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Z 9112

:2012

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  蛍光ランプの光源色による区分  

2

4.1

  光源色による種類  

2

4.2

  色度範囲  

2

5

  LED の光源色による区分  

3

5.1

  光源色による種類  

3

5.2

  色度範囲  

3

6

  蛍光ランプの演色性による区分  

4

6.1

  演色性による種類  

4

6.2

  演色性における演色評価数の最低値 

4

6.3

  波長域発光形の分光分布の特性  

5

7

  LED の演色性による区分  

5

7.1

  演色性による種類  

5

7.2

  演色性における演色評価数の最低値 

5

8

  色度座標,演色評価数及び 波長域放射束比の測定及び計算方法  

6

8.1

  分光分布の測定方法  

6

8.2

  色度座標の測定及び計算方法  

6

8.3

  演色評価数の計算方法  

6

8.4

  波長域放射束比の計算方法  

6

9

  区分結果及び測定結果の表示  

7

9.1

  区分結果の表示  

7

9.2

  測定結果の表示  

7

附属書 A(参考)LED の光源色の相関色温度及び色度偏差による表示方法  

8


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(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人照明

学会(IEIJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 9112:2004 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案登録出願に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 Z

9112

:2012

蛍光ランプ・LED の光源色及び演色性による区分

Classification of fluorescent lamps and light emitting diodes by chromaticity

and colour rendering property

適用範囲 

この規格は,JIS C 7601 及び JIS C 7620-2 に規定する一般照明用の蛍光ランプ(以下,蛍光ランプとい

う。

,並びに JIS C 8155 に規定する一般照明用 LED モジュール及び JIS C 8157 に規定する一般照明用電

球形 LED ランプ(以下,LED という。

)の光源色及び演色性による区分について規定する。

なお,この規格は上記以外の LED 光源,LED 照明器具,有機エレクトロルミネッセンス(EL)光源,

有機 EL 照明器具などにも準用することができる。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 7601

  蛍光ランプ(一般照明用)

JIS C 7617-2

  直管蛍光ランプ−第 2 部:性能仕様

JIS C 7618-2

  片口金蛍光ランプ−第 2 部:性能仕様

JIS C 7620-2

  一般照明用電球形蛍光ランプ−第 2 部:性能仕様

JIS C 8155

  一般照明用 LED モジュール−性能要求事項

JIS C 8157

  一般照明用電球形 LED ランプ(電源電圧 50 V 超)−性能要求事項

JIS Z 8113

  照明用語

JIS Z 8701

  色の表示方法−XYZ 表色系及び X

10

Y

10

Z

10

表色系

JIS Z 8724

  色の測定方法−光源色

JIS Z 8726

  光源の演色性評価方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113 によるほか,次による。

3.1 

広帯域発光形蛍光ランプ(broad band fluorescent lamp)

発光スペクトルが可視波長域全体にわたっており,主な発光の半値幅がおよそ 50 nm を超える蛍光ラン

プ。

3.2 

狭帯域発光形蛍光ランプ(narrow band fluorescent lamp)

発光スペクトルを一つ又は複数の特定の狭い波長帯域(半値幅がおよそ 50 nm 以下)に集中させた蛍光


2

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ランプ。

3.3 

LED

光源(LED light source)

LED

モジュール,LED ランプ,LED パッケージ,LED ライトエンジンなど LED 発光装置の総称。

3.4 

LED

モジュール(LED module)

照明用白色 LED パッケージを基板などに実装するか,又は複数の LED を平面的若しくは立体的に配列

して,機械的,電気的制御回路若しくはその一部,及び光学的に多数の要素で構成して,一つのユニット

として取り扱えるようにしたもの,又はその集合体。

注記 LED モジュールには,LED パッケージをアレイ状又はクラスタ状に配列したものも含む。

3.5 

LED

ランプ(LED lamp)

