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Z 3224

:2010

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  種類

2

5

  品質

2

5.1

  溶接棒の寸法,許容差及び製品の状態 

2

5.2

  溶着金属の化学成分

3

5.3

  溶着金属の機械的性質 

9

6

  試験方法

10

6.1

  ロットの決め方

10

6.2

  試験一般 

10

6.3

  溶着金属の分析試験

10

6.4

  溶着金属の引張試験

10

7

  検査方法

11

8

  製品の呼び方 

11

9

  表示

11

9.1

  製品の表示 

11

9.2

  包装の表示 

11

10

  包装

11

11

  検査証明書

11

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

12


Z 3224

:2010

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本溶接

協会(JWES)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 3224:2007 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

3224

:2010

ニッケル及びニッケル合金被覆アーク溶接棒

Nickel and Nickel-alloy covered electrodes

序文 

この規格は,2008 年に第 2 版として発行された ISO 14172 を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,ニッケル含有量が他の成分の含有量を超える溶着金属を生成する,ニッケル及びニッケル

合金被覆アーク溶接棒(以下,溶接棒という。

)について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 14172:2008

,Welding consumables−Covered electrodes for manual metal arc welding of nickel

and nickel alloys

−Classification(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 1201

  鉄及び鋼−分析方法通則

JIS G 1281

  ニッケルクロム鉄合金分析方法

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3106

  溶接構造用圧延鋼材

JIS G 4902

  耐食耐熱超合金板

JIS H 4551

  ニッケル及びニッケル合金板及び条

JIS Z 2611

  金属材料の光電測光法による発光分光分析方法通則

JIS Z 2615

  金属材料の炭素定量方法通則

JIS Z 3001-1

  溶接用語−第 1 部:一般

JIS Z 3001-2

  溶接用語−第 2 部:溶接方法

JIS Z 3111

  溶着金属の引張及び衝撃試験方法

注記  対応国際規格:ISO 15792-1,Welding consumables−Test methods−Part 1:Test methods for


2

Z 3224

:2010

all-weld metal test specimens in steel

,nickel and nickel alloys(MOD)

JIS Z 3184

  化学分析用溶着金属の作製方法及び試料の採取方法

注記  対応国際規格:ISO 6847,Welding consumables−Deposition of a weld metal pad for chemical

analysis

(MOD)

JIS Z 3200

  溶接材料−寸法,許容差,製品の状態,表示及び包装

注記  対応国際規格:ISO 544,Welding consumables−Technical delivery conditions for welding filler

materials

−Type of product,dimensions,tolerances and markings(MOD)

JIS Z 3423

  溶接材料の調達指針

注記  対応国際規格:ISO 14344,Welding and allied processes−Flux and gas shielded electrical welding

processes

−Procurement guidelines for consumables(MOD)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 3001-1 及び JIS Z 3001-2 による。

種類 

溶接棒の種類は,溶着金属の化学成分によって区分する。溶接棒の種類を示す記号の付け方は,次によ

る。

  E Ni  ××××  (××××××××)

表 に示す溶着金属の化学成分表記による記号

a)

表 に示す溶着金属の化学成分を表す記号

Ni 2

×××:ニッケル

Ni 4

×××:銅を添加した,ニッケル−銅合金

Ni 6

×××:鉄が 25 %(質量分率)未満の,ニッケル−クロム合金,ニ

ッケル−クロム−鉄合金,ニッケル−クロム−モリブデン

合金及びニッケル−クロム−コバルト−モリブデン合金

Ni 8

×××:鉄が 25 %(質量分率)以上の,ニッケル−鉄−クロム合金

Ni 10

××  :モリブデンを添加した,ニッケル−モリブデン合金

被覆アーク溶接棒

a)

化学成分を表す記号(

例  Ni 6182)に付随して,化学成分表記による記号(例  NiCr15Fe6Mn)

を表示してもよい[

例  E Ni 6182(NiCr15Fe6Mn)]。

品質 

5.1 

溶接棒の寸法,許容差及び製品の状態 

溶接棒の寸法,許容差及び製品の状態は,次による。

a)

