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Z 8500 : 2002

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本人間工学会

(JES)

/財団法人日本規格協会  (JSA)  から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって JIS 

Z 8500 : 1994

は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正は,日本工業規格を国際規格に整合させるため,ISO 7250 : 1996, Ergonomics−Basic human

body measurements for technological design

を基礎として用いた。

JIS Z 8500

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(規定)  大たい(腿)長及び下たい(腿)長

附属書 2(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


Z 8500 : 2002

(1) 

目次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  定義

1

2.1

  集団

1

2.2

  人体測定用語

1

3.

  測定点

2

4.

  測定条件

6

4.1

  被験者の着衣

6

4.2

  支持面

6

4.3

  左右の測定

6

4.4

  測定器具

6

4.4.1

  アントロポメータ

6

4.4.2

  かん(桿)状計,滑動計,触角計

6

4.4.3

  巻尺,測定用立方体,握り棒

6

4.4.4

  その他の測定器具

7

4.5

  その他の条件

7

4.6

  測定姿勢

7

5.

  測定項目

7

5.1

  頭部の項目

7

5.1.1

  全頭高

7

5.1.2

  頭耳高

7

5.1.3

  頭頂−外眼角距離

8

5.1.4

  頭頂−口点距離

8

5.1.5

  顔高

8

5.1.6

  頭高

8

5.1.7

  後頭−外眼角距離

9

5.1.8

  後頭−口点距離

9

5.1.9

  後頭−耳珠距離

9

5.1.10

  頭幅

9

5.1.11

  耳珠間幅

10

5.1.12

  どう(瞳)孔間幅

10

5.1.13

  頭囲

10

5.1.14

  頭矢状弧長

10

5.1.15

  耳珠間頭頂弧長

11

5.2

  立位で測る体幹・四肢の項目

11


Z 8500 : 2002

目次

(2) 

ページ

5.2.1

  体重

11

5.2.2

  身長

11

5.2.3

  外眼角高

11

5.2.4

  けいつい(頚椎)高

12

5.2.5

  肩峰高

12

5.2.6

  前えきか(腋窩)高

12

5.2.7

  とう(橈)骨点高

13

5.2.8

  とう(橈)骨けい(茎)突高

13

5.2.9

  指せん(尖)端高

13

5.2.10

  ちゅう(肘)頭高

14

5.2.11

  握り軸高

14

5.2.12

  上し(肢)挙上指せん(尖)端高

14

5.2.13

  腸骨きょく(棘)高

15

5.2.14

  転子高

15

5.2.15

  また(股)下高

15

5.2.16

  けい(脛)骨上縁高

16

5.2.17

  指極

16

5.2.18

  上し(肢)長

16

5.2.19

  上腕長

17

5.2.20

  前腕長

17

5.2.21

  肩峰−ちゅう(肘)頭距離

17

5.2.22

  前腕手長

18

5.2.23

  ちゅう(肘)頭後縁−握り軸距離

18

5.2.24

  背面−指せん(尖)距離

18

5.2.25

  背面−握り軸距離

19

5.2.26

  背面−外眼角距離

19

5.2.27

  背面−肩峰距離

19

5.2.28

  背面−けいつい(頚椎)点距離

20

5.2.29

  ちゅう(肘)頭−手首距離

20

5.2.30

  肩峰幅

20

5.2.31

  肩幅

21

5.2.32

  胸部横径

21

5.2.33

  最外体幅

21

5.2.34

  ちゅう(肘)間幅

22

5.2.35

  腸骨りょう(稜)幅

22

5.2.36

  でん(臀)幅

22

5.2.37

  胸部矢状径

23

5.2.38

  胸部厚径(胸骨中点)

23

5.2.39

  乳頭位胸部厚径

23


Z 8500 : 2002

目次

(3) 

ページ

5.2.40

  立位身体最大前後径

24

5.2.41

  けい(頚)囲

24

5.2.42

  胸囲(胸骨中点)

24

5.2.43

  乳頭位胸囲

25

5.2.44

  胴囲

25

5.2.45

  上腕囲

25

5.2.46

  前腕最大囲

26

5.2.47

  手首囲い

26

5.2.48

  大たい(腿)囲

26

5.2.49

  下たい(腿)最大囲

27

5.2.50

  下たい(腿)最小囲

27

5.3

  座位で測る体幹・四肢の項目

27

5.3.1

  座高

27

5.3.2

  座位外眼角高

28

5.3.3

  座位けいつい(頚椎)高

28

5.3.4

  座位肩峰高

28

5.3.5

  座位ちゅう(肘)頭高

28

5.3.6

  座位転子高

29

5.3.7

  座位大たい(腿)厚

29

5.3.8

  座位大たい(腿)高

29

5.3.9

  座位しつがい(膝蓋)骨上縁高

29

5.3.10

  座位しつか(膝窩)高

30

5.3.11

  座面高

30

5.3.12

  座位でん(臀)−しつがい(膝蓋)距離

30

5.3.13

  座位でん(臀)−しつか(膝窩)距離

31

5.3.14

  座位でん(臀)−下たい(腿)後縁距離

31

5.3.15

  座位でん(臀)−転子距離

31

5.3.16

  座位でん(臀)−腹厚径

32

5.3.17

  座位でん(臀)幅

32

5.3.18

  座位腹部厚径

32

5.3.19

  座位下し(肢)長

32

5.4

  手足の項目

33

5.4.1

  手長

33

5.4.2

  手掌長

33

5.4.3

  第二指長

33

5.4.4

  第一−第五指せん(尖)端間最大距離

34

5.4.5

  けい(茎)状突起間幅

34

5.4.6

  手幅(斜め)

34

5.4.7

  手幅(軸直交)

35


Z 8500 : 2002

目次

(4) 

ページ

5.4.8

  最大手幅

35

5.4.9

  第二指近位関節幅

35

5.4.10

  第二指遠位関節幅

36

5.4.11

  手厚

36

5.4.12

  握り内径

36

5.4.13

  握り最大径

36

5.4.14

  手囲

37

5.4.15

  足長

37

5.4.16

  足幅(斜め)

37

5.4.17

  足幅(軸直交)

38

5.4.18

  足囲

38

5.4.19

  内果端高

38

5.4.20

  外果端高

38

6.

  関節点

38

付図 1

43

附属書 1(規定)  大たい(腿)長及び下たい(腿)長

50

附属書 2(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

51


日本工業規格

JIS

 Z

8500

: 2002

人間工学−設計のための基本人体測定項目

Ergonomics

−Basic human body measurements for technological design

序 文   この規格は,1996 年に第 1 版として発 行された ISO 7250, Ergonomics−Basic human body

measurements for technological design

を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧表

をその説明を付けて,

附属書 2(参考)に示す。

人間の福利は,衣服,作業場,交通機関,家庭,リクリエーション活動など様々な要素と人体との幾何学

的関係に大きく依存している。人間とその環境との間の調和を確保するには,作業場と家庭の環境の設計

を最適化するために,人体の大きさと形を数量化する必要がある。

この規格は,人体測定を用いて集団を定義するうえでの整合性を確保するために,国内又は国際的な規則

や協定とともに使ってもよい。この規格を様々な分野で適用する際に,分野固有の追加項目を基本項目に

加えてもよい。

1.

適用範囲  この規格は,集団を比較するための基礎として使うことができる人体寸法項目について規

定する。

この規格に定められた基本測定項目は,集団を定義したり,人々が働き,生活する場の幾何学的な設計

にその知識を利用する必要のある,人間工学の専門家のための指針として役立つことを意図して定める。

この項目リストは,人体寸法項目をどのように測るかの指針として役立つことを意図するものではなく,

人間工学の専門家と設計者に設計業務上の問題を解決するために適用できる解剖学と人体測定の基礎と,

測定原理に関する情報を提供する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 7250 : 1996

  Basic human body measurements for technological design (MOD)

2.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

備考1.  用語及び定義で,仮名の後の丸括弧内の漢字は常用漢字表にない漢字で,参考のために示す

ものであり,用語の一部ではない(以下,同様とする。

2.

用語の対応英語を参考として示す。

2.1

集団  (population group)    ある共通の環境にいる,又は共通の活動をする人々。

2.2

人体測定用語

a)

正中面(正中矢状面)(midsagittal plane)    人体を左右両半に分ける鉛直平面。“せいちゅうめん(せ

いちゅうしじょうめん)

”と読む。


2

Z 8500 : 2002

b)

矢状面  (sagittal plane)    正中面に平行なすべての面。“しじょうめん”と読む。

c)

正中線  (midsagittal line)    正中面と体表面との交線。“せいちゅうせん”と読む。

d)

前頭面(前額面)  (frontal plane)    正中面に直角で人体を前部と後部とに分ける鉛直平面。“ぜんとう

めん(ぜんがくめん)

”と読む。

e)

遠位  (distal)    四し(肢)について体幹から遠い部位。

f)

近位  (proximal)    四し(肢)について体幹に近い部位。

g)

とう(橈)側  (radial)    上し(肢)についてとう(橈)骨がある側(親指側)。“とうそく”と読む。

h)

尺側  (ulnar)    上し(肢)について尺骨がある側(小指側)。“しゃくそく”と読む。

i)

けい(脛)側  (tibial)    下し(肢)についてけい(脛)骨がある側(親指側)。“けいそく”と読む。

j)

ひ(腓)側  (fibular)    下し(肢)についてひ(腓)骨がある側(小指側)。“ひそく”と読む。

k)

大たい(腿)二頭筋  (biceps femoris)    大たい(腿)の後面にある大きな筋の一つ。

l)

三角筋  (deltiod muscle)    上腕の肩の外側面にある大きな筋。

m)

殿溝  (gluteal fold)    でん(臀)部と大たい(腿)後面の境界にある,皮膚のしわ。

n)

握り軸  (grip axis)    こぶしを握ったときのこぶしの軸。手に握った棒の長軸とする。

o)

外側の  (lateral)    身体の中心線から遠い方。

p)

内側の  (medial)    身体の中心線に近い方。

q)

耳眼面  (Frankfurt plane)    左右の耳珠点と左の眼か(窩)点との 3 点で決められる面。

3.

