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Z 6014:2008

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  用語及び定義 

2

4  標板の種類 

2

5  標板の物理的性質

2

5.1  マイクロ用標板の物理的性質

2

5.2  紙標板の物理的性質

3

6  標板の図票及び配置

4

6.1  一般

4

6.2  解像力試験図票

4

6.3  ISO No. 1 試験図票

4

6.4  階調図票 

4

6.5  文字図票 

5

6.6  ひし形図票 

5

6.7  線幅再現図票 

5

6.8  黒帯図票 

5

6.9  同期性図票 

5

6.10  放射線図票 

5

6.11  写真図票

6

6.12  外枠升目図票 

6

6.13  濃度測定図票 

6

6.14  用紙の濃度測定図票

6

6.15  対角線図票 

6

6.16  カラー写真図票

6

6.17  カラー網点階調図票

6

7  表示

6

8  マイクロフィルム標板の作製 

6

8.1  使用するマイクロフィルム 

6

8.2  標板の撮影 

7

8.3  マイクロフィルム標板の検査

7

9  マイクロフィルム標板の使用方法

7

9.1  使用方法 

7

9.2  復元の手順 

7

9.3  各種の図票の評価

7


 
Z 6014:2008  目次

(2)

ページ

10  紙標板の使用方法

10

10.1  使用方法 

10

10.2  復元の手順 

10

10.3  各種の図票の評価

10

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

18

 


Z 6014:2008

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本画像

情報マネジメント協会(JIIMA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格

を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格

である。

これによって,JIS Z 6014:1995 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


 
Z 6014:2008  目次

(4)

白      紙


 

   

日本工業規格

JIS

 Z

6014

:2008

電子化文書のデジタル用試験標板−

仕様及び使用方法

Test chart for digitizing image

Description and use in electronic imagery

序文 

この規格は,2000 年に第 1 版として発行された ISO 12653-1 及び ISO 12653-2 を基に作成した日本工業

規格であるが,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線又は側線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,マイクロフィルム文書又は紙文書を電子化するシステムの品質試験

1)

に用いるマイクロフ

ィルム試験標板及び紙試験標板の仕様及び使用方法について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 12653-1:2000 ,Electronic imaging −Test target for the black-and-white scanning of office

documents−Part 1 : characteristics

ISO 12653-2:2000 ,Electronic imaging −Test target for the black-and-white scanning of office

documents−Part 2 : Method of use  (全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを示

す。

1)

  ここでいう品質試験とは,文字の可読性,図形,階調などの再現性の試験をいう。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7186  マイクロフィルムリーダ及びマイクロフィルムリーダプリンタ

JIS B 9620-1  印刷技術−カラー印刷における工程管理−第 1 部:パラメータ及びその測定方法

JIS P 8111  紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態 

JIS P 8118  紙及び板紙−厚さ及び密度の試験方法 

JIS P 8124  紙及び板紙−坪量測定方法

JIS P 8148  紙,板紙及びパルプ−ISO 白色度(拡散青色光反射率)の測定方法 

JIS Z 6000  マイクログラフィックス用語

JIS Z 6008  マイクロ写真用解像力試験図票とその用法



Z 6014:2008

注記 

対応国際規格:ISO 3334,Microcopying−ISO Test chart No. 2−Description and use in

photographic documentary reproduction (MOD)

注記 2 JIS 

6014 の対応国際規格(ISO 12653-1 及び ISO 12653-2)では,ISO 3334:1989,

Micrographics−ISO resolution test chart No. 2−Description and use (MOD)を引用規格として

いる。

JIS Z 6015  エレクトロニックイメージング用語

JIS Z 6016  紙文書及びマイクロフィルム文書の電子化プロセス

JIS Z 8305  活字の基準寸法

ISO 446,Micrographics−ISO character and ISO test chart No.1−Description and use

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 6000 及び JIS Z 6015 によるほか,次による。

3.1 

デジタル試験標板 

マイクロフィルム文書又は紙文書を電子化するシステムの品質を評価するために使用する各種試験図票

を配置した試験標板。この試験標板は,単に,標板ともいう。デジタル試験標板には,箇条 に示す 3 種

の標板がある。

3.2 

主走査 

紙又はフィルムの送り方向に直角な方向の走査。

3.3 

副走査 

紙又はフィルムの送り方向と同じ方向の走査。

3.4 

モアレ 

二つの規則的な模様の重なりによって生じる粗い模様。

3.5 

ポイント文字 

JIS Z 8305 で規定される活字の大きさを示す単位。1 ポイントは,0.351 4 mm。

標板の種類 

標板は,次の 3 種類とする。

a)  マイクロフィルム標板  マイクロフィルム標板は,マイクロフィルム文書をマイクロフィルムスキャ

ナで読み取って電子化するシステムの品質試験に用いるマイクロフィルムの標板。

b)  マイクロ用標板  マイクロ用標板は,マイクロフィルム標板作成に用いる紙の標板。 
c)  紙標板  紙標板は,紙文書をスキャナで読み取って電子化するシステムの品質試験に用いる紙の標板。

