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Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

201.1

  適用範囲,目的及び関連規格  

1

201.2

  引用規格  

3

201.3

  用語及び定義  

4

201.4

  一般要求事項  

5

201.5

  ME 機器の試験に対する一般要求事項  

6

201.6

  ME 機器及び ME システムの分類  

6

201.7

  ME 機器の標識,表示及び文書  

6

201.8

  ME 機器の電気的ハザードに関する保護  

9

201.9

  ME 機器及び ME システムの機械的ハザードに関する保護  

11

201.10

  不要又は過度の放射のハザードに関する保護  

13

201.11

  過度の温度及び他のハザードに関する保護  

14

201.12

  制御及び計器の精度並びに危険な出力に対する保護  

14

201.13

  危険状態及び故障状態  

14

201.14

  プログラマブル電気医用システム(PEMS  

14

201.15

  ME 機器の構造  

14

201.16

  ME システム  

15

201.17

  ME 機器及び ME システムの電磁両立性  

15

202

  電磁両立性−要求事項及び試験  

15

202.101

  基本性能のイミュニティ試験 

15

203

  診断用 線装置における放射線防護  

15

203.4

  一般要求事項  

15

203.5

  線装置の標識,表示及び文書  

16

203.6

  放射線管理  

16

203.7

  線質  

27

203.8

  線ビームの広がりの制限及び 線照射野と受像面との関係  

28

203.9

  焦点皮膚間距離  

31

203.10

  患者と 線受像器との間での 線ビームの減弱  

31

203.11

  剰余放射線に対する防護  

31

203.13

  迷放射線に対する防護  

32

附属書  

32

附属書 AA(参考)個別指針及び根拠  

33

附属書 JAA(参考)乳房撮影定位装置に関する試験器具の例  

35

附属書 JBB(参考)光照射野と 線照射野との縁のずれ  

36

参考文献  

37


Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)  目次

(2)

ページ

この個別規格で使用する定義した用語の索引  

38


Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

画像医療システム工業会(JIRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日

本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業

大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 4751-2-45:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の

特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

4751-2-45

:2013

(IEC 60601-2-45

:2011

)

医用電気機器−第 2-45 部:

乳房用 X 線装置及び乳房撮影定位装置の基礎安全

及び基本性能に関する個別要求事項

Medical electrical equipment-Part 2-45: Particular requirements for the

basic safety and essential performance of mammographic X-ray equipment

and mammographic stereotactic devices

序文 

この規格は,2011 年に第 3 版として発行された IEC 60601-2-45 を基に,技術的内容及び構成を変更する

ことなく作成した日本工業規格である。

この規格では,本文中の太字は,この個別規格並びに JIS T 0601-1JIS T 0601-1-3JIS T 60613 及び JIS 

Z 4005

で定義した用語である。上記の規格で定義した用語が,太字で表記されていない場合,定義は適用

されず,意味は,文脈に沿って解釈する。

この規格は,JIS T 0601-1IEC 60601-1-2 及び JIS T 0601-1-3 と併読するものである。

追加”,“置換”及び“修正”の意味は,201.1.4 に定義する。

また,

附属書 AA に論理的根拠を示している箇条,細分箇条及び定義については,項目名の先頭にアス

タリスク(*)を付した。

なお,この規格で点線の下線を施した参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

201.1

  適用範囲,目的及び関連規格 

次を除き,JIS T 0601-1:2012(以下,通則という。

)の箇条 を適用する。

なお,平成 28 年 8 月 31 日まで JIS Z 4751-2-45:2006 は適用することができる。

201.1.1

  適用範囲 

置換 

この規格は,

乳房用 線装置及び乳房撮影定位装置(以下,これらの装置を ME 機器ともいう。)の基

礎安全及び基本性能について規定する。

この規定には,内蔵されたデジタル X

線受像器又は内蔵された輝尽性蛍光体システムを用いる乳房用 X

線装置を含める。

次のものには,この規格は適用しない。

−  立体表示機能

−  画像表示システム

−  医療用画像管理システム(PACS)

−  別置き輝尽性蛍光体読取り装置


2

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

−  イメージャ

−  フィルム,増感紙及びカセッテ

−  コンピュータ支援検出(CAD)

−  組織生検を行うための装置及び他の生検用器具

−  乳房造影検査(contrast enhanced digital mammography)

箇条又は細分箇条が ME

機器だけ,又は ME システムだけに適用することを明確に意図する場合,その

箇条又は細分箇条の表題及び内容は,ME

機器又は ME システムだけに適用することを記載している。

このように断りがない場合,その箇条又は細分箇条は,ME

機器及び ME システムの両方に適用する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60601-2-45:2011

,Medical electrical equipment−Part 2-45: Particular requirements for the basic

safety and essential performance of mammographic X-ray equipment and mammographic

stereotactic devices(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

201.1.2

  目的 

置換 

この規格の目的は,

乳房用 線装置及び乳房撮影定位装置について基礎安全及び基本性能に関する要求

事項を確立するためであり,安全性の確保,この規格の要求事項に適合するための方法の規定及びリスク

マネジメントに対する指針を提供する。

201.1.3

  副通則 

追加 

この規格は,通則の箇条 及び 201.2 に規定した副通則を参照する。

IEC 60601-1-2

及び JIS T 0601-1-3 は,それぞれ箇条 202 及び箇条 203 で規定したように修正して適用す

る。IEC 60601-1-8IEC 60601-1-9IEC 60601-1-10 及び IEC 60601-1-11 は,適用しない。それ以外の JIS 

T 0601-1

規格群の副通則のうち,この規格に関連する副通則が制定された時点で,それも適用する。

201.1.4

  個別規格 

置換 

この個別規格は,対象としている特定の ME

機器に対して必要に応じて通則の要求事項を修正,置換又

は削除することがある。さらに,他の

基礎安全及び基本性能の要求事項を追加することがある。

個別規格の要求事項は,通則よりも優先する。

簡潔にするために,この個別規格において JIS T 0601-1:2012 は通則として,副通則はその規格番号で引

用する。

この個別規格の箇条及び細分箇条の項番は,通則の項番に接頭語“201”を付与して対応する(例えば,

この規格の 201.1 は,通則の箇条 の内容を扱う。

)又は適用する副通則の項番に接頭語“20x”を付与す

る。ここで“x”は,副通則の規格番号の最後の数字である(例えば,この個別規格の 202.4 は,副通則 IEC 

60601-1-2

の箇条 の内容を扱い,

この規格の 203.4 は,

副通則 JIS T 0601-1-3 の箇条 の内容を扱うなど。

通則及び副通則の条文の変更は,次の用語を用いて規定する。

置換”は,通則又は適用する副通則の箇条又は細分箇条を,この個別規格の規定に全て置き換えるこ

とを意味する。

追加”は,通則又は適用する副通則の要求事項に,この個別規格の規定を追加することを意味する。


3

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

修正”は,通則又は適用する副通則の箇条又は細分箇条を,この個別規格の規定に修正することを意

味する。

通則に追加する細分箇条,図又は表は,201.101 から始まる番号を付ける。ただし,通則の定義の細分箇

条番号が 3.13.139 まであるため,この規格で追加する用語の定義は,201.3.201 から始まる細分箇条番号

で定義する。追加の附属書は,

附属書 AA,附属書 BB など,追加の細別は,aa)bb)などと表記している。

各副通則の箇条,図又は表に追加する箇条,図又は表は,

20x”から始まる番号を付ける。ここで“x

は,副通則の規格番号の最後の数字である(例えば,IEC 60601-1-2 は“202

JIS T 0601-1-3 は“203”な

ど。

以下,

“この規格”とは,この個別規格とともに通則及び該当する副通則を引用することを意味する。

この規格に対応する箇条又は細分箇条がない場合は,関連しないようにみえても,通則又は該当する副

通則の箇条,又は細分箇条をそのまま適用する。通則又は該当する副通則の一部を,関連するようにみえ

ても適用しない場合は,この個別規格でその旨を明記する。

201.2

  引用規格 

次を除き,通則の箇条 を適用する。

置換(以下と同じ規格番号の記載を以下に置き換える。)

JIS T 0601-1-3:2012

  医用電気機器−第 1-3 部:基礎安全及び基本性能に関する一般要求事項−副通

則:診断用 X 線装置における放射線防護

注記  対応国際規格:IEC 60601-1-3:2008,Medical electrical equipment−Part 1-3: General requirements

for basic safety and essential performance−Collateral Standard: Radiation protection in diagnostic

X-ray equipment(IDT)

IEC 60601-1-2:2007

,Medical electrical equipment−Part 1-2: General requirements for basic safety and

essential performance−Collateral standard: Electromagnetic compatibility−Requirements and tests

追加 

JIS T 0601-1:2012

  医用電気機器−第 1 部:基礎安全及び基本性能に関する一般要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60601-1:2005,Medical electrical equipment−Part 1: General requirements for

basic safety and essential performance(MOD)

JIS T 60613:2013

  診断用 X 線管装置の負荷特性

注記  対応国際規格:IEC 60613:2010,Electrical and loading characteristics of X-ray tube assemblies for

medical diagnosis(IDT)

JIS Z 4005:2012

  医用放射線機器−定義した用語

注記  対応国際規格:IEC/TR 60788:2004,Medical electrical equipment−Glossary of defined terms

(MOD)

JIS Z 4120:2008

  診断用 X 線管装置−焦点特性

注記  対応国際規格:IEC 60336:2005,Medical electrical equipment−X-ray tube assemblies for medical

diagnosis−Characteristics of focal spots(IDT)

JIS Z 4752-3-2:2011

  医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法−第 3-2 部:受入試験−

乳房用 X 線装置の画像性能

注記  対応国際規格:IEC 61223-3-2:2007,Evaluation and routine testing in medical imaging departments

−Part 3-2: Acceptance tests−Imaging performance of mammographic X-ray equipment(IDT)


4

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

ISO 9236-3:1999

,Photography−Sensitometry of screen/film systems for medical radiography−Part 3:

Determination of sensitometric curve shape, speed and average gradient for mammography

IEC 62220-1-2:2007

,Medical electrical equipment−Characteristics of digital X-ray imaging devices−Part

1-2: Determination of the detective quantum efficiency−Detectors used in mammography

201.3

  用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,通則,副通則及び JIS Z 4005 によるほか,次による。

追加 

201.3.201 

電源[の見掛けの]抵抗(APPARENT RESISTANCE OF SUPPLY MAINS)

規定の負荷条件下で測定した

電源(商用)の抵抗。

201.3.202 

平均乳腺線量[AVERAGE GLANDULAR DOSE(AGD),mean glandular dose]

規定した計算方法を用いて,既知の乳房組成をもつ均一に圧迫された乳房の乳腺組織(皮膚を除く。

)に

おける乳房 X 線撮影の平均吸収線量。

JIS Z 4752-3-2:2011 の定義 3.7 参照)

201.3.203 

乳房圧迫器(BREAST COPRESSION DEVICE)

乳房 X 線撮影において,検査中に

患者の乳房を圧迫するために使用する器具。

201.3.204 

検出器の欠損画素(DEFECTIVE DETECTOR ELEMENT)

許容範囲外の応答をする X

線受像器の画素。例えば,入射空気カーマに関係しない出力,過度な雑音レ

ベルなど。

201.3.205 

最短焦点距離(DIRECT FOCAL DISTANCE)

乳房 X 線撮影における,

焦点から受像面までの最短距離。

201.3.206 

乳房撮影定位装置(MAMMOGRAPHIC STEREOTACTIC DEVICE)

乳房内部の任意の点の 3 次元座標を決定する装置。せん刺吸引細胞診,針生検における針の位置決め及

び術前指標を留置する位置決めを機械的に行う。位置決めは,固定した乳房画像を用いる。この画像は,

あらかじめ決められた複数の角度で収集する。

注記  この装置には,専用システム及び乳房用 線装置の附属品がある。

201.3.207 

乳房用 線装置(MAMMOGRAPHIC X-RAY EQUIPMENT)

意図する使用が乳房診断である 線装置。

201.3.208 

元データ(ORIGINAL DATA)

DN 

許容される補正を適用した

生データ。

(許容される補正は,IEC 62220-1-2 の定義 3.11 参照)


5

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

201.3.209 

生データ(RAW DATA)

デジタル X 線検出器からアナログ・デジタル変換で読み出された直後の

ピクセル値,又は光子積算シス

テムからの積算値。

ピクセル値又は積算値は,ソフトウェアによる補正がないもの。

IEC 62220-1-2:2007 の定義 3.13 参照)

201.4

  一般要求事項 

次を除き,通則の箇条 を適用する。

201.4.3

  基本性能 

追加 

201.4.3.101

  *基本性能の追加要求事項 

基本性能の追加要求事項は,表 201.101 に示す事項とし,それぞれ細分箇条欄に示す規定による。

表 201.101−基本性能の要求事項分類 

要求事項

細分箇条

X

線管負荷条件の限定範囲全体にわたる空気カーマの直線性

203.6.3.1.2 

放射線出力の再現性

203.6.3.2 

X

線管負荷条件の精度

203.6.4.3.102 

自動制御機能 203.6.5 

画像性能

203.6.7 

胸壁側での欠損組織

203.8.5.4.101 

乳房圧迫器 203.8.5.4.102 

201.4.10

  電源 

201.4.10.2

  ME 機器及び ME システムのための電源(商用) 

