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Z 3323

:2007

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  種類

2

5

  品質

3

5.1

  ワイヤ及び棒の寸法,許容差及び製品の状態

3

5.2

  溶着金属の化学成分

3

5.3

  溶着金属の機械的性質 

11

5.4

  ワイヤ及び棒が適用できる溶接姿勢 

12

6

  試験

12

6.1

  試験一般 

12

6.2

  溶着金属の分析試験

13

6.3

  溶着金属の引張試験

13

6.4

  すみ肉溶接試験

13

6.5

  再試験

14

7

  製品の呼び方 

14

8

  表示

14

8.1

  製品の表示 

14

8.2

  包装の表示 

14

9

  包装

14

10

  検査証明書 

14

附属書 JA(参考)ISO 17633 SystemA

15

附属書 JB(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

21


Z 3323

:2007

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本溶接

協会(JWES)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,

工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 3323:2003 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 Z

3323

:2007

ステンレス鋼アーク溶接

フラックス入りワイヤ及び溶加棒

Stainless steel flux cored wires and rods for arc welding

序文 

この規格は,2004 年に第 1 版として発行された ISO 17633 を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。ISO 17633 は,EN 12073 と環太平洋地域で使用する規格との共存型であり,どちらか

の規格を異なる国際市場に適用して使用してもよいとしている。このため,この規格では環太平洋地域で

使用する規格に該当する部分

ISO 17633 System B に相当)

を本体に規定し,

EN 12073

に該当する部分(ISO 

17633 System A

に相当)は,

附属書 JA(参考)に示す。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表をその説明を付けて,

附属書 JB(参考)に示す。

適用範囲 

この規格は,クロム 10.5  %(質量分率)以上及びニッケル 23  %(質量分率)以下の溶着金属を生成す

る,次に示すステンレス鋼フラックス入りワイヤ(以下,

“ワイヤ”という。

)及びフラックス入り溶加棒

(以下,棒という。

)について規定する。

−  ガスシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ

−  ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ

−  セルフシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ

−  ティグ溶接用フラックス入り溶加棒

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 17633:2004

,Welding consumables−Tubular cored electrodes and rods for gas shielded and

non-gas shielded metal arc welding of stainless and heat-resisting steels

−Classification (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを示

す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 1201

  鉄及び鋼−分析方法通則

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3106

  溶接構造用圧延鋼材


2

Z 3323

:2007

JIS G 4304

  熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS G 4305

  冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS Z 2611

  金属材料の光電測光法による発光分光分析方法通則

JIS Z 2615

  金属材料の炭素定量方法通則

JIS Z 3001

  溶接用語

JIS Z 3011

  溶接姿勢−傾斜角及び回転角による定義

注記  対応国際規格:ISO 6947,Welds−Working positions−Definitions of angles of slope and rotation

(MOD)

JIS Z 3111

  溶着金属の引張及び衝撃試験方法

注記  対応国際規格:ISO 15792-1,Welding consumables−Test methods−Part 1: Test methods for

all-weld metal test specimens in steel, nickel and nickel alloys (MOD)

JIS Z 3181

  溶接材料のすみ肉溶接試験方法

注記  対応国際規格:ISO 15792-3,Welding consumables−Test methods−Part 3: Classification testing of

positional capacity and root penetration of welding consumables in a fillet weld (MOD)

JIS Z 3184

  化学分析用溶着金属の作製方法及び試料の採取方法

注記  対応国際規格:ISO 6847,Welding consumables−Deposition of a weld metal pad for chemical

analysis (MOD)

JIS Z 3200

  溶接材料−寸法,許容差,製品の状態,表示及び包装

注記  対応国際規格:ISO 544,Welding consumables−Technical delivery conditions for welding filler

materials

−Type of product, dimensions, tolerances and markings (MOD)

JIS Z 3253

  アーク溶接及びプラズマ切断用シールドガス

注記  対応国際規格:ISO 14175,Welding consumables−Shielding gases for arc welding and cutting

(MOD)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 3001 及び JIS Z 3111 によるほか,次による。

3.1 

スラグ系フラックス入りワイヤ(flux cored electrodes 

溶接したときに完全に又はほぼ完全にビードを覆うスラグを生成するフラックスを入れたワイヤ。

3.2 

メタル系フラックス入りワイヤ(metal cored electrodes 

溶接したときに極少量のスラグを生成するフラックスを入れたワイヤ。

3.3 

フラックス入りティグ溶加棒(cored rods for gas tungsten arc welding 

フラックスが充てんされているティグ溶接用の棒。

種類 

ワイヤ及び棒の種類は,溶着金属の化学成分,ワイヤ又は棒の種別,シールドガスの種類及び適用でき

る溶接姿勢によって区分する。ワイヤ及び棒の種類を示す記号の付け方は,次による。


3

Z 3323

:2007

TS XXX

− X1 X2 X3

適用できる溶接姿勢

0

:下向及び水平すみ肉

1

:全姿勢(溶接姿勢の組合せは

表 による。)

シールドガスの種類

C

:二酸化炭素(JIS Z 3253 に規定する C 1)

M

:アルゴンと二酸化炭素(20∼25)%(体積分率)の混合ガス(JIS Z 

3253

に規定する M2 1)

B

:C 又は M

A

:アルゴンと酸素 3%(体積分率)以下の混合ガス(JIS Z 3253 に規

定する M1 3)

I

:アルゴン(JIS Z 3253 に規定する I 1)

N

:なし(セルフシールド)

G

:上記以外のガス

ワイヤ又は棒の種別

F

:スラグ系フラックス入りワイヤ

M

:メタル系フラックス入りワイヤ

R

:フラックス入りティグ溶加棒

溶着金属の化学成分を表す記号(

表 2∼表 による。)

ステンレス鋼アーク溶接フラックス入りワイヤ及び溶加棒

品質 

5.1 

ワイヤ及び棒の寸法,許容差及び製品の状態 

ワイヤ及び棒の寸法,許容差及び製品の状態は,次による。

a)

寸法,許容差及び製品の状態は,JIS Z 3200 の 4.(寸法及び許容差)及び 5.(製品の状態)の規定に

適合しなければならない。

b)

ワイヤ及び棒の代表的な径及び標準質量は,

表 による。

c)

a)