JIS Z 6016 に規定するカラー図票及び漢字図票による品質評価にも適している。

標板の物理的性質 

5.1 

マイクロ用標板の物理的性質 


3

Z 6014:2008

5.1.1 

一般 

マイクロフィルム標板を作成するためのマイクロ用標板について,物理的性質について規定する。

5.1.2 

寸法の測定条件 

寸法の測定条件は,温度 23±2  ℃,及び相対湿度(50±5)  %で,紙が平衡状態にあるときとする。

5.1.3 

マイクロ用標板及び図票の寸法 

マイクロ用標板及び図票の寸法は,5.1.2 に規定した条件において,次による(

図 参照)。

a)  用紙の基準寸法は,220 mm×310 mm とする。

b)  用紙の寸法許容差は,±0.3 mm とする。

c)  用紙の平行度及び直角度は,その左端部を基準として,0.5 mm 以下とする。

d)  図票の最外枠寸法は,A4 判(210 mm×297 mm)とし,線幅は,0.l mm とする。

e)  図票の最内枠寸法は,190 mm×277 mm とし,線幅は,0.2 mm とする。

f)  図票の寸法許容差は,l mm 以上の寸法に対しては±0.l mm とし,l mm 未満の寸法に対しては,±0.05

mm とする。

5.1.4 

用紙 

マイクロ用標板に用いる用紙は,用紙の拡散反射率が 70  %以上の白に近いコート紙とし,次の条件を

満足するものでなければならない。

a)  坪量  坪量は,150∼200 g/m

2

とする。測定は,JIS P 8124 による。

b)  厚さ  厚さは,0.1∼0.2 mm とする。測定は,JIS P 8118 による。 
5.1.5 

図票の色 

図票の色は,黒とする。

5.1.6 

濃度 

マイクロ用標板を印刷したときの反射濃度は,1.2±0.05 とする。ただし,6.4.1 及び 6.5.1 を除く。

なお,濃度の測定には,マイクロデンシトメータを使用する。

5.2 

紙標板の物理的性質 

5.2.1 

一般 

紙標板を作成するために、標板の物理的性質について規定する。

5.2.2 

寸法の測定条件 

寸法の測定条件は,JIS P 8111 によって,温度 23±1  ℃,及び相対湿度(50±2)  %で,紙が平衡状態にあ

るときとする。

5.2.3 

紙標板及び図票の寸法 

紙標板及び図票の寸法は,5.2.2 に規定した条件において,次による(

図 参照)。

a)  用紙の基準寸法は,210 mm×297 mm とする。

b)  用紙の寸法許容差は,±0.3 mm とする。

c)  用紙の平行度及び直角度は,その左端部を基準として,0.5 mm 以下とする。

d)  図票の最外枠寸法は,A4 判(210 mm×297 mm)とし,線幅は,0.l mm とする。

e)  図票の最内枠寸法は,190 mm×277 mm とし,線幅は,0.2 mm とする。

f)  図票の寸法許容差は,l mm 以上の寸法に対しては±0.l mm とし,l mm 未満の寸法に対しては,±0.05

mm とする。

5.2.4 

用紙 

紙標板に用いる用紙は,白に近いコート紙とし,次の条件を満足するものでなければならない。



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a)  白色度  白色度は,(84.5±0.5)%とする。測定は,JIS P 8148 による。 
b)  坪量  坪量は,150∼200 g/m