溶接棒の寸法,許容差及び製品の状態は,JIS Z 3200 の規定に適合しなければならない。

b)

溶接棒の代表的な寸法は,

表 による。

c)

a)

及び b)以外は,受渡当事者間の協定による。


3

Z 3224

:2010

表 1−溶接棒の代表的な寸法

単位  mm

長さ

2.6 250  300  350

3.2   300 350 400

4.0   350

400

5.0   350

400

5.2 

溶着金属の化学成分 

溶着金属の化学成分は,6.3 の方法によって試験を行ったとき,

表 の規定に適合しなければならない。


表 2−溶着金属の化学成分

単位  %(質量分率)

化学成分

化学成分を

表す記号

化学成分表記に

よる記号

C Si

Mn

P S

Ni

 a)

Cu Cr  Fe Mo

Nb

 b)

Co Al Ti V W

その他

c)

ニッケル

Ni 2061

NiTi3

0.10

以下

1.2

以下

0.7

以下

0.020

以下

0.015

以下

92.0

以上

0.2

以下

0.7

以下

1.0

以下

1.0

4.0

ニッケル−銅

Ni 4060

NiCu30Mn3Ti

0.15

以下

1.5

以下

4.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

62.0

以上

27.0

34.0

2.5

以下

1.0

以下

1.0

以下

Ni 4061

NiCu27Mn3NbTi

0.15

以下

1.3

以下

4.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

62.0

以上

24.0

31.0

2.5

以下

3.0

以下

1.0

以下

1.5

以下

ニッケル−クロム

Ni 6082

NiCr20Mn3Nb

0.10

以下

0.8

以下

2.0

6.0

0.020

以下

0.015

以下

63.0

以上

0.5

以下

18.0

22.0

4.0

以下

2.0

以下

1.5

3.0

0.5

以下

Ni 6231

NiCr22W14Mo

0.05

0.10

0.3

0.7

0.3

1.0

0.020

以下

0.015

以下

45.0

以上

0.5

以下

20.0

24.0

3.0

以下

1.0

3.0

5.0

以下

0.5

以下

0.1

以下

13.0

15.0

ニッケル−クロム−鉄

Ni 6025

NiCr25Fe10AlY

0.10

0.25

0.8

以下

0.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

55.0

以上

24.0

26.0

8.0

11.0

1.5

2.2

0.3

以下

− Y

0.15

以下

Ni 6062

NiCr15Fe8Nb

0.08

以下

0.8

以下

3.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

62.0

以上

0.5

以下

13.0

17.0

11.0

以下

0.5

4.0

Ni 6093

NiCr15Fe8NbMo

0.20

以下

1.0

以下

1.0

5.0

0.020

以下

0.015

以下

60.0

以上

0.5

以下

13.0

17.0

12.0

以下

1.0

3.5

1.0

3.5

Ni 6094

NiCr14Fe4NbMo

0.15

以下

0.8

以下

1.0

4.5

0.020

以下

0.015

以下

55.0

以上

0.5

以下

12.0

17.0

12.0

以下

2.5

5.5

0.5

3.0

1.5

以下

4

Z 322

4


201

0


5

Z 3224

:2010

表 2−溶着金属の化学成分(続き)

単位  %(質量分率)

化学成分

化学成分を

表す記号

化学成分表記に

よる記号

C Si Mn

P  S Ni

 a)

Cu Cr  Fe Mo

Nb

 b)

Co Al  Ti  V  W

その他

c)

ニッケル−クロム−鉄(続き)