電球形とそれ以外のものとがあり,電球形は E 形,B 形又は GX53 口金のいずれかを備え,LED パッケ

ージ又は LED モジュール,及びそれが安定に点灯動作するために必要な制御装置を組み合わせ一体とした

もので,恒久的に機能を損なわずには分解できないもの。

電球形以外のものは,標準化された口金と LED パッケージ又は LED モジュールとを備え,それが安定

的に点灯動作するために必要な制御装置の一部又は全てが一体となっていない構成であり,恒久的に機能

を損なわずには分解できないもの。

蛍光ランプの光源色による区分 

4.1 

光源色による種類 

蛍光ランプの光源色は,JIS Z 8701 の 7.(色度座標)による XYZ 表色系における色度によって,昼光色,

昼白色,白色,温白色及び電球色の 5 種類に区分する。

4.2 

色度範囲 

昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の色度範囲は,xy 色度図上においてそれぞれ

表 に示す色度

座標の点を結ぶ四辺形とする(

図 参照)。ただし,演色性が普通形で白色の環形蛍光ランプの色度範囲

は,

(0.399 3,0.413 1)

(0.384 9,0.366 8)

(0.365 6,0.390 5)

(0.358 4,0.349 9)の 4 点が結ぶ四辺形

とする。

表 1−蛍光ランプの光源色の色度範囲 

光源色の種類

記号

限界の色度座標

相関色温度

x    ,    y

x    ,    y

x    ,    y

x    ,    y

T

CP

 (K) 

昼光色 D 0.327

4

,0.367 3  0.328 2,0.329 7

0.299 8

,0.339 6

0.306 4

,0.309 1  5 700∼7 100

昼白色 N 0.361

6

,0.387 5  0.355 2,0.347 6

0.332 6

,0.363 5

0.332 4

,0.329 6  4 600∼5 500

白色 W

0.398

5

,0.410 2  0.384 9,0.366 8

0.365 2

,0.388 0

0.358 4

,0.349 9  3 800∼4 500

温白色 WW

0.430

5

,0.421 8  0.414 1,0.383 4

0.396 6

,0.404 4

0.385 6

,0.369 3  3 250∼3 800

電球色 L 0.483

4

,0.438 2  0.459 4,0.397 1

0.430 5

,0.421 8

0.415 3

,0.386 2  2 600∼3 250


3

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注記 1  W の色度範囲のうち,破線は環形蛍光ランプだけに適用される領域を示す。 
注記 2  黒体放射の軌跡:色度図上における,種々の温度の黒体の色度を示す点の軌跡。 
注記 3  CIE 昼光の軌跡:色度図上における,種々の相関色温度における CIE 昼光色度を示す点の軌跡。 

図 1xy 色度図上における蛍光ランプの光源色の色度範囲 

5 LED

の光源色による区分 

5.1 

光源色による種類 

LED

の光源色は,XYZ 表色系における色度によって,昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の 5 種

類に区分する。

5.2 

色度範囲 

昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の色度範囲は,xy 色度図上においてそれぞれ

表 に示す色度

座標の点を結ぶ四辺形とする(

図 参照)。

表 2LED の光源色の色度範囲 

光源色の種類

記号

限界の色度座標

相関色温度

x    ,    y

x    ,    y

x    ,    y

x    ,    y

T

CP

 (K)

昼光色 D 0.327

4

,0.367 3  0.328 2,0.329 7

0.299 8

,0.339 6

0.306 4

,0.309 1

5 700

∼7 100

昼白色 N 0.361

6

,0.387 5  0.355 2,0.347 6

0.332 6

,0.363 5

0.332 4

,0.329 6

4 600

∼5 500

白色 W

0.398

5

,0.410 2  0.384 9,0.366 8

0.365 2

,0.388 0

0.358 4

,0.349 9

3 800

∼4 500

温白色 WW

0.430

5

,0.421 8  0.414 1,0.383 4

0.396 6

,0.404 4

0.385 6

,0.369 3

3 250

∼3 800

電球色 L 0.483

4

,0.438 2  0.459 4,0.397 1

0.430 5

,0.421 8

0.415 3

,0.386 2

2 600

∼3 250


4

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注記  任意の相関色温度及び色度偏差を用いて光源色を表示する場合の,許容幅の設定方法について,

附属書 に記載する。

図 2xy 色度図上における LED の光源色の色度範囲 

蛍光ランプの演色性による区分 

6.1 

演色性による種類 

蛍光ランプの演色性は,JIS Z 8726 の 6.(演色評価数の求め方)による演色評価数及び分光分布の特性

によって,次のように区分する。

a) 

広帯域発光形蛍光ランプ  広帯域発光形蛍光ランプの場合は,次による。

1)

普通形

2)

高演色形

2.1)

演色 A

(記号:DL)

2.2)

演色 AA

(記号:SDL)

2.3)

演色 AAA

(記号:EDL)

b) 

狭帯域発光形蛍光ランプ  狭帯域発光形蛍光ランプの場合は,“3 波長域発光形”だけとする。JIS Z 

8726

の 6.

