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Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

(1)

目  次

ページ

序文

1

0.1

  表の配列

1

0.2

  量の表

1

0.3

  単位の表

1

0.4

  この規格における数値の記述

2

0.5

  特記事項

3

1

  適用範囲

3

2

  引用規格

3

3

  名称,記号及び定義

4

附属書 A(参考)特別な名称をもつガウス系 CGS 単位

28


Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工

業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済

産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 8202-5:2000 は廃止され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS Z 8000

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS Z 8000-1

  第 1 部:一般

JIS Z 8000-3

  第 3 部:空間及び時間

JIS Z 8000-4

  第 4 部:力学

JIS Z 8000-5

  第 5 部:熱力学

JIS Z 8000-6

  第 6 部:電磁気

JIS Z 8000-7

  第 7 部:光

JIS Z 8000-8

  第 8 部:音


   

日本工業規格

JIS

 Z

8000-6

:2014

(IEC 80000-6

:2008

)

量及び単位−第 6 部:電磁気

Quantities and units-Part 6: Electromagnetism

序文

この規格は,2008 年に第 1 版として発行された IEC 80000-6 を基に,技術的内容及び構成を変更するこ

となく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

0.1

表の配列

この規格の量及び単位の表は,量を左側のページに配列し,単位を対応する右側のページに配列する。

右のページの 2 本の横実線の間にある全ての単位は,左側ページの対応する実線の間の量に属する。

左側のページの量を表す番号の下には,括弧を付けて旧規格(JIS Z 8202-5)で規定した項目の番号を示

す。

なお,旧規格にその項目がなかった場合には,

“−(ダッシュ)

”でそのことを示す。

0.2

量の表

この規格で扱う分野において最も重要な量について,その名称及び記号を示すとともに,ほとんどの場

合に,その定義を併せて示す。これらの名称及び記号は,推奨である。これらの定義は,国際量体系(ISQ)

における量の識別のためであり,左側のページに列挙している。これらの定義は,必ずしも完全なもので

はない。

量のスカラー文字,ベクトル文字又はテンソル文字は,特に定義のために必要な場合に示している。

多くの場合,ある量に対しては一つの名称と一つの記号とを示す。一つの量に対して二つ以上の名称又

は二つ以上の記号を併記し,特に区別をしていない場合には,互いに対等な関係にある。斜体の文字に 2

種類の字体がある場合(例えば,

ϑ及びθ,ϕ及びφ,a 及び a及び g),いずれか一方だけを示している

が,他方は対等に使用できないという意味ではない。このような異なる字体にそれぞれ異なる意味を与え

ないことを推奨する。括弧内の記号は,予備の記号である。したがって,特別の関係の下で主要記号を異

なる意味で用いる場合には,これら予備の記号を用いる。

0.3

単位の表

0.3.1

一般

量に対する単位の名称を,記号及び定義とともに示す。これらの単位の名称は言語によって異なるが,

記号は国際的なものであり,また,全ての言語において同一である。詳細情報については,国際度量衡局

(BIPM: Bureau International des Poids et Mesures)から発行されている SI 文書(2006 年第 8 版)及び JIS Z 

8000-1

を参照する。


2

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

単位は,次のように配列している。

a)

一貫性のある国際単位系(SI: Système International d'Unités)を最初に示す。SI 単位は,国際度量衡総

会(CGPM: Conférence Générale des Poids et Mesures)で採択されたものである。一貫性のある SI 単位

の使用を推奨する。明示的に記載していない場合であっても,SI 接頭語を付した 10 進の倍量及び分

量を推奨する。

b)

次に,国際度量衡委員会(CIPM: Comité International des Poids et Mesures)若しくは国際法定計量機関

(OIML: Organisation Internationale de Métrologie Légale)

,又は ISO 及び IEC が SI 単位と併用すること

を認めている,一部の非 SI 単位を示す。

これらの非 SI 単位は,項目内を点線で区切って,SI 単位と区別している。

c)

推奨しない非 SI 単位として,特別な名称をもつガウス系 CGS 単位を,

附属書 に示す。この附属書

は換算率のためのものであり,参考であって,規格の一部ではない。

0.3.2

次元 又は無次元量に関する注意事項

無次元量とも呼ばれる次元 1 のいかなる量に対しても一貫性のある単位は,数の 1,記号は 1 である。

このような量の値を表すときには,一般に,単位の記号 1 は明示しない。

例 1  屈折率  n=1.53×1=1.53

この単位の記号 1 の倍量又は分量を示すために接頭語を用いてはならない。接頭語の代わりに,10 のべ

き乗を用いることが望ましい。

例 2  レイノルズ数  Re=1.32×10

3

通常,平面角は二つの長さの比として,また,立体角は二つの面積の比として表されることを考慮して,

CGPM は 1995 年,SI 単位においてラジアン(rad)及びステラジアン(sr)を無次元の組立単位とするこ

とを規定した。これは,平面角及び立体角という量は,次元 1 の組立量とみなせることを意味する。した

がって,ラジアン及びステラジアンの単位は次元 1 に等しい。これらは省略してもよいし,又は種類が異

なるが同じ次元をもつ量を区別しやすくするために,組立単位の表現に用いてもよい。

0.4

この規格における数値の記述

記号“=”は“∼に完全に等しい”ことを,記号“≈”は“∼にほぼ等しい”ことを,また,記号“:=”

は“∼に定義上等しい”ことを表している。

注記  国際規格では,“≈”を用いることになっているが,“=”又は“≒”を使用してもよい。また,

国際規格では,

“:=”を用いることになっているが,

“=”又は“≡”を使用してもよい。

なお,この規格の箇条 以降では“:=”を全て“=”で表した。

実験的に決定された物理量の数値は,常に測定の不確かさを伴っている。この不確かさは,常に明示す

ることが望ましい。この規格では,不確かさの度合いを次の例のように表している。

例  l=2.347 82 (32) m

この例では,la(b) m,すなわち,括弧書きで示した不確かさ の数値は,長さ の数値 の最終(及

び最下位)桁に当てはまるものと仮定している。この表し方は,が の最終桁の標準不確かさ(標準偏

差の推定値)を表している場合に用いる。上に示した数値の例は,長さ lをメートル単位で表す場合)

