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日本工業規格

JIS

 Z

4915

 : 1974

胸・腹部用 X 線水ファントム

X-ray Water Phantom for Chest and Abdomen

1.

適用範囲  この規格は,X 線装置又は関連機器の調整,試験及び X 線測定などに使用する X 線吸収体,

X

線散乱体として人体の胸部,腹部にそれぞれ相当する X 線水ファントム(以下,ファントムという。

について規定する。

引用規格: 

JIS K 6718

  一般用メタクリル樹脂板

2.

用語の意味  この規格に用いる主な用語の意味は次による。

X

線水ファントム  人体の X 線吸収及び X 線散乱にほぼ近似する効果を示す水を主体に構成され物体。

3.

性能  ファントムに水を満たしたとき,水漏れがあってはならず,また著しい変形があってはならい。

4.

構造,形状及び寸法  構造,形状及び寸法は,JIS K 6718(一般用メタクリル樹脂板)による無色透

明なメタクリル樹脂板を材料とし,図に示すように二重の長円筒形の水そうとし,上部のふたには内筒,

外筒それぞれに水の出入口を設けた構造とする。胸部用として使用する場合には外筒のみに水を満たし,

また,腹部用として使用する場合には,更に内筒にも水を満たす。

5.

試験方法

(1)

構造,形状及び寸法が,4.に適合しているかどうかを調べる。

(2)

外筒のみに水を満たし,側面を水平にして 24 時間放置し,水漏れ及び変形の有無を調べる。次いで内

筒部分にも水を満たし,同様のことを調べる。

6.

表示  ファントムには次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称

(2)

人体の厚さ  19∼20cm

(3)

使用管電圧範囲  60∼150kV

(4)

製造業者名又はその略号


2

Z 4915 : 1974

※水出入せんの寸法,構造は規定しない。 
  ただし,なるべく大きくし,閉じたとき,水漏れのない構造とする。

7.

取扱上の注意事項

(1)

このファントムの人体の胸部及び腹部に相当する厚さは,胸部用,腹部用共に 19∼20cm とする。

(2)

ファントムに使帯する水は飲料水とする。

(3)

使用 X 線管電圧範囲は,60∼150kV とする。

(4)

測定に際しては,他の物体からの散乱 X 線の影響を受けないよう注意しなければならない。


3

Z 4915 : 1974

原子力部会  X 線用高電圧発生装置専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

山  下  久  雄

社団法人日本医学放射線学会(慶応義塾大学医学部)

加  藤      朗

電子技術総合研究所量子技術部

黒  沢  保  雄

放射線医学総合研究所技術部

藤  本  和  男

通商産業省機械情報産業局

松  田      正

厚生省薬務局

宮  沢  和  夫

工業技術院標準部

大  出  良  平

自衛隊中央病院

川  崎  幸  槌

日本放射線技術学会(財団法人結核予防会結核研究所)

桜  木  四  郎

国立東京第一病院

田  坂      晧

東京大学医学部

中  村      実

社団法人日本放射線技師会(三重県立大学医学部附属塩浜病院)

野辺地  篤  郎

聖路加国際病院

福  田      隆

国家公務員共済組合連合会虎の門病院

岡  部  美  夫

肥田電機工業株式会社

勝  部      弥

株式会社近畿レントゲン工業社

田  中  栄  一

東芝医療用品株式会社

遠  山  重  雄

株式会社精光社技術部

鳥  山  英  明

株式会社島津製作所放射線事業部

牧  野  純  夫

東京芝浦電気株式会社医用機器技術部

山  根      巌

株式会社日立メディコ柏工場

(事務局)

村  田  照  夫

工業技術院標準部電気規格課

釜  土  祐  一

工業技術院標準部電気規格課