測定点  人体寸法を測定する際の測定点は,表 及び図 による。

備考1.  測定点の用語の読み方を括弧書きで示す。

2.

測定点の対応英語を参考として示す。

3.

表 の測定点と図 の人体図とを対応させるため,測定点の番号を図 に示す。

表 1  測定点

番号

測定点

定義

参照図

対応英語(参考)

頭頂点 
(とうちょうて
ん)

頭頂部の,正中面における最高点。

図 の a)b) vertex

2

後頭点 
(こうとうてん)

み(眉)間点から最も遠い位置にある後頭部の,

正中線上の点。

図 の a) opistocranion

耳珠点 
(じしゅてん)

耳珠[耳の孔の前,外側にある突出]の上の付け
根の点。

図 の a) tragion

側頭点 
(そくとうてん)

側頭部において最も外側にある点。左右の側頭点
は,同じ前頭面内にある。

図 の a) euryon

ヌカーレ

正中線上で,うなじの筋の間で触れることができ
る後頭骨の最下方の点。

図 の a) nuchale

み(眉)間点 
(みけんてん)

み(眉)間が正中線上で最も前方に突き出してい
る点。

図 の a) glabella

鼻あん(鞍)点 
(びあんてん)

正中線上で鼻根部の最も陥凹した点。

図 の a) sellion

口点 
(こうてん)

口裂[上唇と下唇とに囲まれた空間]が正中線に

よって切られる点。

図 の a) stomion

おとがい点 
(おとがいてん)

下あご(顎)の下縁のうち,正中線上で最も下方
にある点。

図 の a) gnathion


3

Z 8500 : 2002

番号

測定点

定義

参照図

対応英語(参考)

10

外眼角点 
(がいがんかくて
ん)

眼の外側部で上下の眼けん(瞼)縁(まぶたの縁)
が接する点。

図 の a) ectocanthion

11

眼か(窩)点 
(がんかてん)

眼か(窩)

[眼球が入っている頭骨の穴]の下縁

のうち,最も下方にある点。

図 の a) orbitale

12

けいつい(頚椎)
点 
(けいついてん)

第七けいつい(頚椎)のきょく(棘)突起[せき
(脊)柱を構成する個々の骨の後ろ側から出てい
る突起]の先端の点

図 の b) cervicale

13

胸骨中点 
(きょうこつちゅ
うてん)

左右の第四胸ろく(肋)関節[胸骨とろっ(肋)
骨との間の関節]を結ぶ直線と正中線との前胸壁

面上での交点。

図 の b) mesosternale

14

肩峰点 
(けんぽうてん)

肩甲骨の肩峰[肩甲骨の背側面にある棚状の隆起
の先端が扁平な大きな突起となっている部分]の

外側縁のうち,最も外側に突き出している点。

図 の b) acromion

15

前えきか(腋窩)
点 
(ぜんえきかて
ん)

えきか(腋窩)

(わきの下)前縁の大胸筋付着部

の最下端の点。

図 の b)

anterior armpit point

16

腸骨りょう(稜)
点 
(ちょうこつりょ
うてん)

腸骨りょう(稜)

[骨盤の上縁に沿って伸びてい

る骨の高まり]のうち,最も外側に突き出してい
る点。

図 の b) iliocristale

17

腸きょく(棘)点 
(ちょうきょくて
ん)

上前腸骨きょく(棘)

[腸骨りょう(稜)の前端

にある突起]の最も下縁の点。

図 の b) iliospinale

anterius

18

とう(橈)骨点 
(とうこつてん)

とう(橈)骨頭[とう(橈)骨の近位端の円盤形

の部分]の外側近位端の点。

図 の b) radiale

19

とう(橈)骨けい
(茎)突点 
(とうこつけいと
つてん)

とう(橈)骨のけい(茎)状突起[とう(橈)骨

遠位端の先端がとがった部分]の最遠位端の点。

図 の b)c) stylion

20

尺骨けい(茎)突
点 
(しゃっこつけい
とつてん)

尺骨のけい(茎)状突起[尺骨の遠位のふくらみ
から細く突き出た部分]の最遠位端の点。

図 の b)c) stylion

ulnare

21

とう(橈)側中手
点 
(とうそくちゅう
しゅてん)

第二中手骨の骨頭[中手骨の遠位端にあるふくら

んだ部分]のうち,最もとう(橈)側に突き出し
ている点。

図 の c) metacarpale

radiale

22

尺側中手点 
(しゃくそくちゅ
うしゅてん)

第五中手骨の骨頭[中手骨の遠位端にあるふくら
んだ部分]のうち,最も尺側に突き出している点。

図 の c) metacarpale

ulnare

23

指節点 
(しせつてん)

背側[手の甲側]における手指の基節骨の近位端
の点。指節点は各指にあり,第一指∼第五指指節

点と呼ぶ。

図 の c) phalangion

24

指せん(尖)点 
(しせんてん)

手の第三指の先端のうち,最も遠位にある点。

図 の b)c) dactylion

25

転子点 
(てんしてん)

大たい(腿)骨の大転子[大たい(腿)骨の上方
外側にある大きな突起]の最上縁の点。

図 の b) trochanterion


4

Z 8500 : 2002

番号

測定点

定義

参照図

対応英語(参考)

26

けい(脛)骨点 
(けいこつてん)

けい(脛)骨の内側顆[けい(脛)骨の上部内側
部にあるふくらんだ部分]の上縁で最も高い(近
位にある)点。

図 の b) tibiale

27

内果点 
(ないかてん)

けい(脛)骨の内果[けい(脛)骨の下端部内側
のふくらみ。いわゆる,内くるぶし]の最下端の

点。

図 の b) sphyrion

28

外果点 
(がいかてん)

ひ(腓)骨の外果[ひ(腓)骨の下端部外側のふ
くらみ。いわゆる,外くるぶし]の最下端の点。

図 の b) sphyrion

fibulare

29

しょう(踵)点 
(しょうてん)

しょう(踵)骨[かかとの骨]のうち,最も後方
に突き出している点。

図 の d) pternion

30

足せん(尖)点 
(そくせんてん)

しょう(踵)点から最も遠い位置にある足指の先
端の点。

図 の d) acropodion

31

けい(脛)側中足
点 
(けいそくちゅう
そくてん)

第一中足骨の骨頭のうち,最もけい(脛)側に突
き出している点。

図 の d) metatarsale

tibiale

32

ひ(腓)側中足点 
(ひそくちゅうそ
くてん)

第五中足骨の骨頭のうち,最もひ(腓)側に突き
出している点。

図 の d) metatarsale

fibulare


5

Z 8500 : 2002

図 1  測定点


6

Z 8500 : 2002

図 1  測定点(続き)

4.

測定条件  調査結果には,数値とともに下記の条件を記載することが重要である。測定項目及び測定

手順の写真又は詳細なスケッチを添えることが望ましい。

4.1

被験者の着衣  測定中,被験者は裸体又は最小限の衣類を着け,無帽で,裸足でなければならない。

4.2

支持面  立位面(床面),計測台又は座面は,平たん及び水平で,しかも堅いものでなければならな

い。

4.3

左右の測定  身体の左右どちら側でも測定できる寸法項目は,両側を測ることを推奨する。両側測

定が不可能な場合は,どちらの側を測定したか,明記することが望ましい。

4.4

測定器具  推奨する標準的な測定器具は,アントロポメータ,滑動計,触角計,体重計及び巻尺と

する。

備考  測定器具の対応英語を参考として示す。

4.4.1

アントロポメータ  (anthropometer)    体表上の測定点と,床面や座面のような測定基準面との間の

直線距離を測定するために,アントロポメータを用いる。

4.4.2

かん(桿)状計,滑動計,触角計  (sliding and spreading calipers)    身体各部の幅,厚さ及び測定点

間の距離の測定に,かん(桿)状計,滑動計,触角計を用いる。

4.4.3

巻尺,測定用立方体,握り棒  (tape measure, measuring cube and rod)    身体の周長の測定に,巻尺を

用いる。座位におけるでん(臀)部の後方への最突出点を確定するために,一辺 200mm の測定用立方体

を用いる。握りに関する寸法の測定に,直径 20mm の棒を用いる。


7

Z 8500 : 2002

4.4.4

その他の測定器具  方眼紙は,基準面から測定点までの直線距離でアントロポメータでは測れない

ときに使う。ハイトゲージは,基準面から測定点までの高さで絶対値が小さいものを測るときに使う。測

定用円すい(錐)は,高さ 80mm ごとに直径が 5mm 増す円すい(錐)で,握り内径を測るときに使う。

足長の計測には足長計測器(全履協式)を使ってもよい。

4.5

その他の条件  呼吸に影響される胸部その他の項目は,通常の呼吸の状態で測ることを推奨する。

4.6

測定姿勢  測定姿勢の基本条件は,次による。

a)

立位  背すじを緊張することなく伸ばし,肩の力を抜いて,上し(肢)を自然に下垂し,左右のかか

とを付ける。

b)

座位  背すじを緊張することなく伸ばし,肩の力を抜いて,上し(肢)を自然に下垂し,両ひじ(肘)

をほぼ直角に曲げる。下し(肢)は,左右の大たい(腿)をほぼ平行にして,両ひざ(膝)と両足首

をほぼ直角にし,足底を床面に着ける。

c)

耳眼面水平  耳眼面をほぼ水平に保つ。

5.