の最良の推定数値が 2.347 82 であること,及び未知の の値は,標準不確かさである 0.000 32 m と 値の

確率分布によって決まる確率とによって,(2.347 82−0.000 32) m と(2.347 82+0.000 32) m との間にあると

信じられることを意味すると解してよい。


3

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

0.5

特記事項

0.5.1

一般

この規格に掲げた項目は,一般に,国際電気技術用語集(IEV)

,特に IEC 60050-121 及び IEC 60050-131

に整合している。各量の IEV への参照は“IEC 60050-121(番号 121-xx-xxx)参照”として記載している。

0.5.2

量体系

電磁気では,系の基礎となる基本量の数及び選び方によって種々の異なった量体系を用いてきた。しか

し,電磁気及び電気工学では,国際量体系,ISQ 及び関連する国際単位系,SI だけが承認され,ISO 及び

IEC

の標準に反映されている。SI にはメートル(m)

,キログラム(kg)

,秒(s)及びアンペア(A)を含

む七つの基本単位がある。

0.5.3

量の複素表現

時間的に変動する量及びそれらの複素表現については,IEC は,記号を二つの方法で標準化している。

一般に大文字及び下付文字は,電流(番号 6-1)

,電圧(番号 6-11.3)に使用され,他の量には符号を付け

加える。これらは IEC 60027-1 に規定されている。

例 1  電流(番号 6-1)の時間による正弦的な変動は,次のように実数表現で表すことができる。

)

(

cos

2

ϕ

ω

=

t

I

i

また,その複素表現(フェーザと称する)は,次のように表す。

I

I e

jφ

ここに,

i

電流の瞬時値

I

電流の実効値(二乗平均値の平方根)

(ωt

φ)

: 位相

φ

初期位相

例 2

磁束(番号

6-22.1

)の時間による正弦的な変動は,次のように実数表現で表すことができる。

)

(

cos

2

)

(

cos

ˆ

eff

ϕ

ω

ϕ

ω

=

=

t

Φ

t

Φ

Φ

ここに,

Φ

磁束の瞬時値

Φˆ

最高値

Φ

eff

実効値

1

適用範囲

この規格は,電磁気の量並びに単位に関する,名称,記号及び定義について規定する。また,この規格

は,必要に応じて換算率についても規定する。

注記

この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 80000-6

:2008

Quantities and units

Part 6: Electromagnetism

IDT

なお,対応の程度を示す記号“

IDT

”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 8000-1

  量及び単位−第

1

部:一般

注記

対応国際規格:ISO 80000-1

Quantities and units

Part 1: General

MOD

JIS Z 8000-3

  量及び単位−第

3

部:空間及び時間


4

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

注記

対応国際規格:ISO 80000-3

Quantities and units

Part 3: Space and time

IDT

JIS Z 8000-4

  量及び単位−第

4

部:力学

注記

対応国際規格:ISO 80000-4

Quantities and units

Part 4: Mechanics

IDT

IEC 60027-1

Letter symbols to be used in electrical technology

Part 1: General

IEC 60050-111

International electrotechnical vocabulary

Chapter 111: Physics and chemistry

IEC 60050-121

International electrotechnical vocabulary

Part 121: Electromagnetism

IEC 60050-131

International electrotechnical vocabulary

Part 131: Circuit theory

3

名称,記号及び定義

電磁気の量及び単位に関する名称,記号及び定義は,次による。


5

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

白      紙


6

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-1 
(5-1)

電流(electric current)  Ii

電流は,国際量体系(ISQ)の基

本量の一つ。

電流はアンメータ(電流計)によ

って測定することができる量で
ある。面を流れる電流は,ある時

間間隔の間に表面を移動した電

荷(番号 6-2)をその継続時間で
除した商である。より詳しい定義

については,番号 6-8 及び IEC 

60050-121

(番号 121-11-13)参照。

6-2 
(5-2)

電荷(electric charge)

Qq

dQIdt 
ここに,I:電流(番号 6-1)

        t:時間[JIS Z 8000-3

(番号 3-7)

電荷は個別の粒子によって運ば
れ,正又は負である。電気素量 e

すなわち,陽子の電荷が正になる

ように記号を取り決めている。

IEC 60050-121

(番号 121-11-01)

参照。

点電荷 の表示を使用することも
ある。それはこの規格でも使用し

ている。

6-3 
(5-3)

電荷密度(electriccharge

density ), 体 積 電 荷
(volumic electric   
charge)

ρρ

V

V

Q

d

d

=

ρ

ここに,Q:電荷(番号 6-2)

        V:体積[JIS Z 8000-3

(番号 3-4)

IEC 60050-121

(番号 121-11-07)

参照。

6-4 
(5-4)

電荷の表面密度

( surface density of 
electric charge),表面電
荷 ( areic electric 
charge)

ρ

A

σ

A

Q

A

d

d

=

ρ

ここに,Q:電荷(番号 6-2)

        A:面積[JIS Z 8000-3

(番号 3-3)

IEC 60050-121

(番号 121-11-08)

参照。

6-5 
(−)

電 荷 の 線 密 度 ( linear 
density of electric   
charge),電荷線密度

(lineic electric charge)

ρ

l

τ

l

Q

l

d

d

=

ρ

ここに,Q:電荷(番号 6-2)

        l:長さ[JIS Z 8000-3

(番号 3-1.1)

IEC 60050-121

(番号 121-11-09)

参照。

6-6 
(5-14)

電気双極子モーメント

(electric dipole   
moment)

p p

q (r

r

)