の平均演色評価数及び特殊演色評価数を用いる。

6.2 

演色性における演色評価数の最低値 

6.1

の区分による平均演色評価数及び特殊演色評価数の最低値は,4.1 の光源色による種類との組合せに

おいて,

表 及び表 による。ただし,表 の普通形の白色蛍光ランプのうち,直管蛍光ランプの R

a

の平


5

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均は 60 以上でなければならない。

表 で,従来 EX-“○”の記号表示をした品種については,利用者の混乱

を避けるため,EX-“○”の表記を継続することが望ましい。また,R

a

が 90 以上のものは,R

15

の最低値を

90

r

t

の最低値を 45 とする。

表 3−広帯域発光形蛍光ランプの演色性の最低値 

演色性の種類

光源色の種類

記号

演色評価数の最低値

R

a

R

9

R

10

R

11

R

12

R

13

R

14

R

15

普通形

昼光色 D

69

昼白色 N

67

白色 W

57

温白色 WW

54

演色 A

昼白色 N-DL

75

− 65

電球色 L-DL

65

− 50

演色 AA

昼光色 D-SDL

88

76

− 88

昼白色 N-SDL

86

72

− 86

白色 W-SDL

84

68

− 84

温白色 WW-SDL

82

64

− 82

昼光色

D-EDL  95 88 88 93 88 93 93 93

演色 AAA

昼白色

N-EDL  95 88 88 93 90 93 93 93

電球色

L-EDL  90 80 78 85 78 85 90 88

表 4−狭帯域発光形蛍光ランプの演色評価数及び 波長域放射束比の最低値 

演色性の種類

光源色の種類

記号

演色評価数の最低値及び 3 波長域放射束比の最低値

R

a

R

15

r

t

3

波長域発光形

昼光色 EX-D,ED

昼白色 EX-N,EN

 

白色 EX-W,EW

80 85 50

温白色 EX-WW,EWW

 

電球色 EX-L,EL  

6.3 3

波長域発光形の分光分布の特性 

3

波長域発光形蛍光ランプは,6.2 の条件を満足するほか,8.4 で計算した 3 波長域放射束比 r

t

表 

示す値以上のものとする。

7 LED

の演色性による区分 

7.1 

演色性による種類 

LED

の演色性は,次のように区分する。

a)

普通形

b)

高演色形

7.2 

演色性における演色評価数の最低値 

7.1

の区分による平均演色評価数及び特殊演色評価数の最低値は,5.1 の光源色による種類との組合せに

おいて,

表 による。


6

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表 5LED の演色性の最低値 

演色性の種類

光源色の種類

記号

演色評価数の最低値

R

a

R

15

普通形

昼光色 D

昼白色 N

白色 W

60

温白色 WW

電球色 L

高演色形

昼光色 D-D

昼白色 N-D

白色 W-D

80

u.c.

温白色 WW-D

電球色 L-D

注記  表中の u.c.は,現在では最低値を規定するためのデータが不十分な

ため,具体的な数値を記載できないことを示す。

色度座標,演色評価数及び 波長域放射束比の測定及び計算方法 

8.1 

分光分布の測定方法 

分光分布の測定は,直管蛍光ランプの場合 JIS C 7617-2 

附属書 B(電気的,光学的及び陰極特性の試

験方法)

,片口金蛍光ランプの場合 JIS C 7618-2 

附属書 B(電気的,光学的及び陰極特性の試験方法),

電球形蛍光ランプの場合 JIS C 7620-2 の箇条 4(試験条件)

,一般照明用 LED モジュールの場合 JIS C 8155

の 5.3(試験条件)及び一般照明用電球形 LED ランプの場合 JIS C 8157 

附属書 A(ランプ特性の測定方

法)に規定する試験の条件の下で,JIS Z 8724 の 4.2(分光分布の測定方法)によって測定する。

8.2 

色度座標の測定及び計算方法 

色度座標は,通常,8.1 による分光分布の測定値から,JIS Z 8724 の 4.3(三刺激値及び色度座標の計算

方法)に規定する分光測色方法によって計算し,小数点以下 3 桁目まで求めるか,又は JIS Z 8724 の 5.(刺

激値直読方法)に規定する刺激値直読方法によってもよいが,この場合,分光測色方法によって値付けし

た目盛調整用光源を用い,8.1 の試験条件による。

8.3 

演色評価数の計算方法 

演色評価数は,8.1 による分光分布の測定値から,JIS Z 8726 の 6.

