>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

Z 2512

:2012

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

1A

  引用規格  

1

1B

  用語及び定義  

1

2

  原理 

1

3

  記号及び定義  

2

4

  装置 

2

4.1

  天びん  

2

4.2

  目盛付きのガラス製容器又は透明な樹脂製容器  

2

4.3

  タッピング装置  

2

5

  試料採取  

4

6

  測定方法  

4

7

  結果の表示  

4

8

  報告 

5

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

6


Z 2512

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本粉末冶金工業

会(JPMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 2512:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

2512

:2012

金属粉−タップ密度測定方法

Metallic powders-Determination of tap density

序文 

この規格は,2011 年に第 4 版として発行された ISO 3953 を基とし,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない事項である。変更の一覧表にそ

の説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,タップ密度(定められた条件下で容器をタップして得られる粉末の密度)を測定する方法

について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3953:2011

,Metallic powders−Determination of tap density(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

1A 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 2500

  粉末や(冶)金用語

JIS Z 8401

  数値の丸め方

1B 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2500 による。

原理 

容器内に規定量の粉末を入れ,タッピング装置を用い,粉末の体積がそれ以上減少しないところまでタ

ップする。粉末の質量をタップ後の粉末体積で除し,タップ密度とする。


2

Z 2512

:2012

記号及び定義 

この規格で用いる記号及び定義は,

表 による。

表 1−記号及び定義 

記号

定義

単位

ρ

t

タップ密度 g/cm

3

粉末の質量 g

タップ後の粉末体積 cm

3

装置 

4.1 

天びん  0.1 g 単位の質量が正確にはかりとれ,かつ,表 に規定する質量の試料をはかりとれるも

のを用いる。

4.2 

目盛付きのガラス製容器又は透明な樹脂製容器  目盛付きのガラス製容器又は透明な樹脂製容器

(以下,測定容器という。

)は,100 cm

3

の容量まで 1 cm

3

ごとに目盛が付き,目盛の付いている部分の高

さが約 175 mm のもので,かつ±0.5 cm

3

で体積が読み取れるもの,又は 25 cm

3

の容量まで 0.2 cm

3

ごとに

目盛が付き,目盛の付いている部分の高さが約 135 mm のものとする。25 cm

3

の測定容器は,4 g/cm

3

を超

える見掛密度の粉末,特に高融点の金属粉末に使用するべきであるが,低見掛密度の粉末にも使用しても

よい。

4.3 

タッピング装置  固い台の上で,測定容器をタップすることができ,粉末の表面層を水平な状態に

保ったままタップすることができるもの。

タップストロークを 3 mm,

タップ回数を 1 分間に 100∼300 回,

それぞれ設定できなければならない。

図 にタッピング装置の例を示す。


3

Z 2512

:2012

図 1−タッピング装置の例 


4

Z 2512

:2012

試料採取 

試料の採取は,次による。

a)

各測定で用いる粉末の質量は,

表 を満たすものでなければならない。

表 2−測定容器の容積及び試料の質量 

見掛密度

g/cm

3

測定容器の容積

cm

3

試料の質量

g

1

以上  4 以下

100

100

±0.5

  1

未満 50±0.2

7

を超え

25

100

±0.5

2

を超え  7 以下 50±0.2

 0.8

以上  2 以下 20±0.1

0.8

未満 10±0.1

b)

通常,粉末の質量は,受け入れたままの状態で測定を行う。粉末を乾燥して用いる場合,酸化しやす

い粉末については,真空中又は不活性ガス中で乾燥を行う。

なお,粉末が揮発性物質を含む場合は,乾燥してはならない。

c)

可能な限り,測定は,三つの試料について行う。

測定方法 

測定方法は,次による。

a)  4.2

に規定する測定容器の内壁は,適切な洗浄ブラシを用いて洗浄する。必要があれば,アセトンのよ

うな溶剤で洗浄してもよい。溶剤を用いて洗浄した場合は,使用前に測定容器を完全に乾燥する。

b)

表 に規定する試料を,4.1 に規定する天びんを用いて 0.1 g の単位ではかりとる。

c)