ここに,r

:電荷 q(番号 6-2)の

キャリヤの位置ベク
トル[JIS Z 8000-3

(番号 3-1.11)

        r

:電荷−q(番号 6-2)

のキャリヤの位置ベ

クトル[JIS Z 8000-3

(番号 3-1.11)

ある領域でのある物質の電気双

極子モーメントは,その領域に含

まれる全ての電気分極の電気双
極子モーメントのベクトル和。

IEC 60050-121

(番号 121-11-35 及

び 121-11-36)参照。


7

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-1.a

アンペア(ampere) A

アンペアは,真空中に 1 メートル

の間隔で平行に置いた,無限に小
さい円形断面積をもつ無限に長い
2 本の導体のそれぞれを流れ,こ
れらの導体の 1 メートルの長さに
つき 2×10

7

ニュートンの力を及

ぼし合う一定の電流。

[第 9 回 CGPM (1948)]

この定義では,磁気定数 μ

0

(番号

6-26.1)が正確に 4π×10

7

 H/m で

あることを意味する。

この定義では,

“線形力”又は“長

さ当たりの力”の代わりに“力”
を用いる。したがって,定義文は

“これらの導体 1 メートルごとに
2×10

7

ニュートンの力を及ぼし

合う一定の電流”の意味である。

6-2.a

クーロン(coulomb) C

1

C=1 A・s

蓄電池のような電解装置にはアン
ペア時を用いる。 
1 A・h=3.6 kC 
 
 
 
 
 

6-3.a

クーロン毎立方メート

ル(coulomb per cubic 
metre)

C/m

3

6-4.a

クーロン毎平方メート
ル(coulomb per square 
metre)

C/m

2

6-5.a

クーロン毎メートル 
(coulomb per metre)

C/m

6-6.a

ク ー ロ ン メ ー ト ル

(coulomb metre)

C・m


8

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-7 
(5-13)

電 気 分 極 ( electric 
polarization)

P P

=dp/dV

ここに,p:体積 VJIS Z 8000-3

(番号 3-4)]の領域

内の物質の電気双極

子モーメント(番号
6-6)

IEC 60050-121

(番号 121-11-37)

参照。

6-8 
(5-15)

電 流 密 度 ( electric 
current density),電流面
密 度 ( areic electric 
current)

J J

ρv

ここに,ρ:電荷密度(番号 6-3)

        v:速度[JIS Z 8000-3

(番号 3-8.1)

面 S を通過する電流 I(番号 6-1)
は,

=

A

I

d

n

e

J

ここに,e

n

 dA:表面要素ベクトル

IEC 60050-121

(番

号 121-11-11)参照。

6-9 
(5-16)

線 電 流 密 度 ( linear 
electric current   
density),電流線密度

(lineic electric current)

J

S

J

S

ρ

A

v

ここに,ρ

A

:電荷の表面密度(番

号 6-4)

        v:速度[JIS Z 8000-3

(番号 3-8.1)

面上の C 曲線を通過する電流 I

(番

号 6-1)は,

×

=

C

n

S

dr

e

J

I

ここに,e

n

:面と線ベクトル要素

とに垂直な単位

        dr:位置ベクトル の微

分値

IEC 60050-121

(番号 121-11-12)

参照。

6-10 
(5-5)

電界強度,電界の強さ

(electric field strength)

E E

F/q

ここに,F:力[JIS Z 8000-4(番

号 4-9.1)

        q:電荷(番号 6-2)

IEC 60050-121

(番号 121-11-18)

参照。 
  q:静止状態の点電荷。


9

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-7.a

クーロン毎平方メート

ル(coulomb per metre 
squared)

C/m

2

6-8.a

アンペア毎平方メート

ル(ampere per square 
metre)

A/m

2

6-9.a

ア ン ペ ア 毎 メ ー ト ル

(ampere per metre)

A/m

6-10.a

ボ ル ト 毎 メ ー ト ル

(volt per metre)

V/m 1

V/m=1 N/C

ボルトの定義については,番号
6-11.a を参照。


10

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-11.1 
(5-6.1)

電位(electric potential)

  Vφ

grad VE

t

ここに,E:電界強度(番号 6-10)
        A:磁気ベクトルポテン

シャル(番号 6-32)

        t:時間[JIS Z 8000-3

(番号 3-7)

勾配を変更せずに場の量のスカラ

ー定数を加えることが可能であ
る。

IEC 60050-121

(番号 121-11-25)

参照。

6-11.2 
(5-6.2)

電 位 差 ( electric 
potential difference)

V

ab

r

A

E

r

d

b

a

)

C

(

ab

+

=

r

t

V

ここに,E:電界強度(番号 6-10)
        A:磁気ベクトルポテン

シャル(番号 6-32)

        t:時間[JIS Z 8000-3

(番号 3-7)

        r:曲線 C に沿って a 点か

ら b 点までの位置ベク
トル[JIS Z 8000-3(番
号 3-1.11)

V

ab

V

a

V

b

ここに,V

a

:a 点の電位

        V

b

:b 点の電位

IEC 60050-121

(番号 121-11-26)

参照。

6-11.3 
(5-6.2)

電圧 (voltage, electric 
tension)

UU

ab

電気回路理論において, 
U

ab

V

a

V

b

ここに,V

a

:a 点の電位

        V

b

:b 点の電位

        (番号 6-11.1)

ある媒体の電界では

r

d

b

a

)

C

(

ab

=

r

r

U

ここに,E:電界強度(番号 6-10)

        r:曲線 C の a 点から b

点までの位置ベクト
ル[JIS Z 8000-3(番
号 3-1.11)

渦なし電場においては,電圧は経
路の選び方に依存しない。 
IEC 60050-121

(番号 121-11-27)

参照。

6-12 
(5-7)

電束密度(electric flux 
density),電気変位

(electric displacement)