追加 

電源の見掛けの抵抗値が附属文書に定められた値を超えない場合,電源(商用)の内部インピーダンス

は,X

線撮影法及び 線透視法の用途の 線装置として十分に低いとみなす。

電源の見掛けの抵抗,又は施設で使用する適切な電源(商用)の仕様は,附属文書で指定しなければな

らない。

附属文書において製造業者が指定した電源の見掛けの抵抗以上の値をもつ電源の見掛けの抵抗につい

ては,指定した

公称最大電力が保証される場合にだけ,ME 機器(乳房用 線装置)はこの規格に適合す

る。

注記 101  装置の主電源の公称電圧は,主電源の線間又は各線と大地との間で最も高い電圧をいう。

交流電圧が,実質的な正弦波とみなされるのは,波形のあらゆる瞬間値と対応する理想

的な波形の瞬間値との差が,理想的な波形のピーク値の±2 %の場合を前提としている。

三相

電源(商用)が,実質的に平衡であるとみなされるのは,平衡電圧を供給し,かつ,

対称的に

負荷したときに平衡電流が流れる場合である。

この規格の要求事項は,三相系が大地に対して

電源電圧の平衡形態をもつという前提に

基づいている。単相系は,このような三相系から得られる。

電源系がその発生源において

接地されていない場合には,妥当な短時間内に平衡の乱れを検出し,制限及び修正する適


6

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

正な手段を備えていることを前提とする。

(試験)適合性は,

附属文書の調査によって確認する。

追加 

201.4.101

  データの記録 

ME

機器(乳房用 線装置)に内蔵されたデジタル 線検出器で画像を収集する場合,ME 機器(乳房

用 線装置)は,次の情報を画像とともに記録する手段を備える。

患者の識別(少なくとも名前及び生年月日)

−  撮影整位(ポジショニング)情報(左乳房又は右乳房,照射角度,

患者の位置決め)

−  収集条件(

照射条件などを含む。)

−  画像収集の場所及び日付

上記に記載された情報を画像データとして転送する場合には,DICOM 規格(ISO 12052)を用いること

を推奨する。

取扱説明書には,

操作者に対し適切な指針を記載しなければならない。

(試験)適合性は,調査によって確認する。

201.5

  ME 機器の試験に対する一般要求事項 

通則の箇条 を適用する。

201.6

  ME 機器及び ME システムの分類 

次を除き,通則の箇条 を適用する。

201.6.2

  電撃に対する保護 

置換 

乳房用 線装置は,クラス の ME 機器又は内部電源 ME 機器である。

乳房用 線装置が内部電源 ME 機器として分類される場合は,関連する通則の箇条の適用及び適切なリ

スクマネジメントを行う。

201.7

  ME 機器の標識,表示及び文書 

次を除き,通則の箇条 を適用する。

201.7.2

  ME 機器又は ME 機器の部分の外側の表示 

201.7.2.6

  電源(商用)への接続 

追加 

なお,

永久設置形 ME 機器(乳房用 線装置)は,通則の 7.2.6 で要求される情報を附属文書だけに記

載してもよい。

201.7.2.7

  電源(商用)からの入力 

追加 

なお,

永久設置形 ME 機器(乳房用 線装置)は,通則の 7.2.7 で要求される情報を附属文書だけに記

載してもよい。

入力に関する情報は,次の項目の組合せによって指定しなければならない。

a)  ME

機器(乳房用 線装置)の定格電源電圧(単位:V)(通則の 7.2.1 及び 7.2.6 を参照)

b)

相数(通則の 7.2.1 及び 7.2.6 を参照)


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Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

c)

周波数(単位:Hz)

(通則の 7.2.1 及び 7.2.6 を参照)

d)

最大許容

電源の見掛けの抵抗(単位:

Ω)

e)

電源(商用)に必要な過電流開放器の特性

注記  これらの要求事項は,JIS Z 4751-2-7:2008 の 6.1 j)から採用。

201.7.2.15

  冷却条件 

追加 

ME

機器(乳房用 線装置)又はその構成品の安全動作のために冷却が必要な場合は,次の該当事項を

含め冷却要求事項を

附属文書に示さなければならない。

− 100

W 以上消費する個別設置された構成品それぞれから与えられる周囲空気への最大熱放散量。

−  強制空冷装置への最大熱放散,及び対応する流量及び強制空気流の温度上昇。

−  冷却媒体設備中への最大熱放散量及び許容入力温度範囲,最小流量率及び圧力に関わる要求事項。

追加 

201.7.2.101

  照射野限定器 

照射野限定器には,次の事項を表示する。

−  通則の 7.2.2 の要求事項によるもの

−  製造番号又は個々の識別番号

線質等価ろ過としての固有ろ過

正常な使用状態において,照射野限定器上の表示がカバーで覆われて見えない場合には,固有ろ過につ

いての表示は,

附属文書にも記載する。

注記  これらの要求事項は,JIS Z 4751-2-28:2008 の 6.1 から採用。

201.7.8

  表示光及び制御 

追加 

201.7.8.101

  線に関連する状態の表示 

X

線関連の状態表示には,通則の 7.8 は,適用しない。代わりに 203.6.4.2 を適用する。

201.7.8.102

  状態表示の代替となる可視的表示手段 

表示光源を用いる代わりに,明瞭に目で見える代替となる表示手段を用いてもよい。

明瞭に目で見える代替となる表示手段には,赤,黄及び緑の表示を用いてもよい。

この手段は,取扱説明書に記載する。

(試験)適合性は,

附属文書の調査によって確認する。

201.7.9

  附属文書 

201.7.9.1

  一般 

追加 

附属文書には,使用可能な有効受像面の寸法及び位置を記載しなければならない。

ME

機器(乳房用 線装置)の附属文書は,責任部門が行う ME 機器(乳房用 線装置)についての品

質管理

手順を含まなければならない。これらには,試験の受入基準及び周期を含まなければならない。

診断目的画像を提示するのに必要な手段の性能を

附属文書に記載しなければならない。

注記 101  例えば,画像表示システム又はハードコピーカメラ(イメージャ)がある。

さらに,デジタル X

線受像器を備える ME 機器(乳房用 線装置)の附属文書には,次の事項を含め

なければならない。

−  この装置で取得した画像及び画像に付帯するあらゆる情報のファイル変換形式。


8

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

元データに適用する画像処理の識別バージョン

ユーザインタフェースに表示する情報は,上記の画像処理の識別バージョンについての要求事項を満た

すことが望ましい。

ME

機器(乳房用 線装置)の附属品として設計した乳房撮影定位装置の附属文書には,次を含まなけ

ればならない。

−  少なくとも一つの組合せ可能な ME

機器(乳房用 線装置)の形式名称

乳房撮影定位装置が適合する関連規格の記載

(試験)適合性は,

附属文書の調査によって確認する。

201.7.9.2

  取扱説明書 

201.7.9.2.1

  一般 

追加 

取扱説明書には,次を含まなければならない。

−  ME

機器(乳房用 線装置)が備えた全ての圧迫板の安全な使用及び検査

アーチファクトの不具合についての確認及び解決の方法

−  デジタル X

線受像器を内蔵する ME 機器(乳房用 線装置)の場合は,次を含める。

・  X

線受像器の取扱い及び保守

・  次に関連する 203.6.7.4.2 で要求する手段の取扱い方法

検出器の欠損画素

検出器の欠損画素のデータの置換え

−  画像の不均一性

・  X

線受像器の品質管理を実施するための手順

・  画像表示のための要求事項

取扱説明書には,X

線管負荷条件及び 線管負荷条件との組合せに関わる次の電気出力データを記載し

なければならない。

aa)

公称最高管電圧,及び公称最高管電圧で流すことができる最大 線管電流

bb)

最大 X

線管電流,及び最大 線管電流が得られる最高 線管電圧

cc)

(高電圧回路における)最大の電気的出力となる X

線管電圧と 線管電流との組合せ

dd)

公称最大電力,すなわち,線発生装置が次のいずれかの条件で供給できるキロワット(kW)単位の

最大の一定電気出力

−  X

線管電圧 30 kV で,1 秒の負荷時間,1 分の負荷繰返し時間及び使用目的に応じた繰返し数

−  上記の値が選択できない場合は,X

線管電圧が 30 kV に近い値で,1 秒以上でなるべく 1 秒に近い

負荷時間,1 分の負荷繰返し時間及び使用目的に応じた繰返し数

注記 101  公称電気出力は,線発生装置,線管装置又は他の部分によって制限される場合があ

る。

ee)

公称電気出力は,線管電圧及び 線管電流,並びに負荷時間の組合せとともに記載。

注記 102  記載した値は,装置の特性だけを示す。

ff)

あらかじめ計算した値又は測定値として

管電流時間積を表示する ME 機器(乳房用 線装置)は,最

管電流時間積又は最低管電流時間積を得る 線管負荷条件の組合せ。

gg)

最小

管電流時間積の値が,線管電圧又は 線管負荷条件の特定の組合せに依存する場合には,最小

管電流時間積をそれらの関係を示す表又は図で示してもよい。


9

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

hh)

負荷時間を制御する自動露出制御を備えた ME 機器(乳房用 線装置)の,最短負荷時間及び/又は

得ることのできる最小

管電流時間積

ii)  ME

機器(乳房用 線装置)の 線管電圧又は 線管電流が自動露出制御によって制御される場合

は,

照射中の 線管電圧又は 線管電流の範囲。

jj)

最短

負荷時間が,線管電圧及び 線管電流のような 線管負荷条件によって変化する場合は,その

最短

負荷時間が適用可能な 線管負荷条件の範囲。

取扱説明書は,

放射線防護に関する法規に従い,機器の操作を制限する必要があることを,責任部門に

注意させる記述がなければならない。

注記  我が国では,放射線防護に関する規則として,電離放射線障害防止規則及び医療法施行規則が

ある。

201.7.9.3

  技術解説 

追加 

201.7.9.3.101

  線源装置の仕様及び位置 

一体形 X

線源装置の技術解説は,次の事柄を明記しなければならない。

a)  X

線源装置のターゲット角及び焦点特性の基準となる基準軸の仕様

b)

指定された

基準軸に対するターゲット角

c)

焦点の位置及びその基準軸上の許容誤差

d)

指定された

基準軸について JIS Z 4120 に従って決定された公称焦点値(焦点の呼び)。

注記  これらの要求事項は,JIS Z 4751-2-28:2008 の 6.8.3 dd)から採用。

e)

最短焦点距離の値

f)

規定した

最短焦点距離に対する受像面と基準軸との交点の位置

g)

受像面に対する基準軸の角度

追加 

201.7.9.101

  附属文書への引用 

この規格の次の細分箇条は,

附属文書の内容に関し,追加の要求事項を含んでいる。

201.4.10.2    ME

機器及び ME システムのための電源(商用) 

201.7.2.6

電源(商用)への接続 

201.7.2.7

電源(商用)からの入力 

201.7.2.15 

冷却条件 

203.5.2

附属文書 

203.6.2.1.101

外部のインタロックの接続 

203.6.5

自動制御機能 

203.6.7.4

放射線検出器又は 線受像器 

203.7.3

フィルタ性質の表示 

203.11.101

剰余放射線に対する保護についての追加の要求事項 

201.8

  ME 機器の電気的ハザードに関する保護 

次を除き,通則の箇条 を適用する。

201.8.4

  電圧,電流又はエネルギーの制限 

追加 


10

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

201.8.4.101

  高電圧ケーブル接続 

着脱可能な

高電圧ケーブル接続は,それらを取り外すために工具の使用が必要なように設計するか,又

は保護カバー若しくは高電圧接続を取り外す場合は,常に次のように作動するインタロック装置を備えな

ければならない。

−  ME

機器(乳房用 線装置)は,電源(商用)から切り外されている。

−  高電圧回路内のコンデンサは,高電圧回路に接触するための必要な最小時間内に放電される。

−  上記の放電状態が維持される。

(試験)適合性は,調査及び測定によって確認する。

注記  これらの要求事項は,JIS Z 4751-2-7:2008 の箇条 15 の aa)から採用。

201.8.4.102

  線管電圧の制限 

ME

機器(乳房用 線装置)は,意図する使用時(正常な使用時)に接続する 線管装置に対して,X

線管の公称最高管電圧,又は 線管装置の公称最高管電圧のいずれか低い電圧よりも高い電圧が印加され

ないように設計しなければならない。

注記  これらの要求事項は,JIS Z 4751-2-7:2008 の 3.1 参照。

201.8.5

  分離 

201.8.5.4

  動作電圧 

追加 

201.8.5.4.101

  スタータ及びスタータ回路の耐電圧試験 

回転陽極 X

線管の回転駆動に使用するスタータ及びスタータ回路の耐電圧の試験電圧は,スタータの電

圧を定常回転にしたときの印加電圧を基準とする。

注記  これらの要求事項は,JIS Z 4751-2-7:2008 の 20.4 l)参照。

201.8.6

  ME 機器の保護接地,機能接地及び等電位化 

追加 

201.8.6.101

  線管装置 

X

線管装置と[線]高電圧装置とを接続する接触可能な高電圧ケーブルは,可とう性のシールド線を

内蔵し,シールド線の抵抗は 1  Ωm

1

を超えないものとする。また,高電圧ケーブルは,非導電性材料で

被覆され,機械的損傷がないようにシールド線を保護しなければならない。シールド材は,低いインピー

ダンスで

線]高電圧装置の導電性外装に接続しなければならない。

(試験)適合性は,目視調査及び測定によって確認する。

201.8.6.102

  線源装置 

取り付けた高電圧ケーブルのシールド材と X

線管装置のレセプタルの接触可能金属部との間には,電気

的導通がなければならない。

可とう性のシールド線は,ケーブルを接続する装置間の

保護接地接続に対する要求事項に適合するとは

みなさない。

(試験)適合性は,目視調査及び測定によって確認する。

201.8.7

  漏れ電流及び患者測定電流 

201.8.7.3

  許容値 

追加 

接地漏れ電流の許容値は,電源(商用)又は集中接続点(固定形及び永久設置形の場合)に接続される

ME

機器(乳房用 線装置)の各々の構成品に対して適用する。


11

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

固定形及び永久設置形の集中接続点は,ME 機器(乳房用 線装置)の外部外装又はカバーの内部に設

けてもよい。X

線源装置又は関連機器のような他の構成品が集中接続点に接続される場合,集中接続点と

外部保護システムとの間の

接地漏れ電流は,接続された単一機器の合計した値が許容される。

注記 101  ME 機器(乳房用 線装置)の(規定の)環境下における接地漏れ電流の制限は,その他

の電気機器との干渉を防止することを意図する。集中接続点を設けてもよいが,

固定形と

永久設置形機器については,保護接地線の断線は,単一故障状態とはみなさない。そのよ

うな場合においては,構成品の組合せについての適切な情報を提供することが必要である。

201.8.8

  絶縁 

201.8.8.3

  耐電圧 

修正(高電圧回路についての適合性試験の修正)