及び b)以外は,受渡当事者間の協定による。

表 1−ワイヤ及び棒の代表的な径及び標準質量 

形態

mm

標準質量

kg

ワイヤ 0.8,0.9,1.2,1.4,1.6,2.0,2.4,3.2

   5

,10,12.5,20

棒 2.0,2.2,2.4 5

5.2 

溶着金属の化学成分 

溶着金属の化学成分は,6.2 の方法によって試験を行ったとき,

表 2∼表 の規定に適合しなければなら

ない。


4

Z 3323

:2007

表 2−溶着金属の化学成分(ガスシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

b)

ワイヤ

又は

棒の 
種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P  S Ni Cr Mo

Cu  N

Nb+

Ta

Ti

307

0.13

以下

1.0

以下

3.30

4.75

0.04

以下

0.03

以下

9.0

10.5

18.0

20.5

0.5

1.5

0.5

以下

308

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

18.0

21.0

0.5

以下

0.5

以下

308L

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

12.0

18.0

21.0

0.5

以下

0.5

以下

308H

0.04

0.08

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

18.0

21.0

0.5

以下

0.5

以下

308N2

0.10

以下

1.0

以下

1.0

4.0

0.04

以下

0.03

以下

7.0

11.0

20.0

25.0

0.5

以下

0.5

以下

0.12

0.30

308Mo

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

12.0

18.0

21.0

2.0

3.0

0.5

以下

308MoJ

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

8.0

11.0

17.5

20.5

2.0

3.0

0.5

以下

308LMo

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

12.0

18.0

21.0

2.0

3.0

0.5

以下

309

0.10

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

22.0

25.0

0.5

以下

0.5

以下

309L

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

22.0

25.0

0.5

以下

0.5

以下

309J

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

25.0

28.0

0.5

以下

0.5

以下

309Mo

0.12

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

16.0

21.0

25.0

2.0

3.0

0.5

以下

309LMo

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

16.0

21.0

25.0

2.0

3.0

0.5

以下

309LNb

F

C

,M,

B

,G

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

22.0

25.0

0.5

以下

0.5

以下

0.7

1.0


5

Z 3323

:2007

表 2−溶着金属の化学成分(ガスシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ)(続き) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

b)

ワイヤ

又は 
棒の

種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P  S Ni Cr Mo

Cu  N

Nb+

Ta

Ti

310

0.20

以下

1.0

以下

1.0

2.5

0.03

以下

0.03

以下

20.0

22.5

25.0

28.0

0.5

以下

0.5

以下

312

0.15

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

8.0

10.5

28.0

32.0

0.5

以下

0.5

以下

316

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

17.0

20.0

2.0

3.0

0.5

以下

316L

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

17.0

20.0

2.0

3.0

0.5

以下

316H

0.04

0.08

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

17.0

20.0

2.0

3.0

0.5

以下

316LCu

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

16.0

17.0

20.0

1.25

2.75

1.0

∼2.5

317

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

18.0

21.0

3.0

4.0

0.5

以下

317L

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

16.0

18.0

21.0

3.0

4.0

0.5

以下

318

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

17.0

20.0

2.0

3.0

0.5

以下

8

×C

1.0

329J4L

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.0

0.04

以下

0.03

以下

8.0

11.0

23.0

27.0

2.5

4.0

1.0

以下

0.08

0.30

347

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

18.0

21.0

0.5

以下

0.5

以下

8

×C

1.0

347L

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

18.0

21.0

0.5

以下

0.5

以下

8

×C

1.0

409

0.10

以下

1.0

以下

0.80

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

10.5

13.5

0.5

以下

0.5

以下

10

×

C

1.5

409Nb

F

C

,M,

B

,G

0.12

以下

1.0

以下

1.2

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

10.5

14.0

0.5

以下

0.5

以下

8

×C

1.5


6

Z 3323

:2007

表 2−溶着金属の化学成分(ガスシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ)(続き) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

b)

ワイヤ

又は

棒の 
種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P  S Ni Cr Mo

Cu  N

Nb+

Ta

Ti

410

0.12

以下

1.0

以下

1.2

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

11.0

13.5

0.5

以下

0.5

以下

410NiMo

0.06

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

4.0

5.0

11.0

12.5

0.4

0.7

0.5

以下

430

0.10

以下

1.0

以下

1.2

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

15.0

18.0

0.5

以下

0.5

以下

430Nb

0.10

以下

1.0

以下

1.2

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

15.0

18.0

0.5

以下

0.5

以下

0.5

1.5

16-8-2

0.10

以下

0.75

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

7.5

9.5

14.5

16.5

1.0

2.0

0.5

以下

2209

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.0

0.04

以下

0.03

以下

7.5

10.0

21.0

24.0

2.5

4.0

0.5

以下

0.08

0.20

2553

F

C

,M,

B

,G

0.04

以下

0.75

以下

0.5

1.5

0.04

以下

0.03

以下

8.5

10.5

24.0

27.0

2.9

3.9

1.5

2.5

0.10

0.20

a)

表中に“−”で示した成分については,分析を実施しなくてよい。

b)

 308

,308L,308H,316H,347 及び 347L については高温用途として,Bi を 10 ppm(質量分率)以下に規定した

場合には,化学成分を示す記号の後に BiF を付加して表示する(例 308L-BiF)

。これ以外でも,Bi を 10 ppm(質

量分率)以下に規定した場合には,受渡当事者間の協定によって BiF を付加して表示してもよい。

表 3−溶着金属の化学成分(セルフシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

ワイヤ

又は 
棒の

種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P  S Ni Cr Mo

Cu  N

Nb+

Ta

Ti

307

0.13

以下

1.0

以下

3.30

4.75

0.04

以下

0.03

以下

9.0

10.5

19.5

22.0

0.5

1.5

0.5

以下

308

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

19.5

22.0

0.5

以下

0.5

以下

308L

0.03

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

12.0

19.5

22.0

0.5

以下

0.5

以下

308H

F N

0.04

0.08

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

19.0

22.0

0.5

以下

0.5

以下


7

Z 3323

:2007

表 3−溶着金属の化学成分(セルフシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ)(続き) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