D D

ε

0

E

P

こ こ に , ε

0

:絶 対 誘 電 率 (番 号

6-14.1)

        E:電界強度(番号 6-10)

        P:電気分極(番号 6-7)

電束密度と電荷密度の関係は次の

式による。 
divDρ 
ここに,div:発散

IEC 60050-121

(番号 121-11-40)

参照。

6-13 
(5-9)

静電容量,キャパシタ

ンス(capacitance)

C CQ/U

ここに,Q:電荷(番号 6-2) 
        U:電圧(6-11.3)

IEC 60050-131

(番号 131-12-13)

参照。

6-14.1

(5-10.2)

電 気 定 数 ( electric 
constant),真空の誘電
率 ( permittivity of 
vacuum)

ε

0

ε

0

=1/μ

0

c

0

2

ここに,μ

0

:磁気定数(番号 6-26.1)

        c

0

:光速(番号 6-35.2)

ε

0

 ≈ 8.854 188×10

12

 F/m

IEC 60050-121

(番号 121-11-03)

参照。

6-14.2

(5-10.1)

誘電率(permittivity)

ε 

D

εE

ここに,D:電束密度(番号 6-12)
        E:電界強度(番号 6-10)

この定義は等方媒質に適用する。

不等方媒質については,誘電率は
2 階テンソルである。 
IEC 60050-121

(番号 121-12-12)

参照。


11

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-11.a

ボルト(volt) V  1

V=1 W/A

6-12.a

クーロン毎平方メート
ル(coulomb per metre 
squared)

C/m

2

6-13.a

ファラド(farad) F

1

F=1 C/V

 
 

6-14.a

フ ァ ラ ド 毎 メ ー ト ル

(farad per metre)

F/m 1

F/m=1 C/(V・m)

 
 
 
 
 
 
 


12

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-15 
(5-11)

比 誘 電 率 ( relative 
permittivity)

ε

r

ε

r

ε/ε

0

ここに,ε:誘電率(番号 6-14.2)
        ε

0

:絶対誘電率(番号

6-14.1)

IEC 60050-121

(番号 121-12-13)

参照。

6-16 
(5-12)

電 気 感 受 率 ( electric 
susceptibility)

χ 

P

ε

0

χE

ここに,P:電気分極(番号 6-7)

        ε

0

:絶対誘電率(番号

6-14.1)

        E:電界強度(番号 6-10)

χε

r

−1

この定義は等方媒質に適用する。

不等方媒質については,電気感受
率は 2 階テンソルである。

IEC 60050-121

(番号 121-12-19)

参照。

6-17 
(5-8)

電束(electric flux)

Ψ 

=

S

d

n

A

Ψ

e

D

表面 S において, 
        D:電束密度(番号 6-12)

        e

n

 dA:ベクトル面積要素

JIS Z 8000-3(番
号 3-3)

IEC 60050-121

(番号 121-11-41)

参照。

6-18 
(−)

変 位 電 流 密 度
(displacement current   
density)

J

D

t

=

D

J

D

ここに,D:電束密度(番号 6-12)

        t:時間[JIS Z 8000-3

(番号 3-7)

IEC 60050-121

(番号 121-11-42)

参照。

6-19.1 
(−)

変位電流

(displacement current)

I

D

=

S

n

D

D

dA

I

e

J

面 S において,

        J

D

:変位電流密度(番号

6-18)

        e

n

dA:ベクトル面積要素

JIS Z 8000-3(番
号 3-3)

IEC 60050-121

(番号 121-11-43)

参照。

6-19.2 
(−)

全電流(total current)

I

tot

I

t

I

tot

II

D

ここに,I:電流(番号 6-1) 
        I

D

:変位電流(番号 6-19.1)

IEC 60050-121

(番号 121-11-45)

参照。

6-20 
(−)

全 電 流 密 度 ( total 
current density)

J

tot

J

t

J

tot

JJ

D

ここに,J:電流密度(番号 6-8)

        J

D

:変位電流密度(番号

6-18)

IEC 60050-121

(番号 121-11-44)

参照。

6-21 
(5-19)

磁 束 密 度 ( magnetic 
flux density)

B F

qv×B

ここに,F:力[JIS Z 8000-4(番

号 4-9.1)

        v:点電荷 q(番号 6-2)

をもつ任意の点電荷

の速度[JIS Z 8000-3

(番号 3-8.1)

磁束密度は,ゼロ発散である。 
div B=0 
IEC 60050-121

(番号 121-11-19)

参照。


13

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-15.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 

6-16.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 
 

6-17.a

クーロン(coulomb) C

6-18.a

アンペア毎平方メート

ル(ampere per square 
metre)

A/m

2

6-19.a

アンペア(ampere) A

6-20.a

アンペア毎平方メート
ル(ampere per square 
metre)

A/m

2

6-21.a

テスラ(tesla) T  1

T=1 N/(A・m) 1

T=1 Wb/m

2

 
 
 
 
 


14

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-22.1 
(5-20)

磁束(magnetic flux)

Φ 

=

S

n

dA

Φ

e

B

表面 S において,

        B:磁束密度(番号 6-21)

        e

n

 dA:ベクトル面積要素

JIS Z 8000-3(番

号 3-3)

IEC 60050-121

(番号 121-11-21)

参照。

6-22.2 
(−)

全磁束(linked flux)

Ψ

m

Ψ

=

C

m

dr

A

Ψ

ここに,A:磁気ベクトルポテン

シャル(番号 6-32)

        dr:曲線 C の線ベクトル

要素

線ベクトル要素 dは位置ベクト
ル rJIS Z 8000-3(番号 3-1.11)

の微分値。

IEC 60050-121

(番号 121-11-24)

参照。

6-23 
(5-27)

磁 気 モ ー メ ン ト

(magnetic moment),

面磁気モーメント

(magnetic area moment)

m m

I e

n

 A

ここに,I:小閉ループの中の電流

(番号 6-1)

        e

n

:ループに垂直な単位

ベクトル

        A:ループの面積[JIS Z 

8000-3

(番号 3-3)