Ni 6095

NiCr15Fe8NbMoW

0.20

以下

0.8

以下

1.0

3.5

0.020

以下

0.015

以下

55.0

以上

0.5

以下

13.0

17.0

12.0

以下

1.0

3.5

1.0

3.5

1.5

3.5

Ni 6133

NiCr16Fe12NbMo

0.10

以下

0.8

以下

1.0

3.5

0.020

以下

0.015

以下

62.0

以上

0.5

以下

13.0

17.0

12.0

以下

0.5

2.5

0.5

3.0

Ni 6152

NiCr30Fe9Nb

0.05

以下

0.8

以下

5.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

50.0

以上

0.5

以下

28.0

31.5

7.0

12.0

0.5

以下

1.0

2.5

0.5

以下

0.5

以下

Ni 6182

NiCr15Fe6Mn

0.10

以下

1.0

以下

5.0

10.0

0.020

以下

0.015

以下

60.0

以上

0.5

以下

13.0

17.0

10.0

以下

1.0

 3.5*

1.0

以下

*

要求された
場合

Ta 0.3

以下

Ni 6333

NiCr25Fe16CoMo3W

0.10

以下

0.8

1.2

1.2

2.0

0.020

以下

0.015

以下

44.0

47.0

0.5

以下

24.0

26.0

16.0

以上

2.5

3.5

2.5

3.5

2.5

3.5

Ni 6701

NiCr36Fe7Nb

0.35

0.50

0.5

2.0

0.5

2.0

0.020

以下

0.015

以下

42.0

48.0

33.0

39.0

7.0

以下

0.8

1.8

Ni 6702

NiCr28Fe6W

0.35

0.50

0.5

2.0

0.5

1.5

0.020

以下

0.015

以下

47.0

50.0

27.0

30.0

6.0

以下

4.0

5.5

Ni 6704

NiCr25Fe10Al3YC

0.15

0.30

0.8

以下

0.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

55.0

以上

24.0

26.0

8.0

11.0

1.8

2.8

0.3

以下

− Y

0.15

以下

ニッケル−クロム−モリブデン

Ni 6002

NiCr22Fe18Mo

0.05

0.15

1.0

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

45.0

以上

0.5

以下

20.0

23.0

17.0

20.0

8.0

10.0

0.5

2.5

0.2

1.0

Ni 6012

NiCr22Mo9

0.03

以下

0.7

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

58.0

以上

0.5

以下

20.0

23.0

3.5

以下

8.5

10.5

1.5

以下

0.4

以下

0.4

以下

5

Z 322

4


201

0


6

Z 3224

:2010

表 2−溶着金属の化学成分(続き) 

単位  %(質量分率)

化学成分

化学成分を

表す記号

化学成分表記に

よる記号

C Si Mn P  S Ni

 a)

Cu Cr Fe Mo

Nb

 b)

Co Al  Ti  V  W

その他

c)

ニッケル−クロム−モリブデン(続き)

