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Z 3221

:2013

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

2

4

  種類 

2

5

  品質 

2

5.1

  溶接棒の寸法及びその許容差,並びに製品の状態  

2

5.2

  溶着金属の化学成分  

3

5.3

  溶着金属の機械的性質  

5

5.4

  溶接姿勢の適用性  

7

6

  試験 

8

6.1

  試験一般  

8

6.2

  溶着金属の分析試験  

8

6.3

  溶着金属の引張試験  

8

6.4

  すみ肉溶接試験  

9

6.5

  再試験  

9

7

  製品の呼び方  

9

8

  表示 

10

8.1

  製品の表示  

10

8.2

  包装の表示  

11

9

  包装 

11

10

  検査証明書  

11

附属書 JA(参考)ステンレス鋼被覆アーク溶接棒  

12

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

19


Z 3221

:2013

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本溶接

協会(JWES)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS Z 3221:2008 は改正さ

れ,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

3221

:2013

ステンレス鋼被覆アーク溶接棒

Stainless steel covered electrodes

序文 

この規格は,2003 年に第 2 版として発行された ISO 3581 を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。ISO 3581 は,EN 1600 と環太平洋地域で使用する規格との共存型であり,いずれかの

規格を異なる国際市場に適用して使用してもよいとしている。このため,この規格では環太平洋地域で使

用する規格に該当する部分(ISO 3581 System B に相当)を本体に規定し,EN 1600 に該当する部分(ISO 

3581 System A

に相当)は参考として

附属書 JA に示す。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JB に示す。

適用範囲 

この規格は,クロム 11 %(質量分率)以上及びニッケル 37 %(質量分率)以下の溶着金属を生成する

ステンレス鋼被覆アーク溶接棒(以下,溶接棒という。

)について規定する。

なお,−196  ℃における低温じん性をもつ溶接棒は,JIS Z 3227 による。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3581:2003

,Welding consumables−Covered electrodes for manual metal arc welding of stainless

and heat-resisting steels

−Classification(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 0320

  鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 1201

  鉄及び鋼−分析方法通則

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3106

  溶接構造用圧延鋼材

JIS G 4304

  熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS G 4305

  冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS Z 2611

  金属材料の光電測光法による発光分光分析方法通則

JIS Z 2615

  金属材料の炭素定量方法通則

JIS Z 3001-1

  溶接用語−第 1 部:一般


2

Z 3221

:2013

JIS Z 3001-2

  溶接用語−第 2 部:溶接方法

JIS Z 3011

  溶接姿勢−傾斜角及び回転角による定義

注記  対応国際規格:ISO 6947:1990,Welds−Working positions−Definitions of angles of slope and

rotation

(MOD)

JIS Z 3111

  溶着金属の引張及び衝撃試験方法

注記  対応国際規格:ISO 15792-1,Welding consumables−Test methods−Part 1: Test methods for

all-weld metal test specimens in steel, nickel and nickel alloys

(MOD)

JIS Z 3181

  溶接材料のすみ肉溶接試験方法

注記  対応国際規格:ISO 15792-3:2000,Welding consumables−Test methods−Part 3: Classification

testing of positional capacity and root penetration of welding consumables in a fillet weld

(MOD)

JIS Z 3184

  化学分析用溶着金属の作製方法及び試料の採取方法

注記  対応国際規格:ISO 6847,Welding consumables−Deposition of a weld metal pad for chemical

analysis

(MOD)

JIS Z 3200

  溶接材料−寸法,許容差,製品の状態,表示及び包装

注記  対応国際規格:ISO 544:2003,Welding consumables−Technical delivery conditions for welding

filler materials

−Type of product, dimensions, tolerances and markings(MOD)

JIS Z 3227

  極低温用オーステナイト系ステンレス鋼被覆アーク溶接棒

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 3001-1 及び JIS Z 3001-2 による。

種類 

溶接棒の種類は,溶着金属の化学成分,適用できる溶接姿勢及び被覆剤の種別によって区分する。溶接

棒の種類を示す記号の付け方は,次による。

ES

○○○−○  ○

被覆剤の種別を表す記号

5

:直流溶接用の塩基性被覆剤

6

:直流又は交流溶接用のルチールベースの被覆剤

(適用できる溶接姿勢が 4 の場合は,直流専用棒)

7

:直流又は交流溶接用のシリカベースの被覆剤

(適用できる溶接姿勢が 4 の場合は,直流専用棒)

JIS Z 3011

による溶接棒の適用できる溶接姿勢を表す記号

1

:PA,PB,PC,PD,PE,PF

2

:PA,PB

4

:PA,PB,PC,PD,PE,PF,PG

表 による溶着金属の化学成分を表す記号

ステンレス鋼被覆アーク溶接棒を表す記号

品質 

5.1 

溶接棒の寸法及びその許容差,並びに製品の状態 

溶接棒の寸法及びその許容差,並びに製品の状態は,次による。

a)

寸法及びその許容差,並びに製品の状態は,JIS Z 3200 に適合しなければならない。


3

Z 3221

:2013

b)

溶接棒の代表的な寸法は,

表 による。

表 1−溶接棒の代表的な寸法

単位  mm

長さ

1.6 200 250

2.0 200 250

2.6    250 300 350

3.2  300

350

400

4.0  350

400

450

5.0  350

400

450

6.0  350

400

450

5.2 

溶着金属の化学成分 

溶着金属の化学成分は,6.2 の方法によって試験を行ったとき,

表 に適合しなければならない。

表 2−溶着金属の化学成分

単位  %(質量分率)

化学成分を

表す記号

化学成分

a)