測定項目  人体寸法の基本的な測定項目は,次のとおりとする。また,測定項目及び測定姿勢を全体

図としてまとめたものを

付図 に示す。

なお,大たい(腿)長及び下たい(腿)長は,

附属書 に示す。

備考1.  測定項目の用語の読み方を,括弧書きで示す。

2.

測定項目の対応英語を参考として示す。

3.

ISO 7250 : 1996

に同一の項目がある場合は,括弧書きで ISO 7250 : 1996 項目番号を示す。

4.

次に規定する測定項目と

付図 の全体図とを対応させるため,測定項目の記号を付図 に添

えて示す。ただし,体重は除く。

5.1

頭部の項目

5.1.1

全頭高(ぜんとうこう)total head height

定義:頭頂点からおとがい点までの鉛直距離。

方法:被験者は頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:かん(桿)状計

図 5.1.1 

5.1.2

頭耳高(とうじこう)tragion to vertex height

定義:頭頂点から耳珠点までの鉛直距離。

方法:被験者は頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:かん(桿)状計

図 5.1.2 


8

Z 8500 : 2002

5.1.3

頭頂−外眼角距離(とうちょうがいがんかくきょり)ectocanthion to

vertex height

定義:頭頂点から外眼角点までの鉛直距離。

方法:被験者は頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:かん(桿)状計

図 5.1.3 

5.1.4

頭頂−口点距離(とうちょうこうてんきょり)stomion to vertex height

定義:頭頂点から口点までの鉛直距離。

方法:被験者は頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:かん(桿)状計

図 5.1.4 

5.1.5

顔高(がんこう)face length (ISO 7250 : 4.3.11)

定義:鼻あん(鞍)点からおとがい点までの直線距離。

方法:被験者は口を閉じる。

測定器:触角計

図 5.1.5 

5.1.6

頭長(とうちょう)head length (ISO 7250 : 4.3.9)

定義:み(眉)間点から後頭点までの直線距離。

方法:頭の向きは測定値に影響を与えない。

測定器:触角計

図 5.1.6 


9

Z 8500 : 2002

5.1.7

後 頭 − 外 眼 角 距 離 ( こ う と う が い が ん か く き ょ り ) occiput to

ectocanthion distance

定義:後頭部が接した鉛直な壁面から外眼角点までの水平直線距離。

方法:被験者は後頭部を鉛直な壁面に密着させ,頭部を耳眼面水平に保持

する。

測定器:アントロポメータ

図 5.1.7 

5.1.8

後頭−口点距離(こうとうこうてんきょり)occiput to stomion distance

定義:後頭部が接した鉛直な壁面から口点までの水平直線距離。

方法:被験者は後頭部を鉛直な壁面に密着させ,頭部を耳眼面水平に保持

する。

測定器:アントロポメータ

図 5.1.8 

5.1.9

後頭−耳珠距離(こうとうじしゅきょり)occiput to tragion distance

定義:後頭部が接した鉛直な壁面から耳珠点までの水平直線距離。

方法:被験者は後頭部を鉛直な壁面に密着させ,頭部を耳眼面水平に保持

する。

測定器:アントロポメータ

図 5.1.9 

5.1.10

頭幅(とうふく)head breadth (ISO 7250 : 4.3.10)

定義:左右の側頭点間の直線距離。

方法:頭の向きは測定値に影響を与えない。

測定器:触角計

図 5.1.10 


10

Z 8500 : 2002

5.1.11

耳珠間幅(じしゅかんふく)bitragion breadth

定義:左右の耳珠点間の直線距離。

方法:頭の向きは測定値に影響を与えない。

測定器:触角計

図 5.1.11 

5.1.12

どう(瞳)孔間幅(どうこうかんふく)interpupillary breadth

定義:水平前方を注視したときの左右のどう(瞳)孔中心間の直線距離。

方法:被験者は水平前方を注視する。

測定器:滑動計

図 5.1.12 

5.1.13

頭囲(とうい)head circumference (ISO 7250 : 4.3.12)

定義:み(眉)間点を起点として後頭点を経て起点に至る頭の周長。

方法:巻尺をみ(眉)間点の上で押さえ,頭骨の最後方点を通るように巻

いて測る。頭髪も測定に含めなければならない。

測定器:巻尺

図 5.1.13 

5.1.14

頭矢状弧長(とうしじょうこちょう)sagittal arc (ISO 7250 : 4.3.13)

定義:み(眉)間点からヌカーレまでの頭頂点を通る頭の表面に沿った長

さ。

方法:巻尺をみ(眉)間点の上で押さえ,頭頂を経て頭骨の最後方点を通

し,ヌカーレまでを測る。頭髪も測定に含めなければならない。

測定器:巻尺

図 5.1.14 


11

Z 8500 : 2002

5.1.15

耳珠間頭頂弧長(じしゅかんとうちょうこちょう)bitragion arc (ISO 

7250 : 4.3.14)

定義:左右の耳珠点間の頭頂を通る頭の表面に沿った長さ。

方法:巻尺を一方の耳珠点の上で押さえ,頭頂部を通して他方の耳珠点ま

での長さを測る。頭髪も測定に含めなければならない。

測定器:巻尺

図 5.1.15 

5.2

立位で測る体幹・四肢の項目

5.2.1

体重(たいじゅう)body mass (weight) (ISO 7250 : 4.1.1)

定義:身体の全質量。

方法:被験者は体重計に乗る。

測定器:体重計

5.2.2

身長(しんちょう)stature (body height) (ISO 7250 : 4.1.2)

定義:床面から頭頂点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとり,頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.2 

5.2.3

外眼角高(がいがんかくこう)eye height (ISO 7250 : 4.1.3)

定義:床面から外眼角点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとり,頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.3 


12

Z 8500 : 2002

5.2.4

けいつい(頚椎)高(けいついこう)cervicale height

定義:床面からけいつい(頚椎)点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとり,頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.4 

5.2.5

肩峰高(けんぽうこう)shoulder height (ISO 7250 : 4.1.4)

定義:床面から肩峰点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.5 

5.2.6

前えきか(腋窩)高(ぜんえきかこう)anterior axillary height

定義:床面から前えきか(腋窩)点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.6 


13

Z 8500 : 2002

5.2.7

とう(橈)骨点高(とうこつてんこう)radiale height

定義:床面からとう(橈)骨点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.7 

5.2.8

とう(橈)骨けい(茎)突高(とうこつけいとつこう)radial stylion

height

定義:床面からとう(橈)骨けい(茎)突点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.8 

5.2.9

指せん(尖)端高(しせんたんこう)dactylion height

定義:床面から指せん(尖)点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。指を伸ばす。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.9 


14

Z 8500 : 2002

5.2.10

ちゅう(肘)頭高(ちゅうとうこう)elbow height (ISO 7250 : 4.1.5)

定義:床面から直角に曲げたひじ(肘)の骨の下端までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。上腕は自然に下げ,ひじ(肘)を直角に

曲げ,手のひらを内側に向けて前腕を水平前方に伸ばす。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.10 

5.2.11

握り軸高(にぎりじくこう)fist (grip axis) height (ISO 7250 : 4.4.4)

定義:床面からこぶしの握り軸までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。手には軸が水平で矢状面内にあるように,

握り棒を握る。

測定器:アントロポメータ,直径 20mm の棒

図 5.2.11 

5.2.12

上し(肢)挙上指せん(尖)端高(じょうしきょじょうしせんたん

こう)dactylion height, over head

定義:床面から上し(肢)を挙上したときの指せん(尖)点までの鉛直距

離。

方法:被験者は立位姿勢をとり,上し(肢)を鉛直上方に上げる。

測定器:方眼紙

図 5.2.12 


15

Z 8500 : 2002

5.2.13

腸骨きょく(棘)高(ちょうこつきょくこう)iliac spine height, standing

(ISO 7250 : 4.1.6)

定義:床面から腸きょく(棘)点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.13 

5.2.14

転子高(てんしこう)trochanterion height

定義:床面から転子点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.14 

5.2.15

また(股)下高(またしたこう)crotch height (ISO 7250 : 4.1.7)

定義:床面から恥骨下肢遠位端までの鉛直距離。

方法:被験者は,まず両足を最大 100mm 離して立つ。測定器の可動アー

ムを大たい(腿)の内側面に当て,アームを持ち上げて恥骨にそっと

当てる。次に被験者は脚を閉じ,測定中は立位姿勢をとる。読み取っ

た寸法にアームの幅を足す。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.15 


16

Z 8500 : 2002

5.2.16

けい(脛)骨上縁高(けいこつじょうえんこう)tibial height (ISO 7250 :

4.1.8)

定義:床面からけい(脛)骨点までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.16 

5.2.17

指極(しきょく)span

定義:両上し(肢)を自然に左右に水平に伸ばしたときの,

左右の指せん(尖)点間の直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとり,両上し(肢)を左右に水平

に伸ばす。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.17

5.2.18

上し(肢)長(じょうしちょう)upper limb length

定義:肩峰点から指せん(尖)点までの直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。指を伸ばす。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.18 


17

Z 8500 : 2002

5.2.19

上腕長(じょうわんちょう)upper arm length

定義:肩峰点からとう(橈)骨点までの直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.19 

5.2.20

前腕長(ぜんわんちょう)forearm length

定義:とう(橈)骨点からとう(橈)骨けい(茎)突点までの直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.20 

5.2.21

肩 峰 − ち ゅ う ( 肘 ) 頭 距 離 ( け ん ぽ う ち ゅ う と う き ょ り )

shoulder-elbow length (ISO 7250 : 4.2.6)