はかりとった試料を測定容器に入れ,試料の表層部が水平になるようにする。試料を入れた測定容器

をタッピング装置に取り付ける。測定容器の試料の体積がそれ以上減少しないところまでタップを行

う。

注記  実用的には,試料の体積がこれ以上減少しない最小減のタップ回数 N をあらかじめ決定して

おき,同種類の試料についての測定の場合,タップ回数は 2N 回とする。ただし,経験によ

って N 回未満の特定のタップ回数で満足のいく結果が得られると立証されている場合は,こ

の限りではない。高融点金属の微粉末の場合は,3 000 回のタップを行えば満足のいく結果が

得られることが知られている。

d)

タップが終了したとき,試料の表層部が水平であれば,直接,測定容器の目盛で体積を読み取る。試

料の表層部が水平でない場合は,一番高い所と一番低い所の目盛を読み取り,平均値をタップ後体積

とする。最終的なタップ後の粉末の体積は,容積 100 cm

3

の測定容器を使用した場合は,0.5 cm

3

単位

とし,25 cm

3

の測定容器を使用した場合は 0.2 cm

3

単位に丸める。

結果の表示 

タップ密度 ρ

t

は,次の式によって算出する。

V

m

ρ 

t


5

Z 2512

:2012

ここに,及び は,

表 による。

試料数のタップ密度の算術平均を,小数点以下 2 桁を JIS Z 8401 の規則 B によって,小数点以下 1 桁に

丸める。

報告 

報告には,次の情報を含める。

a)

この規格に従って測定を実施した旨の記述:

例  JIS Z 2512

b)

試料の特定に必要な全ての詳細事項

c)

試料を乾燥した場合は,乾燥方法

d)

測定容器の容積及び試料の質量

e)

タップ密度の測定結果

f)

この規格に規定又は記載されていない全ての操作,又は任意に付加した操作

g)

測定結果に影響を及ぼす可能性のある要因(例えば,測定時の温度,湿度)の詳細


6

Z 2512

:2012

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS Z 2512:2012

  金属粉−タップ密度測定方法

ISO 3953:2011

  Metallic powders−Determination of tap density

(I)JIS

の規定 (II)

国際規格
番号

(III)

国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

1

適 用 範

1

一致

1A

引 用

規格

1B

用 語

及び定義

JIS Z 2500

で定義し

て い る 用 語 を 用 い

ることを記載。

追加

JIS

は,JIS Z 2500 を追加。

実質的な差異はない。

2

原理

2

一致

3

記 号 及

び定義

3

一致

4

装置

使 用 す る 容 器 の 材

質を追加。

 4

目盛付きガラス製容器

変更

JIS

は,国内において使用頻度

が多い樹脂製容器を追加。

ISO

への提案を検討する。

変更

容器の記載を“測定容器”と略

称で記載。 

5

試 料 採

試料採取を規定。

5

変更 5.1∼5.3 を箇条 5 の a)∼c)に変

更した。容器の記載を“測定容
器”と略称で記載。

6

測 定 方

測定方法を規定。

6

変更 6.1∼6.4 を箇条 6 の a)∼d)に変

更した。容器の記載を“測定容
器”と略称で記載。

6

Z 2

512


20
12


7

Z 2512

:2012

(I)JIS

の規定 (II)

国際規格
番号

(III)

国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

箇 条 番 号
及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

7

結 果 の

表示

結果を JIS Z 8401 

規則 B によって丸
めて報告。

 7

結果が 4 g/cm

3

以下の場

合は,結果を 0.1 g/cm

3

位,4 g/cm

3

以上の場合は,

0.2 g/cm

3

単位とする。

変更

JIS

は,測定値を JIS Z 8401 

規則 B によって丸めることを
追加。

ISO

への提案を検討する。

8

報告

報 告 に 記 載 す る 情
報を規定。

 8

タ ッ プ 方 法 を 報 告 と す
る。

変更

削除

容器の記載を“測定容器”と略
称で記載。

タップ方法の種類がないため
削除した。 
実質的な差異はない。

ISO

への提案を検討する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3953:2011,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

7

Z 2

512


20
12