C Si Mn P  S Ni Cr Mo

Cu N

その他

209

0.06

以下

1.00

以下

4.0

∼7.0

0.04

以下

0.03

以下

9.5

∼12.0

20.5

∼24.0

1.5

∼3.0

0.75

以下

0.10

∼0.30

V

0.10

∼0.30

219

0.06

以下

1.00

以下

8.0

∼10.0

0.04

以下

0.03

以下

5.5

∼7.0

19.0

∼21.5

0.75

以下

0.75

以下

0.10

∼0.30

240

0.06

以下

1.00

以下

10.5

∼13.5

0.04

以下

0.03

以下

4.0

∼6.0

17.0

∼19.0

0.75

以下

0.75

以下

0.10

∼0.30

307

0.04

∼0.14

1.00

以下

3.30

∼4.75

0.04

以下

0.03

以下

9.0

∼10.7

18.0

∼21.5

0.5

∼1.5

0.75

以下

308

0.08

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

308L

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

∼12.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

308H

0.04

∼0.08

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

308N2

0.10

以下

0.90

以下

1.00

∼4.00

0.040

以下

0.030

以下

7.0

∼11.0

20.0

∼25.0

0.12

∼0.30

308Mo

0.08

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

∼12.0

18.0

∼21.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

308MoJ

0.08

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

∼12.0

18.0

∼21.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

308LMo

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

∼12.0

18.0

∼21.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

309

0.15

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

∼14.0

22.0

∼25.0

0.75

以下

0.75

以下

309L

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

∼14.0

22.0

∼25.0

0.75

以下

0.75

以下

309Mo

0.12

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

∼14.0

22.0

∼25.0

2.0

∼3.0

0.75

以下


4

Z 3221

:2013

表 2−溶着金属の化学成分(続き) 

単位  %(質量分率)

化学成分を

表す記号

化学成分

a)

C  Si Mn P  S  Ni Cr Mo Cu N

その他

309LMo

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

∼14.0

22.0

∼25.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

309Nb

0.12

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

∼14.0

22.0

∼25.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

0.70

∼1.00

309LNb

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.040

以下

0.030

以下

12.0

∼14.0

22.0

∼25.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

0.70

∼1.00

310

0.08

∼0.20

0.75

以下

1.0

∼2.5

0.03

以下

0.03

以下

20.0

∼22.5

25.0

∼28.0

0.75

以下

0.75

以下

310H

0.35

∼0.45

0.75

以下

1.0

∼2.5

0.03

以下

0.03

以下

20.0

∼22.5

25.0

∼28.0

0.75

以下

0.75

以下

310Mo

0.12

以下

0.75

以下

1.0

∼2.5

0.03

以下

0.03

以下

20.0

∼22.0

25.0

∼28.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

310Nb

0.12

以下

0.75

以下

1.0

∼2.5

0.03

以下

0.03

以下

20.0

∼22.0

25.0

∼28.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

0.70

∼1.00

312

0.15

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

8.0

∼10.5

28.0

∼32.0

0.75

以下

0.75

以下

316

0.08

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

∼14.0

17.0

∼20.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

316L

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

∼14.0

17.0

∼20.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

316H

0.04

∼0.08

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

∼14.0

17.0

∼20.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

316LCu

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.040

以下

0.030

以下

11.0

∼16.0

17.0

∼20.0

1.20

∼2.75

1.00

∼2.50

317

0.08

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

∼14.0

18.0

∼21.0

3.0

∼4.0

0.75

以下

317L

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

12.0

∼14.0

18.0

∼21.0

3.0

∼4.0

0.75

以下

318

0.08

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

11.0

∼14.0

17.0

∼20.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

Nb

6

×C

∼1.00

320

0.07

以下

0.60

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

32.0

∼36.0

19.0

∼21.0

2.0

∼3.0

3.0

∼4.0

Nb

8

×C

∼1.00

320LR

0.03

以下

0.30

以下

1.5

∼2.5

0.020

以下

0.015

以下

32.0

∼36.0

19.0

∼21.0

2.0

∼3.0

3.0

∼4.0

Nb

8

×C

∼0.40

329J1

0.08

以下

0.90

以下

1.50

以下

0.040

以下

0.030

以下

6.0

∼8.0

23.0

∼28.0

1.00

∼3.00

329J4L

0.04

以下

1.0

以下

0.5

∼2.5

0.040

以下

0.030

以下

8.0

∼11.0

23.0

∼27.0

3.0

∼4.5

1.0

以下

0.08

∼0.30

W

2.5

以下


5

Z 3221

:2013

表 2−溶着金属の化学成分(続き)

単位  %(質量分率)

化学成分を

表す記号

化学成分

a)

C Si Mn P  S Ni Cr Mo

Cu N

その他

330

0.18

∼0.25

1.00

以下

1.0

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

33.0

∼37.0

14.0

∼17.0

0.75

以下

0.75

以下

330H

0.35

∼0.45

1.00

以下

1.0

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

33.0

∼37.0

14.0

∼17.0

0.75

以下

0.75

以下

347

0.08

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

8

×C

∼1.00

347L

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.040

以下

0.030

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

8

×C

∼1.00

349

0.13

以下

1.00

以下

0.5

∼2.5

0.04

以下

0.03

以下

8.0

∼10.0

18.0

∼21.0

0.35

∼0.65

0.75

以下

b) 

