

e)

コーナ部において,基準面外の照度計算点と基準面との距離が,d

/4 以下及び d

w

/4 以下の場合は,隅

点として取り扱い,平均の計算に含める[

図 A.1 c)を参照]。

f)

コーナ部において,

基準面外の照度計算点と基準面との距離が,

d

/4 を超え又は d

w

/4 を超える場合は,

平均計算から除外する[

図 A.1 d)を参照]。

 a) 

b) 

図 A.1−照度計算点及び照度測定点の取扱い方の説明図 


21

Z 9127

:2011

 c) 

d) 

図 A.1−照度計算点及び照度測定点の取扱い方の説明図(続き) 


22

Z 9127

:2011

附属書 B

(参考)

照度測定方法

B.1

  一般事項 

この附属書で示した以外の照度測定の一般的事項は,JIS C 7612 の規定による。また,使用する照度計

は,JIS C 1609-1 に規定する一般形 AA 級又はこれと同等以上のものとする。

B.2

  テニスコート 

B.2.1

  測定範囲 

測定範囲は,テニスコートを中心とした 16 m×36 m とする。

B.2.2

  測定点 

測定点の例を,

図 B.1 に示す。

単位  m

図 B.1−テニスコートの測定点の例 

B.2.3

  平均照度の計算 

水平面の平均照度は,式(B.1)によって求める。



24

1

4

1

22

1

4

2

144

1

i

i

i

i

i

i

E

E

E

E

(B.1)

ここに,

E

水平面の平均照度(

lx

i

E

隅点の照度(

lx

i

E

辺点の照度(

lx

i

E

内点の照度(

lx

B.3

  野球場 

B.3.1

  測定範囲 

測定範囲は,内野の場合,ダイヤモンドを含むファウルラインの外側

5 m

から外野方向へ

40 m

までの


23

Z 9127

:2011

正方形内とし,外野の場合,内野を除くその他の運動競技面全体とする。

B.3.2

  測定点 

測定点は,内野の場合,

図 B.2

に示す

81

点とし,外野の場合,

10 m

を基本間隔とした各分割線の交点

とする。ただし,その交点からフェンスまでの距離が

5 m

未満の場合は測定しなくてもよい。

B.3.3

  平均照度の計算 

水平面の平均照度は,式

(B.2)

及び式

(B.3)

によって求める。



49

1

4

1

28

1

4

2

256

1

i

i

i

i

i

i

E

E

E

E

(B.2)

ここに,

E

内野の平均照度(

lx

i

E

隅点の照度(

lx

i

E

辺点の照度(

lx

i

E

内点の照度(

lx

n

i

i

E

n

E

1

1

(B.3)

ここに,

E: 外野の平均照度(lx)

E

i

測定点の照度(lx)

n: 測定点の数

単位  m

図 B.2−野球場の測定点の例 


24

Z 9127

:2011

B.4

  陸上競技場 

B.4.1

  測定範囲 

測定範囲は,運動競技面全体とする。

B.4.2

  測定点 

測定点の例を,

図 B.3 に示す。

B.4.3

  平均照度の計算 

水平面の平均照度は,式(B.4)によって求める。

n

i

i

E

n

E

1

1

(B.4)

ここに,

E: 水平面の平均照度(lx)

E

i

測定点の照度(lx)

n: 測定点の数

単位  m

図 B.3−陸上競技場の測定点の例 

B.5

  ラグビー場及びサッカー場 

B.5.1

  測定範囲 

測定範囲は,

図 B.4 及び図 B.5 に示す範囲とする。

B.5.2

  測定点 

測定点の例を,

図 B.4 及び図 B.5 に示す。

B.5.3

  平均照度の計算 

水平面の平均照度は,式(B.5)によって求める。



p

i

i

i

o

i

i

i

E

E

E

n

E

1

4

4

2

4

1

(B.5)

ここに,

E: 水平面の平均照度(lx)