ME

機器(乳房用 線装置)の高電圧回路の試験は,試験電圧の半分以下の電圧を印加し,最終値まで

10 秒間で徐々に上昇させ,その後 3 分間維持する。

追加(高電圧回路についての試験条件の追加)

高電圧回路の試験は,X

線管装置を接続せずに,ME 機器(乳房用 線装置)の公称最高管電圧の 1.2

倍の試験電圧で実施しなければならない。

ME

機器(乳房用 線装置)が 線管装置を組み合わせなければ試験できず,かつ,線管が公称最高

管電圧の 1.2 倍の試験電圧での試験に耐えられない場合には,試験電圧は,公称最高管電圧の 1.1 倍を下

回らない範囲で下げてもよい。

耐電圧試験中に,試験対象の変圧器を過熱する

リスクがある場合には,より高い電源周波数を用いて試

験してもよい。

耐電圧試験中,高電圧回路の試験電圧は,規定値の 100 %近く(100 %∼105 %を超えない範囲)に維持

する。

線]高電圧装置の耐電圧試験中の高電圧回路内の僅かなコロナ放電は,試験電圧が試験条件の基準

とした電圧の 1.1 倍に下げたとき,それらが止まる場合には無視してもよい。

また,高電圧回路の試験は,次も考慮する。

aa)  X

線管装置と一体になった[線]高電圧装置又はその組立品は,線管に適切な負荷を加えて試験

を行う。

bb)

このような

線]高電圧装置が 線管電流の単独調整を行えない場合,耐電圧試験時間は,線管

電圧の増加によって許容 線管負荷を超えない範囲に制限する。

cc)

印加している試験電圧の測定のために高電圧回路に触れられない場合,試験電圧が,規定値の 100 %

近く(100 %∼105 %を超えない範囲)に維持されることを保証する適切な手段をとることが望ましい。

注記 101  これらの要求事項は,JIS Z 4751-2-7:2008 の 20.4 から採用。

201.9

  ME 機器及び ME システムの機械的ハザードに関する保護 

次を除き,通則の箇条 を適用する。

201.9.1

  ME 機器の機械的ハザード 

追加 

203.8.5.4.102

を適用する。

201.9.2

  動く部分に関わるハザード 


12

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

201.9.2.1

  一般 

追加 

ME

機器(乳房用 線装置)又は ME 機器(乳房用 線装置)の部分の動きで,正常な使用時に患者に

身体的傷害を引き起こす可能性がある場合は,

操作者による連続的な操作を必要とする。ただし,ME 

器(乳房用 線装置)が意図する使用において,接触可能な部分の動きが正当とみなされた指定された診

療用途(例えば,ポジショニングの前の準備動作,撮影定位画像)のために設計している場合を除く。可

動部の

ハザードは,製造業者のリスクマネジメントプロセスによって取り扱わなければならない。

正常な使用時に,電動駆動の ME 機器(乳房用 線装置)の部分が,患者に接触することを意図してい

るか又はその可能性があり,かつ,設計上の用途として適切である場合,その接触が

患者の身体的傷害を

引き起こす可能性がある場合は,

患者への接触を検出し,その動きを停止するための手段を備えなければ

ならない。

電動駆動の ME

機器(乳房用 線装置)の部分が,その近くにある他の可動物又は設置物と衝突した結

果,生じる可能性のある傷害を防ぐための手段を備えるか,又は

附属文書に警告を記載しなければならな

い。

(試験)適合性は,取扱説明書の調査によって確認する。

注記 101  これらの要求事項は,IEC 60601-2-32:1994 の 22.4.1 から採用。

201.9.2.2

  トラッピングゾーン 

201.9.2.2.6

  動きの速度 

追加 

圧迫器を 50 N 以上に作動したとき,操作者が患者を危険にさらさないで,位置決めの微調整が十分行え

るように,接触可能な動力で動く全ての部分は,速度又はステップ量を制限されなければならない。

201.9.2.3

  動く部分に関わる他のハザード 

201.9.2.3.1

  意図しない動き 

追加 

操作可能な動く部分は,操作可能な全ての位置で確実に固定できなければならない。任意の位置に一度

固定した場合,操作可能な動く部分は意図しない動きをしてはならない。

電源(商用)が停電した場合,操作可能な動く部分は,患者のいかなる部分にも 20 N を超える圧力が加

わってはならない。

201.9.2.4

  緊急停止装置 

追加 

患者の身体的傷害を起こす可能性のある全ての電動駆動の動きには,緊急停止の制御を備えなければな

らない。緊急停止によって,ME

機器(乳房用 線装置)が使用できない間,患者に近づいたり,患者を

移動させたりするための手段を備えなければならない。

(試験)適合性は,機能試験及び取扱説明書の調査によって確認する。

注記 101  これらの要求事項は,IEC 60601-2-32:1994 の 22.4.1 から採用。

追加 

201.9.2.101

  *乳房撮影定位装置 

201.9.2.101.1

  定位画像に関する 線源装置の位置決め 

定位画像におけるあらかじめ定められた角度位置は,X

線源装置に関して提供しなければならない。X

線源装置は,あらかじめ定められた位置で確実に固定されなければならない。あらかじめ定められた位置


13

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

で一度固定された場合,X

線源装置の次の動作は操作者によって行われなければならない。

(試験)適合性は,201.9.2.101.3 の試験によって確認する。

201.9.2.101.2

  生検又は指標の留置の期間における装着部の動き 

一定の加圧状態では,

患者支持器と圧迫板との間におけるお互いの変位は,±0.5 mm 及び±0.5°とす

る。

患者に対するそれらの変位は,±2 mm 及び±2°とする。

針が挿入された状態の針保持部又は組織生検銃の保持部を動かすためには,

操作者によって連続的な作

動及び制御を必要とするようにしなければならない。

(試験)適合性は,201.9.2.101.3 に規定した試験の測定によって確認する。

201.9.2.101.3

  乳房撮影定位装置のせん刺針の位置決め精度 

せん刺針の針先における x 方向,y 方向及び z 方向の精度は,指定された定位の生検容積内で±1 mm と

する。

(試験)適合性は,次の試験の測定によって確認する。

a)

試験機器  この試験では,異なったせん刺針の方向について,試験ができるように設計された定位の

試験器具が必要である。試験器具には試験針を配置できるような取付金具を備える。少なくとも長さ

が異なる三つの金属製試験針を取付金具,金具表面と直角な外側部分及び同じ方向の位置決めで固定

する。

金属製試験は針先が試験対象となり,試験針は,指定した定位の生検容積を十分補うように配置し

なければならない。試験針の一つの針先は,生検容積の中心の±5 mm で配置しなければならない。

他の二つの針先は,指定された生検容積内で,

乳房撮影定位装置の正確さを確認するため,生検容積

のそれぞれの縁から 10 mm 以内とする(

附属書 JAA 参照)。

b)

試験手順  せん刺針の長さを測定し,その測定結果と,せん刺針の公称の長さ,乳房撮影定位装置に

記憶させたせん刺針の長さ,又は設定したせん刺針の長さとを比較する。測定した値は,

公称の長さ

の±0.3 mm で一致する。試験針の針先の一つが,指定した生検容積の中心の±5 mm に配置し,他の

二つの針先は,

乳房撮影定位装置の正確さを確認するため,生検容積のそれぞれの縁から 10 mm 以内

になるように,

試験器具を乳房撮影定位装置の患者支持器の上に配置しなければならない。例えば,

厚さ 2 mm のアルミニウムのような均一な減弱物質を,X

線源装置の近くに取り付けてもよい。

乳房撮影定位装置で用いる焦点を選択する。

ME

機器(乳房用 線装置)を乳房の頭尾方向に位置決めする。一組の定位画像を収集し,それぞ

れの画像において,指定された定位の,生検容積内の試験針先の投影像全てを選択する。x,y 及び z

の位置を再設定する。

それぞれの試験針に関して,

乳房撮影定位装置によって計算された位置に従い,

せん刺針の針先を位置決めする。

それぞれの試験針とせん刺針の x,

y 及び z の位置との相違を測定し,

記録する。それぞれの方向における臨床で使用する角度について,

製造業者が指定した範囲の極端な

位置,及び 90°の中間的な位置,又は代わりの多数の位置に,ME

機器(乳房用 線装置)を回転し,

この試験を繰り返す。

乳房撮影定位装置が試験器具に対して,二つ以上のせん刺針の方向で設計して

いる場合は,臨床使用のために

製造業者が指定した範囲内で,可能な限り六つの異なった方向でこの

手順を繰り返す。

これらの異なった方向の中に,

少なくとも指定した範囲の極端な方向を二つ含める。

c)

測定値の評価  上記の要求事項に対して,x 方向,y 方向及び z 方向の相違を比較する。

201.10

  不要又は過度の放射のハザードに関する保護 

次を除き,通則の箇条 10 を適用する。


14

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

201.10.1

  線放射 

201.10.1.2

  診断又は治療用の 線放射の発生を意図する ME 機器 

追加 

ME

機器(乳房用 線装置)は,副通則 JIS T 0601-1-3 の該当する要求事項に適合しなければならない。

また,箇条 203 にも適合しなければならない。

201.11

  過度の温度及び他のハザードに関する保護 

通則の箇条 11 を適用する。

201.12

  制御及び計器の精度並びに危険な出力に対する保護 

次を除き,通則の箇条 12 を適用する。

201.12.4

  危険な出力に対する保護 

201.12.4.5

  診断用又は治療用の放射(線) 

201.12.4.5.2

  診断用 線機器 

追加 

注記 101  多くの変動する要因が ME 機器(乳房用 線装置)の出力パラメータと 線装置で得られ

る乳房撮影特有の結果との関係に影響する。この規格に適合している場合でも,ある施設

においてある目的で決定した X

線管負荷条件を訂正しないで,同じ目的で他の施設へ移せ

る可能性は,日常の X 線撮影業務においては期待できない。

注記 102  通則の 12.4.5.2 に従い,

“制御及び計器の精度並びに危険な出力に対する保護”の線量に関

する事項は,副通則 JIS T 0601-1-3 の 6.4.3 に規定されている。この規格でも,203.6.4.3 

規定されている。

201.13

  危険状態及び故障状態 

通則の箇条 13 を適用する。

201.14

  プログラマブル電気医用システム(PEMS 

通則の箇条 14 を適用する。

201.15

  ME 機器の構造 

次を除き,通則の箇条 15 を適用する。

201.15.4

  ME 機器の部品及び組立一般 

201.15.4.3

  電池 

追加 

201.15.4.3.101

  充電時のインターロック 

充電器が組み込まれた

移動形 ME 機器(乳房用 線装置)は,蓄電池の充電を中断せずに,許可されて

いない人による電動移動及び X

線の発生を防止する手段を備えなければならない。

注記  この要求事項に適合する適切な例としては,鍵なしで充電できるが,鍵を差し込んでいるとき

だけに電動移動及び X

線の発生が可能である鍵によるスイッチの設置である。


15

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

201.16

  ME システム 

通則の箇条 16 を適用する。

201.17

  ME 機器及び ME システムの電磁両立性 

通則の箇条 17 を適用する。

202

  電磁両立性−要求事項及び試験 

次を除き IEC 60601-1-2 を適用する。

追加 

202.101

  基本性能のイミュニティ試験 

製造業者は,表 201.101 に規定する追加の基本性能に対し,リスクマネジメントプロセスを通じて実用

的な水準まで試験要求を最小化してもよい。

試験項目を選択するときに,

製造業者は,EMC 環境での反応度合,EMC 試験条件になる可能性,受容

できない

リスクに対する重大さ,及び発生頻度及び寄与率をリスクマネジメントプロセスを通じて考慮す

る必要がある。

ME

機器(乳房用 線装置)のイミュニティを評価するために使用する試験機器の精度は,試験の電磁

条件の影響を受けてはならない。

試験機器は,ME

機器(乳房用 線装置)のイミュニティに影響を及ぼしてはならない。

非破壊的な測定だけを実施しなければならない。

試験を実施する ME

機器(乳房用 線装置)を,このイミュニティ試験実施のために改造してはならな

い。

(試験)適合性は,

リスクマネジメントファイルの調査によって確認する。

203

  診断用 線装置における放射線防護 

次を除き,JIS T 0601-1-3 を適用する。

203.4

  一般要求事項 

203.4.1

  適合宣言 

置換 

ME

機器(乳房用 線装置)又は ME システムのサブアセンブリとしてこの規格に適合していることを

宣言する場合,宣言書は,次に示す様式によって作成しなければならない。

乳房用 線装置  .... **

)

  JIS Z 4751-2-45:2013

**

)

形式名称

注記  この様式は,ME 機器(乳房用 線装置)の外部標示も含む。

追加 

203.4.101

  定義した用語の限定条件 

203.4.101.1

  電力 

高電圧回路の電力は,201.7.9.2.1 cc)dd)及び ee)の規定に従い次の式によって求める。

I

U

f

P

×

×

=

ここに,

P

電力


16

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

f

X

線管電圧の波形に依存する因子で,次から選択する。

a) 0.95

6

ピーク形[線]高電圧装置を備えた ME 

器(乳房用 線装置)

b) 1.00

12

ピーク形[線]高電圧装置又は定電圧形[X

線]高電圧装置を備えた ME 機器(乳房用 線装置)

c)