383

0.03

以下

0.90

以下

0.5

∼2.5

0.02

以下

0.02

以下

30.0

∼33.0

26.5

∼29.0

3.2

∼4.2

0.6

∼1.5

385

0.03

以下

0.90

以下

1.0

∼2.5

0.03

以下

0.02

以下

24.0

∼26.0

19.5

∼21.5

4.2

∼5.2

1.2

∼2.0

409Nb

0.12

以下

1.00

以下

1.00

以下

0.040

以下

0.030

以下

0.60

以下

11.0

∼14.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

0.50

∼1.50

410

0.12

以下

0.90

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.70

以下

11.0

∼14.0

0.75

以下

0.75

以下

410NiMo

0.06

以下

0.90

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

4.0

∼5.0

11.0

∼12.5

0.40

∼0.70

0.75

以下

430

0.10

以下

0.90

以下

1.0

以下

0.04

以下

0.03

以下

0.6

以下

15.0

∼18.0

0.75

以下

0.75

以下

430Nb

0.10

以下

1.00

以下

1.00

以下

0.040

以下

0.030

以下

0.60

以下

15.0

∼18.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

0.50

∼1.50

630

0.05

以下

0.75

以下

0.25

∼0.75

0.04

以下

0.03

以下

4.5

∼5.0

16.00

16.75

0.75

以下

3.25

∼4.00

Nb

0.15

∼0.30

16-8-2

0.10

以下

0.60

以下

0.5

∼2.5

0.03

以下

0.03

以下

7.5

∼9.5

14.5

∼16.5

1.0

∼2.0

0.75

以下

2209

0.04

以下

1.00

以下

0.5

∼2.0

0.04

以下

0.03

以下

7.5

∼10.5

21.5

∼23.5

2.5

∼3.5

0.75

以下

0.08

∼0.20

2553

0.06

以下

1.0

以下

0.5

∼1.5

0.04

以下

0.03

以下

6.5

∼8.5

24.0

∼27.0

2.9

∼3.9

1.5

∼2.5

0.10

∼0.25

2593

0.04

以下

1.0

以下

0.5

∼1.5

0.04

以下

0.03

以下

8.5

∼10.5

24.0

∼27.0

2.9

∼3.9

1.5

∼3.0

0.08

∼0.25

a)

通常の分析過程において,表中に規定していない元素で,Fe 以外の含有が認められる場合には,それらの合計
が 0.50 を超えてはならない。

b)

 Nb

は 0.75∼1.20,Ti は 0.15 以下,V は 0.1∼0.30,及び W は 1.25∼1.75 とする。

5.3 

溶着金属の機械的性質 

溶着金属の引張強さ及び伸びは,

6.3

の方法によって試験を行ったとき,

表 に適合しなければならない。


6

Z 3221

:2013

表 3−溶着金属の機械的性質

化学成分を

表す記号

引張強さ

MPa

伸び

a)

%

溶接後熱処理

209 690

以上 15 以上

なし

219 620

以上 15 以上

なし

240 690

以上 25 以上

なし

307 590

以上 25 以上

なし

308 550

以上 30 以上

なし

308L 510

以上 30 以上

なし

308H 550

以上 30 以上

なし

308N2

690

以上

20

以上

なし

308Mo 550

以上 30 以上

なし

308MoJ

620

以上

20

以上

なし

308LMo 520

以上 30 以上

なし

309 550

以上 25 以上

なし

309L 510

以上 25 以上

なし

309Mo 550

以上 25 以上

なし

309LMo 510

以上 25 以上

なし

309Nb 550

以上 25 以上

なし

309LNb 510

以上 25 以上

なし

310 550

以上 25 以上

なし

310H 620

以上

  8

以上

なし

310Mo 550

以上 28 以上

なし

310Nb 550

以上 23 以上

なし

312 660

以上 15 以上

なし

316 520

以上 25 以上

なし

316L 490

以上 25 以上

なし

316H 520

以上 25 以上

なし

316LCu 510

以上 25 以上

なし

317 550

以上 20 以上

なし

317L 510

以上 20 以上

なし

318 550

以上 20 以上

なし

320 550

以上 28 以上

なし

320LR 520

以上 28 以上

なし

329J1

590

以上

15

以上

なし

329J4L

690

以上

15

以上

なし

330 520

以上 23 以上

なし

330H 620

以上

  8

以上

なし

347 520

以上 25 以上

なし

347L 510

以上 25 以上

なし

349 690

以上 23 以上

なし

383 520

以上 28 以上

なし

385 520

以上 28 以上

なし

409Nb 450

以上 13 以上

あり

b)

410 450

以上 15 以上

あり

c)

410NiMo 760

以上 10 以上

あり

d)

430 450

以上 15 以上

あり

b)

430Nb 450

以上 13 以上

あり

b)

630 930

以上

  6

以上

あり

e)


7

Z 3221

:2013

表 3−溶着金属の機械的性質(続き)

化学成分を

表す記号

引張強さ

MPa

伸び

a)

%

溶接後熱処理

16-8-2 520

以上 25 以上

なし

2209 690

以上 15 以上

なし

2553 760

以上 13 以上

なし

2593 760

以上 13 以上

なし

a)

標点距離は,試験片平行部直径の 5 倍とする。

b)

試験片の加工前に 760∼790  ℃の温度で 2 時間加熱した後,1 時間当たり 55  ℃
以下の冷却速度で 595  ℃まで炉冷し,その後空冷する。

c)

試験片の加工前に 730∼760  ℃の温度で 1 時間加熱した後,

1

時間当たり 110  ℃

以下の冷却速度で 315  ℃まで炉冷し,その後空冷する。

d)

試験片の加工前に 595∼620  ℃の温度で 1 時間加熱した後,空冷する。

e)

試験片の加工前に 1 025∼1 050  ℃の温度で 1 時間加熱した後,その後室温まで
空冷し,引き続いて,610∼630  ℃で 4 時間加熱した後,空冷する。

5.4 

溶接姿勢の適用性 

溶接姿勢の適用性は,6.4 の方法によってすみ肉溶接試験を行ったとき,

表 の判定基準に適合しなけれ

ばならない。

表 4−溶接姿勢の適用性の判定基準

溶接姿勢及び
被覆剤の種別

を表す記号

試験条件

判定基準

mm

電流の

種類

b)

板厚

mm

溶接姿勢

c)