25

Z 9127

:2011

i

E

隅点の照度(lx)

i

E

辺点の照度(lx)

i

E

内点の照度(lx)

o: 辺点の数

p: 内点の数

n: 分割線で囲まれたます目の数

単位  m

図 B.4−ラグビー場の測定点の例 

単位  m

図 B.5−サッカー場の測定点の例 

B.6

  ゲレンデ,ラングラウフコース及びジャンプ競技場 

B.6.1

  測定範囲 


26

Z 9127

:2011

測定範囲は,

図 B.6∼図 B.8 に示す範囲とする。

B.6.2

  測定点 

測定点の例を,

図 B.6∼図 B.8 に示す。

B.6.3

  平均照度の計算 

ゲレンデ,ラングラウフコース及びジャンプ競技場の水平面の平均照度は,式(B.6)によって求める。

n

i

i

E

n

E

1

1

(B.6)

ここに,

E: 水平面の平均照度(lx)

E

i

測定点の照度(lx)

n: 測定点の数

単位  m

図 B.6−ゲレンデの測定点の例 

単位  m

図 B.7−ラングラウフコースの測定点の例 


27

Z 9127

:2011

単位  m

図 B.8−ジャンプ競技場の測定点の例 

B.7

  アイススケート場 

B.7.1

  測定範囲 

測定範囲は,

図 B.9 及び図 B.10 に示す範囲とする。

B.7.2

  測定点 

測定点の例を,

図 B.9 及び図 B.10 に示す。

B.7.3

  平均照度の計算 

アイススケート場の水平面の平均照度は,式(B.7)によって求める。



p

i

i

i

o

i

i

i

E

E

E

n

E

1

4

4

2

4

1

(B.7)

ここに,

E: 水平面の平均照度(lx)

i

E

隅点の照度(lx)

i

E

辺点の照度(lx)

i

E

内点の照度(lx)

o: 辺点の数

p: 内点の数

n: 分割線で囲まれたます目の数

スピードスケートトラックの水平面の平均照度は,式(B.8)によって求める。

n

i

i

E

n

E

1

1

(B.8)

ここに,

E: 水平面の平均照度(lx)

E

i

測定点の照度(lx)

n: 測定点の数


28

Z 9127

:2011

単位  m

図 B.9−アイススケート場の測定点の例 

単位  m

図 B.10−スピードスケートトラックの測定点の例 

B.8

  屋内運動場 

B.8.1

  測定範囲 

測定範囲は,

図 B.11 に示す運動競技場の床面全体とする。

B.8.2

  測定点 

測定点の例を,

図 B.11 に示す。

B.8.3

  平均照度の計算 

水平面の平均照度は,式(B.9)によって求める。



p

i

i

i

o

i

i

i

E

E

E

n

E

1

4

4

2

4

1

(B.9)

ここに,

E: 水平面の平均照度(lx)

i

E

隅点の照度(lx)

i

E

辺点の照度(lx)

i

E

内点の照度(lx)

o: 辺点の数

p: 内点の数

n: 分割線で囲まれたます目の数


29

Z 9127

:2011

単位  m

図 B.11−屋内運動場の測定点の例 

B.9

  水泳プール 

B.9.1

  測定範囲 

測定範囲は,フェンス,壁又は観客席に囲まれたプールサイドを含むプール全体とする。

B.9.2

  測定点 

測定点の例を,

図 B.12 に示す。

B.9.3

  平均照度の計算 

水平面の平均照度は,式(B.10)によって求める。



p

i

i

i

o

i

i

i

E

E

E

n

1

4

4

2

4

1

平均照度=

(B.10)

ここに,

E: 水平面の平均照度(lx)

i

E

隅点の照度(lx)

i

E

辺点の照度(lx)

i

E

内点の照度(lx)

o: 辺点の数

p: 内点の数

n: 分割線で囲まれたます目の数

単位  m

図 B.12−水泳プールの測定点の例


30

Z 9127

:2011

附属書 C 
(参考)