2

とする。測定は,JIS P 8124 による。

c)  厚さ  厚さは,0.1∼0.2 mm とする。測定は,JIS P 8118 による。 
5.2.5 

図票の色 

図票の色は,紙標板の各カラー図票を除き,黒とする。紙標板の各カラー図票は,黒,シアン,マゼン

タ及びイエローとする。

5.2.6 

濃度 

紙標板を印刷したときの黒の反射濃度は,1.2±0.05 とする。ただし,6.4.16.5.16.16 及び 6.17 を除く。

6.16 及び 6.17 に用いるシアン,マゼンタ,イエロー及び黒の各色の濃度は,それぞれ次の値とする。

−  シアン

:1.50±0.15

−  マゼンタ

:1.50±0.15

−  イエロー

:1.07±0.15

−  黒

:1.75±0.15

なお,各色の濃度測定は,JIS B 9620-1 の 5.3(印刷物のトーンバリュー)による。

標板の図票及び配置 

6.1 

一般 

マイクロ用標板の配置の例は,

図 に①∼⑭及び⑯の番号によって示し,各番号に該当する図票の名称

は,

図 に示す。マイクロ用標板の例を,図 に示す。紙標板の配置の例は,図 に①∼⑪,⑬及び⑮∼

⑱の番号によって示し,各番号に該当する図票の名称は,

図 に示す。紙標板の例を,図 に示す。

6.2 

解像力試験図票 

解像力試験図票は,JIS Z 6008 の 2.(図票)による。ただし,1 対の条線の l mm 当たりの本数が,2.0,

2.2,2.5,2.8,3.2,3.6,4.0,4.5,5.0,5.6,6.3 及び 7.1 の 12 組とする。

6.3 

ISO No. 1 試験図票 

ISO No. 1 試験図票は,次による。

a)  ISO 図形文字及びその構成は,ISO 446 による。

b)  ISO 図形言語は,異なった 4 方向に配置された同じ大きさの四つの ISO 図形文字で構成する。

c)  ISO No. 1 試験図票は,16 組の ISO 図形言語で構成する。

各言語の高さは,1/100 mm の単位で表示され,その数値は,280,250,225,200,180,160,140,125,

112,100,90,80,71,63,56 及び 50 とする。

6.4 

階調図票 

6.4.1 

濃淡階調図票 

マイクロ用標板に用いる濃淡階調図票は,印刷濃度が 1.2,0.7,0.5 及び 0.3 の 4 段階を一組とし,大き

さは,30 mm×28 mm 及び 15 mm×28 mm の 2 種類とする。1 段の大きさが 30 mm×28 mm の組は,上端

の印刷濃度を 0.3 として順次下方に配置し,1 段の大きさが 15 mm×28 mm の組は,上端の印刷濃度を 1.2

として順次下方に配置する。この図票の印刷は,べた刷りとし,印刷濃度の許容差は,±0.05 とする。

紙標板に用いる濃淡階調図票は,印刷濃度が 1.2,0.7,0.5 及び 0.3 の 4 段階を一組とし,大きさは,23 mm

×21 mm 及び 11 mm×21 mm の 2 種類とする。1 段の大きさが 23 mm×21 mm の組は,上端の印刷濃度を

0.3 として順次下方に配置し,1 段の大きさが 11 mm×21 mm の組は,上端の印刷濃度を 1.2 として順次下

方に配置する。この図票の印刷は,べた刷りとし,印刷濃度の許容差は,±0.05 とする。


5

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6.4.2 

網点階調図票 

a)  マイクロ用標板に用いる網点階調図票は,スクリーン線数が 65 本/25.4 mm 及び 150 本/25.4 mm の 2

種類とし,6 mm×6 mm の大きさで,網点面積比率を 10  %から,10  %間隔で 10 段階を 1 列に配置

する。スクリーン角度は,45 度とする。

b)  紙標板に用いる網点階調図票は,スクリーン線数が 85 本/25.4mm 及び 175 本/25.4mm の 2 種類とし,

6 mm×6 mm の大きさで,網点面積比率を 10  %から,10  %間隔で 10 段階を 1 列に配置する。スク

リーン角度は,45 度とする。

6.5 

文字図票 

6.5.1 

漢字図票 

漢字図票は,次による。

a)  マイクロ用標板に用いる本図票の書体は,中明朝体及び中ゴシック体の 2 種類とし,文字の大きさ(ポ

イント)は,14,12,10,8,7,6 及び 5 とする。

b)  紙標板に用いる本図票の書体は,中明朝体及び中ゴシック体の 2 種類とし,文字の大きさ(ポイント)

は,12,10,8,7,6,5 及び 4 とする。

c)  印刷濃度は,1.2,0.7,0.5 及び 0.3 の 4 段階とする。

6.5.2 

英数字図票 

英数字図票は,次による。

a)  マイクロ用標板に用いる英数字図票の書体は,モダンフェイス系及びサンセリフ系の 2 種類とし,文

字の大きさ(ポイント)は,12,10,8,7,6,5 及び 4 とする。

b)  紙標板に用いる英数字図票の書体は,モダンフェイス系及びサンセリフ系の 2 種類とし,文字の大き

さ(ポイント)は,10,8,7,6,5 及び 4 とする。

c)  各書体の文字は,ポジ状及びネガ状とする。

6.6 

ひし形図票 

ひし形図票は,4 mm 及び 10 mm の対角線をもつひし形とする。配置は,10 mm の対角線方向の頂角が

外枠升目図票の最外枠線と最内枠線とに接し,最内枠線の長辺には 220 mm 間隔に 2 辺各 2 か所,短辺に

は 180 mm 間隔に 2 辺各 2 か所とする。各々の位置は,中心振り分けとし,長辺に配置されたひし形は,

反時計方向に左上から A,B,C 及び D とする。

6.7 

線幅再現図票 

線幅再現図票は,線幅(mm)が 0.5,0.4,0.3,0.25,0.2,0.15,0.125,0.1 及び 0.08  からなる T 字状図形

の黒線及び白線を対に配置する。

6.8 

黒帯図票 

黒帯図票の帯幅は,3 mm とし,縦方向及び横方向に 1 本ずつ配置する。

6.9 

同期性図票 

同期性図票は,次による。

a)  一対の条線の長さが 3 mm で,l mm 当たりの本数が,1.8,2.5 及び 3.6 の 3 種類を一組とし,縦方向

及び横方向に,多数平行に配置する。

b)  各条線のピッチの許容差は,±5  %とする。

6.10  放射線図票 

放射線図票は,一点から放射する黒及び白の放射線状の図形と,その中に直径の異なる同心円とで構成

する。同心円の直径(mm)は,22.4,33.6,44.8 及び 56 とし,線幅は,0.2 mm とする。放射線の線幅(mm)



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は,直径(mm)が 22.4,33.6,44.8 及び 56 の同心円の円周上においてそれぞれ 0.2,0.3,0.4 及び 0.5 とする。