脚長

mm

脚長差

mm

膨らみ

mm

15

4.0

4.0

4.8

又は 5.0

5.6

,6.0 又は 6.4

DC

6

,8 又は 10

6

,8 又は 10

10

10

PF

PB

及び PD

PB

PB

8.0

以下

6.0

以下

8.0

以下

10.0

以下

規定なし

1.5

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.0

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.0

以下

16

4.0

4.0

4.8

又は 5.0

5.6

,6.0 又は 6.4

AC

6

,8 又は 10

6

,8 又は 10

10

10

PF

PB

及び PD

PB

PB

8.0

以下

6.0

以下

8.0

以下

10.0

以下

規定なし

1.5

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.0

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.0

以下

17

4.0

4.0

4.8

又は 5.0

5.6

,6.0 又は 6.4

AC

6

,8 又は 10

6

,8 又は 10

10

10

PF

PB

及び PD

PB

PB

12.0

以下

8.0

以下

8.0

以下

10.0

以下

規定なし

1.5

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.0

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.0

以下

25

4.0

4.8

又は 5.0

5.6

,6.0 又は 6.4

DC 10

又は 12 PB

8.0

以下

8.0

以下

10.0

以下

1.5

以下

1.5

以下

2.0

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.0

以下

26

又は 27

4.0

4.8

又は 5.0

5.6

,6.0 又は 6.4

AC 10

又は 12 PB

8.0

以下

8.0

以下

10.0

以下

1.5

以下

1.5

以下

2.0

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.0

以下

45

,46

又は 47

2.4

,2.5 又は 2.6

3.0

又は 3.2

4.0

4.8

又は 5.0

DC 6

,8 又は 10 PG

5.0

以下

6.0

以下

8.0

以下

10.0

以下

規定なし

2.0

以下

a)

3.0

以下

a)

4.0

以下

a)

5.0

以下

a)


8

Z 3221

:2013

表 4−溶接姿勢適応性の判定基準(続き)

a)

へこみの値。

b)

 DC

の場合は,棒プラスとする。

c)

溶接姿勢の記号は,JIS Z 3011 による。

 PA

=下向,PB=水平すみ肉,PC=横向,PD=上向水平すみ肉,PE=上向,PF=立向上進,

 PG

=立向下進

試験 

6.1 

試験一般 

6.1.1 

試験板 

試験板の種類は,

表 による。

表 5−試験板の種類 

試験の種類

試験板

分析試験 
引張試験

試験板には,溶着金属の化学成分と同組成の JIS G 4304 又は JIS G 4305 に規定する鋼板を

用いる。

JIS G 3101

に規定する SS400 又は JIS G 3106 に規定する SM400 の A∼C 若しくは SM490

の A∼C の鋼材を用いてもよい。

すみ肉溶接試験

試験板には,溶着金属の化学成分と同組成の JIS G 4304 又は JIS G 4305 に規定する鋼板を
用いる。

ES4

○○

a)

の場合は JIS G 3101 に規定する SS400 又は JIS G 3106 に規定する SM400

の A∼C 若しくは SM490 の A∼C の鋼板を,ES4○○

a)

以外は JIS G 4304 又は JIS G 4305

に規定する SUS304 の鋼板を使用してもよい。

a)

 ES409Nb

,ES410,ES410NiMo,ES430 及び ES430Nb

6.1.2 

試験板のバタリング 

溶着金属の引張試験に,試験板として JIS G 3101 に規定する SS400 又は JIS G 3106 に規定する SM400

の A∼C 若しくは SM490 の A∼C を使用する場合は,開先面に,試験に用いるものと同種の溶接棒又はワ

イヤで 2,3 層のバタリングを行う。

6.1.3 

溶接条件 

溶接電流は,製造業者が推奨する電流範囲の最大値の 70 %∼90 %とし,その他の溶接条件は,通常,製

造業者が定める標準条件とする。また,交流及び直流の両方が推奨された場合,試験は交流で行う。ただ

し,直流だけ推奨された場合は,棒プラスで行う。

6.2 

溶着金属の分析試験 

溶着金属の分析試験は,次による。

a)

試験は,全ての径の溶接棒に対して実施する。

b)

化学分析用溶着金属の作製方法及び試料の採取方法は,JIS Z 3184 による。

なお,6.3 の引張試験によって破断した引張試験片の平行部の残材を切削して採取してもよい。

c)

溶着金属の分析方法は JIS G 0320JIS G 1201JIS Z 2611 及び/又は JIS Z 2615,又はそれぞれに対

応する ISO 規格の分析方法による。

6.3 

溶着金属の引張試験 

溶着金属の引張試験は,次の a)f)によるほか,JIS Z 3111 による。

a)

試験は,径 4.0 mm の溶接棒で行う。4.0 mm を製造していない場合には,製造しているものの中で 4.0

mm

に最も近い径の溶接棒で試験を行う。


9

Z 3221

:2013

b)

試験板は,JIS Z 3111 に規定する記号 1.3 の試験板を使用する。

c)

試験片は,JIS Z 3111 に規定する A0 号とする。

d)

試験片は,

表 の溶接後熱処理の規定に従って,溶接したままの状態で又は溶接後に熱処理を行った

後,加工して,作製する。

e)

予熱及びパス間温度は,

表 による。また,予熱及びパス間温度の測定は,試験板中央部の開先エッ

ジから約 25 mm の位置で行う。

表 6−予熱及びパス間温度

単位  ℃

化学成分を表す記号

予熱及びパス間温度

410 200

∼300

409Nb

430

430Nb

150

∼260

410NiMo

630

100

∼260

上記以外

予熱なし,パス間温度 150 以下

f)

各層の溶接パス数及び全層数は,

表 による。

表 7−各層の溶接パス数及び全層数

mm

板厚

mm

各層の溶接パス数

全層数

4.0 20

2

7

∼9

6.4 

すみ肉溶接試験 

すみ肉溶接試験は,次の a)及び b)によるほか,JIS Z 3181 による。

a)

試験溶接棒の径及び試験する溶接姿勢は,

表 による。

b)

試験板の長さは 250 mm,幅は 50 mm とし,板厚は

表 による。

6.5 

再試験 

再試験は,次による。

a)

分析試験,引張試験及びすみ肉溶接試験のいずれかの試験結果が,その規定に適合しなかった場合に

は,適合しなかった全ての試験について倍数の再試験を行い,そのいずれの試験結果もその規定に適

合していなければならない。

b)

再試験のための試験片は,試験材の残材から採取するか,又は新たな試験板を用いて作製した試験材

から採取する。

c)

分析試験の再試験は,5.2 の規定に適合しなかった化学成分についてだけ行う。

製品の呼び方 

溶接棒の呼び方は,その種類,径及び長さによる。

例:ES316−26−3.2−350

 