他の ME

機器(乳房用 線装置)については,管電

圧の波形から上の最も当てはまるものを選び,その選
択理由を記載する。

U

X

線管電圧

I

X

線管電流

203.4.101.2

  *負荷時間 

負荷時間は,次の二つの時間の差を測定することによって求める。

−  X

線管電圧が,最初にそのピーク値の 75 %に達した時点

−  X

線管電圧が,最後にそのピーク値の 75 %まで降下した時点

電子管又は X

線管のグリッドによる高電圧回路の電子制御を備えた ME 機器(乳房用 線装置)の場

合には,

負荷時間はタイマが照射開始信号を発した時点と照射終了信号を発した時点との間の時間とする。

高電圧回路と X

線管のフィラメント加熱とを同時に負荷する ME 機器(乳房用 線装置)の場合には,

負荷時間は,線管電流が最初に最大値の 25 %に達した時点と,最後に最大値の 25 %まで降下した時点

との間の時間とする。

上記以外の場合,

負荷時間を制御及び決定する方法を,リスクマネジメントファイルに記載する。

注記 1  JIS T 0601-1-3 の 3.37 参照。

注記 2  これらの要求事項は,JIS Z 4751-2-7:2008 の 2.101.4 から採用。

203.5

  線装置の標識,表示及び文書 

203.5.2

  附属文書 

203.5.2.4

  取扱説明書 

203.5.2.4.2

  量的な情報 

追加 

ME

機器(乳房用 線装置)は,患者への 線量を入射空気カーマ及び平均乳腺線量の両方で記載する。

それらは,

製造業者が指定する方法とする。

203.6

  放射線管理 

203.6.2

  照射の開始及び終了 

203.6.2.1

  正常な照射の開始及び終了 

追加 

203.6.2.1.101

  外部のインタロックの接続 

ME

機器(乳房用 線装置)は,移動形 ME 機器(乳房用 線装置)を除いて,ME 機器(乳房用 X

線装置)から独立した少なくとも一つの外部電気回路への接続手段を備えなければならない。外部電気回

路は,X

線発生装置における 線照射の開始を防止するものである。

ME

機器(乳房用 線装置)は,移動形 ME 機器(乳房用 線装置)を除いて,ME 機器(乳房用 X

線装置)から独立した少なくとも一つの外部電気回路への接続手段を備えなければならない。外部電気回

路は,X

線発生装置における照射中の 線を停止するものである。


17

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

これらの外部電気回路からの信号の状態を ME

機器(乳房用 線装置)の制御盤に表示しない場合は,

施設内に視覚的手段によってその状態を示すことが望ましい旨の,

責任部門向けの情報を,附属文書に記

載しなければならない。

203.6.2.2

  照射が正常に終了しなかった場合の安全機構 

置換 

照射が正常に終了しなかった場合の安全機構は,次とする。

a)

負荷の開始及び継続は,操作者による連続操作の手段による(デッドマン形制御)。

b)

前の

照射の制御を終了することなく,意図しない次の照射が開始できてはならない。

c)

操作者が,いかなるときでも照射を停止できる手段を備えなければならない。

d)

照射が正常に終了できない場合には,照射を終了させる安全手段を備えなければならない。

e)

正常な終了が,連続的な X

線測定(自動露出制御など)に基づかない場合は,a)に示す操作者による

連続操作には,d)で要求する安全手段を備えなければならない。

f)

正常な終了が,連続的な X

線測定(自動露出制御など)に基づく場合は,次を満足する。

照射が正常に終了できない場合には,照射を終了させる安全手段を備えなければならない。

管電流時間積は,照射 1 回当たり 800 mAs 以下に制限しなければならない。ただし,製造業者によ

って指定し,妥当である場合は除く。

照射の正常終了のためのシステム及び安全手段に使用するシステムは,一つのシステムで発生した

故障がもう一方のシステムによる終了に影響を与えないように分離しなければならない。

−  安全手段によって

負荷が停止した場合には,制御盤に目で見える表示をする。制御盤に配置された

リセット用制御装置を操作しない限り,同一の

操作モードの次の負荷を行うことはできない。

g)

自動露出制御を備えた ME 機器(乳房用 線装置)の場合,操作者が自動露出制御の機能を確認でき

る方法を備えなければならない。取扱説明書には,その方法を記載しなければならない。

(試験)適合性は,調査及び適切な機能試験によって確認する。

203.6.3

  放射線の線量及び線質 

置換 

203.6.3.1

  放射線の線量及び線質の調整 

203.6.3.1.1

  放射線の線量及び線質の調整に関する一般要求事項 

線質及び 線量は,ME 機器(乳房用 線装置)の意図する使用に対応した乳房の厚さ及び構成に合わ

せて調整できなければならない。

画像に寄与する X

線量の調整を,手動選択で行う場合において,線量と比例関係にある 線管負荷条

件の離散的な値,特に 線管電流,負荷時間又は管電流時間積の値は,JIS T 0601-1-3 の附属書 に従っ

て,R’10 又は R’20 シリーズから選択しなければならない。

注記  この幾何数列による値を使うことは,操作者が患者への 線量及び画質の両方に適正な 線量

を調整するのに役立つ。

(試験)適合性は,調査によって確認する。

203.6.3.1.2

  線管負荷条件の限定範囲全体にわたる空気カーマの直線性 

空気カーマの測定値の変化は,管電流時間積の選択範囲全体にわたって直線性がなければならない。そ

の精度は,0.2 以下とする。

(試験)適合性は,次の機能試験によって確認する。

直線性の試験は,30 kV 又は設定可能な最も近い値で行う。

管電流時間積の設定の組合せは,次のよう


18

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

に選択する。

−  最初の一組における低い方の値は,設定可能な最小

管電流時間積とする。

−  各組で選択される

管電流時間積の設定値の比率は,2 倍を超えない範囲で,できるだけ 2 倍に近くな

ければならない。

−  各組における高い方の

管電流時間積の値は,次の組における低い方の管電流時間積の値に用いる。

−  最後の組における高い方の値は,

設定可能な最大

管電流時間積とする。その組における低い方の値は,

設定可能な最大

管電流時間積の半分,又は半分より次に大きい値とする。

注記  この選択方法の例を次に示す。例えば,設定可能な管電流時間積が 10 mAs,12 mAs,16 mAs,

20 mAs,25 mAs,32 mAs,40 mAs,50 mAs,63 mAs,80 mAs,100 mAs 及び 125 mAs の場合,

試験する組は,10 mAs と 20 mAs,20 mAs と 40 mAs,40 mAs と 80 mAs,及び 63 mAs と 125 mAs

となる。

一連の測定は,長い中断なしに,1 時間以内に行うことが望ましい。

患者支持器上 40 mm の位置において,設定した 線管管電流時間積の各組合せで空気カーマを測定す

る。各組合せの測定は,10 回の

負荷を繰り返す。

次の式に従って各組の設定に関する直線性を計算する。それぞれ設定した

管電流時間積で除した平均値

の商の差が,これらの商の平均値の 0.2 倍以下でなければならない。

2

2

.

0

2

2

1

1

2

2

1

1

Q

K

Q

K

Q

K

Q

K

+

ここに,

2

1

K

K

空気カーマの測定値の平均値

2

1

,

Q

Q

設定した

管電流時間積

203.6.3.2

  放射線出力の再現性 

空気カーマの測定値の変動係数は,意図する使用範囲内で 線管負荷条件のあらゆる組合せにおいて,

0.05

を超えてはならない。

(試験)適合性は,次の機能試験によって確認する。

再現性試験のための X

線管負荷条件の選択には,少なくとも次の組合せを含める。

最小 X

線管電流における最高 線管電圧

最大 X

線管電流における最低 線管電圧

最大電力における X

線管電圧と 線管電流との組合せ

最小電力における X

線管電圧と 線管電流との組合せ

一連の測定は,長い中断なしに,

1

時間以内に行うことが望ましい。

患者支持器上

40 mm

の位置において,設定した X

線管負荷条件の各組合せで空気カーマを測定する。

各組合せの測定は,

10

回の

負荷を繰り返す。

一連の

空気カーマの測定値に対して次の式で変動係数(cv)を求める。

n

K

K

K

K

n

+

+

+

=

2

1

ここに,

K

1

,

K

2

,

K

n

空気カーマの測定値

n

測定回数(

10

K

10

回の測定値の平均値


19

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

(

) (

)

(

)

K

n

K

K

K

K

K

K

cv

n

1

2

2

2

2

1

+

+

+

=

203.6.4

  操作状態の表示 

203.6.4.2

  線管負荷状態の表示 

追加 

203.6.4.2.101

  乳房 線撮影における 線管負荷状態 

X

線管負荷状態は,制御盤に表示しなければならない。

X

線管負荷状態の終了は,ME 機器(乳房用 線装置)又は操作者によって終了したかどうかにかかわ

らず,

操作者の位置で明確に聞こえる信号音で示さなければならない。

操作状態を単一機能の表示器によって示す場合には,黄を用いなければならない。

(試験)適合性は,調査によって確認する。

203.6.4.2.102

  乳房撮影の準備完了状態 

X

線撮影のため,次の操作で 線管への負荷を開始する場合,その状態を視認できる表示を制御盤に備

える。

この状態を単一機能の表示器によって示す場合には,緑を用いなければならない。

(試験)適合性は,調査によって確認する。

203.6.4.2.103

  乳房撮影における準備完了状態の遠隔表示 

準備完了状態を,制御盤から離れた位置に表示できる接続手段を設けなければならない。

この要求事項は,

移動形 ME 機器(乳房用 線装置)には適用しない。

203.6.4.3

  線管負荷条件及び操作モードの表示 

追加 

203.6.4.3.101

  表示の単位 

表示単位は,次による。

−  X

線管電流(mA)

負荷時間(s)又は(ms)

照射時間(s)又は(ms)

管電流時間積(mAs)

(試験)適合性は,調査によって確認する。

203.6.4.3.102

  線管負荷条件の精度 

203.6.4.3.102.1

  一般 

注記 203.6.4.3.102 及び 203.6.4.3.103 は,線発生装置の一部として正しくない出力から保護するた

めに必須とみなされる,ME

機器(乳房用 線装置)の操作データについての要求事項を含む。

この細分箇条の要求事項は,指示値,固定値,及び事前選択される値かにかかわらず,同じ X

線管負荷

条件の測定値と比較した場合の,全ての 線管負荷条件の精度に適用する。

(試験)適合性は,201.6.4.3.104 の試験によって確認する。

203.6.4.3.102.2

  線管電圧の精度及び再現性 

a) X

線管電圧は選択可能な範囲内で,指示値の±5 %とする。

b) X

線管電圧の変動係数は,0.05 以下とする。

c) 

線]高電圧装置の出力電圧のリプル百分率は,4 %を超えない。


20

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

203.6.4.3.102.3

  線管電流の精度 

ME

機器(乳房用 線装置)の作動については,線管電流値の誤差は,組合せ可能な指示値の 20 %を

超えてはならない。

203.6.4.3.102.4

  負荷時間の精度 

ME

機器(乳房用 線装置)の単位機器の全ての指定の組合せにおいて,負荷時間値の誤差は,全ての

X

線管負荷条件の組合せで,±(10 %+1 ms)を超えてはならない。

この細分箇条は,

負荷時間が,線受像器の各点又は各画素における有効受像面の照射時間に対応する

ときにだけ適用する。

注記  この細分箇条が適用されない ME 機器(乳房用 線装置)は,走査方式のシステムである。

203.6.4.3.102.5

  管電流時間積の精度 

ME

機器(乳房用 線装置)の単位機器の全ての指定の組合せにおいて,管電流時間積値の誤差は,全

ての X

線管負荷条件の組合せで,±(10 %+0.2 mAs)を超えてはならない。この要求事項は,管電流時

間積が計算による場合にも適用する。

203.6.4.3.103

  線管負荷条件の精度に対する試験条件 

203.6.4.3.103.1

  線管電圧の精度及び再現性 

試験は,X

線管電圧(30 kV 並びに選択可能な最低最小値及び最高値),管電流時間積(選択可能な最小

値,中間値及び最大値)のそれぞれの組合せで行う。

X

線管電圧と管電流時間積とのそれぞれの組合せにおける 10 回の測定は,1 時間以内に行うことが望ま

しい。

それぞれの測定の適合性を確かめるために,平均値及び変動係数を計算する。

203.6.4.3.103.2

  線管電流の精度 

試験は,次による。

a)

一つの測定は,最小 X

線管電流指示値,最高 線管電圧指示値及び最短負荷時間指示値で行う。

b)

一つの測定は,最小 X

線管電流指示値,最高 線管電圧指示値及び約 1 秒の負荷時間で行う。

c)

一つの測定は,最大 X

線管電流指示値,その 線管電流で使用できる最高 線管電圧及び約 1 秒の

負荷時間で行う。

203.6.4.3.103.3

  負荷時間の精度 

試験は,次による。

a)

一つの測定は,最短

負荷時間指示値,最高 線管電圧指示値及び任意の 線管電流指示値で行う。

b)

一つの測定は,最短

負荷時間指示値及び利用できる最大電力(P)で行う。

203.6.4.3.103.4

  管電流時間積の精度 

試験は,次による。

a)

一つの測定は,最小

管電流時間積指示値及び使用できる最高 線管電圧指示値で行う。

b)