6.11  写真図票 

マイクロ用標板に用いる写真図票の大きさは,50 mm×50 mm とする。網点スクリーン線数は,65 本/254

mm とし,スクリーン角度は 45 度とする。

6.12  外枠升目図票 

外枠升目図票は,次による。

a)  線幅が 0.l mm の黒線を,l mm の間隔で升目状に最外枠線と最内枠線との間に配置する。

b)  最内枠線には,10 mm 間隔の目盛を,長辺には 180 mm の間に,短辺には 150 mm の間に,それぞれ 2

か所配置する。目盛の線幅は,0.2 mm とする。

6.13  濃度測定図票 

マイクロ用標板に用いる濃度測定図票は,大きさが 50 mm×50 mm で,線幅が 2 mm の正方形で囲まれ

た白地とする。

6.14  用紙の濃度測定図票 

用紙の濃度測定図票は,大きさが 40 mm×40 mm で,線幅が 2 mm の正方形で囲まれた用紙地肌とする。

6.15  対角線図票 

対角線図票は,線幅が 0.l mm で,外枠升目図票の最内枠線の左上隅と右下隅とを結ぶ対角線とする。

6.16  カラー写真図票 

紙標板に用いるカラー写真図票の大きさは,67 mm(幅)×50 mm(高さ)とする。網点スクリーン線

数は,175 本/25.4 mm のカラー写真図票とする。

6.17  カラー網点階調図票 

紙標板に用いるカラー網点階調図票は,スクリーン線数が 175 本/25.4 mm とし,6 mm×6 mm の大きさ

で,網点面積比率を 10  %から,10  %間隔で 10 段階を 1 列,4 段に配置する。各段は,それぞれ黒,シア

ン,マゼンタ及びイエローとする。スクリーン角度は,45 度とする。

表示 

標板には,次の事項を表示しなければならない。

a)  マイクロ用標板の表示 

1)  名称

2)  規格番号

3)  製造業者名若しくは販売業者名又はそれらの略号

b)  紙標板の表示 

1)  名称

2)  規格番号

3)  製造業者名若しくは販売業者又はそれらの略号

マイクロフィルム標板の作製 

8.1 

使用するマイクロフィルム 

使用するマイクロフィルムは,次による。

a)  フィルムは,マイクロフィルム用銀−ゼラチンフィルムとする。

b)  フィルムの寸法は,16 mm フィルムとする。


7

Z 6014:2008

8.2 

標板の撮影 

マイクロフィルム標板に使用する標板は,5.1 で規定したマイクロ用標板を使用する。標板の撮影は,次

による。

a)  撮影機は,b)  の縮小率でのフレーム内における解像力の値が 151 本/mm 以上のものとし,反射率 (82.5

±2.5)  %の白の反射板を撮影したときのフレーム内の濃度は,1.0±0.1 とする。

b)  撮影縮小率及びその許容差は,1:24

48

.