照明器具の配置及び取付け高さ

C.1

  一般原理 

C.1.1

  照明器具の配置 

照明器具の配置は,平均照度,照度均斉度及びグレアが適切な状態になるように決定する。特に,グレ

アは,競技中の運動競技者及び競技関係者の視線があらゆる方向を向くため,照明器具を設置する限り,

それが視線の中に入ることは避けられない。そこで,運動競技ごとの特性を配慮し,照明器具が視線内に

入る機会をできるだけ少なくするような位置を選んで,照明器具を配置する。また,球技の場合は,ボー

ルの動きを正確につかむ必要のある運動競技者が,その定位置及び動作中に,照明器具が視線内に入らな

いように配置する。

屋内及び屋外運動競技施設で用いる照明器具の配置及びその特徴を,

表 C.1 及び表 C.2 に示す。

表 C.1−屋内運動競技施設で用いる照明器具の配置及びその特徴 

照明方式

照明器具の配置

特徴

反射がさ又は投光器を 1 台ずつ天井全体
に分散配置する。

最も一般的な配置で,比較的低い照度でも
良好な均斉度を得やすい。

分散配置

反射がさ又は投光器を複数個まとめて,

大型の装置として天井に分散配置する。

均斉度を良好に保ちながら,照度を段階的

に下げることができる。混光照明に適す
る。照明器具数を少なくすることができ
る。

サイド配置

運動競技場の両サイドに,照明器具を列
状に配置する。

観客方向への鉛直面照度が得られやすく,
立体感も得やすい。一方,グレアが生じや

すい。壁際で保守ができる。

併用配置

分散配置のいずれかとサイド配置とを組

み合わせる。

テレビジョン撮影など,水平面及び鉛直面

の照度が高い値を必要とする場合に最も
適している。

直接照明方式

全周配置

反射がさ又は投光器を,運動競技面の全
周に沿って天井に配置する。

効率よく運動競技面を照明することがで
きる。

間接照明方式  サイド配置

運動競技場の両サイドに,照明器具を列

状に配置し,斜め上方向を照射する。

天井面が拡散性に富む,かつ,反射率が高

い場合に適する。天井に照明器具を取り付
けられない場合に適する。壁際で保守がで
きる。


31

Z 9127

:2011

表 C.2−屋外運動競技施設で用いる照明器具の配置及びその特徴 

照明方式

照明器具の配置

特徴

サイド配置

運動競技場の両サイドに,

照明器具を配

置する。

最も一般的な配置で,運動競技者の主な視
線方向と照明器具の照射方向とが直交す
るため,グレアが少ない。

照明器具の取付け高さを比較的低くする
ことができる。

コーナ配置

運動競技場のコーナ部に,

照明器具を配

置する。

照明器具をコーナ部の 4 か所にまとめるこ
とによって,建柱費用の削減を図ることが
できる。

運動競技面中心から照明器具までの距離
が長くなるため,照明器具の取付け高さが
高くなる。

直接照明方式

全周配置

運動競技場の全周に照明器具を配置す
る。

効率よく運動競技面を照明することがで
き,かつ,良好な照度分布を得やすい。 
一般に,運動競技者の視野内に照明器具が

入りやすいため,特にグレアについて配慮
する必要がある。

C.1.2

  照明器具の取付け高さ 

照明器具の配置が適切であっても,

取付け高さが低すぎる場合,

隣接する二つの照明間が暗くなったり,

光源が運動競技者,競技関係者,観客などの視野内に入ってグレアを生じたり,ときには視対象物を見失

ったりすることがある。また,逆に取付け高さが高すぎる場合,水平面照度に対する空間照度の比率が小

さくなり,見え方が悪くなる。これを防ぐために照明器具の取付け高さを適切に定めて,グレアの低減及

び水平面照度と空間照度との調和を図る必要がある。

C.2

  屋内運動競技施設における留意事項 

C.2.1

  分散配置 

反射がさなどの照明器具を天井に分散配置する場合,照明器具の取付け間隔は,次の式を満足するよう

に定める(

図 C.1 参照)。

S≦2Htanθ

ここに,

S: 照明器具の取付け間隔

H: 基準面と照明器具との距離