ワイヤ

又は

棒の 
種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P  S Ni Cr Mo

Cu  N

Nb+

Ta

Ti

308Mo

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

18.0

21.0

2.0

3.0

0.5

以下

308LMo

0.03

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

12.0

18.0

21.0

2.0

3.0

0.5

以下

308HMo

0.07

0.12

0.25

0.80

1.25

2.25

0.04

以下

0.03

以下

9.0

10.7

19.0

21.5

1.8

2.4

0.5

以下

309

0.10

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

23.0

25.5

0.5

以下

0.5

以下

309L

0.03

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

23.0

25.5

0.5

以下

0.5

以下

309Mo

0.12

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

16.0

21.0

25.0

2.0

3.0

0.5

以下

309LMo

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

16.0

21.0

25.0

2.0

3.0

0.5

以下

309LNb

0.03

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

23.0

25.5

0.5

以下

0.5

以下

0.7

1.0

310

0.20

以下

1.0

以下

1.0

2.5

0.03

以下

0.03

以下

20.0

22.5

25.0

28.0

0.5

以下

0.5

以下

312

0.15

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

8.0

10.5

28.0

32.0

0.5

以下

0.5

以下

316

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

18.0

20.5

2.0

3.0

0.5

以下

316L

0.03

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

18.0

20.5

2.0

3.0

0.5

以下

316H

0.04

0.08

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

18.0

20.5

2.0

3.0

0.5

以下

316LCu

F N

0.03

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

16.0

18.0

20.5

1.25

2.75

1.0

2.5


8

Z 3323

:2007

表 3−溶着金属の化学成分(セルフシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ)(続き) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

ワイヤ

又は

棒の 
種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P  S Ni Cr Mo

Cu  N

Nb+

Ta

Ti

317

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

13.0

15.0

18.5

21.0

3.0

4.0

0.5

以下

317L

0.03

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

13.0

15.0

18.5

21.0

3.0

4.0

0.5

以下

318

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

18.0

20.5

2.0

3.0

0.5

以下

8

×

C

1.0

347

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

19.0

21.5

0.5

以下

0.5

以下

8

×

C

1.0

347L

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

19.0

21.5

0.5

以下

0.5

以下

8

×

C

1.0

409

0.10

以下

1.0

以下

0.80

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

10.5

13.5

0.5

以下

0.5

以下

10

×

C

1.5

409Nb

0.12

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

10.5

14.0

0.5

以下

0.5

以下

8

×

C

1.5

410

0.12

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

11.0

13.5

0.5

以下

0.5

以下

410NiMo

0.06

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

4.0

5.0

11.0

12.5

0.4

0.7

0.5

以下

430

0.10

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

15.0

18.0

0.5

以下

0.5

以下

430Nb

0.10

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

15.0

18.0

0.5

以下

0.5

以下

0.5

1.5

16-8-2

0.10

以下

0.75

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

7.5

9.5

14.5

16.5

1.0

2.0

0.5

以下

2209

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.0

0.04

以下

0.03

以下

7.5

10.0

21.0

24.0

2.5

4.0

0.5

以下

0.08

0.20

2553

F N

0.04

以下

0.75

以下

0.5

1.5

0.04

以下

0.03

以下

8.5

10.5

24.0

27.0

2.9

3.9

1.5

∼2.5

0.10

0.20

a)

表中に“−”で示した成分については,分析を実施しなくてよい。


9

Z 3323

:2007

表 4−溶着金属の化学成分(ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

ワイヤ

又は

棒の 
種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P  S Ni Cr Mo

Cu  N

Nb+

Ta

Ti

A

0.03

以下

0.30

0.65

1.0

2.5

0.03

以下

0.03

以下

9.0

11.0

19.5

22.0

0.75

以下

0.75

以下

308L

M

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

12.0

18.0

21.0

0.75

以下

0.75

以下

308Mo A

,M

0.08

以下

0.30

0.65

1.0

2.5

0.03

以下

0.03

以下

9.0

12.0

18.0

21.0

2.0

3.0

0.75

以下

308MoJ

A

,M

0.08

以下

0.30

0.65

1.0

2.5

0.03

以下

0.03

以下

8.0

11.0

17.5

20.5

2.0

3.0

0.75

以下

A

0.03

以下

0.30

0.65

1.0

2.5

0.03

以下

0.03

以下

12.0

14.0

23.0

25.0

0.75

以下

0.75

以下

309L

M

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

22.0

25.0

0.75

以下

0.75

以下

A

0.03

以下

0.30

0.65

1.0

2.5

0.03

以下

0.03

以下

12.0

14.0

23.0

25.0

2.0

3.0

0.75

以下

309LMo

M

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

16.0

21.0

25.0

2.0

3.0

0.75

以下

A

0.03

以下

0.30

0.65

1.0

2.5

0.03

以下

0.03

以下

11.0

14.0

18.0

20.0

2.0

3.0

0.75

以下

316L

M

0.04

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

17.0

20.0

2.0

3.0

0.75

以下

A

0.08

以下

0.30

0.65

1.0

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

19.0

21.5

0.75

以下

0.75

以下

10

×

C

∼1.0

347

M

0.08

以下

1.0

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

18.0

21.0

0.75

以下

0.75

以下

8

×C

∼1.0

409 A

0.08

以下

0.8

以下

0.8

以下

0.03

以下

0.03

以下

0.6

以下

10.5

13.5

0.75

以下

0.75

以下

10

×

C

1.5

409Nb

M

A

,M

0.12

以下

1.0

以下

1.2

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

10.5

14.0

0.75

以下

0.75

以下

8

×C

∼1.5


10

Z 3323

:2007

表 4−溶着金属の化学成分(ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ)(続き) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