      種類        径  長さ


10

Z 3221

:2013

表示 

8.1 

製品の表示 

製品の包装には,箇条 に規定する種類を示す記号を付けて表示する。溶接棒の種類の表示は,製造業

者又は供給者の特定の製品の種類であることが識別できるように,

表 に示す彩色を端面及び側面の図 1

の位置に施すか,又は溶接棒の種類を示す記号の曲面印刷を,つかみ部近傍の

図 の位置の被覆に施す。

曲面印刷を行う場合,溶接棒の種類を示す記号に含まれる“ES”を省略してもよい。

表 8−溶接棒の彩色表示 

溶接棒の種類

端面彩色

側面彩色

ES209

ES219

ES240

ES307

赤紫

ES308

ES308L

ES308H

図 1−彩色位置 

ES308N2

ES308Mo

ES308MoJ

ES308LMo

ES309

ES309L

黄緑

ES309Mo

ES309LMo

ES309Nb

ES309LNb

ES310

ES310H

ES310Mo

単位  mm

ES310Nb

ES312

ES316

ES316L

ES316H

ES316LCu

ES317

図 2−曲面印刷の位置 

ES317L

ES318

ES320

ES320LR

ES329J1

ES329J4L

ES330

ES330H

ES347

ES347L

ES349


11

Z 3221

:2013

表 8−溶接棒の彩色表示(続き)

溶接棒の種類

端面彩色

側面彩色

ES383

ES385

ES409Nb

ES410

ES410NiMo

ES430

ES430Nb

ES630

ES16-8-2

ES2209

ES2553

ES2593

+印に該当する溶接棒は,彩色を付けなければな

らない。ただし,彩色の種類は規定しない。 
*印に該当する溶接棒は,彩色を付けてもよい。
ただし,彩色の種類は規定しない。

−印に該当する溶接棒は,彩色を付けてはならな
い。

8.2 

包装の表示 

包装には,次の事項を明確に表示する。

a)

製造業者名,供給者名又はその略号

b)

銘柄

c)

規格番号及び種類

d)

寸法(径)

e)

バッチ,ヒート,製造番号又は製造年月

f)

質量又は本数

g)

要求される安全衛生の警告文

h)

電流の種類(適用する場合)

i)

再乾燥の指示又は情報出所参考文献(適用する場合)

包装 

溶接材料は,損傷及び劣化が起こらないように,製造業者,供給者又は販売代理店が包装する。

なお,代表的な包装質量は,

表 による。

表 9−代表的な包装質量

単位  kg

2

,5,10,20

10 

検査証明書 

溶接材料の検査証明書が求められた場合,その詳細は,受渡当事者間の協定による。


12

Z 3221

:2013

附属書 JA

(参考)

ステンレス鋼被覆アーク溶接棒

JA.0 

序文 

この附属書は,対応する国際規格に規定している“システム A”に相当し,本体の規定を補足するもの

であって,規定の一部ではない。

JA.1 

適用範囲 

この附属書は,ステンレス鋼及び耐熱鋼の被覆アーク溶接に使用する被覆アーク溶接棒(以下,溶接棒

という。

)の分類について,溶着金属の化学成分,被覆剤の種別,心線に対する溶着効率,溶接姿勢及び溶

着金属の機械的性質に対する要求について示す。

JA.2 

引用規格 

次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の一部とする。

ISO 31-0:1992

,Quantities and units−Part 0: General principles

ISO 544

,Welding consumables−Technical delivery conditions for welding filler materials−Type of product,

dimensions, tolerances and markings

ISO 2401

,Covered electrodes−Determination of the efficiency, metal recovery and deposition coefficient

ISO 6847

,Welding consumables−Deposition of a weld metal pad for chemical analysis

ISO 6947

,Welds−Working positions−Definitions of angles of slope and rotation

ISO 13916

,Welding−Guidance on the measurement of preheating temperature, interpass temperature and

preheat maintenance temperature

ISO 14344:2002

,Welding and allied processes−Flux and gas shielded electrical welding processes−

Procurement guidelines for consumables

ISO 15792-1

,Welding consumables−Test methods−Part 1: Test methods for all-weld metal test specimens in

steel, nickel and nickel alloys

ISO 15792-3

,Welding consumables−Test methods−Part 3: Classification testing of positional capacity and

root penetration of welding consumables in a fillet weld

JA.3 

分類 

材料の分類は,次に示す 5 個の記号による。

1)

製品の種類を表す記号(JA.4.1 による。

2)

溶着金属の化学成分を表す記号(

表 JA.1 による。)

3)

被覆剤の種別を表す記号(JA.4.3 による。

4)

心線に対する溶着効率及び電流の種類(

表 JA.3 による。)

5)

溶接姿勢を表す記号(

表 JA.4 による。)

この附属書の使用を促進するために,分類記号は次の二つの部分に分ける。

a)

必須部分は,製品の種類,溶着金属の化学成分及び被覆剤の種別とする。


13

Z 3221

:2013

b)

選択部分は,心線に対する溶着効率及び電流の種類並びに溶接姿勢を表す記号とする。

包装表示並びに製造業者が発行する書類及びデータシートには,全ての分類記号を表記しなければ

ならない。

JA.4 

分類記号及び要求事項 

JA.4.1 

製品の種類 

溶接棒は,E で表す。

JA.4.2 

溶着金属の化学成分 

JA.5

によって試験した溶着金属の化学成分は,

表 JA.1 に適合しなければならない。表 JA.1 によって分

類された溶接棒の溶着金属は,JA.6 によって試験したときその機械的性質が,

表 JA.2 に適合しなければ

ならない。

表 JA.1−溶着金属の化学成分

単位  %(質量分率)

化学成分を

表す記号

化学成分

a)b)