0

0

とする。

c)  標板の中心が,撮影機のフレームの中心になるように撮影する。

d)  フィルムには,撮影業者名又はその略号を撮影する。

e)  フィルム上の濃度測定図票の透過濃度は,1.0±0.1 とする。

8.3 

マイクロフィルム標板の検査 

マイクロフィルム標板の検査は,次による。

a)  透過濃度は,アパーチャサイズを濃度測定図票の大きさを考慮して測定する。標板の有無での各光量

の比の常用対数値を算出する。8.2 e)  に適合しなければならない。

b)  解像力は,JIS Z 6008 の 4.4(解像限界の決定)及び 4.5(解像力の求め方)によって試験し,8.2 a)  に

適合しなければならない。

c)  フィルムは,マイクロフィルムリーダで投影して検査する。この場合,マイクロ像に傷,ごみなどで

読み取りにくい箇所があってはならない。

d)  フィルムは,箇条 及び 8.2 d)  の表示が識別できなければならない。

マイクロフィルム標板の使用方法 

9.1 

使用方法 

箇条 で作製したマイクロフィルム標板をマイクロフィルムスキャナなどで読み取り,紙面上に印刷復

元し,図票の再現性を評価する。

9.2 

復元の手順 

復元の手順は,次による。

a)  解像力試験図票を用い,マイクロフィルム標板の中心と周辺の図票の線とが平均的に鮮明に解像する

ように焦点を合わせる。

b)  外枠升目図票の最内枠線の目盛を用い,マイクロフィルムスキャナなどのスクリーン上でほぼ原寸に

復元するようにズームレンズの倍率を調整する。また,固定倍率のレンズの場合には,それに近い倍

率を選択する。

c)  外枠升目図票及びスクリーン上のかぎ枠などを用い,マイクロフィルム標板の中心がほぼスクリーン

の中心になるように画像を合わせた後,紙面上に印刷する。

注記  フィルムの取扱いには,糸くずを含まない綿の手袋を用い,すりきず,指紋などの物理的損

傷を生じないように注意する。

9.3 

各種の図票の評価 

9.3.1 

解像力試験図票 

9.3.1.1 

解像力試験図票によって,解像の限界を評価することができる。 

9.3.1.2 

試験方法 

3∼12 倍に拡大し,目視によって,縦横それぞれの条線が分解しているかどうかを確認する。分解して

いるとみられる最小の条線を読み取り(このときに示す最小の条線の値が数値では最大の値となる。

,縦



Z 6014:2008

及び横のそれぞれの方向の条線における最も大きな値をその点における解像力とする。

9.3.2 ISO 

No.1 試験図票 

9.3.2.1 ISO No.1 試験図票によって,図形及び文字の可読性の限界を評価することができる。

9.3.2.2 

試験方法 

3∼12 倍に拡大し,目視によって,縦横それぞれの条線が分解しているかどうかを確認する。分解して

いる図票の最小の値を読む。

9.3.3 

濃淡階調図票 

9.3.3.1 

濃淡階調図票によって,濃淡の再現性を評価することができる。 

9.3.3.2 

試験方法 

目視によって,標板と比較して評価するか,又は画像閲覧用ソフトウエアなどによって数値化して評価

する。

9.3.4 

網点階調図票 

9.3.4.1 

網点階調図票によって,階調再現性を評価することができる。 

9.3.4.2 

試験方法 

目視によって,各スクリーン線数の網点のかすれ,つぶれなどを標板と比較する。

さらに,目視によって,階調の再現性を比較する。

9.3.5 

漢字図票 

9.3.5.1 

漢字図票によって,次の項目を評価できる。 

a)  漢字の可読性及び判読性の限界

b)  濃度の低い漢字の再現性

9.3.5.2 

試験方法 

目視によって,漢字のつぶれ,欠け,細線のかすれなどを観察し,可読・判読できる最小の文字及び文

字濃度の再現性限界を調べる。

9.3.6 

英数字図票 

9.3.6.1 

英数字図票によって,可読性及び判読性の限界を評価することができる。

9.3.6.2 

試験方法 

目視によって,英数字のつぶれ,欠け,細線のかすれなどを観察し,可読・判読できる最小文字の再現

性限界を調べる。

9.3.7 

ひし形図票 

9.3.7.1 

ひし形図票によって,画像有効範囲,位置ずれ,紙搬送時の傾きなどを評価することができる。

9.3.7.2 

試験方法 

目視によって比較するか,又は画像閲覧用ソフトウエアなどによって数値化する。

周辺がスキャン又は印刷されているかを目視によって評価するか,又は測定数値によって評価する。

欠ける量は,外枠升目図票の升目を数える。

ゆがみ及び変形については,A,B,C 及び D の 4 点の図票を用い,JIS B 7186 の 7.4(わい曲状の変形

試験)及び 7.6(ひし形状の変形試験)の計算式に準じて,ゆがみ及びひし形状の変形を測定する。

9.3.8 

線幅再現図票 

9.3.8.1 

線幅再現図票によって,細線の再現限界を評価することができる。 

9.3.8.2 

試験方法 

目視によって,黒線の幅及び白線の幅の再現限界を観察する。


9

Z 6014:2008

さらに,目視によって,標板と比較する。

9.3.9 

黒帯図票 

9.3.9.1 

黒帯図票によって,画像読取部のごみの付着などを評価することができる。 

9.3.9.2 

試験方法 

目視によって,黒帯の中の白線の有無を調べ,標板と比較する。

9.3.10  同期性図票 
9.3.10.1  
同期性図票によって,走査の同期性を評価することができる。

9.3.10.2  試験方法 

目視によって,部分的な像の流れ,伸び及び縮みを標板と比較する。

9.3.11  放射線図票 
9.3.11.1  
放射線図票によって,次の項目を評価することができる。

a)  放射線の解像状態を全周にわたって観察することによって,あらゆる方向の解像の限界及びモアレの

出やすい方向を評価することができる。

b)  最外円の縦及び横の直径の差を測定することによって,主走査及び副走査の同期性を評価することが

できる。

9.3.11.2  試験方法 

目視によって,全方向を観察し,解像度限界の最大・最小,及びモアレ方向を確認する。また,主走査・

副走査方向の同期性を確認する。

9.3.12  写真図票 
9.3.12.1  
写真図票によって,網及び点で表された写真の再現性を評価することができる。

9.3.12.2  試験方法 

目視によって,暗部から明部まで全体にわたり,かすれ,モアレ,網点のつぶれ及び網点濃度の再現性

を標板と比較する。また,明部から暗部までの変化に極めて不自然なことがないことを確認する。

9.3.13  外枠升目図票 
9.3.13.1  
外枠升目図票によって,次の項目を評価することができる。 

a)  全体濃度の均一性

b)  画像の復元倍率

c)  スキャン又は印刷画像範囲

9.3.13.2  試験方法 
a)
  全体濃度の均一性については,次の方法による。

全周にわたって濃淡を観察し,著しい濃度差がないことを確認する。

b)  画像の復元倍率については,次の方法による。

1)  最内枠線の目盛間の長さを計測する。

2)  標板の同一点の長さを計測する。

上記の長さから,復元倍率を求め,著しい差がないことを確認する。

c)  スキャン又は印刷画像範囲については,次の方法による。

1)  スキャン画像又は印刷画像について,外升目の再現部分を観察する。

2)  再現できない部分を確認する。

注記  一般的に,プリンタの出力画像は,周囲部分に印刷不可領域が存在する。使用する原稿に対し

て余裕があるかどうかを確認する。


10 
Z 6014:2008

9.3.14  濃度測定図票 
9.3.14.1  
濃度測定図票によって,マイクロフィルム標板の作製時,フィルムの濃度を評価することができ

る。

9.3.14.2  試験方法 

マイクロデンシトメータを用いて測定する。

注記  この図票は,マイクロフィルム標板作成時に既定どおり作成されたかどうかを評価するために

使用するもので,通常利用者が直接利用することはない。

9.3.15  対角線図票 
9.3.15.1  
対角線図票によって,全長にわたる走査及び復元の安定性を評価することができる。

9.3.15.2  試験方法 

目視によるか,又は直線性を計測する。

直線性の計測方法は,JIS B 7186 の 7.4(わい曲状の変形試験)