ワイヤ

又は

棒の 
種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P  S Ni Cr

Mo

Cu  N

Nb+

Ta

Ti

A

0.12

以下

0.5

以下

0.6

以下

0.03

以下

0.03

以下

0.6

以下

11.5

13.5

0.75

以下

0.75

以下

410

M

0.12

以下

1.0

以下

1.2

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

11.0

13.5

0.75

以下

0.75

以下

A

0.06

以下

0.5

以下

0.6

以下

0.03

以下

0.03

以下

4.0

5.0

11.0

12.5

0.4

0.7

0.75

以下

410NiMo

M

0.06

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

4.0

5.0

11.0

12.5

0.4

0.7

0.75

以下

A

0.10

以下

0.5

以下

0.6

以下

0.03

以下

0.03

以下

0.6

以下

15.5

17.0

0.75

以下

0.75

以下

430

M

0.10

以下

1.0

以下

1.2

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

15.0

18.0

0.75

以下

0.75

以下

430Nb

M

A

,M

0.10

以下

1.0

以下

1.2

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

15.0

18.0

0.75

以下

0.75

以下

0.5

1.5

a)

表中に“−”で示した成分については,分析を実施しなくてよい。

表 5−溶着金属の化学成分(ティグ溶接用フラックス入りティグ溶加棒) 

単位  %(質量分率)

化学成分

a)

化学成分

を表す

記号

ワイヤ

又は 
棒の

種別

シールド

ガスの

種類

C Si Mn

P S Ni Cr

Mo

Cu  N

Nb+T

a

Ti

308L

0.03

以下

1.2

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

18.0

21.0

0.5

以下

0.5

以下

309L

0.03

以下

1.2

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

14.0

22.0

25.0

0.5

以下

0.5

以下

316L

0.03

以下

1.2

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

14.0

17.0

20.0

2.0

3.0

0.5

以下

347

R I

0.08

以下

1.2

以下

0.5

2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

11.0

18.0

21.0

0.5

以下

0.5

以下

8

×C

1.0

a)

表中に“−”で示した成分については,分析を実施しなくてよい。


11

Z 3323

:2007

5.3 

溶着金属の機械的性質 

溶着金属の引張強さ及び伸びは,

6.3

の方法によって試験を行ったとき,

表 に適合しなければならない。

表 6−溶着金属の機械的性質 

化学成分を

表す記号

引張強さ

MPa

伸び

a)

溶接後熱処理

307 590

以上 25 以上

なし

308 550

以上 30 以上

なし

308L 520

以上 30 以上

なし

308H 550

以上 30 以上

なし

308N2 690

以上 20 以上

なし

308Mo 550

以上 30 以上

なし

308MoJ 620

以上 20 以上

なし

308LMo 520

以上 30 以上

なし

308HMo 550

以上 30 以上

なし

309 550

以上 25 以上

なし

309L 520

以上 25 以上

なし

309J 550

以上 15 以上

なし

309Mo 550

以上 15 以上

なし

309LMo 520

以上 15 以上

なし

309LNb 520

以上 25 以上

なし

310 550

以上 25 以上

なし

312 660

以上 15 以上

なし

316 520

以上 25 以上

なし

316L 485

以上 25 以上

なし

316H 520

以上 25 以上

なし

316LCu 485

以上 25 以上

なし

317 550

以上 20 以上

なし

317L 520

以上 20 以上

なし

318 520

以上 20 以上

なし

329J4L 690

以上 15 以上

なし

347 520

以上 25 以上

なし

347L 520

以上 25 以上

なし

409 450

以上 15 以上

なし

409Nb 450

以上 15 以上

あり

b)

410 480

以上 15 以上

あり

b)

410NiMo 760

以上 10 以上

あり

c)

430 450

以上 15 以上

あり

d)

430Nb 450

以上 13 以上

あり

d)

16-8-2 520

以上 25 以上

なし

2209 690

以上 15 以上

なし

2553 760

以上 13 以上

なし

a)

標点距離は,試験片直径の 5 倍とする。

b)

試験片の加工前に 730∼760  ℃の温度で 1 時間加熱した後,1 時間当たり 55  ℃以内の冷却速度で

315

℃まで炉冷し,その後空冷する。

c)

試験片の加工前に 590∼620  ℃の温度で 1 時間加熱した後,空冷する。

d)

試験片の加工前に 760∼790  ℃の温度で 2 時間加熱した後,1 時間当たり 55  ℃以内の冷却速度で

600

℃まで炉冷し,その後空冷する。


12

Z 3323

:2007

5.4 

ワイヤ及び棒が適用できる溶接姿勢 

ワイヤ及び棒が適用できる溶接姿勢は,次による。

a)

ワイヤが適用できる溶接姿勢は

表 により,6.4 の方法によってすみ肉溶接試験を行い判定基準に適合

しなければならない。

なお,下向及び水平すみ肉の場合は,すみ肉溶接試験を実施しなくてもよい。

b)

棒が適用できる溶接姿勢は,全姿勢とする。ただし,

表 の判定基準によらなくてもよい。

表 7−溶接姿勢適応性の判定基準 

記号

適用できる溶接姿勢

a)

判定基準

0

下向(PA)及び水平すみ肉(PB)

すみ肉溶接試験は実施しない

1

全姿勢は次のいずれかによる。

− PA,PB,PC,PD,PE,PF 
又は 
− PA,PB,PC,PD,PE,PG

又は 
− PA,PB,PC,PD,PE,PF,PG

a)

膨らみは両面共に次の条件を満たす。

・すみ肉のサイズが 4 mm 以上 7 mm 未満の場合は,2.0 mm 以下 
・すみ肉のサイズが 7 mm 以上の場合は,2.5 mm 以下

b)

脚長の差は両面共に次の値(mm)より小さい。

0.5

×[すみ肉のサイズ(mm)]−0.5

a)

溶接姿勢の記号は,JIS Z 3011 による。

PA

=下向,PB=水平すみ肉,PC=横向,PD=上向水平すみ肉,PE=上向,PF=立向上進,PG=立向下進

試験 

6.1 

試験一般 

6.1.1 

試験板 

試験板の種類は,

表 による。

表 8−試験板の種類 

試験の種類

試験板

分析試験

引張試験

試験板には,溶着金属の化学成分と同組成の JIS G 4304 又は JIS G 4305 に規定する鋼板

を用いる。

JIS G 3101

に規定する SS400 又は JIS G 3106 に規定する SM400 の A∼C 若しくは SM490

の A∼C の鋼材を用いてもよい。

すみ肉溶接試験

試験板には,溶着金属の化学成分と同組成の JIS G 4304 又は JIS G 4305 に規定するの鋼
板を用いる。

TS4XX

の場合は,JIS G 3101 に規定する SS400 又は JIS G 3106 に規定する SM400 の A

∼C 若しくは SM490 の A∼C の鋼板を,TS4XX 以外は,JIS G 4304 又は JIS G 4305 
規定する SUS304 の鋼板を用いてもよい。