C Si Mn P  S Ni Cr Mo

Cu N

その他

13

0.12

以下

1.0

以下

1.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

0.60

以下

11.0

∼14.0

0.75

以下

0.75

以下

13 4

0.06

以下

1.0

以下

1.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

3.0

∼5.0

11.0

∼14.5

0.4

∼1.0

0.75

以下

17

0.12

以下

1.0

以下

1.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

0.6

以下

16.0

∼18.0

0.75

以下

0.75

以下

19 9

0.08

以下

1.2

以下

2.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

19 9 H

0.04

∼0.08

1.2

以下

2.0

以下

0.03

以下

0.025

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

19 9 L

0.04

以下

1.2

以下

2.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

19 9 Nb

0.08

以下

1.2

以下

2.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

8

×C

∼1.1

19 12 2

0.08

以下

1.2

以下

2.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

10.0

∼13.0

17.0

∼20.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

19 12 3 L

0.04

以下

1.2

以下

2.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

10.0

∼13.0

17.0

∼20.0

2.5

∼3.0

0.75

以下

19 12 3 Nb

0.08

以下

1.2

以下

2.0

以下

0.030

以下

0.025

以下

10.0

∼13.0

17.0

∼20.0

2.5

∼3.0

0.75

以下

Nb

8

×C

∼1.1

19 13 4 N L

0.04

以下

1.2

以下

1.0

∼5.0

0.030

以下

0.025

以下

12.0

∼15.0

17.0

∼20.0

3.0

∼4.5

0.75

以下

0.20

以下

22 9 3 N L

0.04

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

7.5

∼10.5

21.0

∼24.0

2.5

∼4.0

0.75

以下

0.08

∼0.20

25 7 2 N L

c)

0.04

以下

1.2

以下

2.0

以下

0.035

以下

0.025

以下

6.0

∼8.0

24.0

∼28.0

1.0

∼3.0

0.75

以下

0.20

以下

25 9 3 Cu N L

0.04

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

7.5

∼10.5

24.0

∼27.0

2.5

∼4.0

1.5

∼3.5

0.10

∼0.25


14

Z 3221

:2013

表 JA.1−溶着金属の化学成分(続き)

単位  %(質量分率)

化学成分を

表す記号

化学成分

a)b)

C Si Mn P  S Ni Cr Mo

Cu N

その他

25 9 4 N L

c)

0.04

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

8.0

∼11.0

24.0

∼27.0

2.5

∼4.5

1.5

以下

0.20

∼0.30

W

∼1.0

18 15 3 L

0.04

以下

1.2

以下

1.0

∼4.0

0.030

以下

0.025

以下

14.0

∼17.0

16.5

∼19.5

2.5

∼3.5

0.75

以下

18 16 5 N L

c)

0.04

以下

1.2

以下

1.0

∼4.0

0.035

以下

0.025

以下

15.5

∼19.0

17.0

∼20.0

3.5

∼5.0

0.75

以下

0.20

以下

20 25 5 Cu N L

0.04

以下

1.2

以下

1.0

∼4.0

0.030

以下

0.025

以下

24.0

∼27.0

19.0

∼22.0

4.0

∼7.0

1.0

∼2.0

0.25

以下

20 16 3 Mn N L

c)

0.04

以下

1.2

以下

5.0

∼8.0

0.035

以下

0.025

以下

15.0

∼18.0

18.0

∼21.0

2.5

∼3.5

0.75

以下

0.20

以下

25 22 2 N L

0.04

以下

1.2

以下

1.0

∼5.0

0.030

以下

0.025

以下

20.0

∼23.0

24.0

∼27.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

0.20

以下

27 31 4 Cu L

0.04

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

30.0

∼33.0

26.0

∼29.0

3.0

∼4.5

0.6

∼1.5

18 8 Mn

c)

0.20

以下

1.2

以下

4.5

∼7.5

0.035

以下

0.025

以下

7.0

∼10.0

17.0

∼20.0

0.75

以下

0.75

以下

18 9 Mn Mo

c)

0.04

∼0.14

1.2

以下

3.0

∼5.0

0.035

以下

0.025

以下

9.0

∼11.0

18.0

∼21.5

0.5

∼1.5

0.75

以下

20 10 3

0.10

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

9.0

∼12.0

18.0

∼21.0

1.5

∼3.5

0.75

以下

23 12 L

0.04

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

11.0

∼14.0

22.0

∼25.0

0.75

以下

0.75

以下

23 12 Nb

0.10

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

11.0

∼14.0

22.0

∼25.0

0.75

以下

0.75

以下

Nb

8

×C

∼1.1

23 12 2 L

0.04

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

11.0

∼14.0

22.0

∼25.0

2.0

∼3.0

0.75

以下

29 9

c)

0.15

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.035

以下

0.025

以下

8.0

∼12.0

27.0

∼31.0

0.75

以下

0.75

以下

16 8 2

0.08

以下

0.60

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

7.5

∼9.5

14.5

∼16.5

1.5

∼2.5

0.75

以下

25 4

0.15

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

4.0

∼6.0

24.0

∼27.0

0.75

以下

0.75

以下

22 12

0.15

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

10.0

∼13.0

20.0

∼23.0

0.75

以下

0.75

以下

25 20

0.06

∼0.20

1.2

以下

1.0

∼5.0

0.030

以下

0.025

以下

18.0

∼22.0

23.0

∼27.0

0.75

以下

0.75

以下

25 20 H

0.35

∼0.45

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

18.0

∼22.0

23.0

∼27.0

0.75

以下

0.75

以下

18 36

0.25

以下

1.2

以下

2.5

以下

0.030

以下

0.025

以下

33.0

∼37.0

14.0

∼18.0

0.75

以下

0.75

以下

a)

分析の結果は,ISO 31-0:1992 の Annex B,Rule A に従って示された有効数字の桁数に丸める。

b)

表中に規定されていないワイヤは,同様の方法で記号化し,先頭に Z を付ける。

c)

  25 7 2 N L

,25 9 4 N L,18 16 5 N L,20 16 3 Mn N L,18 8 Mn,18 9 Mn Mo 及び 29 9 を除く分類記号中の P と S

との和は,0.050 %(質量分率)を超えてはならない。


15

Z 3221

:2013

表 JA.2−溶着金属の機械的性質

化学成分を表す記号

耐力

MPa

引張強さ

MPa

伸び

a)

