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Z 2504

:2012

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

2A

  用語及び定義  

1

3

  原理 

1

4

  記号及び定義  

2

5

  装置 

2

6

  試料採取  

3

7

  測定方法  

4

8

  結果の表示  

4

9

  精度 

4

9.1

  繰返し精度  

4

9.2

  再現性  

4

10

  報告  

4

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

6


Z 2504

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本粉末冶金工業

会(JPMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 2504:2000 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願又は実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

2504

:2012

金属粉−見掛密度測定方法

Metallic powders-Determination of apparent density

序文 

この規格は,2008 年に第 3 版として発行された ISO 3923-1 を基とし,我が国で使用実績のないスコッ

ト容積計を削除するなど技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,金属粉の見掛密度を測定する漏斗法について規定する。

この方法は,直径 2.5 mm のオリフィスから自然に流れ出す金属粉に適用する。ただし,直径 2.5 mm の

オリフィスから流れ出ない場合は,直径 5 mm のオリフィスを用いる。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3923-1:2008

,Metallic powders−Determination of apparent density−Part 1: Funnel method

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格はその最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 2500

  粉末や(冶)金用語

JIS Z 8401

  数値の丸め方

2A 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2500 による。

原理 

容積の分かっているコップに自然充塡の状態で正確に満たした粉末の質量を測定する。自然充塡の状態

は,コップの上端から規定距離にある漏斗を用いてコップに粉末を流し込むことで得られる。

質量と容積との比を見掛密度とする。


2

Z 2504

:2012

記号及び定義 

この規格で用いる記号及び定義を

表 に示す。

表 1−記号及び定義 

記号

定義

単位

ρ

ac

漏斗法によって得られた見掛密度 g/cm

3

粉末の質量 g

コップの容積 cm

3

装置 

5.1

漏斗  孔径 2.5 mm 及び 5 mm のオリフィスをもつものとする(図 及び図 参照)。

5.2

円筒形コップ  常温(5∼35  ℃)で内径 28±0.5 mm,容積 25±0.03 cm

3

のものとし,同じ容積であ

れば内径 30±1 mm のコップを用いることができる。また,新たにコップを製作する場合には,内径を 28

±0.5 mm とすることが望ましい。

漏斗及びコップは非磁性,耐食性で,かつ,変形及び過度の摩耗に耐える十分な壁厚と硬さをもつ金属

材料でつくられているものでなければならない。

漏斗の内径表面は,研磨仕上げしなければならない。

コップの内側表面は,研磨仕上げすることが望ましい。

5.3

天びん  十分な測定容量をもち,試料を±0.01 g の精度で測定できるものとする。

5.4

支持台及び水平方向に自由に動かせる漏斗支持器  漏斗及びコップを支持するためのもので,コッ

プと同軸で,かつ,コップの上面と漏斗のオリフィスとの距離を 25 mm に支持できるものとする(

図 

照)

単位  mm

a)

  単位は,μm である。 

b)

  値は,規格値とする。

c)

  D=2.5

2

.

0
0

図 1−漏斗(孔径 2.5 mm 


3

Z 2504

:2012

単位  mm

a)

  単位は,μm である。 

b)

  値は,規格値とする。

c)

  D=5.0

2

.

0
0

図 2−漏斗(孔径 5 mm 

単位  mm

a)

  同じ容積であれば,内径 30 mm±1 mm コップを用いることができる(5.2 参照)。

図 3−漏斗,コップ及びスタンドの配置 

試料採取 

試料採取は,次による。

a)

三つの測定試料を測定するため,試料は少なくとも 100 cm

3

以上とする。

b)

一般に粉末は受け入れたままの状態で測定を行う。

特別な場合には,受渡当事者間の協定によって粉末を乾燥してもよい。粉末が酸化されやすい場合


4

Z 2504

:2012

には乾燥は真空中又は不活性ガス中で行う。

なお,粉末に揮発性物質が含まれている場合には,乾燥してはならない。

注記  乾燥は,粉末を乾燥器に入れ,110  ℃で 30 分保持し,その後デシケータ中で室温まで冷却す

るとよい。試料の取出しは測定の直前とする。

測定方法 

測定方法は,次による。

a) 2.5

mm のオリフィスをもつ漏斗に,測定試料を流し込み,直接コップに流し込む。測定試料がコップ

に満たされ,あふれ始めたら,直ちに測定試料の流入をやめ,粉末を圧縮したり,コップを揺すった

り振動させたりしないように注意し,コップの上に盛り上がった粉末を非磁性材料でできた水平なへ

らを用いてコップの上端に沿って 1 回の操作で平らにかき取る。

b)