6.1.2 

試験板のバタリング 

溶着金属の引張試験に,試験板として JIS G 3101 に規定する SS400 又は JIS G 3106 に規定する SM400

の A∼C 若しくは SM490 の A∼C の鋼板を使用する場合には,開先面に,試験に用いるものと同種のワイ

ヤ又は棒で 2,3 層のバタリングを行う。

6.1.3 

試験を行うワイヤ及び棒の径 

試験を行うワイヤ及び棒の径は,次による。

a)

溶着金属の分析試験及びすみ肉溶接試験は,すべての径について行う。

b)

引張試験は,ワイヤでは径 1.2 mm,棒では径 2.2 mm で行い,これらの径を製造していない場合には,


13

Z 3323

:2007

これらに最も近い太い径で試験を行う。

6.1.4 

溶接条件 

溶接電流は,製造業者が推奨する電流範囲の最大値の 70  %∼90  %とし,その他の溶接条件は,通常,

製造業者が定める標準条件とする。

6.2 

溶着金属の分析試験 

溶着金属の分析試験は,次による。

a)

化学分析用溶着金属の作製方法及び試料の採取方法は,JIS Z 3184 による。

なお,6.3 の引張試験によって破断した引張試験片の平行部の残材を切削して採取してもよい。

b)

溶着金属の分析方法は JIS G 0320JIS G 1201JIS Z 2611 及び/又は JIS Z 2615 による。

6.3 

溶着金属の引張試験 

溶着金属の引張試験は,次による。

a)

試験板は,ワイヤでは JIS Z 3111 に規定する記号 1.3 の試験板を,棒では同規格に規定する記号 1.0

の試験板を使用する。ただし,製造しているワイヤの最大径が 1.2mm 未満の場合には,同規格に規定

する記号 1.0 の試験板を使用する。

b)

試験片は,JIS Z 3111 に規定する A0 号とする。

c)

予熱及びパス間温度は,

表 による。

表 9−予熱及びパス間温度 

単位  ℃

化学成分を表す記号

予熱及びパス間温度

 410

200

∼300

 409

 409Nb

 430

 430Nb

150

∼260

 410NiMo

100

∼260

上記以外 150 以下

d) TS409Nb

,TS410,TS410NiMo,TS430 及び TS430Nb の試験片については,溶接後に

表 の注

b)

d)

に規定した熱処理した後に加工し,それ以外は,溶接したままの状態で加工して,製作する。

e)

各層の溶接パス数及び全層数は,

表 10 による。

表 10−各層の溶接パス数及び全層数 

各層の溶接パス数

形態

mm

板厚

mm

1

層目

2

層目以降

全層数

        1.2

未満 12

1

∼2 2∼3

a)

6

∼9

    1.2

1

∼2 2∼3

a)

5

∼9

        1.4

,1.6,2.0 1∼2 2∼3

a)

5

∼8

ワイヤ

        2.4

,3.2

20

1

∼2 1∼2

b)

4

∼7

        2.0

,2.2,2.4 12 1∼2 2∼3

a)

5

∼8

a)

最終層は,4 パスとなってもよい。

b)

最終層は,3 パスとなってもよい。


14

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6.4 

すみ肉溶接試験 

すみ肉溶接試験は,次による。

a)  5.4

表 で記号 1 に分類するワイヤは,上向水平すみ肉及び立向上進姿勢(PF 適用の場合だけ)で

試験を行う。

b)

試験は,両側で行う。

c)

  a)

及び b)以外は,JIS Z 3181 の規定によるものとする。

6.5 

再試験 

再試験は,次による。

a)

分析試験,引張試験及びすみ肉溶接試験のいずれかの試験結果が,それぞれ 5.25.3 及び 5.4 の規定

に適合しなかった場合には,その試験について倍数の再試験を行い,そのいずれの試験結果も 5.25.3

及び 5.4 の規定に適合しなければならない。

b)

再試験のための試験片は,試験材の残材から採取するか,又は新たな試験板を用いて作製した試験材

から採取する。

c)

分析試験の再試験は,5.2 の規定に適合しなかった化学成分についてだけ行う。

製品の呼び方 

ワイヤ及び棒の呼び方は,その種類,径及び質量による。

なお,呼び方の例を次に示す。

例 1 TS316L  −FM0 −1.2− 12.5

例 2 TS308L-BiF

−FC0 −1.2− 12.5[Bi を 10 ppm(質量分率)以下に規定した場合]

例 3 TS308L  −RI  −2.2−  5

種類

径  質量

表示 

8.1 

製品の表示 

製品には,箇条 に規定する種類を示す記号をつけて表示する。

8.2 

包装の表示 

包装には,次の事項を明確に表示する。

a)

製造業者名,供給者名又はその略号

b)

銘柄

c)

規格番号,及びワイヤ又は棒の種類

d)

寸法(径)

e)

バッチ,ヒート,製造番号又は製造年月

f)

本数又は質量

g)

要求される安全衛生の警告文

h)

電流の種類(適用する場合)

包装 

溶接材料は,損傷及び劣化が起こらないように,製造業者,供給者又は販売代理店が包装する。


15

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10 

検査証明書 

溶接材料の検査証明書が求められた場合,その詳細は,受渡当事者間の協定による。


16

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附属書 JA

(参考)