図 による。

10  紙標板の使用方法 
10.1  
使用方法 

箇条 及び箇条 で規定した紙標板をスキャナで読み取り,モニタ又は紙面上に印刷復元し,図票の再

現性を評価する。

10.2  復元の手順 

パーソナルコンピュータ上の画像閲覧用ソフトウエアによって,スキャナで読み取った画像をモニタ又

は紙面上に印刷復元する。そのとき,10.3.110.3.16 の各項目によっては確認に適した大きさに拡大して

出力する必要がある。画像閲覧用ソフトウエアによっては,拡大時に画像処理が行われるために注意を要

する。また,印刷される画像についても,印刷のためのソフトウエアによっては,画像処理が行われるた

めに注意を要する。

注記  確認に適した大きさとは,目視可能な大きさとするのがよい。具体的には,数倍程度に拡大す

ると見やすい。

10.3  各種の図票の評価 
10.3.1  
解像力試験図票 
10.3.1.1  
解像力試験図票によって,解像の限界を評価することができる。

10.3.1.2  試験方法 

確認に適した大きさに拡大し,目視によって,縦横それぞれの条線が分解しているかどうかを確認する。

分解しているとみられる最小の条線を読み取り(このときに示す最小の条線の値が数値では最大の値とな

る。

,縦及び横のそれぞれの方向の条線における最も大きな値をその点における解像力とする。

10.3.2 ISO 

No.1 試験図票 

10.3.2.1 ISO No.1 試験図票によって,図形及び文字の可読性の限界を評価することができる。 

10.3.2.2  試験方法 

確認に適した大きさに拡大し,目視によって,縦及び横のそれぞれの条線が分解しているかどうかを確

認する。分解している最小図票の値を読む。

10.3.3  濃淡階調図票 
10.3.3.1  
濃淡階調図票によって,濃淡の再現性を評価することができる。 

10.3.3.2  試験方法 


11

Z 6014:2008

目視によって,標板と比較して評価するか,又は画像閲覧用ソフトウエアなどによって数値化して評価

する。

10.3.4  網点階調図票 
10.3.4.1  
網点階調図票によって,階調再現性を評価することができる。 

10.3.4.2  試験方法 

目視によって,各スクリーン線数の網点のかすれ,つぶれなどを標板と比較する。

10.3.5  漢字図票 
10.3.5.1  
漢字図票によって,次の項目を評価することができる。

a)  漢字の可読性及び判読性の限界

b)  濃度の低い漢字の再現性

10.3.5.2  試験方法 

目視によって,漢字のつぶれ,欠け,細線のかすれなどを観察し,可読・判読できる最小の文字及び文

字濃度の再現性限界を調べる。

10.3.6  英数字図票 
10.3.6.1  
英数字図票によって,可読性及び判読性の限界を評価することができる。

10.3.6.2  試験方法 

目視によって,英数字のつぶれ,欠け,細線のかすれなどを観察し,可読・判読できる最小文字の再現

性限界を調べる。

10.3.7  ひし形図票 
10.3.7.1  
ひし形図票によって,画像有効範囲,位置ずれ,紙搬送時の傾きなどを評価することができる。

10.3.7.2  試験方法 

目視によって,標板と比較するか,又は画像閲覧用ソフトウエアなどによって,数値化する。

周辺がスキャン又は印刷されているかを目視によって評価するか,又は測定数値によって評価する。

ゆがみ及び変形については,A,B,C 及び D の 4 点の図票を用い,JIS B 7186 の 7.4(わい曲状の変形

試験)及び  7.6(ひし形状の変形試験)の計算式に準じて,ゆがみ及びひし形状の変形を測定する。

10.3.8  線幅再現図票 
10.3.8.1  
線幅再現図票によって,細線の再現限界を評価することができる。 

10.3.8.2  試験方法 

目視によって,黒線の幅及び白線の幅の再現限界を観察する。

さらに,目視によって,標板と比較する。

10.3.9  黒帯図票 
10.3.9.1  
黒帯図票によって,画像読取部のごみの付着などを評価することができる。

10.3.9.2  試験方法 

目視によって,黒帯の中の白線の有無を調べ,標板と比較する。

10.3.10  同期性図票 
10.3.10.1 
同期性図票によって,走査の同期性を評価することができる。

10.3.10.2 試験方法 

目視によって,部分的な像の流れ,伸び及び縮みを標板と比較する。

10.3.11  放射線図票 
10.3.11.1  
放射線図票によって,次の項目を評価することができる。 


12 
Z 6014:2008

a)  放射線の解像状態を全周にわたって観察することによって,あらゆる方向の解像の限界及びモアレの

出やすい方向を評価することができる。

b)  最外円の縦及び横の直径の差を測定することによって,主走査及び副走査の同期性を評価することが

できる。

10.3.11.2  試験方法 

目視によって,全方向を観察し,解像度限界の最大・最小,及びモアレ方向を確認する。また,主走査・

副走査方向の同期性を確認する。

10.3.12  外枠升目図票 
10.3.12.1 
外枠升目図票によって,次の項目を評価することができる。 

a)  全体濃度の均一性

b)  画像の復元倍率

c)  スキャン又は印刷画像範囲

10.3.12.2 試験方法 
a)
  全体濃度の均一性については,次の方法による。

全周にわたって濃淡を観察し,著しい濃度差がないことを確認する。

b)  画像の復元倍率については,次の方法による。

1)  最内枠線の目盛間の長さを計測する。

2)  標板の同一点の長さを計測する。

上記の長さから,復元倍率を求め,著しい差がないことを確認する。

c)  スキャン又は印刷画像範囲については,次の方法による。

1)  スキャン画像又は印刷画像について,外升目の再現部分を観察する。

2)  再現できない部分を確認する。

注記  一般的に,プリンタの出力画像は,周囲部分に印刷不可領域が存在する。使用する原稿に対し

て余裕があるかどうかを確認する。

10.3.13  用紙の濃度測定図票 
10.3.13.1 
用紙の濃度測定図票によって,試験標板の紙地肌部分の再現性の評価を行うことができる。

10.3.13.2 試験方法 

用紙の濃度測定図票部分を多値画像としてスキャンする。

このスキャン結果から,図票部分の濃度を求める。

濃度の計測は,画像閲覧用ソフトウエアを使用するとよい。

注記  用紙地肌部分をどのように処理するかは,スキャナの用途によって異なる。例えば,薄い文字,

修正インクなどのあと(痕)を明りょう(瞭)に再現させるためには白として出力せずに,や

や灰色として出力させる場合がある。逆に,地肌かぶりと呼ばれる文字以外の部分に薄いはん

(斑)点状の模様が付くことを避ける場合には,白として出力するように設計する場合もある。

この図票は,使用者がスキャナの設定値が目的に応じた値となっていることを確認するために

用いるとよい。

10.3.14  対角線図票 
10.3.14.1 
対角線図票によって,全長にわたる走査又は復元の安定性を評価することができる。

10.3.14.2 試験方法 

目視によるか,又は直線性を計測する。


13

Z 6014:2008

直線性の計測方法は,JIS B 7186 の 7.4(わい曲状の変形試験)