一つの測定は,最大

管電流時間積指示値及び使用できる最低 線管電圧指示値で行う。

203.6.4.3.104

  付加フィルタの表示 

遠隔操作又は自動制御システムによって

付加フィルタを選択する 線装置には,選択された付加フィル

タを制御盤上に表示しなければならない。フィルタ交換が自動で行われる場合には,照射後に表示しても

よい。

(試験)適合性は,調査及び適切な機能試験によって確認する。


21

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

203.6.4.4

  自動モードの表示 

追加 

照射条件の制御が一つ又は二つ以上の X

線管負荷条件,付加フィルタ又はターゲットによって作動する

ME

機器(乳房用 線装置)は,これらの 線管負荷条件の組合せの範囲の情報を取扱説明書に記載しな

ければならない。

(試験)適合性は,調査及び適切な機能試験によって確認する。

203.6.4.5

  線量測定値の表示 

追加 

デジタル 線受像器を備える ME 機器(乳房用 線装置)の場合は,取得した各画像に対して平均乳

腺線量を表示しなければならない。

203.6.5

  自動制御機能 

置換 

203.6.5.1

  乳房用 線装置の自動露出制御に対する一般要求事項 

ME

機器(乳房用 線装置)は,自動露出制御を備えなければならない。

注記  マニュアルモードは,有効な場合があり,このモードを備えることはこの要求事項と矛盾しな

い。

意図する使用に必要な自動露出制御の性能は,リスクマネジメントプロセスで決定し,適切な試験によ

って確かめなければならない。

(試験)適合性は,調査及び適切な機能試験によって確認する。

203.6.5.2

  線受像器を内蔵しない乳房用 線装置の自動露出制御に対する要求事項 

注記  この細分箇条において,元の ME 機器(乳房用 線装置)に内蔵された輝尽性蛍光体読取り装

置又はその

使用目的に互換性があるとみなされる輝尽性蛍光体読取り装置は,内蔵されたデジ

タル X

線受像器とみなす。内蔵されたデジタル 線受像器を装備しない ME 機器(乳房用 X

線装置),輝尽性蛍光体プレート及び/又は読取り装置若しくは他のデジタル検出器と組み合わ

せた形式試験は,システムの集成者の責任であり,203.6.5.3 に基づき実施することができる。

内蔵されたデジタル X

線受像器を装備しない ME 機器(乳房用 線装置)の自動露出制御の性能評価

は,フィルム試験だけが必要である。内蔵されたデジタル X

線受像器を装備しない ME 機器(乳房用 X

線装置)では,要求される 線受像器の特性に関する必要な情報又は制限事項を,附属文書に記載しなけ

ればならない。

特定の非内蔵形デジタル X

線受像器と組み合せる ME 機器(乳房用 線装置)に限り,203.6.5.3 に従

って,それらのデジタル X

線受像器と組み合わせて試験を行うことができる。

その他の場合は,

乳腺等価物質の厚さが適正な範囲で変化したときに X

線管電圧も適正に変化する場合,

製造業者が臨床使用に対し推奨する全域において,自動露出制御の機能は,フィルム光学濃度を適正な範

囲に維持しなければならない。X

線管電圧と対象の厚みとの適切な組合せは,製造業者が提示する。

自動露出制御は,臨床で使用される可能性のある ME 機器(乳房用 線装置)の構成の全ての組合せ,

例えば,

[散乱線除去]グリッドの有無,拡大,(組合せ可能な場合)ステレオ定位モード,様々なターゲ

ットとフィルタの組合せで動作するものでなければならない。

自動露出制御に関する試験方法は,次による。

a)

試験方法  自動露出制御を作動させた状態で得られる,乳腺等価物質でできたファントムの撮影画像

の光学濃度を測定する。

異なる

ファントムの厚さと異なる 線管電圧での濃度のばらつきを測定する。


22

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

b)

試験配置  次の特性をもつ試験配置で行う。

1)

最短焦点距離は,一連の全ての試験に対して変更しない。

2)

ファントムの厚さを反映した 線管電圧,ターゲット及びフィルタを選択する。臨床で通常使用す

る濃度制御の値を選択する。

3)

一連の試験に対して同一の 18 cm×24 cm 乳房用カセッテを使用する。ME

機器(乳房用 線装置)

患者支持器が 2 種類以上ある場合,自動露出制御はそれぞれについて試験する。

4)

厚さの範囲は 20 mm から 70 mm まで 10 mm ごとに試験する。

ファントムの大きさは,自動露出制

御の検出器を十分覆う大きさとする。例えば,10 cm×15 cm 又は半径 100 mm の半円形である。臨

床で生じる

散乱 線の分布を得るため,大きな形状のものを推奨する。ファントムは,患者支持器

の胸壁端よりも 10 mm 以上超えて,又は少なくとも

自動露出制御の検出器端よりも 10 mm 以上超

えていなければならない。

5)

[散乱線除去]グリッドが取り外せる患者支持器の場合,又は[散乱線除去]グリッドのない患者

支持器がある場合は,これらの場合についても自動露出制御の機能を試験する。

6)

正確で再現性のあるフィルム現像及び現像されたフィルムの光学濃度の測定の準備をする。

自動露

出制御の試験中のフィルム現像機の安定性は,少なくとも,試験開始時,試験終了時及びその中間

時点にセンシトメータ試験によって確認する。試験を分けて行うことは適切ではない。また,現像

機が安定しないときもこの試験を行うことはできない。試験の間に現像機の性能に僅かな変動が生

じた場合でも,試験の評価時にこの変動を考慮しなければならない。

c)

撮影用フィルム及び増感紙  取扱説明書に記載されている情報に基づき,撮影用フィルム,増感紙及

び撮影用カセッテは,同一組合せのものを使用する。もし,特別な用途に異なる増感紙が推奨されて

いる場合は,すなわち,ステレオ定位撮影又は拡大撮影の場合には,

自動露出制御はこの構成でも試

験する。

d)

自動露出制御の設定  設定は,次による。

ファントムを患者支持器の上に置き,自動露出制御の検出器を確実に覆う。

−  設定については,取扱説明書に従う。

e)

適合性基準  20 mm から 70 mm までの乳腺等価物質の光学的濃度の測定値は,0.3 以内とする。

203.6.5.3

  デジタル 線受像器を内蔵する乳房用 線装置の自動露出制御に対する要求事項 

203.6.5.3.1

  一般要求事項 

注記  この細分箇条において,元の ME 機器(乳房用 線装置)に内蔵された輝尽性蛍光体読取り装

置又はその

使用目的に互換性があるとみなせる輝尽性蛍光体読取り装置は,内蔵されたデジタ

ル X

線受像器とみなす。

自動露出制御の性能は,規定の条件でコントラスト対雑音比によって測定した画質と,平均乳腺線量に

よって定義された

患者に対する線量とを合わせて評価し,それらを提供された仕様書と比較することによ

って評価する。

X

線管電圧と試験対象物の厚さとの適切な組合せを,製造業者が指定する。自動露出制御は,ME 機器

乳房用 線装置)が臨床で使用されるあらゆる組合せの設定[例えば,

[散乱線除去]グリッドの有無,

拡大,

(該当する場合)ステレオ定位モード及び(該当する場合)異なる

ターゲット及びフィルタの組合

せ]において動作可能であるものとする。

自動露出制御の負荷を用いる ME 機器(乳房用 線装置)の設定のあらゆる組合せ(例えば,拡大及び

定位モード)について,

製造業者の仕様書に基づいて評価する。


23

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

注記  これらの試験の一例が,JIS Z 4752-3-2 に記載されている。

203.6.5.3.2

  自動露出制御の再現性 

自動露出制御の評価は,規定の条件下でファントムを繰り返して画像化し,線管負荷(mAs),空気カ

ーマ又は平均ピクセル値の変動を測定し,次の c)によってその結果と仕様とを比較する。

a)

試験方法  臨床で使用する 線管電圧とターゲットとフィルタの組合せを使用して,次の数値のうち

のいずれか一つを測定する。

−  X

線管負荷(mAs)

−  X

線源装置と 線受像器との間の定位置における空気カーマ

ファントム画像の関心領域における線形化データのピクセル値の平均値

乳腺等価物質,水又はポリメチルメタクリレート(PMMA)で作られた

ファントムを用いて負荷を 5 回

かけて,一連の

負荷の平均値に対する各負荷の数値の変動量を求める。

さらに,

自動露出制御の調整又は補正制御を装備している場合は,上記の a)の中から選択した数値を,

製造業者が指定するそれぞれの制御ステップで使用する 線管電圧と,ターゲット,フィルタ及びファン

トムの設定を用いて測定し,各負荷に対する変動を決定する。

b)

試験配置  次の特性をもつ試験配置で行う。

1)

最短焦点距離は,一連の全ての試験に対して変更しない。

2)

線量計などの計測装置は,

自動露出制御センサとの干渉を防ぐように設置する。

c)