ISO 17633 System A

序文 

この附属書は,対応国際規格に規定している“システム A”に相当し,本体の規定を補足するものであ

って,規定の一部ではない。

JA.1 

適用範囲 

この附属書は,次に示すクロム 11  %(質量分率)以上及びニッケル 23  %(質量分率)以下の溶着金属

を生成するステンレス鋼フラックス入りワイヤ(以下,ワイヤという。

)について記載する。

−  ガスシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ

−  ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ

−  セルフシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ

なお,パルス電流によって溶接作業性が変わることが知られているが,この附属書では,材料の分類の

ためにパルス電流を使用しない。

JA.2 

引用規格 

次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の参考とする。

ISO 544

  Welding cosumables−Technical delivery conditions for welding filler materials−Type of product,

dimensions, tolerances and markings

ISO 6847

  Welding cosumables−Deposition of a weld metal pad for chemical analysis

ISO 6947

  Welds−Working positions−Definitions of angles of slope and rotation

ISO 13916

  Welding−Guidance on the measurement of preheating temperature, interpass temperature and

preheat maintenance temperature

ISO 14175

  Welding consumables−Shielding gases for arc welding and cutting

ISO 14344

  Welding and allied processes−Flux and gas shielded electrical welding processes−Procurement

guidelines for consumables

ISO 15792-1

  Welding consumables−Test methods−Part 1: Test methods for all-weld metal test specimens

in steel, nickel and nickel alloys

ISO 15792-3

  Welding consumables−Test methods−Part 3: Classification testing of positional capacity and

root penetration of welding consumables in a fillet weld

ISO 31-0:1992

  Quantities and units−Part 0: General principles

JA.3 

分類 

材料の分類は,5 個の記号による。

1)

製品の種類を示す記号(JA.4.1 による。

2)

溶着金属の化学成分を示す記号(

表 JA.1 による。)

3)

フラックスの種類を示す記号(

表 JA.3 による。)


17

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4)

シールドガスの種類を示す記号(JA.4.4 による。

5)

溶接姿勢を示す記号(

表 JA.4 による。)

この附属書の使用を促進するために,分類記号は二つの部分に分ける。

a)

必す(須)部分は,製品の種類,溶着金属の化学成分,フラックスの種類及びシールドガスの種類と

する。

b)

選択部分は,溶接姿勢を示す記号である。

包装及び製造業者が発行する書類並びにデータシートには,すべての分類記号を表記しなければならな

い。

JA.4 

分類記号と要求事項 

JA.4.1 

製品の種類 

ワイヤは,T で表す。

JA.4.2 

溶着金属の化学成分 

JA.6

によって試験した溶着金属の化学成分は,

表 JA.1 に適合しなければならない。表 JA.1 によって分

類されたワイヤの溶着金属は,JA.5 によって試験したときその機械的性質が,

表 JA.2 に適合しなければ

ならない。

表 JA.1−溶着金属の化学成分 

単位  %(質量分率)

化学成分

a) b) c)

化学成分を

表す記号

シールド

ガス

C Mn Si P

d)

 S

d)

Cr Ni Mo

Nb

+Ta

e)

Cu N  Ti

13 M

,C,N

0.12

以下

1.5

以下

1.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

11.0

∼14.0

0.3

以下

0.3

以下

0.3

以下

13 Ti

M

,C,N

0.10

以下

0.80

以下

1.0

以下

0.030

以下

0.030

以下

10.5

∼13.0

0.3

以下

0.3

以下

0.3

以下

10

×C

1.5

13 4

M

,C,N

0.06

以下

1.5

以下

1.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

11.0

∼14.5

3.0

∼5.0

0.4

∼1.0

0.3

以下

17 M

,C,N

0.12

以下

1.5

以下

1.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

16.0

∼18.0

0.3

以下

0.3

以下

0.3

以下

19 9 L

M

,C,N

0.04

以下

2.0

以下

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

18.0

∼21.0

9.0

∼11.0

0.3

以下

0.3

以下

19 9 Nb

M

,C,N

0.08

以下

2.0

以下

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

18.0

∼21.0

9.0

∼11.0

0.3

以下

8

×C

∼1.1

0.3

以下

19 12 3 L

M

,C,N

0.04

以下

2.0

以下

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

17.0

∼20.0

10.0

∼13.0

2.5

∼3.0

0.3

以下

19 12 3 Nb

M

,C,N

0.08

以下

2.0

以下

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

17.0

∼20.0

10.0

∼13.0

2.5

∼3.0

8

×C

∼1.1

0.3

以下

19 13 4 N L    M

,C,N

0.04

以下

1.0

∼5.0

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

17.0

∼20.0

12.0

∼15.0

3.0

∼4.5

0.3

以下

0.08

∼0.20

22 9 3 N L

M

,C,N

0.04

以下

2.5

以下

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

21.0

∼24.0

7.5

∼10.5

2.5

∼4.0

0.3

以下

0.08

∼0.20


18

Z 3323

:2007

表 JA.1−溶着金属の化学成分(続き) 

化学成分

a) b) c)

化学成分を

表す記号

シールド

ガス

C Mn Si P

d)

 S

d)

Cr Ni

Mo

Nb

+Ta

e)

Cu N  Ti

18 16 5 N L    M

,C,N

0.04

以下

1.0

∼4.0

1.2

以下

0.035

以下

0.025

以下

17.0

∼20.0

15.5

∼19.0

3.5

∼5.0

0.3

以下

0.08

∼0.20

18 8 Mn

M

,C,N

0.20

以下

4.5

∼7.5

1.2

以下

0.035

以下

0.025

以下

17.0

∼20.0

7.0

∼10.0

0.3

以下

0.3

以下

20 10 3

M

,C,N

0.08

以下

2.5

以下

1.2

以下

0.035

以下

0.025

以下

19.5

∼22.0

9.0

∼11.0

2.0

∼4.0

0.3

以下

23 12 L

M

,C,N

0.04

以下

2.5

以下

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

22.0

∼25.0

11.0

∼14.0

0.3

以下

0.3

以下

23 12 2 L

M

,C,N

0.04

以下

2.5

以下

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

22.0

∼25.0

11.0

∼14.0

2.0

∼3.0

0.3

以下

29 9

M

,C,N

0.15

以下

2.5

以下

1.2

以下

0.035

以下

0.025

以下

27.0

∼31.0

8.0

∼12.0

0.3

以下

0.3

以下

22 12 H

M

,C,N

0.15

以下

2.5

以下

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

20.0

∼23.0

10.0

∼13.0

0.3

以下

0.3

以下

25 20

M

,C,N

0.06

0.20

1.0

∼5.0

1.2

以下

0.030

以下

0.025

以下

23.0

∼27.0

18.0

∼22.0

0.3

以下

0.3

以下

a)

表中に規定されていないワイヤは,同様の方法で記号化し,先頭に Z を付ける。

b)