Ni 6022

NiCr21Mo13W3

0.02

以下

0.2

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

49.0

以上

0.5

以下

20.0

22.5

2.0

6.0

12.5

14.5

2.5

以下

0.4

以下

2.5

3.5

Ni 6024

NiCr26Mo14

0.02

以下

0.2

以下

0.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

55.0

以上

0.5

以下

25.0

27.0

1.5

以下

13.5

15.0

Ni 6030

NiCr29Mo5Fe15W2

0.03

以下

1.0

以下

1.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

36.0

以上

1.0

2.4

28.0

31.5

13.0

17.0

4.0

6.0

0.3

1.5

5.0

以下

1.5

4.0

Ni 6058

NiCr22Mo20

0.02

以下

0.2

以下

1.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

51.0

以上

0.5

以下

20.0

23.0

1.5

以下

19.0

21.0

0.3

以下

0.4

以下

0.3

以下

Ni 6059

NiCr23Mo16

0.02

以下

0.2

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

56.0

以上

22.0

24.0

1.5

以下

15.0

16.5

Ni 6200

NiCr23Mo16Cu2

0.02

以下

0.2

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

45.0

以上

1.3

1.9

20.0

24.0

3.0

以下

15.0

17.0

2.0

以下

Ni 6205

NiCr25Mo16

0.02

以下

0.3

以下

0.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

50.0

以上

2.0

以下

22.0

27.0

5.0

以下

13.5

16.5

0.4

以下

Ni 6275

NiCr15Mo16Fe5W3

0.10

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

50.0

以上

0.5

以下

14.5

16.5

4.0

7.0

15.0

18.0

2.5

以下

0.4

以下

3.0

4.5

Ni 6276

NiCr15Mo15Fe6W4

0.02

以下

0.2

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

50.0

以上

0.5

以下

14.5

16.5

4.0

7.0

15.0

17.0

2.5

以下

0.4

以下

3.0

4.5

Ni 6452

NiCr19Mo15

0.025

以下

0.4

以下

2.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

56.0

以上

0.5

以下

18.0

20.0

1.5

以下

14.0

16.0

0.4

以下

0.4

以下

Ni 6455

NiCr16Mo15Ti

0.02

以下

0.2

以下

1.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

56.0

以上

0.5

以下

14.0

18.0

3.0

以下

14.0

17.0

2.0

以下

0.7

以下

0.5

以下

6

Z 322

4


201

0


7

Z 3224

:2010

表 2−溶着金属の化学成分(続き)

単位  %(質量分率)

化学成分

化学成分を

表す記号

化学成分表記に

よる記号

C  Si Mn

P  S Ni

 a)

Cu Cr Fe Mo

Nb

 b)

Co Al  Ti  V  W

その他

c)

ニッケル−クロム−モリブデン(続き)

Ni 6620

NiCr14Mo7Fe

0.10

以下

1.0

以下

2.0

4.0

0.020

以下

0.015

以下

55.0

以上

0.5

以下

12.0

17.0

10.0

以下

5.0

9.0

0.5

2.0

1.0

2.0

Ni 6625

NiCr22Mo9Nb

0.10

以下

0.8

以下

2.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

55.0

以上

0.5

以下

20.0

23.0

7.0

以下

8.0

10.0

3.0

4.2

Ni 6627

NiCr21MoFeNb

0.03

以下

0.7

以下

2.2

以下

0.020

以下

0.015

以下

57.0

以上

0.5

以下

20.5

22.5

5.0

以下

8.8

10.0

1.0

2.8

0.5

以下

Ni 6650

NiCr20Fe14Mo11 
WN

0.03

以下

0.6

以下

0.7

以下

0.020

以下

0.02

以下

44.0

以上

0.5

以下

19.0

22.0

12.0

15.0

10.0

13.0

0.3

以下

1.0

以下

0.5

以下

1.0

2.0

N 0.15

以下

Ni 6686

NiCr21Mo16W4

0.02

以下

0.3

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

49.0

以上

0.5

以下

19.0

23.0

5.0

以下

15.0

17.0

0.3

以下

3.0

4.4

Ni 6985

NiCr22Mo7Fe19

0.02

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

45.0

以上

1.5

2.5

21.0

23.5

18.0

21.0

6.0

8.0

1.0

以下

5.0

以下

1.5

以下

ニッケル−クロム−コバルト−モリブデン

Ni 6117

NiCr22Co12Mo

0.05

0.15

1.0

以下

3.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

45.0

以上

0.5

以下

20.0

26.0

5.0

以下

8.0

10.0

1.0

以下

9.0

15.0

1.5

以下

0.6

以下

ニッケル−鉄−クロム

Ni 8025

NiCr29Fe26Mo

0.06

以下

0.7

以下

1.0

3.0

0.020

以下

0.015

以下

35.0

40.0

1.5

3.0

27.0

31.0

30.0

以下

2.5

4.5

1.0

以下

0.1

以下

1.0*

以下

*

又は

Nb 1.0

以下

Ni 8165

NiFe30Cr25Mo

0.03

以下

0.7

以下

1.0

3.0

0.020

以下

0.015

以下

37.0

42.0

1.5

3.0

23.0

27.0

30.0

以下

3.5

7.5

0.1

以下

1.0

以下

7

Z 322

4


201

0


8

Z 3224

:2010

表 2−溶着金属の化学成分(続き)

単位  %(質量分率)

化学成分

化学成分を

表す記号

化学成分表記に

よる記号

C Si Mn

P  S Ni

 a)