適合基準  選択した数値の測定値と,試験負荷の平均値又は必要に応じ,製造業者の仕様との差が±

15 %を超えていない場合は,適合していると判断する。

203.6.7

  画像性能 

203.6.7.3

  公称焦点値 

追加 

X

線管の公称焦点値は JIS Z 4120 によって,密着撮影に用いる場合は 0.4 以下,拡大撮影に用いる場合

には 0.2 以下とする。これらの値は,JIS T 0601-1-3 の要求事項に適合している。

203.6.7.4

  放射線検出器又は 線受像器 

置換 

203.6.7.4.1

  乳房用 線装置に内蔵されない 線受像器 

X

線受像器を装置に内蔵していない場合,線受像器の形式又は必要な性能についての例を,附属文書

に記載する。これには,次を含める。

−  増感紙付き撮影用カセッテ及び撮影用フィルムは,ISO 9236-3 に従った感光特性

−  輝尽性蛍光体及び読取り装置

203.6.7.4.2

  乳房用 線装置に内蔵される 線受像器 

203.6.7.4.2.1

  一般 

デジタル X

線受像器が ME 機器(乳房用 線装置)に内蔵される場合,画像性能への影響の評価法は,

IEC 62220-1-2

に従うことを,

リスクマネジメントファイルで指定しなければならない。この影響は,

の有効利用をしていることを示すものであることが望ましい。

(試験)適合性は,

リスクマネジメントファイルの調査によって確認する。

203.6.7.4.2.2

  検出器の欠損画素 

製造業者は,次の事項を指定しなければならない。

受像面全体に対する孤立した検出器の欠損画素の許容できる最大数及び受像面全体にわたるある限ら


24

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

れた大きさの区域の中にある孤立した

検出器の欠損画素の許容できる最大数

受像面全体に対する連結した検出器の欠損画素の許容できる最大の大きさ,最大数及び分布,並びに

接続形態(例えば,二つの隣り合った検出器素子,三つの隣り合った検出器素子,2×2 の隣り合った

検出器素子など)によって分類される,連結した

検出器の欠損画素の受像面全体にわたるある限られ

た大きさの区域及び分布の中での許容できる最大の数

受像面全体に対する,1 ライン分の欠損及び線状の欠損についての許容できる最大数,及び 1 ライン

分の欠損及び幅・長さをもった線状の欠損どうしの間での許容できる最小の距離,並びに

受像面全体

にわたるある限られた大きさの区域及び分布の中での許容できる最大の数

これらの欠陥は,

意図する使用で要求される画質性能を著しく低下させてはならない。

製造業者は,リスクマネジメントファイルの中で,検出器の欠損画素の許容できる性質,数,位置及び

配置を決定し,文書化して,明確に示さなければならない。

次の手段を備えなければならない。

−  上記の分類に従って,

デジタル X

線受像器の中に存在する検出器の欠損画素を決定し,特定する手段。

−  デジタル X

線受像器がその仕様に従って動作しているかどうかを,意図する使用で要求される画質性

能の低下をもたらす前に,

責任部門が決定できるための手段。

−  必要な場合,

203.6.7.4.2.3

で規定される置換え

プロセスの対象となる検出器の欠損画素の状態を作成又

は更新する場合の手段。この文書を

責任部門が入手できるようにする方法を提供してもよい。

取扱説明書には,

責任部門又は責任部門の責任の下で実施される品質管理手順又は ME 機器(乳房用 X

線装置)の保守の部分として,これらの手段の使用方法及び時期を指示する。

(試験)適合性は,

リスクマネジメントファイル及び附属文書の調査によって確認する。

203.6.7.4.2.3

  *検出器の欠損画素から生じるデータの置換え 

検出器の欠損画素から生じる生データを適切なデータによって置き換える手段を備えなければならな

い。この置換えは,

検出器の欠損画素に対応する画素が,他の同等なデジタル 線受像器の正常な画素か

ら得られるデータと比較して,目で見える著しい低下を発生しない方法とする。

この置換え

プロセスは,デジタル 線検出器の現在の状態,すなわち,検出器の欠損画素の最新の状態

に合致しなければならない。

この置換え

プロセスは,臨床の意図した使用における全ての画像に適用しなければならない。

リスクマネジメントファイルには,次の事項を含めなければならない。

−  置換え

プロセスの記載

−  置換え

プロセスによって得られる性能の仕様

−  要求を適合するために必要な能力についての十分な根拠

現在適用している置換え

プロセスが,指定した性能を達成しているか否かを責任部門に通知する手段を

備えなければならない。これらの手段は,自動的に装置が実施してもよいし,又は

責任部門が実施すべき

品質管理手順の一部としてもよい。取扱説明書には,これらの手段をどのような方法でどのようなときに

使用するのかについての指示が,故障時に取るべき手段の記載とともに含まれていなければならない。

(試験)適合性は,

リスクマネジメントファイル及び附属文書の調査によって確認する。

203.6.7.4.2.4

  画像の均一性 

ME

機器(乳房用 線装置)に内蔵されたデジタル 線受像器によって生成された画像の中の局所的な

変動は,

意図する使用のために必要な画質性能を低下させてはならない。


25

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

注記 1  画像の不均一性を生じる特定の原因としては,次のものがある。

−  検出器の個々の画素のオフセット変動

−  検出器の個々の画素のゲイン変動

−  走査方式の ME

機器(乳房用 線装置)における走査速度の変動

注記 2  画像の不均一性の他の原因としては,線照射野の不均一性がある。

リスクマネジメントファイルは,線エネルギーを効果的に使用する範囲(ターゲットの材料,総ろ過,

X

線管電圧,被写体の厚さなどの組合せ)並びに公称の動作レベルに対して表された 線受像器のダイナ

ミックレンジに渡って,

意図する使用に従った臨床応用で要求される画像の均一性についての仕様及び十

分な根拠を含めなければならない。

次の手段を備えなければならない。

−  指定した均一性を達成するために,臨床画像を補正する手段

−  画像の現在の均一性が許容できるかどうかについて

責任部門に通知する手段

これらの手段は,装置によって自動的に実施してもよいし,又は

責任部門が実施すべき品質管理手順の

一部としてもよい。後者の場合,取扱説明書は,これらの手段の使用方法及び時期を,故障時に取るべき

手段の記述と合わせて指示する。

(試験)適合性は,

リスクマネジメントファイル及び附属文書の調査によって確認する。

追加 

203.6.7.101

  線源装置の減弱層の均一性 

X

線源装置の減弱層は,撮影画像に許容できないアーチファクトを発生してはならない。

この要求事項は,次の状態において満たされなければならない。

−  使用可能な全ての

焦点

−  使用可能な最低 X

線管電圧におけるターゲット材料と付加ろ過との選択可能な全ての組合せの場合

−  この X 線エネルギーで実施できる最小の厚さをもち,

有効受像面の全面を覆う十分な大きさの均一な

板状の

ファントムで画像を収集するとき。

−  X

線受像器が内蔵されていない場合には,アーチファクトに対する最高の感度を備える 203.6.7.4.1 

規定した X

線受像器を用い,その 線受像器は,装置に備えられた 線受像器の支持台の影響を避

けるために,

X

線源装置と 線受像器との間に介在する物質がない)補助の支持台の上に置かなけ

ればならない。

−  X

線受像器が内蔵されている場合には,ファントムと 線受像器の入射表面との間に介在する全ての

層を除去した後。

−  臨床で使用する最も感度の高い観察条件を用いる。

許容可能な

アーチファクトの決定及び規定するための詳細な方法を,リスクマネジメントファイルに含

めなければならない。

(試験)適合性は,

リスクマネジメントファイル及び附属文書の調査によって確認する。

203.6.7.102

  最大圧迫圧印加状態での[散乱線除去]グリッドの動き 

運動

[散乱線除去]グリッドをもつ ME 機器(乳房用 線装置)は,乳房圧迫器が許容できる最大圧迫

圧の印加で,

[散乱線除去]グリッドの動きを阻止してはならない。

(試験)適合性は,次の試験によって確認する。

[散乱線除去]グリッドの移動速度は,[散乱線除去]グリッドの動作速度に関連する因子(例えば,

モータの周期)を用いて間接的に決定してもよい。


26

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

[散乱線除去]グリッドを作動させて,圧迫圧を加えないで[散乱線除去]グリッドの動作速度を測定

する。

乳房圧迫器が許容できる最大圧迫圧を加える。203.8.5.4.102.5 で規定する試験対象物及び手順を用いる。

[散乱線除去]グリッドを作動させて,[散乱線除去]グリッドの動作速度を測定する。

圧迫圧を解除する。

ME

機器(乳房用 線装置)の頭尾方向の位置から±90°及び 180°,又はこれらにできる限り近い値で,

試験を繰り返す。

全ての X

線受像器のフォーマットについて,この試験を繰り返す。

圧迫圧の解除と,最大圧迫圧の印加の両者において,

[散乱線除去]グリッドの動きの動作速度を大幅

に変化させない場合は,この要求に適合している。

注記  上記の試験と 203.8.5.4.102.5 の試験とを組合せするとよい。

203.6.7.103

  [散乱線除去]グリッドしま(縞)目によるアーチファクト 

203.6.7.103.1

  要求事項 

診断で用いる観察条件下で,製造業者が指定した

ファントムの厚さ,ME 機器(乳房用 線装置)の回

転及び圧迫圧力の範囲内において,

[散乱線除去]グリッドしま(縞)目が画像上に見えてはならない。

203.6.7.103.2

  試験機器 

試験機器は,次による。

−  厚さ 20 mm の PMMA

ファントム。ファントムで有効受像面を覆うのに十分な大きさとする。

−  厚さ 2 mm のアルミニウム板で,次に規定した装着を行うとき,X

線ビーム全体を遮ることができる

大きさとする。

−  X

線装置が撮影用フィルムを使用する場合は,光学濃度範囲 0∼4.0 が測定できる濃度計並びに各サイ

ズの増感紙付きの撮影用カセッテ及び撮影用フィルム。

203.6.7.103.3

  試験手順 

ME

機器(乳房用 線装置)を頭尾方向に位置決めし,[散乱線除去]グリッド撮影の設定をする。最

大圧迫圧力が得られる X

線受像器サイズに適した圧迫板を装着する。線源装置と圧迫板との間にアルミ

ニウム板を固定する。アルミニウム板が X

線ビームを完全に覆うようにする。適切な管電流時間積を求め

るために,AEC 作動で X 線照射する。アルミニウム板を取り除き,

患者支持器の上に PMMA ファントム

を置く。

ファントムを,患者支持器の左右中心,その縁の一つが患者の胸壁側に近い患者支持台の縁にで

きる限り近づけて配置する。上記で得られた

管電流時間積で照射し,X 線画像を得る。

この試験は,ME

機器(乳房用 線装置)の 90°ごとの回転位置(0°,±90°及び 180°又はこれらの

推奨値にできる限り近い値)で行わなければならない。

203.6.7.103.4

  試験評価 

適合性は,試験画像において

[散乱線除去]グリッドのしま(縞)目が描写されない場合とする。

203.6.7.104

  最大負荷時間 

203.6.7.104.1

  最小空気カーマ率 

この細分箇条の要求事項は,X

線受像器を内蔵していない ME 機器(乳房用 線装置)で,大焦点を選

択し,X

線管電圧を 28 kV としたときに適用する。

ターゲット及びエッジフィルタの材料としてモリブデン(Mo)を用いる場合は,ME 機器(乳房用 

装置)は,意図する使用の範囲内の全ての最短焦点距離において,最小空気カーマ率 7.0 mGy/s を発生で

きなければならない。他の

ターゲットとエッジフィルタとの組合せについては,表 203.101 で示す係数を


27

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

適用し,最小

空気カーマ率を決定しなければならない。ME 機器(乳房用 線装置)は,少なくとも 3 秒

負荷時間の間,規定した最小空気カーマ率を維持することができなければならない。

表 203.101−最小空気カーマ率を決定するための総ろ過の最小値及び係数 

ターゲット 

エッジフィルタ 

Mo 
Mo

Mo

Rh

W

Mo

W

Rh

Rh 
Rh

最小

総ろ過 30

μm Mo

25 μm Rh

60 μm Mo

50 μm Rh

25 μm Rh

係数

1.0 0.86 0.41 0.38 0.58

注記  各係数は,線管電圧 28 kV における,Mo ターゲットと Mo エッジフィルタとの組合せに対する,各

ターゲットと各エッジフィルタとの代表的な X

線出力(μGy/mAs)比である。

試験配置

圧迫板を取り外し,

ナロービーム条件下で 線源装置,絞り及び放射線検出器を配置する。

X

線源装置から発生する 線ビームの線質が正常な使用のための指定した条件に適合していることを確

認する。このような条件の規定ができない場合は,X

線源装置の総ろ過が JIS T 0601-1-3 に適合している

ことを確認する。

患者支持器から上方 40 mm,患者支持器の左右中心線上で胸壁の縁から 60 mm の位置で

空気カーマを測定する。

(試験)適合性は,試験によって確認する。

203.6.7.104.2

  代表的な操作モードでの最大負荷時間 

この細分箇条の要求事項は,X

線受像器を内蔵した,走査方式でない ME 機器(乳房用 線装置)に適

用する。

正常な使用で,標準的な厚さ 45 mm の圧迫乳房における負荷時間は,大焦点を選択したとき,2 秒以下

でなければならない。

(試験)適合性は,次の試験によって確認する。

−  厚さ 40 mm のく(矩)形の PMMA

ファントム(ファントムの厚さは,組合せでもよい。)。その一辺

が 150 mm 以上とする。

ファントムを患者支持器の上に置く。

−  標準的な厚さ 45 mm の圧迫乳房と同じ手順を用いて,X 線照射する。

負荷時間を測定する。

203.7

  線質 

203.7.1

  線装置の半価層及び総ろ過 

置換 

X

線装置の 線ビームの線質は,患者に対して必要以上に高い線量を与えることなく意図した画像を得

るために適切でなければならない。

X

線ビームの総ろ過は,上記の目標を達成するために十分であることが必要である。この規格では,最

ろ過の要求事項は,線質等価ろ過の合計又は指定の 線管電圧での第一半価層として規定する。

ME

機器(乳房用 線装置)では,正常な使用で利用可能な全ての配置及び表 203.101 に示すターゲッ

トとエッジフィルタとの全ての組合せにおいて,総ろ過は,それぞれのエッジフィルタについて,表 203.101

に示す値以上でなければならない。

表 203.101 にないターゲットとエッジフィルタとの組合せについては,総ろ過が十分高くなるように,


28

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

圧迫板を除いた,

患者に入射する 線ビームの第一半価層(表示単位は mm Al)は,正常な使用で利用可

能な全ての配置において,管電圧(表示単位は kV)を 100 で除した値以上でなければならない。

全ての圧迫板の材料は,

総ろ過に含めない。

追加 

203.7.1.101

  ろ過のない状態での照射の禁止 

X

線源装置が選択可能な付加フィルタを備えている場合は,適切な付加フィルタがない状態では照射を

禁止する手段を備えなければならない。

203.7.3

  フィルタ性質の表示 

追加 

JIS T 0601-1-3

の 7.3 で要求する X

線管装置の表示の代替えとして,装置に組み込まれた又は正常な使用

では,外から見えない X

線管装置の場合,線管装置のフィルタの性能は附属文書に記載してもよい。

203.7.6

  半価層の試験 

置換 

ME

機器(乳房用 線装置)は,圧迫板を 線ビーム内に入れないで半価層を測定する。

注記  測定で圧迫板を外すことは,JIS T 0601-1-3 の 7.6 と矛盾するものではない。その理由は,ME

機器(乳房用 線装置)の多くが乳房生検用の開口部付き圧迫板を備えているからである。

ME

機器(乳房用 線装置)の全ての付加フィルタが 203.7.1 で規定した総ろ過を満たすために,ナロ

ービーム条件で第一半価層の測定を,意図する使用の範囲に対応した 線管負荷条件を用いて,次の条件

で行う。

−  選択可能な X

線管電圧の最小値

意図する使用の代表的な 線管電圧範囲の中間の値

203.8

  線ビームの広がりの制限及び 線照射野と受像面との関係 

203.8.5

  線照射野と受像面との関係 

203.8.5.3

  *線照射野と有効受像面との一致 

追加 

幾何学的な拡大撮影でない(密着撮影の)ときの X

線照射野は,次の事項に適合しなければならない。

aa)  X

線照射野は,患者の胸壁に近い患者支持器の縁から 2 mm を超えて広がってはならない。

bb)

走査方式でない ME

機器(乳房用 線装置)の 線照射野は,患者の胸壁に近い有効受像面の縁を

越える広がりがなければならない。

cc)

走査方式でない ME

機器(乳房用 線装置)の 線照射野は,有効受像面の(患者の胸壁に近い縁

を除いた)他の全ての縁を越える広がりが,

最短焦点距離の 2 %以下でなければならない。

この規格における X

線照射野の境界線は,囲まれた領域を四つの象限に分けた,各々の象限のほぼ中心

における

空気カーマ率の平均の 25 %となる空気カーマ率の点の位置による。

照射中に X

線パターンを収集するための位置を変える走査式 ME 機器(乳房用 線装置)においては,

画像化される全ての範囲を,

有効受像面の代わりに用いる。

203.8.5.4

  患者の位置決め及び照射領域の制限 

追加 

ME

機器(乳房用 線装置)は,光照射野表示器を備えなければならない。

走査方式でない ME

機器(乳房用 線装置)においては,光照射野と 線照射野との縁のずれが,乳


29

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

房支持台の表面での光照射領域の長軸又は短軸に沿って,

最短焦点距離の 2 %以下になるように,光照射

野を 線照射野に整合させなければならない(附属書 JBB 参照)。

追加 

203.8.5.4.101

  *胸壁側での欠損組織 

203.8.5.4.101.1

  要求事項 

拡大撮影でない(密着撮影の)とき,

患者の胸壁に近い受像面の縁とそれに近い患者支持器の縁との間

の最大距離は,

患者支持器上で投影したときに,5 mm 以下でなければならない。

203.8.5.4.101.2

  試験方法 

患者支持器の上に試験器具を置く。試験器具の試験対象物は,患者支持器に接触させ,患者支持器の縁

からの距離を,X 線像を用いて,正確度 0.5 mm で長さ 6 mm 以上で測定できるものとする。この

試験器具

には,

患者支持器の縁に対して繰り返し位置決めできる手段を備える。

試験器具の X 線像を得る。

この X 線像を用いて,

患者支持器の縁から受像面の縁までの距離を測定する。

X

線受像器を内蔵していない ME 機器(乳房用 線装置)の試験は,最大値を求めるため試験器具を再

配置し 5 回繰り返す。結果は,最大値を用いる。

(試験)適合性は,試験によって確認する。

203.8.5.4.102

  乳房圧迫器 

203.8.5.4.102.1

  一般 

全ての ME

機器(乳房用 線装置)は,動力による乳房圧迫器を備えなければならない。

203.8.5.4.102.2

  圧迫動作の制御 

圧迫操作の動きを制御する全てのスイッチは,動作している間,連続的な作動を必要とする形式でなけ

ればならない。

X

線装置は,次の事項に適合しなければならない。

患者の位置の両側から,動力による圧迫操作が手を用いない(例:足)制御でできる手段を備える。

患者の位置の両側から,圧迫圧力の微調整ができる手段を備える。

操作者が自動圧迫解除を禁止する手段を備える。

電源(商用)が組織採取中又は術前指標の留置中に停電した場合,圧迫が維持できなければならない。

また,手動で完全に減圧できる手段も備えなければならない。

203.8.5.4.102.3

  動く範囲 

全ての

正常な使用状態において,乳房圧迫器の有効な動作範囲は,圧迫板底面の全ての部分が,患者支

持器の表面から 10 mm 以下で乳房に接触するものでなければならない。

注記  この要求事項は,圧迫板の動作制限で,小さい又は薄い乳房の十分な圧迫を阻止しないことを

保証するためである。

患者ごとに行う圧迫の程度は,操作者によって制御されるが,操作圧迫

力の限度で制限される場合がある(203.8.5.4.102.6 参照)

