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Z 4820

:2002

(1)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日

本工業規格である。

 
 
 


Z 4820

:2002

(2) 

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

目  次

ページ

1.

  適用範囲 1

2.

  引用規格 1

3.

  定義1

4.

  試験及び測定原理 1

5.

  試験装置及び器具 1

6.

  試験の手順及び方法 1

6.1

  準備2

6.2

  試験2

6.2.1

  大気圧比較法 2

6.2.2

  漏れなし容器法 2

7.

  試験結果の算出 3

7.1

  大気圧比較法による漏れ率の算出 3

7.2

  漏れなし容器法による漏れ率の算出 3

8.

  試験結果の報告 3

解説5 
 


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日本工業規格

JIS

 Z

4820

:2002

グローブボックス気密試験方法

Test method for leakage of glove boxes

1.

適用範囲  この規格は,放射性同位元素取扱施設,核燃料施設などで,放射性物質を取り扱うグロー

ブボックスの気密試験方法について規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。この引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 4001

  原子力用語

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 4001 によるほか,次による。

a)

漏れ率  グローブボックスの気密性を定量的に表現するもので,グローブボックス内空気の単位時間

当たりの漏れ率 (vol%

/

h)

b)

負圧  グローブボックス内圧力が周囲の圧力よりも低い圧力状態。

c)

大気圧比較法  グローブボックスを負圧にして,大気圧とグローブボックス内の圧力差の変化によっ

て,グローブボックスの空気の漏れ率を求める方法。

d)

漏れなし容器法  グローブボックスと漏れなし容器を負圧にして,両者の圧力差の変化によってグロ

ーブボックスの空気の漏れ率を求める方法。

4.

試験及び測定原理  グローブボックス内を負圧にし,一定時間後のグローブボックス内の負圧及び温

度の経時変化をそれぞれ差圧計及び温度計を用いて測定し,グローブボックス内の空気の漏れ率を計算に

よって求める。その方法としては,大気圧比較法と漏れなし容器法がある。

5.

試験装置及び器具  試験装置及び器具は,次による。

a)

温度計  測定範囲及び精度を考慮し,適切な温度計を用いる。

b)

気圧計  測定範囲及び精度を考慮し,適切な気圧計を用いる。

c)

差圧計  測定範囲及び精度を考慮し,適切な差圧計を用いる。

d)

漏れなし容器  測定対象のグローブボックスに要求される漏れ率によって,十分に低い漏れ率の容器

を用いる。

e)

排気装置  グローブボックス及び漏れなし容器を,所定の負圧にできる排気装置を用いる。

f)

時計  測定時間に応じて適切な時計を用いる。

6.

試験の手順及び方法


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Z 4820

:2002

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6.1

準備  グローブボックスの漏れ率を測定するため,大気圧比較法を適用する場合は図 1,漏れなし容

器法を適用する場合は

図 に示す測定装置及び器具を配備する。

  1  大気圧比較法による気密試験装置

  2  漏れなし容器法による気密試験装置

6.2

試験

6.2.1

大気圧比較法

a)

グローブボックスの給排気系,グローブポートを閉止板又はバルブで閉じる。

b)

図 に示すバルブ A を開にし,排気装置でグローブボックス内の空気を排気し,試験圧力 500∼700 Pa

まで負圧にし,バルブ A を閉じる。

c)

この状態で放置し,グローブボックス内の負圧を安定させる。

d)

測定開始時と開始から 1 時間後における,差圧計の指示値,グローブボックス内の温度計の指示値及

び気圧計の指示値を測定し記録する。

6.2.2

漏れなし容器法

a)

グローブボックスの給排気系,グローブポートを閉止板又はバルブで閉じる。

b)

図 に示すバルブ A 及びバルブ B を開にし,排気装置でグローブボックス及び漏れなし容器内の空気

を排気し,試験圧力 500∼700 Pa まで負圧にし,バルブ A を閉じる。

c)

この状態で放置し,グローブボックス内の負圧を安定させる。


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d)

図 に示すバルブ B を閉じ,差圧計 A 及び差圧計 B の指示値,漏れなし容器内温度計及びグローブ

ボックス内温度計の指示値を記録する。

e)

測定開始時と開始から 1 時間後における,差圧計 B の指示値,漏れなし容器内の温度計及びグローブ

ボックス内温度計の指示値を測定し記録する。

7.

試験結果の算出  漏れ率は 6.2.1 d)又は 6.2.2 e)の値を測定し,次の式によって求める。

7.1

大気圧比較法による漏れ率の算出

(

) (

)(

)

(

)

100

×

þ

ý

ü

î

í

ì

+

=

A

A

A

g

g

g

A

g

g

A

P

P

P

T

T

T

P

P

P

L

ここに,

L

A

漏れ率 (vol%

/

h)

g

及び

g

P

測定開始時及び開始から 1 時間後における,
それぞれのグローブボックス内負圧 (Pa)

g

及び

g

T

測定開始時及び開始から 1 時間後における,
それぞれのグローブボックス内温度 (K)

A

及び

A

P

測定開始時及び開始から 1 時間後における,
それぞれのグローブボックス設定室の気圧
(Pa)

7.2

漏れなし容器法による漏れ率の算出

100

×

ïþ

ý

ü

ïî

í

ì

+

+

=

g

g

g

V

V

V

r

V

g

V

T

T

T

T

T

T

P

P

L

ここに,

L

V

漏れ率

 (vol

/

h)

V

g

P

1

時間後のグローブボックスと漏れなし容器間の差

P

r

1

時間後のグローブボックス内の圧力

V

g

g

A

r

P

P

P

P

=

ただし,

P

A

はグローブボックス設置室の気圧,

g

P

は測定開始

1

時間後の

グローブボックス内の差圧とする。したがって,通常は

P

r

1.0

×

10

5

 Pa

とする。

V

T

及び

V

T

測定開始時及び開始から

1

時間後における,

それぞれの漏れなし容器内絶対温度

 (K)

g

T

及び

g

T

測定開始時及び開始から

1

時間後における,

それぞれのグローブボックス内絶対温度

 (K)

8.

試験結果の報告  試験結果の報告には,次の事項を記載しなければならない。

a

)

試験場所

(事業所名又は工場名)

b

)

装置名

(品名又は名称)

c

)

試験期日,時間,室内温度

d

)

試験装置及び試験方法

e

)

試験記録

(気圧,差圧,温度などを含む試験データ)

f

)

試験者の名前


4

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