Cu Cr  Fe Mo

Nb

 b)

Co Al Ti  V  W

その他

c)

ニッケル−モリブデン

Ni 1001

NiMo28Fe5

0.07

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

55.0

以上

0.5

以下

1.0

以下

4.0

7.0

26.0

30.0

2.5

以下

0.6

以下

1.0

以下

Ni 1004

NiMo25Cr3Fe5

0.12

以下

1.0

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

60.0

以上

0.5

以下

2.5

5.5

4.0

7.0

23.0

27.0

2.5

以下

0.6

以下

1.0

以下

Ni 1008

NiMo19WCr

0.10

以下

0.8

以下

1.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

60.0

以上

0.5

以下

0.5

3.5

10.0

以下

17.0

20.0

2.0

4.0

Ni 1009

NiMo20WCu

0.10

以下

0.8

以下

1.5

以下

0.020

以下

0.015

以下

62.0

以上

0.3

1.3

7.0

以下

18.0

22.0

2.0

4.0

Ni 1062

NiMo24Cr8Fe6

0.02

以下

0.7

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

60.0

以上

6.0

9.0

4.0

7.0

22.0

26.0

Ni 1066

NiMo28

0.02

以下

0.2

以下

2.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

64.5

以上

0.5

以下

1.0

以下

2.2

以下

26.0

30.0

1.0

以下

1.0

以下

Ni 1067

NiMo30Cr

0.02

以下

0.2

以下

2.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

62.0

以上

0.5

以下

1.0

3.0

1.0

3.0

27.0

32.0

3.0

以下

3.0

以下

Ni 1069

NiMo28Fe4Cr

0.02

以下

0.7

以下

1.0

以下

0.020

以下

0.015

以下

65.0

以上

0.5

1.5

2.0

5.0

26.0

30.0

1.0

以下

0.5

以下

a)

  規定されている場合を除き,ニッケルの中に不純物として入ってくるコバルトは,ニッケルの 1.0 %(質量分率)以下とする。

特定の用途において,より低いコバルト規制が要求される場合には,受渡当事者間の合意による。

b)

  ニオブの 20 %(質量分率)まではタンタルであってもよい。

c)

  表中に規定されていない元素の合計は,0.50 %(質量分率)以下とする。

8

Z 322

4


201

0


9

Z 3224

:2010

5.3 

溶着金属の機械的性質 

溶着金属の 0.2 %耐力,引張強さ及び伸びは,6.4 の方法によって試験を行ったとき,

表 に適合しなけ

ればならない。

表 3−溶着金属の機械的性質

化学成分を表す記号 0.2

%

耐力

MPa

引張強さ

MPa

伸び

a)