203.8.5.4.102.4

  圧迫板の構造 

特別な用途の圧迫板(スポット圧迫板など)は,この要求事項に適用しない。

全ての

患者支持器の大きさに適した圧迫板を備えなければならない。

圧迫板は,圧迫状態で

患者の皮膚が目で見えるようにするため,透明でなければならない。

あらかじめ

自動露出制御の検出器の位置が指定されていて,表示する手段がほかにないときは,ME 

器(乳房用 線装置)は,正常な使用で有効な検出器の位置範囲の表示を付した圧迫板を,自動露出制御


30

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

を用いる X

線受像器のそれぞれについて,少なくとも一つ備える。

患者の胸壁に接触する圧迫板の縁は,圧迫板を患者支持器から上方に 45 mm 離した位置において,有効

受像面の胸壁側の縁を越える広がりが,最短焦点距離の 1 %以下でなければならない。

圧迫板の胸壁側の縁は,画像上に現れてはならない。

203.8.5.4.102.5

  圧迫板の強度 

許容できる最大圧迫圧力の表示がない場合には,圧迫板及び圧迫板取付け部は,それらを ME

機器(乳

房用 線装置)に装着したとき,最大可能な圧迫圧力に耐えなければならない。表示は,取扱説明書で説

明した略号を用いてもよい。

(試験)適合性は,次の試験によって確認する。

a)

試験機器  試験機器は,次による。

−  圧迫状態で実際に近い圧迫圧の分布状態となる,それぞれの X 線受像器に適した大きさの試験対象

物を用いる。例えば,これらについては軟質ゴム又は砂袋がある。それらの厚さは 20 mm∼50 mm

の範囲内で,小さい X

線受像器に対しては 100 mm(長さ)×120 mm(幅)で,大きな 線受像器

に対しては 120 mm(長さ)×150 mm(幅)とする。

b)

試験手順  ME 機器(乳房用 線装置)を乳房の頭尾方向撮影する状態に配置する。圧迫板を装着す

る。圧迫板と同様に,X

線受像器に適した試験対象物を用いる。対象物を患者支持器上,左右中心,

患者の胸壁が接する患者支持器の縁に,対象物の一つの縁をできる限り近づけるように配置する。対

象物が砂袋の場合,

患者支持器及び圧迫板との接触面が最大になるように,手を用いて砂袋を形作る。

最大圧迫圧力又は圧迫板の使用可能な最大圧迫圧力が得られるように

乳房圧迫器を作動させる。次に,

圧迫圧力を緩める。全ての圧迫板についてこの試験手順を繰り返す。

c)

試験結果の評価  損傷のあらゆる兆し,特にひび割れについて圧迫板及び関連部分を検査する。圧迫

板及び関連部分の破損がない,視認できる損傷がない及び恒久的なひずみがない場合は,この要求事

項に適合する。

203.8.5.4.102.6

  圧迫圧力 

乳房圧迫器は,正常な使用で指定した全ての方向における圧迫圧力の操作及び表示について,次の要求

事項に適合しなければならない。

乳房圧迫器は,300 N を超えた加圧ができない。

−  動力による圧迫について,

乳房圧迫器は少なくとも 150 N の加圧ができ,200 N を超える加圧ができ

ない。

注記  臨床使用において,動力による最大圧迫圧力を 150 N 未満に制限する設定は,許容される。次

の項目を参照。

−  動力による圧迫について,操作可能な圧迫圧力は 70 N 以下まで調整できるものとする。

−  圧迫圧力の値を表示する場合,その表示精度は±20 N とする。

(試験)適合性は,測定によって確認する。

a)

試験機器  試験機器は,次による。

−  圧力計

−  軟質ゴム:厚さ 20 mm∼50 mm,100 mm(長さ)×120 mm(幅)

b)

試験手順  ME 機器(乳房用 線装置)を乳房の頭尾方向撮影する状態に配置する。患者支持器上に

圧力計を配置し,圧力計が ME

機器(乳房用 線装置)の全ての方向で落下しないように圧力計を固


31

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

定する。圧力計の測定部分の上に軟質ゴムを置く。

乳房圧迫器を操作し,軟質ゴムを挟み,圧力計の

指示値を記録する。全ての圧迫板における最大圧迫圧力を測定する。圧迫圧力が X

線装置で表示され

る場合,ゼロ圧迫から最大圧迫を等分した,少なくとも 5 か所の圧迫圧力を測定し,圧力計の指示値

及び X

線装置の表示値を記録する。線装置で可能な角度範囲全体を確認するため,ME 機器(乳房

用 線装置)の少なくとも他の 3 方向についてこの試験手順を繰り返す。

c)

測定値の評価  測定値と要求される値とを比較して,適合性を判断する。圧迫圧力が表示される場合

は,

測定値が上記の要求精度の範囲にあるかどうかを表示値と比較し,適合性を判断する。

203.9

  焦点皮膚間距離 

置換 

正常な使用において,患者への放射線の線量を可能な限り低く抑えるために,焦点皮膚間距離は,十分

に大きくしなければならない。この要求事項は,次による。

乳房撮影定位装置を用いる場合を除き,最短焦点距離は,600 mm 以上とする。

拡大撮影で用いる

患者支持器面での拡大率は,2 以下とする。

(試験)適合性は,測定によって確認する。

203.10

  患者と 線受像器との間での 線ビームの減弱 

203.10.1

  一般 

追加 

X

線ビーム内に配置された,患者と 線受像器との間の患者支持器(全部の層の合計)の減弱当量は,

0.3 mm Al 以下でなければならない。

この要求事項は,X

線受像器の保護板,撮影用カセッテ及び[散乱線除去]グリッドに適用しない。

(試験)適合性は,測定によって確認する。

ナロービーム条件下での空気カーマの測定から,乳房支持

台と等価の減弱をもつアルミニウムの厚さで表した

減弱当量を求める。線管電圧約 30 kV,リプル百分

率 10 %以下で,第一半価層が 0.3±0.01 mm Al の 線ビームを用いる。

203.11

  剰余放射線に対する防護 

追加 

203.11.101

  剰余放射線に対する保護についての追加の要求事項 

−  ME

機器(乳房用 線装置)は,正常な使用状態で,線照射野,最短焦点距離,線管負荷条件及

ろ過の組合せ全てに対して適合した一次防護遮蔽体を備えなければならない。

一次防護遮蔽体は,患者の胸壁に近い縁においては,少なくとも患者支持器の放射範囲まで広げなけ

ればならない。その他の縁については,X

線照射野を越える広がりをもたせなければならない。その

広がりは

最短焦点距離の 1 %以上とする。

−  X

線受像器を支持する装置の背後における剰余放射線については,1 回の照射当たりの空気カーマは

1.0 μGy 以下とする。

(試験)適合性は,目視調査及び次の測定によって確認する。

空気カーマの測定は,線受像器を支持する装置の背後の全ての接触可能表面から 50 mm 離れた位置の

中心で,一辺が 200 mm を超えない 100 cm

2

の測定面積の平均値とする。

一次防護遮蔽体を透過しない X

線を測定から除くために,一次防護遮蔽体の外側の領域を必要に応じて遮蔽する。測定は 線受像器面の


32

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

中心とする。

適合するための基準 X

線管電圧は,公称最高管電圧としなければならない。

適合するための基準 X

線管負荷条件は,撮影定格に従った単一負荷を入力する最大エネルギーと一致し

なければならない。

撮影定格に従った単一負荷を入力する最大エネルギーが公称最高管電圧で得られない場合は,線管負

荷条件とろ過との組合せの最も不利な条件で測定する。

X

線管負荷条件が自動制御機能だけで制御する場合は,附属文書は試験についての適切な 線管負荷条

件を得るための指示を含めなければならない。

(試験)適合性は,試験結果の検査,設計文書及び

附属文書の調査によって確認する。

203.13

  迷放射線に対する防護 

追加 

203.13.101

  防護壁 

占居有意区域に関して,ME 機器(乳房用 線装置)は,占居有意区域と患者支持器領域との間に防護

壁を備える。防護壁は乳房 X 線写真を収集する間,操作者が患者を観察するのを阻害してはならない。防

護壁の下端は床面から 150 mm 未満,その上端は床面から 185 cm 以上,幅は 60 cm 以上とする。

注記  JIS T 0601-1-3 の 13.4 に規定する占居有意区域の高さは,この規格で規定した防護壁と同じ高

さをもつとは限らない。

モリブデン

ターゲット,リプル百分率 4 %以下の 線管電圧 35 kV 及び総ろ過 0.03 mm 厚のモリブデン

での X 線照射で,

防護壁の減弱当量は 0.08 mm Pb 以上でなければならない。

防護壁は,この規格に従った減弱当量の恒久的な表示を備えなければならない。

附属書

次を除き,通則の附属書を適用する。


33

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

附属書 AA

(参考)

個別指針及び根拠

AA.1

  特定の箇条及び細分箇条についての根拠 

次の事項は,この規格の特定の箇条及び細分箇条についての根拠である。これらの箇条及び細分箇条の

番号は,この規格の本体と同じである。

201.4.3.101

  基本性能の追加要求事項 

基本性能の要求の妥当性は,乳房 X 線画像を生成するために用いる電離放射線に関連するリスクが,こ

れを用いる手段(例えば,乳がん検診)で得られる効用によって補償されることで正当化される。

この規格の要求事項は,ME

機器(乳房用 線装置)の画像性能が正常状態の下での十分な画質を生み

出すために,技術的及び経済的に実行可能な最新の技術で達成できるものである。

この画像性能の単一故障安全(例えば,検出されない性能の低下に対しての安全)は,設置した装置へ

の十分な保守手段(受入試験及び不変性試験を含む。

)によって確保してもよい。

したがって,

基礎安全とみなさない要求事項は,表 201.101 に記載している。

201.9.2.101

  乳房撮影定位装置 

X

線源装置の位置決め精度は,せん刺針の位置決め精度を保証するために必要である。

乳房圧迫器及び患者支持器の安定性は,せん刺針の位置決め精度及び患者の安全を保証するために必要

である。

この細分箇条に関わる

リスクは,対象とする ME 機器(乳房用 線装置)の構造の詳細に強く依存し,

製造業者のリスクマネジメントプロセスの実行による。

203.4.101.2

  負荷時間 

第一段落の記載内容は,

JIS T 0601-1-3

に規定した

負荷時間の測定方法である。第二段落及び第三段落は,

線]高電圧装置の実装の技術的な方法(電子管若しくは 線管のグリッドによる高電圧回路の電子制

御の場合又は高電圧回路と X

線管のフィラメント加熱とを同時に負荷する場合)に適した個々の測定方法

である。第四段落は,第二段落及び第三段落に含まれていない方法について実施する。

203.6.7.4.2.3

  検出器の欠損画素から生じるデータの置換え 

デジタル X

線受像器を内蔵する ME 機器(乳房用 線装置)の品質管理は,システムと製造業者の仕

様との適合性を確認するために行う。この品質管理の実施は,

責任部門が行う。

203.8.5.3

  線照射野と有効受像面との一致及び 203.8.5.4.101 胸壁側での欠損組織 

JIS T 0601-1-3:2005

では,X

線照射野は患者支持器の縁まで広がっており,かつ,その縁を 5 mm 超え

る広がりが許される規定であった。これは,過度な

放射の制限を検討したとき,フィルムをその縁まで十

分覆うようにすることが最も重要であると判断した。この利点は,患者の胸壁に近い縁までフィルムを黒

化することを保証するもので,良好な観察条件として重要であり,胸壁側にある病変を画像としてとらえ


34

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

る領域が増加する。

この新しい要求事項は,

患者の画像生成する部分(例えば,乳房の両側)を除き,患者に直接 X 線部分

が到達することを防ぐことが,JIS T 0601-1-3:2012 の箇条 11

剰余放射線に対する防護)を満足するため

に規定した。また,この要求事項は,203.11.101 に対して十分有効性を提供するものである。

技術的に X

線が患者支持器を越えないようにすることは困難であるため,2 mm の 線のはみ出しを許

容している。


35

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

附属書 JAA

(参考)

乳房撮影定位装置に関する試験器具の例

a)

  側面図 

b)

  正面図 

図 JAA.1−乳房撮影定位用試験器具の例 


36

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

附属書 JBB

(参考)

光照射野と X 線照射野との縁のずれ

図 JBB.1 において,ずれの測定値を長軸の上で a

1

及び a

2

,短軸の上で b

1

及び b

2

で示している。最短焦

点距離を としたとき,次の関係が成立てば 203.8.5.4 の要求に適合する。

a

1

|+|a

2

|≦ 0.02×S

b

1

|+|b

2

|≦ 0.02×S

図 JBB.1−光照射野と 線照射野との縁のずれ 


37

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

参考文献

注記 1  IEC 規格は,http://www.iec.ch/から入手できる。

注記 2  ISO 規格は,http://www.iso.ch/iso/en/ISOOnline.frontpage から入手できる。

]