定義:肩峰点から直角に曲げたひじ(肘)の骨の下端までの鉛直距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。上腕は自然に下げ,ひじ(肘)を直角に

曲げ,手のひらを内側に向けて前腕を水平前方に伸ばす。座位で測っ

てもよい。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.21 


18

Z 8500 : 2002

5.2.22

前腕手長(ぜんわんしゅちょう)forearm-fingertip length (ISO 7250 :

4.4.5)

定義:ひじ(肘)を直角に曲げたときの,ひじ(肘)の後縁から指せん(尖)

までの水平直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。上腕は自然に下げ,ひじ(肘)を直角に

曲げ,手のひらを内側に向けて前腕を水平前方に伸ばす。手指を伸ば

す。座位で測ってもよい。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.22 

5.2.23

ちゅう(肘)頭後縁−握り軸距離(ちゅうとうこうえんにぎりじく

きょり)elbow-grip length (ISO 7250 : 4.4.3)

定義:ひじ(肘)を直角に曲げたときの,ひじ(肘)の後縁から握り軸ま

での水平直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。上腕は自然に下げ,ひじ(肘)を直角に

曲げて前腕を水平前方に伸ばす。手には軸を鉛直にして握り棒を握る。

座位で測ってもよい。

測定器:かん(桿)状計,直径 20mm の棒

図 5.2.23 

5.2.24

背面−指せん(尖)距離(はいめんしせんきょり)arm reach from back

定義:上し(肢)を水平前方に伸ばしたときの,背面を密着した鉛直な壁

面から指せん(尖)点までの水平直線距離。

方法:被験者は左右の肩甲骨とでん(臀)部をしっかりと鉛直な壁に押し

付けて立つ。両上し(肢)を水平前方に伸ばし,手指を伸ばし,手の

ひらを内側に向ける。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.24


19

Z 8500 : 2002

5.2.25

背面−握り軸距離(はいめんにぎりじくきょり)grip reach ; forward

reach (ISO 7250 : 4.4.2)

定義:上し(肢)を水平前方に伸ばしたときの,背面を密着した鉛直な壁

面から手の握り軸までの水平直線距離。

方法:被験者は左右の肩甲骨とでん(臀)部をしっかりと鉛直な壁に押し

付けて立つ。上し(肢)を水平前方に完全に伸ばす。手には軸を鉛直

にして握り棒を握る。

測定器:アントロポメータ,直径 20mm の棒

図 5.2.25

5.2.26

背面−外眼角距離(はいめんがいがんかくきょり)wall-ectocanthion

distance

定義:背面を密着した鉛直な壁面から外眼角点までの水平直線距離。

方法:被験者は左右の肩甲骨とでん(臀)部をしっかりと鉛直な壁に押し

付けて立つ。頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.26 

5.2.27

背面−肩峰距離(はいめんけんぽうきょり)wall-acromion distance

(ISO 7250 : 4.4.1)

定義:背面を密着した鉛直な壁面から肩峰点までの水平直線距離。

方法:被験者は左右の肩甲骨とでん(臀)部をしっかりと鉛直な壁に押し

付けて立つ。壁面に当てる両肩の力は均等にし,両腕は自然に下垂す

る。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.27 


20

Z 8500 : 2002

5.2.28

背面−けいつい(頚椎)点距離(はいめんけいついてんきょり)

wall-cervicale distance

定義:背面を密着した鉛直な壁面からけいつい(頚椎)点までの水平直線

距離。

方法:被験者は左右の肩甲骨とでん(臀)部をしっかりと鉛直な壁に押し

付けて立つ。頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.28 

5.2.29

ちゅう(肘)頭−手首距離(ちゅうとうてくびきょり)elbow-wrist

length (ISO 7250 : 4.2.7)

定義:鉛直な壁面から手首[尺骨けい(茎)状突起]までの水平直線距離。

方法:被験者は鉛直な壁を背にして立位姿勢をとる。上腕を自然に下げ,

ひじ(肘)を直角に曲げてひじ(肘)の後縁を壁に付ける。前腕は水

平に保持する。壁面から尺骨けい(茎)突点までを測る。座位で測っ

てもよい。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.29

5.2.30

肩峰幅(けんぽうふく)shoulder (biacromial) breadth (ISO 7250 : 4.2.8)

定義:左右の肩峰点間の直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。座位で測ってもよい。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.30 


21

Z 8500 : 2002

5.2.31

肩幅(けんぷく)shoulder (bideltoid) breadth (ISO 7250 : 4.2.9)

定義:左右上腕の三角筋の最も外側に突出した点を結ぶ直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。座位で測ってもよい。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.31 

5.2.32

胸部横径(きょうぶおうけい)chest breadth, standing (ISO 7250 :

4.1.11)

定義:胸骨中点の高さにおける胸部の最も外側に突き出した部位間の水平

直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。女性は普段使っているブラジャーを着け

る。

測定器:かん(桿)状計又は大型触角計

図 5.2.32 

5.2.33

最外体幅(さいがいたいふく)maximum body breadth

定義:左右上し(肢)の最も外側に突き出した部位間の水平直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:かん(桿)状計又は大型触角計

図 5.2.33 


22

Z 8500 : 2002

5.2.34

ちゅう(肘)間幅(ちゅうかんふく)elbow-to-elbow breadth (ISO 7250 :

4.2.10)

定義:左右のひじ(肘)の最も外側に突き出した部位間の水平直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。上腕を下げて体の両側面に軽く接触させ,

左右の前腕を互いに平行に,しかも床とも平行になるように水平前方

に伸ばす。測定の際,ひじ(肘)の皮膚を圧迫しない。座位で測って

もよい。

測定器:かん(桿)状計又は大型触角計

図 5.2.34

5.2.35

腸骨りょう(稜)幅(ちょうこつりょうふく)bicristal breadth

定義:左右の腸骨りょう(稜)点間の直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:かん(桿)状計又は大型触角計

図 5.2.35 

5.2.36

でん(臀)幅(でんふく)hip breadth, standing (ISO 7250 : 4.1.12)

定義:でん(臀)部の左右の最も外側に突き出した部位間の水平直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。測定の際,皮膚を圧迫しない。

測定器:かん(桿)状計又は大型触角計

図 5.2.36 


23

Z 8500 : 2002

5.2.37

胸部矢状径(きょうぶしじょうけい)chest depth, standing (ISO 7250 :

4.1.9)

定義:胸骨中点の高さにおける正中面上の胸部前後間の水平直線距離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:曲尺付きかん(桿)状計又は大型触角計

図 5.2.37 

5.2.38

胸部厚径(胸骨中点)(きょうぶこうけい・きょうこつちゅうてん)

thorax depth at mesosternale

定義:胸骨中点の高さにおける胸部前後面の最大突出部位間の水平直線距

離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。女性は普段使っているブラジャーを着け

る。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.38 

5.2.39

乳頭位胸部厚径(にゅうとういきょうぶこうけい)thorax depth at the

nipple (ISO 7250 : 4.2.16)

定義:乳頭のレベルにおける胸部の前後面の最大突出部間の,水平直線距

離。

方法:被験者は立位姿勢をとる。女性は普段使っているブラジャーを着け

る。座位で測ってもよい。

測定器:かん(桿)状計

図 5.2.39 


24

Z 8500 : 2002

5.2.40

立位身体最大前後径(りついしんたいさいだいぜんごけい)body

depth, standing (ISO 7250 : 4.1.10)

定義:体の最大奥行き。

方法:被験者は左右の足を付け鉛直な壁面に背を密着させて立つ。上肢は

自然に下垂する。壁面から身体の最も前部にある点までの水平直線距

離を測る。女性は普段使っているブラジャーを着ける。

測定器:アントロポメータ

図 5.2.40 

5.2.41

けい(頚)囲(けいい)neck circumference (ISO 7250 : 4.4.8)

定義:こう(喉)頭隆起(のどぼとけ)の直下でけい(頚)の軸に直交す

るように測った頚の周長。

方法:被験者は立位姿勢をとり,頭部を耳眼面水平に保持する。座位で測

ってもよい。

測定器:巻尺

図 5.2.41 

5.2.42

胸 囲 ( 胸 骨 中 点 )( き ょ う い ・ き ょ う こ つ ち ゅ う て ん ) chest

circumference at mesosternale

定義:胸骨中点を通る胸部の水平周長。

方法:被験者は立位姿勢をとる。女性は普段使っているブラジャーを着け

る。

測定器:巻尺

図 5.2.42 


25

Z 8500 : 2002

5.2.43

乳頭位胸囲(にゅうとういきょうい)chest circumference (ISO 7250 :

4.4.9)

定義:乳頭の高さで測定した体幹の水平周長。

方法:被験者は立位姿勢をとる。女性は普段使っているブラジャーを着け

る。

測定器:巻尺

図 5.2.43 

5.2.44

胴囲(どうい)waist circumference (ISO 7250 : 4.4.10)

定義:最も下方のろっ(肋)骨と腸骨りょう(稜)上縁の中間の高さにお

ける体幹の水平周長。

方法:被験者は立位姿勢をとる。腹部の筋の力を抜くよう,被験者に指示

する。

測定器:巻尺

図 5.2.44 

5.2.45

上腕囲(じょうわんい)upper arm circumference

定義:上腕の最膨隆部位における周長。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:巻尺

図 5.2.45 


26

Z 8500 : 2002

5.2.46

前腕最大囲(ぜんわんさいだいい)forearm circumference

定義:前腕の最膨隆部位における周長。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:巻尺

図 5.2.46 

5.2.47

手首囲(てくびい)wrist circumference (ISO 7250 : 4.4.11)

定義:とう(橈)骨と尺骨のけい(茎)状突起の位置で測定した,けい(茎)