%

ニッケル

Ni 2061

200

以上 410 以上 18 以上

ニッケル−銅

Ni 4060

,Ni 4061

200

以上 480 以上 27 以上

ニッケル−クロム

Ni 6082

360

以上 600 以上 22 以上

Ni 6231

350

以上 620 以上 18 以上

ニッケル−クロム−鉄

Ni 6025

400

以上 650 以上 15 以上

Ni 6062

360

以上 550 以上 27 以上

Ni 6093

,Ni 6094,Ni 6095

360

以上 650 以上 18 以上

Ni 6133

,Ni 6152,Ni 6182

360

以上 550 以上 27 以上

Ni 6333

360

以上 550 以上 18 以上

Ni 6701

,Ni 6702

450

以上 650 以上

8

以上

Ni 6704

400

以上 690 以上 12 以上

ニッケル−クロム−モリブデン

Ni 6002

380

以上 650 以上 18 以上

Ni 6012

410

以上 650 以上 22 以上

Ni 6022

,Ni 6024

350

以上 690 以上 22 以上

Ni 6030

350

以上 585 以上 22 以上

Ni 6058

450

以上 830 以上 18 以上

Ni 6059

350

以上 690 以上 22 以上

Ni 6200

,Ni 6275,Ni 6276

400

以上 690 以上 22 以上

Ni 6205

,Ni 6452

350

以上 690 以上 22 以上

Ni 6455

300

以上 690 以上 22 以上

Ni 6620

350

以上 620 以上 32 以上

Ni 6625

420

以上 760 以上 27 以上

Ni 6627

400

以上 650 以上 32 以上

Ni 6650

450

以上 650 以上 30 以上

Ni 6686

350

以上 690 以上 27 以上

Ni 6985

350

以上 620 以上 22 以上

ニッケル−クロム−コバルト−モリブデン

Ni 6117

400

以上 620 以上 22 以上

ニッケル−鉄−クロム

Ni 8025

,Ni 8165

240

以上 550 以上 22 以上

ニッケル−モリブデン

Ni 1001

,Ni 1004

400

以上 690 以上 22 以上

Ni 1008

,Ni 1009

360

以上 650 以上 22 以上

Ni 1062

360

以上 550 以上 18 以上

Ni 1066

400

以上 690 以上 22 以上

Ni 1067

350

以上 690 以上 22 以上


10

Z 3224

:2010

表 3−溶着金属の機械的性質(続き) 

化学成分を表す記号 0.2

%

耐力

MPa

引張強さ

MPa

伸び

a)

%

ニッケル−モリブデン(続き)

Ni 1069

360

以上 550 以上 20 以上

a)

  標点距離は,試験片直径の 5 倍とする。

試験方法 

6.1 

ロットの決め方 

溶接材料のロットは,JIS Z 3423 に規定するロットサイズによる。

6.2 

試験一般 

6.2.1 

試験板の種類 

試験板の種類は,

表 による。

表 4−試験板の種類

試験の種類

試験板

分析試験

引張試験

試験板には,

溶着金属の化学成分と同組成の JIS G 4902 又は JIS H 4551 に規定する材料を用いる。

JIS Z 3111

の規定によってバタリングを行う場合には,JIS G 3101 に規定する SS400 又は JIS G 

3106

に規定する SM400 の A∼C 若しくは SM490 の A∼C の鋼材を使用してもよい。

6.2.2 

試験を行う溶接棒の径 

試験を行う溶接棒の径は,次による。

a)

溶着金属の分析試験は,すべての径について行う。

b)

溶着金属の引張試験は,すべての径を代表して 3.2 mm 又は 4.0 mm で行う。

6.2.3 

溶接条件 

溶接電流は,製造業者が推奨する電流範囲の最大値の 70∼90 %とし,その他の溶接条件は,通常,製造

業者が定めた標準条件とする。また,交流及び直流の両方が推奨された場合,試験は交流で行わなければ

ならず,直流だけ推奨された場合は,棒プラスで行う。

6.3 

溶着金属の分析試験 

溶着金属の分析試験は,次による。

a)

化学分析用溶着金属の作製方法及び試料の採取方法は,JIS Z 3184 による。

なお,6.4 の引張試験によって破断した引張試験片の平行部の残材を切削して採取してもよい。

b)

溶着金属の分析方法は,JIS G 0320JIS G 1201JIS G 1281JIS Z 2611 及び/又は JIS Z 2615 によ

る。 

6.4 

溶着金属の引張試験 

溶着金属の引張試験は,次による。

なお,a)c)以外の項目については,JIS Z 3111 による。

a)

試験板の寸法は,JIS Z 3111 に規定する記号 1.0 とする。

b)

引張試験片は,JIS Z 3111 に規定する A0 号とする。

c)

予熱及びパス間温度は,15∼150  ℃とする。


11

Z 3224

:2010

検査方法 

検査方法は,次による。

a)

溶接棒の検査項目は,JIS Z 3423 に規定する試験スケジュールによる。

b)