によって計算する。

8.4 3

波長域放射束比の計算方法 

3

波長域発光形蛍光ランプの 3 波長域放射束比 r

t

は,8.1 による分光分布の測定値から,次の式によって

求める。

100

T

R

G

B

t

×

P

P

P

P

r

  (1)

( ) ( )

[

]

(

)

n

S

S

S

P

n

5

445

475

445

2

1

5

1

B

=

=

( ) ( )

[

]

(

)

n

S

S

S

P

n

5

525

555

525

2

1

5

1

G

=

=

        (2)

( ) ( )

[

]

(

)

n

S

S

S

P

n

5

595

625

595

2

1

5

1

R

=

=

(

)

n

S

P

n

5

375

81

1

T

=

=


7

Z 9112

:2012

ここに,

r

t

3

波長域発光形蛍光ランプの 3 波長域放射束比(%)

P

B

青(445∼475 nm)の波長域の相対放射束

P

G

緑(525∼555 nm)の波長域の相対放射束

P

R

赤(595∼625 nm)の波長域の相対放射束

P

T

可視域(380∼780 nm)の相対放射束

S(λ): 5 nm 間隔の分光分布の値

n: 正の整数

区分結果及び測定結果の表示 

9.1 

区分結果の表示 

区分結果を文書に記載する場合には,通常

4.1

又は

5.1

,及び

6.1

又は

7.1

に規定する種類の名称の組合

せ並びに

表 1

表 2

表 3

表 4

,及び

表 5

に示す記号によって表示する。

9.2 

測定結果の表示 

区分結果には,必要に応じてその区分に関係がある箇条

8

による測定結果を付記する。測定結果の付記

事項は,

JIS Z 8726

4.

(試験色)の規定による。


8

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附属書 A

(参考)

LED

の光源色の相関色温度及び色度偏差による表示方法

A.1 

概要 

この附属書は,箇条

5

によって光源色を昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の 5 種類に区分する

方法によらず,任意の相関色温度及び色度偏差を用いて光源色を表示する場合の,許容幅の設定方法につ

いて記載するものであって参考として示す。

A.2 

用語及び定義 

この附属書で用いる用語の定義は,

JIS Z 8113

によるほか,次による。

A.2.1 

色度偏差

(chromaticity deviation)

CIE 1960 UCS

色度図上で,光源の色度座標に最も近い,黒体放射軌跡上の点の座標からの距離。

A.3 

相関色温度の許容幅 

相関色温度の許容幅は,次の式によって求める。

8

2

0.026

8

010

0.000

2

+

×

+

×

=

Δ

T

T

T

A.4 

色度偏差の設定値 

色度偏差の設定値は,次の式によって求める。

5

008

.

0

1

6

.

44

1

700

57

2

+

×

×

=

T

T

D

uv

A.5 

色度偏差の許容幅 

色度偏差の許容幅は,設定値の±

0.006

とする。

A.6 

相関色温度及び色度座標の測定方法 

A.6.1 

分光分布の測定方法 

8.1

による。

A.6.2 

色度座標の測定及び計算方法 

8.2

による。

A.6.3 

相関色温度及び色度偏差の測定方法 

A.6.2

によって求めた色度座標から,

JIS Z 8725

5.

(相関色温度又は色温度の測定方法)によって求め

る。

A.7 

結果の表示 

相関色温度及び相関色温度の許容幅,色度偏差及び色度偏差の許容幅によって表示する。

相関色温度が

5 600 K

で色度偏差の設定値が

0.002

の場合


9

Z 9112

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5 600 K

±

493 K

0.002

±

0.006

関連規格  JIS C 7709-0

  電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性  第

0

部  電球類

の口金・受金及びそれらのゲージ類の総括的事項

JIS C 7709-1

  電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性  第

1

部  口金

JIS C 7709-2

  電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性  第

2

部  受金

JIS C 7709-3

  電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性  第

3

部  ゲージ

JIS Z 8110

  色の表示方法−光源色の色名

JIS Z 8725

  光源の分布温度及び色温度・相関色温度の測定方法