ある領域においてある物質の磁気

モーメントは,その領域に含まれ

る,全ての実在物の磁気モーメン
トのベクトル和である。

IEC 60050-121

(番号 121-11-49 及

び 121-11-50)参照。

6-24 
(5-28)

磁化(magnetization)

M

H

i

M

=dm/dV

ここに,m:体積 VJIS Z 8000-3

(番号 3-4)

]をもつ

領域内の物質の磁気

モ ー メ ン ト ( 番 号
6-23)

IEC 60050-121

(番号 121-11-52)

参照。

6-25 
(5-17)

磁 界 強 度 ( magnetic 
field strength,   
magnetizing field)

M

B

H

=

0

μ

ここに,B:磁束密度(番号 6-21)

        μ

0

:磁気定数(番号

6-26.1)

        M:磁化(番号 6-24)

磁界強度は,電流密度 J

tot

(番号

6-20)と次の関係がある。 
rot H

J

tot

IEC 60050-121

(番号 121-11-56)

参照。

6-26.1

(5-24.2)

磁 気 定 数 ( magnetic 
constant),真空の透磁
率 ( permeability of 
vacuumm)

μ

0

μ

0

=4 π×10

7

 H/m

μ

0

の定義については番号 6-1.a 参

照。 
μ

0

≈1.256 637×10

6

 H/m

IEC 60050-121

(番号 121-11-14)

参照。

6-26.2

(5-24.1)

透磁率(permeability)  μ 

B

μH

ここに,B:磁束密度(番号 6-21)
        H:磁界強度(番号 6-25)

この定義は等方媒質に適用する。

不等方媒質については,透磁率は
2 階テンソルである。 
IEC 60050-121

(番号 121-12-28)

参照。

6-27 
(5-25)

比 透 磁 率 ( relative 
permeability)

μ

r

μ

r

μ/μ

0

ここに,μ:透磁率(番号 6-26.2)

        μ

0

:磁気定数(番号

6-26.1)

IEC 60050-121

(番号 121-12-29)

参照。


15

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-22.a

ウェーバ(weber) Wb

1

Wb=1 V・s

6-23.a

アンペア平方メートル
(ampere square metre)

A・m

2

 
 
 
 
 
 

6-24.a

ア ン ペ ア 毎 メ ー ト ル

(ampere per metre)

A/m

6-25.a

ア ン ペ ア 毎 メ ー ト ル

(ampere per metre)

A/m

6-26.a

ヘ ン リ ー 毎 メ ー ト ル

(henry per metre)

H/m 1

H/m=1 V・s/(A・m)

ヘンリーの定義については番号
6-37.a 参照。 
 
 
 
 
 
 
 

6-27.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 


16

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-28 
(5-26)

磁 化 率 ( magnetic 
susceptibility)

κ,(χ

m

)

M

κH

ここに,M:磁化(番号 6-24) 
        H:磁界強度(番号 6-25)

κμ

r

−1

この定義は等方媒質に適用する。
不等方媒質の場合,磁化率は 2 階

テンソルである。

IEC 60050-121

(番号 121-12-37)

参照。

6-29 
(5-29)

磁 気 分 極 ( magntic 
polarization)

J

m

J

m

μ

0

M

ここに,μ

0

:磁気定数(番号 6-26.1)

        M:磁化(番号 6-24)

IEC 60050-121

(番号 121-11-54)

参照。

6-30 
(−)

磁気双極子モーメント

(magnetic dipole   
moment)

j

m

j

j

m

μ

0

m

ここに,μ

0

:磁気定数(番号 6-26.1)

        m:磁気モーメント

(番号 6-23)

IEC 60050-121

(番号 121-11-55)

参照。

6-31 
(−)

保磁力(coercivity)

H

c, B

物質の磁束密度を,その残存磁束

密度(番号 6-21)から 0 にする磁

界強度(番号 6-25)

IEC 60050-121

(番号 121-12-69)

参照。

保持場強度とも呼ぶ。

6-32 
(5-21)

磁気ベクトルポテンシ
ャル(magnetic vector 
potential)

A B

=rot A

ここに,B:磁束密度(番号 6-21)

その回転を変更せずに,任意の渦
なしベクトル場を加えることがで

き る 。 IEC 60050-121 ( 番 号
121-11-23)参照。

6-33 
(5-30)

電磁エネルギー密度

(electromagnetic-energy

density),体積電磁エネ
ルギー(volumic  
electromagnetic energy)

w w=(1/2)(EDBH)

ここに,E:電界強度(番号 6-10)
        D:電束密度(番号 6-12)

        B:磁束密度(番号 6-21)

        H:磁界強度(番号 6-25)

IEC 60050-121

(番号 121-11-65)

参照。

6-34 
(5-31)

ポインティングベクト
ル(Poynting vector)

S S

E×H

ここに,E:電界強度(番号 6-10)

        H:磁界強度(番号 6-25)

IEC 60050-121

(番号 121-11-66)

参照。

6-35.1

(5-32.1)

電 磁 波 の 位 相 速 さ

(phase speed of   
electromagnetic waves)

c cω/k

ここに,ω:角周波数[JIS Z 8000-3

(番号 3-16)

        k:角波数[JIS Z 8000-3

(番号 3-19)

]である。

JIS Z 8000-3

(番号 3-20.1)参照。

6-35.2

(5-32.2)

光 の 速 さ ( speed of 
light ), 光 速 ( light 
speed)

c

0

真空中の電磁波の速さ 
c

0

=299 792 458 m/s

c

0

の値については,

JIS Z 8000-3

(番号 3-1.a)参照。

c

0

0

0

ε

/

1

μ 

IEC 60050-111

(番号 111-13-07)

参照。

6-36

(5-6.3)