1

[   IEC 60417,Graphical symbols for use on equipment

]

2

[   JIS Z 4751-2-7:2008  診断用 X 線高電圧装置−安全

注記  対 応 国 際 規 格 : IEC 60601-2-7:1998 , Medical electrical equipment − Part 2-7: Particular

requirements for the safety of high-voltage generators of diagnostic X-ray generators(IDT)

]

3

[   JIS Z 4751-2-28:2008  診断用 X 線源装置及び X 線管装置−安全(廃止)

注記  対応国際規格:IEC 60601-2-28:1993,Medical electrical equipment−Part 2: Particular requirements

for the safety of X-ray source assemblies and X-ray tube assemblies for medical diagnosis

(withdrawn)(IDT)

[4]  JIS Z 4751-2-28:2013  医用電気機器−第 2-28 部:診断用 X 線管装置の基礎安全及び基本性能に関す

る個別要求事項

注記  対 応 国 際 規 格 : IEC 60601-2-28:2010 , Medical electrical equipment − Part 2-28: Particular

requirements for the basic safety and essential performance of X-ray tube assemblies for medical

diagnosis(IDT)

[5]  IEC 60601-2-32:1994,Medical electrical equipment−Part 2: Particular requirements for the safety of

associated equipment of X-ray equipment

[6]  JIS C 60664-1:2009  低圧系統内機器の絶縁協調−第 1 部:基本原則,要求事項及び試験

注記  対応国際規格:IEC 60664-1:2007,Insulation coordination for equipment within low-voltage

systems−Part 1: Principles, requirements and tests(IDT)

[7]  JIS Z 4905:2005  写真−医用撮影用カセッテ・増感紙・フィルム−寸法及び仕様

注記  対応国際規格:ISO 4090:2001,Photography−Medical radiographic cassettes/screens/films and

hard-copy imaging films−Dimensions and specifications(MOD)

[8]  ISO 7000:2004,Graphical symbols for use on equipment−Index and synopsis 
[9]  ISO 9236-3:1999,Photography−Sensitometry of screen/film systems for medical radiography−Part 3:

Determination of sensitometric curve shape, speed and average gradient for mammography

[10] ISO 12052,Health informatics−Digital imaging and communication in medicine (DICOM) including

workflow and data management


38

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

この個別規格で使用する定義した用語の索引

定義された用語(日本語)

定義された用語(英語)

定義された箇所

アーチファクト 

ARTEFACT

JIS Z 4005:2012

10079

一次防護遮蔽体 

PRIMARY PROTECTIVE SHIELDING

JIS T 0601-1-3:2012

3.47

意図する使用 

INTENDED USE

JIS T 0601-1:2012

3.44

移動形 

MOBILE

JIS T 0601-1:2012

3.65

医用電気機器(ME 機器) 

MEDICAL ELECTRICAL EQUIPMENT

(ME EQUIPMENT)

JIS T 0601-1:2012

3.63

医用電気システム(ME システ

ム) 

MEDICAL ELECTRICAL SYSTEM

(ME SYSTEM)

JIS T 0601-1:2012

3.64

永久設置形 

PERMANENTLY INSTALLED

JIS T 0601-1:2012

3.84

X

 

X-RADIATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.53

X

線管 

X-RAY TUBE

JIS T 0601-1-3:2012

3.83

X

線管装置 

X-RAY TUBE ASSEMBLY

JIS T 0601-1-3:2012

3.84

X

線管電圧 

X-RAY TUBE VOLTAGE

JIS T 0601-1-3:2012

3.88

X

線管電流 

X-RAY TUBE CURRENT

JIS T 0601-1-3:2012

3.85

X

線源装置 

X-RAY SOURCE ASSEMBLY

JIS T 0601-1-3:2012

3.62

線]高電圧装置 

HIGH-VOLTAGE GENERATOR

JIS Z 4005:2012

10472-1

X

線撮影法 

RADIOGRAPHY

JIS T 0601-1-3:2012

3.64

X

線受像器 

X-RAY IMAGE RECEPTOR

JIS T 0601-1-3:2012

3.81

X

線照射野 

X-RAY FIELD

JIS T 0601-1-3:2012

3.58

X

線装置 

X-RAY EQUIPMENT

JIS T 0601-1-3:2012

3.78

X

線パターン 

X-RAY PATTERN

JIS T 0601-1-3:2012

3.82

X

線発生装置 

X-RAY GENERATOR

JIS T 0601-1-3:2012

3.79

X

線ビーム 

X-RAY BEAM

JIS T 0601-1-3:2012

3.55

X

線管負荷 

X-RAY TUBE LOAD

JIS T 0601-1-3:2012

3.87

X

線管負荷条件 

LOADING FACTOR

JIS T 0601-1-3:2012

3.35

X

線管負荷状態 

LOADING STATE

JIS T 0601-1-3:2012

3.36

エッジフィルタ 

EDGE FILTER

JIS T 0601-1-3:2012

3.19

外装 

ENCLOSURE

JIS T 0601-1:2012

3.26

形式名称 

MODEL OR TYPE REFERENCE

JIS T 0601-1:2012

3.66

患者 

PATIENT

JIS T 0601-1:2012

3.76

患者支持器 

PATIENT SUPPORT

JIS Z 4005:2012

10786

管電流時間積 

CURRENT TIME PRODUCT

JIS T 0601-1-3:2012

3.16

ハザード 

HAZARD

JIS T 0601-1:2012

3.39

機械的ハザード 

MECHANICAL HAZARD

JIS T 0601-1:2012

3.61

基準軸 

REFERENCE AXIS

JIS Z 4005:2012

10972

基礎安全 

BASIC SAFETY

JIS T 0601-1:2012

3.10


39

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

定義された用語(日本語)

定義された用語(英語)

定義された箇所

基本性能 

ESSENTIAL PERFORMANCE

JIS T 0601-1:2012

3.27

空気カーマ 

AIR KERMA

JIS T 0601-1-3:2012

3.4

空気カーマ率 

AIR KERMA RATE

JIS T 0601-1-3:2012

3.5

クラス 

CLASS I

JIS T 0601-1:2012

3.13

減弱 

ATTENUATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.7

減弱当量 

ATTENUATION EQUIVALENT

JIS T 0601-1-3:2012

3.8

検出器の欠損画素 

DEFECTIVE DETECTOR ELEMENT

201.3.204 

公称(値) 

NOMINAL (VALUE)

JIS T 0601-1:2012

3.69

公称最高管電圧 

NOMINAL X-RAY TUBE VOLTAGE

JIS T 0601-1-3:2012

3.42

公称焦点値 

NOMINAL FOCAL SPOT VALUE

JIS Z 4005:2012

10709

高電圧ケーブル接続 

HIGH-VOLTAGE CABLE CONNECTION

JIS Z 4005:2012

10472

固有ろ過 

PERMANENT FILTRATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.45

コントラスト対雑音比(CNR  CONTRAST TO NOISE RATIO

JIS Z 4752-3-2:2011

3.8

最短焦点距離 

DIRECT FOCAL DISTANCE

201.3.205 

撮影定格 

RADIOGRAPHIC RATING

JIS T 0601-1-3:2012

3.63

雑音 

NOISE

IEC 62220-1-2:2007

3.9

[散乱線除去]グリッド 

ANTI-SCATTER GRID

JIS Z 4005:2012

10056

散乱放射線 

SCATTERED RADIATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.73

試験器具 

TEST DEVICE

JIS Z 4005:2012

11159

指示値 

INDICATED VALUE

JIS Z 4005:2012

10489

自動制御機能 

AUTOMATIC CONTROL SYSTEM

JIS T 0601-1-3:2012

3.9

自動露出制御 

AUTOMATIC EXPOSURE CONTROL

JIS T 0601-1-3:2012

3.10

絞り 

DIAPHRAGM

JIS T 0601-1-3:2012

3.17

受像面 

IMAGE RECEPTION AREA

JIS T 0601-1-3:2012

3.28

準備完了状態 

READY STATE

JIS Z 4005:2012

10964

照射 

IRRADIATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.30

照射時間 

IRRADIATION TIME

JIS T 0601-1-3:2012

3.32

照射野限定器 

BEAM LIMITING DEVICE

JIS T 0601-1-3:2012

3.11

焦点 

FOCAL SPOT

JIS Z 4005:2012

10313

焦点皮膚間距離 

FOCAL SPOT TO SKIN DISTANCE

JIS T 0601-1-3:2012

3.26

剰余放射線 

RESIDUAL RADIATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.72

制御盤 

CONTROL PANEL

JIS T 0601-1-3:2012

3.14

正常状態 

NORMAL CONDITION

JIS T 0601-1:2012

3.70

正常な使用 

NORMAL USE

JIS T 0601-1:2012

3.71

製造業者 

MANUFACTURER

JIS T 0601-1:2012

3.55

責任部門 

RESPONSIBLE ORGANIZATION

JIS T 0601-1:2012

3.101

接触可能表面 

ACCESSIBLE SURFACE

JIS T 0601-1-3:2012

3.1

接地漏れ電流 

EARTH LEAKAGE CURRENT

JIS T 0601-1:2012

3.25


40

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

定義された用語(日本語)

定義された用語(英語)

定義された箇所

占居有意区域 

SIGNIFICANT ZONE OF OCCUPANCY

JIS T 0601-1-3:2012

3.74

線質 

RADIATION QUALITY

JIS T 0601-1-3:2012

3.60

線質等価ろ過 

QUALITY EQUIVALENT FILTRATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.52

接触可能部分 

ACCESSIBLE PART

JIS T 0601-1:2012

3.2

操作者 

OPERATOR

JIS T 0601-1:2012

3.73

操作モード 

MODE OF OPERATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.40

装着部 

APPLIED PART

JIS T 0601-1:2012

3.8

総ろ過 

TOTAL FILTRATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.77

測定値 

MEASURED VALUE

JIS T 0601-1-3:2012

3.38

ターゲット 

TARGET

JIS Z 4005:2012

11144

単一故障状態 

SINGLE FAULT CONDITION

JIS T 0601-1:2012

3.116

電源(商用) 

SUPPLY MAINS

JIS T 0601-1:2012

3.120

電源[の見掛けの]抵抗 

APPARENT RESISTANCE OF SUPPLY

MAINS

201.3.201 

電源電圧 

MAINS VOLTAGE

JIS T 0601-1:2012

3.54

トラッピングゾーン 

TRAPPING ZONE

JIS T 0601-1:2012

3.131

内部電源(の) 

INTERNALLY POWERED

JIS T 0601-1:2012

3.46

生データ 

RAW DATA

201.3.209 

ナロービーム条件 

NARROW BEAM CONDITION

JIS T 0601-1-3:2012

3.41

入射表面 

ENTRANCE SURFACE

JIS T 0601-1-3:2012

3.21

乳房圧迫器 

BREAST COMPRESSION DEVICE

201.3.203 

乳房用 線装置 

MAMMOGRAPHIC X-RAY EQUIPMENT

201.3.207 

乳房撮影定位装置 

MAMMOGRAPHIC STEREOTACTIC

DEVICE

201.3.206 

半価層 

HALF-VALUE LAYER

JIS T 0601-1-3:2012

3.27

光照射野 

LIGHT FIELD

JIS Z 4005:2012

10583

光照射野表示器 

LIGHT FIELD-INDICATOR

JIS Z 4005:2012

10584

ピクセル 

PIXEL

JIS Z 4005:2012

10814

ファントム 

PHANTOM

JIS T 0601-1-3:2012

3.46

フィルタ 

FILTER

JIS T 0601-1-3:2012

3.23

負荷 

LOADING

JIS T 0601-1-3:2012

3.34

負荷繰返し時間 

CYCLE TIME

JIS T 60613:2013

3.12

負荷時間 

LOADING TIME

JIS T 0601-1-3:2012

3.37

付加フィルタ 

ADDED FILTER

JIS T 0601-1-3:2012

3.2

付加ろ過 

ADDITIONAL FILTRATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.3

附属品 

ACCESSORY

JIS T 0601-1:2012

3.3

附属文書 

ACCOMPANYING DOCUMENT

JIS T 0601-1:2012

3.4

プロセス 

PROCESS

JIS T 0601-1:2012

3.89


41

Z 4751-2-45

:2013 (IEC 60601-2-45:2011)

定義された用語(日本語)

定義された用語(英語)

定義された箇所

平均乳腺線量 

AVERAGE GLANDULAR DOSE (AGD)

201.3.202 

防護壁 

PROTECTIVE BARRIER

JIS T 0601-1-3:2012

3.49

放射線 

RADIATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.53

放射線検出器 

RADIATION DETECTOR

JIS T 0601-1-3:2012

3.57

放射線防護 

RADIATION PROTECTION

JIS T 0601-1-3:2012

3.59

保護接地線 

PROTECTIVE EARTH CONDUCTOR

JIS T 0601-1:2012

3.93

迷放射線 

STRAY RADIATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.75

元データ 

ORIGINAL DATA (DN)

201.3.208 

漏れ電流 

LEAKAGE CURRENT

JIS T 0601-1:2012

3.47

有効受像面 

EFFECTIVE IMAGE RECEPTION AREA

JIS T 0601-1-3:2012

3.20

リスク 

RISK

JIS T 0601-1:2012

3.102

リスクマネジメントファイル 

RISK MANAGEMENT FILE

JIS T 0601-1:2012

3.108

リスクマネジメント 

RISK MANAGEMENT

JIS T 0601-1:2012

3.107

リプル百分率 

PERCENTAGE RIPPLE

JIS T 0601-1-3:2012

3.44

ろ過 

FILTRATION

JIS T 0601-1-3:2012

3.24