状突起をふくむ手首の周長。

方法:被験者は手と手指を伸ばし,前腕を水平に保つ。

測定器:巻尺

図 5.2.47 

5.2.48

大たい(腿)囲(だいたいい)thigh circumference (ISO 7250 : 4.4.12)

定義:殿溝より下位で水平に測った大たい(腿)の最大周長。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:巻尺

図 5.2.48 


27

Z 8500 : 2002

5.2.49

下たい(腿)最大囲(かたいさいだいい)calf circumference (ISO 7250 :

4.4.13)

定義:下たい(腿)の最大周長。

方法:被験者は立位姿勢をとる。巻尺を水平に巻いて測る。

測定器:巻尺

図 5.2.49 

5.2.50

下たい(腿)最小囲(かたいさいしょうい)ankle circumference

定義:下たい(腿)の最小周長。

方法:被験者は立位姿勢をとる。

測定器:巻尺

図 5.2.50 

5.3

座位で測る体幹・四肢の項目

5.3.1

座高(ざこう)sitting height (erect) (ISO 7250 : 4.2.1)

定義:水平な座面から頭頂点までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとり,頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.1 


28

Z 8500 : 2002

5.3.2

座位外眼角高(ざいがいがんかくこう)eye height, sitting (ISO 7250 :

4.2.2)

定義:水平な座面から外眼角点までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとり,頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.2 

5.3.3

座位けいつい(頚椎)高(ざいけいついこう)cervicale height, sitting

(ISO 7250 : 4.2.3)

定義:水平な座面からけいつい(頚椎)点までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとり,頭部を耳眼面水平に保持する。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.3 

5.3.4

座位肩峰高(ざいけんぽうこう)shoulder height, sitting (ISO 7250 :

4.2.4)

定義:水平な座面から肩峰点までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.4 

5.3.5

座位ちゅう(肘)頭高(ざいちゅうとうこう)elbow height, sitting (ISO 

7250 : 4.2.5)

定義:水平な座面から前腕が水平になるように直角に曲げたひじ(肘)の

骨の下端までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.5 


29

Z 8500 : 2002

5.3.6

座位転子高(ざいてんしこう)trochanterion height, sitting

定義:水平な座面から転子点までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ又はハイトゲージ

図 5.3.6 

5.3.7

座位大たい(腿)厚(ざいだいたいあつ)thigh clearance (ISO 7250 :

4.2.13)

定義:水平な座面から大たい(腿)の最高位点までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.7 

5.3.8

座位大たい(腿)高(ざいだいたいこう)thigh height, sitting

定義:足底支持面から大たい(腿)の最高位点までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.8 

5.3.9

座位しつがい(膝蓋)骨上縁高(ざいしつがいこつじょうえんこう)

knee height (ISO 7250 : 4.2.14)

定義:足底支持面からしつがい(膝蓋)骨上縁の最高点までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.9 


30

Z 8500 : 2002

5.3.10

座位しつか(膝窩)高(ざいしつかこう)lower leg length (popliteal

height) (ISO 7250 : 4.2.12)

定義:足底支持面からひざ(膝)のすぐ後にある大たい(腿)二頭筋のけ

ん(腱)までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。測定器の可動アームを,力を抜いた大たい(腿)二頭

筋のけん(腱)にそっと当てる。立位で,適切な高さの台に片足を載

せて[ひざ(膝)を直角に曲げて]測ってもよい。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.10

5.3.11

座面高(ざめんこう)sitting surface height

定義:足底支持面から水平な座面までの鉛直距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。

測定器:アントロポメータ

図 5.3.11 

5.3.12

座位でん(臀)−しつがい(膝蓋)距離(ざいでんしつがいきょり)

buttock-knee length (ISO 7250 : 4.4.7)

定義:しつがい(膝蓋)骨最前端からでん(臀)部最後端までの水平直線

距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。測定用立方体をでん(臀)部の最後端に触れるように

置き,座面に垂直に投影させてでん(臀)部最後端の位置を決める。

測定用立方体からしつがい(膝蓋)骨最前端までの距離を測る。

測定器:アントロポメータ,測定用立方体

図 5.3.12


31

Z 8500 : 2002

5.3.13

座位でん(臀)−しつか(膝窩)距離(ざいでんしつかきょり)

buttock-popliteal length (seat depth) (ISO 7250 : 4.4.6)

定義:座面前縁からでん(臀)部最後端までの水平直線距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。測定用立方体をでん(臀)部の最後端に触れるように

置き,座面に垂直に投影させてでん(臀)部最後端の位置を決める。

測定用立方体から座面前縁までの距離を測る。

測定器:アントロポメータ,測定用立方体

図 5.3.13 

5.3.14

座位でん(臀)−下たい(腿)後縁距離(ざいでんかたいこうえん

きょり)buttock-calf length, sitting

定義:でん(臀)部後縁からふくらはぎが最もふくらんでいる部位の後縁

までの水平直線距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。測定用立方体をでん(臀)部の最後端に触れるように

置き,座面に垂直に投影させてでん(臀)部最後端の位置を決める。

測定用立方体から下たい(腿)後縁までの距離を測る。

測定器:アントロポメータ,測定用立方体

図 5.3.14 

5.3.15

座 位 で ん ( 臀 ) − 転 子 距 離 ( ざ い で ん て ん し き ょ り )

buttock-trochanterion length, sitting

定義:でん(臀)部後縁から転子点までの水平直線距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。測定用立方体をでん(臀)部の最後端に触れるように

置き,座面に垂直に投影させてでん(臀)部最後端の位置を決める。

測定用立方体から転子点までの距離を測る。

測定器:アントロポメータ,測定用立方体

図 5.3.15


32

Z 8500 : 2002

5.3.16

座位でん(臀)−腹厚径(ざいでんふくこうけい)buttock-abdomen

depth sitting (ISO 7250 : 4.2.17)

定義:腹部前面の最も突出した部分とでん(臀)部後面の最も突出した部

分との間の水平直線距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。測定用立方体をでん(臀)部の最後端に触れるように

置き,座面に垂直に投影させてでん(臀)部最後端の位置を決める。

測定用立方体から腹部の最前方突出点までの距離を測る。

測定器:アントロポメータ,測定用立方体

図 5.3.16 

5.3.17

座位でん(臀)幅(ざいでんふく)hip breadth, sitting (ISO 7250 : 4.2.11)

定義:座位における左右のでん(臀)部の最も外側に突き出した部位間の

水平直線距離。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。左右のひざ(膝)をそろえる。測定の際,皮膚を圧迫し

ない。

測定器:かん(桿)状計又は大型触角計

図 5.3.17 

5.3.18

座位腹部厚径(ざいふくぶこうけい)abdominal depth, sitting (ISO 

7250 : 4.2.15)

定義:座位における腹部の最大前後径。

方法:被験者は大たい(腿)をひざ(膝)裏まで座面にしっかり接して座

位姿勢をとる。

測定器:かん(桿)状計

図 5.3.18 

5.3.19

座位下し(肢)長(ざいかしちょう)lower limb length, sitting

定義:座位におけるでん(臀)部の後縁からしょう(踵)部底面までの水

平直線距離。

方法:被験者は座って下し(肢)を水平前方に伸ばし,足関節を直角にす

る。

測定器:かん(桿)状計

図 5.3.19


33

Z 8500 : 2002

5.4

手足の項目

5.4.1

手長(しゅちょう)hand length (ISO 7250 : 4.3.1)

定義:とう(橈)骨と尺骨のけい(茎)状突起遠位端を結んだ線から中指

先端までの直線距離。

方法:被験者は手のひらを上にして平らに伸ばした手と前腕を水平にす

る。

測定器:滑動計

図 5.4.1 

5.4.2

手掌長(しゅしょうちょう)palm length perpendicular (ISO 7250 :

4.3.2)

定義:とう(橈)骨と尺骨のけい(茎)状突起遠位端を結んだ線から中指

近位屈曲線までの直線距離。

方法:被験者は手のひらを上にして平らに伸ばした手と前腕を水平に置

く。

測定器:滑動計

図 5.4.2 

5.4.3

第二指長(だいにしちょう)index finger length (ISO 7250 : 4.3.4)

定義:第二指の先端から手のひらの近位屈曲線までの直線距離。

方法:被験者は手のひらを上にして平らに伸ばした手と前腕を水平に置

き,指を広げる。

測定器:滑動計

図 5.4.3 


34

Z 8500 : 2002

5.4.4

第一−第五指せん(尖)端間最大距離(だいいちだいごしせんたん

かんさいだいきょり)maximum distance finger I to V

定義:指をできるだけ大きく開いたときの,第一指せん(尖)端から第五

指せん(尖)端までの直線距離。

方法:被験者は平らな面の上で指をできるだけ大きく開く。

測定器:滑動計

図 5.4.4 

5.4.5

けい(茎)状突起間幅(けいじょうとっきかんふく)bistyloid breadth

定義:とう(橈)骨及び尺骨のけい(茎)状突起の最も側方に突出した部

位間の幅。

方法:被験者は手の甲を上にして平らに伸ばした手と前腕を水平に置く。

測定器:滑動計

図 5.4.5 

5.4.6

手幅(斜め)(しゅふく・ななめ)hand breadth, diagonal

定義:とう(橈)側中手点から尺側中手点までの直線距離。

方法:被験者は平らな面の上に第二∼第五指をそろえて手を平らに伸ば

す。親指は離す。

測定器:滑動計

図 5.4.6 


35

Z 8500 : 2002

5.4.7

手幅(軸直交)

(しゅふく・じくちょっこう)hand breadth at metacarpals

(ISO 7250 : 4.3.3)  