バレーボールなど高い運動競技面を使用する運動競技では,をネット上端と照明器具との距離とし,

空間照度を確保する必要がある。


32

Z 9127

:2011

図 C.1−分散配置における照明器具の取付け間隔及び高さ 

C.2.2

  サイド配置 

投光器などの照明器具をサイドに配置する場合,照明器具の取付け高さ(H)は,基準面中心又は端か

らの仰角(α)を大きくし,GR

L

を満足するように定める。一般に,サイド配置における照明器具の取付け

高さは,

図 C.2 に示すように,運動競技面の端の床面から仰角 α を 30°以上とする。ただし,観客席があ

る屋内プールは,水の反射によるグレアを避けるため,仰角を 40°以上とする。

図 C.2−サイド配置における照明器具の取付け高さ 

C.2.3

  サイド配置及び分散配置の併用 

サイド配置及び分散配置を併用する場合の照明器具の取付け高さは,C.2.1 及び C.2.2 を共に満足するこ

とが望ましい。

C.2.4

  全周配置 

全周配置方式における照明器具の配置は,

図 C.3 に示すようにコースに沿って両側又は片側に配置する

が,この場合も GR

L

を満足するように取付け高さ及び照射方向を設定する。


33

Z 9127

:2011

図 C.3−照明器具の配置例 

C.2.5

  間接照明方式 

間接照明方式の照明器具は,運動競技空間外に設置する。特にサイド配置では,人が容易に触れるおそ

れのない高さとする。

C.3

  屋外運動競技における留意事項 

C.3.1

  サイド配置 

サイド配置は,運動競技者の主な視線方向と照明器具の照射方向とが直交するので,グレアが少なく,

取付け高さを比較的低くできる利点があり,陸上競技場,兼用競技場(陸上競技,サッカー,ラグビーな

ど)

,テニスコートなどに適している。

照明器具の配置及び取付け高さは,GR

L

を満足し,かつ,照度均斉度及び空間照度が適切な状態になる

ようにする必要があり,一般に,

図 C.4 及び図 C.5 に示すように配置する。照明器具は,陸上競技場及び

兼用競技場の場合,8 か所に配置し,テニスコートの場合,4 か所又は 6 か所に配置するのが望ましい。

なお,陸上競技場及び兼用競技場の場合,運動競技面の中心線上に貴賓席,聖火台,国旗掲揚台柱など

を設置するとき,景観を考えて中心線上に照明器具を配置しないことが望ましい。

C.3.1.1

  陸上競技場並びに兼用競技場の照明器具の設置位置及び取付け高さ 

陸上競技場並びに兼用競技場等の照明器具の設置位置及び取付け高さは,一般に,

図 C.4 を基に設定す

る。また,取付け高さは,式(C.1)を満足するように設定する。

tan75

45

tan

tan30

20

tan

2

2

1

1

L

H

L

L

H

L

かつ,

  (C.1)

ここに,

L

1

運動競技面の中心線から最下段の照明器具までの水平
距離(m)

L

2

運動競技面の端から最下段の照明器具までの水平距離
(m)

H: 最下段の照明器具の取付け高さ(m)


34

Z 9127

:2011

図 C.4−サイド配置(陸上競技場及び兼用競技場) 

C.3.1.2

  テニスコートの照明器具の設置位置及び取付け高さ 

テニスコートの照明器具の設置位置及び取付け高さは,一般に,

図 C.5,式(C.2)及び式(C.3)を基に設定

する。

単位  m

図 C.5−サイド配置(テニスコート) 


35

Z 9127

:2011

a)

運動競技の区分 I 及び区分 II の場合

tan25

7

1

L

H

(C.2)

ここに,

H

1

運動競技の区分 I 及び区分 II の場合の,照明器具の最
下段の取付け高さ(m)

。ただし,最低高さは 12 m とす

る。

L: 運動競技面の中心線から最下段の照明器具までの水平

距離(m)

b)

運動競技の区分 III の場合

tan25

3

2

L

H

(C.3)