検査は,溶接棒のロットごとに,JIS Z 3423 に規定する試験スケジュールに従い,箇条 によって試

験し,該当する箇条 の規定に適合しなければならない。

c) JIS 

3423

に規定する試験スケジュールに従い,箇条 によって実施した分析試験,引張試験のいず

れかの試験結果が,箇条 の規定に適合しなかった場合には,適合しなかったすべての試験について

倍数の再試験を行い,そのいずれの試験結果も規定に適合しなければならない。この場合の再試験の

ための試験片は,当初の試験材の残材から採取するか,又は新たな試験板を用いて作製した試験材か

ら採取する。また,分析試験において,当初の試験結果が規定に適合した成分は,再試験を行わなく

てもよい。

d) 

試験片の作製から試験の実施を通して正規の手続きを行っていない試験を含み,試験結果が合否の判

定に供し得ないようなことが生じるおそれがある場合には,試験の進行状況又は結果のいかんにかか

わらず無効とする。無効となった試験は,正規の手続きに従って繰り返されなければならない。

なお,この場合は,c)に規定する再試験の対象とはしない。

製品の呼び方 

製品の呼び方は,溶接棒の種類,径及び長さによる。

  E Ni 6182(NiCr15Fe6Mn)−3.2−350

種類

a)

                    径  長さ

a)

化学成分を表す記号(

例  Ni 6182)に付随して,化学成分表記による記号(例  NiCr15Fe6Mn)

を表示してもよい[

例  E Ni 6182(NiCr15Fe6Mn)]。

表示 

9.1 

製品の表示 

製品の表示は,JIS Z 3200 による。

9.2 

包装の表示 

包装の表示は,規格番号を表示するほか,JIS Z 3200 による。 

10 

包装 

包装は,JIS Z 3200 による。

11 

検査証明書 

検査証明書は,JIS Z 3200 による。


12

Z 3224

:2010

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS Z 3224:2010

  ニッケル及びニッケル合金被覆アーク溶接棒

ISO 14172:2008

  Welding consumables−Covered electrodes for manual metal arc

welding of nickel and nickel alloys

−Classification

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号 及
び題名

内容

(Ⅱ) 
国 際 規

格番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

1

適用範囲

1

一致

2

引用規格

2

3

用 語 及 び

定義

用語及び定義は,

JIS Z 3001-1

及び

JIS Z 3001-2

によ

る。

追加

JIS

では用語及び定義を追加し

た。

規格の利用を助けるため。

4

種類

  3

4

一致

5

品質 5.1

溶 接 棒 の 寸

法,許容差及び製
品の状態

5.2

溶着金属の化

学成分

5.3

溶着金属の機

械的性質

 8

5

6

変更

一致

一致

溶接棒の寸法,許容差及び製品
の状態は,JIS Z 3200 の規定に
適合することとした。

6

試験方法 6.1

ロットの決め

6.2.1

試験板の種

 8

一致

追加

JIS

では,試験板の種類を規定

した。

12

Z 3

224


20
10


13

Z 3224

:2010

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号 及

び題名

内容

(Ⅱ) 
国 際 規
格番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

6

試 験 方 法

(続き)

6.2.2

試験を行う

溶接棒の径

分析試験及び 引張試験

を行う溶接棒 の径を規
定していない

追加

JIS

では分析試験はすべての径

で行い,引張試験は代表径で行
うと規定した。

 6.2.3

溶接条件

引張試験の溶 接条件を

規定していない

追加

引張試験の溶接条件も分析試

験と同様に規定した。

ISO

へ提案する。

 6.3

溶着金属の分

析試験

6.4

溶着金属の引

張試験

 5

6

追加

一致

分析方法を JIS によって規定
したが,実質的には一致してい

る。

ISO

へ提案する。

7

検査方法

8

一致

8

製 品 の 呼

び方

製 品 の 呼 び 方 は
種類,径及び長さ
で表示

 9

製品の呼び方 は種類で
表示

追加

JIS

では径及び長さを追加し

た。

ISO

へ提案する。

9

表示 9.1

製品の表示

9.2

包装の表示

 8

一致 
一致

10

包装

8

一致

11

検査証明

8

追加

JIS

では JIS Z 3200 に従うと規

定した。

ISO

へ提案する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 14172:2008,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

13

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