電 源 電 圧 ( source 
voltage, source tension) 
[起電力(electromotive 
force)]

U

s

電源を通る電流(番号 6-1)がな

い場合の電圧源の 2 極間の電圧

(番号 6-11.3)

略語 EMF 及び記号 で表す,

“起

電力”

(electromotive force)を用い

ることは,ISO では推奨していな
い。 
注記  我が国では“起電力”を,

計量法で用いている。

IEC 60050-131

(番号 131-12-22)

参照。


17

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-28.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 
 

6-29.a

テスラ(tesla) T

 
 

6-30.a

ウ ェ ー バ メ ー ト ル

(weber metre)

Wb・m

 
 
 

6-31.a

ア ン ペ ア 毎 メ ー ト ル

(ampere per metre)

A/m

 
 

6-32.a

ウ ェ ー バ 毎 メ ー ト ル
(weber per metre)

Wb/m

 
 
 

6-33.a

ジュール毎立方メート

ル ( joule per cubic 
metre)

J/m

3

 
 
 
 

6-34.a

ワット毎平方メートル
( watt per square 
metre)

W/m

2

 
 

6-35.a

メ ー ト ル 毎 秒 ( metre 
per second)

m/s

 
 
 
 
 
 
 
 
 

6-36.a

ボルト(volt) V

 
 
 
 
 
 
 


18

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-37.1 
(−)

ス カ ラ ー 磁 位 ( scalar 
magnetic potential)

V

m

φ

渦なし磁場強度については,

H

=−grad V

m

ここに,H:磁界強度(番号 6-25)

勾配を変更せずに,任意のスカラ

ー場定数を加えることができる。

IEC 60050-121

(番号 121-11-58)

参照。

6-37.2

(5-18.1)

磁 位 差 ( magnetic 
tension)

U

m

=

rb

ra(C)

m

dr

H

U

ここに,H:磁界強度(番号 6-25)
        r:任意の曲線 C の a 点か

ら b 点までの位置ベクト

ル[JIS Z 8000-3(番号
3-1.11)]

渦なし磁場強度については,この
量は磁気ポテンシャルの差と等し

い。

IEC 60050-121

(番号 121-11-57)

参照。

6-37.3

(5-18.2)

起磁力(magnetomotive 
force)

F

m

ここに,H:磁界強度(番号 6-25)

        r:閉曲線 C に沿った位

置ベクトル[JIS Z 8000-3

(番号 3-1.11)

IEC 60050-121

(番号 121-11-60)

参照。

6-37.4

(5-18.3)

電 流 鎖 交 数 ( current 
linkage)

Θ 

一つの閉ループによって区切られ
た表面を流れる正味の電流(番号
6-1)

Θ が等しい電流 I(番号 6-1)の N
個(番号 6-38)の閉ループから生

じる場合, 
ΘNI 
IEC 60050-121

(番号 121-11-46)

参照。

6-38

(5-40.1)

巻線の巻数(number of 
turns in a winding)

巻線(量名と同じ)中の巻数

は整数とは限らない。 
JIS Z 8000-3

(番号 3-14)参照。

6-39 
(5-38)

磁気抵抗(reluctance)  R

m

R

R

m

U

m

/Φ

ここに,U

m

:磁位差(番号 6-37.2)

        Φ:磁束(番号 6-22.1)

IEC 60050-131

(番号 131-12-28)

参照。

6-40 
(5-39)

パ ー ミ ア ン ス

(permeance)

Λ 

Λ=1/R

m

ここに,R

m

:磁気抵抗(番号 6-39)

IEC 60050-131

(番号 131-12-29)

参照。

6-41.1

(5-22.1)

イ ン ダ ク タ ン ス

(inductance),自己イ

ン ダ ク タ ン ス ( self 
inductance)

LL

m

LΨ/I 
ここに,I:薄い導体ループの電流

(番号 6-1)

        Ψ:薄い導体ループの電

流によって生じた全

磁束(番号 6-22.2)

名称“自己インダクタンス”は,n

の場合,相互インダクタンス

(番号 6-41.2)関連量として用い
る。IEC 60050-131(番号 131-12-19

及び 131-12-35)参照。

6-41.2

(5-22.2)

相 互 イ ン ダ ク タ ン ス

(mutual inductance)

L

mn

 

L

mn

Ψ

m

/I

n

ここに,I

n

:薄い導体ループ 

電流(番号 6-1)

        Ψ

m

:他のループ の電流

によって生じた全磁

束(番号 6-22.2)

L

mn

L

nm

二つのループについて,記号 
L

12

に用いる。

IEC 60050-131

(番号 131-12-36)

参照。


19

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-37.a

アンペア(ampere) A

6-38.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

6-39.a

毎ヘンリー(henry to 
the power minus one)

H

1

 
 

6-40.a

ヘンリー(henry) H

 

6-41.a

ヘンリー(henry) H

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


20

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-42.1

(5-23.1)

結 合 係 数 ( coupling 
factor)

k

二つの誘導要素間の誘導結合の場

n

m

mn

L

L

L

k

/

=

ここに,L

m

及び L

n

:それぞれの自

己インダクタンス(番号
6-41.1)

        L

mn

:それらの相互インダ

クタンス(番号 6-41.2)

IEC 60050-131

(番号 131-12-41)

参照。

6-42.2

(5-23.2)

漏 れ 係 数 ( leakage 
factor)

σ 

σ=1−k

2

ここに,k:結合係数(番号 6-42.1)

IEC 60050-131

(番号 131-12-42)

参照。

6-43 
(5-37)

導電率(conductivity)  σ,γ

J

σE

ここに,J:電流密度(番号 6-8)

        E:電界強度(番号 6-10)

この定義は等方媒質に適用する。
不等方媒質の場合,導電率 σ は 2

階テンソルである。 
κ は電気化学で用いる。 
IEC 60050-121

(番号 121-12-03)