図 による。

10.3.15  カラー写真図票 
10.3.15.1 
カラー写真図票によって,標板とスキャン画像又は印刷画像との,色の著しい違いが発生してい

ないことを評価することができる。

注記  この図票では,カラーの色相及び濃度の厳密な管理は行っていないために,厳密な色の再現性

の評価には適さない。そのような用途には,目的に応じてより厳密な管理を行った標板を利用

する。

10.3.15.2 試験方法 

スキャン画像又は印刷画像と標板とを,目視によって比較することによって,色相の大幅なずれ及び特

定の色の著しい劣化(例えば,赤色,緑色及び青色の欠落)がないことの確認を行う。

注記  特定の用途のスキャナでは,特定の色(赤色など)が欠落するように設計されたものもあり,

このような用途では,この試験方法とは逆に,欠落することを確認する。

10.3.16  カラー網点階調図票 
10.3.16.1 
カラー網点階調図票によって,カラー濃度の階調再現性の評価を行うことができる。 

10.3.16.2 試験方法 

スキャン画像又は印刷画像と標板とを,目視によって比較することによって,10 段階のく(矩)形の濃

度が段階的に変化していることを確認する。


14 
Z 6014:2008

単位  mm

  図中の○付き数字は,マイクロ用標板及び紙標板共通の通し番号である。 
      ①解像力試験図票            ⑥英数字図票                  ⑪放射線図票

      ②ISO No. 1 試験図票          ⑦ひし形図票                    ⑫写真図票 
      ③濃淡階調図票              ⑧線幅再現図票                ⑬外枠升目図票 
      ④網点階調図票              ⑨黒帯図票                    ⑭濃度測定図票

      ⑤漢字図票                  ⑩同期性図票                  ⑯対角線図票

図 1−マイクロ用標板の図票の配置の例


15

Z 6014:2008

単位  mm

  図中の○付き数字は,マイクロ用標板及び紙標板共通の通し番号である。 
      ①解像力試験図票      ⑤漢字図票                ⑨黒帯図票          ⑮用紙の濃度測定図票 
      ②ISO No. 1 試験図票    ⑥英数字図票

⑩同期性図票        ⑯対角線図票

      ③濃淡階調図票        ⑦ひし形図票              ⑪放射線図票        ⑰カラー写真図票 
      ④網点階調図票        ⑧線幅再現図票            ⑬外枠升目図票      ⑱カラー網点階調図票

図 2−紙標板の図票の配置の例


16 
Z 6014:2008

図 3−マイクロ用標板の例

 
 
 
 
 
 


17

Z 6014:2008

図 4−紙標板の例


附属書 JA

(参考)

JIS と対応する国際規格との対比表

JIS Z 6014: 2008  電子化文書のデジタル用試験標板−仕様及び使用方法

ISO 12653-1:2000,Electronic imaging−Test target for the black-and-white scanning 
of office documents−Part 1:characteristics 
ISO 12653-2:2000,Electronic imaging−Test target for the black-and-white scanning 
of office documents−Part 2:Method of use

(Ⅰ)JIS  の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ)

国際規格番

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

1  適用範

マ イ ク ロ フ ィ ル ム
文 書 又 は 紙 文 書 を

電 子 化 す る シ ス テ
ム の 品 質 試 験 に 用
い る 試 験 標 板 の 仕

様 及 び そ の 使 用 方
法。

ISO 12653-1 
ISO 12653-2

1 2 値スキャナによるオフ

ィス文書の維持管理のた

めのテストターゲット

追加

グレースケール及びカラー文
書への適用。マイクロフィル

ム文書の電子化への適用。

ISO 12653-1 及び ISO 12653-2 を包
含し,かつ,適用範囲をグレース

ケール,カラー,及びマイクロフ
ィルムへ広げ,より実用的に制定
した。

2  引用規

3  用語及
び定義

JIS Z 6000 及び JIS 
Z 6015 
のほか,5 個
の 用 語 の 定 義 を 規
定。

ISO 12653-1 
ISO 12653-2

3 Test

element 及び

Continuous tone の 2 個の
用語の定義を規定。

変更

この規格として必要な用語を

規定。

4  標板の
種類

マ イ ク ロ フ ィ ル ム
標板,マイクロ用標

板及び紙標板の 3 種
類の標板を定義。

追加

マイクロフィルム標板及びマ
イクロ用標板の規定。

マイクロフィルム文書の電子化文
書 へ の 変 換 も 適 用 範 囲 と し た た

め,3 種類の標板を規定した。

3

Z 6014

2008


(Ⅰ)JIS  の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際規格番

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

5.1  マイ
ク ロ 用 標
板 の 物 理
的性質

マ イ ク ロ フ ィ ル ム

標 板 を 作 成 す る た
め の マ イ ク ロ 用 標
板 の 物 理 的 性 質 を

規定。

追加

マイクロ用標板のサイズ,厚

さ,保存温度,湿度などを規
定。

マイクロフィルム文書の電子化文

書 へ の 変 換 も 適 用 範 囲 と し た た
め,マイクロフィルム標板作成用
の紙標板(マイクロ用標板)の規

定が不可欠。

5.2  紙標
板 の 物 理

的性質

紙 標 板 の 物 理 的 性
質を規定。

追加

紙標板のサイズ,厚さ,白色
度,保存温度,湿度などを規

定。

実際に標板を製作,使用する過程
で必要不可欠な規定。

6  標板の
図 票 及 び
配置

各 図 票 の 規 定 及 び

その配置を規定。

ISO 12653-1 
ISO 12653-2

4

各図票の配置を,配置図

及びサンプルによって規
定。

変更

削除

配置は,必要な図票に合わせ

て修正。その他,必要に応じ
て,追加,削除した。

技術的差異はない。

6.2  解像
力 試 験 図

JIS Z 6008 に準じる
解像力試験図票

ISO 12653-1 
ISO 12653-2

4.2 f)