%

溶接後熱処理

13 250

以上 450 以上 15 以上

あり

b)

13 4

500

以上 750 以上 15 以上

あり

c)

17 300

以上 450 以上 15 以上

あり

d)

19 9

350

以上 550 以上 30 以上

なし

19 9 H

350

以上 550 以上 30 以上

なし

19 9 L

320

以上 510 以上 30 以上

なし

19 9 Nb

350

以上 550 以上 25 以上

なし

19 12 2

350

以上 550 以上 25 以上

なし

19 12 3 L

320

以上 510 以上 25 以上

なし

19 12 3 Nb

350

以上 550 以上 25 以上

なし

19 13 4 N L

350

以上 550 以上 25 以上

なし

22 9 3 N L

450

以上 550 以上 20 以上

なし

25 7 2 N L

500

以上 700 以上 15 以上

なし

25 9 3 Cu N L

550

以上 620 以上 18 以上

なし

25 9 4 N L

550

以上 620 以上 18 以上

なし

18 15 3 L

300

以上 480 以上 25 以上

なし

18 16 5 N L

300

以上 480 以上 25 以上

なし

20 25 5 Cu N L

320

以上 510 以上 25 以上

なし

20 16 3 Mn N L

320

以上 510 以上 25 以上

なし

25 22 2 N L

320

以上 510 以上 25 以上

なし

27 31 4 Cu L

240

以上 500 以上 25 以上

なし

18 8 Mn

350

以上 500 以上 25 以上

なし

18 9 Mn Mo

350

以上 500 以上 25 以上

なし

20 10 3

400

以上 620 以上 20 以上

なし

23 12 L

320

以上 510 以上 25 以上

なし

23 12 Nb

350

以上 550 以上 25 以上

なし

23 12 2 L

350

以上 550 以上 25 以上

なし

29 9

450

以上 650 以上 15 以上

なし

16 8 2

320

以上 510 以上 25 以上

なし

25 4

400

以上 600 以上 15 以上

なし

22 12

350

以上 550 以上 25 以上

なし

25 20

350

以上 550 以上 20 以上

なし

25 20 H

350

以上 550 以上 10 以上

なし

18 36

350

以上 510 以上 10 以上

なし

a)

標点距離は,試験片平行部の径の 5 倍とする。

b)

試験片の加工前に 840∼870  ℃の温度に 2 時間加熱保持した後,600  ℃まで炉冷し,その後空冷する。

c)

試験片の加工前に 580∼620  ℃の温度に 2 時間加熱保持した後,空冷する。

d)

試験片の加工前に 760∼790  ℃の温度に 2 時間加熱保持した後,600  ℃まで炉冷し,その後空冷する。

JA.4.3 

被覆剤の種別 

被覆剤の種別には,次の二つの記号が用いられる。

B

:塩基性被覆剤

R

:ルチールベースの被覆剤

JA.4.4 

心線に対する溶着効率及び電流の種類 

ISO 2401

によって決められた心線に対する溶着効率及び電流の種類を示す記号を,

表 JA.3 に示す。

なお,心線に対する溶着効率=

(溶着金属質量/心線質量)

×100 である。


16

Z 3221

:2013

表 JA.3−心線に対する溶着効率及び電流の種類

記号

心線に対する溶着効率

%

電流の種類

a)

1 105

未満 AC 及び DC

2 105

未満 DC

3 105

以上∼125 未満 AC 及び DC

4 105

以上∼125 未満 DC

5 125

以上∼160 未満 AC 及び DC

6 125

以上∼160 未満 DC

7 160

以上 AC 及び DC

8 160

以上 DC

a)

 AC

で試験を行う場合は,無負荷電圧 65 V 以上で行わなけ

ればならない。DC の場合は,棒プラスとする。

JA.4.5 

溶接姿勢 

ISO 15792-3

によって試験したとき,使用できる溶接姿勢は

表 JA.4 による。PA,PB,PD,PF 及び PG

は,ISO 6947 の規定による。要求事項は,JA.7 による。

表 JA.4−溶接姿勢

記号

溶接姿勢

a)

1 PA

,PB,PD,PF 及び PG

2 PA

,PB,PD 及び PF

3 PA

及び PB

4 PA

5 PA

,PB 及び PG

a)

 PA

:下向

 PB

:水平すみ肉

 PD

:上向すみ肉

 PF

:立向上進

 PG

:立向下進

JA.5 

溶着金属の分析試験 

分析に用いる試験片は,溶着金属であればよいが,ISO 6847 の規定によってもよい。溶着金属の分析方

法は,確立された方法であればよい。

JA.6 

機械的性質 

引張試験及び全ての再試験は,

表 JA.2 に示す状態(溶接したまま又は溶接後熱処理を行ったもの。)の

溶着金属で行う。試験片の作製は,ISO 15792-1 のタイプ 1.3 によって径 4.0 mm で行う。径 4.0 mm を製造

していない場合には,製造しているものの中で 4.0 mm に最も近い径の溶接棒で,次の条件で行う。

JA.6.1 

予熱及びパス間温度 

予熱及びパス間温度は,

表 JA.5 による。予熱及びパス間温度の測定は,ISO 13916 によって,温度チョ

ーク,表面温度計又は熱電対を用い,試験板中央部の開先エッジから約 25 mm の位置で測定を行う。パス

間温度は,

表 JA.5 の上限温度を超えてはならない。各パスの溶接開始時に試験板の温度が上限温度を超え

た場合は,上限温度以下まで空冷しなければならない。


17

Z 3221

:2013

表 JA.5−予熱及びパス間温度

単位  ℃

種類

溶着金属の種類

予熱及びパス間温度

13

17

マルテンサイト系及びフェライト系 200∼300

13 4

低炭素マルテンサイト系 100∼180

その他

オーステナイト系及びオーステナイト・フェライト系

150

以下

JA.6.2 

各層の溶接パス数 

各層の溶接パス数及び全層数は,

表 JA.6 による。

表 JA.6−各層の溶接パス数及び全層数

mm

板厚

mm

各層の溶接パス数

全層数

4.0 20

2

7

∼9

JA.7 

すみ肉溶接試験 

すみ肉溶接試験は,次による。

なお,a)以外は ISO 15792-3 による。

すみ肉溶接試験の要求事項は,

表 JA.7 に規定する試験条件による。

a)