参照。

6-44 
(5-36)

抵抗率(resistivity)

ρ 

ρ=1/σ 
ここに,σ:導電率(番号 6-43)

IEC 60050-121

(番号 121-12-04)

参照。

6-45 
(5-35) 

電力(power)

,瞬時電

力(instantaneous power)

p

pui 
ここに,u:瞬時電圧(番号 6-11.3)
        i:瞬時電流(番号 6-1)

IEC 60050-131

(番号 131-11-30)

参照。

6-46 
(5-33)

抵抗(resistance)

抵抗成分では, 
Ru/i 
ここに,u:瞬時電圧(番号 6-11.3)

        i:瞬時電流(番号 6-1)

交流については,

番号 6-51.2 参照。

 
IEC 60050-131

(番号 131-12-04)

参照。

6-47 
(5-34)

コ ン ダ ク タ ン ス
(conductance)

抵抗成分では, 
G=1/R 
ここに,R:抵抗(番号 6-46)

交流については,

番号 6-52.2 参照。

IEC 60050-131

(番号 131-12-06)

参照。

6-48 
(5-43)

位 相 差 ( phase 
difference)

φ 

φφ

u

φ

i

ここに,φ

u

:電圧(番号 6-11.3)

の初期位相

        φ

i

:電流(番号 6-1)の初

期位相

uÛ cos (ωtφ

u

),

iΠcos (ωtφi
ここに,u:電圧(番号 6-11.3) 
        i:電流(番号 6-1)

        ω:角周波数[JIS Z  

8000-3

(番号 3-16)

        t:時間[JIS Z 8000-3

(番号 3-7)

すなわち,φ:位相差 
位相角については,番号 6-49 及び
6-50 参照。


21

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-42.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

6-43.a

ジーメンス毎メートル

(siemens per metre)

S/m

ジーメンスの定義については,番

号 6-47.a 参照。 
 
 
 

6-44.a

オームメートル(ohm 
metre)

Ω・m

オームの定義については,番号
6-46.a 参照。

6-45.a

ワット(watt) W

 
 

6-46.a

オーム(ohm)

Ω 1

Ω=1 V/A

6-47.a

ジーメンス(siemens) S

1

S=1/Ω

 
 

6-48.a

ラジアン(radian) rad

0.3.2

参照。

 
 
 
 
 
 
 
 
 


22

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-49 
(−)

電流フェーザ(複素表

現 )( electric current 
phasor)

iΠcos (ωtα
ここに,i:電流(番号 6-1) 
        ω:角周波数[JIS Z  

8000-3

(番号 3-16)

        t:時間[JIS Z 8000-3

(番号 3-7)

        α:初期位相[JIS Z 8000-3

(番号 3-5)

すなわち, 
IIe

jα

は電流 iΠcos (ωtα)の複素表
現。 
j は虚数単位。

6-50 
(−)

電圧フェーザ(複素表

現)

(voltage phasor)

uÛ cos (ωtα
ここに,u:電圧(番号 6-11.3)

        ω:角周波数[JIS Z  

8000-3

(番号 3-16)

        t:時間[JIS Z 8000-3

(番号 3-7)

        α:初期位相[JIS Z 8000-3

(番号 3-5)

すなわち, 
UUe

jα

は,電圧 uÛ cos (ωt+α)の複素
表現。 
j は虚数単位。

6-51.1

(5-44.1)

イ ン ピ ー ダ ン ス

(impedance),複素イ

ンピーダンス(complex 
impedance)

ZU/I 
ここに,U:電圧フェーザ(番号

6-50)

        I:電流フェーザ(番号

6-49)

Z=R+jX 
ここに,R:抵抗(番号 6-51.2)

        X:リアクタンス(番号

6-51.3)

        j:虚数単位 
Z=|Z|e

jφ

IEC 60050-131

(番号 131-12-43)

参照。

6-51.2

(5-44.3)

(交流)抵抗[resistance 
(to alternating current)]

R R=Re Z

ここに,Z:インピーダンス

(番号 6-51.1)

        Re:実数部

IEC 60050-131

(番号 131-12-45)

参照。

6-51.3

(5-44.4)

リ ア ク タ ン ス

(reactance)

X X=Im Z

ここに,Z:インピーダンス

(番号 6-51.1)

        Im:虚数部

XωL

C

ω

1

IEC 60050-131

(番号 131-12-46)

参照。

6-51.4

(5-44.2)

インピーダンスの大き

さ(modulus of   
impedance)

Z Z=|Z|

ここに,Z:インピーダンス

(番号 6-51.1)

IEC 60050-131

(番号 131-12-44)

参照。 
より一般には,皮相インピーダン

スは,実効電圧と実効電流との商

として定義し,として表記する
こともある。


23

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-49.a

アンペア(ampere) A

 
 
 
 
 
 
 
 
 

6-50.a

ボルト(volt) V

 
 
 
 
 
 
 
 
 

6-51.a

オーム(ohm)


24

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-52.1

(5-45.1)

ア ド ミ タ ン ス

(admittance),複素ア
ド ミ タ ン ス(complex 
admittance)

Y=1/Z 
ここに,Z:インピーダンス

(番号 6-51.1)

YG+jB 
ここに,G:コンダクタンス

(番号 6-52.2)

        B:サセプタンス(番号

6-52.3)

        j:虚数単位 
Y=|Y|e

jφ

IEC 60050-131

(番号 131-12-51)

参照。

6-52.2

(5-45.3)

(交流)コンダクタン

ス [ conductance (for 
alternating current)]

G G=Re Y

ここに,Y:アドミタンス(番号

6-52.1)

IEC 60050-131

(番号 131-12-53)

参照。

6-52.3

(5-45.4)

サ セ プ タ ン ス

(susceptance)

B

B=Im Y 
ここに,Y:アドミタンス(番号

6-52.1)

IEC 60050-131

(番号 131-12-54)