ISO 3334 に示される ISO 
No. 2 テストチャート

変更

粗い解像度及び印刷精度から

実現不可能な細かい図票は削
除した。

実際の製作を考慮して,現在の印

刷技術で容易に達成可能な実用的
な範囲で規定した。

6.4  階調
図票

4 段階のインク濃
淡,及び網点面積比
による 2 種類の階調

図票

ISO 12653-1 
ISO 12653-2

4.2 k),j)  連続的な濃淡図票,及び

網点面積比による階調図

変更

連続濃淡は採用せず。

標板のコストアップ要因のため,
連続濃淡は採用せず。4 段階及び用
紙地色で十分と考えられるため。

6.5  文字
図票

漢字,英数字

ISO 12653-1 
ISO 12653-2

4.2 e)

英数字,漢字,その他

変更 
削除

漢字の小形文字(4 ポイント文
字)の採用。ほとんど流通し

ていない文字(ロシア語,ア
ラビア語など)は削除した。

日本語特有の漢字の小形文字に対
応させた。削除した文字は,ISO 
No.1 試験図票,解像力試験図票な
どで十分評価可能。

6.9  同期
性図票

均 等 な 間 隔 で 配 置
された 3 種の異なる
条線を縦横に配置。

追加

スキャナの副走査方向の安定性を
評価するのに不可欠と考えられる
ため,採用した。

6.10  放
射線図票

一 点 か ら 放 射 状 に
配置した図票

ISO 12653-1 
ISO 12653-2

4.2 l)

変更

同心円の図票と放射線図票と
を一体化した。

技術的差異はない。

6.11  写
真図票

白 黒 の 網 点 に よ っ
て 構 成 さ れ た 人 物
画像。

追加

オフィス文書でも,カタログなど
のように写真を使用した文書も多
数存在するため。

3

Z 6014

2008


(Ⅰ)JIS  の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際規格番

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

6.13   濃
度 測 定 図

マ イ ク ロ フ ィ ル ム

化 し た 場 合 の 濃 度
管理用図票。

追加

マイクロフィルム化した場合の濃

度管理用図票であり,不可欠なた
め,採用。

6.14   用
紙 の 濃 度
測定図票

紙 標 板 で の 紙 自 体

の 濃 度 測 定 用 の 図
票。

追加

実際に標板を製作する場合,使用

される用紙の濃度管理は必要不可
欠であり,また,利用側も,用紙
下地部分の地かぶり,白色度など

の測定に使用する。

6.15   対
角線図票

対 角 に 配 置 し た 細

線。

ISO 12653-1 
ISO 12653-2

4.2 b)

対角に配置した細線。

変更

右斜めか左斜めかの違いがあ

る。

使用目的は,線のゆがみの検査が

主であり,左右の差はない。ISO
規格に合わせた場合,用紙濃度図
票及び濃度測定図票にかかり,自

動測定に支障を来たすおそれがあ
り,ISO 規格とは逆の配置にした。

6.16   カ
ラ ー 写 真
図票

カ ラ ー 網 点 で 構 成

した写真。

追加

カ ラ ー 評 価 用 図 票 を 追 加 し

た。

オフィス文書のカラー化に伴い,

新たに設定した。

6.17   カ
ラ ー 網 点
階調図票

カ ラ ー 網 点 で 構 成
した各色の 10 段階
の階調図票。各色は

広 く 普 及 し て い る
標 準 的 な 印 刷 色 を
選択。

追加

カ ラ ー 評 価 用 図 票 を 追 加 し
た。

オフィス文書のカラー化に伴い,
新たに設定した。

7  表示

複 数 の 業 者 な ど が
そ れ ぞ れ 各 標 板 を
製作した場合に,そ

れ ぞ れ の 判 別 が 可
能なように,最低限
の表示項目を規定。

追加

JIS を基に製作された標板を利用
者が管理するための最低限必要な
項目を記載するようにした。

3

Z 6014

2008


(Ⅰ)JIS  の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び名称

内容

(Ⅱ) 
国際規格番

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

8  マイク
ロ フ ィ ル
ム 標 板 の
作製

マ イ ク ロ 用 標 板 か

ら,マイクロフィル
ム 標 板 を 製 作 す る
方 法 及 び 検 査 方 法

を規定。

追加

マイクロフィルムからの電子化文

書の作成など,我が国での実際の
市場要望に合わせて規定。

9  マイク
ロ フ ィ ル

ム 標 板 の
使用方法

マ イ ク ロ フ ィ ル ム
標 板 の 使 用 方 法 を

規定。各図票の評価
可 能 な 項 目 及 び そ
の試験方法を規定。

規定内容は箇条 10
の 紙 標 板 の 使 用 方
法に準じる。

追加

マイクロフィルムからの電子化文
書の作成など,我が国での市場要

望に合わせて規定。

10   紙 標
板 の 使 用

方法

紙 標 板 の 使 用 方 法
を規定。各図票の評

価 可 能 な 項 目 及 び
そ の 試 験 方 法 を 規
定。

ISO 12653-2  

各テストターゲット(図
票)に対し,試験方法を

記載。

変更 
削除

同様の図票に対する試験方法
に差はない。

JIS で追加されている各図票には
試験方法を追加した。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 12653-1:2000,ISO 12653-2:2000,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 
    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。 
注記 2 JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 
    −  MOD……………  国際規格を修正している。 

3

Z 6014

2008