試験板の板厚は 10∼12 mm,長さは 250 mm,幅は 50 mm とする。

表 JA.7−すみ肉溶接試験の要求事項

溶接姿勢

の記号

被覆剤の

種別の記号

試験する

溶接姿勢

mm

理論のど厚

mm

脚長差

mm

膨らみ

mm

1

又は 2 R 又は B PB

6.0  5.0

以上 2.0 以下 3.0 以下

1

又は 2

R

B

PF 4.0

4.5

以下

5.5

以下

規定なし 2.0 以下

1

又は 2

R

B

PD 4.0

4.5

以下

5.5

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.5

以下

3.0

以下

3 R

又は B PB

6.0  5.0

以上 2.0 以下 3.0 以下

4 R

又は B

要求なし

要求なし

規定なし

規定なし

規定なし

5

R

B

PB

6.0

5.0

4.5

以上 1.5 以下 2.5 以下

5

R

B

PD 4.0

4.5

以下

5.5

以下

1.5

以下

2.0

以下

2.5

以下

3.0

以下

5 R

又は B PG

5.0  5.0

以上

規定なし 1.5 以下

a)

a)

へこみの値

JA.8 

再試験 

いずれかの試験で不合格であった場合には,倍数の試験を行い,いずれの結果も規定を満足していなけ

ればならない。再試験のための試験片は,試験材の残材から採取してもよいし,新たな試験材から採取し

てもよい。

化学成分の場合は,不合格となった元素だけが規定に適合すればよい。再試験の全ての結果が規定に適


18

Z 3221

:2013

合しない場合は,規格に適合するとはみなされない。

試験片の作製から試験の実施を通して正規の手続きがなされていない試験は,試験の結果いかんにかか

わらず無効とされる。この場合の再試験は,正規の手続きに従って繰り返さなければならず,正規の手続

きがとられていない試験には,倍数試験の要求は適用しない。

JA.9 

技術的受渡条件 

製品の受渡条件は,ISO 544 及び ISO 14344 による。

JA.10 

分類記号の例 

被覆アーク溶接によって,

表 JA.1 に示す 19 12 2 の溶着金属が得られる溶接棒で,被覆剤の種類がルチ

ールベース(R)

,交流又は直流で心線に対する溶着効率 120 %(3)で,下向の突合せ及び下向のすみ肉溶

接(4)が行える溶接棒は,次のように呼ぶ。

被覆アーク溶接棒

ISO 3581-A

E 19 12 2 R 3 4

必須部分

ISO 3581-A

E 19 12 2 R

ここで

ISO 3581-A

:規格番号

E

:被覆アーク溶接棒

19 12 2

:溶着金属の化学成分

R

:被覆剤の種別

3

:心線に対する溶着効率及び電流の種類

4

:溶接姿勢


19

Z 3221

:2013

附属書 JB

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS Z 3221:2013

  ステンレス鋼被覆アーク溶接棒 ISO 

3581:2003

  Welding consumables − Covered electrodes for manual metal arc

welding of stainless and heat-resisting steels

−Classification 

(I)JIS の規定

(II)

国際
規格
番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

1

選択

JIS

は,システム B を規定。

対応国際規格では,System A,B
いずれかを使用できるとあり,B

を規定し,A を参考とした。

3

用語及び定

追加

JIS

では,定義を追加。

技術的差異はない。

5

品質

5.2

溶 着 金 属

の化学成分

溶 着 金 属 の 化 学 成

分を規定。

4.2

溶 着

金 属 の 化
学成分

追加

ISO

規格にはない 308N2,308MoJ,

329J1

,329J4L を追加規定した。

ISO

へ追加提案する。

5.3

溶 着 金 属

の機械的性質

溶 着 金 属 の 機 械 的

性質を規定。

追加

ISO

規格にはない 308N2,308MoJ,

329J1

,329J4L を追加規定した。

ISO

へ追加提案する。

5.4

溶 接 姿 勢

の適用性

適 用 で き る 溶 接 姿
勢を規定。

 4.5

溶接姿

追加

ISO

規格にはない棒径 2.6 mm 表記を

追加規定した。実質的には 2.5 mm と

同じである。

日本市場のサイズ表記を追記し
た。

6

試験

6.1

試験一般

6.1.1

試験板

分析試験,引張試験
及 び す み 肉 溶 接 試
験の試験板を規定。

すみ肉溶接試験に使
用する試験板の種類
を規定していない。

追加

すみ肉溶接試験に使用する試験板の
種類を規定した。

ISO

へ提案する。

6.1.2

試 験 板

のバタリング

一致

19

Z 3

221


20
13


20

Z 3221

:2013

(I)JIS の規定

(II) 
国際
規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

6.1.3

溶 接 条

追加

溶接電流以外の溶接条件は,通常,

製造業者が定める標準条件と規定し
た。

6.2

溶 着 金 属

の分析試験

5

化 学 成

分分析

試験溶接棒及び要求
される試験の種類を
規定。

追加

JIS

では全ての径に対して分析試験

を行うと規定した。

ISO

へ提案する。

7

製品の呼び

製 品 の 呼 び 方 は 種
類,径及び長さで表

 10

分 類

記号の例

種類で表示

追加

JIS

では,径及び長さを追加した。

ISO

へ提案する。

8

表示

8.1

製 品 の 表

製品の表示を規定

 9

技 術 的

受渡条件

追加

JIS

では溶接棒の端面,又は端面及

び側面に彩色表示を行うか,又はつ
かみ部近傍の被覆に曲面印刷を行う
と規定した。

ISO

へ提案する。

附属書 JA 
(参考)

ISO 3581 System A

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3581:2003,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  一致  技術的差異がない。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  選択  国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。

20

Z 3

221


20
13