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解説付表1 整合化原案JISと対応する国際規格との対比表 

JIS番号−年号−名編 JIS Z 3137 : 1999 抵抗スポット及びプロジェク

ション溶接継手の十字引張試験に対する試
験片寸法及び試験方法 

ISO番号−年号−名編 ISO/DIS 14272 : 1994 Specimen dimensions and procedure for cross tension testing 

resistance spot and embossed projection welds 

対比項目 

 
規定項目 

JISの規定内容 

ISOの規定内容 

JISとISOとの相違点 

JISとISOとの整合が困

難な理由 

JISとISOの整合に

関する今後の方
針 

(1) 適用範囲 

金属の抵抗スポット及びプロジェ
クション溶接継手について,板厚
が0.5〜5.0mmで任意の溶接径を
もつ試験片の形状寸法並びに試験
方法を規定。 

金属の抵抗スポット及びプロジェ
クション溶接継手について,板厚が
0.5〜5.0mmで最大5√t(t:板厚)
の溶接径をもつ試験片の形状寸法
並びに試験方法の規定。 

ADP 溶接径についてISOでは,最

大5√tとしていること。 

日本では,5√t以上の溶
接径をもつ溶接継手も
使用されているので,任
意の溶接径をもつ試験
片とした。 

(2) 用語 

(1) 十字引張力(十字引張荷重) 
(2) 溶接径 

溶接径については,JIS Z 

3136の場合と同様,破壊形態
と溶接径を図(図1)を付け
加えている。十字引張試験に
特有の破壊形態も加えてい
る。 

(1) 十字引張力 
(2) 溶接径 

= 溶接径を測定する図の有無。  

1997年7月開催のⅡ
W No.Ⅲ委員会で溶
接径の測定図につい
て討議することにな
っているので,その
結果に従って,JIS原
案の図を更に修正す
ることもあり得る。 

(3) 試験片形

状・寸法及び
誤差 

図2に規定。 

図2に規定。 

= 整合している。 

(4) 試験片の作

成 

適当なジグの使用などを規定。 

ジグの例を図示。 

= 特になし。 

(5) 試験片の個

数 

11個。ただし,せん断力や溶接径
の標準偏差を必要としない場合
は,受渡当事者間の協定によって
減少できるとした。 

11個 

= ISOには標準偏差を必要とし

ない場合の,ただし書がないこ
と。 

CEN/TC121/SC4/WG
2

prEN 

ISO 

15614-12についての
討議において,日本
側提案によってJIS
どおり決定。今後,
ISOが改訂されるも
のと考える。 

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解説付表1 整合化原案JISと対応する国際規格との対比表(続き) 

JIS番号−年号−名編 JIS Z 3137 : 1999 抵抗スポット及びプロジェク

ション溶接継手の十字引張試験に対する試
験片寸法及び試験方法 

ISO番号−年号−名編 ISO/DIS 14272 : 1994 Specimen dimensions and procedure for cross tension testing resistance 

spot and embossed projection welds 

対比項目 

 
規定項目 

JISの規定内容 

ISOの規定内容 

JISとISOとの相違点 

JISとISOとの整合が困

難な理由 

JISとISOの整合に

関する今後の方
針 

(6) 試験装置及

び試験方法 

(1) JIS Z 2241に規定された装置

及び方法によることを規定。 

(2) 引張試験用ジグの形状・寸法

を図示。 

締付けボルトの呼び径を

M12,14,16,18のいずれか
によるとした。 

(1) ISO R147に規定する装置及び

方法によることを規定。 

(2) ジグの締付けボルトの呼び径

を,M12と規定。 

ADP ボルト穴径は同じ20 mmであ

るが,JISの締付けボルトの呼
び径は,ISOのものを含んでも
っと呼び径の大きなものも使用
できるとした。 

試験結果のばらつきを
少なくするためには,
JISの規定による方が望
ましいため。 

今後,ISOに改訂を
提案する。 

(7) 記録 

10項目の記録と受渡当事者間の
協定による省略を規定。 

最低7項目を,記録することを規
定。 

=  

(8) 参考 

(1) 選定した溶接条件により所定

の溶接部が形成されるかどう
かの確認。 

(2) 荷重−のび曲線の記録。 

荷重−のび曲線の記録と,その例
を図示している。 

=  

  

  

  

備考 対比項目の小欄で,“=”は,JISと国際規格との技術的内容の整合性評価を示す。 

ADPは,国際規格を採用。