ここに,

H

2

運動競技の区分 III の場合の,照明器具の最下段の取付
け高さ(m)

。ただし,最低高さは 8 m とする。

L: 運動競技面の中心線から最下段の照明器具までの水平

距離(m)

C.3.2

  コーナ配置 

コーナ配置は,照明塔が 4 基で済ませられるという利点があり,サッカー専用競技場などに用いる。一

般に,

図 C.6 のように照明器具の配置及び取付け高さを設定する。この場合は,タッチライン付近の運動

競技者の空間照度を確保し,かつ,ゴールライン方向に移動する運動競技者及びコーナ・キックのときに

ゴールエリアにいる運動競技者に与えるグレアについて配慮する必要がある。また,照明器具は,

図 C.6

の斜線内に配置し,かつ,四つのコーナとも,運動競技面の対角線の延長上にできるだけ近い位置に配置

するのが望ましい。

C.3.2.1

  コーナ配置の照明器具の設置位置及び取付け高さ 

コーナ配置の照明器具の設置位置及び取付け高さは,一般に,

図 C.6 及び式(C.4)を基に設定する。

tan70

45

tan

tan30

20

tan

2

2

1

1

L

H

L

L

H

L

かつ,

  (C.4)

ここに,

L

1

運動競技面の中心線から最下段の照明器具までの水平
距離(m)

L

2

運動競技面のコーナから最下段の照明器具までの水平
距離(m)

H: 最下段の照明器具の取付け高さ(m)

図 C.6−コーナ配置 


36

Z 9127

:2011

C.3.3

  全周配置 

全周配置は,運動競技面の外周に照明器具を配置して運動競技面内の照明を行うもので,多目的で使用

するグラウンド,陸上競技場,野球場,屋外スピードスケートリンクなどで用いる。

照明器具の配置及び取付け高さは,GR

L

を満足し,かつ,照度均斉度及び空間照度が適切な状態になる

ように設定するものとし,運動競技種目に応じて,運動競技者の視線の中に照明器具が入る機会をできる

だけ避ける必要がある。

全周配置の例として,野球場及び屋外スピードスケートリンクの場合を,

図 C.7 及び図 C.8 に示す。

C.3.3.1

  野球場の照明器具の設置位置及び取付け高さ 

野球場の照明器具の設置位置及び取付け高さは,一般に,

図 C.7 及び式(C.5)を基に設定する。

tan30

2

20

tan

2

L

H

L

(C.5)

ここに,

H: 最下段の照明器具の取付け高さ(m)

L: 照明器具の間隔(m)。ただし,は,各内外野の対角

線で結んだ長い方をとる。

図 C.7−全周配置(野球場) 

C.3.3.2

  屋外スピードスケートリンクの照明器具の設置位置及び取付け高さ 

屋外スピードスケートリンクの照明器具の設置位置及び取付け高さは,一般に,

図 C.8 及び式(C.6)を基

に設定する。


37

Z 9127

:2011

H

S

L

H

3

(C.6)

ここに,

L: コース幅の内側から,最下段の照明器具までの水平距離(m)

H: 最下段の照明器具の取付け高さ(m)

S: 照明器具の取付け間隔(m)

図 C.8−全周配置(屋外スピードスケートリンク) 

参考文献  JIS C 1609-1  照度計  第 1 部:一般計量器

JIS Z 9120:1995

  屋外テニスコート及び屋外野球場の照明基準

JIS Z 9121:1997

  屋外陸上競技場,屋外サッカー場及びラグビー場の照明基準

JIS Z 9122:1997

  屋内運動場の照明基準

JIS Z 9123:1997

  屋外,屋内の水泳プールの照明基準

JIS Z 9124:1992

  スキー場及びアイススケート場の照明基準

CIE 83

,Guide for the Lighting of Sports Events for Colour Television and Film Systems

CIE 112

,Glare evaluation system for use within outdoor sports and area lighting

CIE 150

,Guide on the limitation of the effects of obtrusive light from outdoor lighting installations

社団法人照明学会・技術指針 JIEG-001(2005)