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日本工業規格

JIS

 Z

3128

-1996

溶接継手の衝撃試験方法

Method of Impact test for Welded Joint

序文  この規格は,1995 年に第 1 版として発行された ISO 9956-3 (Specification and approval of welding

procedure for metallic materials

−Part 3: Welding procedure tests for the arc welding of steels) の 7.4.4 Impact

testing

を元に作成した日本工業規格であるが,以下の規定内容を除いて,技術的内容を変更することなく

作成している。

なお,この規格で下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。

[規定内容の相違点の概要]

原国際規格では,試験片の寸法及び試験方法については,ISO 9016 (Welding−Welded joints in metallic

materials

−Specimen location and notch orientation for impact tests)  によると規定されているが,ISO 9016 は未

発行であるため,この規格では我が国の実状に合わせて規定した。

1.

適用範囲  この規格は,主として鋼材の突合せ溶接継手の衝撃試験方法について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS Z 2202

  金属材料衝撃試験片

JIS Z 2242

  金属材料衝撃試験方法

2.

試験片  試験片は,JIS Z 2202 に規定する 4 号試験片とするが,採取できない場合には,サブサイズ

試験片とする。

3.

試験片の採取(図 1,図 及び図 参照)

3.1

試験片の位置及び方向  試験片の位置及び方向は,次による。

(1)

試験片は鋼材の表面下 1∼2mm の深さに位置するようにする。

鋼材の厚さが 28mm を超える場合には,更に,鋼材の表面から鋼材の厚さの

4

1

の深さに位置するよ

うに試験片を採取してもよい。

(2)

鋼材の厚さが 50mm を超える場合には,更に,厚さの中心又はその付近のルート部から試験片を採取

する。

(3)

試験片の長軸の方向は,溶接線に直角とする。


2

Z 3128-1996

図 1  切欠きの位置と方向(表面下 12mm の場合)

図 2  切欠きの位置と方向(鋼材の厚さの

4

1

の場合)

図 3  切欠きの位置と方向(鋼材の厚さの中心の場合)

3.2

切欠きの位置,方向及び試験片の個数  切欠きの位置,方向及び試験片の個数は,次による。

(1)

切欠きの位置は,溶接金属の中央及びボンド部から 1∼2mm の熱影響部の計 2 か所とする。

なお,必要に応じて,ボンド部を追加し,計 3 か所としてもよい。

(2)

切欠きの長手方向は,溶接継手の表面に直角とする。

(3)

切欠きの位置が,溶接金属中央の試験片を VWT(V:シャルピーV 切欠き,W:溶接金属切欠き,T:

厚さ方向切欠き)

,ボンド部から 1∼2mm の熱影響部の試験片を VHT(V:シャルピーV 切欠き,H:

熱影響部切欠き,T:厚さ方向切欠き)

,ボンド部の試験片を VBT(V:シャルピーV 切欠き,B:ボ

ンド部切欠き,T:厚さ方向切欠き)と表示する。

(4)

試験片の個数は,各厚さ位置ごと各切欠き位置ごとに,3 個ずつ採取し,1 組の試験片とする。


3

Z 3128-1996

4.

試験方法  試験方法は,JIS Z 2242 による。

5.

記録  試験を行った後,次の事項について記録する。

(1)

鋼材の種類及び寸法

(2)

開先の種類及び寸法

(3)

溶接方法,溶接材料及び溶接条件

(4)

溶接後の熱処理

(5)

試験片採取位置

(6)

試験温度,吸収エネルギー

溶接継手の衝撃試験方法改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

稲  垣  道  夫

財団法人日本溶接技術センター

冨  田  眞  巳

財団法人溶接接合工学振興会

秋  山      元

財団法人日本海事協会

青  柳  桂  一

通商産業省基礎産業局製鉄課

天  野      徹

工業技術院標準部材料規格課

中  沢  昌  光

財団法人建材試験センター

中  西  保  正

石川島播磨重工業株式会社

原      泰  弘

新潟工事株式会社

山  本  栄  一

千代田化工建設株式会社

松  本  正  巳

株式会社巴技研

平  井  征  夫

川崎製鉄株式会社

塩  飽  豊  明

株式会社神戸製鋼所

渡  辺  祐  一

住友金属工業株式会社

谷      三  郎

日本鋼管株式会社

田  原  隆  康

株式会社日本製鋼所

(幹事)

田  中  淳  夫

新日本製鐵株式会社

(事務局)

嵯  峨      敬

社団法人日本溶接協会

JIS

国際整合化特別推進委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

西  口  公  之

阿南工業高等専門学校

野  本  敏  治

東京大学工学部

堀  川  浩  甫

大阪大学接合科学研究所

稲  垣  道  夫

財団法人日本溶接技術センター

小見山  輝  彦

日本鋼管工事株式会社技術開発センター

菅  谷  裕  司

株式会社神戸製鋼所溶接事業部

濱  坂      隆

工業技術院標準部

佐々木  武  志

日鐵テクノリサーチ株式会社 NDI

伊  藤      均

社団法人日本チタン協会

大  屋  武  夫

ステンレス協会

堀  田  東  男

社団法人軽金属溶接構造協会

平  山  一  男

大阪産業大学工学部

菊  池  晋  一

株式会社オリエンテック

加  藤  和  彦

社団法人日本非破壊検査協会

桑  名      武

東北大学工学部

和  田      豊

日鐵溶接工業株式会社

大  嶋  健  司

埼玉大学工学部


4

Z 3128-1996

氏名

所属

古  谷  健  吾

松下産業機器株式会社

中  根      豊

大阪電気株式会社

有  賀      正

東海大学工学部

柏  木  孝  三

田中貴金属工業株式会社

林      慎  也

運輸省船舶技術研究所

中  野  悦  男

小池酸素工業株式会社

竹  本      正

大阪大学接合科学研究所

青  野      進

冨  田  康  光

大阪大学工学部

夏  目  光  尋

横河工事株式会社

冨  田  眞  巳

財団法人溶接接合工学振興会

田  中  政  直

佐  藤  次  彦

大阪工業大学名誉教授

大  岡  紀  一

日本原子力研究所大洗研究所

田  中  淳  夫

新日本製鐵株式会社厚板営業部