参照。

6-52.4

(5-45.2)

アドミタンスの大きさ

(modulus of admittance)

Y Y=|Y|

ここに,Y:アドミタンス(番号

6-52.1)

IEC 60050-131

(番号 131-12-52)

参照。 
より一般には,皮相アドミタンス

は実効電流と実効電圧の商として

定義し,として表記する。

6-53 
(5-46)

キュー,せん(尖)鋭

度,Q 値 
(quality factor)

非放射系の場合,ZR+jなら

ば,Q=|X|/R 
ここに,Z:インピーダンス

(番号 6-51.1)

        R:抵抗(番号 6-51.2) 
        X:リアクタンス(番号

6-51.3)

6-54 
(5-47)

損失率(loss factor)

d d=1/Q

ここに,Q:キュー,せん(尖)

鋭度,

Q 値(番号 6-53)

誘電正接とも呼ぶ。

6-55 
(5-48)

損失角(loss angle)

δ 

δ=arctan d 
ここに,d:損失係数(番号 6-54)

IEC 60050-131

(番号 131-12-49)

参照。

6-56 
(5-49)

有 効 電 力 ( active 
power)

=

T

t

p

T

P

0

d

1

ここに,T:周期[JIS Z 8000-3

(番号 3-12)

        p:瞬時電力(番号 6-45)

複素表記では, 
P=Re S 
ここに,S:複素電力(番号 6-59)


25

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-52.a

ジーメンス(siemens) S

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

6-53.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 
 
 
 
 

6-54.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 

6-55.a

ラジアン(radian) rad

0.3.2

参照。

6-56.a

ワット(watt) W

 
 
 
 


26

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

電磁気

番号

名称

記号

定義

説明

6-57

(5-50.1)

皮 相 電 力 ( apparent 
power)

|S|

|S|=UI 
ここに,U:電圧(番号 6-11.3)

の実効値

        I:電流(番号 6-1)の実

効値

=

T

t

u

T

U

0

2

d

1

=

T

t

i

T

I

0

2

d

1

かつ

t

U

u

ω

cos

2

=

)

(

cos

2

ϕ

ω

=

t

I

i

ならば, 
PUI cos φ, 
QUI sin φ

λ

=cos φ

である。

IEC 60050-131

(番号 131-11-41)

参照。

6-58 
(5-51)

力率(power factor)

λ 

λ=|P|/|S
ここに,P:有効電力(番号 6-56)

        S:皮相電力(番号 6-57)

IEC 60050-131

(番号 131-11-46)

参照。

6-59 
(−)

複 素 電 力 ( complex 
power)

SUI
ここに,U:電圧フェーザ(番号

6-50)

        I*:電流フェーザ(番号

6-49)の複素共役

SP+jQ 
ここに P:有効電力(番号 6-56)

      Q:無効電力(番号 6-60)

IEC 60050-131

(番号 131-11-39)

参照。

6-60

(5-50.2)

無 効 電 力 ( reactive 
power)

Q Q=Im S

ここに,S:複素電力(番号 6-59)

IEC 60050-131

(番号 131-11-44)

参照。

6-61 
(−)

非有効電力(non-active 
power)

Q

2

2

P

S

Q

=

ここに,

S│:皮相電力(番号 6-57)

        P:有効電力(番号 6-56)

IEC 60050-131

(番号 131-11-43)

参照。

6-62 
(5-52)

有 効 電 力 量 ( active 
energy)

=

2

1

d

t

t

t

p

W

ここに,p:瞬時電力(番号 6-45)

積分区間は t

1

から t

2

までの時間区

間。


27

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

単位

電磁気

番号

名称

単位記号

定義

換算率及び説明

6-57.a

ボルトアンペア(volt 
ampere)

V・A

6-58.a

(数の)1(one) 1

0.3.2

参照。

 

6-59.a

ボルトアンペア  (volt 
ampere)

V・A

 
 
 
 

6-60.a

ボルトアンペア(volt 
ampere)

V・A

6-60.b

バール(var) var

1

var=1 V・A

6-61.a

ボルトアンペア(volt 
ampere)

V・A

6-62.a

ジュール(joule) J

6-62.b

ワット時(watt hour)

W・h 1

W・h=3 600 J

キロワット時(kW・h)は,電力量
計に使用する。 
1 kW・h=3.6 MJ


28

Z 8000-6

:2014 (IEC 80000-6:2008)

   

附属書 A

参考)

特別な名称をもつガウス系 CGS 単位

この附属書に示す単位は,用いないほうがよい。

量番号

名称

単位番号

単位の名称及び記号

換算率及び説明

6-21

ガウス系磁束
密度

Gaussian

magnetic flux 
density)

6-21.A.a

ガウス:G 1

G=10

4

 T

ガウス記号は Gs とも表記する。

6-22.1

ガウス系磁束

(Gaussian  
magnetic flux)

6-22.A.a

マクスウェル:Mx 1

Mx=10

8

 Wb

6-25

ガウス系磁界

強度 

Gaussian

magnetic field 
strength)

6-25.A.a

エルステッド:Oe 1

Oe=10

3

/ (4 π) A/m

注記

さらに多くのガウス系

CGS

単位があるが,ここに掲げた量は

BIPM

SI

文書に記載されてい

るものである。

参考文献

JIS Z 8000-7

  量及び単位−第

7

部:光

注記

対応国際規格:ISO 80000-7

Quantities and units

Part 7: Light

IDT

JIS Z 8000-8

  量及び単位−第

8

部:音

注記

対応国際規格:ISO 80000-8

Quantities and units

Part 8: Acoustics

IDT

ISO 80000-2

:2009

Quantities and units

Part 2: Mathematical signs and symbols to be used in the

natural sciences and technology

The International System of Units, 8th edition, BIPM, 2006 (SI Brochure)

国際単位系,第

8

版,

BIPM

2006

年(

SI

刊行物)