定義:第二中手骨頭と第五中手骨頭の,とう(橈)側及び尺側の最突点間

の手の長軸に対する投影距離。

方法:被験者は手のひらを上にして第二∼第五指をそろえて平らに伸ばし

た手と前腕を水平に置く。親指は離す。

測定器:滑動計

図 5.4.7 

5.4.8

最大手幅(さいだいしゅふく)maximum hand breadth

定義:尺側中手点から第一中手骨の骨頭(中手骨の遠位端にあるふくらん

だ部分)の最も外側の部位までの直線距離。

方法:被験者は 5 本の指をそろえて手を平らに伸ばす。

測定器:滑動計

図 5.4.8 

5.4.9

第二指近位関節幅(だいにしきんいかんせつふく)index finger

breadth, proximal (ISO 7250 : 4.3.5)

定義:第二指の中節骨と基節骨の間の関節部位における内側面と外側面の

間の最大距離。

方法:被験者は手のひらを上にして平らに伸ばした手と前腕を水平に置

き,指を広げる。

測定器:滑動計

図 5.4.9 


36

Z 8500 : 2002

5.4.10

第二指遠位関節幅(だいにしえんいかんせつふく)index finger

breadth, distal (ISO 7250 : 4.3.6)

定義:第二指の基節骨と末節骨の間の関節部位における内側面と外側面の

間の最大距離。

方法:被験者は手のひらを上にして平らに伸ばした手と前腕を水平に置

き,指を広げる。

測定器:滑動計

図 5.4.10 

5.4.11

手厚(しゅこう)hand thickness

定義:第三指指節点から掌面[手のひら]までの掌面に鉛直な直

線距離。

方法:被験者は第二∼第五指をそろえて手を平らに伸ばす。親指

は離す。

測定器:滑動計

図 5.4.11

5.4.12

握り内径(にぎりないけい)grip diameter, inside

定義:親指の先端と中指の先端とが触れる状態でできる円の内側の直

径。

方法:被験者は親指のせん(尖)端と中指のせん(尖)端が触れるよ

うに指で輪を作り,測定用円すい(錐)に通す。指のせん(尖)端

の位置で,測定用円すい(錐)の直径を測る。

測定器:滑動計,測定用円すい(錐)

図 5.4.12

5.4.13

握り最大径(にぎりさいだいけい)grip diameter, outside

定義:親指の先端と中指の先端とが触れる状態で円を作ったときの,親指

の指節間関節[指の骨と指の骨との間の関節]から中指の中手指節関

節[中手骨と基節骨との間の関節]までの最大直線距離。

方法:被験者は親指の先端と中指の先端が触れるように指で輪を作る。

測定器:滑動計

図 5.4.13 


37

Z 8500 : 2002

5.4.14

手囲(しゅい)hand circumference

定義:とう(橈)側中手点と尺側中手点とを通る手の周長。

方法:被験者は第二∼第五指をそろえて手を平らに伸ばす。親指は離す。

測定器:巻尺

図 5.4.14 

5.4.15

足長(そくちょう)foot length (ISO 7250 : 4.3.7)

定義:しょう(踵)点から足せん(尖)点までの足軸[足の第二指の先端

の点としょう(踵)点とを結ぶ線]に対する投影長。

方法:被験者は両足に均等に体重を掛けて立つ。

測定器:かん(桿)状計又は足長計測器(全履協式)

図 5.4.15 

5.4.16

足幅(斜め)(そくふく・ななめ)foot breadth, diagonal

定義:けい(脛)側中足点とひ(腓)側中足点を通る垂直断面の最大幅。

方法:被験者は両足に均等に体重を掛けて立つ。

測定器:滑動計

図 5.4.16 


38

Z 8500 : 2002

5.4.17

足幅(軸直交)

(そくふく・じくちょっこう)foot breadth (ISO 7250 :

4.3.8)  

定義:足軸[足の第二指の先端の点としょう(踵)点とを結ぶ線]に直交

するように測った,足の内側面と外側面の間の最大距離。

方法:被験者は両足に均等に体重を掛けて立つ。

測定器:かん(桿)状計

図 5.4.17 

5.4.18

足囲(そくい)foot circumference

定義:けい(脛)側中足点とひ(腓)側中足点とを通る足の周長。

方法:被験者は両足に均等に体重を掛けて立つ。

測定器:巻尺

図 5.4.18 

5.4.19

内果端高(ないかたんこう)sphyrion height

定義:床面から内果点までの鉛直距離。

方法:被験者は両足に均等に体重を掛けて立つ。

測定器:ハイトゲージ

図 5.4.19

5.4.20

外果端高(がいかたんこう)sphyrion fibulare height

定義:床面から外果点までの鉛直距離。

方法:被験者は両足に均等に体重を掛けて立つ。

測定器:ハイトゲージ

図 5.4.20

6.

関節点  関節点は,表 及び図 による。この規格では,身体運動を表現又は計測する場合の関節運

動の回転中心の目安として,

関節の形態学的構造から一意に決定できる体表面上の点を関節点と規定する。

なお,関節運動の回転中心を各関節点の定義の欄の

備考として記す。また,関節点の対応英語を参考と

して示す。

備考1.  関節点の用語の読み方を括弧書きで示す。

2.

この規格で規定する関節点が,3.に規定する測定点の一つに非常に近い場合には,その測定


39

Z 8500 : 2002

点の定義を関節点の定義する。

3.

表 の関節点と図 の人体図とを対応させるため,関節点の番号を図 に示す。

表 2  関節点

番号

測定点

定義

参照図

対応英語(参考)

1

頭がい(蓋)せき(脊)
柱関節点 
(とうがいせきちゅ
うかんせつてん)

乳様突起[耳の後ろに位置する側頭骨下方突
出]の先端の点。

備考  左右の後頭か(顆)と環つい(椎)

の上関節か(窩)が作る長円の中心
点とを結ぶ線の中点。

図 の a) head-neck

joint

2

けい(頚)−胸つい
(椎)間関節点 
(けいきょうついか
んかんせつてん)

けいつい(頚椎)点[第七けいつい(頚椎)の
きょく(棘)突起の先端の点]

表 の 12 参照。

備考  第七けいつい(頚椎)と第一胸つい

(椎)のつい(椎)との間にある円
板の中心点。

図 の b) neck-thorax

joint

3

胸−腰つい(椎)間
関節点 
(きょうようついか
んかんせつてん)

第十二胸つい(椎)のきょく(棘)突起の先端

の点。

備考  第十二胸つい(椎)と第一腰つい(椎)

のつい(椎)との間にある円板の中

心点。

図 の b) thorax-lumbar

joint

4

腰−仙つい(椎)間
関節点 
(ようせんついかん
かんせつてん)

左右の腸骨りょう(稜)上縁を結ぶ線と後正中

線との交点。

備考  第五腰つい(椎)と仙つい(椎)の

つい(椎)との間にある円板の中心

点。

図 の b) lumbar-sacral

joint

5

肩関節点 
(かたかんせつて
ん)

肩峰点[肩甲骨の背側面にある棚状の隆起の先
端が扁平な大きな突起となっている部分の外

側縁のうち,最も外側に突き出している点]

表 の 14 参照。

備考  肩甲骨の関節か(窩)及び関節唇と

上腕骨頭とが作る球の中心点。

図 の b) shoulder

joint

6

ちゅう(肘)関節点
(ちゅうかんせつて
ん)

とう(橈)骨点[とう(橈)骨の近位端の円盤

形の部分の外側近位端の点]

表 の 18 参照。

備考  上腕骨の滑車と尺骨の滑車切こん

(痕)とが作る円筒の軸の中心点。

図 の b) elbow

joint

7

手根関節点 
(しゅこんかんせつ
てん)

とう(橈)骨けい(茎)突点[とう(橈)骨遠
位端の先端のとがった部分の最遠位端の点]

表 の 19 参照。

備考  とう(橈)骨の遠位端にある関節か

(窩)と近位手根骨の関節面とが作
る長円の中心点。

図 の b)c) wrist

joint

8

第一∼第五中手指関
節点 
(だいいちだいごち
ゅうしゅしかんせつ
てん)

指節点[手の甲の側における手指の基節骨の近
位端の点]

表 の 23 参照。

備考  中手骨と基節骨との間のちょう(蝶)

番軸の中心点。

図 の c) metacarpo-phalang

eal joint

9

第二∼第五近位指節
間関節点 
(だいにだいごきん
いしせつかんかんせ
つてん)

関節を曲げたときの基節骨の骨頭端。

備考  基節骨と中節骨との間のちょう(蝶)

番軸の中心点。

図 の c) proximal

interphalangeal

joint


40

Z 8500 : 2002

番号

測定点

定義

参照図

対応英語(参考)

10

第一∼第五遠位指節
間関節点 
(だいいちだいごえ
んいしせつかんかん
せつてん)

関節を曲げたときの基節骨の骨頭端。

備考  中節骨と末節骨との間のちょう(蝶)

番軸の中心点。

図 の c) distal

interphalangeal

joint

11

こ(股)関節点 
(こかんせつてん)

転子点[大たい(腿)骨の上方外側にある大き
な突起の最上縁の点]

表 の 25 参照

備考  寛骨きゅう(臼),関節唇及び寛骨き

ゅう(臼)横じん(靱)帯と大たい
(腿)骨頭とが作る球の中心点。

図 の b) hip

joint

12

しつ(膝)関節点 
(しつかんせつて
ん)

けい(脛)骨の外側か(顆)の上縁で最も高く

(近位にあり)

,前後方向位置は,しつがい(膝

蓋)骨を除いた部分の中央に当たる点。

備考  大たい(腿)骨内側か(顆)頭と大

たい(腿)骨外側か(顆)頭とが,
それぞれけい(脛)骨内側半月,け
い(脛)骨外側半月と作る二つのか

(顆)状関節の中心点の中点。

図 の b) knee

joint

13

足根関節点 
(そくこんかんせつ
てん)