表中に“−”で示した成分については,分析を実施しなくてよい。

c)

分析の結果は,ISO 31-0:1992 の Annex B,Rule A に従って示された有効数字のけた数に丸める。

d)

  18 16 5 N L

,18 8 Mn 及び 29 9 を除く分類記号中の P と S の和は,0.050  %(質量分率)を超えてはならない。

e)

 Nb

の含有率に対してその 20  %(質量分率)までは,Ta が含まれていてもよい。


19

Z 3323

:2007

表 JA.2−溶着金属の機械的性質 

化学成分を表す記号

耐力

MPa

引張強さ

MPa

伸び

a)

溶接後熱処理

 13

 13 Ti

 13 4

 17

250

以上

250

以上

500

以上

300

以上

450

以上

450

以上

750

以上

450

以上

15

以上

15

以上

15

以上

15

以上

あり

b)

あり

b)

あり

c)

あり

d)

  19 9 L

  19 9 Nb

  19 12 3 L

  19 12 3 Nb

  19 13 4 N L

320

以上

350

以上

320

以上

350

以上

350

以上

510

以上

550

以上

510

以上

550

以上

550

以上

30

以上

25

以上

25

以上

25

以上

25

以上

なし 
なし

なし 
なし 
なし

  22 9 3 N L

450

以上 550 以上 20 以上

なし

  18 16 5 N L

300

以上 480 以上 25 以上

なし

  18 8 Mn

  20 10 3

  23 12 L

  23 12 2 L

 29 9

350

以上

400

以上

320

以上

350

以上

450

以上

500

以上

620

以上

510

以上

550

以上

650

以上

25

以上

20

以上

25

以上

25

以上

15

以上

なし

なし 
なし 
なし

なし

  22 12 H

 25 20

350

以上

350

以上

550

以上

550

以上

25

以上

20

以上

なし 
なし

a)

標点距離は,試験片平行部の径の 5 倍とする。

b)

試験片の加工前に 840∼870  ℃の温度に 2 時間加熱保持した後,600  ℃まで炉冷し,その後空冷する。

c)

試験片の加工前に 580∼620  ℃の温度に 2 時間加熱保持した後,空冷する。

d)

試験片の加工前に 760∼790  ℃の温度に 2 時間加熱保持した後,600  ℃まで炉冷し,その後空冷する。

JA.4.3 

フラックスの種類 

表 JA.3 にフラックスの種類及びスラグの特性による分類記号を示す。

表 JA.3−フラックスの種類 

記号

特性

R

凝固速度の遅いルチール系

P

凝固速度の速いルチール系

M

メタル系

U

セルフシールド

Z

上記以外

JA.4.4 

シールドガスの種類 

M

及び C は,ISO 14175 による。

a)  M

は,ISO 14175 に M2 として規定するヘリウムを含まない混合ガスとする。

b)  C

は,ISO 14175 に C 1 として規定する炭酸ガスとする。

c)

N

は,シールドガスを使用しないセルフシールドとする。

JA.4.5 

溶接姿勢 

ISO 15792-3

によって試験したとき,使用できる溶接姿勢は

表 JA.4 による。PA,PB,PC,PD,PE,PF

及び PG は,ISO 6947 の規定による。要求事項は,JA.7 による。


20

Z 3323

:2007

表 JA.4−溶接姿勢 

記号

溶接姿勢

a)

1

PA

,PB,PC,PD,PE,PF 及び PG

2

PA

,PB,PC,PD,PE 及び PF

3

PA

及び PB

4

PA

5

PA

,PB 及び PG

a)

 PA

:下向

 PB

:水平すみ肉

 PC

:横向

 PD

:上向すみ肉

 PE

:上向

 PF

:立向上進

 PG

:立向下進

JA.5 

機械的性質 

引張試験及びすべての再試験は,

表 JA.2 に示す状態(溶接のまま又は溶接後熱処理)の溶着金属で行う。

試験片の作製は,ISO 15792-1  のタイプ 1.3 によって径 1.2 mm で行う。径 1.2 mm のワイヤを製造してい

ない場合には,製造しているもののなかで 1.2 mm にもっとも近い太い径のワイヤで,次の条件で行う。

JA.5.1 

予熱及びパス間温度 

予熱及びパス間温度は,

表 JA.5 による。予熱及びパス間温度の測定は,ISO 13916 によって,温度チョ

ーク,表面温度計又は熱電対を用いて行う。パス間温度は,

表 JA.5 の最高温度を超えてはならない。各パ

スの溶接開始時に試験板の温度が最高温度を超えた場合には,

最高温度以下まで空冷しなければならない。

表 JA.5−予熱及びパス間温度 

単位  ℃

種類

溶着金属の種類

予熱及びパス間温度

 13

 13 Ti

 17

マルテンサイト系及びフェライト系 200∼300

 13 4

低炭素マルテンサイト系 100∼180

その他    オーステナイト系及びオーステナイト・フェライト系 150 以下

JA.5.2 

各層の溶接パス数 

各層の溶接パス数及び全層数は,

表 JA.6 による。

表 JA.6−各層の溶接パス数及び全層数 

各層の溶接パス数

溶接方法

mm

板厚

mm

1

2

層以降

全層数

1.2

未満 12∼13

1

∼2 2∼3

a)

6

∼9

1.2 20

1

∼2 2∼3

a)

5

∼9

1.4

,1.6,2.0

20 1

∼2 2∼3

a)

5

∼8

ガスシールド

アーク溶接及び

セルフシールド

アーク溶接

2.4

,3.2 20 1∼2 1∼2

b)

4

∼7

a)

最終層は,4 パスとなってもよい。

b)

最終層は,3 パスとなってもよい。

JA.6 

溶着金属の分析試験 


21

Z 3323

:2007

分析に用いる試験片は,溶着金属であればよいが,ISO 6847 の規定によってもよい。溶着金属の分析方

法は,確立された方法であればよい。

JA.7 

すみ肉溶接試験 

試験片は,ISO 15792-3 による。試験に使用する母材は,ワイヤの製造業者が推奨するものとする。す

み肉溶接試験は,

表 JA.7 に規定する試験条件によって 1 パスで行う。のど厚,脚長差及び膨らみは,表

JA.7

に適合しなければならない。

表 JA.7−すみ肉溶接試験の要求事項 

単位  mm

溶接姿勢の

記号

試験する 
溶接姿勢

a)