測定試料がこの漏斗で流れにくい場合には,直径 5 mm のオリフィスをもつ漏斗を使用する。試料が

流れにくい場合は,直径 1 mm の針金で漏斗の上部から軽く 1 回つついて流出させてもよい。このと

き,針金はコップに入れてはならない。

c)

測定試料を平らにした後,移動時にこぼれないようにコップの側面を軽くたたいて安定させ,コップ

の外側に付着した粉末を除去する。

d)

コップ内の粉末の質量を,0.01 g の精度でひょう量する。

e)

測定は,三つの測定試料の各々について行う。

結果の表示 

見掛密度は,次の式によって算出する。

25

ac

m

V

m

ρ

三つの測定値の算術平均を,JIS Z 8401 の規則 B によって,0.01 g/cm

3

に丸めて報告する。もし,三つ

のばらつきが平均値の 1 %を超えたときは,最高値及び最低値も報告する。

精度 

9.1 

繰返し精度 

同じ試料,測定者,装置の繰返し測定において 95 %の信頼レベルで,見掛密度が 0.03 g/cm

3

以上異なっ

た場合は,精度の信頼性を確認することが望ましい。

9.2 

再現性 

異なる二つの測定場所の測定結果において 95 %の信頼レベルで,見掛密度が 0.05 g/cm

3

以上異なった場

合は,精度の信頼性を確認することが望ましい。

10 

報告 

報告には,次の情報を含める。

a)

この規格に従って測定を実施した旨の記述:

例  JIS Z 2504

b)

試料の特定に必要な全ての詳細事項

c)

試料を乾燥した場合は,乾燥方法

d)

使用したオリフィスの直径及び針金使用の有無


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Z 2504

:2012

e)

見掛密度の測定結果

f)

この規格に規定又は記載されていない全ての操作又は任意に付加した操作法

g)

測定結果に影響を及ぼす可能性のある要因の詳細

注記  測定環境(温度及び湿度)についても,記載するのがよい。


6

Z 2504

:2012

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS Z 2504:2012

  金属粉−見掛密度測定方法

ISO 3923-1:2008

  Metallic powders−Determination of apparent density−Part 1:

Funnel method

(I)JIS の規定 (II)

国際規格
番号

(III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇 条 番 号
及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

1  適 用 範

漏 斗 法 に つ い て 規
定。

 1 漏斗法で測定不可の場合

の適用規格を規定。

削除

国内において使用実績のない
スコット容積計を削除。

2  引 用 規

2A  用 語
及び定義

JIS Z 2500

で定義し

て い る 用 語 を 用 い
ることを記載。

追加

JIS

は,JIS Z 2500 を追加。

実質的な差異はない。

3  原理

3

一致

4  記 号 及
び定義

ISO

規格に規定され

て い る 金 属 粉 の 見
掛密度(一般用語)
を除外して記載。

 4 金属粉の見掛密度(一般

用語)として規定。

削除

規格内で使用されていない記

号及び定義を削除。

ISO

への提案を検討する。

5  装置

円 筒 形 コ ッ プ の 使
用温度を規定。

 5

追加

JIS

は,使用温度として常温(5

∼35  ℃)を追加。 
実質的な差異はない。

ISO

への提案を検討する。

6  試 料 採

試料採取を規定。

6

試料採取を細分箇条とし
て規定。

変更 
 
追加

6.1∼6.2 を箇条 6 の a)∼b)に変
更した。

JIS

は,推奨される乾燥,冷却

方法を注記として記載。 
実質的な差異はない。

− 

ISO

への提案を検討する。

6

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Z 2504

:2012

(I)JIS の規定 (II)

国際規格
番号

(III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇 条 番 号
及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

7  測 定 方

測定方法を規定。

7

測定方法を細分箇条とし

て規定。

変更 7.1∼7.5 を箇条 7 の a)∼e)に変

更した。 
実質的な差異はない。

8  結 果 の
表示

結果を JIS Z 8401 
規則 B によって 0.01 
g/cm

3

に 丸 め て 報

告。

 8 結果を 0.01 g/cm

3

に丸め

て報告。

追加

JIS

は,測定値を JIS Z 8401 

規則 B によって丸めることを
追加。

実質的な差異はない。

9  精度

9

一致

10  報告

報 告 に 記 載 す る 情
報を規定。

 10

報告に記載する情報を規
定。

追加

JIS

は,報告の明確化のため,

測定環境の記載を追加。 
実質的な差異はない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3923-1:2008,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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