外果の最突出点。

備考  けい(脛)骨の遠位端,けい(脛)

骨の内果及びひ(腓)骨の外果が作
る関節面と距骨滑車とが作るちょう

(蝶)番関節軸の中点。

図 の b) ankle

joint

14

けつ(楔)状中足関
節点 
(けつじょうちゅう
そくかんせつてん)

中間けつ(楔)状骨と第二中足骨の関節部で最
も高い点。

備考  中間けつ(楔)状骨と第二中足骨底

とが作る関節の中心。

図 の d) tarsometatarsal

joint

15

第一∼第五中足指節
関節点 
(だいいちだいごち
ゅうそくしせつかん
せつてん)

足の甲の側における足指の基節骨の近位端の
点。

備考  中足骨と基節骨との間のちょう(蝶)

番軸の中心点。

図 の d) metatarso-phalang

eal joint


41

Z 8500 : 2002

図 2  関節点 


42

Z 8500 : 2002

図 2  関節点(続き)


43

Z 8500 : 2002

付図 1  測定項目


44

Z 8500 : 2002

付図 1  測定項目(続き) 


45

Z 8500 : 2002

付図 1  測定項目(続き)


46

Z 8500 : 2002

付図 1  測定項目(続き) 


47

Z 8500 : 2002

付図 1  測定項目(続き)


48

Z 8500 : 2002

付図 1  測定項目(続き)


49

Z 8500 : 2002

付図 1  測定項目(続き)


50

Z 8500 : 2002

附属書 1(規定)  大たい(腿)長及び下たい(腿)長

次の項目は,

本体の 5.に記載した項目から算出する。

1.

大たい(腿)長(だいたいちょう)thigh length

定義:転子点からけい(脛)骨点までの鉛直距離。

方法:転子高(5.2.14)からけい(脛)骨上縁高(5.2.16)を引く。

2.

下たい(腿)長(かたいちょう)lower leg length

定義:けい(脛)骨点から内果点までの鉛直距離。

方法:けい(脛)骨上縁高(5.2.16)から内果端高(5.4.19)を引く。


 

51

Z 850

0 : 2

002

附属書 2(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS Z 8500 : 2002

  人間工学−設計のための基本人体測定項目

ISO 7250 : 1996

  人間工学−設計のための基本人体測定項目

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中 
表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

対応の程度が“MOD/変更”で示される,国際
規格 の規 定内 容を 変更 して いる 項目 は, lSO 
7250

改正時に提案する。

1.

適用範囲  人体寸法測定法

ISO 
7250

1.

JIS

に同じ IDT

2.

定義

3.

測定点

この規格で用いら
れる用語の定義,
及び,この規格で
定義される測定項
目の定義で用いら
れる測定点の定義

 2.

この規格で用いられ
る用語の定義

MOD

/ 追 加 /

変更/削除

JIS

では,人体測定用語とし

て,前頭面,ひ(腓)側を追
加,測定点として 22 点を追加
した。また,ISO に含まれる
次の項目を削除した。 
anterior (2.2.2)

bi (2.2.3)

inferior (2.2.12)

phalanx (2.2.20)

process (2.2.22)

superior (2.2.27)

JIS

では,JIS で追加定義されている測定項目で

用いられる用語及び測定点の定義を追加した。
また,JIS では測定項目の定義で測定点の名称を
明示したため,この際に用いられる測定点の定
義を追加した。また,ISO に含まれる項目のう
ち日本語では自明なものは削除した。 

ISO

では Frankfurt plane を

“頭

部正中面を垂直に保持し,か
つ,外耳道上縁と眼か(窩)
下縁が同一水平面上に乗るよ
う頭の向きを調節した状態が
標準である。

”と定義している

が,JIS では耳眼面の定義を
“ 左 右 の 耳 珠 点 と 左 の 眼 か
(窩)点との 3 点で決められ
る点”とした。 

ISO 7250

の定義では耳眼面の向きも定義に含ま

れることを意味しており,計測時における頭の
姿勢の定義であって,面の定義ではない。また,
ISO 7250

では耳珠点を定義しているにもかかわ

らず,外耳道上縁のようなあいまいなことばを
用いている。さらに,正中面をどうやって決め
るかについても規定していない。このため,JIS
では三つの計測点で構成される面をもって定義 
することにした。なお,この定義は,ISO13406-2 : 
1997

に見える Frankfurt plane の定義と同内容で

ある。   


 

52

Z 850

0 : 2

0

02

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中

表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

ISO

では測定点として inion を

採用しているが,JIS ではヌ
カーレ (nuchale) を採用する

ことにした。 

ISO

では inion という名称を“正中面上で,うな

じの筋の間で触れることができる後頭骨の最下
方の点”として用いているが,人類学における

人体測定ではこの定義の点の名称は“ヌカーレ

(nuchale)

”とする世界的な合意が以前から存在

する。inion は“正中矢状面における外後頭隆起

の中央の点”と定義されるべきものである。 

ISO

では nasion と sellion を同

じ測定点をさすものとして規
定しているが,JIS では鼻あ
ん(鞍)点 (sellion) を採用す

ることにした。 

人類学における人体測定では,nasion は“前頭

鼻骨 縫合 と 正中 線の 交点 ”,鼻 あん (鞍 ) 点

(sellion)

は“正中線上で鼻根部が最も陥凹した

点”とする世界的な合意が以前より存在し,両

者の定義は異なっている。また計測の上では,
生体では nasion が非常にみつけにくく,信頼性
が低いことから,みつけやすい鼻あん(鞍)点

を採用することにした。 

ISO

では測定点を menton :

gnathion

と標記しているが,

JIS

で は お と が い 点

(gnathion)

を採用することに

した。

改正前の JIS では gnathion を採用してきた。市
販の人体測定の教科書類でも gnathion の方が採

用されている。したがって,ここでも gnathion
を採用することにした。

4.

測定条件

調査結果に併せて
記載することが重
要とされる測定条

 3.

調査結果に併せて記
載することが重要と
される測定条件

MOD

/ 追 加 /

変更

JIS

では測定姿勢の項目を追

加した。

ISO

では各々の測定項目の定義の中で測定姿勢

について記載されているが,JIS では測定姿勢の
定義をまとめて独立した項目とした。

ISO

では下たい(腿)を下垂

した状態で測ることになって

いるが,JIS では足底を支持
した状態で測ることにした。

足底を支持した方が下たい(腿)を下垂した状
態よりも姿勢の安定性が高いこと,筋の緊張の

ため下たい(腿)を下垂した状態の方が寸法が
小さくなる項目があること,国内ではこれまで
足底を支持した姿勢で計測しておりデータが蓄

積されていること,による。 


 

53

Z 850

0 : 2

002

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中

表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

5.1.1

全頭高

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.1.2

頭耳高

5.1.3

頭頂−外眼角距離

5.1.4

頭頂−口点距離

5.1.5

顔高

4.3.11

Face

length

(nasion-menton)

MOD

/変更

ISO

規格では“nasion からお

とがい点 (menton) までの直
線距離”としているが,この
規 格 で は “ 鼻 あ ん ( 鞍 ) 点

(sellion)

か ら お と が い 点

(gnathion)

までの直線距離”

とした。

この規格では,測定点として nasion ではなく鼻

あん(鞍)点を採用したこと(

表 の 7),及び,

測定点“おとがい点”の英語名称を gnathion と
したこと(

表 の 9)に従った。

5.1.6

頭長

4.3.9

Head

length

IDT

5.1.7

後頭−外眼角距離

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.1.8

後頭−口点距離

5.1.9

後頭−耳珠距離

5.1.10

頭幅

4.3.10

Head

breadth

IDT

5.1.11

耳珠間幅

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.1.12

どう(瞳)孔間幅

5.1.13

頭囲

4.3.12

Head

circumference

IDT

5.1.14

頭矢状弧長  4.3.13

Sagittal

arc

MOD

/変更

ISO

規格では“み(眉)間点

から inion までの頭頂点を通
る頭の表面に沿った長さ”と
しているが,この規格では“み

( 眉 ) 間 点 か ら ヌ カ ー レ

(nuchale)

ま で の 頭 頂 点 を 通

る頭の表面に沿った長さ”と

した。

この規格では測定点として inion ではなくヌカ

ーレ (nuchale) を採用したこと(

表 の 5)に従

った。

5.1.15

耳珠間頭頂弧長

4.3.14  Bitragion

arc

IDT


 

54

Z 850

0 : 2

0

02

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中

表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

5.2.1

体重

4.1.1

Body

mass

(weight)

IDT

5.2.2

身長

4.1.2

Stature (body height)

5.2.3

外眼角高

4.1.3

Eye

height

5.2.4

けいつい(頚椎)

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.5

肩峰高

4.1.4

Shoulder

height

IDT

5.2.6

前えきか(腋窩)

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.7

とう(橈)骨点高

5.2.8

とう(橈)骨けい

(茎)突高

5.2.9

指せん(尖)端高

5.2.10

ちゅう(肘)頭高

4.1.5

Elbow

heigbt

IDT

5.2.11

握り軸高

4.4.4

Fist (grip axis) height IDT

5.2.12

上し(肢)挙上指

せん(尖)端高

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.13

腸骨きょく(棘)

 4.1.6

Iliac

spine

height,

standing

IDT

5.2.14

転子高

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.15

また(股)下高

4.1.7

Crotch

height

MOD

/変更

“読み取った寸法にアームの
幅を足すこと”という一文を
付け加えた。

これをしないとアームの幅分だけ実際の寸法よ
りも値が小さくなる。

5.2.16

けい(脛)骨上縁

 4.1.8

Tibial

height  IDT

5.2.17

指極

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.18

上し(肢)長

5.2.19

上腕長

5.2.20

前腕長


 