理論のど厚

脚長差

膨らみ

 1

又は 2 PB 2.4

5.5

以上 2.0 以下 3.0 以下

 3

PB

2.4

5.5

以上 2.0 以下 3.0 以下

 5

PB

 2.4

b)

 5.5

以上 2.0 以下 3.0 以下

 1

又は 2 PF

2.4

c)

 7.0

以下

− 2.0 以下

  1

,2 又は 5 PD

1.2

d)

 4.5

以下 1.5 以下 2.5 以下

 5

PG

 1.2

d)

 4.5

以下

1.5

以下

e)

a)

溶接姿勢の試験に使用するワイヤの径が規定の径より小さい場合には,最も大きな径で試
験を行い,比率によって調整する。

b)

又は 2.4 mm までの最大径

c)

又は立向上進溶接ができる最大径

d)

又は製造業者の推奨する径

e)

へこみの最大値

JA.8 

再試験 

いずれかの試験で不合格であった場合には,倍数の試験を行い,いずれの結果も規定を満足していなけ

ればならない。再試験のための試験片は,試験材の残材から採取してもよいし,新たな試験板から採取し

てもよい。化学成分の場合は,不合格となった元素だけが規定に適合すればよい。再試験のすべての結果

が規定に適合しない場合には,規格に適合するとはみなされない。

試験片の作製から試験の実施を通して正規の手続きがなされていない試験は,試験の結果いかんにかか

わらず無効とする。この場合の再試験は,正規の手続きに従って繰り返されねばならず,正規の手続きが

とられていない試験には,倍数試験の要求は適用しない。

JA.9 

技術的受渡条件 

製品の受渡条件は,ISO 544 及び ISO 14344 による。

JA.10 

分類記号の例 

ガスシールドアーク溶接によって,

表 JA.1 に規定する 19 12 3 L の溶着金属が得られるワイヤで,フラ

ックスの種類が凝固速度の遅いルチール系(R)を用い混合ガスシールド(M)にて,下向及び水平すみ肉姿勢

(3)

で行えるワイヤは,次のように呼ぶ。

フラックス入りワイヤ

ISO 17633-A-T 19 12 3 L R M 3

必す(須)部分


22

Z 3323

:2007

ISO 17633-A-T19 12 3 L R M

ここで

ISO 17633-A

:規格番号

T

:フラックス入りワイヤ

19 12 3 L

:溶着金属の化学成分

R

:フラックスの種類

M

:シールドガスの種類

3

:溶接姿勢


23

Z 3323

:2007

附属書 JB

(参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS Z 3323:2007

  ステンレス鋼アーク溶接フラックス入りワイヤ及び溶加棒

ISO 17633:2004

,Welding consumables−Tubular cored electrodes and rods for gas

shielded and non-gas shielded metal arc welding of stainless and heat-resisting steels

−Classification

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇

条ごとの評価及びその内容

箇条番号及び
名称

内容

( Ⅱ ) 国 際

規格番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

1

適用範囲

対 応 国 際 規 格 ( ISO 

17633

)の環太平洋地域で

使用する規格に該当する

部分を採用。

1

EN 12073

に該当

する部分(System

A

)と System B を

規定

削除

JIS

は System B を規定

対応国際規格では,System A 又は

System B

を選択してもよいとして

いる。

2

引用規格

3

用語及び定

JIS

では対象溶接材料を

定義した。

追加

JIS

では用語を追加した。

ISO

へ追加提案する。

4

種類

3

一致

5

品質 5.1

b)

  標準質量を追加

9

追加

ISO

規格にはない標準質量

を追加した。

ISO

への標準質量の追加提案をす

る。

 5.2

  溶着金属の化学成分

を規定

4.2

追加

ISO

規格にはない 308N2,

308MoJ

,309J,329J4L 及び

Bi

規制を追加した。

ISO

へ追加提案する。

 5.3

  溶着金属の機械的性

質を規定

追加

ISO

規格にはない 308N2,

308MoJ

,309J,329J4L を追

加した。 

ISO

へ追加提案する。 

1

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00
00


24

Z 3323

:2007

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

箇条番号及び
名称

内容

( Ⅱ ) 国 際
規格番号

箇条
番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

6

試験 6.1  試験一般

6.1.1

  分析試験及びすみ

肉溶接試験の試験板を規

 7

す み 肉 溶 接 試 験
の試験板を規定

追加

ISO

規格にはない引張試験

に使用する試験板を規定し
た。

ISO

へ提案する。

6.1.2

  試験板の鋼材とし

て,JIS G 3101 及び JIS G 

3106

を引用した。

 5

追加

JIS

に規定している鋼材としたが,

実質的な差異はない。

 6.1.3

  分析試験,引張試

験及びすみ肉溶接試験を
規定

 7

引 張 試 験 及 び す
み 肉 溶 接 試 験 を
規定

追加

分析試験を追加した。

ISO

へ提案する。

6.1.4

  溶接電流は,製造

業者が推奨する電流範囲
の最大値の 70∼90  %と

し,その他の溶接条件は,
通常,製造業者が定める
標準条件と規定

す み 肉 溶 接 の 場
合 だ け 製 造 業 者
が 定 め た 標 準 条

件と規定

追加

JIS

は,標準条件以外も規定

した。

ISO

へ提案する。

 6.2

  JIS 4 規格 6

追加

対応国際規格では各国で用いられ
ている分析方法を認めているため
に追加した。 

7

製品の呼び

種類,径及び質量で表示

10

種類で表示

追加

JIS

は,径と標準質量を追加

した。 

ISO

へ提案する。 

8

表示

9

一致

9

包装

9

一致

10

検 査 証 明

 9

一致

附属書 JA(参

考)

JIS

では附属書(参考)と

した。

 System

A

を規定

対応国際規格では,System A,B

いずれかを使用できるとあり,B
を規定し,A を参考とした。

1

Z 3

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00
00


25

Z 3323

:2007

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 17633:2004:MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致  技術的差異がない。

    −  削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  選択  国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD 国際規格を修正している。