55

Z 850

0 : 2

002

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中

表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

5.2.21

肩峰−ちゅう(肘)
頭距離

 4.2.6

Shoulder-elbow

length

IDT

5.2.22

前腕手長

4.4.5

Forearm-fingertip

length

5.2.23

ちゅう(肘)頭後

縁−握り軸距離

 4.4.3

Elbow-grip

length

5.2.24

背面−指せん(尖)
距離

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.25

背面−握り軸距離

4.4.2

Grip reach ; forward

reach

IDT

5.2.26

背面−外眼角距離

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.27

背面−肩峰距離

4.4.1

Wall-acromion

distance

MOD

/変更

ISO

規格では“両上し(肢)

を水平前方に伸ばした”姿勢

で計測することになっている
が,この規格では通常の立位
姿勢で上し(肢)を下垂した

状態で測ることにした。

上し(肢)を水平前方に伸ばした状態で肩峰点
をみつけるのは難しく,上し(肢)を下垂した

状態で肩峰点の位置にマークを付けると,その
後で上し(肢)を水平前方に伸ばすと皮膚に付
けたマークと肩峰点の位置がずれる可能性があ

るため,通常の立位姿勢で計測するのが確実で
ある。

5.2.28

背面−頸椎(けい
つい)点距離

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.29

ちゅう(肘)頭−

手首距離

 4.2.7

Elbow-wrist

length

IDT

5.2.30

肩峰幅

4.2.8

Shoulder

(biacromial)

breadth

5.2.31

肩幅

4.2.9

Shoulder

(bideltoid)

breadth


 

56

Z 850

0 : 2

0

02

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中

表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

5.2.32

胸部横径

4.1.11

Chest

breadth,

standing

MOD

/変更

“女性は普段使っているブラ
ジャーを着ける”という一文
を付け加えた。

いずれもブラジャーを着けることにより寸法が
変化するため,ブラジャーを着けることを明記
している ISO 規格の項目(4.2.16,  4.4.9;対応 JIS

項目は 5.2.395.2.43)にならった。

5.2.40

立位身体最大前後

4.1.10

Body depth, standing

5.2.33

最外体幅

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.34

ちゅう(肘)間幅

4.2.10

Elbow-to-elbow

breadth

IDT

5.2.35

腸骨りょう(稜)

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.36

でん(臀)幅

4.2.12

Hip breadth, standing IDT

5.2.37

胸部矢状径

4.1.9

Chest depth, standing

5.2.38

胸部厚径(胸骨中
点)

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.39

乳頭位胸部厚径

4.2.16

Thorax depth at the

nipple

IDT

5.2.41

けい(頚)囲

4.4.8  Neck

circumference

5.2.42

胸囲(胸骨中点)

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.43

乳頭位胸囲  4.4.9

Chest

circumference

IDT

5.2.44

胴囲

4.4.10

Waist

circumference

5.2.45

上腕囲

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.2.46

前腕最大囲

5.2.47

手首囲

4.4.11

Wrist

circumference

IDT

5.2.48

大たい(腿)囲

4.4.12  Thigh

circumference

5.2.49

下たい(腿)最大

 4.4.13

Calf

circumferencc

5.2.50

下たい(腿)最小

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加


 

57

Z 850

0 : 2

002

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中

表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

5.3.1

座高

4.2.1

Sitting height (erect)

MOD

/変更

5.3.2

座位外眼角高

4.2.2

Eye height, sitting

5.3.3

座位けいつい(頚
椎)高

 4.2.3

Cervicale

height,

sitting

5.3.4

座位肩峰高  4.2.4

Shoulder

height,

sitting

5.3.5

座位ちゅう(肘)
頭高

4.2.5

Elbow height, sitting

5.3.12

座位でん(臀)−
しつがい(膝蓋)
距離

 4.4.7

Buttock-knee

length

5.3.13

座位でん(臀)−
しつか(膝窩)距

 4.4.6

Buttock-popliteal

length (seat depth)

5.3.16

座位でん(臀)−
腹厚径

 4.2.17

Buttock-abdomen

depth (sitting)

5.3.17

座位でん(臀)幅

4.1.11

Hip breadth, sitting

ISO

規 格で は座 位で 下た い

(腿)を下垂した状態で測る
ことになっているが,この規

格では足底を支持した状態で
測ることにした。

足底を支持した方が下たい(腿)を下垂した状
態よりも姿勢の安定性が高いこと,筋の緊張の
ため下たい(腿)を下垂した状態の方が寸法が

小さくなる項目があること,国内ではこれまで
足底を支持した姿勢で計測しておりデータが蓄
積されていること,による。

5.3.6

座位転子高

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.3.7

座位大たい(腿)

 4.2.13

Thigh

clearance

IDT

5.3.8

座位大たい(腿)

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.3.9

座位しつがい(膝
蓋)骨上縁高

 4.2.14

Knee

height  IDT

5.3.10

座位しつか(膝窩)

4.2.12

Lower leg length

(popliteal height)


 

58

Z 850

0 : 2

0

02

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中

表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

5.3.11

座面高

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.3.14

座位でん(臀)−

下たい(腿)後縁
距離

5.3.15

座位でん(臀)−

転子距離

5.3.18

座位腹部厚径

4.2.15 Abdominal

depth,

sitting

IDT

5.3.19

座位下し(肢)長

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.4.1

手長

4.3.1

Hand

length

IDT

5.4.2

手掌長

4.3.2

Palm

length

perpendicular

5.4.3

第二指長

4.3.4

Index

finger

length

5.4.4

第一−第五指せん
(尖)端間最大距

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.4.5

けい(茎)状突起
間隔

5.4.6

手幅(斜め)

5.4.7

手幅(軸直交)

4.3.3

Hand breadth at

metacarpals

IDT

5.4.8

最大手幅

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.4.9

第二指近位関節幅

4.3.5

Index finger breadth,

proximal

IDT

5.4.10

第二指遠位関節幅

4.3.6

Index finger breadth,

distal

5.4.11

手厚

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.4.12

握り内径

5.4.13

握り最大径

5.4.14

手囲


 

59

Z 850

0 : 2

002

(I) JIS

の規定 (II)

国際規 
格番号

(III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
表示箇所:解説中

表示方法:項目ごとに記載

項目番号

内容

項目番号

内容

項目ごとの評価

技術的差異の内容

(V) JIS

と国際規格との技術的差異の理由及び今

後の対策

5.4.15

足長

4.3.7

Foot

length

MOD

/変更

測定器に足長計測器(全履協
式)を追加した。

国内で使用されてきた測定器具の追加

5.4.16

足幅(斜め)

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.4.17

足幅(軸直交)

4.3.8

Foot

breadth

MOD

/変更

ISO

規格ではこの項目は触角

計で測ることが推奨されてい

るが,この規格では使用測定
器をかん(桿)状計とした。

触角計は 2 点間距離を測るための測定器であっ
て,これで長軸に対して直交するように幅を測

ることはできない。

5.4.18

足囲

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

5.4.19

内果端高

5.4.20

外果端高

6.

関節点

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

附属書 1(規

定)

大たい(腿)長及

び下たい(腿)長

MOD

/追加

国内で使用されてきた JIS 独自項目の追加

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  IDT………………  技術的差異がない。

    −  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2

 JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。 


60

Z 8500 : 2002

JIS Z 8500

(人間工学−設計のための基本人体測定項目)原案作成委員会本委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

林      喜  男

慶應義塾大学

(幹事)

中  野  義  彦

沖電気工業株式会社

渡  辺  武  夫

経済産業省産業技術環境局

橋  本      進

財団法人日本規格協会

中  込  常  雄

中込技術士事務所

堀  野  定  雄

神奈川大学

山  本      栄

東京理科大学

黒  須  正  明

静岡大学

吉  武  良  治

日本アイ・ビー・エム

石      裕  二

日本オフィス家具協会

青  木  和  夫

日本大学

谷  井  克  則

武蔵工業大学

森      剛  志

株式会社マニュアル

栃  原      裕

九州芸術工科大学

田  中  典  朗

三菱電機株式会社

米  村  俊  一 NTT 東日本

有  光  隆  也

日本光電子工業株式会社

河  内  まき子

生命工学工業技術研究所

持  丸  正  明

生命工学工業技術研究所

高  橋  昭  彦

生命工学工業技術研究所

(事務局)

森      みどり

日本人間工学会(神奈川大学)

JIS Z 8500

(人間工学−設計のための基本人体測定項目)原案作成委員会分科会  構成表

氏名

所属

(主査)

河  内  まき子

生命工学工業技術研究所

芦  澤  玖  美

大妻女子大学

江  原  義  弘

神奈川県総合リハビリテーションセンター

谷  井  克  則

武蔵工業大学

堀  野  定  雄

神奈川大学

増  森  かおる

財団法人日本規格協会

間  壁  治  子

共立女子大学

横  井  孝  志

生命工学工業技術研究所

吉  岡  松太郎

社団法人人間生活工学研究センター

飯  島  幹  夫

日本健康福祉用具工業会

池  田  洋  教

日本靴工業会

大  橋  三喜雄

社団法人自動車技術会

小  島  道  夫

日本住宅設備システム協会

竹  綱  章  浩

日本オフィス家具協会

恒  屋  修  一

日本ボディファッション協会

橋  本  保  夫

全日本ベッド工業会

若  松  正  晴

社団法人日本電機工業会

(関係者)

渡  辺  武  夫

経済産業省産業技術環境局

(幹事)

持  丸  正  明

生命工学工業技術研究所

(幹事)

高  橋  昭  彦

生命工学工業技術研究所